JP2004536157A - 水中水型のポリマー分散液を製造する方法 - Google Patents

水中水型のポリマー分散液を製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、水溶性分散剤Bを含有する水性相に分散されたモノマーが、場合によっては水溶性塩の添加後に、ラジカル重合に供される、ポリマーAと少なくとも一種のポリマー性分散剤Bを含有する水中水型分散液の製造方法に関する。この重合後に、こうして得られた水溶性または水膨潤性ポリマーAに水溶性酸が添加されるが、全分散液に対して、酸が0.1〜0.5重量%、塩が最大3重量%まで添加され、該塩と酸との合計量は全分散液に対して最大8重量%である。

Description

【発明の属する技術分野】
【0001】
微細に分散した、水溶性または水膨潤性のポリマーAと、ポリマー性分散剤Bを含んでいる連続した水性相とを含んでいる水中水型のポリマー分散液の製造方法、このようにして得られる水中水型のポリマー分散液、およびその紙製造での助剤としてあるいは固体の沈降分離での凝集剤(flocculant)としての使用を関する。
【従来の技術】
【0002】
水中水型のポリマー分散液の製造は従来の技術で繰り返して記述されている。この文脈での主な目的は取り扱いがより容易な水中水型の分散液を得ることである。国際出願 WO 98/14405には、コスモトロピックな塩とカオトロピックないしはアニオン性である有機塩との混合物を分散されたポリマー成分の製造中に添加すると、水中水型分散液の粘度を下げることができることが記載されている。
【0003】
国際出願WO98/31748には、安定していて、分散されたポリマーの比較的高い含有量にもかかわらず、注入可能な水中水型の分散液であるが、但し水中水型の分散液の製造の際に水溶性の無機の塩が分散されたモノマー溶液に重合の前に少なくとも10重量%の量で加えられる水中水型の分散液が記載されている。この種の高い塩量は水中水型分散液の利用方法によっては容認されない。
【0004】
国際出願WO98/31749には水中水型分散液が低粘度で製造後に注入可能で、貯蔵中に注入可能な状態を維持し不可逆的な凝集を起こさない水中水型の分散液が記載されている。この国際出願の教示によると、これは、ポリヒドロキシ化合物を重合されるモノマー溶液が存在している分散媒に加えることにより達成される。しかし、さらに希釈すると、得られた水中水型の分散液は―もしかすると同じく塩を含むかもしれない―ある度を越えてさらに希釈しなければならなくなる。なぜなら、そうしないと、ブルックフィールド粘度の望ましからざる大きい増加が希釈中に不希釈の水中水型分散液と比較して起こるからである。これは該水中水型分散液の利用上の不利である。
【0005】
ヨーロッパ出願EP−A−0630 909には水中水型の分散液の製造方法が記載されているが、これによると多価でアニオン性の塩が重合される分散モノマー溶液に粘度制御のために少なくとも15重量%の量で加えられる。得られた水中水型の分散液の粘度を減らすためにはより多量の塩が加えられる。再び、加えられた塩量が多いことは、この水中水型の分散液をすべての利用のために使用することが困難であることを意味する。
【0006】
さらに、従来の技術から知られる水中水型の分散液の場合には、長期間貯蔵すると、特に過酷な条件の下、例えば25℃から50℃の温度に長期間貯蔵すると、変化、すなわち水中水型の分散液の有利な特性が損なわれる可能性があり、その結果より長い濾水時間(drainage time)を必要とするに至る。
【0007】
従って、本発明の目的は、過酷な条件、例えば25℃以上50℃までの温度下にたとえ貯蔵しても事実上使用特性が変化しない水中水型のポリマー分散液が得られる方法を提供することであった。
【0008】
本発明によれば、これは、水溶性分散剤Bを含有する水性相に分散されたモノマーがラジカル重合に、場合によっては水溶性塩の添加後に、供され、重合後にこうして得られた水中水型分散液に水溶性酸が添加される、水溶性および/または水膨潤性のポリマーAとポリマー性で水溶性の分散剤Bを含有する水中水型ポリマー分散液の製造方法において、全分散液に対して、それぞれ、前記の酸が0.1〜0.5重量%、前記の塩が最大3重量%まで添加され、但し該塩と酸とは一緒に全分散液に対して最大5重量%であることを特徴とする上記製造方法により達成される。
【0009】
酸は全分散液に対して、0.2〜3.5重量%の量で好ましくは加えられ、特に好ましくは0.3〜2重量%の量である。
【0010】
塩が水中水型のポリマー分散液の製造で使用される限りは、この塩は全分散液に対して好ましくは最高2.0重量%までの量で、特に好ましくは0.5〜1.5重量%の量で加えられる。この文脈で、加えられる水溶性の酸、および場合により加えられる水溶性の塩の量は、全分散液に対して好ましくは最高3.5重量%になるべきである。
【0011】
水溶性の有機酸および/または無機酸が、本発明に従って製造された水中水型のポリマー分散液に添加される酸として使用することができる。有機水溶性の酸として特に適切に使用できるのは、カルボン酸、スルホン酸、ホスホン酸、好ましくは脂肪族または芳香族のモノカルボン酸、ジカルボン酸、ポリカルボン酸および/またはヒドロキシカルボン酸、好ましくは酢酸、プロピオン酸、クエン酸、シュウ酸、コハク酸、マロン酸、アジピン酸、フマル酸、マレイン酸、安息香酸、最も特に好ましくはクエン酸、アジピン酸および/または安息香酸である。無機酸として適切に使用されるのは、水溶性の鉱酸、好ましくは塩酸、硫酸、硝酸および/またはリン酸である。クエン酸、アジピン酸、安息香酸、塩酸、硫酸および/またはリン酸が特に好ましく使用される。
【0012】
本発明による方法を実施するために、モノマーは、好ましくはモノマー水溶液のかたちで、少なくとも1種のポリマー性分散剤Bを含んでいる水性相に微細に分散される。これらのポリマー性分散剤は比較的低い分子量を持ち、好ましくは最大2.0x10、好ましくは50,000〜1.2x10g/モルのGPC方法(ゲル浸透クロマトグラフィー、1.5%ギ酸をプルラン(pullulan)標準に対しての溶離液として)によって測られた平均分子量Mwを示す。
【0013】
これらのポリマー性分散剤はエーテル基、カルボキシル基、スルホ基、硫酸エステル基、アミノ基、アミド基、イミド基、第三級アミノ基および/または第4級のアンモニウム基の範囲から選択される少なくとも1種の官能基を示す。
【0014】
