JP2005008646A - 抗−神経変性活性10−アミノ脂肪族−ジベンゾ[b,f]オキセピン類 - Google Patents
抗−神経変性活性10−アミノ脂肪族−ジベンゾ[b,f]オキセピン類 Download PDFInfo
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Abstract
Description
で表わされる10−アミノ脂肪族−ジベンゾ[b,f]オキセピン類およびその医薬として許容され得る塩の使用、およびまたそのようなものとして式Iの化合物およびその塩、それらの製造方法およびそれらを含んでなる医薬組成物に関する。
a1) 各々の場合においてalkがメチレンであるとき:Rはメチルアミノ、ジメチルアミノ、N′−メチルピペラジノおよびN′−(2−ヒドロキシエチル)ピヘラジノ以外であるか又は基R1 ,R2 およびR4 の少なくとも1つは水素以外であるか又はR3 は水素および8−メトキシ以外であり;Rはジメチルアミノおよびジエチルアミノ以外であるか又は基R1 ,R2 およびR4 の少なくとも1つは水素以外であるか又はR3 は8−クロロ以外であるか;又は;Rはピロリジノ以外であるか又は基R1 ,R2 ,R3 およびR4 の少なくとも1つは水素以外であり、
c1) alkがエチリデンであるとき:Rはメチルアミノおよびジメチルアミノ以外であるか又は基R1 ,R2 およびR4 の少なくとも1つは水素とは異っており、そして
a2) Rがアミノ、低級アルキルアミノ又はジ低級アルキルアミノであるか又は窒素を介して結合した5〜7員環を有するアルキレンアミノ、オキサアルキレンアミノ、アザアルキレンアミノ、N′−低級アルキルアザアルキレンアミノ、N′−ヒドロキシアルキルアザアルキレンアミノ又はN′−アルカノイルオキシアルキルアザアルキレンアミノ基であるとき、alkはメチレン又はエチレンとは異なり、そして
ジ(ヒドロキシ−低級アルキル)アミノは、例えば、N,N(シヒドロキシ−C2 −C4 アルキル)アミノ、例えばN,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)アミノ又はN,N−ジ(3−ヒドロキシプロピル)アミノである。
ジ(低級アルコキシ−低級アルキル)アミノは、例えばN,N−ジ(C1 −C4 アルコキシ−C1 −C4 アルキル)アミノ、例えばN,N−ジ(2−メトキシエチル)アミノ、N,N−ジ(2−エトキシエチル)アミノ又はN,N−ジ(3−メトキシ−プロピル)アミノである。
ジ−低級アルキルアミノは、例えば、N,N−ジ−C1 −C4 アルキルアミノ、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジプロピルアミノ、メチルプロピルアミノ、エチルプロピルアミノ、ジブチルアミノ又はブチルメチルアミノである。
ジ−低級アルキルアミノ−低級アルケニルアミノは、例えばN−(ジ−C1 −C4 アルキルアミノ−C2 −C4 アルケニル)アミノ、例えばN−(4−ジメチルアミノブト−2−エニル)アミノである。
ジ−低級アルキルアミノ−低級アルキル−低級アルキルアミノは、例えばN−(ジ−C1 −C4 アルキルアミノ−C2 −C4 アルキル)−N−C1 −C4 アルキルアミノ、例えばN−(2−ジメチルアミノエチル)−N−メチルアミノ、N−(2−ジメチルアミノエチル)−N−エチルアミノ、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N−メチルアミノ又はN−(4−ジメチルアミノブチル)−N−メチルアミノである。
ヒドロキシ−低級アルケニル−低級アルキルアミノは、例えばN−(ヒドロキシ−C2 −C4 アルケニル)−N−(C1 −C4 アルキルアミノ)、例えばN−(4−ヒドロキシブト−2−エニル)−N−メチルアミノである。
ヒドロキシ−低級アルキニルアミノは、例えばヒドロキシ−C2 −C4 −アルキニルアミノ、例えば4−ヒドロキシ−ブト−2−イニルアミノである。
ヒドロキシ−低級アルキル−低級アルキルアミノは、例えばN−(ヒドロキシ−C2 −C4 アルキル)−N−C1 −C4 アルキルアミノ、例えばN−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ、N−(3−ヒドロキシプロピル)−N−メチルアミノ又はN−(4−ヒドロキシブチル)−N−メチルアミノである。
N′−ヒドロキシ−低級アルキルピペラジノは、例えばN′−(ヒドロキシ−C1 −C4 アルキル)ピペラジノ、例えばN′−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジノ又はN′−(3−ヒドロキシプロピル)ピペラジノである。
N′−低級アルコキシ−低級アルキルピペラジノは、例えばN′−(C1 −C4 アルコキシ−C1 −C4 アルキル)ピペラジノ、例えばN′−(2−メトキシチエチル)ピペラジノ又はN′−(3−メトキシプロピル)ピペラジノである。
低級アルコキシは、例えばC1 −C7 アルコキシ、好ましくはC1 −C5 アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ブチルオキシ、イソブチルオキシ、第二級ブチルオキシ、ペンチルオキシ又はヘキシルオキシ又はヘプチルオキシ基である。
低級アルカノイルオキシ−低級アルケニルアミノは、例えばN−(C1 −C7 アルカノイルオキシ−C2 −C4 アルケニル)アミノ、例えばN−(4−アセトキシブト−2−エニル)アミノである。
低級アルカノイルオキシ−低級アルキニルアミノは、例えばN−(C1 −C7 アルカノイルオキシ−C2 −C4 アルキニル)アミノ、例えばN−(4−アセトキシブト−2−イニル)アミノである。
低級アルケニル−低級アルキルアミノは、例えばN−(C2 −C7 アルケニル)−N−(C2 −C7 アルキル)アミノ、特にN−(C2 −C4 アルケニル)−N−(C1 −C4 アルキル)アミノ、例えばN−ビニル−N−メチルアミノ、N−アリル−N−メチルアミノ、N−アリル−N−エチルアミノ、N−ブト−2−エニル−N−メチルアミノ、又はN−ブト−3−エニル−N−メチルアミノである。
低級アルキニル−低級アルキルアミノは、例えばN−(C2 −C4 アルキニル)−N−(C1 −C4 アルキル)アミノ、例えばN−プロパルギル−N−メチルアミノ、N−ブト−2−イニル−N−メチルアミノ又はN−ブト−3−イニル−N−メチルアミノである。
低級アルコキシは、例えばC1 −C7 アルコキシ、好ましくはC1 −C4 アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ又はブチルオキシであるが、イソブチルオキシ、第二級ブチルオキシ、第三級ブチルオキシ又はC5 −C7 アルコキシ基、例えばペンチルオキシ、ヘキシルオキシ又はヘプチルオキシ基であってもよい。
低級アルコキシ−低級アルキニル−低級アルキルアミノは、例えばN−(C1 −C4 アルコキシ−C2 −C4 アルキニル)−N−(C1 −C4 アルキル)アミノ、例えばN−(4−メトキシブト−2−イニル)−N−メチルアミノ、N−(4−メトキシブト−2−イニル)−N−エチルアミノ又はN−(エトキシブト−2−イニル)−N−メチルアミノである。
低級アルコキシ−低級アルキルアミノは、例えばC1 −C4 アルコキシ−C2 −C4 アルキルアミノ、例えば2−メトキシエチルアミノ、2−エトキシエチルアミノ、2−プロピルオキシアミノ、3−メトキシプロピルアミノ、3−エトキシプロピルアミノ、4−メトキシブチルアミノ、2−イソプロピルオキシエチルアミノ又は2−ブチルオキシエチルアミノである。
低級アルキルアミノは、例えばC1 −C7 アルキルアミノ、好ましくはC1 −C4 アルキルアミノ、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ又はブチルアミノであるが、イソブチルアミノ、第二級ブチルアミノ又は第三級ブチルアミノ又はC5 −C7 アルキルアミノ基、例えばペンチルアミノ、ヘキシルアミノ又はヘプチルアミノ基であってもよくそして特にメチルアミノ又はプロピルアミノである。
フェニル−低級アルキルアミンは、例えばフェニル−C1 −C4 アルキルアミノ、例えばベンジルアミノ、1−又は2−フェニルエチルアミノ、3−フェニルプロピルアミノ又は4−フェニルブチルアミノである。
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミノ;
