JP2002307509A - 射出成形機の制御装置 - Google Patents

射出成形機の制御装置

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JP2002307509A JP2001120052A JP2001120052A JP2002307509A JP 2002307509 A JP2002307509 A JP 2002307509A JP 2001120052 A JP2001120052 A JP 2001120052A JP 2001120052 A JP2001120052 A JP 2001120052A JP 2002307509 A JP2002307509 A JP 2002307509A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定部品の制御位置設定を極めて容易かつ正
確に行う。 【解決手段】 オペレータが、動作モード設定手段Aで
動作モード(型締モード、型開モード等)を設定する。
次いで、手動送り手段Cを操作し駆動手段Bを動作させ
て可動盤、エジェクタ等の所定部品を移動させて所定の
動作例えば型締動作を行なわせる。そして、所定部品を
適宜位置まで移動させたとき、その位置を制御切換位置
に設定しようとするときには、オペレータが位置データ
取り込み手段Fを操作する。すると、位置検出手段Dで
検出された所定部品の位置データが制御手段を介して記
憶手段Eに記憶される。このように所定部品の制御切換
位置を設定するにあたり、テンキーやデジタルスイッチ
等を用いることなく、単に、位置データ取り込み手段を
操作するだけでその設定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形機の制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている射出成形機では、可
動盤を移動させて金型の型締めや型開きを行う際、可動
盤の移動速度は一定ではなく、複数の速度で行われてい
る。例えば、型締めの場合であれば、最初は遅く、その
後、徐々に速度を増し、型締め終了間際で再び速度を遅
くするように可動盤を移動させている。このように可動
盤を細かく速度制御するのは、可動盤の移動時間を短く
して生産効率を上げるとともに、金型どうしの接触時の
衝撃力を弱めて金型の長寿命化を図ったり、金型どうし
の間に異物を挟み込んだ場合に金型が損傷されるのを避
けるためである。
【0003】ところで、従来、射出成形機の型締時の可
動盤の複数の移動速度とその速度切換位置の設定は、操
作パネル等に設けられたテンキーやデジタルスイッチを
用いて、オペレータがその数値を直接入力することによ
り行っていた。例えば、型締時の可動盤の速度切換位置
の設定は、射出成形機に型締め動作を手動操作により低
速で行わせ、速度切換位置と思われるところで型締め動
作を一旦停止させ、そのときの可動盤の位置をオペレー
タが表示部から目視により読み取り、その値をテンキー
やデジタルスイッチによって入力することにより行って
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の射出成形機の位置設定方法であると、オ
ペレータが表示部で表されている数値を読み取ってそれ
をテンキー等で入力するのであるから、読取時と入力時
と2箇所で人の動作が入ることとなり、誤入力が生じる
のを避けられない。また、テンキー等の入力はワンタッ
チで行うわけにはいかず煩わしい。さらに、デジタルス
イッチでの入力の場合、桁をまたがる設定に対して複雑
な操作が必要となり、さらに煩わしさが増す等の問題が
あった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、所定部品の位置設定を極
めて容易かつ正確に行える射出成形機の制御装置を提供
するを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の少なくとも一つの
目的を達成するために、請求項1記載の発明では、図1
に示すように、動作モード設定手段Aと、該動作モード
設定手段Aで設定された動作を所定部品(例えば、可動
盤や射出スクリュー)を移動させることにより行わせる