セルロース誘導体、ポリビニルアセテート、スターチ、スターチ誘導体、デキストラン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピリジン、ポリエチレンイミン、ポリアミン、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルスクシンイミド、ポリビニル−2−メチルスクシンイミド、ポリビニル−1,3−オキサゾリドン−2、ポリビニル−2−メチルイミダゾリンおよび/またはこれらのマレイン酸、マレイン酸無水物、フマル酸、イタコン酸、イタコン酸無水物、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸の塩および/または(メタ)アクリル酸アミド化合物との共重合体が例として挙げられる。
【0015】
ポリマー性分散剤Bとして特に好ましいものは、例えば、ジアリルジメチルアンモニウム塩化物、アルキルもしくはアルキレン基に1〜3個の炭素原子を有し、プロトン化ないしは第四級化されてアンモニウム塩化しているジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートまたはアクリルアミド、好ましくはジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートの塩化メチル−第四級化アンモニウム塩のようなカチオン性のエチレン性不飽和モノマーに由来するカチオン性モノマー単位少なくとも30重量%、好ましくは少なくとも50重量%、特に好ましくは 1OO重量%からなるカチオン性ポリマーである。ポリジアリルジメチルアンモニウム塩化物が本発明による方法で特に好ましくポリマー性分散剤Bとして用いられる。
【0016】
本発明による方法の望ましい実施形態では、水溶性のポリマー性分散剤Bは水溶性の、多官能性アルコールおよび/またはそれの脂肪族アミンとの反応生成物と共に使用される。この文脈では、50〜50,000の、好ましくは1,500〜30,000の分子量を有する、ポリアルキレングリコール、好ましくはポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレン/エチレンオキシドのブロック共重合体、低分子の多官能性アルコール、例えばグリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ペンタエリトリトールおよび/またはソルビトールが多官能性の水溶性アルコールとして特に適切で、かつ/またはそれらのアルキルあるいはアルキレン残基にC−C22を有する脂肪族アミンとの反応生成物が特に適切である。
【0017】
モノマーが―好ましくは水溶液の形で―分散された水性相は、分散状態を維持し、生成するポリマー粒子の制御不能な成長および/または生成ポリマー粒子の凝集を防ぐために、重合の間に形成されたポリマーAのため十分な水溶性のポリマー性分散剤Bと、該当する場合には多官能性アルコールおよび/または上述の反応生成物を含んでいなくてはならない。ポリマー性分散剤Bと場合により存在する他の分散剤成分は全分散液に対して5〜50重量%、好ましくは10〜20重量%の量で加えられることが好ましい。
【0018】
水溶性の分散剤成分が追加されてポリマー性分散剤Bとともに使用される場合は、ポリマー性分散剤B:かかる成分の重量比は1:0.01〜0.5、好ましくは1:0.01〜0.3に維持されるべきである。
【0019】
分散された状態で、好ましくは微細にかつ均質に分散された状態にあるポリマー性分散剤Bを含んでいる水性相に存在しているモノマーは、カチオン性および/または両親媒性のエチレン性不飽和モノマーを含み、この際に存在する可能性のある水不溶性モノマーの含有量は重合後に得られるポリマーAの水溶性または水膨潤性を損なわないように選択される。
【0020】
本発明による方法によって製造したポリマーAは高分子であるが、それにもかかわらず、GPC法によって測られる平均分子量 Mwが> 1.0x10g/モルである水溶性または水膨潤性のポリマーである。なお、ポリマーAの平均分子量Mwはポリマー性分散剤Bのそれより常に大きい。
【0021】
次の一般式(I)の化合物がポリマーAの製造のために非イオン性モノマーとして使用することができる:
【化7】
Figure 2004536157
ここで、
は水素あるいはメチル残基を表し、
とRは相互に独立に水素、炭素原子数1〜5のアルキルまたはヒドロキシアルキル残基を表す。
【0022】
(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロヒル(メタ)アクリルアミドあるいはN,N−置換(メタ)アクリルアミド、例えばN,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−メチル−N−エチル(メタ)アクリルアミドあるいはN−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミドが好ましく使用され、最も特に好ましくはアクリルアミドである。
【0023】
次の一般式(II)の化合物はポリマーAを製造するためのカチオン性モノマーとして適している:
【化8】
Figure 2004536157
ここで、
は、水素あるいはメチル残基を表し、
は、O、NHあるいはNR(Rは炭素原子数1〜4のアルキル残基)を表し、
Yは、次の基:
【化9】
Figure 2004536157
または
【化10】
Figure 2004536157
〔ここで、YとYは場合によりOH基で置換されている炭素原子数2−6のアルキレン残基を表し、
、Y、Y、Y、YおよびYは、相互に独立に炭素原子数1〜6のアルキル残基を表し、
は、ハロゲン、アセテート、SOCH を表す。〕
【0024】
アルキルまたはアルキレン基にC〜Cを有するジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートあるいはジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドがプロトン化あるいは第四級化されたものが好ましく適切であり、特に好ましくはジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミドおよび/またはジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドの塩化メチル−第四級化アンモニウム塩である。
【0025】
次の一般式(III)あるいは(IV)の化合物は両親媒性モノマーとして適切である:
【化11】
Figure 2004536157
ここで、
は、O、NHあるいは NR(Rは炭素原子数1〜4のアルキル残基)を表し、
は、水素あるいはメチル残基を表し、
は、炭素原子数1〜6のアルキレンを表す、
とRは、相互に独立に炭素原子数1〜6のアルキル残基を表し、
は、8〜32個の炭素原子を有する、アルキル、アリールおよび/またはアラルキル残基を表す、そして
は、ハロゲン、擬ハロゲン、SOCH あるいはアセテートを表す。
または
【化12】
Figure 2004536157
ここで、
は、O、NHあるいは NR(Rは炭素原子数1〜4のアルキル残基)を表し、
は、水素あるいはメチル残基を表し、
