JP2004502415A - Chlamydiapneumoniaeに対する免疫化 - Google Patents

Chlamydiapneumoniaeに対する免疫化 Download PDF

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Abstract

Chlamydia pneumoniaeの公開されたゲノムは、1000を超える推定コードタンパク質を開示するが、それ自体は、これらのうちのタンパク質が、免疫化およびワクチン接種または診断のための抗原として有用であり得ることを示すのではない。この困難性は、本発明によって取り組まれ、本発明は、ワクチンの産生および開発ならびに/または診断目的に適切な多数のC.pneumoniaeのタンパク質配列を提供する。

Description

【0001】
本明細書中に援用される全ての書類は、その全体が参考として援用される。
【0002】
(技術分野)
本発明は、クラミジア感染、特に、Chlamydia pneumoniaeによる感染に対する免疫化の分野に存在する。
【0003】
(背景技術)
Chlamydiaeは、地域性の性感染症および種々の他の疾患症候群に寄与する真核生物細胞の偏性細胞内寄生生物である。これらは、排他的な真正細菌の分科を占め、他のいずれの既知の生物に対しても密接な関係を有さず、これらは、単一のファミリー(Chlamydiaceae)を含むこれら独自の目(Chlamydiales)に分類され、次いで単一の属(Chlamydia)を含む。Chlamydiaeは、これらの固有の生活環が特に特徴的であり、この生活環において、細菌は、2つの形態学的に別々の形態:細胞外感染性形態(基本小体、EB)と細胞内非感染性形態(網状体(Rreticulate bodies)、RB)との間で交替する。この生活環は、RBのEBへの再編成で完了し、EBは、引き続き、分裂した宿主細胞がさらなる細胞を感染する準備をさせておく。
【0004】
4つのクラミジア種(C.trachomatis、C.pneumoniae、C.pecorumおよびC.psittaci)が現在知られている[例えば、Raulston(1995)Mol Microbiol 15:607−616;Everett(2000)Vet Microbiol 75:109−126]。C.pneumoniaeは、各種由来の少なくとも2つの単離体の全体のゲノム比較が示すように、C.trachomatisに密接に関連している[Kalmanら、(1999)Nature Genetics 21:385−389;Readら、(2000)Nucleic Acids Res 28:1397−406;Stephensら、(1998)Science 282:754−759]。患者の免疫血清を用いる表面反応に基づいて、現在の見解は、世界的に唯一のC.pneumoniaeの血清型が存在するというものである。
【0005】
C.pneumoniaeは、ヒト呼吸器疾患の一般的な原因である。これは、1965年に台湾で子供の結膜から最初に単離され、そして1983年に主要な呼吸器の病原体として樹立された。米国において、C.pneumoniaeは、約10%の地域感染型肺炎および5%の咽頭炎、気管支炎、および副鼻腔炎の原因となる。
【0006】
より最近では、C.pneumoniae感染の範囲は、関節硬化症、冠状動脈性心臓病、頸動脈狭窄、心臓梗塞、心血管疾患、大動脈瘤、跛行、および発作を含むように広がっている。C.pneumoniaeの関節硬化症との関連は、動脈系全体にわたる関節硬化症の病変における生物体の存在、および健康な動脈組織における生物体の非存在と相関する。C.pneumoniaeはまた、冠状動脈および頸動脈のアテローム性プラークから単離された。この細菌はまた、血清疫学的観察、症例報告、試料中の生物体の単離または直接的検出、および抗クラミジア抗生物質に対する首尾良い応答の結果として、他の急性呼吸器疾患および慢性呼吸器疾患(例えば、中耳炎、慢性閉塞性肺疾患、嚢胞性線維症の肺増悪)に関連している。慢性的な感染が、疾患の開始または進行において役割を果たしているか否かを決定するために、ヒトにおける介入研究を開始し、そしてC.pneumoniae感染の動物モデルを開発した。
【0007】
C.pneumoniae感染の疫学のかなりの知見は、C.pneumoniae特異的微量免疫蛍光試験を使用する血清学的研究に由来する。感染は、遍在性であり、そして実質上すべてのヒトが、生活のある時点で感染している(一般的な再感染を有する)ことが推定されている。C.pneumoniaeに対する抗体は、途上国および熱帯諸国を除いて、5歳未満の子供においてまれである。抗体の普及は、5〜14歳で迅速に増加し、20歳で50%に達し、そして70歳までに約80%までゆっくりと増加し続ける。
【0008】
C.pneumoniaeは、ヒト集団の非常に大部分の無症候性軽度感染において持続し得るという現在の仮説が、存在する。この状態が生じる際、C.pneumoniaeの存在、および/または細菌に対する宿主反応の効果が、心血管の病気の進行を引き起こし得るかまたは補助し得ると考えられる。
【0009】
C.pneumoniaeが実際に心血管病の原因物質であるか否か、またはC.pneumoniaeが単に人為的に心血管病に関連しているか否かは、まだ明らかではない。しかし、C.pneumoniae感染は、ヒト単球によるLDL酸化を誘導し得ることが示されている[Kakayogluら、(1999)J.Infect.Dis.180:780−90;Kalayogluら、(1999)Am.Heart J.138:S488−490]。LDL酸化産物が高度にアテローム生成的であるので、この観察は、可能性のある機構を提供し、これにより、C.pneumoniaeは、アテローム性の分解を引き起こし得る。原因である影響が確認されると、ワクチン接種(予防的および治療的)は、普遍的に推奨される。
【0010】
ゲノム配列情報は、C.pneumoniaeについて公開されており[Kalmanら、(1999)前出;Readら、(2000)前出;Shiraiら、(2000)J.Infect.Dis.181(補遺3):S524−S527;WO99/27105;WO00/27994]、そしてGenBankより入手可能である。しかし、配列決定の努力は、ワクチン接種に集中しておらず、そしてゲノム配列の利用可能性は、それ自体、1000を超える遺伝子が、免疫化およびワクチン接種に有用な抗原をコードし得ることを示していない。例えば、WO99/27105は、C.pneumoniae株CM1ゲノムにおいて同定された1296のORFのあらゆるORFが、有用なワクチン抗原であることを示す。
【0011】
従って、C.pneumoniae中に存在する多数のタンパク質の中からワクチンの産生および開発に有用な抗原を同定することが、本発明の目的である。C.pneumoniaeの診断(例えば、免疫診断)に有用な抗原を同定することは、さらなる目的である。
【0012】
(発明の開示)
本発明は、実施例において開示されるC.pneumoniaeアミノ酸配列を含むタンパク質を提供する。
【0013】
本発明はまた、実施例において開示されるC.pneumoniaeアミノ酸配列と少なくともx%配列同一性を共有する配列を含むタンパク質を提供する。特定の配列に依存して、xは、好ましくは、50%以上(例えば、60%、70%、80%、90%、95%、99%以上)である。これらは、変異体および対立遺伝子改変体を含む。代表的には、2つのタンパク質間の50%以上の同一性は、機能的同等性の指標であると考えられる。タンパク質間の同一性は、好ましくは、パラメーターのギャップオープンペナルティー=12およびギャップ伸長ペナルティー=1を用いるアフィンギャップ検索を使用して、MPSRCHプログラム(Oxford Molecular)において実行されるように、Smith−Waterman相同性検索アルゴリズムによって決定される。
【0014】
本発明は、実施例において開示されるC.pneumoniaeアミノ酸配列のフラグメントを含むタンパク質をさらに提供する。これらのフラグメントは、配列から少なくともn連続するアミノ酸を含むはずであり、そして特定の配列に依存して、nは、7以上(例えば、8、10、12、14、16、18、20、30、40、50、75、100以上)である。好ましくは、これらのフラグメントは、配列から1つ以上のエピトープを含む。他の好ましいフラグメントは、シグナルペプチドを省略する。
【0015】
本発明のタンパク質は、もちろん、種々の手段(例えば、ネイティブな発現、組換え発現、細胞培養物からの精製、化学合成など)によってそして種々の形態(例えば、ネイティブ、融合物など)で調製され得る。これらは、好ましくは、実質的に純粋な形態(すなわち、他のC.pneumoniaeまたは宿主細胞タンパク質を実質的に含まない)で調製される。E.coliにおける異種発現は、好ましい調製用経路である。
【0016】
さらなる局面に従って、本発明は、実施例において開示されるC.pneumoniaeヌクレオチド配列を含む核酸を提供する。さらに、本発明は、実施例において開示されるC.pneumoniaeヌクレオチド配列と少なくともx%配列同一性を共有する配列を含む核酸を提供する。特定の配列に依存して、xは、50%以上(例えば、60%、70%、80%、90%、95%、99%以上)である。
【0017】
さらに、本発明は、実施例において開示されるC.pneumoniae核酸に、好ましくは、「高ストリンジェンシー」条件下(例えば、0.1×SSC、0.5% SDS溶液中65℃)でハイブリダイズし得る核酸を提供する。
【0018】
これらの配列のフラグメントを含む核酸もまた提供される。これらは、C.pneumoniae配列から少なくともn連続するヌクレオチドを含むべきであり、そして特定の配列に依存して、nは、10以上(例えば、12、14、15、18、20、25、30、35、40、50、75、100、200、300以上)である。
【0019】
さらなる局面に従って、本発明は、本発明のタンパク質およびタンパク質フラグメントをコードする核酸を提供する。
【0020】
本発明が上記の配列に相補的な配列を含む核酸を提供すること(例えば、アンチセンスまたはプローブ化目的のために)もまた、理解されるべきである。
【0021】
本発明に従う核酸は、もちろん、多数の方法で(例えば、化学合成によって、ゲノムライブラリーまたはcDNAライブラリーから、生物体自体からなど)調製され得、そして種々の形態(例えば、一本鎖、二本鎖、ベクター、プローブなど)を取り得る。
【0022】
さらに、用語「核酸」としては、DNAおよびRNA、そしてまたこれらのアナログ(例えば、改変された骨格を含むもの)、そしてまたペプチド核酸(PNA)などが挙げられる。
【0023】
さらなる局面に従って、本発明は、本発明のヌクレオチド配列を含むベクター(例えば、クローニングベクターまたは発現ベクター)およびそれで形質転換された宿主細胞を提供する。
【0024】
さらなる局面に従って、本発明は、本発明に従うタンパク質および/または核酸を含む免疫原性組成物を提供する。これらの組成物は、免疫化およびワクチン接種の目的に適している。本発明のワクチンは、予防的または治療的であり得、そして代表的に、(a)クラミジア付着、(b)クラミジア侵入、および/または(c)宿主細胞内での首尾良い複製を阻害し得る抗体を誘導し得る抗原を含む。これらのワクチンは、好ましくは、宿主からのクラミジアクリアランスに必要である任意の細胞媒介性T細胞応答を誘導する。
【0025】
本発明はまた、医薬としての(例えば、ワクチンとしての)使用のための本発明に従う核酸およびタンパク質を提供する。本発明はまた、C.pneumoniaeに起因する感染を処置または予防するための医薬(例えば、ワクチンまたは免疫原性組成物)の製造における本発明に従う核酸またはタンパク質の使用を提供する。
【0026】
本発明はまた、患者を処置(例えば、免疫化)する方法を提供し、この方法は、本発明に従う治療的に有効な量の核酸またはタンパク質を患者に投与する工程を包含する。
【0027】
さらなる局面に従って、本発明は、種々のプロセスを提供する。
【0028】
本発明のタンパク質を産生するプロセスが提供され、このプロセスは、タンパク質発現を誘導する条件下で、本発明に従う宿主細胞を培養する工程を包含する。
【0029】
本発明のタンパク質または核酸を生成するプロセスが提供され、ここで、このタンパク質または核酸は、化学的手段を一部または全体的に使用して合成される。
【0030】
サンプル中のC.pneumoniaeを検出するためのプロセスが提供され、ここで、このサンプルは、本発明のタンパク質に結合する抗体と接触される。
【0031】
本発明を実行するために(例えば、免疫化について開示される配列を利用するために)使用され得る標準的な技術および手順の要約は、以下の通りである。この要約は、本発明を制限するのではなく、必要とされないが、使用され得る実施例を示す。
【0032】
(一般)
本発明の実施は、他に示されなければ、当該分野の技術の範囲内である、分子生物学、微生物学、組換えDNA、および免疫学の従来の技術を使用する。このような技術は以下の文献で十分説明されている(例えば、Sambrook Molecular Cloning;A Laboratory Manual 第2版(1989)および第3版(2001);DNA Cloning,Volumes I and ii(D.N Glover編 1985);Oligonucleotide Synthesis(M.J.Gait編 1984);Nucleic Acid Hybridization(B.D.HamesおよびS.J.Higgins編 1984);Transcription and Translation(B.D.HamesおよびS.J.Higgins編 1984);Animal Cell Culture(R.I.Freshney編 1986);Immobilized Cells and Enzymes(IRL Press,1986);B.Perbal,A Practial Guide to Molecular Cloning(1984);the Methods in Enzymology series(Academic Press,Inc.),特に154および155巻;Gene Transfer Vectors for Mammalian Cells(J.H.MillerおよびM.P.Calos編1987,Cold Spring Harbor Laboratory);MayerおよびWalker,編(1987),Immunochemical Methods in Cell and Molecular Biology(Academic Press,London);Scopes,(1987)Protein Purification:Principles and Practice,第2版(Springer−Verlag,N.Y.)、およびHandbook of Experimental Immunology,Volumes I−IV(D.M.WeirおよびC.C.Blackwell編 1986)。
【0033】
ヌクレオチドおよびアミノ酸についての標準的な省略が、本明細書において使用される。
【0034】
(定義)
Xを含む組成物は、組成物中の全X+Yの少なくとも85重量%がXであるとき、Yを「実質的に含まない」。好ましくは、Xは、組成物中の全X+Yの少なくとも90重量%を、さらに好ましくは少なくとも約95重量%または99重量%さえを含む。
【0035】
用語「含む(comprising)」は「含む(including)」および「からなる」を意味する。例えば、Xを「含む」組成物は、もっぱらXからなり得るか、またはX+YのようなXに付加したものも含み得る。
【0036】
