JP2004517035A - 飽和c3−〜c20−アルコールの製法 - Google Patents

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Abstract

少なくとも1種のC〜C20−アルデヒドを含有する液体水素化供給流を水素含有ガスの存在下に水素化触媒床を介して導通して、飽和C〜C20−アルコールを製造する方法において、水素化供給流にその中で均質に溶ける量の塩様塩基を添加することを特徴とする、飽和C−〜C20−アルコールの製法。塩基添加により副反応、例えばアセタール化、アルドール化、ティチェンコ反応またはエーテル形成、を押さえる。

Description

【0001】
本発明は少なくとも1種のC〜C20−アルデヒドを含有する液体水素化供給流を水素含有ガスの存在下に水素化触媒床上を導通して、飽和C〜C20−アルコールを製造する方法に関する。
【0002】
アルコールを獲得するためのアルデヒドの接触水素化は数十年来慣用されている大量生産の方法であり、この際多数の触媒が使用されており、これは一般に元素周期表の第VI〜VIII、並びに第I副族の元素からなり、特にクロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケルおよび/または銅からなる。そのような触媒は例えばDE−A3228881、DE−A2628987およびDE−A2445303中に記載されている。これらの方法により製造されたアルコールは広く使用され、例えば溶剤としてまたは可塑剤アルコールとして使用されている。
【0003】
水素化、特に高い水素化温度では、アルデヒドのアルコールへの所望の水素化の他に、種々の不所望な副反応、例えばアセタール化またはアルドール化、ティチェンコ反応またはエーテル形成、が生じる。これらの副反応は生成物の収率を低下させる結果となり、該当するアルコールを所望の純度で得るためには、水素化生成物の精製における高い費用を必要とする。
【0004】
DE−A2628897は、この種の副反応を回避するために、水素化供給流に水を添加することを提案している。しかしながら、この処置は一連の欠点を有する:こうして例えば得られたアルコールの蒸留による精製のために必要なエネルギー使用は著しく上昇する。
【0005】
その他の副生成物形成の減少のための可能性は、水素化における水素圧の上昇であり、これにより水素化反応の速度は上昇し、水素圧と無関係の副反応の反応速度はそのままである。総体的には所望の水素化生成物に関する選択性は上昇する。
【0006】
しかしながら、水素圧の上昇は高い装置費用と結びついている、それというのも安全性の理由から強固な壁を有する圧力反応装置を使用し、更なる安全対策を行わなければならない。
【0007】
DE−PS1643856は、表面がアルカリ金属酸化物での処理によりpH−値6〜10に調節されている銅含有および/またはニッケル含有触媒を用いるアルデヒドの水素化を記載している。この文献はそのように前処理された触媒の気相水素化における適用を明確に記載している。液相水素化におけるその使用は非常に限定されて可能である。通常、アルカリ金属水酸化物は液体水素化供給流もしくは液体水素化生成物により洗出され、かつ反応系から除去され、こうして触媒の表面処理の利点は非常に何時間にすぎない。
【0008】
JP172838Aは、C−およびそれ以上のアルデヒドの第3脂肪族アミンの存在下でのニッケル−クロム−触媒による水素化に関する。
【0009】
JP171447Aは第3脂肪族アミンの存在下で、ニッケル−クロム−触媒でのC−アルデヒドのブタノールへの水素化に関する。前記の最後の2つの方法は添加したアミンを引き続く水素化生成物の蒸留により分離し、有利に水素化に戻す。しかしながら、蒸留の際に純粋なアミンは回収されず、アミンといわゆる高沸点物、すなわちアルデヒドの水素化の際に生じる目的のアルコールより高沸点の副生成物、との混合物が得られる。アミン/高沸点物−混合物を戻すことは、常に高沸点物での負荷が水素化および蒸留を循環するということを引き起こす。
【0010】
高沸点物の形成速度に相応して、濃度の上昇を回避するために常に高沸点物の一部を放出しなければならないので、アミン損失は回避することができず、付加的な経済的な負担がこの方法においては生じる。
【0011】
WO96/26173はC〜C10−アルコールの蒸留による精製法を記載しており、その際アルカリ金属水酸化物の存在で蒸留する。この文献は液体水素化供給流に塩様塩基を添加することに関する示唆を全くしていない。