10は、水素、8〜32個の炭素原子を有する、アルキル、アリールおよび/またはアラルキル残基を表す、
は、2〜6個の炭素原子を有するアルキレン残基を表す、そして
nは、1〜50の間の整数を表す。
【0026】
これらは、(メタ)アクリル酸の、脂肪アルコールでエーテル化されたポリエチレングリコール(10〜40のエチレンオキシド単位)による変換生成物、あるいは(メタ)アクリルアミドの対応する変換生成物であることが好ましい。
【0027】
ポリマーAの製造には、モノマー組成物は、各場合のモノマー全量に対して、1〜99重量%、好ましくは20〜80重量%のカチオン性モノマーから成ることが好ましい。特に好ましくは、ポリマーAは非イオン性モノマー、好ましくはアクリルアミドと、一般式IIのカチオン性のモノマー、好ましくは第四級化されたジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよび/またはジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドの混合物を使って製造される。最も特に好ましくは、塩化メチルで第四級化されたジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートが使用される。この種のモノマー混合物で、カチオン性モノマーの含有量は好ましくは少なくとも20%である。
【0028】
モノマーは、少なくとも1つの分散剤Bを含んでいる水性相中に、全溶液に対してまたは得られる全分散液に対して、5〜60重量%、好ましくは10〜50重量%の量で分散される。高分子のポリマーAが重合によってモノマーから生成される。
【0029】
ポリマー性分散剤BとポリマーAとは異なっているが、この相違は、物理的なパラメータ、例えば異なった分子量および/または化学構造、あるいは異なったモノマー組成の結果であってよい。
【0030】
本発明による方法で、重合が水溶性の塩の存在下で好ましくは行われる。アンモニウム、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の塩が水溶性の塩として用いられることができ、好ましくはアンモニウム、ナトリウム、カリウム、カルシウムおよび/またはマグネシウムの塩である。この種の塩は無機酸あるいは有機酸の、好ましくは有機のカルボン酸、スルホン酸もしくはホスホン酸の、あるいは鉱酸の塩であり得る。水溶性の塩は、好ましくは脂肪族または芳香族のモノカルボン酸、ジカルボン酸、ポリカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、好ましくは酢酸、プロピオン酸、クエン酸、シュウ酸、コハク酸、マロン酸、アジピン酸、フマル酸、マレイン酸もしくは安息香酸または硫酸、塩酸もしくはリン酸の塩である。最も特に好ましくは、塩化ナトリウム、硫酸アンモニウムおよび/または硫酸ナトリウムが水溶性の塩として用いられる。
【0031】
塩は重合の前、重合の間あるいは重合の後に系に加えることができる。モノマーの重合前の塩の添加が好ましい。
【0032】
重合に引き続いて、水溶性酸がそれぞれの場合に全分散液に対して0.1〜5重量%の量で、好ましくは0.2〜3.5重量%の量で、特に好ましくは0.3〜2.0重量%の量で水中水型のポリマー分散液に加えられる。添加は好ましくは攪拌下で行われる。適切な水溶性の酸は有機酸および/または無機酸、好ましくは有機のカルボン酸、スルホン酸、ホスホン酸あるいは鉱酸である。
【0033】
好ましく適切である有機酸はカルボン酸、例えば脂肪族または芳香族のモノカルボン酸、ジカルボン酸、ポリカルボン酸および/またはヒドロキシカルボン酸であり、好ましくは酢酸、プロピオン酸、クエン酸、シュウ酸、コハク酸、マロン酸、アジピン酸、フマル酸、マレイン酸、安息香酸、特に好ましくはクエン酸、アジピン酸および/または安息香酸であり、一方、塩酸、硫酸および/またはリン酸が無機酸として好ましくは適切である。クエン酸、アジピン酸および/または安息香酸が特に好ましい。
【0034】
本発明による方法を実施するために、ポリマー性分散剤B、場合により多官能性アルコールおよび/または脂肪アミンによる対応する変換生成物を水に溶解するか希釈し、モノマーあるいはその水溶液を周知の方法、好ましくは攪拌によって分散させることによって、連続水性相を作り出す。
【0035】
ポリマーAのモノマーは該連続水性相中にそのままで直接に、または好ましくはモノマー水溶液の状態で取り込むことができる。
【0036】
モノマー溶液は一般に全溶液に対して5〜60重量%、好ましくは10〜50重量%のモノマーを含んでいるが、残りは水とそれに含まれる助剤、例えばキレート剤からなる。重合は例えば重合開始剤と称されるラジカル開始剤を使用して開始される。使用されるラジカル開始剤は、好ましくは2,2−アゾビイソブチロニトリル、2,2−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、または、好ましくは過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素のようなアゾ化合物であり、これらは場合によってはアミンまたは亜硫酸ナトリウムのような還元剤と併用されてもよい。重合させられるモノマーに対して、開始剤の量は一般に10 〜1重量%、好ましくは10 〜0.1重量%の範囲にある。開始剤は重合の開始時において完全に添加してもよく、または一部添加して残りを重合の過程を通して添加してもよい。同様に、モノマーあるいはモノマー溶液を重合の開始の際に分散剤Bに完全にまたは部分的に分散させることができ、後者の場合モノマーあるいはモノマー溶液の残りは重合の全コースにわたって部分量ずつ計量供給の形かまたは連続供給流として添加される。さらに、EP−A−0 664 302の方法にしたがって水中水型分散液を製造することもできる。該文献の該当開示は参考文献としてここに引用し含める。本質的に、この方法は重合中の水の除去と、必要であるならポリマー性分散剤Bの添加を伴う。
【0037】
重合温度は一般に0〜120℃、好ましくは50〜90℃である。重合は、系を不活性ガスで洗い出し、重合が不活性ガス雰囲気中、例えば窒素雰囲気中で起きるように行うことが好ましい。重合変換あるいは重合の終わりは残余のモノマー含有量を測定することによって容易に確認することができる。これをするための方法は当業者に知られている。
【0038】
重合後に、酸が加えられる前に、好ましくは分散液を攪拌しながら反応混合物を冷却すると有利であることがある。
【0039】
本発明による方法は、一般に短い製造時間内で水中水型の分散液を製造するのに成功する。
【0040】