用語「異種」とは、天然では共に見られない2つの生物学的成分をいう。この成分は、宿主細胞、遺伝子、調節領域(例えば、プロモーター)であり得る。異種成分は天然では共に見られないが、遺伝子に対して異種のプロモーターがその遺伝子に作動可能に連結されるときのように、それらは共に機能し得る。別の例は、クラミジア配列がマウス宿主細胞に対して異種であることである。さらなる例は、天然においてみられない配置で単一タンパク質に組み立てられる同じタンパク質または異なるタンパク質由来の2つのエピトープである。
【0037】
「複製起点」とは、発現ベクターのような、ポリヌクレオチドの複製を開始または調節するポリヌクレオチド配列である。複製起点は、細胞内でのポリヌクレオチド複製の自律性ユニットとして振る舞い、それ自体の制御下で複製し得る。複製起点は、ベクターが特定の宿主細胞において複製するために必要であり得る。特定の複製起点を有せば、発現ベクターは、細胞内の適切なタンパク質の存在下で高いコピー数で再生され得る。起点の例は、酵母において有効な自律性複製配列;およびCOS−7細胞で有効であるウイルスT抗原である。
【0038】
「変異体」配列は、天然の配列または開示された配列とは異なるが配列同一性を有するDNA配列、RNA配列またはアミノ酸配列として規定される。特定の配列に依存して、天然の配列または開示された配列と変異体配列との間の配列同一性の程度は、好ましくは50%より大きい(例えば、上記記載のSmith−Watermanアルゴリズムを使用して算出して60%、70%、80%、90%、95%、99%またはそれ以上)。本明細書中で使用される場合、本明細書で核酸分子配列が提供される核酸分子、または領域の「対立遺伝子改変体」は、別のもしくは2番目の単離体のゲノム中の同じ遺伝子座で本質的に生ずる領域および、例えば、変異または組換えにより生ずる天然変化に起因して、類似するが、しかし同一でない核酸配列を有する核酸分子、または領域である。コード領域の対立遺伝子改変体は、代表的には、比較される遺伝子によってコードされるタンパク質の活性と類似した活性を有するタンパク質をコードする。対立遺伝子改変体はまた、遺伝子の5’または3’非翻訳領域(例えば、調節制御領域)での変化を含み得る(例えば、米国特許第5,753,235号)。
【0039】
(発現系)
クラミジアヌクレオチド配列は、種々の異なる発現系;例えば、哺乳動物細胞、バキュロウイルス、植物、細菌、および酵母と共に使用される発現系において発現され得る。
【0040】
(i.哺乳動物系)
哺乳動物発現系は当該分野において公知である。哺乳動物プロモーターは、哺乳動物RNAポリメラーゼを結合し、コード配列(例えば、構造遺伝子)のmRNAへの下流(3’)転写を開始し得る任意のDNA配列である。プロモーターは、転写開始領域(これはコード配列の5’末端の近位に通常位置する)およびTATAボックス(転写開始部位の25〜30塩基対(bp)上流に通常位置する)を有する。TATAボックスは、その正しい部位においてRNAポリメラーゼIIにRNA合成を開始させるよう指示すると考えられている。哺乳動物プロモーターはまた、TATAボックスの100〜200bp上流以内に通常位置する上流プロモーターエレメントを含む。上流プロモーターエレメントは、転写が開始され、そしていずれかの方向において作用し得る速度を決定する(Sambrookら(1989)「Expression of Cloned Genes in Mammalian Cells」 Molecular Cloning:A Laboratory Manual、第2版)。
【0041】
哺乳動物ウイルス遺伝子は、しばしば高度に発現され、そして広い宿主範囲を有する;従って、哺乳動物ウイルス遺伝子をコードする配列は、特に有用なプロモーター配列を提供する。例は、SV40初期プロモーター、マウス乳癌ウイルスLTRプロモーター、アデノウイルス主要後期プロモーター(Ad MLP)、および単純疱疹ウイルスプロモーターを含む。さらに、マウスのメタロチオネイン遺伝子のような非ウイルス性遺伝子に由来する配列もまた、有用なプロモーター配列を提供する。発現は、構成性であるかまたは調節される(誘導可能)かのいずれかであり得る、プロモーターに依存して、ホルモン応答性細胞においてグルココルチコイドで誘導され得る。
【0042】
上記に記載されるプロモーターエレメントと組み合わされるエンハンサーエレメント(エンハンサー)の存在は、通常発現レベルを増大させる。エンハンサーは、相同性プロモーターまたは異種プロモーターに連結されるとき、転写を1000倍まで刺激し得る調節DNA配列であり、合成は、通常のRNA開始部位で開始する。エンハンサーはまた、それらが、通常方向もしくは反対(flipped)方向のいずれかで転写開始部位より上流または下流に、もしくはプロモーターから1000ヌクレオチドを超える距離に位置するとき、活性である(Maniatisら(1987) Science 236:1237;Albertsら(1989)Molecular Biology of the Cell,第2版)。ウイルス由来のエンハンサーエレメントは、それらは通常、より広い宿主範囲を有するため、特に有用であり得る。例は、SV40初期遺伝子エンハンサー(Dijkemaら(1985)EMBO J.4:761)およびラウス肉腫ウイルスの長末端反復(LTR)に由来するエンハンサー/プロモーター(Gormanら(1982)PNAS USA 79:6777)およびヒトサイトメガウイルスに由来するエンハンサー/プロモーター(Boshartら(1985)Cell 41:521)を包含する。さらに、いくつかのエンハンサーは調節可能であり、そしてホルモンまたは金属イオンのような誘導因子の存在下のみで活性になる(Sassone−CorsiおよびBorelli(1986)Trends Genet.2:215;Maniatisら(1987)Science 236:1237)。
【0043】
DNA分子は、哺乳動物細胞において細胞内で発現され得る。プロモーター配列は、組換えタンパク質のN末端における最初のアミノ酸が常にATG開始コドンによりコードされるメチオニンである場合、DNA分子と直接連結され得る。所望される場合、N末端は、臭化シアンとのインビトロでのインキュベーションによりタンパク質から切断され得る。
【0044】
あるいは、外来タンパク質もまた、哺乳動物細胞において外来タンパク質の分泌を提供するリーダー配列フラグメントで構成される融合タンパク質をコードするキメラDNA分子を作製することにより、細胞から成長培地へ分泌され得る。好ましくは、インビボまたはインビトロのいずれかにおいて切断され得る、リーダーフラグメントおよび外来遺伝子との間にコードされるプロセシング部位が存在する。リーダー配列フラグメントは通常、細胞からのタンパク質の分泌を指示する疎水性アミノ酸で構成される単一のペプチドをコードする。アデノウイルス3部分からなるリーダーは、哺乳動物細胞における外来タンパク質の分泌を提供するリーダー配列の例である。
【0045】
通常、哺乳類細胞によって認識される転写終結配列およびポリアデニル化配列は、翻訳終止コドンの3’側に存在する調節領域であり、従って、プロモーターエレメントと共に、コード配列に隣接する。成熟mRNAの3’末端は、部位特異的転写後切断およびポリアデニル化により形成される(Birnstielら(1985)Cell 41:349;ProudfootおよびWhitelaw(1988)「Termination and 3’end processing of eukaryotic RNA.」Transcription and splicing(B.D.HamesおよびD.M.Glover編);Proudfoot(1989)Trends Biochem.Sci.14:105)。これらの配列は、mRNAの転写を方向づけ、そのmRNAは、そのDNAにコードされるポリペプチドに翻訳され得る。転写終結/ポリアデニル化シグナルの例としては、SV40由来のシグナルが挙げられる(Sambrookら(1989)「Expression of cloned genes in cultured mammalian cells.」Molecular Cloning:A Laboratory Manual)。
【0046】
通常、プロモーター、ポリアデニル化シグナル、および転写終結配列を含む上記の構成要素は、発現構築物内に共に導入される。エンハンサー、機能的なスプライス供与部位および受容部位を有するイントロン、ならびにリーダー配列もまた、所望される場合、発現構築物内に含まれ得る。発現構築物はしばしば、哺乳類細胞または細菌のような宿主内で安定的に維持し得る染色体外エレメント(例えば、プラスミド)のような、レプリコン内で維持される。哺乳類の複製系としては、複製にトランス作用性の因子を必要とする、動物ウイルス由来の複製系が挙げられる。例えば、SV40(Gluzman(1981)Cell 23:175)、あるいはポリオーマウイルスのようなパポバウイルスの複製系を含むプラスミドは、適切なウイルスのT抗原の存在下で極めて高いコピー数で複製する。哺乳類レプリコンの別の例としては、ウシパピローマウイルスおよびエプスタイン−バーウイルス由来のレプリコンが挙げられる。さらに、このレプリコンは、二つの複製系を有し得、従って、例えば、発現用の哺乳類細胞内で、ならびにクローニングおよび増幅用の原核生物の宿主内で、そのレプリコンを維持することが可能である。このような哺乳類−細菌シャトルベクターの例としては、pMT2(Kaufmanら(1989)Mol.Cell.Biol.9:946)およびpHEBO(Shimizuら(1986)Mol.Cell.Biol.6:1074)が挙げられる。
【0047】
使用される形質転換の手順は、形質転換される宿主に依存する。異種のポリヌクレオチドの哺乳類細胞への導入方法は、当該分野で公知であり、その方法としては、デキストラン媒介トランスフェクション、リン酸カルシウム沈殿、ポリブレン媒介トランスフェクション、プロトプラスト融合、エレクトロポレーション、リポソーム内でのポリヌクレオチドの封入、およびDNAの核内への直接微量注入が挙げられる。
【0048】
発現用宿主として利用可能な哺乳類細胞株は、当該分野で公知であり、そのような細胞株としては、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、HeLa細胞、乳仔ハムスター腎臓(BHK)細胞、サル腎臓細胞(COS)、ヒト肝細胞癌細胞(例えば、Hep G2)および多くの他の細胞株を含むが、これらに限定しない、American Type Culture Collection(ATCC)から入手可能な多くの不死化細胞株が含まれる。
【0049】
(ii バキュロウイルス系)
タンパク質をコードしているポリヌクレオチドはまた、適切な昆虫の発現ベクター内に挿入され得、そしてそのベクター内で、制御エレメントに作動可能に連結される。ベクターの構築には、当該分野で公知の技術を使用する。一般に、その発現系の構成要素として、以下のものが挙げられる:バキュロウイルスゲノムのフラグメント、および発現させる異種遺伝子の挿入用の簡便な制限部位の両方を有する転移ベクター(通常は細菌ベクター);転移ベクター内のバキュロウイルスに特異的なフラグメントに相同性のある配列を有する野生型バキュロウイルス(これは、バキュロウイルスゲノム内への異種遺伝子の相同組換えを可能にする);ならびに適切な昆虫宿主細胞および成長培地。
【0050】
転移ベクターにタンパク質をコードするDNA配列を挿入した後、そのベクターおよび野生型ウイルスゲノムを、昆虫宿主細胞にトランスフェクトし、そこでベクターとウイルスゲノムを組換え可能にする。パッケージングされた組換えウイルスは発現され、そして組換えプラークが同定されそして精製される。バキュロウイルス/昆虫細胞発現系の材料および方法は、特に、Invitrogen、San Diego CAからキット形態(「MaxBac」キット)で市販される。これらの技術は、一般に当業者に公知であり、そしてSummersならびにSmith,Texas Agricultural Experiment Station Bulletin No.1555(1987)(以下、「Summers and Smith」)に十分に記載されている。
【0051】
タンパク質をコードするDNA配列をバキュロウイルスゲノムに挿入するのに先立って、プロモーター配列、リーダー配列(所望される場合は)、目的のコード配列、および転写終結配列を含む上記の構成要素を、通常、中間転移構築物(転移ベクター)に構築する。この構築物は、単一の遺伝子および作動可能に連結された調節エレメント;操作可能に連結された調節エレメントのセットを各々が所有する複数の遺伝子;あるいは同じ調節エレメントのセットにより調節される複数の遺伝子を含み得る。中間転移構築物は、しばしば、細菌のような宿主内で安定的に維持し得る染色体外エレメント(例えば、プラスミド)のような、レプリコン内で維持される。レプリコンは、複製系を有しており、従って、それはクローニングおよび増幅に適切な宿主内で維持され得る。
【0052】
現在、外来遺伝子のAcNPVへの導入のために最も一般に使用される転移ベクターは、pAc373である。当業者に公知の多くの他のベクターもまた設計され、これらのものとして、例えば、pVL985(ポリへドリンの開始コドンをATGからATTに変化させ、そしてそのATTから32塩基対下流に、BamHIクローニング部位を導入する;LuckowおよびSummers,Virology(1989)17:31)が挙げられる。
【0053】
そのプラスミドも通常、ポリへドリンポリアデニル化シグナル(Millerら(1988)Ann.Rev.Microbiol.,42:177)、および原核生物のアンピシリン耐性(amp)遺伝子、および大腸菌においての選抜ならびに増殖のための複製起点を有する。
【0054】
バキュロウイルス転移ベクターは通常、バキュロウイルスプロモーターを有する。バキュロウイルスプロモーターは、バキュロウイルスRNAポリメラーゼに結合し、そしてコード配列(例えば、構造遺伝子)のmRNAへの下流(5’から3’)方向の転写を開始し得る任意のDNA配列である。プロモーターは、通常、コード配列の5’末端に近接して存在する転写開始領域を有している。この転写開始領域は通常、RNAポリメラーゼ結合部位および転写開始点を含む。バキュロウイルス転移ベクターは、またエンハンサーと呼ばれる第二のドメインを有し得、存在する場合は、通常、構造遺伝子に対し遠位にある。発現は調節され得るか、あるいは構成的であり得る。
【0055】
ウイルスの感染周期の後期で大量に転写される構造遺伝子は、特に有用なプロモーター配列を提供する。例としては、ウイルス多面体タンパク質をコードする遺伝子(Friesenら(1986)「The Regulation of Baculovirus Gene Expression,」:The Molecular Biology of Baculoviruses(Walter Doerfler編);EPO公開番号127839および155476;ならびにp10タンパク質をコードする遺伝子(Vlakら,(1988),J.Gen.Virol.69:765)由来の配列が挙げられる。
【0056】
適切なシグナル配列をコードするDNAは、分泌昆虫タンパク質、あるいはバキュロウイルスポリへドリン遺伝子(Carbonellら,(1998)Gene,73:409)のような、分泌バキュロウイルスタンパク質の遺伝子から由来し得る。あるいは、哺乳類細胞の翻訳後修飾(例えば、シグナルペプチド切断、タンパク質分解性切断、およびリン酸化)のシグナルは、昆虫細胞に認識されると思われ、そして分泌および核蓄積に必要なシグナルはまた、無脊椎動物細胞および脊椎動物細胞間で保存されると思われるので、ヒトインターフェロンα(Maedaら,(1985),Nature 315:592);ヒトガストリン放出ペプチド(Lebacq−Verheydenら,(1988),Molec.Cell.Biol.8:3129);ヒトIL−2(Smithら,(1985)Proc.Nat’l Acad.Sci.USA、82:8404);マウスIL−3(Miyajimaら,(1987)Gene 58:273);およびヒトグルコセレブロシダーゼ(Martinら,(1988)DNA、7:99)をコードする遺伝子由来のような、非昆虫起源のリーダーも、昆虫での分泌を与えるために使用され得る。