N−アリル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
N−アリル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチルアミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−プロピルアミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロピルアミン;
4−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル−モルホリン;
N−(1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
1−(1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ピロリジン;
N−(1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロピルアミン;
N−メチル−N−プロプ−2−イニル−N−(3−トリフルオロメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
N−(7−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
1−(7−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ピロリジン;
N−(8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−(8−第三級ブチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
1−(8−第三級数ブチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ピロリジン;
1−(6−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ピロリジン;
N−(1−フルオロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
1−(1−フルオロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)ピロリジン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−ベンジルアミン;
N−ベンジル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチルアミン;
N−アリル−N−ベンジル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−4−メチル−ピペラジン;
1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−4−(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン;
N,N−ジエチル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N,N−ジメチルアミン;
1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)ピロリジン;
N−〔1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルエチル)−N,N−ジメチルアミン;
N−〔1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルエチル)−N−メチルアミン;
1−(8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−4−メチル−ピペラジン;
N−(8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N,N−ジメチルアミン;
N−(8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチルアミン;
N−ブチル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
N−(8−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N,N−ジメチルアミンおよび
N−(8−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N,N−ジエチルアミン
およびその医薬として許容し得る塩、
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−アリル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
N−アリル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチルアミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−プロピルアミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロピルアミン;
4−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル−モルホリン;
N−(1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
1−(1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ピロリジン;
N−(1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロピルアミン;
N−メチル−N−プロプ−2−イニル−N−(3−トリフルオロメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
1−(3−トリフルオロメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ピロリジン;
1−(7−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ピロリジン;
N−(8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−(8−第三級ブチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
1−(8−第三級ブチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ピロリジン;
1−(6−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)ピロリジン;
N−(1−フルオロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
1−(1−フルオロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)ピロリジン;
N−ベンジル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
N−ベンジル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチルアミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−プロピル−N−ベンジルアミンおよび
N−アリル−N−ベンジル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミンそれら自身、
それらの製造方法およびそれらを含有する医薬組成物に関する。
Y−R
(両式中、基XおよびYの一方は、反応性エステル化ヒドロキシでありそして他方は遊離の又は一時的に保護されたアミノであり、そしてR1 ,R2 ,R3 およびR4 は先に定義された意味と同一である)
で表わされる化合物と縮合させ、次いで一時的に導入されたアミノ保護基を再たび除去するか、又は