本発明に従って得られる水中水型分散液は、製造後、即ち長期間にわたる貯蔵の前だけでなく、場合によっては水での希釈後であっても、固体の沈降分離、好ましくは水や処理水の状態調整もしくは廃水の処理において、または原料(好ましくは、石炭、アルミニウムもしくは石油)の抽出において優れた凝集剤であり、紙製造において助剤であり、あるいは、油および/またはグリースを含む水系混合物の分離におけるデマルシファイアーであり、製紙における優れたシックナー、リテンション剤(retention agents)、濾水性促進剤であり、および/または、作物保護産物(crop protection products)用添加物(場合により他の生物学的有効物質と併用される)、または耐侵食剤(anti−erosion agents)用添加物として予想外の利点を有する。本発明により得られる水中水型の分散液は、過酷な条件、例えば高温、即ち25℃を超え最高50℃までの温度で長期間貯蔵した後でも事実上この優れた効果に変化を見せない。本発明により得られる分散液の品質の保持は、産業分野においてユーザーのこれまで満たされなかった要求に応えるものであり、また、とりわけ、これらの分散液が過酷な気候条件にさらされる地域に輸送され、使用される場合には不可欠なものである。
【0041】
方法
1.溶液粘度の測定
本発明により製造された水中水型の分散液の溶液粘度を測定するために、完全に脱塩された水で水中水型のポリマー分散液に対し5重量%の溶液が調製される。5%溶液340gが測定に必要である。このために、完全に脱塩した水の必要な量を400ミリリットルビーカーに入れる。ビーカーの水をフィンガー攪拌機で形成される渦巻きがビーカーの底に届くほど激しく攪拌する。5%溶液を調製するのに必要な量の水中水型分散液を使い捨て注射器を使って一回分としてビーカーの攪拌中の水に加える。次に溶液を300rpm(±10rpm)において1時間攪拌する。10分間放置後、ブルックフィールド粘度をRVT−DVIIブルックフィールド粘度計により、No.2スピンドルをスピード10で使用して測定する。
【0042】
2.塩粘度の測定
289gの完全に脱塩された水を400ミリリットルのビーカーに計量する。ビーカーの水をフィンガー攪拌機で形成される渦巻きがビーカーの底に届くほど激しく攪拌する。本発明により調製された水中水型分散液17gを使い捨て注射器を使って一回分としてビーカー中の攪拌中の水に加える。水中水型分散液が溶解したら直ぐに34gの塩化ナトリウム(工業的)を投入する。該溶液を300±10rpmで60分間攪拌した後、さらに10分間放置する。ブルックフィールド粘度をRVT−DVIIブルックフィールド粘度計によりNo.1スピンドルをスピード10で使用して測定する。
【0043】
3.スタンバーグ(Stammberge)スラリーを用いる凝集値の測定
この方法は、液体カラムの決められた区間長を沈降する沈降によって固体/液体分離過程で凝集する固体に必要とされる沈降分離時間を測定するために使用される。この方法の実施には、「ウムヴェルト」(”Umwelt”)1/1981、25〜27ページのJ.ロイターによる発表を参照されたい。
【0044】
次の物質の分散液を測定のために最初に調製する。
【0045】
使用される固体は、「ブラウトン・HFF−スペジアル」(”Blauton HFF −Spezial”)、2μm未満が95%超の約37% Al(トンヴェルケ・ブラウン・ヴィッターシュリック/ボン市(Tonwerke Braun Witterschlick/Bonn))であり、これをクレフェルト市(Krefeld)の水道水(即ち、ドイツ硬度25度の合成水道水)に分散した。
【0046】
このために、18gのブラウトンが1000ミリリットルの水道水に加えられる。該混合物は次に20秒間ミキサー(10,000±100rpm)で分散される。得られた分散液は標準テストシリンダーに一番上のマークまで(図1参照)注入される。テストシリンダーは40mm離れている二つのマークを有し、プレキシグラスでできていて、一番上のマークまで250ミリリットルである。 図1の数字の単位はミリメートルである。
【0047】
凝集値の測定のための水中水型の分散液の調製:
【0048】
テストされる水中水型の分散液はそれらのポリマー含有量(ポリマーAとポリマー性分散剤B)に応じて0.01重量%のポリマー含有量に水道水で希釈される。
【0049】
凝集値を測るために、上述したクレー(clay)分散液で満たされたテストシリンダーをフィンガー攪拌機の下に置く。攪拌(320rpm)しながら、2.5ミリリットルの硫酸アルミニウム(200gのAl(S0x18HO/リットル蒸留水)が加えられ、その後に上述した0.01%ポリマー溶液5ミリリットルが15秒以内に加えられ、さらに5秒以上の後に攪拌機のスイッチが切られる。これによりクレー分散液の凝集体(flocculation (agglomeration))が生じ、それは急速に沈降する。クレーフロックがテストシリンダーの上側の(第一の)マークに到達した途端に時間測定を開始する。下側の(第二の)マークに達するのに要した時間を凝集値(単位:秒)という。
【0050】
凝集値が小さいほど凝集剤の効果がより有益である。
【0051】
4.ショッパー−リーグラーの叩解・濾水度試験機による濾水加速の測定
このテスト方法は「シュリフテンライヘ・デア・パピールマッヒィアーシュール 」(”Schriftenreihe der Papiermacherschule”)、15巻初版、1995年 68〜71ページにエッチ・ベッカーとディー・ツァーラーにより説明されている。このテスト方法によれば、特定のパルプ懸濁液に水中水型分散液を添加することにより生じる濾水の加速が、ショッパー−リーグラーの叩解・濾水試験機を用いて測定される。
【0052】
このために、いずれの場合も、水中水型分散液は完全に脱塩された水を使って、0.01重量%のポリマー(ポリマーAとポリマー性分散剤B)濃度に調整される。使用される濾水装置は前述のショッパー−リーグラー装置であり、これは裏側にワイヤーを有し、満たす間はコーンで密封される2000ミリリットルの金属カップを備えている。
【0053】
濾水の加速は標準的な回収紙から調製した1重量%パルプ懸濁液について測定される。
【0054】
このために、3gの乾燥器で乾燥した回収紙繊維を水道水でショッパー−リーグラー濾水度カップ内で1重量%パルプ懸濁液300gに調整する。水中水型の分散液からなる、上述した濾水促進剤を0.01重量%溶液に調整する。濾水テストは3種のポリマー濃度について行われるが、すなわち前記0.01%の濾水剤3ミリリットル、6ミリリットルおよび9ミリリットルがそれぞれ200ミリリットルの水道水で希釈され、各場合の溶液はショッパー−リーグラー濾水度カップ中の紙繊維懸濁液に加えられ、水道水で1000ミリリットルにされる。カップの中身は次に、底が閉じられているショッパー−リーグラー装置の充填チャンバーに移され、直ぐに密封コーンによる密封が外される。該密封コーンを開いた後、1000ミリリットルの紙繊維懸濁液の700ミリリットルをろ去するのに要する時間が測られる。 このために、ろ液が集められ、700ミリリットルになる時間が記録される。この時間を濾水時間という。
