JP2005000263A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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宏 榎本
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Abstract

【課題】図柄の停止表示前の補正を不要とするとともに、演出に応じて偏った出現頻度のはずれ図柄の設定を任意に行うことができるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】複数の図柄から成る複数の図柄列をそれぞれ変動表示及び停止表示させ得る図柄表示手段を備えたパチンコ遊技機において、図柄毎に対応するカウンタ値を有した図柄選択カウンタと、抽選ではずれた際、図柄表示手段で表示させるべき演出を選択するための演出選択カウンタと、該演出選択カウンタによって選択された演出毎に選択されるとともに、図柄選択カウンタに基づいて図柄列毎において停止表示させるべき図柄を決定するための複数の停止図柄テーブルとを備え、停止図柄テーブルは、図柄選択カウンタの複数のカウンタ値が同一の停止図柄を指定し、演出毎に停止図柄の出現率を偏らせ得るものである。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の図柄から成る複数の図柄列をそれぞれ変動表示及び停止表示させ得る図柄表示手段を備え、始動条件の成立時に大当たり状態の抽選を行うとともに、その抽選結果に基づいた図柄を図柄表示手段で停止表示させるパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、パチンコ遊技機の遊技盤に配設された液晶画面等から成る図柄表示手段は、横方向に並んだ3つの図柄列(左図柄、中図柄及び右図柄)を有し、これらの図柄列にはそれぞれ複数の図柄を有している。そして、遊技球が始動口に入賞すると、図柄表示手段の各図柄列が変動表示され、順次停止表示し、その3つの図柄が同じとなって揃った場合、所謂Vゾーンを有した大入賞口を所定タイミングで開閉させ、遊技者にとって有利な特別遊技状態、即ち大当たり状態とされる。
【0003】
ここで、遊技球が入賞口に入賞したとき、遊技盤が有するメイン基板において、乱数を取得し、その取得した乱数がはずれであった場合は、3つの図柄が揃わないで停止表示し、当たりであった場合は、同一の図柄が揃って停止表示されるようになっている。このうち、従来のはずれ図柄の選択方法は、例えば左図柄、中図柄及び右図柄の図柄選択カウンタを0〜11の範囲で割込毎又は割込待ちの無限ループの中で更新し、図柄の変動開始時に各図柄選択カウンタのカウンタ値を取得するとともに、それと対応する数値をそのまま停止表示させる図柄としていた(例えば、特許文献1にて開示されている)。
【0004】
そのため、抽選時に乱数取得してはずれとされた場合であっても、取得したカウンタ値に応じた図柄が揃ってしまう可能性があり、その場合、中図柄のカウンタ値を1加算して修正するなどの制御を行い、3つの図柄が揃わないような補正を行っていた。即ち、図柄変動開始時に取得されるカウンタ値は、最初に取得された当たり又ははずれを決定する乱数とは別個独立しているものであるため、抽選ではずれが決定されていても所定確率で3つの図柄が揃ってしまう可能性があったので、補正をかけた後に各図柄を停止表示させていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−224776号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のパチンコ遊技機においては、抽選ではずれが決定されていても取得したカウンタ値によって3つの図柄が揃ってしまう可能性があり、停止表示させる前に取得したカウンタ値に所定の補正をかける必要があった。また、取得して決まったカウンタ値に対応してリーチ演出を決定していたため、演出に応じた自由なはずれ図柄の設定ができないという問題もあった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、図柄の停止表示前の補正を不要とするとともに、演出に応じて偏った出現頻度のはずれ図柄の設定を任意に行うことができるパチンコ遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の図柄から成る複数の図柄列をそれぞれ変動表示及び停止表示させ得る図柄表示手段を備え、始動条件の成立時に大当たり状態の抽選を行うとともに、その抽選結果に基づいた図柄を前記図柄表示手段で停止表示させるパチンコ遊技機において、図柄毎に対応するカウンタ値を有した図柄選択カウンタと、前記抽選ではずれた際、前