で表わされる化合物において、酸素機能の置換によって、基alk′を還元し対応する基alkを形成し、次いで
所望より各々の場合においてプロセスに従って得ることのできる化合物を式Iの異なる化合物に変換し、プロセスに従って得ることのできる異性体混合物をその成分に分離し次いで目的の異性体を単離し、および/又はプロセスに従って得ることのできる塩を遊離化合物に変換するか又はプロセスに従って得ることのできる遊離化合物を塩に変換することを含んでなる。
例えば、式II(式中、alkはメチレンでありそしてXは反応性エステル化ヒドロキシである)の化合物は、例えば次の如く得られる:式Vおよび式VI
式II(式中、alkはエチレン、プロピレン等又はエチリデン、プロピリデン等である)の化合物のより高級の類似体は、例えば、酸IXの段階で、常法により鎖延長を行うことにより又は常法によりカルボキシ基を目的の1−オキソアルキル基に変換することより得ることができる。
プロセス変法b)に係る式IVの出発物質において、エステル化ヒドロキシは、例えば、カルボン酸で又はカルボン酸の半エステル、例えば未置換又はハロゲン化低級アルカノイルオキシ、例えば低級アルカノイルオキシ、例えばホルミルオキシ、アセチルオキシ、又はピバロイルオキシ、低級アルコキシカルボニルオキシ、例えばメトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプロピルカルボニルオキシ又は第三級ブチルオキシカルボニルオキシ、又は未置換又は置換フェニル−低級アルコキシカルボニルオキシ、例えばベンジルオキシカルボニルオキシでエステル化されたヒドロキシである。
式IV(式中、alk′はω位で基Rに結合したω−オキソ−低級アルキルである)の出発物質は、例えば式IXの対応する酸又はその同族体から、式III (式中、Yは遊離の又は一時的に保護されたアミノである)のアミンと、常法により反応させることにより、例えば酸ハロゲン化剤、例えばジメチルホルムアミドの存在下塩化オキサリルで処理することによって得ることができる。次いで、これらの出発物質から、部分還元により次いで、所望によりエステル化することにより、式IV(式中、alk′は遊離の又はエステル化されたヒドロキシである)の対応化合物を得ることができる。式IV(式中、alk′はω位で基Rに結合した(ω−1)−オキソ−低級アルキルである)の出発物質は、例えば対応するメチルケトンからハロゲン化により、例えばN−ブロモ−又はN−クロロ−スクシンイミドを用い次いで引き続き式II(式中、Yは遊離の又は一時的に保護されたアミノである)のアミンと反応させることによって得ることができる。
例えば式I(式中、Rは未置換アミノである)の化合物において、アミノ基は常法より1種又は2種の同一の又は異なる一価の脂肪族の又は芳香脂肪族の基により又は二価の脂肪族の基により置換され得る。同様の方法で、式I(式中、Rは一価の脂肪族の又は芳香脂肪族の基により置換されたアミノである)の化合物中に、更に一価の脂肪族又は芳香族の基を導入することが可能である。
得られた塩は、自体公知の方法で異なる塩に変換でき、例えば、酸付加塩は、無機塩が不溶性でありそして従って反応の平衡から除去される適当な溶剤中、異なる酸の適当な金属塩、例えばナトリウム、バリウム又は銀塩を用いて処理することにより変換できそして塩基性塩は、遊離酸を遊離化することにより異なる塩に変換できそして再たび変換することにより塩に変換できる。
遊離形態の新規化合物とそれらの塩の形態にある新規化合物と間に密接な関係があることを考慮すると、以前および以降において遊離化合物およびそれらの塩への言及は、所望により対応する塩および遊離化合物を含めて、それぞれ適当なものとしておよび好都合なものとして理解されるべきである。
本発明は、本発明の化合物に対し特に開発された新規出発物、特に好ましいものとして当初に記載した式Iの化合物を生成するこれらの出発物質、それらの製造方法および中間体としてのそれらの使用に関する。
従って、本発明は、次式IVa:
で表わされる新規化合物およびその塩並びにその製造方法に関する。
式IVaの新規化合物の製造方法は、対応するアミドを形成するため、次式IX:
で表わされる化合物を次式1II :
Y−R (III)
(式中、Yは遊離の又は一時的に保護されたアミノである)
で表わされるアミンと反応させ、一時的に導入されたアミノ−保護基を再たび除去し次いで、所望により各々の場合、プロセスに従って得ることのできる化合物を式Iの別異の化合物に変換し、プロセスに従って得ることのできる異性体の混合物をその成分に分離し次いで所望の異性体を分離しおよび/又はプロセスに従って得ることのできる塩を遊離化合物に変換するか又はプロセスに従って得ることのできる遊離化合物を塩に変換することを含んでなる。
本発明はまた、有効成分として、本発明に係る式Iの化合物又はその医薬として許容し得る塩を含んでなる医薬組成物およびその製造方法に関する。
以下の実施例は更に本発明を説明するものであり;温度は、摂氏で示されそして圧力はミリバール(mbar)単位で与えられる。
メチルプロパルギルアミン(4.5g,65mmol)を、ベンゼン(75ml)およびメタノール(25ml)に溶解する。40℃で、ベンゼン(25ml)に溶解した10−ブロモメチルジベンゾ[b,f]オキセピン(7.0g,25mmol)の溶液を30分にわたって滴下する。添加が完了すると、混合物を40−50℃で更に30分間撹拌し、水中に注ぎ、水で3回洗い次いで5%のメタンスルホン酸で抽出する。酸性水性相を濃アンモニアで塩基性にし次いでジエチルエーテルで抽出する。エーテル相を硫酸ナトリウムで乾燥し次いで蒸発により濃縮する。残留物を石油エーテルから再結晶し、N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン、別名10−(N−プロパルギル−N−メチル−アミノ)メチルジベンゾ[b,f]オキセピン(5.3g,77%)を得る。融点:66−67℃
50℃で、10−ブロモエチル−ジベンゾ[b,f]オキセピンの0.5ml(1.74mmol)の溶液を、0.9mlの無水メタノールに溶解した0.3ml(4mmol)のアリルアミンの溶液に噴出させ次いで混合物を30分間撹拌する。第三ブチルメチルエーテルおよび酢酸エチルを添加し、次いで混合物を各々20mlの1N塩酸で3回抽出し、一緒にした水性相を水酸化カリウムペレットで塩基性にし次いで酢酸エチルで2回抽出し、次いで有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し次いで濃縮する。
10−ブロモメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびN−メチル−アリルアミンから例2に準じて製造する。収率:71%;融点:153−156℃;
1H−NMR(CD3 OD,200MHz ):2.85(s,3H);3.86(d,2H);4.50(sbr,2H);5.60(d,1H);5.68(s,1H);6.00(m,1H);7.20−7.60(m,9H);MS:277(M+ ,遊離塩基),208,181,152。
遊離塩基として、N−ブロモメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびN−メチル−N−プロパルギルアミンから例2に準じて製造し、ヘキサン/酢酸エチル4:1を用いシリカゲルでクロマトグラフィー処理しそして少量の石油エーテルから結晶化させる。収率:74%;融点:67−68℃; 1H−NMR(CDCl3 ,300MHz ):2.30(d,1H);2.42(s,3H);3.48(t,2H);3.65(s,2H);6.90(d,1H);7.08−7.36(m,7H);7.56(m,1H);MS:275(M+ ),232,208,181,165,152;分析:C82.77%(82.88);H6.18%(6.22);N4.99%(5.09)。
表題化合物は、例1に係る生成物と同一である。
例2に準じて製造する;エタノールに溶解したシュウ酸を用いた遊離塩基からのオキサレート塩。融点:202−205℃;分析:C68.79%(69.03);H5.29%(5.24);N3.86%(3.83)。