駆動手段Bと、該駆動手段Bを手動で操作する手動送り
手段Cと、前記駆動手段Bで移動される前記所定部品の
位置を検出する位置検出手段Dと、該位置検出手段Dで
検出された前記所定部品の位置データを記憶する記憶手
段Eと、該記憶手段Eに前記位置データを記憶させるタ
イミングを与える位置データ取り込み手段Fと、前記動
作モード設定手段Aで所定の動作モードが設定され、前
記手動送り手段Cの操作に基づき前記駆動手段Bが作動
して前記所定部品を移動させて、前記位置データ取り込
み手段Fが操作された際に、前記位置検出手段Dで検出
された前記所定部品の位置データを前記記憶手段Eに記
憶させる制御手段Gと、を備えることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
射出成形機の制御装置において、制御手段Gには、位置
データ取り込み手段Fが操作された際に、位置検出手段
Dで検出された所定部品の位置データを記憶手段Eに記
憶させるかどうか、その位置データの値から判定する判
定手段Hを備えていることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の射出成形機の制御装置において、記憶手段Eに
は位置検出手段Dで検出された所定部品の位置データを
記憶する記憶箇所Ea,…Enが予め複数設けられ、該
複数の記憶箇所Ea,…Enにそれぞれ対応するよう、
位置データ取り込み手段Fには位置データ取り込み部F
a,…Fnが複数設けられていることを特徴とする。
【0009】本願発明では、オペレータが、動作モード
設定手段Aで所定の動作モード(射出モード、型締モー
ド、型開モード等)を設定する。次いで、手動送り手段
Cを操作し駆動手段Bを動作させて可動盤、エジェクタ
等の所定部品を移動させて所定の動作を制御手段Gを介
して行なわせる。そして、前記所定部品を適宜位置まで
移動させたとき、その位置を制御切換位置として設定す
るときには、オペレータが位置データ取り込み手段Fを
操作する。すると、位置検出手段Dで検出された所定部
品の位置データが制御手段Gを介して記憶手段Eに取り
込まれてそこに記憶される。
【0010】このような制御装置であると、所定部品に
ついて制御切換位置を設定するにあたり、テンキーやデ
ジタルスイッチ等を用いることなく、単に、位置データ
取り込み手段を操作するだけで設定することができる。
このように、きわめて簡単な操作によって制御位置入力
が行える。また、オペレータが可動盤やエジェクタの位
置を表示部から読み取ったりその値をテンキー等で入力
する必要がないので、その分、誤入力が生じるのを防止
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に参照して説明する。図2は本発明に係る射出成形
機の制御装置の実施の形態を示す。図2において符号1
は電動式射出成形機で、固定盤2と可動盤3との間に金
型2a,3aを型締めする型締装置4と、型締装置4に
よって型締めされた金型2a,3aに溶融樹脂を射出す
る射出装置5とを備えている。
【0012】可動盤3には図示しないトグル機構が連結
され、該トグル機構の型締軸には可動盤3を固定盤2に
対して接近・離間する方向へ移動させる可動盤移動用の
電動サーボモータ6が連結されている。また、可動盤3
には、金型2a,3a内で成形された製品を突き出すた
めのエジェクタ7が軸方向へ移動可能に設けられ、該エ
ジェクタ7には該エジェクタ7を移動させる電動サーボ
モータ8が連結されている。
【0013】また、前記射出装置5は、先端に射出ノズ
ル9aを有し後端側にホッパ9bを有する加熱筒9を備
えており、該加熱筒9の内部には射出スクリュ10が、
その軸回りに回転自在に、かつ軸方向へ移動自在に挿入
されている。そして、射出スクリュ10には、図示しな
い回転伝動機構を介して射出スクリュ10を回転させる
スクリュ回転用の電動サーボモータ11が連結されると
共に、図示しない回転伝達機構と直線運動機構とを介し
て射出スクリュ10を軸方向に移動させる射出用の電動
サーボモータ12が連結されている。
【0014】13は、射出成形機1の全体の動作を制御
するメインコントローラで、機械操作パネル14とタッ
チパネル付き表示部15から入力された操作指令に基づ
いて動作し、型締軸移動用のサーボアンプ16、エジェ