【0055】

次の例で、溶液粘度あるいは塩粘度、凝集値および濾水効果は上に説明された方法にしたがって測定された。「溶液」の用語は常に水溶液を意味するために使用される。
【0056】
例1
231.0gのアクリルアミド溶液(50%)、231.1gの完全に脱塩された水、塩化メチルで第四級化されたジメチルアミノエチルアクリレート43.2g(80%)、9.5gの工業的な硫酸アンモニウム、0.2gのジエチレントリアミン・ペンタ酢酸ナトリウム塩(40%)、400gのポリジアリルジメチルアンモニウム塩化物(40%)、分子量9,000〜12,000のポリエチレングリコール14.25g、および5gの2,2−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリドが、攪拌機と窒素供給ラインとを備え、真空ポンプに接続された2リットルのフラスコに入れられ、そして、攪拌によって均質に分散される。フラスコは真空ポンプに接続することにより脱気され、次に残存する酸素を除去するために該混合物を約15分間窒素を通気して追い出す。100〜150 rpmで攪拌しながら、混合物はモノマーを重合させるために35℃に加熱される。75℃の最高温度が達したら、混合物は15分間の短時間再度攪拌される。その後、微粉状態のクエン酸10gを投入し、攪拌によって該分散液と混合される。一定した攪拌20分間の後、得られた水中水型の分散液は20℃に冷却される。
【0057】
上述したようにして、この水中水型の分散液の溶液粘度は60mPa・sと測定された。塩粘度は、上述したようにして、再び、36mPa・sであった。
【0058】
比較例 1
例1が、クエン酸がまったく加えられなかった以外は、繰り返された。
こうして得られた水中水型の分散液の5%の溶液粘度は52mPasと測定され、塩粘度は、上述したようにして、32mPasであった。
【0059】
例2
231.0gのアクリルアミド溶液(50%)、231.1gの完全に脱塩された水、塩化メチルで第四級化されたジメチルアミノエチルアクリレート43.2g(80%)、9.5gの工業的な硫酸アンモニウム、0.2gのジエチレントリアミン・ペンタ酢酸ナトリウム塩(40%)、400gのポリジアリルジメチルアンモニウム塩化物(40%)、分子量9,000〜12,000のポリエチレングリコール14.25g、および4gの2,2−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリドが、攪拌機と窒素供給ラインとを備え、真空ポンプに接続された2リットルのフラスコに入れられ、そして、攪拌によって分散される。フラスコは真空ポンプに接続することにより脱気され、次に残存する酸素を除去するために該混合物を約15分間窒素を通気して追い出す。100〜150rpmで攪拌しながら、混合物はモノマーを重合させるために35℃に加熱される。75℃の最高温度が達したら、混合物は15分間の短時間再度攪拌される。その後、微粉状態のクエン酸10gを投入し、攪拌によって該分散液と混合される。一定した攪拌35分間の後、得られた水中水型の分散液は20℃に冷却される。
【0060】
上述したようにして、この水中水型の分散液の溶液粘度は300mPa・sと測定された。塩粘度は、上述したようにして、再び、150mPa・sであった。
【0061】
比較例 2
例2が、クエン酸がまったく加えられなかった以外は、繰り返された。
こうして得られた水中水型の分散液の5%の溶液粘度は上述のようにして280mPasと測定され、塩粘度は、上述したようにして、135mPasであった。
【0062】
例3
163.2gの完全に脱塩した水、144.75gの80重量%トリメチルアンモニウムエチルアクリレート塩化物、231.0gの50重量%アクリルアミド溶液、水溶液が200〜400mPasの範囲の粘度を有する40重量%ポリジアリルジメチルアンモニウム塩化物420.0g、9,000〜12,000の範囲での分子量を有する14.0gのポリエチレングリコール、12.2gの工業的な硫酸アンモニウム、0.26gの40重量%ジエチレントリアミン吉草酸ナトリウム塩、および1.54gの2,2−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩が、攪拌機と窒素供給ラインとを備え真空ポンプに接続された2リットルのフラスコに入れられる。
【0063】
溶液のpH値は5.0である。該溶液から酸素除去し、そして例1で示した手順にしたがって重合した。82℃の最高温度に到達した後、例1に記載のようにして、12.85の微細なクエン酸粉末が攪拌によって水中水型の分散液中に混合される。次いで、一定に攪拌しながら、分散液が20℃に冷却される。分散液のポリマー含有量は39.9重量%である。
【0064】
分散液は730mPasの溶液粘度と210mPasの塩粘度を有する。40℃の温度で60日間分散液を貯蔵した後で、214mPasの塩粘度が測定される。
【0065】
比較例3
クエン酸をまったく加えない以外は例3が繰り返された。
こうして得られた分散液は700mPasの溶液粘度と190mPasの塩粘度を有する。136mPasの塩粘度が40℃の温度における60日間の分散液の貯蔵の後に測定され、これは分散液調製後の値に対して28.4%の減少に相当する。
【0066】
例4
272.6gの十分に脱塩した水、66.9gの80重量%トリメチルアンモニウムエチルアクリレート塩化物、321.0gの50重量%アクリルアミド溶液、水溶液で150〜300mPasの粘度を有する40重量%ポリトリメチルアンモニウムプロピルアクリルアミド塩化物310.0g、20.0gの工業的硫酸アンモニウム、2.0gの5重量%ジエチレントリアミン吉草酸ナトリウム塩、および0.5gの2,2−アゾビス( 2−アミジノプロパン)二塩酸塩が、攪拌機と窒素供給ラインとを備え真空ポンプに接続された2リットルのフラスコに入れられる。
【0067】
溶液から酸素が除去され40℃に加熱され、例1で示した手順にしたがって重合させられる。86℃の最高温度に到達した後、5.0gの微細なクエン酸粉末が攪拌によって水中水型のポリマー分散液に混合され、ついでこの分散液が一定の撹拌下で20℃に冷却される。分散液のポリマー含有量は33.8重量%である。
分散液は564mPasの溶液粘度と248mPasの塩粘度を有する。溶液粘度は50℃の温度における55日間の分散液の貯蔵の後に308mPasである。これは分散液調製後の値に対して45.4%の減少に相当する。
【0068】
例5
モノマー溶液が267.6gの水を含み、10.0gの微細なクエン酸粉末が重合後に加えられる以外は、水中水型のポリマー分散液が例4のようにして調製される。69分散液は548mPasの溶液粘度と227mPasの塩粘度を有する。溶液粘度は50℃の温度における55日間の分散液の貯蔵の後に336mPasである。これは分散液調製後の値に対して38.7%の減少に相当する。
