JP2004506036A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 アルキルアリールスルホネートを製造する方法において、
ａ）Ｃ_４−オレフィン混合物を、２−ペンテンおよび／または３−ヘキセンを含有するオレフィン混合物の製造のための複分解触媒上で反応させ、場合により２−ペンテンおよび／または３−ヘキセンを取り出す、
ｂ）工程ａ）で得られた２−ペンテンおよび／または３−ヘキセンを、二量体化触媒上で二量体化し、Ｃ_１０〜Ｃ_１２−オレフィンを有する混合物を得、場合によりＣ_１０〜Ｃ_１２−オレフィンを取り出す、
ｃ）工程ｂ）で得られたＣ_１０〜Ｃ_１２−オレフィン混合物をアルキル化触媒の存在下に芳香族炭化水素と反応させ、アルキル芳香族化合物を製造し、
ｄ）工程ｃ）で得られたアルキル芳香族化合物をスルホン化し、中和して、アルキルアリールスルホネートを得る、
ことから成ることを特徴とする、アルキルアリールスルホネートの製法。
【請求項２】 工程ａ）の複分解触媒を、元素の周期表の遷移金属群ＶＩｂ、ＶＩＩｂまたはＶＩＩＩの化合物から選択することを特徴とする、請求項１に記載の方法。
【請求項３】 工程ｂ）において、元素の周期表の遷移群ＶＩＩＩから選択される少なくとも１種の元素を含有する二量体化触媒を使用し、この触媒の組成および反応条件を、式Ｉ：
【化１】

[式中、
Ａ^１およびＡ^２は、脂肪族炭化水素基である]の構造要素（ビニリデン基）を有する化合物を１０質量％を下回って含有する二量体混合物が得られるように選択することを特徴とする、請求項１または２に記載の方法。
【請求項４】 工程ｂ）で得られるオレフィンが２５質量％を下回る非分枝オレフィンの割合を有することを特徴とする、請求項１から３までのいずれか１項に記載の方法。
【請求項５】 工程ｂ）で得られるオレフィンの少なくとも８０％が、１つの分枝を有するかまたは主鎖の鎖長さの１／４〜３／４、有利には１／３〜２／３の範囲で隣接した炭素原子に２つの分枝を有することを特徴とする、請求項１から４までのいずれか１項に記載の方法。
【請求項６】 工程ｃ）において、アルキル化触媒を使用して、アルキル基中にＨ／Ｃの係数が１である１〜３個の炭素原子を有するアルキル芳香族化合物を誘導することを特徴とする、請求項１から５までのいずれか１項に記載の方法。
【請求項７】 請求項１から６までのいずれか１項に記載の方法で得られる中間体としてのアルキルアリール。
【請求項８】 請求項１から６までのいずれか１項に記載の方法により得られるアルキルアリールスルホネート。
【請求項９】 常用の成分に加えて、請求項８に記載のアルキルアリールスルホネートを含有する洗剤または清浄剤。