クタ移動用のサーボアンプ17、スクリュ軸回転用のサ
ーボアンプ18、射出用のサーボアンプ19をそれぞれ
制御操作するようになっている。そして、型締軸移動用
のサーボアンプ16は電動サーボモータ6をフィードバ
ック制御により回転駆動し、エジェクタ移動用のサーボ
アンプ17は前記電動サーボモータ8をフィードバック
制御により回転駆動し、スクリュー軸回転用のサーボア
ンプ18は前記電動サーボモータ11をフィードバック
制御により回転駆動し、射出用サーボアンプ19は前記
電動サーボモータ12をフィードバック制御により回転
駆動させるようになっている。
【0015】また、前記電動サーボモータ6,8,1
1,12の出力軸には、それぞれエンコーダ6a,8
a,11a,12aが付設されていて、該エンコーダ6
a,8a,11a,12aによってそれら電動サーボモ
ータ6,8,11,12の出力軸の回転位置が検出でき
るようになっている。なお、エンコーダ6aの出力値か
ら型締軸の回転位置を検出でき、さらに型締軸の位置か
ら可動盤3の移動位置が算出できる。つまり、エンコー
ダ6aは、可動盤3の位置を検出する位置検出手段を構
成し、また、エンコーダ8aも同様に、エジェクタ7の
移動位置を検出する位置検出手段を構成している。
【0016】また、前記型締軸移動用のサーボアンプ1
6、可動盤移動用の電動サーボモータ6は、可動盤3を
移動させる可動盤駆動手段を構成し、前記エジェクタ移
動用のサーボアンプ17、エジェクタ移動用の電動サー
ボモータ8は、エジェクタ7を移動させるエジェクタ駆
動手段を構成している。
【0017】前記機械操作パネル14には、射出成形機
の基本的な動作を行わせるための種々の操作部、例え
ば、型締ボタン14a、型開ボタン14b、射出ボタ
ン、エジェクタ前進ボタン等が設けられている。これら
操作部は、前記型締装置4や射出装置5を手動で操作す
る手動送り手段を構成している。
【0018】前記タッチパネル表示器15は、CPU2
1を備え、該CPU21を介して前記メインコントロー
ラ13に接続されている。また、CPU21には、当該
射出成形機1の初期条件設定下における、各種動作モー
ド(射出モード、型締モード、型開モード等)を設定す
るための動作モード設定キー(動作モード設定手段)2
2と、射出成形機1に各種動作モードの設定条件を表示
する表示パネル23と、エンコーダ6a、8aの出力値
から求められる、可動盤3の位置データやエジェクタ7
の位置データ等を記憶するメモリ(記憶手段)24と、
該メモリ24に可動盤3等の位置データを記憶させるた
めのタイミングを与える現在値取込部(位置データ取り
込み手段)25a,…25nとがバス接続されている。
なお、この実施の形態において、動作モード設定キー2
2と現在値取込部25a,…25nは、実際には前記表
示パネル23上に表示される(図4参照)。
【0019】また、メインコントローラ13とCPU2
1とは、射出成形機に種々の動作を行わせる他、位置デ
ータ取り込み手段が操作された際に、エンコーダ6a等
の位置検出手段で検出された可動盤等の所定部品の位置
データをメモリ24に記憶させる制御手段を構成してい
る。
【0020】次に、上記構成の射出成形機の制御装置の
作用について説明する。オペレータが、メインの電源を
ON操作し、タッチパネル付き表示器15の表示パネル
22をタッチ操作しながら、当該射出成形機の制御装置
を初期条件設定モードとする。次に、表示パネル22上
で動作モード設定キー23をタッチ操作し、所定の動作
モード例えば型締モードを設定する。このときの表示パ
ネル22の表示を図4に示す。ここで、オペレータは、
型締時の可動盤3の複数段にわたる速度を設定する(図
4中30a,…30f参照)。なお、この速度入力は、
これから説明する可動盤3の速度切換位置の設定完了後
に行っても良い。以上が、型締時の可動盤3の速度切換
位置の設定(型締位置の現在値取込処理)を行なう場合
の前提動作である。
【0021】以下、実際の速度切換位置の設定処理動作
を図3に示すフローチャートに基づき説明する。図示し
ない開始ボタンをON操作し、続いて型締ボタン14a
をON操作し続けると、予め入力された制御プログラム
に沿ってメインコントローラ13から発せられる指令信
号に基づき型締装置4による型締動作が、所定のごく遅
い速度で行われる(ステップ1,2,3)。このとき、