3mlのトルエンに溶解した1.0g(3.48mmol)の10−ブロモメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピンを、40℃で30mlのNH3 飽和メタノールに添加し次いで混合物を35─50℃で1時間撹拌し次いで室温で一夜撹拌する。溶剤を部分に除去し、次いで反応混合物を第三級ブチルメチルエーテルに吸収させ、0.1N水酸化ナトリウム溶液で洗浄し次いで1N塩酸で抽出する。水性相を水酸化ナトリウムペレットで塩基性にし次いで第三級ブチルメチルエーテルで抽出し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し次いで溶剤を除去する。349mg(1.56mmol)(=45%)のN−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミンを薄黄色オイルの形で得る;TLC(シリカゲル;酢酸エチル;UV):R5 =0.09。
1mlのジオキサンおよび9mlのジクロロメタンに溶解した1.1g(3.044mmol)のN−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−プロプ−2−イニル−カルバミン酸第三級ブチルエステルおよび1.45mlのメタンスルホン酸の混合物を、室温で1時間撹拌し、2N水酸化ナトリウム溶液を混合し次いで混合物をジクロロメタンで2回抽出する。
a)ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル−カルバミン酸第三級ブチルエステル
2.25g(10.3mmol)のジ−第三級ブチルジカーボネート(BOC)2 Oを、20mlのジクロロメタンに溶解した2.3g(10.3mmol)のN−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミンの溶液を室温で添加し、次いで混合物を30分間撹拌し次いで回転蒸発器を用いて溶剤を除去する。3.61gのジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル−カルバミン酸第三級ブチルエステルを粗製黄色オイルの形で得、このオイルは放置すると固体になる。TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=9:1;UV):Rf =0.36。
1.0g(3.091mmol)のジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル−カルバミン酸第三級ブチルエステルを、10mlのジメチルホルムアミド中に装入し、0.22g(4.636mmol)の55%水素化ナトリウム懸濁液(オイル中)を、室温で添加し、混合物を15分間撹拌し次いで0.279ml(3.709mmol)の臭化プロパルギルを室温で滴下する。1時間後、水および少量のブラインを注意深く添加し次いで第三級ブチルメチルエーテルを混合する。有機相を水で4回洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し次いで濃縮する。1.106g(3.06mmol)(=98.8%)のジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル−プロプ−2−イニル−カルバミン酸第三級ブチルエステルを、褐色オイルの形で得る;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=9:1;UV):Rf =0.45。
10−ブロモメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびプロピルアミンから例2に準じて製造する;収率:19%;融点:142−145℃; 1H−NMR(CD3 OD,200MHz ):1.01(t,3H);1.76(m,2H);3.03(m,2H);4.25(s,2H);7.19−7.69(m,10H);MS:265(M+ ,free base),222,207,181。
10−ブロモメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびN−メチル−N−−プロピルアミンから例2に準じて製造する。酢酸エチルに溶解した1当量のp−トルエンスルホン酸を用いて製造したトシラートはジクロロメタン/第三級ブチルメチルエーテルから晶出する。収率:68%;融点:179−180℃; 1H−NMR(CD3 OD,200MHz ):0.97(t,3H);1.78(m,2H);2.36(s,3H);2.85(s,3H);3.15(mbr,2H);4.50(mbr,2H);7.17−7.75(m,ca.13H);MS:279(M+ 、遊離塩基),250,207。
5mlのテトラヒドロフランに溶解した1.954g(6.395mmol)のジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル−ピペラジン−1−イル−メタノン(methanone)を、15mlのテトラヒドラフランに懸濁した365mg(9.59mmol)の水素化アルミニウムリチウムの懸濁液に0℃で滴下し、次いで混合物を室温で一夜撹拌する。混合物を0.37mlの水、4Nの水酸化ナトリウムおよび1.11mlの水で加水分解し、濾過し、次いで濾液に酢酸エチルで抽出する。得られた帯緑色オイルを、エーテル性塩酸を用い塩酸塩を変換し、この塩酸塩をヘキサンおよび少量の第三級ブチルメチルエーテルから再結晶し、1.29g(3.93mmol)(=61%)の1−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル−ピペリジン塩酸塩を白色結晶の形で得る;融点:172−173℃;
1H−NMR(CD3 OD,200MHz ):1.40−2.00(mbr,6H);3.00(tbr,2H);3.52(dbr,2H);4.47(s,2H);7.26−7.63(m,9H);MS:291(M+ 、遊離塩基),208,181,152。
a)ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル−ピペリジン−1−イル−メタノン
1.1mlの(12.59mmol)塩化オキサリルおよび1滴のジメチルホルムアミドを、20mlのジクロロメタンに溶解した3.0g(12.59mmol)のジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸の溶液に室温で加え次いで混合物を4時間撹拌する。次いで1.86ml(18.88mmol)のピペリジンおよび2.62ml(18.88ml)のトリエチルアミンを、添加し次いで混合物を室温で一夜撹拌する。
ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル−モルホリン−4−イル−メタノンから例10に準じて製造する;収率:62%;無色結晶;融点:213−215℃; 1H−NMR(CDCl3 ,300MHz ):2.95(m,2H);3.32(m(d),2H);3.90(m(d),2H);4.25(t,2H);4.40(s,2H);7.11−7.45(m,9H).MS:293(M+ ,遊離塩基),208,181,152。
a)ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル−モルホリン−4−イル−メタノン
ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸およびモルホリンから例10aに準じて製造する;収率:62%;黄色オイル; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):3.30(mbr,4H);3.62(mbr,4H);6.90−7.28(m,9H);MS:307(M+ ),221,193,165;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0 .17。
10−ブロモメチル−1−クロロジベンゾ[b,f]オキセピンおよびN−メチル−N−プロパルギルアミンから例2に準じて製造する。収率:75%;融点:測定せず(白色フォーム); 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):2.35(t,1H);2.45(s,3H);3.51(d,2H);3.70(s,2H);7.10−7.40(m,7H);7.61(m,1H)。
a)2−クロロ−6−フェノキシ−ベンズアルデヒド