記図柄表示手段で表示させるべき演出を選択するための演出選択カウンタと、該演出選択カウンタによって選択された演出毎に選択されるとともに、前記図柄選択カウンタに基づいて図柄列毎において停止表示させるべき図柄を決定するための複数の停止図柄テーブルとを備え、前記停止図柄テーブルは、前記図柄選択カウンタの複数のカウンタ値が同一の停止図柄を指定し、演出毎に停止図柄の出現率を偏らせ得ることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のパチンコ遊技機において、前記停止図柄テーブルの少なくとも一つは直接停止図柄を指定する値が配置され、その他の停止図柄テーブルは、指定された図柄列の値からの演算値が配置されていることにより、前記直接指定された停止図柄及び演算によって指定された停止図柄が前記図柄表示手段に表示されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るパチンコ遊技機は、3列の図柄を変動表示又は停止表示させ得る図柄表示手段を具備し、始動条件の成立により当該図柄が変動表示されるとともに、所定時間経過後に停止表示され、その停止表示された図柄が同一で揃った場合、大当たり状態として遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生するものである。
【0011】
具体的には、図1に示すように、本パチンコ遊技機は、ガラス板2が取り付けられた前面枠3を有しており、該ガラス板2から遊技者が遊技盤4を目視し得るように構成されている。この遊技盤4の遊技領域には、始動口6や大入賞口7の他、種々役物から成る図柄表示手段5が配設されている。かかる図柄表示手段5は、その画面に図柄や背景、及び演出のための各種キャラクタ等を表示し得るものであり、始動条件が成立(始動口6に遊技球が入賞)したときに、3つの図柄を所定時間変動表示させ、これら図柄が3つ同じとなって揃った状態で停止表示されることにより「大当たり」状態を発生させ得るよう構成されている。
【0012】
例えば、図3に示すように、図柄制御手段5を横方向に3列に並べて配置された左図柄5a、中図柄5b及び右図柄5cが表示されるようになっており、それぞれの図柄は、図4に示すように、図柄選択カウンタ(同図下段)の指定値(0〜11)と対応した図柄列の一つを成している。即ち、図柄選択カウンタは、左図柄5aと対応する左図柄カウンタ、中図柄5bと対応する中図柄カウンタ、右図柄5cと対応する右図柄カウンタを有し、各図柄列の図柄は、カウンタ値に基づく指定値と対応している。
【0013】
ここで、本実施形態においては、各図柄列の図柄の個数が12個に対し、図柄選択カウンタのカウンタ値の個数(同図上段参照)はそれぞれ120個とされており、従来の如く所定の図柄列の図柄とカウンタ値とが1対1とされず、カウンタ値の方が図柄の個数より多く設定されている。尚、図柄選択カウンタのカウンタ値の個数は、各図柄列の図柄の個数より多ければ足り、本実施形態の如く120に限定されるものではない。
【0014】
「大当たり」状態が発生すると、所謂Vゾーンを有する大入賞口7が所定時間及びタイミングで開閉し、遊技者が多数の遊技球を獲得できるといった遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生する。尚、「大当たり」中においては、前面枠3や遊技盤4等に取り付けられた各種ランプやフラッシュ等が点滅又は点灯するとともに、図柄表示手段5の画面上においてキャラクタ等による所定の演出が行われるようになっている。
【0015】
また更に、パチンコ遊技機1の下部右隅にはハンドル8が配設されており、該ハンドル8の回動操作により上皿9内の遊技球を遊技盤4の遊技領域に連続的に打ち出し得るよう構成されている。尚、同図中における符号10は、下皿を示しており、該下皿10の近傍にはスピーカが配設されて演出のための効果音等が発せられるようになっている。
【0016】
パチンコ遊技機1の内部には、図2に示すように、それぞれCPUやROM及びRAM等を具備したメイン基板11、図柄制御基板12、ランプ制御基板13及び音声制御基板14が配設されている。これら基板は、それぞれ透明樹脂から成るケース(不図示)内に収容されつつ所定の基板や素子と電気的に接続されている。尚、図柄表示手段5は、図柄制御基板12のCPUとI/Oを介して接続されている。
【0017】
このうちメイン基板11は、パチンコ遊技機1全般に亘る遊技内容を制御するためのもので、遊技球が始動口6に入賞して始動条件が成立した時に乱数を取得して大当たりかはずれかの抽選を行うものである。また、かかるメイン基板11には、カウンタ値に基づく指定値を有した図柄選択カウンタ(図4参照)と、複数の演出選択テーブル(図5参照)と、複数の停止図柄テーブル(図6参照)とが予め記憶されている。