型締め位置つまり可動盤3の現在位置はエンコーダ6a
の検出値を基に計算されて、表示パネル22上に刻々表
示される(ステップ4)。
【0022】この動作はオペレータが可動盤3の現在位
置を速度切換位置に設定しようと思わない限り続けられ
るが、可動盤3が適宜位置まで移動したとき、オペレー
タがその位置を速度切換位置に設定しようと判断したと
きには、まず、オペレータは型締ボタン14aの押圧を
解いてOFF操作する(ステップ5、6)。続いて、オ
ペレータは表示パネル23上に表示されている最初の現
在値取込部25aをタッチ操作する(ステップ7)。す
ると、前記エンコーダ6aの検出値を基に計算されて表
示パネル23上に刻々表示される、前記可動盤3の位置
データがCPU21に取り込まれる(ステップ8)。
【0023】ここで、取り込まれた可動盤3の位置デー
タが正しいデータか否かCPU21に組み込まれたプロ
グラムに従い判定する(ステップ9)。つまり、今回の
取り込もうとする位置データ値が、この一連の動作の中
でその前に行われた動作中において取り込んだ位置デー
タ値と比較し、今回の位置データ値が前回の位置データ
値と等しいかそれよりも小さい場合には、その位置デー
タ値をそのままメモリ24の所定位置に格納する(ステ
ップ11)。一方、今回の位置データ値が前回の位置デ
ータ値よりも大きい場合、つまり、可動盤3が前回設定
した位置よりも後退した場合には、この位置データ値を
前回記憶した位置データ値と入れ換えて、メモリ24の
所定位置に格納する(ステップ10、ステップ11)。
【0024】このように、今回取り込もうとする位置デ
ータをそのままメモリ24に記憶するのではなく、前回
の位置データ値と比較し、それと等しいかあるいはそれ
よりも小さいときのみその値を記憶するようにしたの
は、型締ボタン14aをON操作しそのまま上述した一
連の位置データ取り込み処理を行うとは限らず、型締ボ
タン14aと型開ボタン14bを交互にON操作し可動
盤3を前後方向へ移動させながら位置取り込み処理を行
なうことがあり、このとき、速度切換位置の設定値が一
方向にはならず、つまり、設定値が大から小へ並ぶとは
限らず、途中の設定値が前回の設定値よりも大になる逆
転現象が生じてしまうおそれがあり、この場合、円滑な
型締動作が行われなくなり、このような事態を未然に防
ぐためである。
【0025】つまり、ステップ9〜11は、現在値取込
部25a,…25nが操作された際に、可動盤3の位置
データをメモリ24に記憶させるかどうか、その位置デ
ータの値から判定する判定手段を構成している。勿論、
この判定手段は、最初の位置データ設定の場合には直接
関係しない。
【0026】以上が一連の現在値取込処理(ステップ2
〜11)の動作である。この処理を型締時の速度切換位
置を設定しよう等する箇所(例えば、6段階の速度設定
を行う場合には、速度切換位置は5箇所)には、それぞ
れについて、繰り返し行い、全ての速度切換位置設定が
完了した時点で終了する(ステップ13)。
【0027】ここで、可動盤3の位置データをメモリ2
4に記憶させるときに、図2、図4に示すように、メモ
リ24には記憶箇所24a,…24nが予め複数設けら
れ、これら複数の記憶箇所24a,…24nにそれぞれ
対応するよう、現在値取込部25a,…25nが複数設
けられているので、オペレータは図4に示すように、表
示パネル22上で入力したい箇所31a,…31eの隣
の現在値取込部25a,…25eをタッチ操作するだけ
その位置に可動盤3の位置データを取込むことができ、
したがって、オペレータの誤入力のおそれを大幅に低減
できる。
【0028】なお、上述した図3(a)に示す例は、型
締時の可動盤3の現在値取込処理を例に挙げて説明した
が、型開時の可動盤3の現在値取込処理については、図
3(b)に示すとおりである。すなわち、図示しない開
始ボタンをON操作し、続いて型開ボタン14bをON
操作し続けると、予め入力された制御プログラムに沿っ
てメインコントローラ13から発せられる指令信号に基
づき型締装置4による型開動作が、所定のごく遅い速度
で行われる(ステップ21,22,23)。このとき、
型開き位置つまり可動盤3の現在位置はエンコーダ6a
の検出値を基に計算されて、表示パネル22上に刻々表
示される(ステップ24)。
【0029】この動作はオペレータが可動盤3の現在位