【0069】
例6
モノマー溶液が257.6gの水を含み、20.0gの微細なクエン酸粉末が重合後に加えられる以外は、水中水型のポリマー分散液が例4のようにして調製される。
【0070】
分散液は572mPasの溶液粘度と226mPasの塩粘度を有する。溶液粘度は50の温度における55日間の分散液の貯蔵の後に416mPasである。これは分散液調製後の値をベースにして27.3%の減少に相当する。
【0071】
比較例 4
クエン酸をまったく加えない以外は、例4が繰り返された。
分散液は500mPasの溶液粘度と208mPasの塩粘度を有する。溶液粘度は50℃の温度における55日間の分散液の貯蔵の後に5mPasである。これは分散液調製後の値に対して99%の減少に相当する。
【0072】
例7
モノマー溶液が例4で記述されたようにして調製された。この溶液に2.0gの30%塩酸が混合され、この溶液は例1で示した手順にしたがって重合させられる。5.0gのアジピン酸が水中水型のポリマー分散液の中についで混合され、該分散液は次に上述した方法で冷却される。
【0073】
分散液は708mPasの溶液粘度と298mPasの塩粘度を有する。
測定された溶液粘度は50℃の温度における45日間の分散液の貯蔵の後に464mPasである。これは分散液調製後の値に対して34.5%の減少に相当する。
【0074】
例8
モノマー溶液が例4に記載のようにして調製される。2.0gの30%塩酸がこの溶液にさらに混合され、例1で示した手順にしたがって重合させられる。ついで5.0gの安息香酸が水中水型のポリマー分散液に混合され、そしてそれは上述したようにして冷却される。
分散液は768mPasの溶液粘度と319mPasの塩粘度を有する。
測定された溶液粘度は50℃の温度における45日間の分散液の貯蔵の後に532mPasである。これが分散液調製後の値をベースにして30.7%の減少に相当する。
【0075】
例9
モノマー溶液が例4に記載のようにして調製されている。2.0gの30%塩酸がさらに混合され、例1で示した手順にしたがって重合させられる。次いでこの水中水型のポリマー分散液に0.5gの50%硫酸が混合され、その後上述したようにして冷却される。
【0076】
分散液は716mPasの溶液粘度と290mPasの塩粘度を有する。
測定された溶液粘度は50℃の温度における45日間の分散液の貯蔵の後に460mPasである。これは分散液調製後の値に対して35.8%の減少に相当する。
【0077】
例10
例4に記載のようにしてモノマー溶液が調製される。2.0gの30%塩酸が溶液の中にさらに混合され、例1に示した手順にしたがって重合させられる。2.5gの酢酸が次に該水中水型のポリマー分散液に混合され、その後この分散液は上述のようにして冷却される。
【0078】
分散液は940mPas の溶液粘度と395mPas の塩粘度を有する。測定された溶液粘度は50℃の温度における45日間の分散液の貯蔵の後に656mPas である。これは分散液調製後の値に対して30.2%の減少に相当する。
【0079】
例11
例4に記載のようにしてモノマー溶液が調製される。2.0gの30%塩酸が溶液の中にさらに混合され、例1で示した手順にしたがって重合させられる。次いで、5.0gクエン酸が水中水型のポリマー分散液の中に混合され、この分散液は上述したようにして冷却される。
分散液は780mPasの溶液粘度と341mPasの塩粘度を有する。
測定された溶液粘度は50℃の温度における45日間の分散液の貯蔵の後に504mPasである。これは分散液調製後の値に対して35.4%の減少に相当する。
【0080】
比較例 5
例4に記載のようにしてモノマー溶液が調製される。例1で示した手順にしたがって、2.0gの30%塩酸が溶液にさらに混合され、重合させられ、そして冷却される。
【0081】
分散液は680mPasの溶液粘度と287mPasの塩粘度を有する。測定された溶液粘度は50℃の温度における45日間の分散液の貯蔵の後に368mPasである。これは分散液調製後の値に対して45.9%の減少に相当する。
【0082】
例12
モノマー溶液が20.0gの工業的な硫酸アンモニウムの代わりに20.0gの塩化ナトリウムを含んでいる以外は、例11に記載の手順が使用される。分散液は752mPasの溶液粘度と302mPasの塩粘度を有する。測定された溶液粘度は50℃の温度における45日間の分散液の貯蔵の後に568mPasである。これは分散液調製後の値に対して24.5%の減少に相当する。
【0083】
例13
モノマー溶液が20.0gの工業的な硫酸アンモニウムの代わりに20.0gの硫酸ナトリウム・10HOを含んでいること以外は、例11で説明した手順が使用される。分散液は976mPasの溶液粘度と406mPasの塩粘度を有する。
測定された溶液粘度は50℃の温度における45日間の分散液の貯蔵の後に672mPasである。これは分散液調製後の値に対して31.1%の減少に相当する。
【0084】
例14
305.5gの十分に脱塩した水、135.5gの80重量%トリメチルアンモニウムエチルアクリレート塩化物、195.2gの50重量%アクリルアミド溶液、水溶液で150〜300mPasの粘度を有する40重量%ポリトリメチルアンモニウムプロピルアクリルアミド塩化物300.0g、9,000〜12,000の範囲の分子量を有するポリエチレングリコール20.5g、5.0gの工業的硫酸アンモニウム、および2.0gの5重量%ジエチレントリアミン吉草酸ナトリウム塩が、攪拌機と窒素供給ラインとを備え真空ポンプに接続された2リットルのフラスコに入れられる。
【0085】
この溶液のpHは5.0である。例1で示した手順にしたがって、溶液は酸素を除去後40℃に加熱され、そして、二硫酸ナトリウムの5重量%水溶液1ミリリットルと0.01重量%の5ミリリットルを加えることによって重合させられる。もし必要であるなら、さらに、少量のtert−ブチルハイドロパーオキシドがその後加えられる。56℃の最高温度に到達した後、5.0gの微細なクエン酸粉末が、攪拌によって水中水型のポリマー分散液に混合され、その後一定に攪拌しながら20℃に冷却される。分散液のポリマー含有量は33.5重量%である。
【0086】
分散液は912mPasの溶液粘度と151mPasの塩粘度を有する。溶液粘度は50℃の温度における42日間の分散液の貯蔵の後に732mPasである。これは分散液調製後の値に対して19.7%の減少に相当する。
【0087】
例15
モノマー溶液が300.5gの水を含み、そして10.0gの微細なクエン酸粉末が重合後に加えられる以外は、水中水型のポリマー分散液が例14のようにして調製される。
【0088】
分散液は1380mPasの溶液粘度と225mPasの塩粘度を有する。50℃の温度における42日間の分散液を貯蔵した後で、溶液粘度は1410mPasである。
【0089】
比較例6