150mlのジメチルアセトアミドに溶解した15.8g(10mmol)の2−クロロ−6−フルオロベンズアルデヒド、9.4g(100mmol)のフェノールおよび20.7g(150mmol)の炭酸カリウムの混合物を、4時間加熱還流する。混合物を放冷し、水を加え次いで混合物を第三級ブチルメチルエーテルで3回抽出する。有機相を2Nの水酸化ナトリウム溶液およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し次いで濃縮する。バルブ管蒸留(175℃,0.04mbar)により、19.46g(83.64mmol)(=83.6%)の2−クロロ−6−フェノキシ−ベンズアルデヒドを黄色オイルの形で得る; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):6.75−7.45(m,8H);10.58(s,1H)。
約40mlのテトラヒドロフランに溶解した19.0g(77.67mmol)の2−クロロ−6−フェノキシベンズアルデヒドを、室温で30分にわたって、約150mlのテトラヒドロフランに懸濁させた4.42g(116.5mmol)の水素化アルミニウムリチウムの懸濁液に滴下する。次いで、混合物を4時間加熱還流し、冷却し次いで4.4mlの水、4.4mlの4N水酸化ナトリウムおよび13.2mlの水を用いて加水分解する。反応混合物を30分間煮沸還流し、冷却し次いで濾過し、次いで吸引フィルター残留物を酢酸エチル中に3回吸収させ、15分間煮沸還流し次いで濾過する。一緒にした濾液を濃縮する。17.97g(76.57mmol)(=94%)の粗製(2−クロロ−6−フェノキシ−フェニル)−メタノールを黄色オイルの形で得る;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.68; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):4.90(s,2H);6.76−7.40(m,8H)。
17.5g(70.94mmol)の(2−クロロ−6−フェノキシ−フェニル)−メタノールを、150mlの48%臭化水素酸中で3時間加熱還流する。混合物を冷却し、水を加え次いで混合物を酢酸エチルで3回抽出する。有機相をブラインで洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し次いで濃縮する。21.21g(>100%)の粗製(2−クロロ−6−フェノキシ−フェニル)−ブロモメタンを黄色オイルの形で得る;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.70; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):4.78(s,2H);6.70−7.41(m,8H)。
16.5mlのエタノールに溶解した21.0g(70.57mmol)の(2−クロロ−6−フェノキシ−フェニル)−ブロモメタンの溶液を、80℃で9.2mlの水および2.3mlのエタノールに溶解した4.5g(91.74mmol)のシアン化ナトリウムの溶液に滴下し、次いで反応混合物を4時間煮沸還流する。冷却後、混合物を回転蒸発器を用いて濃縮し、残留物を酢酸エチルに吸収させ次いで有機相を水で2回洗いそしてブラインで1回洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し次いで酢酸エチルを用いシリカゲルでクロマトグラフィー処理し10.82g(44.40ml)(=63%)の(2−クロロ−6−フェノキシ−フェニル)−アセトニトリルを複色オイルの形で得る;TLC(シリカゲル;酢酸エチル;UV);Rf =0.42; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):3.96(s,2H);6.74−7.46(m,8H)。
10.82g(44.40mmol)の(2−クロロ−6−フェノキシ−フェニル)−アセトニトリルおよび7.85g(53.72mmol)のシュウ酸ジエチルエステルを、室温で新たに調製したナトリウムエタノラート溶液(50mlのエタノールに溶解した1.5g(53.72mmol)のナトリウム)に加え次いで混合物を18時間撹拌する。混合物を1N塩酸で酸性にし、回転蒸発器を用いて濃縮し次いで酢酸エチルで2回抽出し、次いで有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し次いで濃縮し15.99gの粗製中間体(3(2−クロロ−6−フェノキシ−フェニル)−2−ヒドロキシ−4−ニトロ−ブト−2−エン酸エチルエステルを得る。
2.0ml(18.33mmol)のN−メチルモルホリンおよび2.4ml(18.33mmol)のイソブチルクロロホルマートを、−15℃でジメトキシエタンに溶解した5.0g(18.33mmol)の1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸の溶液に添加する。5分後、濾過を行い次いで−15℃で15mlの水に溶解した1.39g(36.67mmol)の水素化ホウ素ナトリウムの溶液を濾液に添加する。混合物を−15℃で15分間撹拌し、次いで35mlの1N塩酸を加え次いで混合物を室温に加温する。反応混合物を水酸化ナトリウムで塩基性にし次いで酢酸エチルで4回抽出する。有機相を水で1回洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し次いで濃縮する。4.58g(17.7mmol)(=96.6%)の粗製(1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル)メタノールを黄色オイルの形で得る;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV): 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):2.42(sbr,1H);4.71(s,2H);7.10−7.45(m,7H)。
4.5g(17.70mmol)の(1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル)−メタノールを、50mlの48%臭化水素酸中で2時間加熱還流する。混合物を冷却し、水を加え次いで混合物を酢酸エチルで3回抽出する。有機相をブラインで洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し次いで濃縮する。5.57gの粗製生成物を得、これは放置(3日)すると固体になる。第三級ブチルメチルエーテル/ヘキサンから再結晶し、2.205g(6.86mmol)(=38.7%)の10−ブロモメチル−1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピンを薄いベージュ色結晶の形で得る;TLC(シリカゲル;酢酸エチル;UV):Rf =0.73; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):4.60(s,2H);7.15−7.58(m,8H)。
10−ブロモメチル−1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびピロリジンから例2に準じて製造する:収率:51%、黄色フォーム;融点:測定せず(黄色フォーム); 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):1.78(m,4H);2.65(m,4H);3.65(s,2H);7.10−7.45(m,7H)7.68(d,1H)。
10−ブロモメチル−1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびN−メチル−プロピルアミンから例2に準じて製造する;収率:25%;ベージュ固体;融点:測定せず;(ベージュ色フォーム); 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):0.88(t,3H);1.55(m,2H);2.28(s,3H);2.43(t,2H);3.55(s,2H);7.08−7.35(m,7H);7.61(d,1H)。