【0018】
図4で示す図柄選択カウンタは、既述のように、各図柄列の図柄がカウンタ値に基づく指定値と対応しているもので、例えば指定値が0のときは、左図柄5a、中図柄5b及び右図柄5cが漢数字の「一」を、指定値が1のときは、各図柄5a〜5cが漢数字の「二」を、と指定値が8まで順に所定の漢数字と対応し、指定値が9、10及び11のとき、各図柄5a〜5cが漢字の「仕」「事」「人」とそれぞれ対応している。
【0019】
図5で示す複数の演出選択テーブルは、始動条件の成立時に行われる大当たり状態の抽選ではずれたときに取得し得る演出選択カウンタ(不図示)のカウンタ値によって、はずれ通常変動、はずれすべり変動、ノーマルリーチ、SリーチA、SリーチB、特定図柄リーチ、仕事人リーチのいずれの演出とすべきか選択するためのテーブルである。即ち、図柄表示手段5にて行われるはずれの際の演出表示の種類が演出選択カウンタにて選択されるとともに、その演出選択カウンタに対応した演出選択テーブルによって以下に説明する停止図柄テーブルが選択されるのである。
【0020】
図6で示す複数の停止図柄テーブルは、大当たり状態の抽選ではずれた際、図柄列毎において停止表示させるべき図柄を決定するためのもので、停止表示させる左図柄5aを指定する左図柄指定テーブル(同図上段のN1、T1、T2及びS1の4つ)、停止表示させる中図柄5bを決定する中図柄演算テーブル(同図中段のN1、R1、R2、S1の4つ)、及び停止表示させる右図柄5cを決定する右図柄演算テーブル(同図下段のN1、R1、T1、S1の4つ)から成る。
【0021】
これら停止図柄テーブルは、所定の幅(範囲)を持った図柄選択カウンタのカウンタ値と、その個数と、指定図柄又は減算値(演算値)とを対応させたものであり、指定図柄の欄の数値が図4における図柄選択カウンタの指定値に相当する。即ち、停止図柄テーブルは、図柄選択カウンタの複数(個数の欄の数値)のカウンタ値が同一の停止図柄を指定し、演出毎に停止図柄の出現率を偏らせて構成されているのである。
【0022】
例えば、当該停止図柄テーブルのカウンタ値の個数を少なく設定すれば、指定される図柄の出現率が減少する一方、当該個数を多く設定すれば、指定される図柄の出現率が増加するのである。また、左図柄指定テーブルは、図柄選択カウンタのカウンタ値に基づく指定値に対応した図柄を直接指定する値(同図で示すテーブルの右側列の値)が配置される一方、中図柄演算テーブル及び右図柄演算テーブルは、左図柄指定テーブルにて指定された図柄列の値から減算すべき値(同図で示すテーブルの右側列の値)が配置されている。
【0023】
即ち、上述した演出選択テーブルにて左図柄指定テーブル、中図柄演算テーブル、及び右図柄演算テーブルが選択され、このうち左図柄指定テーブルでは所定の幅を持った図柄選択カウンタのカウンタ値(図4参照)に対応した図柄が直接指定され、この直接指定された図柄のカウンタ値から減算した値の図柄が残りの停止図柄とされるのである。
【0024】
次に、上記構成のパチンコ遊技機におけるメイン基板11の制御について説明する。まず、図7で示すように、遊技球が始動口6に入賞すると(S1)、変動記憶個数が1加算され(S2)、大当たりを抽選するための乱数を取得する(S3)。そして、そのときの遊技状態が高確率状態であるか否かを判別し(S4)、高確率である場合は高確率による大当たり判定が行われる(S5)一方、高確率でない場合(即ち、低確率である場合)は通常の確率(低確率)による大当たり判定が行われる(S6)。
【0025】
S5又はS6にて大当たりと判定された場合は、大当たり図柄が選択(S8)された後、その大当たり時の演出が選択される(S9)。そして図柄表示手段5による図柄の変動表示が選択された演出とともに開始され(S10)、所定時間経過した後、図柄変動が停止して各図柄5a〜5cが停止表示される(S11)。これにより、大入賞口7の開閉動作や各種ランプ類の点滅又は点灯が行われて大当たり動作が開始される(S12)。
【0026】
その後、大当たりの際の停止図柄が所定の高確率図柄(例えば奇数の数字等)であるか否かが判別され(S17)、高確率図柄である場合は次の大当たり判定時に大当たりとなり易い高確率がセットされ(S18)、高確率図柄でない場合(低確率図柄である場合)はS1に戻る。
【0027】
一方、S7において、大当たりでない(即ち、はずれ)であると判定されると、はずれ図柄の変動演出選択S13が行われる。かかるS13においては、図8に示すように、まずリーチ発生乱数(例えば0〜22から成る乱数)が取得され(S19)、その乱数が所定の値(例えば3或いは7)であるか否かが判定される(S20)。
【0028】