置を速度切換位置に設定しようと思わない限り続けられ
るが、可動盤3が適宜位置まで移動したとき、オペレー
タがその位置を速度切換位置に設定しようと判断したと
きには、まず、オペレータは型開ボタン14bの押圧を
解いてOFF操作する(ステップ25、26)。続い
て、オペレータは表示パネル23上に表示されている最
初の現在値取込部35aをタッチ操作する。すると、前
記エンコーダ6aの検出値を基に計算されて表示パネル
23上に刻々表示される、前記可動盤3の位置データが
CPU21に取り込まれる(ステップ28)。
【0030】ここで、取り込まれた可動盤3の位置デー
タが正しいデータか否かCPU21に組み込まれたプロ
グラムに従い判定する(ステップ29)。つまり、今回
の取り込もうとする位置データ値が、この一連の動作の
中でその前に行われた動作中において取り込んだ位置デ
ータ値と比較し、今回の位置データ値が前回の位置デー
タ値と等しいかそれよりも大きい場合には、その位置デ
ータ値をそのままメモリ24の所定位置に格納する(ス
テップ31)。一方、今回の位置データ値が前回の位置
データ値よりも小さい場合、つまり、可動盤3が前回設
定した位置よりも前進した場合には、この位置データ値
を前回記憶した位置データ値と入れ換えて、メモリ24
の所定位置に格納する(ステップ30、ステップ3
1)。
【0031】なお、ここでも、可動盤3の位置データを
メモリ24に記憶させるときに、図2、図4に示すよう
に、メモリ24には記憶箇所が予め複数設けられ、これ
ら複数の記憶箇所にそれぞれ対応するよう、現在値取込
部35a,…35eが複数設けられているので、オペレ
ータは図4に示すように、表示パネル22上で入力した
い箇所36a,…36eの隣の現在値取込部35a,…
35eをタッチ操作するだけその位置に可動盤3の位置
データを取込むことができる。
【0032】以上が一連の現在値取込処理(ステップ2
2〜31)の動作である。この処理を型開時の速度切換
位置を設定しよう等する箇所(例えば、6段階の速度設
定を行う場合には、速度切換位置は5箇所)には、それ
ぞれについて、繰り返し行い、全ての速度切換位置設定
が完了した時点で終了する(ステップ13) 上記の処理は、エジェクタ動作の際の現在値取込処理に
ついても同様に行なわれる。
【0033】上記した実施の形態は、あくまで本発明の
例示であり、必要に応じ発明の主旨を逸脱しない範囲で
適宜設計変更可能である。例えば、上述した実施の形態
では、可動盤3の現在位置を位置データとして取り込む
ようにしているが、これに限られることなく、可動盤3
に代わり型締軸の位置データを基準とし、この現在位置
を取り込むようにしても良い。また、可動盤3等の現在
位置を取り込むための記憶手段としては、タッチパネル
付表示部15のCPU21に付随するメモリ22を利用
しているが、これに限られることなく、メインコントロ
ーラ13に付随する図示せぬメモリに記憶させても良
い。また、上述した実施の形態では、可動盤3等の所定
部品の位置データを記憶させるためにタイミングを与え
る位置データ取り込み手段である現在値取込部25a,
…25nを、表示パネル23上に表示させた形で設けて
いるが、これに限られることなく、機械的なキー手段に
よって位置データ取り込み手段を構成しても良い。ま
た、上述した実施の形態では、可動盤3等の所定部品の
位置データをメモリ24に記憶させるのに、可動盤3等
を一旦停止させた状態でその位置データを取り込むよう
にしているが、これに限られることなく、可動盤3を移
動させながらその位置データを取り込むようにしても良
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、所定部品の制御切換位置設定するにあた
り、テンキーやデジタルスイッチ等を用いることなく、
単に、位置データ取り込み手段を操作するだけで足り、
このように、きわめて簡単な操作によって制御位置入力
が行え、しかも、誤入力が生じるのを防止できる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、位置データ
取り込み手段が操作された際に、位置検出手段で検出さ
れた所定部品の位置データを記憶手段に記憶させるかど
うか、その位置データの値から判定する判定手段を備え