10−ブロモメチル−3−トリフルオロメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン、およびN−メチル−プロパルギルアミンから例2に準じて製造する。ヘキサン/酢酸エチル1:1を用いシリカゲルで遊離塩基としてクロマトグラフィー処理し次いで少量の石油エーテルから再結晶する;収率:56%;融点:66−68℃; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):1.80(t,1H);2.41(s,3H);3.46(d,2H);3.65(s,2H);6.91(sbr,1H);7.15−7.58(m,7H);MS:343(M+ ),342,300,276,249,205,178,152。
a)2−フェノキシ−4−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒド
2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒドおよびフェノールから例12に準じて製造する。収率:78%、薄色の結晶、ヘキサンから結晶化させる;融点:57−59℃;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.71; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):7.08−7.50(m,7H);8.05(d,1H);10.60(s,1H).MS:262/265(M+ ),217,188。
38mlの無水酢酸に溶解した10.0g(37.59mmol)の2−フェノキシ−4−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒド、10.09g(56.40mmol)馬尿酸および3.70g(45.10mmol)の酢酸ナトリウムの混合物を、85℃で80時間加熱し、次いで32℃に冷却し、19mlの水を加え次いで混合物を65℃で30分間加熱する。混合物を約5℃に冷却した後、19mlの濃硫酸を滴下し次いで混合物を2時間加熱還流する(浴:140℃)。冷却後形成した褐色沈殿物を濾過し次いで50%酢酸で洗い、水性になるまで水で洗いそして乾燥し7.42g(24.23mmol)(=65%)の3−トリフルオロメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸をベージュ色結晶形で得る;融点:180℃; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):7.2−7.65(m,8H);8.09(s,1H)。
3−トリフルオロメチル−10−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸から例12f)に準じて製造する。生成物を第三級ブチルメチルエーテル/ヘキサンから結晶化させる;収率:75.2%;白色結晶;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.31; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):2.76(sbr,1H);4.72(s,2H);6.96(s,1H);7.16−7.48(m,7H)。
(3−トリフルオロメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル)−メタノールから例12g)に準じて製造する。生成物をヘキサンから結晶化させる;収率:92%、白色結晶;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.70; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):4.55(s,2H);7.04(s,1H);7.20−7.60(m,7H);MS:356/354(M+ ),275,249,219,206,205,178,176。
10−ブロモメチル−3−トリフルオロメチルジベンゾ[b,f]オキセピンおよびピロリジンから例2に準じて製造する。収率:86%;薄いベージュ色結晶;融点:>220℃; 1H−NMR(CD3 OD,200MHz ):1.90−2.20(m,4H);2.25(m,2H);3.55(m,2H);4.59(s,2H);7.30−7.70(m,8H).MS:345(M+ ,遊離塩基),276,249,205,178,152。
10−ブロモメチル−7−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびN−メチル−プロパルギルアミンから例2に準じて製造する。収率:68%;ベージュ色結晶;融点:189−195℃; 1H−NMR(CD3 OD,200MHz ):2.96(s,3H);3.49(m(t),1H);4.15(m(d),2H);4.60(sbr,1H);7.20−7.65(m,8H);MS:309(M+ ,遊離塩基),266,244,242,241,215,205,176,163,152。
a)2−(3−クロロフェノキシ)ベンズアルデヒド
2−フルオロ−ベンズアルデヒドおよび3−クロロフェノールから例12a)に準じて製造する。収率:69%;バルブ管蒸留後黄色オイル; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):6.92−7.38(m,6H);7.55(m,1H);7.95(m,1H);10.48(s,1H)。
2−(3−クロロフェノキシ)−ベンズアルデヒドから例15b)に準じて製造する。第三級ブチルメチルエーテル/ヘキサンから結晶化させる。収率:25%;薄い黄色の結晶;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.15; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):7.05−7.50(m,8H);7.90(s,1H).MS:274/272(M+ )。
7−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボンから例12f)に準じて製造する。収率:オイルの形で94%;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.038; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):1.72(sbr,1H);4.67(s,2H);6.91(s,1H);7.10−7.40(m,7H);MS:260/258(M+ ),217/215。
(7−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル)−メタノールから例12g)に準じて製造する。生成物はヘキサンから結晶化される。収率:56%;殆ど白色固体;融点:117−119℃;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.70; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):4.51(s,2H);7.03(s,1H);7.24−7.50(m,7H);MS:324/322/320(M+ ,Br−Cl−同位体分布),243/241(Cl−同位体分布),206/205,178/176。
10−ブロモメチル−8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびN−メチル−プロパルギルアミンから例2に準じて製造する。収率:35%、白色結晶;融点:分解>60℃。 1H−NMR(CD3 OD,200MHz ):1.95−2.20(m,4H);3.25(m,2H);3.55(m,2H);4.52(s,2H);7.20−7.45(m,7H);7.60(d,1H).MS:311(M+ ,遊離塩基),244,242,241,215,205,178,176,163,152。
10−ブロモメチル−8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびN−メチル−プロパルギルアミンから例2に準じて製造する。収率:35%、白色結晶;融点:分解>60℃。 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):2.33(t,1H);2.42(s,3H);3.48(d,2H);3.62(s,2H);3.78(s,3H);6.80−6.90(m,2H);7.05−7.32(m,6H)。