【0012】
従って、本発明の課題は、不所望の副生成物の形成が、特に150℃以上の水素化温度において押さえられ、かつ公知水素化法の欠点を有さない、液相水素化によりアルデヒドから飽和アルコールを製造する方法を提供することである。
【0013】
少なくとも1種のC〜C20−アルデヒドを含有する液体水素化供給流を水素含有ガスの存在下に水素化触媒床を介して導通する方法において、水素化供給流にその中で均質に溶ける量の塩様塩基
[M[A
[この際、[M]はアルカリ金属イオンまたは当価のアルカリ土類金属イオンを表し;[A ]は2を越えるpK−値を有する酸のアニオンを表し、nはアニオンの価数を表す]を添加することにより、この課題は本発明により解決する。
【0014】
水素化供給流への塩基添加物は、冒頭に挙げた副反応を150℃およびそれを上回る水素化温度においても著しく押さえ、この水素化温度においても非常に純粋なアルコールが得られる、というように作用する。
【0015】
使用する塩様塩基が少なくとも低い濃度で水素供給流中に均質に溶け、かつアルデヒドと不所望な副反応を起こさない限りにおいては、使用する塩様塩基の種類は一般にあまり厳密ではない。これにより多くの塩様塩基が本発明による方法において良好に使用することができる。
【0016】
本発明により使用した塩基は塩様であり、すなわち、これはカチオンおよびアニオンから構成されている;この塩基は少なくともアルカリ金属カチオンまたはアルカリ土類金属カチオン、、例えばリチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオンまたはカルシウムイオン、および塩基性アニオンを包含する。塩基性アニオンの相応する酸は2より大きいpK値、有利には4より大きい、特に8より大きい値を示す。相応する酸の酸強度を特徴付けるために使用するpK−値は希釈した水溶液中の酸の解離定数のマイナスの常用対数である。多くの酸のpK値は表にされており、例えばCRC Handbook of Chemistry and Physics, 76. Aufl. 1995, CRC Press; Organikum, Autorenkollektiv, 16. Aufl. VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften 1986, p 138; Sykes P., Reaktionsmechanismen der Org. Chemie, 8. Aufl. 1982, p 307に記載されている。
【0017】
好適な塩基性アニオンは水酸化物(14)、カーボネート(10.33)、ハイドロジェンカーボネート(6.35)、ホスフェート(12.35)、アミド(35)、ヒドリド(39);アルコレート、特にC〜C−アルカノレート、例えばメタノレート(16)、エタノレート、n−およびイソ−プロパノレート、ブタノレート;フェノレート(10);カルボキシレート、例えばアセテート(4.76)またはベンゾエート(4.21);カルバニオン、例えばブチル(50)、シクロペンタジエニルまたはフェニル(40)である。カッコ中の値はそれぞれ相応する酸のpK値を示す。ヒドリドイオンの他に、錯ヒドリドも考慮される、これはヒドリドイオンの付加物として把握され、その塩基性が主にヒドリドイオンによるものであり、例えば錯ヒドリドイオン、例えば[BHまたは[BHR(R=C〜C−アルキル、例えばs−ブチル)である。一般にはヒドロキシドまたはカーボネートが有利である。
【0018】
有利な塩様塩基は特にアルカリ金属水酸化物および/またはアルカリ金属炭酸塩、例えばリチウム−、カリウム−およびナトリウム−炭酸塩、並びにリチウム−、ナトリウム−およびカリウム水酸化物である。一般にはナトリウム水酸化物および/またはカリウム水酸化物が有利である。特に有利に、ナトリウムアルコレートおよび/またはカリウムアルコレート、例えば−メタノレートまたは−エタノレート、または水素化供給流中に含有されるアルデヒドの水素化生成物であるアルコールのアルコレートを使用することもできる。
【0019】
塩様塩基は水素化供給流に含有されるアルデヒドに対して、中和当量をベースとして、水酸化カリウム0.1〜2000質量ppm、有利に0.1〜1000質量ppm、特に0.1〜100質量ppm、特に有利には0.5〜50質量ppm、殊に1〜20質量ppmに相当する量で一般に水酸化供給流に添加される。一価の塩基性アニオンにおいては、例えば記載した量の水酸化カリウムに相当するモル量の塩様塩基を、二価の塩基性アニオンにおいては半分のモル量を使用する。異なる塩基の混合物も添加することができる。