そして、所定の値でない場合は、はずれ通常変動選択テーブル(図5の最上段参照)がセットされ(S23)、所定の値である場合は、S21へ進み、リーチカウンタ(不図示)によるリーチカウンタ値(例えば0〜100から成る値)が取得される。その取得したカウンタ値に応じてリーチの際の演出の種類(例えば、取得カウンタ値が0〜30の場合はノーマルリーチ、31〜40の場合はSリーチA、41〜50の場合はSリーチB、91〜99の場合は特定図柄リーチ又は100の場合は仕事人リーチ等)が決定される。
【0029】
その後、各演出に対応した停止図柄の選択が行われる(S14)。例えば、図9に示すように、それぞれ0〜119の数値から成る120個の左図柄カウンタ、中図柄カウンタ及び右図柄カウンタのカウンタ値が図柄表示手段5の変動表示開始時に取得され(S24)、S13にて選択された演出の種類に応じた停止図柄テーブルがセットされる。
【0030】
具体的には、はずれ通常変動の場合(S25)は、はずれ通常変動選択テーブルで選択された停止図柄テーブルがセットされる(S30)とともに、S26にてノーマルリーチと判断された場合はノーマルリーチ選択テーブルで選択された停止図柄テーブルのセット(S31)、S27にてSリーチAと判断された場合はSリーチA選択テーブルで選択された停止図柄テーブルのセット(S32)、S28にてSリーチBと判断された場合はSリーチB選択テーブルで選択された停止図柄テーブルのセット(S33)、S29にて特定図柄リーチと判断された場合は特定図柄リーチ選択テーブルで選択された停止図柄テーブルのセット(S34)、及び同S29にて特定図柄リーチでない(即ち、上記いずれの演出ではない)と判断された場合は、仕事人リーチ選択テーブルで選択された停止図柄テーブルのセット(S35)が行われる。
【0031】
即ち、図5で示したように、演出選択テーブルにおいて各演出に応じた停止図柄テーブル(図6に示す左図柄指定テーブルの一つ、中図柄演算テーブルの一つ及び右図柄演算テーブルの一つ)が選択される。例えば、はずれ通常変動選択テーブルがセットされた場合、停止図柄テーブルとして左図柄指定テーブルN1、中図柄演算テーブルN2、及び右図柄演算テーブルN3の3つが選択される。
【0032】
例えば、選択された左図柄指定テーブルがN1であり、且つ、S24にて取得された左図柄カウンタ値が25の場合、その値が属する範囲の図柄が図4で示した図柄選択カウンタにて直接決定される。即ち、左図柄5aは、カウンタ値25が属する範囲は、指定図柄(指定値)が2の値の指定図柄が対応するため、この指定値2に対応する図柄である漢数字の「三」が停止表示されることとなる。このように左図柄カウンタ値に基づき各テーブル(他のリーチの際のテーブルを含む)から左図柄が直接指定されることとなる(S36)。
【0033】
その後、S24にて取得された中図柄カウンタ値に基づき中図柄演算テーブルから減算値(演算値)が取得される(S37)。例えば、ノーマルリーチがセットされた状態にて取得された中図柄カウンタ値が60の場合、選択される中図柄演算テーブルはN1であるため、カウンタ値60が属する範囲の減算値は6とされる(図6の中図柄演算テーブルN1参照)。よって、この場合は左図柄演算テーブルの値(図4に示すカウンタ値)から6減算した値(同)に対応する図柄が指定されることとなる。
【0034】
同様に、S24にて取得された右図柄カウンタ値に基づき右図柄演算テーブルから減算値(演算値)が取得される(S38)。例えば、SリーチAがセットされた状態にて取得された右図柄カウンタ値が100の場合、選択される右図柄演算テーブルはR1であるため、減算値は0(即ち、右図柄と同一)であるとされる。尚、S37又はS38にて減算した後の値がマイナス(負の数値)となった場合、その負の数値に12を加算(各図柄列の図柄の数分だけ加算)し、加算した後の値を演算値とする。
【0035】
こうして決定された停止図柄に基づき、図柄表示手段5にて各図柄列を変動表示させ(S15)、所定時間経過後(演出がある場合はその演出も同時に行った後)、図柄列を順次停止させて3つの図柄全てを指定された通りに停止表示させ(S16)、S1へ戻る。以上で、一連のメイン基板11による主な制御が終了する。
【0036】
本実施形態によれば、演出選択テーブルにて停止図柄テーブルが選択されるとともに、当該停止図柄テーブルのうち左図柄指定テーブルで左図柄を指定しつつ他の図柄(中図柄及び右図柄)は減算による演算値にて指定され、それら指定に基づいた図柄の停止表示が行われるため、図柄の停止表示前の補正を不要とするとともに、演出に応じた自由なはずれ図柄の設定を行うことができる。
【0037】
即ち、停止図柄テーブル(左図柄指定テーブル、中図柄演算テーブル及び右図柄演算テーブル)の指定図柄や減算値を任意に設定することができるので、はずれ図柄を決定した後に、それに対応したリーチ演出をするものと比べ、演出毎の停止図柄の特徴などを任意に細かく設定することができ、遊技性を向上させることができるのである。また、停止図柄テーブルの値を変更するだけで、停止図柄を自由に組み替えることができるので、新しいリーチ演出を設定した場合、そのリーチ演出に対応した停止図柄を簡単に設定することができる。
