JP2004509669A5 - - Google Patents

Claims (37)

1. 粉末状の生理学的活性剤を患者の鼻腔に送達させる粉末送出装置であって、手動補充式空気タンクと、該空気タンクから続き、末端が患者の鼻孔に挿入される鼻管になった通路と、装置の不使用時に前記通路を経た前記装置への水分の望ましくない侵入を制限する閉鎖部材と、前記通路と連結する粉末収容部とを備えており、充填空気を前記タンクから前記通路に沿って急速放出することによって、前記収容部から粉末投与量が取り上げられ、該放出充填空気中で運搬された後、前記鼻管から吐出されるようになっており、前記空気タンクは、前記閉鎖部材の開放または閉鎖動作によって空気を充填されるように構成されかつ仕組まれている粉末送出装置。
2. 前記空気タンクは、前記装置を使用して粉末送出する準備で前記閉鎖部材を開放する動作によって、新しく空気を充填されるように構成されかつ仕組まれている請求項１記載の装置。
3. 前記タンクおよび前記閉鎖部材間にリンク機構をさらに備えた請求項１または２記載の装置。
4. 前記閉鎖部材は、開放および閉鎖位置間を回動可能であり、前記リンク機構は、前記閉鎖部材の回動移動の少なくとも一部を前記タンクの一部の移動に変換し、それによって空気が前記タンクに吸い込まれてそれの補充を行うようになっている請求項３記載の装置。
5. 前記タンクは、シリンダと、その内部に摺動可能かつ密封可能にはめ込まれたピストンとを有する請求項１ないし４のいずれか１項記載の装置。
6. 前記タンクは、ベローズである請求項１ないし４のいずれか１項記載の装置。
7. 前記ピストンまたはベローズは、前記タンクに空気を補充するために、ばねバイアスに逆らって放出タンク状態から充填タンク状態へ変位可能である請求項５または６記載の装置。
8. 前記ピストンまたはベローズを前記充填状態に保持するために、ラッチ機構が設けられている請求項７記載の装置。
9. 前記ラッチ機構は、解除されることによって、前記ばねバイアスの作用で前記ピストンまたはベローズを充填状態から放出状態に切り換えることができるようにした請求項８記載の装置。
10. 前記ラッチ機構は、それの解除用の手動操作式トリガを備えている請求項８または９記載の装置。
11. 前記ラッチ機構は、前記閉鎖部材の移動によって解除されるようになっている請求項８ないし１０のいずれか１項記載の装置。
12. 粉末状の生理学的活性剤の多数回分の投与量を送出する装置であって、手動補充式空気タンクと、該空気タンクの補充時に空気を前記空気タンクに吸い込むための空気取り入れ口と、前記空気タンクから続く空気出口通路と、該出口通路と連結する粉末収容部とを備えており、充填空気を前記タンクから前記出口通路に沿って急速放出することによって、前記収容部から粉末投与量が取り上げられ、該放出充填空気中で運搬された後、前記出口通路から吐出されることができ、さらに、単一の開放可能な閉鎖部材であって、前記装置の不使用時に該閉鎖部材が閉鎖された時、前記出口通路および前記空気取り入れ口を経た前記装置への水分の望ましくない侵入を制限する単一の開放可能な閉鎖部材を備えている装置。
13. 患者の鼻腔に粉末を送達させるためのものであって、前記空気出口通路の末端が、患者の鼻孔に挿入される鼻管になっている請求項１２記載の装置。
14. 前記閉鎖部材は、前記装置を使用する準備のために該閉鎖部材を取り外した時、前記出口通路および前記空気取り入れ口の両方が大気に露出するように構成されかつ仕組まれている請求項１２または１３記載の装置。
15. 少なくとも前記空気タンクを閉囲した主部材をさらに備えており、前記閉鎖部材は、該主部材にヒンジ連結されて、前記閉鎖部材をヒンジ式に後方へ回動させることによって前記閉鎖部材を開くことができる請求項１２ないし１４のいずれか１項記載の装置。
16. 少なくとも前記空気タンクを閉囲した主部材をさらに備えており、前記閉鎖部材は、前記主部材から分離させることによって開くようになっている請求項１２ないし１４のいずれか１項記載の装置。
17. 前記主部材および前記閉鎖部材間にシールストリップを設けて、前記閉鎖部材の閉鎖時にその間の密封性を向上させるようにした請求項１５または１６記載の装置。
18. 前記シールストリップは、Ｏリングである請求項１７記載の装置。
19. 前記主部材の内部は、前記閉鎖部材の閉鎖時に大気から封止される請求項１３ないし１６のいずれか１項記載の装置。