【0020】
塩様塩基は非常に少量で使用し、かつこの塩基は一般に安価であるので、回収は必要でないかまたは有利ではない。
【0021】
液状水素化供給流は1種または複数種の未希釈のアルデヒドからなっていてよい。しかしながら、アルデヒドは有利に不活性希釈剤中で溶剤として使用される。好適な不活性希釈剤は例えば、炭化水素、エーテル、例えばジエチルエーテル、またはアルコールである。特に有利には希釈剤としてアルコールを使用するのが特に有利であり、水素化すべきアルデヒドの水素化生成物であるアルコールを使用するのが殊に有利である。有利な実施形においては、このために水素化生成物を一部戻し、水素化すべきアルデヒドと混合する。使用する場合、不活性希釈剤を有利に、使用するアルデヒド1質量部に対して、0.1〜100質量部、特に1〜50質量部、および特に有利に5〜20質量部の量で使用する。水素化を断熱的に、すなわち反応生成物による反応熱の導出下に実施する場合、使用する不活性希釈剤の量を有利に、粒状触媒の床にわたっての温度傾斜が40℃を越えないように決める。これに対して水素化反応器を恒温で作動する場合、水素化供給流中での不活性希釈剤の量を任意に選択することができる。
【0022】
水素化供給流は一般に痕跡量の水、例えば前製造工程の生成物により導入されるかまたは縮合反応により形成された、1ppm〜1質量%程度の水を含有する。この水の痕跡量は本発明の方法には重大ではない。水酸化物以外の塩様塩基の使用の際にはプロトン転位および/または加水分解によりこれからヒドロキシドイオンが形成され、このことは本発明と一致している。
【0023】
本発明方法はバッチ式にも、連続的にも、例えば管状反応器または反応器カスケードを用いて実施することができる。触媒床は一般に反応器中の好適な支持装置上に載置されている。水素化反応器は浸漬法または潅流法で作動することができる。本発明方法は有利に反応器カスケード、特に2〜5個の反応器からなるカスケード中で行う。
【0024】
塩様塩基の添加は固体または溶解した形で行う;有利には水またはアルコール中、特に水素化供給流中に含有されるアルデヒドの水素化生成物であるアルコール中の溶液の形で行う。例えば1〜40質量%の溶液が好適である。塩基および水素化供給流を相互に分離して水素化反応器中に供給することもでき、この際塩基および水素化供給流からなる混合物は反応器中でその場で製造される。しかしながら特に、連続的な作業においては塩基および水素化供給流からなる予め形成された混合物を供給するのが有利である。有利な実施形におけるように、水素化生成物の部分量を希釈剤として水素化反応器の前に戻す場合、塩基の配量を水素化すべきアルデヒドと混合する前に循環流中に実施するのが有利である。このようにして、不所望なアルドール化に導くことのある、塩基の局所的最大濃度をアルデヒドとの接触の際に回避する。反応器カスケードを使用する場合、必要な塩基量をカスケードの第1の反応器中に供給することができるが;塩基をカスケードのそれぞれの反応器中に別々に供給することもできる。全塩基量を水素化供給流と一緒にカスケードの第1の反応器中に供給するのが有利である。
【0025】
水素化触媒としては、アルデヒドのアルコールへの水素化に常用の触媒を使用する。使用する触媒の種類は本願発明の対象ではない;本発明方法により達せられる有利な効果は、一般に使用する水素化触媒の種類からは独立している。こうして本発明による方法においては、種々の水素添加触媒を使用することができる、例えば周期表の第I、第VIIおよび/または第VIII副族の金属を触媒活性成分として有する金属含有担体触媒、特にレニウム、白金、パラジウム、ロジウムおよび/またはルテニウムを触媒活性成分としておよび担体材料、例えば酸化アルミニウム、二酸化チタン、二酸化ケイ素、二酸化ジルコニウム、硫酸バリウムを有する担体触媒;または第I.、第VI.、第VIIおよび/または第VIII.副族からなる元素を少なくとも1種含有する沈降触媒、例えばこれはDE−A3228881、DE−A2628987およびDE−A2445303中に記載されている、を使用することができる。触媒は有利に粒状で存在し、一般に3〜10mmの粒度を有する。触媒は反応器中の1個以上の床中に設けられていてよい。反応器の種々の触媒床中に、もしくは反応器カスケードの種々の反応器中に異なる触媒を使用することもできる。
【0026】