【0057】
組換えポリペプチドあるいは組換えポリタンパク質は、細胞内に発現され得、あるいは適切な調節配列と共に発現される場合、分泌され得る。非融合の外来タンパク質の優れた細胞内発現には通常、ATG開始シグナルに先行する適切な翻訳開始シグナルを含む短いリーダー配列を理想的には有する異種遺伝子が必要である。所望であれば、N末端のメチオニンは、臭化シアンとのインビトロインキュベーションにより、成熟タンパク質から切断され得る。
【0058】
あるいは、自然に分泌されない組換えポリタンパク質あるいは組換えタンパク質は、昆虫において外来タンパク質の分泌を与えるリーダー配列フラグメントを含む、融合タンパク質をコードするキメラDNA分子を作成することにより、昆虫細胞から分泌され得る。リーダー配列フラグメントは通常、タンパク質の小胞体内への輸送を指示する疎水性アミノ酸からなるシグナルペプチドをコードしている。
【0059】
タンパク質の前駆体である発現産物をコードするDNA配列および/または遺伝子の挿入後、昆虫細胞宿主に、転移ベクターの異種DNAおよび野生型バキュロウイルスのゲノムDNAを同時形質転換(通常は、同時トランスフェクションによって)する。構築物のプロモーターおよび転写終結配列は、通常バキュロウイルスゲノムの2〜5kbの区域を含む。バキュロウイルスウイルスの望ましい部位に異種DNAを導入する方法は、当該分野で公知である(SummersおよびSmith、上記;Juら(1987);Smithら,Mol.Cell.Biol.(1983)3:2156;ならびにLuckowおよびSummers(1989)を参照のこと)。例えば、その挿入物は、相同二重交差組換え(homologous double crossover recombination)により、ポリへドリン遺伝子のような遺伝子内にあり得る;挿入物はまた、所望のバキュロウイルス遺伝子に設計された制限酵素部位内にあり得る。Millerら(1989)、Bioessays 4;91。発現ベクター内のポリへドリン遺伝子の代わりにクローン化される場合のDNA配列は、ポリへドリン特異的配列により5’および3’の両側で隣接され、そしてポリへドリンプロモーターの下流に位置される。
【0060】
新規に形成されたバキュロウイルス発現ベクターは続いて、感染性の組換えバキュロウイルス内にパッケージされる。相同組換えは、低い頻度で起こる(約1%〜約5%の間);それゆえ、同時トランスフェクション後に産生されたウイルスの大半は、依然野生型ウイルスである。従って、方法には、組換えウイルスの同定が必要となる。その発現系の利点は、組換えウイルスを区別させ得る可視的スクリーニングである。天然のウイルスにより産生されるポリへドリンタンパク質は、ウイルス感染後の後期で、その感染された細胞の核内で非常に高いレベルで産生される。蓄積されたポリへドリンタンパク質は、閉塞体を形成し、またそれは包理された粒子を含む。これらの閉塞体は、最大15μmの大きさで、高度に屈折し、明るく輝く外見を与え、容易に光学顕微鏡下で可視化される。組換えウイルスに感染された細胞は、閉塞体を欠く。組換えウイルスと野生型ウイルスを区別するために、トランスフェクションの上清を、当業者に公知の技術により昆虫細胞の単層にプラーク形成させた。すなわち、プラークを、光学顕微鏡下で閉塞体の存在(野性型ウイルスを示す)または非存在(組換えウイルスを示す)によりスクリーニングする。「Current Protocols in Microbiology」2巻(Ausubelら編)16.8(増補10、1990);SummersおよびSmith、上記;Millerら(1989)。
【0061】
組換えバキュロウイルス発現ベクターは、いくらかの昆虫細胞への感染用に開発された。例えば、組換えバキュロウイルスは、特に以下に示すもののために開発された:Aedes aegypti、Autographa californica、Bombyx mori、Drosophila melanogaster、Spodoptera frugiperda、およびTrichoplusia ni(WO89/046699;Carbonellら,(1985)J.Virol.56:153;Wright(1986)Nature 321:718;Smithら,(1983)Mol.Cell.Biol.3:2156;およびFraserら,(1989)In Vitro Cell.Dev.Biol.25:225を一般に参照のこと)。
【0062】
細胞および細胞培養培地は、バキュロウイルス/発現系における異種ポリペプチドの直接発現および融合発現の両方のために市販される;細胞培養技術は、一般に当業者に公知である。例えば、SummersおよびSmith(上記)を参照のこと。
【0063】
次いで、改変した昆虫細胞を、適切な栄養培地で増殖し、その改変した昆虫宿主内で存在するプラスミドの安定的維持を可能にする。発現産物の遺伝子が、誘導性の制御下にある場合、宿主は高密度で増殖され得、そして発現は誘導され得る。あるいは、発現が構成的である場合、その産物は培地中に連続的に発現され、そして栄養培地を連続的に循環し、目的産物を取り出し、そして枯渇した栄養を補給する必要がある。その産物は、クロマトグラフィー(例えば、HPLC、アフィニティークロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィーなど);電気泳動;密度勾配遠心;溶媒抽出などのような技術により精製し得る。適切には、その産物をさらに精製し、必要ならば、培地中に分泌された、または昆虫細胞の溶解から生じた任意の昆虫タンパク質を実質的に除去し、宿主細片(例えば、タンパク質、脂質および多糖類)を少なくとも実質的に含まない産物を供給する。
【0064】
タンパク質の発現を得るために、形質転換体に由来する組換え宿主細胞は、組換えタンパク質をコードする配列の発現を可能にする条件下でインキュベートされる。これらの条件は、選択された宿主細胞に依存して変動する。しかし、その条件は、当該分野で公知の条件に基づいて、当業者に容易に確かめられる。
【0065】
(iii 植物系)
当該分野で公知の多くの植物細胞培養および全植物遺伝子発現系が存在する。例示的な植物細胞遺伝子発現系としては、米国特許第5,693,506号;米国特許第5,659,122号;米国特許第5,608,143号のような特許に記載されるものが挙げられる。植物細胞培養における遺伝子発現の別の例は、Zenk,Phytochemistry 30:3861−3863(1991)に記載された。植物タンパク質のシグナルペプチドの記載は、上記の参考文献に加え、以下に示すものの中においても確認される;Vaulcombeら,Mol.Gen.Genet.209:33−40(1987);Chandlerら,Plant Molecular Biology 3:407−418(1984);Rogers,J.Biol.Chem.260:3731−3738(1985);Rothsteinら,Gene 55:353−356(1987);Whittierら,Nucleic Acids Research 15:2515−2535(1987);Wirselら,Molecular Microbiology 3:3−14(1989);Yuら,Gene 122:247−253(1992)。植物ホルモン(ジベレリン酸およびジベレリン酸により誘導される分泌酵素)による植物遺伝子発現の調節の記載は、R.L.JonesおよびJ.MacMillin,Gibberellins:Advanced Plant Physiology,Malcolm B.Wilkins編 1984 Pitman Publishing Limited,London,21−52頁の中に確認され得る。他の代謝調節性遺伝子が記載される参考文献は以下である;Sheen,Plant Cell,2:1027−1038(1990);Maasら,EMBO J.9:3447−3452(1990);BenkelおよびHickey、Proc.Natl.Acad.Sci.84:1337−1339(1987)。
【0066】
代表的に、当該分野で公知の技術を使用して、所望のポリヌクレオチド配列は、植物内で操作するために設計された遺伝子調節エレメントを含む発現カセットの中に挿入される。その発現カセットは、植物宿主内での発現に適切な発現カセットの上流および下流にコンパニオン配列を有する望ましい発現ベクターの中に挿入される。そのコンパニオン配列は、プラスミドまたはウイルス起源のものであり、そしてそのベクターが、細菌のような本来のクローニング宿主から、所望の植物宿主へDNAを移動させるために必要とされる特徴をベクターに提供する。基本的な細菌/植物ベクター構築物は、好ましくは、広い宿主範囲の原核生物の複製起点;原核生物の選択マーカー;および、アグロバクテリウムの形質転換については、アグロバクテリウム媒介転位のためのT DNA配列を植物染色体に提供する。異種遺伝子が容易に検出に従順しない場合は、好ましくは、その構築物はまた、植物細胞が形質転換されたかどうかを決定するために適した選択マーカー遺伝子を有する。適切なマーカーの一般的な総説は、例えば、イネ科については、WilminkおよびDons,1993,Plant Mol.Biol.Reptr,11(2):165−185に見られる。
【0067】
植物ゲノムへの異種配列の組み込みを可能にするために適した配列もまた、推奨される。これらは、植物ゲノム内へ異種発現カセットのランダム挿入を可能にする相同組換え用のためのトランスポゾン配列など、およびTi配列を含み得る。適切な原核生物選択マーカーとしては、アンピシリンまたはテトラサイクリンのような抗生物質に対する耐性が挙げられる。別の機能をコードしている他のDNA配列もまた、そのベクターの中に存在し得、当該分野で公知である。
【0068】
本発明の核酸分子はまた、目的のタンパク質の発現用の発現カセットに含まれ得る。2つ以上も可能であるが、通常はただ一つの発現カセットである。組換え発現カセットは、異種タンパクのコード配列に加え、以下のエレメントを含む;プロモーター領域、植物5’非翻訳配列、構造遺伝子がそれを備えているかどうかに依存して、開始コドン、ならびに転写および翻訳終結配列。そのカセットの5’および3’末端の独特な制限酵素部位は、既存のベクター内への容易な挿入を可能にする。
【0069】
異種のコード配列は、本発明に関係する任意のタンパク質のための配列であり得る。目的のタンパクをコードする配列は、そのタンパク質の適切なプロセッシングおよび輸送を可能にするシグナルペプチドをコードし、そして通常、本発明の所望のタンパク質の膜への結合を生じ得る任意の配列を欠いている。翻訳開始領域は、大部分は、発芽中に発現および輸送される遺伝子のためのものであるから、輸送を規定するシグナルペプチドを使用することにより、それはまた、目的のタンパク質の輸送を規定し得る。この方法で、目的のタンパク質は、それらが発現される細胞から輸送され、そして効率的に回収され得る。代表的には、種子における分泌は、種子の胚乳内へ、アリューロン層あるいは胚盤上皮層を通過する。タンパク質がそれが産生された細胞から分泌される必要がない場合、このことは組換えタンパク質の分離および精製を容易にする。
【0070】
所望の遺伝子産物の最終的な発現が、真核生物におけるものであるために、クローン化した遺伝子の任意の部分が、イントロンのように、宿主のスプライセオソーム(splicosome)機構より、プロセッシングされる配列を含むか否かを決定することが望ましい。そのような場合、「イントロン」領域の部位特異的変異誘発は、仮性イントロンコードとして遺伝的情報の一部を欠失することを防ぐために実施され得る。ReedおよびManiatis、Cell 41:95−105(1985)。
【0071】
ベクターは、組換えDNAを機械的に転移するためにマイクロピペットを用いて植物細胞内に直接的に微量注入され得る(Crossway、Mol.Gen.Genet,202:179−185、1985)。遺伝子物質はまた、ポリエチレングリコールを用いて植物細胞内に転移され得る(Krensら、Nature,296、72−74、1982)。核酸部分の導入の別の方法は、小さいビーズまたは微粒子のいずれかのマトリックスの内部に、あるいは表面に核酸を有する小さな微粒子による高速バリスティック(ballistic)穿通法である(Kleinら,Nature,327,70−73,1987ならびにKnudsenおよびMuller,1991,Planta,185:330−336は、大麦胚乳の粒子の照射(bombardment)によりトランスジェニック大麦を作製することを示している)。さらに別の導入方法は、他の物体、いずれかのミニ細胞、細胞、リソソームあるいは他の易融な脂肪表面体とのプロトプラストの融合である(Fraleyら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA,79,1859−1863,1982)。
【0072】
ベクターはまた、エレクトロポレーションにより植物細胞内に導入され得る(Frommら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 82:5824,1985)。この技術において、植物プロトプラストは、遺伝子構築物を含むプラスミドの存在中でエレクトロポレート(電気穿孔)される。高い電界の強さの電気インパルス(衝撃)により、生体膜を可逆的に通過できるようにし、プラスミドの導入を可能にする。エレクトロポレートされた植物プロトプラストは細胞壁を再形成し、分裂し、植物カルス形成する。
【0073】
プロトプラストが単離され得、そして培養されて完全な再生植物を与え得る全ての植物は、本発明により形質転換され得、これによって移入した遺伝子を保持する完全な植物が再生される。実際に、全ての植物は、さとうきび、甜菜、綿、果実および他の樹木、マメ科植物および野菜の全ての主要な種を含むがそれらに限定されない培養細胞あるいは組織から再生され得る。いくつかの適応した植物としては、例えば、以下の属由来の種が挙げられる;Fragaria,Lotus,Medicago,Onobrychis,Trifolium,Trigonella,Vigna,Citrus,Linum,Geranium,Manihot,Daucus,Arabidopsis,Brassica,Raphanus,Sinapis,Atropa,Capsicum,Datura,Hyoscyamus,Lycopersion,Nicotiana,Solanum,Petunia,Digitalis,Majorana,Cichorium,Helianthus,Lactuca,Bromus,Asparagus,Antirrhinum,Hererocallis,Nemesia,Pelargonium,Panicum,Pennisetum,Ranunculus,Senecio,Salpiglossis,Cucumis,Browaalia,Glycine,Lolium,Zea,Triticum,Sorghum,およびDatura。
【0074】
再生のための手法は、植物の種によって変化するが、しかし一般に異種遺伝子のコピーを含む形質転換されたプロトプラストの懸濁液が最初に提供される。カルス組織は形成され、そしてシュート(苗条)がカルスから誘導され、続いて発根される。あるいは、胚形成がプロトプラスト懸濁液から誘導され得る。これらの胚は、天然の胚として発芽し、植物を形成する。培養培地は、一般に種々のアミノ酸、ならびにオーキシンおよびサイトカイニンのようなホルモンを含有する。またグルタミン酸およびプロリンを培地に添加することは、特にコーン(穀草)およびアルファルファのような種にとって有用である。シュートおよび根は通常、同時に発生する。効果的な再生は培地、遺伝子型、および培養遍歴に依存する。これらの3つの変数が制御される場合は、再生は十分に再現性がありそして繰り返し可能である。