a)2−(4−メトキシ−フェノキシ)−ベンズアルデヒドから例15b)に準じて8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸を製造する。シリカゲルクロマトグラフィー処理し(溶離剤:酢酸エチル/ヘキサン=1:1)、次いで酢酸エチル/ヘキサン7:3から結晶化させる。収率:19%、ベージュ色結晶;融点:150℃;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.58; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):3.80(s,3H);6.92(dd,1H);7.17−7.45(m,7H);8.13(s,1H);MS:268(M+ )。
8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸から例12f)に準じて製造する。収率:褐色オイルの形で96%;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.31; 1H−NMR(CDCl3 ,300MHz ):1.80(sbr,1H);3.78(s,3H);4.69(s,2H);6.82−7.33(m,8H);MS:254(M+ ),211,182,181,168,165,153,152。
(8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル)メタノールから例12g)に準じて製造する。生成物はヘキサン/第三級メチルエーテルから結晶化される。収率:96%、薄い褐色の結晶;TLC(シリカゲル;酢酸エチル;UV):Rf =0.70; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):3.80(s,3H);4.52(s,2H);6.86−7.37(m,8H)。
10−ブロモメチル−第三級ブチル−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびN−メチル−プロパルギルアミンから例2に準じて製造する。収率:24%、ベージュ色結晶;融点:135−145℃; 1H−NMR(CD3 OD,200MHz ):1.35(s,9H);2.96(s,3H);3.52(t,1H);4.17(d,2H);7.15−7.60(m,9H);El−MS:331(M+ ),264,249,237,207。
a)2−(4−第三級ブチル−フェノキシ)ベンゾアルデヒド
2−フルオロ−ベンズアルデヒドおよび4−第三級ブチルフェノールから例12a)に準じて製造する。収率:77%、高真空蒸留(93−100℃,0.9mbar)後に黄横オイル;TLC(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=1:1;UV):Rf =0.65; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):1.35(s,9H);6.75−7.55(m,7H);7.92(dd,1H);10.50(s,1H);MS:254(M+ ),239。
2−(4−第三級ブチル−フェノキシ)−ベンズアルデヒドから例15b)に準じて製造する。ヘキサンから再結晶する。収率16%薄い黄色の結晶:72℃;TLC(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチル=4:1;UV):Rf =0.46; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):1.31(s,9H);7.15−7.45(m,8H);7.62(d,1H);8.10(s,1H);MS:295(M+ ),279,239。
8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸から例12f)に準じて製造する。収率:クロマトグラフィー処理(シリカゲル/酢酸エチル=9:1)およびバルブ管蒸留(100℃,0.3mbar)後にオイルの形で30%;TLC(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチル=9:1;UV):Rf =0.11; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):1.30(s,9H);1.72(sbr,1H);4.75(s,2H);6.92(s,1H);7.06−7.45(m,7H);MS:280(M+ ),265,237。
(8−第三ブチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル)−メタノールから例12g)に準じて製造する。収率:85%、褐色オイル;TLC(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン=1:1;UV):Rf =0.58; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):1.31(s,9H);4.58(s,2H);7.05−7.45(m,7H);7.60(d,1H);MS:344/342(M+ ),263。
10−ブロモメチル−8−第三級ブチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン(上記参照)およびピロリジンから、例2に準じて製造する。収率:76%、黄色結晶;融点:184−185℃; 1H−NMR(CD3 OD,200MHz ):1.48(s,9H);1.95−2.22(mbr,4H);3.25(mbr,2H);3.53(mbr,2H);4.57(s,2H);7.18−7.58(m,8H);MS:333(M+ ,遊離塩基),264,249,237,207。
10−ブロモメチル−6−ブロモ−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびN−メチル−プロパルギルアミンから例2に準じて製造する。収率:14%、白色結晶;融点:188−190℃; 1H−NMR(遊離塩基)(CDCl3 ,200MHz ):2.28(t,1H);2.40(s,3H);3.45(d,2H);3.63(s,2H);6.93−7.50(m,8H);MS:310,312(M+ +1,遊離塩基)。
a)〔2−(2−クロロフェノキシ)フェニル〕メタノール
2−(2−クロロフェノキシ)−安息香酸から例12b)に準じて製造し、高真空下で蒸留する。収率:53%、黄色オイル;TLC(シリカゲル;酢酸エチル);Rf =0.74; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):2.60(sbr,1H);4.78(s,2H);6.70−7.50(m,8H).FD−MS:234,236(M+ )。
〔2−(2−クロロフェノキシ)−フェニル〕メタノールから例12c)に準じて製造する。ヘキサンから結晶化させる。収率:97%粗製、わずかに帯褐色のオイル; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):4.68(s,2H);6.70(dd,1H);7.02−7.52(m,7H);TLC(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチル=7:3;UV)Rf =0.69。
〔2−(2−クロロフェノキシ)−フェニル〕−ブロモメタンから例12d)に準じて製造する。収率:99%、粗製、褐色オイル;TLC(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチル=7:3;UV):Rf =0.52; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):3.90(s,2H);6.65−7.53(m,8H);MS:295(M+ ),279,239。
〔2−(2−クロロフェノキシ)フェニル〕アセトニトリルから例12e)に準じて製造する。収率:85%、黄色結晶; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):6.70−7.50(m,7H);8.32(dd,1H)。