水素含有ガスは、有利に80モル%より多量の水素を含有する。水素含有ガスを水素化触媒の床を介して水素化供給流に対して並流または向流で供給する。並流での供給が有利である。供給する水素含有ガスの量は有利に、化学量論的に必要な水素量の1.0〜1.15倍が供給されるように決める。
【0027】
アルコールの水素化は通常の条件下に実施することができる。その際、一般に高めた温度、例えば100〜300℃、有利に120〜250℃および特に有利に130〜200℃で、並びに1〜700バール、有利に5〜300バール、および特に30〜50バールに調節することができる。一般に触媒は、触媒1l、1時間あたり、アルデヒド0.01〜2、有利に0.1〜1および特に0.2〜0.5lで負荷する。水素化供給流への水の添加は本発明方法において可能であるが、必要ではない。
【0028】
アルコールの後処理は一般に蒸留により自体公知の方法で達せられる。
【0029】
水素化すべきアルデヒドは有利に脂肪族C−〜C20−、特にC−〜C15−アルデヒドであり、これは直鎖または分枝鎖であってよく、付加的に二重結合を分子中に含有していてよい。使用可能なアルデヒドは原則的に全く制限されない。好適なアルデヒド、特に経済的に重要であるアルデヒドは、例えばプロパナール、n−ブタナール、イソブチルアルデヒド、ヘキサナール、エチルヘキサナール、エチルヘキセナール、ノネナール、ノナナール、デカナール、デセナール並びにトリマープロピレン、テトラマープロピレン並びにダイマーブテンおよびトリマーブテンのヒドロホルミル化生成物である。
【0030】
本発明による方法は一連の利点を有している:
アルデヒドの水素化における、液相中で生じるアセタール形成およびエーテル形成の副反応が強く押さえられる。従来通常であった、水素化供給流に対する水の添加を減少させるか、または完全に実施しない。これにより、水素化搬出物の引き続く蒸留におけるエネルギーの消費は明らかに減少する、それというのも水は一般に頭頂を介して留去しなければならないためである。水素化温度は副反応の上昇を恐れることなく、高めることができる。これにより空時収率を上昇させることができ;例えばブタナールの水素化の際に、140℃の水素化温度を150℃に上げることにより、ブタナールでの触媒の負荷は同じブタノール収率において約25%上昇する。水素化温度を上昇させる際に、塩基を添加しない場合に予想されるエーテル形成の上昇は、観察されなかった。水素化温度の上昇により水素化熱は高温レベルで放出され、例えば4バール蒸気の形成のために水素化装置の熱結合において利用することができる。このことは著しいエネルギー節約に導く。
【0031】
本発明は以下の実施例によりより詳細に明らかになる。
【0032】
実施例
アルデヒドの水素化を内容量1450lの断熱的に作動する第1の反応器および内容量225lの130℃における恒温で作動する第2の反応器からなる反応器カスケード中で実施した。
【0033】
n−ブタナール(プロペンのヒドロホルミル化により得られた)および粗ブタノールからなる水素化供給流を両方の反応器に、反応器断面積m当たり液体負荷が1時間当たり20m以上であるように供給した。水素化供給流中でブタナールを混合した粗ブタノールは、予め循環ポンプを用いて第1の水素化反応器の塔底から取り出された。第2の反応器は後反応器として用いられ、第1の反応器中で不完全に反応したブタノールを完全に水素化した。水素化搬出物の組成を蒸留の前にガスクロマトグラフィーにより測定した。
【0034】
実施例1(本発明によらない)
前記の装置中に変性アドキンス(Adkins)触媒(文献: J. Am. Chem. Soc.51, 2430(1929); J. Am. Chem. Soc.54, 4678(1932))(還元されていない状態の銅35質量%、Cuとして計算、クロム31質量%、Crとして計算、バリウム2.0質量%、Baとして計算、およびマンガン2.5質量%、Mnとして計算、を含有する)2900kgを前記の様に、n−ブタナール325質量部および循環する粗ブタノール5000質量部からなる水素供給流で負荷した。アドキンス触媒をその使用前に300℃で水素流中で、水がもはや形成されなくなるまで還元した。反応器中の水素圧は40バールであり、触媒堆積物の導入部の温度は103℃であり、第1の反応器の出口では132℃であった。この方法で反応器は180日間働いた。この際得られた粗ブタノールは次の組成を有した(水不含):
n−ブタノール 98.85質量%
ジ−n−ブチルエーテル 0.11質量%
ブチルブチレート 0.12質量%
ブチルアルデヒド−ジ−n−ブチルアセタール 0.89質量%