ているから、位置データ値として適切でない位置データ
の取り込み処理を未然に回避することができ、この点に
おいて、誤入力を防止できる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、記憶手段に
は位置検出手段で検出された所定部品の位置データを記
憶する記憶箇所が予め複数設けられ、該複数の記憶箇所
にそれぞれ対応するよう、位置データ取り込み手段には
位置データ取り込み部が複数設けられているから、複数
ある記憶箇所への誤入力をできるだけ避けた状態で所定
の位置データを取り込んで記憶させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る射出成形機の制御装置の機能ブ
ロック図である。
【図2】 本発明に係る射出成形機の制御装置の実施の
形態のブロック図である。
【図3】 本発明に係る射出成形機の制御装置の実施の
形態の動作を説明するフローチャートである。
【図4】 本発明に係る射出成形機の制御装置のタッチ
パネル付き表示器の表示パネルを示す図である。
【符号の説明】
A 動作モード設定手段 B 駆動手段 C 手動送り手段 D 位置検出手段 E 記憶手段 F 位置データ取り
込み手段 G 制御手段 H 判定手段 Ea,…En 記憶手段の記憶箇所 Fa,…Fn 位置データ取り込み部 1 射出成形機 2 固定盤 3 可動盤 4 型締装置 5 射出装置 6,8 サーボモータ 6a,8a エンコーダ(位置検出手段) 16,17 サーボアンプ 13 メインコントローラ 14 機械操作パネル 14a 型締ボタン(手動送り手段) 14b 型開ボタン(手動送り手段) 15 タッチパネル付表示部 21 CPU 22 動作モード設定キー(動作モード設定手段) 23 表示パネル 24 メモリ(記憶手段) 25a,…25n 現在値取込部(位置データ取り込み
手段) 35a,…35n 現在値取込部(位置データ取り込み
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大関 公英 東京都大田区蒲田本町1丁目10番1号 新 潟鉄工成形機株式会社内 Fターム(参考) 4F206 AM19 JA07 JL02 JM01 JM02 JM04 JM05 JP13 JP14 JP17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作モード設定手段と、 該動作モード設定手段で設定された動作を所定部品を移
    動させることにより行わせる駆動手段と、 該駆動手段を手動で操作する手動送り手段と、 前記駆動手段で移動される前記所定部品の位置を検出す
    る位置検出手段と、 該位置検出手段で検出された所定部品の位置データを記
    憶する記憶手段と、 該記憶手段に前記位置データを記憶させるタイミングを
    与える位置データ取り込み手段と、 前記動作モード設定手段で所定の動作モードが設定さ
    れ、前記手動送り手段の操作に基づき前記駆動手段が作
    動して前記所定部品を移動させ、前記位置データ取り込
    み手段が操作された際に、前記位置検出手段で検出され
    た前記所定部品の位置データを前記記憶手段に記憶させ
    る制御手段と、 を備えることを特徴とする射出成形機の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の射出成形機の制御装置に
    おいて、 制御手段には、位置データ取り込み手段が操作された際
    に、位置検出手段で検出された所定部品の位置データを
    記憶手段に記憶させるかどうか、その位置データの値か
    ら判定する判定手段を備えていることを特徴とする射出
    成形機の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の射出成形機の制
    御装置において、 記憶手段には位置検出手段で検出された所定部品の位置
    データを記憶する記憶箇所が予め複数設けられ、 該複数の記憶箇所にそれぞれ対応するよう、位置データ
    取り込み手段には位置データ取り込み部が複数設けられ
    ていることを特徴とする射出成形機の制御装置。
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