【0075】
いくつかの植物細胞培養系において、本発明の所望のタンパク質は排出され、あるいはこのタンパク質は植物全体から抽出され得る。本発明の所望のタンパク質は培地内に分泌される場合、これは回収され得る。あるいは、胚および胚のない不完全な種子または他の植物組織は、機械的に破壊され細胞間および組織間の任意の分泌されたタンパク質を放出し得る。その混合物は緩衝液に懸濁され、可溶タンパクを回収し得る。次いで、慣用的なタンパク質分離および精製方法は組換えタンパク質を精製するために使用される。時間、温度、pH、酸素、および容量のパラメーターは、慣用的な方法によって、異種タンパク質の発現および回収を最適化するように調整される。
【0076】
(IV.細菌系)
細菌の発現技術は、当該分野で公知である。細菌のプロモーターは、細菌のRNAポリメラーゼに結合し得、そしてコード配列(例えば、構造遺伝子)の下流方向(3’方向)へのmRNAへの転写を開始し得る任意のDNA配列である。プロモーターは、通常、コード配列の5’末端に近接して存在する転写開始領域を有する。この転写開始領域は、通常、RNAポリメラーゼ結合部位および転写開始部位を含む。細菌のプロモーターはまた、オペレーターと呼ばれる第二のドメインを有し、RNA合成が始まる近接のRNAポリメラーゼ結合部位と重複している。オペレーターは、遺伝子リプレッサータンパク質が、オペレーターに結合し、そのため特定の遺伝子の転写を抑制し得るような、負の調節された(誘導性の)転写を可能にする。構成的発現は、オペレーターのような負の調節エレメントの非存在下で起こり得る。さらに、正の調節は、遺伝子アクチベーター(活性化因子)タンパク質結合配列により達成され得、その配列が存在する場合は通常、RNAポリメラーゼ結合配列の(5’)側に近接している。遺伝子アクチベータータンパク質の例としては、異化(カタボライト)活性化タンパク質(CAP)があり、それはEscherichia coli(E.Coli)におけるlacオペロンの転写の開始を助ける(Raibaudら(1984)Annu.Rev.Genet.18:173)。それゆえ、調節される発現は、正または負のいずれかであり得、従って転写を増強するかまたは低下し得るかのいずれかである。
【0077】
代謝経路の酵素をコードする配列は、特に有用なプロモーター配列を提供する。例としては、ガラクトース、ラクトース(lac)(Changら(1997)Nature 198:1056)、およびマルトースのような糖代謝の酵素由来のプロモーター配列が挙げられる。さらなる例としては、トリプトファン(trp)(Goeddelら(1980)Nuc.Acids Res.8:4057;Yelvertonら(1981)Nucl.Acids Res.9:731;米国特許第4,738,921号;EP−A−0036776号およびEP−A−0121775)のような生合成酵素由来のプロモーター配列が挙げられる。g−ラクタマーゼ(g−laotamase)(bla)プロモーター系(Weissmann(1981)「The cloning of Interferon and other mistakes.」Interferon 3(I.Gresser編))、バクテリオファージλPL(Shimatakeら(1981)Nature 292:128)およびT5(米国特許第4,689,406号)プロモーター系もまた有用なプロモーター配列を提供する。
【0078】
さらに、天然に存在しない合成プロモーターもまた、細菌のプロモーターとして機能する。例えば、ある細菌(バクテリア)あるいはバクテリオファージプロモーターの転写活性化配列は、別のバクテリアあるいはバクテリオファージプロモーターのオペロン配列と結合し得、合成ハイブリッドプロモーターを形成する。(米国特許第4,551,433号)。例えば、tacプロモーターは、lacリプレッサーにより調節されるtrpプロモーター配列およびlacオペロン配列の両方から構成される、ハイブリッドtrp−lacプロモーターである(Amannら(1983)Gene 25:167;de Boerら(1983)Proc.Natl.Acad.Sci.80:21)。さらに、ある細菌のプロモーターは、細菌のRNAポリメラーゼに結合し、そして転写を開始させる能力を有する非細菌起源の天然に存在するプロモーターを含み得る。非細菌起源の天然に存在するプロモーターはまた、原核生物内でいくらかの遺伝子の高いレベルでの発現を生じるために、適合性のあるRNAポリメラーゼと結合され得る。バクテリオファージT7 RNAポリメラーゼ/プロモーター系は、連結したプロモーター系の例である(Studierら(1986)J.Mol.Biol.189:113;Taborら(1985)Proc Natl.Acad.Sci.82:1074)。さらに、ハイブリッドプロモーターはまた、バクテリオファージプロモーターおよびE.coliオペレーター領域から構成され得る(EPO−A−0267851)。
【0079】
機能性のプロモーター配列に加え、効果的なリボソーム結合部位もまた、原核生物における外来遺伝子の発現に有用である。E.coliにおいて、リボソーム結合部位は、シャイン−ダルガノ(SD)配列と呼ばれ、そして開始コドン(ATG)および開始コドンの3〜11ヌクレオチド上流に位置する長さ3〜9ヌクレオチドの配列を含む(Shineら(1975)Nature 254:34)。SD配列は、SD配列とE.coliの16S rRNAの3’側との間の塩基対形成によりmRNAのリボソームへの結合を促進すると考えられている(Steitzら(1979)「Genetic Signals and nucleotide sequences in messenger RNA」Biological Regulation and Development:Gene Expression(R.F.Goldbergerら編))。弱いリボソーム結合部位を有する真核遺伝子および原核遺伝子の発現のためには(Sambrookら(1989)「Expression of cloned genes in Escherichia coli」Molecular Cloning:A Laboratory Manual)。
【0080】
DNA分子は、細胞内で発現され得る。プロモーター配列は、直接的にそのDNA分子と連結され得、この場合、N末端の最初のアミノ酸は、常に、ATG開始コドンによりコードされるメチオニンである。所望される場合、N末端のメチオニンは、臭化シアンとのインビトロインキュベーション、あるいは細菌のメチオニンN末端ペプチダーゼとのインビボまたはインビトロインキュベーションのいずれかによりタンパク質から切断され得る(EPO−A−0219237)。
【0081】
融合タンパク質は、直接的発現に代わるものを提供する。通常、内在性の細菌のタンパク質、あるいは他の安定なタンパク質のN末端部分をコードするDNA配列は、異種のコード配列の5’末端と融合される。発現の際に、この構築物は、2つのアミノ酸配列の融合を提供する。例えば、バクテリオファージλ細胞遺伝子は、外来遺伝子の5’末端と連結し得、そして細菌において発現され得る。生じた融合タンパク質は、好ましくは、外来遺伝子由来のバクテリオファージタンパク質を切断するための切断酵素(第Xa因子)用の部位を保持する(Nagaiら(1984)Nature 309:810)。融合タンパク質はまた、lacZ(Jiaら(1987)Gene 60:197)、trpE(Allenら(1987)J.Biotechnol.5:93;Makoffら(1989)J.Gen.Microbiol.135:11)、およびChey(EP−A−0324647)遺伝子由来の配列を用いて作製され得る。2つのアミノ酸配列の接合部でのDNA配列は、切断部位をコードしてもよいし、あるいはコードしなくてもよい。別の例としては、ユビキチン融合タンパク質である。そのような融合タンパク質は、好ましくは、外来タンパク質からユビキチンを切断するための切断酵素(例えば、ユビキチン特異的切断プロテアーゼ)用の部位を保持するユビキチン領域と共に作製され得る。この方法を通して、天然外来タンパク質は分離され得る(Millerら(1989)Bio/Technology 7:698)。
【0082】
あるいは、外来タンパク質はまた、細菌における外来タンパク質の分泌を提供するシグナルペプチド配列フラグメントから構成される、融合タンパク質をコードするキメラDNA分子を作製することによって、細胞から分泌され得る(米国特許4,336,336)。シグナル配列フラグメントは、通常、細胞からのタンパク質の分泌を指向する、疎水性アミノ酸から構成されるシグナルペプチドをコードする。このタンパク質は、増殖培地(グラム陽性細菌)、または細胞の内膜と外膜との間に位置する細胞周辺腔(グラム陰性細菌)のいずれかへ分泌される。好ましくは、インビボまたはインビトロのいずれかで切断され得る、このシグナルペプチドフラグメントと外来遺伝子との間にコードされるプロセシング部位がある。
【0083】
適切なシグナル配列をコードするDNAは、E.coli外膜タンパク質遺伝子(ompA)(Masuiら(1983)、Experimetal Manipulation of Gene Expression;Ghrayebら(1984)EMBO J.3:2437)およびE.coliアルカリホスファターゼシグナル配列(phoA)(Okaら(1985)Proc.Natl.Acad.Sci.82:7212)のような、分泌性細菌タンパク質に関する遺伝子由来であり得る。さらなる例として、種々のBacillus株由来のα−アミラーゼ遺伝子のシグナル配列は、B.subtilis由来の異種タンパク質を分泌するために使用され得る(Palvaら(1982)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 79:5582;EP−A−0244042)。
【0084】
通常、細菌によって認識される転写終結配列は、翻訳終止コドンの3’側に位置する調節領域であり、そして従って、プロモーターとともに、コード配列に隣接する。これらの配列は、そのDNAによってコードされるポリペプチドへと翻訳され得るmRNAの転写を指向する。転写終結配列は、しばしば、転写の終結を補助するステムループ構造を形成し得る、約50ヌクレオチドのDNA配列を含む。例は、強力なプロモーターを有する遺伝子(例えば、E.coliのtrp遺伝子および他の生合成遺伝子)由来の転写終結配列を含む。
【0085】
通常、上記の成分(プロモーター、シグナル配列(もし所望ならば)、目的のコード配列、および転写終結配列を含む)は、組み立てられて発現構築物となる。発現構築物は、しばしば、宿主(例えば細菌)における安定な保持が可能である染色体外エレメント(例えばプラスミド)のような、レプリコンに保持される。このレプリコンは複製系を有し、従って、このことによって、発現またはクローニングおよび増幅のいずれかのために、レプリコンが原核生物宿主において保持されることを可能になる。さらに、レプリコンは、高コピー数プラスミドまたは低コピー数プラスミドのいずれかであり得る。高コピー数プラスミドは、一般に約5〜約200、そして通常約10〜約150の範囲のコピー数を有する。高コピー数プラスミドを含む宿主は、好ましくは少なくとも約10個、そしてより好ましくは少なくとも約20個のプラスミドを含む。高コピー数ベクターまたは低コピー数ベクターのいずれかが選択され得、それは、宿主に対するベクターおよび外来タンパク質の効果に依存する。
【0086】
あるいは、発現構築物は、組み込みベクターを用いて、細菌のゲノムへ組み込まれ得る。組み込みベクターは、通常、ベクターが組み込むのを可能にする、細菌の染色体と相同な少なくとも1つの配列を含む。組み込みは、ベクターにおける相同なDNAと細菌の染色体との間の組換えから生じるようである。例えば、種々のBacillus株からのDNAによって構築される組み込みベクターは、Bacillus染色体に組み込まれる(EP−A−0 127 328)。組み込みベクターはまた、バクテリオファージまたはトランスポゾン配列から構成され得る。
【0087】
通常、染色体外発現構築物および組み込み発現構築物は、選択マーカーを含んで、形質転換された細菌株の選択を可能にし得る。選択マーカーは、細菌宿主において発現され得、そして細菌が薬物(例えば、アンピシリン、クロラムフェニコール、エリスロマイシン、カナマイシン(ネオマイシン)、およびテトラサイクリン)に耐性になるようにする遺伝子を含み得る(Daviesら(1978)Annu.Rev.Microbiol.32:469)。選択マーカーはまた、ヒスチジン、トリプトファン、およびロイシンの生合成経路における生合成遺伝子のような、生合成遺伝子を含み得る。
【0088】
あるいは、上記の成分のいくつかは、形質転換ベクターにおいて組み立てられ得る。形質転換ベクターは、通常、上記のように、レプリコンにおいて保持されるか、または組み込みベクターへと開発されるかのいずれかの選択マーカー(market)から構成され得る。
【0089】
発現ベクターまたは形質転換ベクターは、染色体外レプリコンまたは組み込みベクターのいずれも、多くの細菌への形質転換のために開発されてきた。例えば、発現ベクターは、とりわけ、以下の細菌のために開発されてきた:Bacillus subtilis(Palvaら(1982)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 79:5582;EP−A−0 036 259およびEP−A−0 063 953;WO 84/04541)、Escherichia coli(Shimatakeら(1981)Nature 292:128;Amannら(1985)Gene 40:183;Studierら(1986)J.Mol.Biol.189:113;EP−A−0 036 776、EP−A−0 136 829およびEP−A−0 136 907)、Streptococcus cremoris(Powellら(1988)Appl.Environ.Microbiol.54:655);Streptococcus lividans(Powellら(1988)Appl.Environ.Microbiol.54:655)、Streptomyces lividans(米国特許4,745,056)。
【0090】
外来DNAを細菌宿主へ導入する方法は、当該分野において周知であり、そして通常、CaClまたは他の薬剤(例えば、2価の陽イオンおよびDMSO)のいずれかで処理された細菌の形質転換を含む。DNAはまた、エレクトロポレーションによって、細菌細胞へ導入され得る。形質転換の手順は、通常、形質転換される細菌の種によって変化する。例えば以下を参照のこと:(Massonら(1989)FEMS Microbiol.Lett.60:273;Palvaら(1982)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 79:5582;EP−A−0 036 259およびEP−A−063 953;WO 84/04541、Bacillus)、(Millerら(1988)Proc.Natl.Acad.Sci.85:856;Wangら(1990)J.Bacteriol.172:949、Campylobacter)、(Cohenら(1973)Proc.Natl.Acad.Sci.69:2110;Dowerら(1988)Nucleic Acids Res.16:6127;Kushner(1978)「ColE1由来のプラスミドによるEscherichia coliの形質転換のための改良された方法」Genetic Engineering:Proceedings of the International Symposium on Genetic Engineering(H.W.BoyerおよびS.Nicosia編);Mandelら(1970)J.Mol.Biol.53:159;Taketo(1988)Biochim.Biophys.Acta 949:318;Escherichia)、(Chassyら(1987)FEMS Microbiol.Lett.44:173 Lactobacillus);(Fiedlerら(1988)Anal.Biochem 170:38、Pseudomonas);(Augustinら(1990)FEMS Microbiol.Lett.66:203、Staphylococcus)、(Baranyら(1980)J.Bacteriol.144:698;Harlander(1987)「エレクトロポレーションによるStreptococcus lactisの形質転換」Streptococcal Genetics(J.FerrettiおよびR.Curtiss III編);Perryら(1981)Infect.Immun.32:1295;Powellら(1988)Appl.Environ.Microbiol.54:655;Somkutiら(1987)Proc.4th Evr.Cong.Biotechnology 1:412、Streptococcus)。