残留アルデヒド含量に関する尺度としてのDIN53173によるカルボニル価は粗ブタノール1g当たり0.1gであった。カルボニル価は、物質1gのオキシム化の際に塩化ヒドロキシルアンモニウムから遊離される塩化水素量に当量である水酸化カリウムの量(mg)である。
【0035】
実施例2(本発明による)
実施例1中に記載されているように、n−ブタナール430質量部および粗ブタノール5000質量部からなる水素供給流を水素化し、その際供給したn−ブタナールに対して水酸化カリウム3質量ppmを水素化供給流に添加した。触媒堆積物の入口部の温度は102℃で、出口部は137℃であった。水素圧は40バールであった。反応搬出物は次の組成を有した(水不含):
ブタナール 0 質量%
n−ブタノール 98.68質量%
ジ−n−ブチルエーテル 0.01質量%
ブチルブチレート 0.24質量%
ブチルアルデヒド−ジ−n−ブチルアセタール 0.07質量%。
【0036】
粗ブタノールの残留アルデヒド含量に関する尺度としてのカルボニル価は粗ブタノール1g当たり0.1mgであった。カルボニル価は60日間の作動期間の後も悪く変化しなかった。
【0037】
実施例3(本発明による)
前記装置中でDE−A2628987に記載の触媒(担体材料としてのSiO66質量%上に還元されていない状態のニッケル24質量%、NiOとして計算、銅8質量%、CuOとして計算、マンガン2.0質量%、MnOとして計算、を含有する)を還元された形で反応器中に充填する。還元のためには触媒を200℃で水素流中で、水がもはや形成されなくなるまで処理した。
【0038】
反応器の塔頂部にn−ブタナール500質量部、水15質量部および循環している粗ブタノール5000質量部を供給し、n−ブタノール中の水酸化カリウムの溶液を、供給流が供給ブタナールに対して水酸化カリウム7質量ppmを含有するような量で、この混合物に添加した。反応器中の圧力は38バールであり、触媒堆積物の入口部での温度は126℃で、第1反応器の出口部では150℃であった。
【0039】
水素化搬出物は142日間の作動期間の後、次の組成を有した(水不含):
ブタナール 0.01質量%
n−ブタノール 99.41質量%
ジ−n−ブチルエーテル 0.04質量%
ブチルブチレート 0.02質量%
ブチルアルデヒド−ジ−n−ブチルアセタール 0.53質量%。
【0040】
実施例4(本発明によらない)
前記装置中に、直径3〜6mmを有するシリカゲル粒状物からなる担体上の銅19.6質量%およびナトリウム0.2質量%を含有する触媒960kgを設けた。触媒を前還元した。
【0041】
第1の反応器の塔頂部にブタナール425質量部および循環する粗ブタノール5000質量部からなる水素化供給流を添加した。反応器中の水素圧は36バールであり、触媒堆積物の入口部での温度は81℃であり、第1の反応器の出口では触媒は115℃であった。得られた粗ブタノールは次の組成を有した(水不含):
n−ブタノール 99.44質量%
ジ−n−ブチルエーテル 0.01質量%
ブチルブチレート 0.01質量%
ブチルアルデヒド−ジ−n−ブチルアセタール 0.44質量%。
【0042】
残留アルデヒド含量に関する尺度としての、DIN53173によるカルボニル価は粗ブタノール1g当たり0.15mgであった。
【0043】
実施例5(本発明による)
実施例4に記載のようにn−ブタナール425質量部および粗ブタノール5000質量部からなる水素化供給流を水素化するが、その際水素化供給流に、供給したn−ブタナールに対して水酸化カリウム32質量ppmを添加した。触媒堆積物の入口部での温度は81℃であり、出口では111℃であった。得られた粗ブタノールは次の組成を有した(水不含):
n−ブタノール 99.81質量%
ジ−n−ブチルエーテル 0 質量%
ブチルブチレート 0.04質量%
ブチルアルデヒド−ジ−n−ブチルアセタール 0.02質量%。
【0044】
残留アルデヒド含量に関する尺度としてのカルボニル価は粗ブタノール1g当たり<0.01mgであった。
【0045】
実施例6a(本発明によらない)
実施例4に記載されたように、直径3〜6mmを有するシリカゲル粒状物からなる担体上に銅24.1質量%およびナトリウム0.27質量%を含有する、前還元した触媒985kgを設けた。
【0046】
触媒を前記のようにn−ブタナール650質量部および循環する粗ブタノール5000質量部からなる水素化供給流で負荷した。
【0047】
反応器中の水素圧は36バールであり、第1触媒堆積物中の最高温度は126℃、第2の反応器においては120℃であった。このようにして反応器を120日間作動させた。その際得られた粗ブタノールは次の組成を有した(水不含):