【0038】
更に、図柄選択カウンタのカウンタ値を各図柄列の図柄の数より多く設定しておき、複数のカウンタ値が同一の停止図柄を指定することにより、演出毎に停止図柄の出現率を偏らせることができ、遊技性をより向上させることができる。即ち、図6に示す個数(即ち、図柄選択カウンタのカウンタ値の幅)の設定を変更すれば、容易に停止図柄の出現率を変更することができ、演出毎の停止図柄の特徴などを更に細かく設定することができる。
【0039】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば停止図柄テーブルにおける図柄選択カウンタのカウンタ値に幅を持たせ、停止図柄の出現率を容易に変更し得るものであれば、左図柄指定テーブル、中図柄指定テーブル、及び右図柄指定テーブルのいずれも直接図柄を指定するものとしてもよい。
【0040】
また、本実施形態における中図柄演算テーブル及び右図柄演算テーブルは、左図柄指定テーブルで指定された図柄列の値(図柄選択カウンタのカウンタ値に基づく指定値)から減算すべき値を決定しているが、他の演算値(例えば加算値)としてもよい。さらに、本実施形態における図柄表示手段5は、横方向に並んだ3つの図柄列を表示し得るものとされているが、他の複数の数の図柄列(縦方向或いは斜め方向であってもよい)を表示し得るものとし、少なくともそのうちの一つが図柄を直接指定され、他の図柄が演算(減算や加算等)により指定するものとしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、停止図柄テーブルが、図柄選択カウンタの複数のカウンタ値が同一の停止図柄を指定し、演出毎に停止図柄の出現率を偏らせ得ることができるので、図柄の停止表示前の補正を不要とするとともに、演出に応じて偏った出現頻度のはずれ図柄の設定を任意に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機を示す全体模式図
【図2】同パチンコ遊技機を制御するための各基板を示すブロック図
【図3】同パチンコ遊技機における図柄表示手段を示す模式図
【図4】同パチンコ遊技機におけるメイン基板に記憶されたカウンタ値の数及びその図柄選択カウンタを示す図
【図5】同パチンコ遊技機におけるメイン基板に記憶された演出選択テーブルを示す図
【図6】同パチンコ遊技機におけるメイン基板に記憶された複数の停止図柄テーブル(左図柄指定テーブル、中図柄演算テーブル及び右図柄演算テーブル)を示す図
【図7】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機におけるメイン基板の制御を示すフローチャート
【図8】図7におけるはずれ図柄演出選択の際の制御を示すフローチャート
【図9】図7における停止図柄選択の際の制御を示すフローチャート
【符号の説明】
1…パチンコ遊技機
2…ガラス板
3…前面枠
4…遊技盤
5…図柄表示手段
6…始動口
7…大入賞口
8…ハンドル
9…上皿
10…下皿
11…メイン基板
12…図柄制御基板
13…ランプ制御基板
14…音声制御基板

Claims (2)

  1. 複数の図柄から成る複数の図柄列をそれぞれ変動表示及び停止表示させ得る図柄表示手段を備え、始動条件の成立時に大当たり状態の抽選を行うとともに、その抽選結果に基づいた図柄を前記図柄表示手段で停止表示させるパチンコ遊技機において、
    図柄毎に対応するカウンタ値を有した図柄選択カウンタと、
    前記抽選ではずれた際、前記図柄表示手段で表示させるべき演出を選択するための演出選択カウンタと、
    該演出選択カウンタによって選択された演出毎に選択されるとともに、前記図柄選択カウンタに基づいて図柄列毎において停止表示させるべき図柄を決定するための複数の停止図柄テーブルと、
    を備え、前記停止図柄テーブルは、前記図柄選択カウンタの複数のカウンタ値が同一の停止図柄を指定し、演出毎に停止図柄の出現率を偏らせ得ることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記停止図柄テーブルの少なくとも一つは直接停止図柄を指定する値が配置され、その他の停止図柄テーブルは、指定された図柄列の値からの演算値が配置されていることにより、前記直接指定された停止図柄及び演算によって指定された停止図柄が前記図柄表示手段に表示されることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
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