【0091】
(v.酵母発現)
酵母発現系もまた、当業者に公知である。酵母プロモーターは、酵母RNAポリメラーゼに結合可能であり、そしてコード配列(例えば、構造遺伝子)からmRNAへの下流の(3’側の)転写を開始し得る、任意のDNA配列である。プロモーターは、通常、コード配列の5’末端の近位に位置する転写開始領域を有する。この転写開始領域は、通常、RNAポリメラーゼ結合部位(「TATAボックス」)および転写開始部位を含む。酵母プロモーターはまた、上流アクチベーター配列(UAS)と呼ばれる第2のドメインを有し得、これは、もし存在するならば、通常、構造遺伝子とは遠位である。このUASは、調節される(誘導できる)発現を可能にする。構成的発現は、UASの非存在下で生じる。調節される発現は、正または負のいずれかであり得、それによって転写を増加させるかまたは減少させるかのいずれかであり得る。
【0092】
酵母は、活性な代謝経路を有する発酵性微生物であり、従って、代謝経路における酵素をコードする配列は、特に有用なプロモーター配列を提供する。例としては、以下が挙げられる:アルコールデヒドロゲナーゼ(ADH)(EP−A−0 284 044)、エノラーゼ、グルコキナーゼ、グルコース−6−リン酸イソメラーゼ、グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(GAPまたはGAPDH)、ヘキソキナーゼ、ホスホフルクトキナーゼ、3−ホスホグリセリン酸ムターゼ、およびピルビン酸キナーゼ(PyK)(EPO−A−0 329 203)。酵母PHO5遺伝子はまた、酸性ホスファターゼをコードし、有用なプロモーター配列を提供する(Myanoharaら(1983)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 80:1)。
【0093】
さらに、天然には生じない合成プロモーターもまた、酵母のプロモーターとして機能する。例えば、ある1つの酵母プロモーターのUAS配列は、別の酵母プロモーターの転写活性化領域と連結され得、合成ハイブリッドプロモーターを生成し得る。このようなハイブリッドプロモーターの例は、GAP転写活性化領域と連結されるADH調節配列(米国特許第4,876,197号および同第4,880,734号)を含む。ハイブリッドプロモーターの他の例は、ADH2、GAL4、GAL10、またはPHO5遺伝子のいずれかの調節配列からなり、GAPまたはPyK(EP−A−0 164 556)のような解糖酵素遺伝子の転写活性化領域に結合されているプロモーターを含む。さらに、酵母プロモーターは、酵母RNAポリメラーゼと結合し、そして転写を開始する能力を有する、天然に生じる非酵母起源のプロモーターを含み得る。このようなプロモーターの例としては、とりわけ、以下が挙げられる:(Cohenら(1980)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77:1078;Henikoffら(1981)Nature 283:835;Hollenbergら(1981)Curr.Topics Microbiol.Immunol.96:119;Hollenbergら(1979)「酵母Saccharomyces cerevisiaeにおける細菌の抗生物質耐性遺伝子の発現」、Plasmids of Medical,Environmental and Commercial Importance(K.N.TimmisおよびA.Puhler編);Mercerau−Puigalonら(1980)Gene 11:163;Panthierら(1980)Curr.Genet.2:109;)。
【0094】
DNA分子は、酵母において、細胞内で発現され得る。プロモーター配列は、DNA分子と直接連結され得、その場合、組換えタンパク質のN末端にある最初のアミノ酸は常にATG開始コドンによってコードされているメチオニンである。もし所望ならば、N末端のメチオニンは、臭化シアンとのインビトロインキュベーションによって、タンパク質から切断され得る。
【0095】
融合タンパク質は、酵母発現系について、ならびに哺乳動物、バキュロウイルス、および細菌の発現系において、代替物を提供する。通常、内因性酵母タンパク質、または他の安定なタンパク質のN末端部分をコードするDNA配列は、異種コード配列の5’末端に融合される。発現において、この構築物は、2つのアミノ酸配列の融合物を提供する。例えば、酵母またはヒトのスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)遺伝子は、外来遺伝子の5’末端に連結され、そして酵母において発現し得る。2つのアミノ酸配列の連結部にあるDNA配列は、切断部位をコードしてもよいし、コードしなくてもよい。例えば、EP−A−0 196 056を参照のこと。別の例はユビキチン融合タンパク質である。このような融合タンパク質は、外来タンパク質からユビキチンを切断するプロセシング酵素(例えば、ユビキチン特異的プロセシングプロテアーゼ)のための部位を好ましくは保持する、ユビキチン領域を伴って作製される。従って、この方法を通じて、ネイティブな融合タンパク質は、単離され得る(例えば、WO88/024066)。
【0096】
あるいは、外来タンパク質はまた、酵母における外来タンパク質の分泌を提供する、リーダー配列フラグメントから構成される融合タンパク質をコードする、キメラDNA分子を作製することによって、細胞から増殖培地へ分泌され得る。好ましくは、インビボまたはインビトロのいずれかで切断され得る、リーダーフラグメントと外来遺伝子との間にコードされるプロセシング部位が存在する。リーダー配列フラグメントは、細胞からのタンパク質の分泌を指向する、疎水性アミノ酸から構成されるシグナルペプチドを、通常コードする。
【0097】
適切なシグナル配列をコードするDNAは、分泌性酵母タンパク質に関する遺伝子由来であり得、その遺伝子は例えば、酵母インベルターゼ遺伝子(EP−A−0 012 873;JPO.62,096,086)およびA因子遺伝子(米国特許第4,588,684号)である。あるいは、インターフェロンリーダーのような、酵母における分泌もまた提供する、非酵母起源のリーダーが存在する(EP−A−0 060 057)。
【0098】
好ましいクラスの分泌リーダーは、酵母α因子遺伝子のフラグメントを使用するリーダーであり、これは「プレ」シグナル配列、および「プロ」領域の両方を含む。用いられ得るこの型のα因子フラグメントは、完全長の、プレ−プロα因子リーダー(約83アミノ酸残基)および短縮されたα因子リーダー(通常約25〜約50アミノ酸残基)を含む(米国特許第4,546,083号および同第4,870,008号;EP−A−0 324 274)。分泌を提供するα因子リーダーフラグメントを使用するさらなるリーダーは、第1の酵母のプレ配列を有するが、第2の酵母α因子からのプロ領域を有しないで作製される、ハイブリッドα因子リーダーを含む(例えば、WO89/02463を参照のこと)。
【0099】
通常、酵母に認識される転写終結配列は、翻訳終止コドンの3’側に位置する調節領域であり、従って、プロモーターと共にコード配列に隣接する。これらの配列は、そのDNAにコードされるポリペプチドへと翻訳され得る、mRNAの転写を指向する。転写終結配列および他の酵母に認識される終結配列の例は、例えば、解糖酵素をコードする転写終結配列である。
【0100】
通常、上記の成分(プロモーター、リーダー(もし所望ならば)、目的のコード配列、および転写終結配列を含む)は、組み立てられて発現構築物になる。発現構築物は、宿主(例えば、酵母または細菌)において安定に保持され得る染色体外エレメント(例えば、プラスミド)のような、レプリコンにおいてしばしば保持される。このレプリコンは、2つの複製系を有し得、従って、このことが、例えば、発現のために酵母において、ならびにクローニングおよび増幅のために原核生物宿主において保持されることを可能にする。このような酵母−細菌シャトルベクターの例としては、以下が挙げられる:YEp24(Botsteinら(1979)Gene 8:17〜24)、pCl/1(Brakeら(1984)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 81:4642〜4646)、およびYRp17(Stinchcombら(1982)J.Mol.Biol.158:157)。さらに、レプリコンは、高コピー数プラスミドまたは低コピー数プラスミドのいずれかであり得る。高コピー数プラスミドは、一般に約5〜約200、そして通常約10〜約150の範囲のコピー数を有し得る。高コピー数プラスミドを含む宿主は、好ましくは少なくとも約10個、そしてより好ましくは少なくとも約20個を有する。高コピー数ベクターまたは低コピー数ベクターのいずれかが選択され得、それは、宿主に対するベクターおよび外来タンパク質の効果に依存する。例えば、Brakeら、前出を参照のこと。
【0101】
あるいは、発現構築物は、組み込みベクターを用いて、酵母のゲノムへ組み込まれ得る。組み込みベクターは、通常、ベクターが組み込むのを可能にする、酵母の染色体と相同な少なくとも1つの配列を含み、そして好ましくは、発現構築物に隣接する2つの相同配列を含む。組み込みは、ベクターにおける相同なDNAと酵母の染色体との間の組換えから生じるようである(Orr−Weaverら(1983)Methods in Enzymol.101:228〜245)。組み込みベクターは、そのベクター中に含有するために適切な相同配列を選択することによって、酵母における特定の遺伝子座を指向され得る。Orr−Weaverら、前出を参照のこと。1つ以上の発現構築物が組み込まれ得、おそらく産生される組換えタンパク質のレベルに影響を与え得る(Rineら(1983)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 80:6750)。ベクターに含まれる染色体配列は、ベクターにおける単一セグメント(ベクター全体の組み込みを生じる)、または染色体における隣接セグメントに相同でかつベクターにおける発現構築物に隣接する2つのセグメント(発現構築物のみの安定した組み込みを生じ得る)のいずれかとして生じ得る。
【0102】
通常、染色体外発現構築物および組み込み発現構築物は、選択マーカーを含み得、形質転換された酵母株の選択を可能にする。選択マーカーは、酵母宿主において発現され得る生合成遺伝子を含み得、それは例えば、ADE2、HIS4、LEU2、TRP1、およびALG7、ならびにG418耐性遺伝子であり、それぞれ、酵母細胞がツニカマイシンおよびG418に耐性になるようにする。さらに、適切な選択マーカーはまた、金属のような毒性化合物の存在下において増殖する能力を、酵母に提供し得る。例えば、CUP1の存在は、酵母が、銅イオンの存在下において増殖することを可能にする(Buttら(1987)Microbiol.Rev.51:351)
あるいは、上記成分のうちのいくつかは、組み立てられて形質転換ベクターになり得る。形質転換ベクターは、通常、上記のように、レプリコンにおいて保持されるか、または組み込みベクターに開発されるかのいずれかである、選択マーカーから構成される。
【0103】
発現ベクターおよび形質転換ベクターは、染色体外レプリコンまたは組み込みベクターのいずれかであり、多くの酵母への形質転換のために開発されてきた。例えば、発現ベクターは、とりわけ、以下の酵母のために開発されてきた:Candida albicans(Kurtzら(1986)Mol.Cell.Biol.6:142)、Candida maltosa(Kunzeら(1985)J.Basic Microbiol.25:141)。Hansenula polymorpha(Gleesonら(1986)J.Gen.Microbiol.132:3459;Roggenkampら(1986)Mol.Gen.Genet.202:302)、Kluyveromyces fragilis(Dasら(1984)J.Bacteriol.158:1165)、Kluyveromyces lactis(De Louvencourtら(1983)J.Bacteriol.154:737;Van den Bergら(1990)Bio/Technology 8:135)、Pichia guillerimondii(Kunzeら(1985)J.Basic Microbiol.25:141)、Pichia pastoris(Creggら(1985)Mol.Cell.Biol.5:3376;米国特許第4,837,148号および同第4,929,555号)、Saccharomyces cerevisiae(Hinnenら(1978)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:1929;Itoら(1983)J.Bacteriol.153:163)、Schizosaccharomyces pombe(BeachおよびNurse(1981)Nature 300:706)、およびYarrowia lipolytica(Davidowら(1985)Curr.Genet.10:380471;Gaillardinら(1985)Curr.Genet.10:49)。
【0104】
外来DNAを酵母宿主へ導入する方法は、当該分野において周知であり、そして通常、スフェロプラストの、またはアルカリ陽イオンで処置された無傷の酵母細胞のいずれかの形質転換を含む。形質転換の手順は、通常、形質転換される酵母の種によって変化する。例えば以下を参照のこと:(Kurtzら(1986)Mol.Cell.Biol.6:142;Kunzeら(1985)J.Basic Microbiol.25:141;Candida);(Gleesonら(1986)J.Gen.Microbiol.132:3459;Roggenkampら(1986)Mol.Gen.Genet.202:302;Hansenula);(Dasら(1984)J.Bacteriol.158:1165;De Louvencourtら(1983)J.Bacteriol.154:1165;Van den Bergら(1990)Bio/Technology 8:135;Kluyveromyces);(Creggら(1985)Mol.Cell.Biol.5:3376;Kunzeら(1985)J.Basic Microbiol.25:141;米国特許第4,837,148号および同第4,929,555号;Pichia);(Hinnenら(1978)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:1929;Itoら(1983)J.Bacteriol.153:163 Saccharomyces);(BeachおよびNurse(1981)Nature 300:706;Schizosaccharomyces);(Davidowら(1985)Curr.Genet.10:39;Gaillardinら(1985)Curr.Genet.10:49;Yarrowia)。