6−ブロモ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸から例12f)に準じて製造する。収率:99%粗製、褐色オイル;TLC(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチル=7:3;UV):Rf =0.07; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):3.45(s,2H);6.70−7.49(m,8H)。
(6−ブロモ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル)−メタノールから例12g)に準じて製造する。収率:8%、帯褐色−オレンジ色オイル; 1H−NMR(CDCl3 ,200MHz ):4.53(s,2H);7.05−7.60(m,8H)。
10−ブロモメチル−6−ブロモ−ジベンゾ[b,f]オキセピンおよびプロリジンから例2に準じて同様に製造する。収率:20%、ベージュ色結晶;融点:198−200℃; 1H−NMR(遊離塩基)(CDCl3 ,200MHz ):1.78(m,4H);2.57(m,4H);3.62(s,2H);6.89−7.50(m,8H);MS:312,314(M+ +1,遊離塩基)。
例1〜23に記載した方法と同様の方法により、次の化合物を製造することも可能である:
N−(1−フルオロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
1−(1−フルオロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)ピロリジン;
N−ベンジル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン別名10−ベンジルアミノメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン;
N−ベンジル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチルアミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−プロピル−N−ベンジルアミンおよび
N−アリル−N−ベンジル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン
およびその塩。
50mgの1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)ピロリジン又はその塩、例えばその塩酸塩を各々含んでなる錠剤は、次の如く製造できる:
組成物(10000個の錠剤) 500.0g
有効成分 500.0g
ラクトース
ジャガイモデンプン 8.0g
ゼラチン 60.0g
タルク 10.0g
ステアリン酸マグネシウム 20.0g
二酸化ケイ素(高分散性) 適量
エタノール
有効成分として3mgの1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ピロリジン又はその塩を含んでなる、可溶化剤として20%シクロデキストリンを含有する滅菌濾過溶液を、無菌条件下、加熱しながら、防腐剤としてフェノールを含んでなる滅菌ゼラチン溶液と、1.0mlの溶液が次の組成を有するように混合する:
有効成分 3mg
ゼラチン 150.0mg
フェノール 4.7mg
可溶化剤として20%シクロデキストリンを有する蒸留水 1.0ml
5mgの1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)ピロリジン又はその塩、例えばそのナトリウム塩を含んでなる、注射用滅菌乾燥物質の製造のため、先の例で言及した式Iの化合物の1種5mgを20mgのアニトールおよび可溶化剤として20%シクロデキストリンを含有する1mlの水性溶液中に有効成分として溶解する。溶液を滅菌濾過し次いで、無菌条件下、2mlのアンプルに充填し、深冷凍結しそして凍結乾燥する。
各々100mgの1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)ピロリジン又はその塩、例えばその塩酸塩を含有する、10000個のフィルム・コーティング錠を次のように製造することができる:
有効成分 1000g
トウモロコシデンプン 680g
コロイドケイ酸 200g
ステアリン酸マグネシウム 20g
ナトリウムカルボキシメチルデンプン 250g
水 適量
例25〜28で記載した方法と同様の方法で、例1〜24のいずれかに係る異なる化合物又は以下の化合物又は各々の場合その塩を含んでなる医薬組成物を製造することもできる:
1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−4−メチル−ピペラジン;
1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−4−(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン;
10−アリルアミノメチルジベンゾ[b,f]オキセピン;
10−アミノメチルジベンゾ[b,f]オキセピン;
10−ブチルアノミメチルジベンゾ[b,f]オキセピン;
N,N−ジエチル−N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N,N−ジメチルアミン;
N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチルアミン;
1−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)ピロリジン;
N−〔1−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N,N−ジメチルアミン;
1−(8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−4−メチル−ピペラジン;
(8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ジメチルアミン;
(8−メトシキ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−メチルアミン;
(8−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ジメチルアミン;
(8−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−ジエチ
ルアミン。
Claims (4)
- N−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン又はその塩を含んで成る、請求項1に記載の治療剤。
- N−(ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−(1−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−メチル−N−プロプ−2−イニル−N−(3−トリフルオロメチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)アミン;
N−(7−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−(8−メトキシ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−(8−tert−ブチル−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−(6−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン;
N−(1−フルオロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン、もしくは
N−(7−クロロ−ジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イルメチル)−N−メチル−N−プロプ−2−イニルアミン、又は
これらの塩を含んで成る、請求項1に記載の治療剤。 - 請求項1に記載の化合物又はその医薬として許容される塩を、医薬賦形剤又はキャリヤーと混合することを特徴とする神経変性疾患治療剤の製造方法。
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