重合の後にクエン酸が加えられない以外は例15が繰り返される。
【0090】
分散液は1240mPasの溶液粘度と214mPasの塩粘度を有する。溶液粘度は50℃の温度における42日間の分散液の貯蔵の後に256mPasである。これは分散液調製後の値に対して79.4%の減少に相当する。
【0091】
利用例I〜VIII
例1、2および比較例1、2にしたがって得た水中水型の分散液のそれぞれの凝集値を、調製直後と閉鎖した容器に50℃で20日間貯蔵の後に、上述した方法によって測定した。
それぞれの凝集値を下の表Iに秒で示す。
【0092】
表I
【表1】
Figure 2004536157
利用例IXA〜XVIC
例1と2および比較例1と2にしたがって得た水中水型の分散液を、調製直後と閉鎖した容器に50℃で20日間貯蔵の後に、濾水性促進剤(drainage aids)として使用した。効果は前述のショッパー−リーグラー法により測定された。
【0093】
それぞれの値は下の表IIに示される。
表II
【0094】
【表2】
Figure 2004536157
【0095】
A、B、Cは、乾燥機−乾燥材料での0.01重量%、0.02重量%および0.03重量%の濾水性促進剤を表す。
【0096】
例3〜15と比較例3〜6にしたがって得られた水中水型の分散液の利用
【0097】
表IIIに示すように、これらの水中水型分散液の各々の凝集値(FV)が調製直後と密封容器に25℃(RT)または50℃で20日間貯蔵の後に、上述した方法によって測定された。濾水効果も特定した貯蔵の後に上述の方法によって測定された。
表III
【0098】
【表3】
Figure 2004536157
【0099】
表III(続き)
【表4】
Figure 2004536157
FV=凝集値
STbII=安定化剤II
FDW=完全脱塩水
=ショッパー−リーグラー法による
温度=貯蔵中の温度
RT=25℃
**=調製後の貯蔵により生じた溶液粘度の粘度低下
C=比較例
【図面の簡単な説明】
【図1】
凝集値の測定に使用した標準テストシリンダーの概略を示す図。

Claims (32)

  1. 水溶性分散剤Bを含有する水性相に分散されたモノマーがラジカル重合に、場合によっては水溶性塩の添加後に、供され、重合後にこうして得られた水溶性および/または水膨潤性ポリマーにA水溶性酸が添加される、ポリマーAと少なくとも一種のポリマー性分散剤Bを含有する水中水型分散液の製造方法において、全分散液に対して、それぞれ、前記の酸が0.1〜0.5重量%、前記の塩が最大3重量%まで添加され、但し塩と酸との合計量は全分散液に対して最大8重量%であることを特徴とする上記製造方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、前記の酸が全分散液に対して0.2〜3.5重量%、好ましくは0.3〜2.0重量%の量で加えられることを特徴とする上記の方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、前記の塩が全分散液に対し最高2.0重量%、好ましくは0.5〜1.5重量%の量で加えられることを特徴とする上記の方法。
  4. 請求項1から3に記載の方法であって、前記の酸および塩が全分散液に対し最高3.5重量%の合計量で加えられることを特徴とする上記の方法。
  5. 請求項1〜4に記載の方法であって、使用される水溶性の酸が有機酸および/または無機酸、好ましくは有機のカルボン酸、スルホン酸、ホスホン酸および/または鉱酸であることを特徴とする方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、使用されたカルボン酸が脂肪族または芳香族のモノカルボン酸、ジカルボン酸、ポリカルボン酸および/またはヒドロキシカルボン酸、好ましくは酢酸、プロピオン酸、クエン酸、シュウ酸、コハク酸、マロン酸、アジピン酸、フマル酸、マレイン酸、安息香酸、特に好ましくはクエン酸、アジピン酸および/または安息香酸であることを特徴とする方法。
  7. 使用された無機酸が塩酸、硫酸、硝酸および/またはリン酸であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 請求項1〜7に記載の方法であって、使用された水溶性の塩がアンモニウム、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の塩であることを特徴とする方法。
  9. 使用された無機塩がアンモニウム、ナトリウム、カリウム、カルシウムおよび/またはマグネシウムの塩であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 請求項8あるいは9に記載の方法であって、前記の塩が無機酸あるいは有機酸の塩、好ましくは有機のカルボン酸、スルホン酸、ホスホン酸あるいは鉱酸の塩であることを特徴とする方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記の水溶性の塩が脂肪族または芳香族のモノカルボン酸、ジカルボン酸、ポリカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、好ましくは酢酸、プロピオン酸、クエン酸、シュウ酸、コハク酸、マロン酸、アジピン酸、フマル酸、マレイン酸、安息香酸、硫酸、塩酸あるいはリン酸であることを特徴とする方法。
  12. 使用された水溶性の塩が塩化ナトリウム、硫酸アンモニウムおよび/または硫酸ナトリウムであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 使用される分散剤Bが、Mwが最大で2.0x10、好ましくは50,000〜1.2x10g/モルであって、場合によっては多官能性アルコールおよび/またはそれの脂肪族アミンとの対応する変換生成物と混合されている、水溶性ポリマーであることを特徴とする請求項1〜12に記載の方法。
  14. ポリマー性分散剤Bがエーテル基、カルボキシル基、スルホ基、硫酸エステル基、アミノ基、アミド基、イミド基、第三級アミノ基および/または第4級のアンモニウム基から選択される少なくとも1種の官能基を含んでいることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、ポリマー性分散剤Bが、セルロース誘導体、ポリビニルアセテート、スターチ、スターチ誘導体、デキストラン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピリジン、ポリエチレンイミン、ポリアミン、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルスクシンイミド、ポリビニル−2−メチルスクシンイミド、ポリビニル−1,3−オキサゾリドン−2、ポリビニル−2−メチルイミダゾリンおよび/またはこれらのマレイン酸、マレイン酸無水物、フマル酸、イタコン酸、イタコン酸無水物、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸の塩および/または(メタ)アクリル酸アミド化合物との各共重合体であることを特徴とする方法。