【0105】
(薬学的組成物)
薬学的組成物は、本発明のポリペプチド、抗体または核酸のいずれかを含み得る。この薬学的組成物は、治療上有効な量の、本願発明のポリペプチド、抗体、またはポリヌクレオチドのいずれかを含む。
【0106】
本明細書において使用される用語「治療上有効な量」とは、所望の疾患または状態を処置、改善、または予防するための治療薬剤の量、または、検出可能な治療効果または予防効果を示すための治療薬剤の量をいう。この効果は、例えば、キメラマーカーまたは抗原レベルによって検出され得る。治療効果はまた、体温低下のような、身体の症状における減少を含む。被験体に関する正確な有効量は、被験体の大きさおよび健康、状態の性質および程度、および投与のために選択される治療または治療の組合せに依存する。従って、あらかじめ正確な有効量を特定することは有用ではない。しかし、所定の情況のための有効量は、慣用的な実験によって決定され得、そして臨床医の判断内である。
【0107】
本発明の目的のために、有効な用量は、DNA構築物が投与される個体において、DNA構築物の約0.01mg/kg〜50mg/kgまたは0.05mg/kg〜約10mg/kgである。
【0108】
薬学的組成物はまた、薬学的に受容可能なキャリアを含み得る。用語「薬学的に受容可能なキャリア」とは、抗体またはポリペプチド、遺伝子、および他の治療薬剤のような、治療薬剤の投与のためのキャリアをいう。この用語は、この組成物を受け取る個体に有害な抗体の産生をそれ自体誘導せず、そして過度の毒性を伴わずに投与され得る、任意の薬学的キャリアをいう。適切なキャリアは、タンパク質、多糖、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、重合アミノ酸、アミノ酸コポリマー、および不活性ウイルス粒子のように、大きく、遅く代謝される巨大分子であり得る。このようなキャリアは、当業者に周知である。
【0109】
薬学的に受容可能な塩が、その中で使用され得る。例えば、塩酸塩、臭化水素塩、リン酸塩、硫酸塩などのような鉱酸塩;および酢酸塩、プロピオン酸塩、マロン酸塩、安息香酸塩などのような有機酸の塩である。薬学的に受容可能な賦形剤の徹底的な議論は、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Mack Pub.Co.、N.J.1991)にて利用可能である。
【0110】
治療組成物における薬学的に受容可能なキャリアは、水、生理的食塩水、グリセロールおよびエタノールのような液体を含み得る。さらに、湿潤剤または乳化剤、pH緩衝物質などのような補助物質が、このようなビヒクルに存在し得る。代表的には、治療組成物は、液体溶液または懸濁液のいずれかの、注射可能物質として調製される;注射前に液体ビヒクルに溶解または懸濁するのに適切な固体形態もまた、調製され得る。リポソームは、薬学的に受容可能なキャリアの定義中に含まれる。
【0111】
(送達方法)
一旦処方されると、本発明の組成物は、その被験体へ直接投与され得る。処置される被験体は、動物であり得;特に、ヒト被験体が処置され得る。
【0112】
その組成物直接送達は、一般的に、皮下的に、腹腔内に、静脈内に、または筋肉内のいずれかでの注入によって達成されるか、あるいは、組織の間質空間へ送達される。この組成物はまた、病巣へ投与され得る。他の投与様式には、経口投与、および肺投与、坐剤、および経皮(transdermal)適用または経皮(transcutaneous)適用(例えば、WO98/20734を参照のこと)、針、および遺伝子銃またはハイポスプレー(hypospray)が含まれる。投薬処置は、単回用量スケジュール、または多数回用量スケジュールであり得る。
【0113】
(ワクチン)
本発明に従うワクチンは、予防的(すなわち、感染を予防するため)または治療(すなわち、感染後の疾患を処置するため)のいずれかであり得る。
【0114】
このようなワクチンは、免疫抗原、免疫原、ポリペプチド、タンパク質または核酸を、通常「薬学的に受容可能なキャリア」とともに含み、このキャリア自体は、その組成物を受ける個体に有害である抗体の産生を誘発しない任意のキャリアを含む。適切なキャリアは、代表的に、大きく、ゆっくり代謝される高分子(例えば、タンパク質、ポリサッカリド、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリマー性アミノ酸、アミノ酸コポリマー、脂質凝集物(例えば、油小滴またはリポソーム)、および不活性ウイルス粒子である。このようなキャリアは、当該分野で周知である。さらに、これらのキャリアは免疫刺激薬剤(「アジュバント」)として機能し得る。さらに、この抗原または免疫原は、細菌毒素(例えば、ジフテリア、破傷風、コレラ、H.pyloriなどの病原因子からの毒素)と結合体化され得る。
【0115】
この組成物の効力を増強するために好ましいアジュバントは、(1)アルミニウム塩(「明礬」)(例えば、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、硫酸アルミニウムなど)、(2)水中油懸濁処方物(他の特定の免疫刺激薬剤(例えば、ムラミルペプチド(以下を参照のこと)または細菌細胞壁成分)を伴うか伴わない)を包含するが、それらに限定されず、例えば、以下:(a)5%スクアレン、0.5% Tween 80、および0.5% Span85(必要に応じて、種々の量のMTP−PE(以下を参照のこと)を含有するが、必要ではない)を含み、モデル110Y微小流体化器(Microfluidics、Newton、MA)のような微小流体化器を用いてμ未満の粒子へと処方されたMF59TM(WO90/14837;Vaccine design:the subunit and adjuvant approach、編、Powell & Newman、Plenum Press 1995の第10節);(b)μ未満のエマルジョンへと微小流体化されたか、またはボルテックスして、より大きな粒子径エマルジョンを生成したかのいずれかである、10%スクアレン、0.4%Tween80、5%プルロニックブロックポリマーL121、およびthr−MDP(以下を参照のこと)を含有するSAF、ならびに(c)2%スクアレン、0.2%Tween80、およびモノホスホリピドA(MPL)、トレハロースジミコレート(TDM)、および細胞壁骨格(CWS)好ましくはMPLおよびCWS(DetoxTM)からなる群由来の1つ以上の細菌細胞壁成分を含むRibiTMアジュバント系(RAS)、(Ribi Immunochem、Hamilton、MT);(3)サポニンアジュバント(例えば、StimulonTM)(Cambridge Bioscience、Worcester、MA)を使用し得るか、またはそれから粒子(例えば、ISCOM(免疫刺激性複合体)を生成し得る;(4)完全フロイントアジュバント(CFA)および不完全フロイントアジュバント(IFA);(5)サイトカイン(例えば、インターロイキン(例えば、IL−1、IL−2、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−12など)、インターフェロン(例えば、γインターフェロン)、マクロファージコロニー刺激因子(M−CSF)、腫瘍壊死因子(TNF)など;および(6)その組成物の効力を強化するための免疫刺激因子として作用する他の物質を包含するがそれらに限定されない。ミョウバンおよびMF59TMが好ましい。
【0116】
上記で言及したように、ムラミルペプチドは、N−アセチル−ムラミル−L−スレオニル−D−イソグルタミン(thr−MDP)、N−アセチル−ノルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン(ノル−MDP)、N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−アラニン−2−(1’−2’−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)−エチルアミン(MTP−PE)などを包含するがそれらに限定されない。
【0117】
免疫原性組成物(例えば、免疫化抗原/免疫原/ポリペプチド/タンパク質/核酸、薬学的に受容可能なキャリア、およびアジュバント)は、代表的に、希釈剤(例えば、水、生理食塩水、グリセロール、エタノールなど)を含有する。さらに、補助物質(例えば、湿潤剤または乳化剤、pH緩衝物質など)は、このようなビヒクルにおいて存在し得る。
【0118】
代表的に、免疫原性組成物は、液体溶液または懸濁物として、注射剤として調製され;注射前に液体ビヒクルにおける溶液または懸濁物として適切な固体形態もまた調製され得る。この調製物はまた、薬学的に受容可能なキャリアの下で、上記に記載のように、アジュバント効果の強化のために乳化され得るかまたはリポソーム中にカプセル化され得る。
【0119】
ワクチンとして使用される免疫原性組成物は、免疫学的有効量の抗原性または免疫原性のポリペプチド、および任意の他の上記の成分を必要に応じて含む。「免疫学的有効量」とは、その量の個体への投与が、単回用量であれ、一連の(用量の)一部としてであれ、処置または予防に有効であることを意味する。この量は、処置される個体の健康および身体状態、処置される個体の分類学上の群(例えば、非ヒト霊長類、霊長類など)、個体の免疫系が抗体を合成する能力、所望される保護の程度、そのワクチンの処方物、処置する医師の医療的状況の評価、および他の関連する因子に依存して変動する。その量は、比較的広い範囲に入り、この量が慣用的な試行を通して決定され得ることが予想される。
【0120】
免疫学的組成物は、従来のように、非経口的(例えば、皮下、筋肉内または経皮(transudermally)/経皮(transucutaneously)のいずれかでの注射による)(例えば、WO98/20734)に投与される)。他の投与様式に適切なさらなる処方物は、経口処方物および肺処方物、坐剤、および経皮適用を含む。投薬処置は、単回用量スケジュールまたは多数回用量スケジュールであり得る。ワクチンは、他の免疫調節剤とともに投与され得る。
【0121】
タンパク質ベースのワクチンの代替として、DNAワクチンを使用し得る(例えば、RobinsonおよびTorres(1997)Seminars in Immunology 9:271−283;Donnellyら(1997)Annu Rev Immunol 15:617−648;本明細書中後半部を参照のこと)。
【0122】
(遺伝子送達ビヒクル)
本発明の治療剤のコード配列を含む、哺乳動物における発現のためにその哺乳動物へ送達される構築物の送達のための遺伝子治療ビヒクルは、局所または全身的のいずれかで投与され得る。これらの構築物は、ウイルスベクターアプローチまたは非ウイルスベクターアプローチを、インビボまたはエキソビボの様式で利用し得る。このようなコード配列の発現は、内因性哺乳動物プロモーターまたは外因性プロモーターを用いて誘導され得る。このコード配列のインビボでの発現は、構成性または調節性のいずれかであり得る。
【0123】
本発明は、意図された核酸配列を発現し得る遺伝子送達ビヒクルを含む。この遺伝子送達ビヒクルは、好ましくは、ウイルスベクター、およびより好ましくはレトロウイルスベクター、アデノウイルスベクター、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター、ヘルペスウイルスベクターまたはαウイルスベクターである。このウイルスベクターはまた、アストロウイルスベクター、コロナウイルスベクター、オルトミクソウイルスベクター、パポバウイルスベクター、パラミクソウイルスベクター、パルボウイルスベクター、ピコルナウイルスベクター、ポックスウイルスベクター、またはトガウイルスベクターであり得る。一般的には、Jolly(1994)Cancer Gene Therapy 1:51−64;Kimura(1994)Human Gene Therapy 5:845−852;Connelly(1995)Human Gene Therapy 6:185−193;およびKaplitt(1994)Nature Genetics 6:148−153を参照のこと。
【0124】
レトロウイルスベクターは、当該分野で周知であり、そして本発明者らは、任意のレトロウイルス遺伝子治療ベクターが本発明において使用可能であることを意図する。これには、B型、C型およびD型のレトロウイルス、異種栄養性ウイルス(例えば、NZB−X1、NZB−X2およびNZB9−1(O’Neill(1985)J.Virol.53:160を参照のこと)多栄養性レトロウイルス(例えば、MCFおよびMCF−MLV(Kelly(1983)J.Virol.45:291を参照のこと)、スプマウイルスおよびレンチウイルスが含まれる。RNA Tumor Viruses、第2版、Cold Spring Harobor Laboratory、1985を参照のこと。
【0125】
レトロウイルス遺伝子治療ベクターの部分は、異なるレトロウイルスに由来し得る。例えば、レトロウイルスLTRは、マウス肉腫ウイルスに由来し得、tRNA結合部位はラウス肉腫ウイルスに由来し得、パッケージングシグナルはマウス白血病ウイルスに由来し得、そして第二の鎖合成の起源はトリ白血病ウイルスに由来し得る。
【0126】
これらの組換えレトロウイルスベクターを使用して、適切なパッケージング細胞株へそれらを導入することによって形質導入適合性レトロウイルスベクター粒子を生成し得る(米国特許第5,591,624号を参照のこと)。レトロウイルスベクターは、レトロウイルス粒子へのキメラインテグラーゼ酵素の組込みによって宿主細胞DNAへの部位特異的組込みについて構築され得る(WO96/37626号を参照のこと)。この組換えウイルスベクターは複製欠損組換えウイルスであることが好ましい。
【0127】
上記に記載のレトロウイルスベクターを伴う使用について適切なパッケージング細胞株は、当該分野で周知であり、容易に調製され(WO95/30763号およびWO92/05266号を参照のこと)、そしてこれを使用して、組換えベクター粒子の生産のためのプロデューサー細胞株(これは、ベクター細胞株または「VCL」とも称される)を作製し得る。好ましくは、このパッケージング細胞株は、ヒトの親細胞(例えば、HT1080細胞)またはミンク親細胞株から作製され、これは、ヒト血清における不活化を除去する。
【0128】
レトロウイルス遺伝子治療ベクターの構築のために好ましいレトロウイルスは、トリ白血病ウイルス、ウシ白血病ウイルス、マウス白血病ウイルス、ミンク細胞フォーカス形成ウイルス、マウス肉腫ウイルス、細網内皮症ウイルス、およびラウス肉腫ウイルスを含む。特に好ましいマウス白血病ウイルスは、4070Aおよび1504A(HartleyおよびRowe(1976)J. Virol.19:19−25)、Abelson(ATCC番号VR−999)、Friend(ATCC番号VR−245)、Graffi、Gross(ATCC番号VR−590)、Kirsten、Harvey肉腫ウイルスおよびRauscher(ATCC番号VR−998)およびモロニーマウス白血病ウイルス(ATCC番号VR−190)を含む。このようなレトロウイルスベクターは、寄託機関または収集機関(例えば、アメリカンタイプカルチャーコレクション(「ATCC」)、Rockville、Maryland)から入手し得るか、または一般に利用可能な技術を用いて公知の供給源から単離され得る。