20. 前記粉末の多数回分の投与量を収容するバルク容器と、該バルク容器から前記粉末の１回分の投与量を計量して取り出し、該計量投与量を前記空気出口通路に結合させる粉末調量ユニットとをさらに備えており、該調量ユニットを前記閉鎖部材の開放または閉鎖動作によって作動させるように構成されかつ仕組まれている請求項１２ないし１９のいずれか１項記載の装置。
21. 前記空気タンクは、前記閉鎖部材の開放または閉鎖動作によって空気を補充されるように構成されかつ仕組まれている請求項１２ないし２０のいずれか１項記載の装置。
22. 粉末状の生理学的活性剤の多数回分の投与量を送出する装置であって、各々が１回分の計量粉末投与量を収容している複数の個別収容部を内部に画定する粉末容器と、前記収容部がほぼ空になるように前記計量粉末投与量をその中で運搬されるようにした強制ガス流を患者に送る粉末送出通路と、前記装置の不使用時に前記通路を経た該装置への水分の望ましくない侵入を制限する閉鎖部材と、ほぼ空の収容部を前記粉末送出通路に対して非連通位置へ移動させると共に、粉末を収容している新しい収容部を前記粉末送出通路と連通する位置へ移動させるように、前記容器を割り出し移動させる容器割り出し機構とを備えており、該容器割り出し機構を前記閉鎖部材の開放または閉鎖動作によって作動させるように構成されかつ仕組まれている装置。
23. 前記容器割り出し機構は、前記装置を使用して粉末送出する準備での前記閉鎖部材の開放または閉鎖動作時に、前記割り出し移動を実施するようになっている請求項２２記載の装置。
24. 前記粉末容器は、前記割り出し移動の実施時に、軸回りに回転するようになっている請求項２２または２３記載の装置。
25. 強制空気流を流す空気供給通路をさらに備えており、前記収容部が前記ガス送出通路と連通している時、その同一の前記収容部が前記空気供給通路にも連通しており、それによって、前記空気供給通路に沿った前記強制空気流を利用して、１回分の計量粉末投与量を前記収容部から追い出し、該追い出された粉末を前記空気中で運搬して、該運搬した粉末を前記粉末送出通路で患者に送出できるようにした請求項２２ないし２４のいずれか１項記載の装置。
26. 前記粉末容器内に設けられた各収容部は、ほぼカップ形であって、単一開口を有しており、各収容部は、該単一開口を介して前記空気供給通路および前記粉末送出通路と連通するようになっている請求項２５記載の装置。
27. 前記粉末容器内に設けられた各収容部は、開放した両側の第１および第２端部を有する貫通穴であり、各収容部は、それぞれ第１および第２端部を介して前記空気供給通路および前記粉末送出通路に連通するようになっており、それによって、使用時に、強制空気流が前記貫通穴をほぼ長手方向に通過するようにした請求項２５記載の装置。
28. 前記容器割り出し機構は、前記閉鎖部材の開放または閉鎖時に移動するようになっている割り出し部材を有し、該部材は、前記粉末容器の移動を割り出すようになっている請求項２２ないし２７のいずれか１項記載の装置。
29. 前記割り出し部材は、前記粉末容器に直接的に作用して前記割り出し移動を引き起こすようになっている請求項２８記載の装置。
30. 前記割り出し部材は、たわみ割り出しフィンガを有し、該フィンガは、前記粉末容器の外周に接触して前記割り出し移動を引き起こすようになっている請求項２９記載の装置。
31. 前記割り出し部材は、前記粉末容器に間接的に作用して前記割り出し移動を引き起こすようになっている請求項２８記載の装置。
32. 前記割り出し部材は、たわみ割り出しフィンガを有し、該フィンガは、前記粉末容器と別体であってそれと噛み合った歯車に作用するようになっている請求項３１記載の装置。
33. 前記たわみ割り出しフィンガの先端は、歯車の歯と接触してそれを押すことによって、前記たわみ割り出しフィンガのほぼ長手方向移動を前記粉末容器のほぼ回転移動に変換するようになっている請求項３０または３２記載の装置。
34. 前記歯は、ラチェットに似ており、該ラチェットの望ましくない移動を阻止するために、爪が設けられている請求項３３記載の装置。
35. 粉末状の生理学的活性剤は、生体への投与時に、局部的および／または全身的作用による所望の薬理学的および／または生理学的効果を誘発する物質の化合物または調合物である先行請求項のいずれか１項記載の装置。
36. 粉末状の生理学的活性剤は、薬剤、生物薬剤、ワクチンまたは遺伝子治療薬である先行請求項のいずれか１項記載の装置。
37. 粉末状の生理学的活性剤の多数回分投与量を被験者の鼻腔に送達させために使用されるように構成されかつ仕組まれた先行請求項のいずれか１項記載の装置。