  16. 分散剤Bが、カチオン性モノマー単位少なくとも30重量%、好ましくは少なくとも50重量%、特に好ましくは 1OO重量%からなるカチオン性ポリマーであることを特徴とする方法。
  17. カチオン性モノマーが、ジアリルジメチルアンモニウム塩化物、アルキルもしくはアルキレン基に1〜3個の炭素原子を有し、アンモニウム塩としてプロトン化ないしは第四級化されているジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートまたはジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド、好ましくはジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、もしくはジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドの塩化メチル−第四級化アンモニウム塩、特に好ましくはジアリルジメチルアンモニウム塩化物であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 請求項13〜17に記載の方法であって、使用される多官能性アルコールが、ポリアルキレングリコール、好ましくは1,500〜50,000の分子量を有するポリエチレングリコール、プロピレン/エチレンオキシドブロックポリマー、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ペンタエリトリトールおよび/またはソルビトールであることを特徴とする方法。
  19. 請求項1〜18に記載の方法であって、ポリマー性分散剤Bおよび場合により存在している多官能性アルコールが、全分散液に対して、5〜50重量%、好ましくは10〜20重量%の量で加えられることを特徴とする上記の方法。
  20. 請求項13〜19に記載の方法であって、ポリマー性分散剤B:多官能性アルコールの重量比が1:0.01〜0.5、好ましくは1:0.01〜0.3であることを特徴とする方法。
  21. 請求項1〜20に記載の方法であって、ポリマーAが1.0X10g/モルを超えるMwを有することを特徴とする上記の方法。
  22. 請求項1〜21に記載の方法であって、ポリマーAが非イオン性、および/またはカチオン性、および/または両親媒性の、エチレン性不飽和の、好ましくは水溶性の、モノマーから構成され、場合により存在する水不溶性モノマーの含有量はポリマーAの水溶性あるいは水膨潤性を損なわないように選択されることを特徴とする方法。
  23. 請求項22に記載の方法であって、使用される非イオン性モノマーが、一般式(I):
    Figure 2004536157
    〔ここで、
    は水素あるいはメチル残基を表し、
    とRは相互に独立に水素、炭素原子数1〜5のアルキルまたはヒドロキシアルキル残基を表す。〕
    の化合物であり、
    使用されるカチオン性モノマーは、一般式(II):
    Figure 2004536157
    [ここで、
    は、水素あるいはメチル残基を表し、
    は、O、NHあるいはNR(Rは炭素原子数1〜4のアルキル残基)を表し、
    Yは、次の基:
    Figure 2004536157
    または
    Figure 2004536157
    (ここで、YとYは場合によりヒドロキシ基で置換されている炭素原子数2−6のアルキレン残基を表し、
    、Y、Y、Y、YおよびYは、相互に独立に炭素原子数1〜6のアルキル残基を表し、
    は、ハロゲン、アセテート、SOCH を表す。)
    の化合物であり、そして、
    両親媒性モノマーは、一般式(III)あるいは(IV):
    Figure 2004536157
    [ここで、
    は、O、NHあるいは NR(Rは炭素原子数1〜4のアルキル残基)を表し、
    は、水素あるいはメチル残基を表し、
    は、炭素原子数1〜6のアルキレン残基を表す、
    とRは、相互に独立に炭素原子数1〜6のアルキル残基を表し、
    は、8〜32個の炭素原子を有する、アルキル、アリールおよび/またはアラルキル残基を表す、そして
    は、ハロゲン、擬ハロゲン、SOCH あるいはアセテートを表す。]
    または
    Figure 2004536157
    [ここで、
    は、O、NHあるいは NR(Rは炭素原子数1〜4のアルキル残基)を表し、
    は、水素あるいはメチル残基を表し、
    10は、水素、8〜32個の炭素原子を有する、アルキル、アリールおよび/またはアラルキル残基を表す、
    は、2〜6個の炭素原子を有するアルキレン残基を表す、そして
    nは、1〜50の間の整数を表す。〕
    の化合物であることを特徴とする上記方法。
  24. 請求項22または23に記載の方法であって、ポリマーAが1〜99重量%、好ましくは20〜80重量%のカチオン性モノマーで構成されていることを特徴とする上記の方法。
  25. 請求項1〜24に記載の方法であって、全分散液に対して、ポリマーAが5〜60重量%、好ましくは10〜50重量%の量で存在することを特徴とする上記の方法。
  26. 請求項1〜25に記載の方法であって、ラジカル重合のために、開始剤系が重合の全過程を通して連続的に加えられることを特徴とする方法。
  27. 請求項1〜26の1または2以上の項により得られる水中水型ポリマー分散液。
  28. 請求項27に記載の水中水型のポリマー分散液の、固体の沈降分離、好ましくは水および処理水の状態調整もしくは廃水の処理における、または原料の抽出、好ましくは、石炭、アルミニウムもしくは石油の抽出における凝集剤としての、紙製造における助剤としての、あるいは、油および/またはグリースを含む水系混合物の分離におけるデマルシファイアーとしての使用。
  29. 請求項27に記載の水中水型のポリマー分散液のシックナーとしての使用。
  30. 請求項27に記載の水中水型のポリマー分散液の、製紙におけるリテンション剤および濾水性促進剤としての使用。
  31. 請求項27に記載の水中水型のポリマー分散液の、作物保護剤(crop protection agent)用添加物であって、場合により他の生物学的有効物質と併用される添加物としての使用。
  32. 請求項27に記載の水中水型のポリマー分散液の、耐侵食剤用添加物としての使用。
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