【0129】
本発明において使用可能な例示的な公知のレトロウイルス遺伝子治療ベクターは、特許出願GB2200651、EP0415731、EP0345242、EP0334301、WO89/02468;WO89/05349、WO89/09271.WO90/02806、WO90/07936、WO94/03622、WO93/25698、WO93/25234、WO93/11230、WO93/10218、WO91/02805、WO91/02825、WO95/07994、米国特許第5,219,740号、同4,405,712号、同4,861,719号、同4,980,289号、同4,777,127号、同5,591,624号に記載されるものを含む。Vile(1993)Cancer Res 53:3860−3864;Vile(1993)Cancer Res.53:962−967;Ram(1993)Cancer Res 53(1993)83−88;Takamiya(1992)J Neurosci Res 33:493−503;Baba(1993)J Neurosurg 79:729−735;Mann(1983)Cell 33:153;Cane(1984)Proc Natl Acad Sci 81;6349;およびMiller(1990)Human Gene Therapy 1もまた参照のこと。
【0130】
ヒトアデノウイルス遺伝子治療ベクターもまた当該分野で公知であり、そして本発明において使用可能である。例えば、Berkner(1988)Biotechniques 6:616およびRosenfeld(1991)Science 252:431;ならびにWO93/07283、WO93/06223、およびWO93/07282を参照のこと。本発明において使用可能な例示的な公知のアデノウイルス遺伝子治療ベクターは、上記に参照される文書およびWO94/12649、WO93/03769、WO93/19191、WO94/28938、WO95/11984、WO95/00655、WO95/27071、WO95/29993、WO95/34671、WO96/05320、WO94/08026、WO94/11506、WO93/06223、WO94/24299、WO95/14102、WO95/24297、WO95/02697、WO94/28152、WO94/24299、WO95/09241,WO95/25807、WO95/05835、WO94/18922およびWO95/09654において記載されるものを含む。あるいは、Curiel(1992)Hum.Gene Ther.3:147−154に記載されるような殺傷したアデノウイルスに連結したDNAの投与が使用され得る。本発明の遺伝子送達ビヒクルはまた、アデノウイルス随伴ウイルス(AAV)ベクターを含む。本発明における使用のためのこのようなベクターの主要なおよび好ましい例は、Srivastava WO93/09239に開示されるAAV−2ベースのベクターである。最も好ましいAAVベクターは、2つのAAV逆方向末端反復を含む。ここで、ネイティブD配列は、ヌクレオチドの置換によって改変され、その結果、少なくとも5つのネイティブなヌクレオチドおよび18までのネイティブヌクレオチド、好ましくは少なくとも10のネイティブヌクレオチドから18までのネイティブヌクレオチド、最も好ましくは10のネイティブヌクレオチドが維持され、そしてD配列の残りのヌクレオチドが欠失またはネイティブでないヌクレオチドで置換されている。AAV逆方向末端反復のネイティブなD配列は、各AAV逆方向末端反復において(すなわち、各末端に1つの配列が存在する)20の連続するヌクレオチドの配列であって、これは、HP形成に関与しない。ネイティブでない置換ヌクレオチドは、同じ位置でのネイティブなD配列に見出されるヌクレオチド以外の任意のヌクレオチドであり得る。他の使用可能な例示的なAAVベクターは、、pWP−19、pWN−1であり、これらは両方ともNahreini(1993)Gene 124:257−262に開示される。このようなAAVベクターの別の例は、psub201(Samulski(1987)J.Virol.61:3096を参照のこと)である。別の例示的なAAVベクターは、Double−D ITRベクターである。Double−D ITRベクターの構築は、米国特許第5,478,745号に開示される。なお他のベクターは、Carter 米国特許第4,797,368号およびMuzyczka 米国特許第5,139,941号、Chartejee 米国特許第5,474,935号ならびにKotin WO94/288157に開示されるものである。本発明において使用可能なAAVベクターのなおさらなる例は、SSV9AFABTKneoであり、これは、AFPエンハンサーおよびアルブミンプロモーターを含み、そして肝臓において優性に発現を指向する。その構造および構築は、Su(1996)Human Gene Therapy 7:463−470に開示される。さらなるAAV遺伝子治療ベクターは、米国特許第5,354,678号、同5,173,414号、同5,139,941号、および同5,252,479号に開示される。
【0131】
本発明の遺伝子治療ベクターはまた、ヘルペスウイルスベクターを含む。主要なおよび好ましい例は、チミジンキナーゼポリペプチドをコードする配列を含む単純ヘルペスウイルスベクター(例えば、米国特許第5,288,641号、およびEP0176170(Roizman)に開示されるもの)である。さらなる例示的な単純ヘルペスウイルスベクターは、WO95/04139(Wistar Institute)に開示されるHFEM/ICP6−lacZ、Geller(1988)Science 241:1667−1669ならびにWO90/09441およびWO92/07945に記載されるpHSVlac、Fink(1992)Human Gene Therapy 3:11−19に記載されるHSV Us3::pgC−lacZ、ならびにEP0453242(Breakefieled)に記載されるHSV 7134、2RH 105およびGAL4、ならびにATCCに受託番号ATCC VR−977およびATCC VR−260として寄託されたものを含む。
【0132】
意図されるのはまた、本発明において使用され得るαウイルス遺伝子治療ベクターである。好ましいαウイルスベクターは、シンドビスウイルスベクターである。トガウイルス、セムリキ森林ウイルス(ATCC VR−67;ATCC VR−1247)、Middlebergウイルス(ATCC VR−370)、ロスリバーウイルス(ATCC VR−373;ATCC VR−1246)、ベネズエラウマ脳脊髄炎ウイルス(ATCC VR−923;ATCC VR−1250;ATCC VR−1249;ATCC VR−532)および米国特許第5,0091,309号、同5,217,879号、およびWO92/10578に記載されるもの。より詳細には、米国特許出願第08/405,627号(1995年3月15日出願)、WO94/21792号、WO92/10578号、WO95/07994号、米国特許第5,091,309号、および米国特許第5,217,879号に記載されるそれらのαウイルスベクターが使用可能である。このようなαウイルスは、ATCC、Rockville、Marylandのような寄託機関または収集機関から入手し得るか、または一般的に利用可能な技術を用いて公知の供給源から単離され得る。好ましくは、細胞傷害性が減少したαウイルスベクターを使用する(米国特許仮出願08/679640号を参照のこと)。
【0133】
DNAベクター系(例えば、真核細胞層状発現系)もまた、本発明の核酸の発現について有用である。真核生物層状発現系の詳細な説明についてはWO95/07994を参照のこと。好ましくは、本発明の真核細胞層状発現系はαウイルスベクターに由来し、そして最も好ましくはシンドビスウイルスベクターに由来する。
【0134】
本発明における使用に適切な他のウイルスベクターは、ポリオウイルス(例えば、ATCC VR−58およびEvans、Nature(1989)385およびSabin(1973)J.Biol.Standardization 1:115に記載されるもの;リノウイルス、例えば、ATCC VR−1110およびArnold(1990)J Cell Biochem L401に記載されるもの;ポックスウイルス(例えば、カナリアポックスルウイルスまたはワクシニアウイルス(例えば、ATCC VR−111およびATCC VR−2010ならびにFisher−Hoch(1989)Proc Natl Acad Sci 86:317;Flexner(1989)Ann NY Acad Sci 569:86、Flexner(1990)Vaccine 8:17;米国特許第4,603,112号および同4,769,330号ならびにWO89/01973号に記載されるもの));SV40ウイルス(例えば、ATCC VR−305およびMulligan(1979)Nature 277:108およびMadzak(1992)J Gen Virol 73:1533に記載されるもの);インフルエンザウイルス(例えば、ATCC VR−797および米国特許第5,166,057号およびEnami(1990)Proc Natl Acad Sci .87:3802−3805;EnamiおよびPalese(1991)J Virol 65:2711−2713およびLuytjes(1989)Cell 59:110(McMichael(1983)NEJ Med 309:13ならびにYap(1978)Nature 273:238およびNature(1979)277:108もまた参照のこと)に記載されるような逆遺伝子技術を使用して作製した組換えインフルエンザウイルス);EP−0386882およびBuchschachler(1992)J.Virol.66:2731に記載されるようなヒト免疫不全ウイルス;麻疹ウイルス(例えば、ATCC VR−67およびVR−1247ならびにEP−0440219に記載されるもの);アウラウイルス(例えば、ATCC VR−368);ベバルウイルス(例えば、ATCC VR−600およびATCC VR−1240);カバス(Cabassou)ウイルス(例えば、ATCC VR−922);チクングンヤウイルス(例えば、ATCC VR−64およびATCC VR−1241);フォートモーガン(Fort Morgan)ウイルス(例えば、ATCC VR−924);ゲタウイルス(例えば、ATCC VR−369およびATCC VR−1243);キジラガハ(Kyzylagach)ウイルス(例えば、ATCC VR−927);マヤロウイルス(例えば、ATCC VR−66);ムカンボウイルス(例えば、ATCC VR−580およびATCC VR−1244);ヌヅムウイルス(例えば、ATCC VR−371);ピクスナウイルス(例えば、ATCC VR−372およびATCC VR−1245);トナテ(Tonate)ウイルス(例えば、ATCC VR−925);トリニティウイルス(例えば、ATCC VR−469);ユナウイルス(例えば、ATCC VR−374);ワタロアウイルス(例えば、ATCC VR−926);Y−62−33ウイルス(例えば、ATCC VR−375);オニオニオンウイルス、東部ウマ脳脊髄炎ウイルス(例えば、ATCC VR−65およびATCC VR−1242);西部ウマ脳脊髄炎ウイルス(例えば、ATCC VR−70、ATCC VR−1251、ATCC VR−622およびATCC VR−1252);ならびにコロナウイルス(例えば、ATCC VR−740)およびHamre(1966)Proc Soc Exp Biol Med 121:190に記載のものを含む。
【0135】
本発明の組成物の細胞への送達は、上記に言及したウイルスベクターに限定されない。他の送達方法および媒体が使用され得る(例えば、核酸発現ベクター、殺傷したアデノウイルスに連結したかまたは連結してないポリカチオン性縮合DNA単独(例えば、米国特許出願番号08/366,787(1994年12月30日出願)およびCuriel(1992)Hum Gene Ther 3:147−154を参照のこと)、リガンド連結DNA(例えば、Wu(1989)J Biol Chem 264:16985−16987を参照のこと)、真核生物細胞送達ビヒクル細胞(例えば、米国特許出願番号08/240,030(1994年5月9日出願)および米国特許出願番号08/404,796を参照のこと)、光重合化ヒドロゲル物質の沈着、手動の遺伝子送達粒子銃(米国特許第5,149,655号に記載されるような)、米国特許第5,206,152およびWO92/11033に記載されるような電離放射線、核酸電荷中和または細胞膜との融合)。さらなるアプローチは、Philip(1994)Mol Cell Biol 14:2411−2418およびWoffendin(1994)Proc Natl Acad Sci 91:1581−1585に記載される。
【0136】
粒子媒介遺伝子送達が使用され得る(例えば、米国特許出願60/023,867号を参照のこと)。手短には、配列を、高レベル発現のための従来の制御配列を含む従来のベクターに挿入し得、次いで細胞標的化リガンド(例えば、アシアロオロソムコイド(WuおよびWu(1987)J.Biol.Chem.262:4429−4432に記載されるような)、Hucked(1990)Biochem Pharmacol 40:253−263に記載されるようなインスリン、Plank(1992)Bioconjugate Chem 3:533−539に記載されるようなガラクトース、ラクトースまたはトランスフェリン)に連結された合成遺伝子送達分子(例えば、重合DNA結合カチオン様ポリリジン、プロタミンおよびアルブミン)とともにインキュベートされ得る。
【0137】
裸のDNAもまた使用され得る。例示的な裸のDNA導入方法は、WO90/11092および米国特許第5,580,859号に記載される。取り込み効率は、生体分解性のラテックスビーズを用いて改良され得る。DNAコートラテックスビーズは、ビーズによるエンドサイトーシス開始の後に効率よく細胞へと輸送される。この方法は、ビーズを処理して疎水性を高め、それによってエンドソームの破壊および細胞質へのDNAの放出を容易にすることによってさらに改良され得る。
【0138】
遺伝子送達ビヒクルとして作用し得るリポソームは、米国特許第5,422,120号、WO95/13796、WO94/23697、WO91/14445、およびEP524,968に記載される。米国特許出願60/023,867に記載されるように、非ウイルス性送達において、ポリペプチドをコードする核酸配列は、高レベル発現のための従来の制御配列を含む従来のベクターへと挿入され得、次いで細胞標的化リガンド(例えば、アシアロオロソムコイド、インスリン、ガラクトース、ラクトースまたはトランスフェリン)に連結された、重合性DNA結合カチオン(例えば、ポリリジン、プロタミン、およびアルブミン)のような合成遺伝子伝達分子とともにインキュベートされ得る。他の送達系は、種々の組織特異的または普遍的作用性のプロモーターの制御下に遺伝子を含むDNAをカプセル化するためのリポソームの使用を含む。さらに、使用に適切な非ウイルス送達は、機械的送達系(例えば、Woffendinら(1994)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 91(24):11581−11585に記載されるアプローチを含む。さらに、コード配列およびそのようなものの発現産物は、光重合化ヒドロゲル物質の沈着を介して送達され得る。コード配列の送達について使用され得る、遺伝子送達のための他の従来の方法は、例えば、手動の遺伝子送達粒子銃(米国特許第5,149,655号に記載されるような);移入された遺伝子を活性化するための電離放射線の使用(米国特許第5,206,152号およびWO92/11033に記載されるような)を含む。