n−ブタノール 99.12質量%
ジ−n−ブチルエーテル 0.01質量%
ブチルブチレート 0.02質量%
ブチルアルデヒド−ジ−n−ブチルアセタール 0.78質量%。
【0048】
残留アルデヒド含量に関する尺度としてのDIN53173によるカルボニル価は粗ブタノール1g当たり0.1gであった。
【0049】
実施例6b(本発明による)
水素化装置を実施例6aと同じ条件下に実施する。水素化供給流に供給したブタナールに対して水酸化カリウム10質量ppmを添加した。搬出物はすでに48時間後には次の組成を有した:
n−ブタノール 99.82質量%
ジ−n−ブチルエーテル 0 質量%
ブチルブチレート 0.05質量%
ブチルアルデヒド−ジ−n−ブチルアセタール 0.04質量%。
【0050】
残留アルデヒド含量に関する尺度としてのカルボニル価は粗ブタノール1g当たり0.02mgであった。
【0051】
この例は、本発明による方法の有利な効果がすでに長い期間使用された触媒においても達成することができ、かつこの効果が迅速に生じることを示す。
【0052】
実施例7
次の組成のDE−A2628987に記載の水素化触媒を使用した:
ニッケル 24質量%、NiOとして計算、
銅 8質量%、CuOとして計算、
マンガン 2.2質量%、MnOとして計算、
ナトリウム 0.6質量%、NaOとして計算、
残りSiO
【0053】
水素化は前記の装置中でそこに記載した条件で実施した。両方の反応器を水素流中で300℃で前還元した触媒全1600mlで充填した。
【0054】
ブタナール混合物360〜475kgおよび粗ブタノール4200kgからなる水素化供給流を両方の反応器中に反応器断面積m当たり液体負荷30〜40mである様に供給した。粗ブタノールを予め第1の反応器の水素化搬出物から再循環のために取り出した。第1の断熱的な作業反応器の床上の温度は約30℃であった。
【0055】
水素化搬出物の組成は蒸留の前にガスクロマトグラフィーにより調べた。
【0056】
4つの実験を実施した。実験AおよびBにおいては塩基を添加しない(本発明によらない)。本発明による実験CおよびDにおいてはそれぞれアルデヒド供給流に対して水酸化カリウム10質量ppmを添加した。結果を次の表中にまとめた。
【0057】
【表1】
Figure 2004517035
【0058】
【表2】
Figure 2004517035
【0059】
この結果から、本発明による塩基添加物により、水素化温度の上昇がエーテル形成を上昇させることなく、水素化温度の上昇を可能にし、それにより空時収率を上昇させることができる、ということが明らかになる。

Claims (6)

  1. 少なくとも1種のC〜C20−アルデヒドを含有する液体水素化供給流を水素含有ガスの存在下に水素化触媒床を介して導通して、飽和C〜C20−アルコールを製造する方法において、水素化供給流にその中で均質に溶ける量の塩様塩基
    [M[A
    [この際、[M]はアルカリ金属イオンまたは当価のアルカリ土類金属イオンを表し;[A ]は2を越えるpK−値を有する酸のアニオンを表し、nはアニオンの価数を表す]を添加することを特徴とする、飽和アルコールの製法。
  2. 塩様塩基としてアルカリ金属水酸化物および/またはアルカリ金属炭酸塩を使用する、請求項1記載の方法。
  3. 水素化供給流中に含有されるアルデヒドに対して、中和当量をベースとして、水酸化カリウム0.1〜2000質量ppmに相当する量で、塩様塩基を水素化供給流に添加する、請求項1または2記載の方法。
  4. 水素化供給流が不活性希釈剤を含有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 不活性希釈剤として水素化供給流中に含有されるアルデヒドの水素化生成物であるアルコールを使用する、請求項4記載の方法。
  6. 〜C20−アルデヒドがプロパナール、n−ブタナール、イソブチルアルデヒド、ヘキサナール、エチルヘキサナール、エチルヘキセナール、ノネナール、ノナナール、デカナール、デセナール、並びにトリマープロピレン、テトラマープロピレン、ダイマーブテンまたはトリマーブテンのヒドロホルミル化生成物から選択されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
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