【0139】
例示的なリポソームおよびポリカチオン性遺伝子送達ビヒクルは、米国特許第5,422,120号および同4,762,915号;WO95/13796;WO94/23697;およびWO91/14445;EP−0524968;およびStryer、Biochemistry、236−240頁(1975)、W.H.Freeman、San Francisco;Szoka(1980)Biochem Biophys Acta 600:1;Bayer(1979) Biochem Biophys Acta 550:464;Rivnay(1987)Meth Enzymol 149:119;Wang(1987)Proc Natl Acad Sci 84:7851;Plant(1989)Anal Biochem 176:420に記載されるものである。
【0140】
ポリヌクレオチド組成物は、治療有効量(この用語は上記に定義されるとおりである)の遺伝子治療ビヒクルを含み得る。本発明の目的のために、有効用量は、投与される個体において、約0.01mg/kg〜50mg/kgまたは0.05mg/kg〜約10mg/kgのDNA構築物である。
【0141】
(送達方法)
一旦処方されると、本発明のポリヌクレオチド組成物は、(1)被験体に直接);(2)エキソビボで被験体由来の細胞に送達されて;または(3)組換えタンパク質の発現のためにインビトロで、投与され得る。処置される被験体は、哺乳動物または鳥類であり得る。ヒト被験体もまた処置され得る。
【0142】
この組成物の直接送達は、皮下、腹腔内、静脈内、または筋肉内の注射によって、または組織の間質空間への送達のいずれかによって一般的に達成される。この組成物はまた、病巣へ投与され得る。他の投与様式は、経口投与または肺投与、坐剤、および経皮(transdermal)または経皮(transcutaneous)適用(例えば、WO98/20734を参照のこと)、針、および遺伝子銃またはハイポスプレーを含む。投薬治療は、単回用量スケジュールまたは多数回用量スケジュールであり得る。
【0143】
エキソビボ送達および被験体への形質転換細胞の再移植のための方法は、当該分野で公知であり、そして例えばWO93/14778に記載されている。エキソビボ適用に有用である細胞の例は、例えば、幹細胞、特に、造血細胞、リンパ細胞、マクロファージ、樹状細胞または腫瘍細胞を含む。
【0144】
一般的に、エキソビボ適用およびインビトロ適用の両方のための核酸の送達は、以下の手順:例えば、デキストラン媒介トランスフェクション、リン酸カルシウム沈降、ポリブレン媒介トランスフェクション、原形質融合、エレクトロポレーション、ポリヌクレオチドのリポソーム内へのカプセル化、およびDNAの核への直接の微量注入(これらはすべて当該分野で周知である)で達成され得る。
【0145】
(ポリヌクレオチドおよびポリペプチドの薬学的組成物)
上記に記載の薬学的に受容可能なキャリアおよび塩に加えて、以下のさらなる薬剤がポリヌクレオチド組成物および/またはポリペプチド組成物とともに使用され得る。
【0146】
(A.ポリペプチド)
1つの例は、限定することなく以下を包含する:アシアロオロソムコイド(ASOR);トランスフェリン;アシアロ糖タンパク質;抗体;抗体フラグメント;フェリチン;インターロイキン;インターフェロン;顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、マクロファージコロニー刺激因子(M−CSF)、幹細胞因子およびエリスロポエチン。ウイルス抗原(例えば、エンベロープタンパク質)もまた、使用され得る。また、他の侵襲性生物由来のタンパク質(例えば、RIIとして知られるPlasmodium falciparumの環境スポロゾイト(circumsporozoite)タンパク質由来の17アミノ酸ペプチド)。
【0147】
(B.ホルモン、ビタミンなど)
包含され得る他の群は、例えば、ホルモン、ステロイド、アンドロゲン、エストロゲン、甲状腺ホルモン、またはビタミン、葉酸である。
【0148】
(C.ポリアルキレン、ポリサッカリドなど)
また、ポリアルキレングリコールが、所望のポリヌクレオチド/ポリペプチドとともに含有され得る。好ましい実施態様において、ポリアルキレングリコールは、ポリエチレングリコールである。さらに、モノサッカリド、ジサッカリド、またはポリサッカリドが含有され得る。この局面の好ましい実施態様において、このポリサッカリドは、デキストランまたはDEAEデキストランである。また、キトサンおよびポリ(乳酸−コ−グリコリド)。
【0149】
(D.脂質およびリポソーム)
所望のポリヌクレオチド/ポリペプチドはまた、被験体またはそれに由来する細胞への送達の前に、脂質中にカプセル化され得るか、またはリポソーム中にパッケージングされ得る。
【0150】
脂質カプセル化は、一般的に核酸に安定に結合し得るか、または核酸を捕捉もしくは維持し得るリポソームを用いて達成される。縮合ポリヌクレオチドの脂質調製物に対する比は、変動し得るが、一般的に約1:1(mgDNA:マイクロモル脂質)であるか、またはより多くの脂質である。核酸の送達のためのキャリアとしてリポソーム使用の概説については、HugおよびSleight(1991)Biochim.Biophys.Acta.1097:1−17;Straubinger(1983)Meth.Enzymol.101:512−527を参照のこと。
【0151】
本発明における使用のためのリポソーム調製物は、カチオン性(正に荷電した)アニオン性(負に荷電した)および中性の調製物を包含する。カチオン性リポソームは、機能的な形態で、プラスミドDNA(Felgner(1987)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 84:7413−7416);mRNA(Malone(1989)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:6077−6081;および精製した転写因子(Debs(1990)J.Biol.Chem.265:10189−10192)の細胞内送達を媒介することが示されている。
【0152】
カチオン性リポソームは容易に入手可能である。例えば、N[1−2,3−ジオレイルオキシ)プロピル]−N,N,N−トリエチルアンモニウム(DOTMA)リポソームは、GIBCO BRL、Grand Island、NYからの商標リポフェクチン(Lipofectin)の下で入手可能である(Fegner前出もまた参照のこと)。他の市販されているリポソームは、トランスフェクテース(transfectace)(DDAB/DOPE)およびDOTAP/DOPE(Boerhinger)を含む。他のカチオン性リポソームは、当該分野で周知の技法を使用する容易に利用可能な物質から調製され得る。例えば、DOTAP(1,2−ビス(オレイルオキシ)−3−(トリメチルアンモニオ)プロパン)リポソームの合成の記載について、Szoka(1978)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:4194−4198;WO90/11092を参照のこと。
【0153】
同様に、アニオン性および中性リポソームは、例えば、Avanti Polar Lipids(Birmingham,AL)から容易に入手可能であるか、または容易に入手可能な物質を使用してたやすく調製され得る。このような物質には、とりわけ、ホスファチジルコリン、コレステロール、ホスファチジルエタノールアミン、ジオレオイルホスファチジルコリン(DOPC)、ジオレオイルホスファチジルグリセロール(DOPG)、ジオレオイルホスファチジルエタノールアミン(DOPE)などが含まれる。これらの物質はまた、適切な比率のDOTMAおよびDOTAPの出発物質と混合され得る。これらの物質を使用してリポソームを作製する方法は、当該分野で周知である。
【0154】
このリポソームは、多重膜のベシクル(MLV)、小さな単一膜ベシクル(SUV)、または大きな単一膜のベシクル(LUV)を含み得る。種々のリポソーム−核酸複合体は当該分野で公知の方法を使用して調製され得る。例えば、Straubinger(1983)Meth.Immunol.101:512−527;Szoka(1978)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:4194−4198;Papahadjopoulos(1975)Biochim.Biophys.Acta 392:483;Wilson(1979)Cell 17:77);DeamerおよびBangham(1976)Biochim.Biophys.Acta 443:629;Ostro(1977)Biochem.Biophys.Res.Commun.76:836;Fraley(1979)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 76:3348);EnochおよびStrittmatter(1979)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 76:145;Fraley(1980)J.Biol.Chem.(1980)255:10431;SzokaおよびPapahadjopoulos(1978)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:145;ならびにSchaefer−Ridder(1982)Science 215:166を参照のこと。
【0155】
(E.リポタンパク質)
さらに、リポタンパク質が、送達されるポリヌクレオチド/ポリペプチドとともに含まれ得る。利用されるリポタンパク質の例は、キロミクロン、HDL、IDL、LDL、およびVLDLを含む。これらのタンパク質の変異体、フラグメント、または融合物もまた、使用され得る。また、天然に存在するリポタンパク質の改変体(例えば、アセチル化されたLDL)が使用され得る。これらのリポタンパク質は、リポタンパク質レセプターを発現する細胞へ、ポリヌクレオチドの送達を標的化し得る。好ましくは、リポタンパク質が、送達されるポリヌクレオチドとともに含まれる場合、他の標的化リガンドはその組成物中には含まれない。
【0156】
天然に存在するリポタンパク質は、脂質部分およびタンパク質部分を含む。このタンパク質部分は、アポタンパク質として知られる。現在では、アポタンパク質A、B、C、D、およびEが単離および同定されている。少なくともこれらの2つはいくつかのタンパク質を含み、ローマ数字、AI、AII、AIV;CI、CII、CIIIによって命名されている。
【0157】
1つのリポタンパク質は、1を超えるアポタンパク質を含み得る。例えば、天然に存在するキロミクロンはA、B、C、およびEからなり、そして時間が経てばこれらのリポタンパク質はAを欠失し、そしてCおよびEアポタンパク質を獲得する。VLDLは、A、B、C、およびEアポタンパク質を含み、LDLはアポタンパク質Bを含み;そしてHDLはアポタンパク質A、C、およびEを含む。
【0158】
これらのアポタンパク質のアミノ酸は公知であり、そして例えば、Breslow(1985)Annu Rev.Biochem 54:699;Law(1986)Adv.Exp.Med.Biol.151:162;Chen(1986)J Biol Chem 261:12918;Kane(1980)Proc Natl Acad Sci USA 77:2465;Utermann(1984)Hum Genet 65:232に記載されている。
【0159】
リポタンパク質は、トリグリセリド、コレステロール(遊離およびエステル)、およびリン脂質を含む、種々の脂質を含む。この脂質の組成は、天然に存在するリポタンパク質において変化する。例えば、キロミクロンは主としてトリグリセリドを含む。天然に存在するリポタンパク質の脂質含有物のより詳細な記載は、例えば、Meth.Enzymol.128(1986)に見いだされ得る。この脂質の組成は、レセプター結合活性についてアポタンパク質の立体構造において補助するために選択される。脂質組成はまた、ポリヌクレオチド結合分子との疎水性相互作用および会合を容易にするように選択され得る。
【0160】
天然に存在するリポタンパク質は、例えば、血清から超遠心分離によって単離され得る。そのような方法は、Meth.Enzymol.(前出);Pitas(1980)J.Biochem.253:5454−5460およびMahey(1979)J Clin.Invest 64:743−750に記載される。リポタンパク質はまた、インビトロまたは所望の宿主細胞中のアポタンパク質遺伝子の発現による組換え方法によって産生され得る。例えば、Atkinson(1986)Annu Rev Biophys Chem 15:403およびRadding(1958)Biochim Biophys Acta 30:443を参照のこと。リポタンパク質はまた、Biomedical Techniologies,Inc.,Stoughton,Massachusetts,USAのような商業的な供給者から購入され得る。さらなるリポタンパク質の記載は、Zuckermannら、PCT/US97/14465に見い出され得る。
【0161】
(F.ポリカチオン性薬剤)
ポリカチオン性薬剤は、送達される所望のポリヌクレオチド/ポリペプチドを有する組成物中に、リポタンパク質を伴って、またはリポタンパク質を伴わずに含まれ得る。
【0162】
ポリカチオン性薬剤は、代表的には、生理的に適切なpHにおいて正味の正電荷を示し、そして所望の位置への送達を容易にするための核酸の電荷を中和し得る。これらの薬剤は、インビトロ、エキソビボ、およびインビボ適用のいずれもを有する。ポリカチオン性薬剤は、生きている被験体に、筋肉内、皮下などのいずれかで核酸を送達するために使用され得る。
【0163】
以下は、ポリカチオン性薬剤としての有用なポリペプチドの例である:ポリリジン、ポリアルギニン、ポリオルニチン、およびプロタミン。他の例は、ヒストン、プロタミン、ヒト血清アルブミン、DNA結合タンパク質、非ヒストン染色体タンパク質、DNAウイルス由来のコートタンパク質(例えば、X174)を含む。転写因子もまた、DNAに結合するドメインを含み、従って核酸縮合薬剤として有用であり得る。手短に言えば、転写因子(例えば、C/CEBP、c−jun、c−fos、AP−1、AP−2、AP−3、CPF、Prot−1、Sp−1、Oct−1、Oct−2、CREP、およびTFIID)は、DNA配列に結合する塩基性ドメインを含む。
【0164】
有機ポリカチオン性薬剤は、スペルミン、スペルミジン、およびプトレシン(purtrescine)を含む。
【0165】
ポリカチオン性薬剤の大きさおよびその物理的特性は、上記の表から外挿されて、他のポリカチオン性薬剤が構築され得るか、または合成ポリカチオン性薬剤が産生され得る。
【0166】
有用な合成ポリカチオン性薬剤は、例えば、DEAE−デキストラン、ポリブレンを含む。LipofectinTM、およびlipofectAMINETMは、ポリヌクレオチド/ポリペプチドと組み合わせた場合にポリカチオン性複合体を形成するモノマーである。
【0167】
(核酸ハイブリダイゼーション)
「ハイブリダイゼーション」とは、水素結合による2つの核酸配列の互いの会合をいう。代表的には、1つの配列は、固体支持体に固定され、そして他方は溶液中で遊離している。次いで、2つの配列は水素結合に好ましい条件下で互いに接触される。この結合に影響を与える因子は以下を含む:溶媒のタイプおよび容量;反応温度;ハイブリダイゼーションの時間;撹拌;液体相の配列の固体支持体への非特異的な付着をブロックする薬剤(Denhardt’s試薬またはBLOTTO);配列の会合の速度を増大させる化合物(硫酸デキストランまたはポリエチレングリコール)の使用;およびハイブリダイゼーション後の洗浄条件のストリンジェンシー。Sambrookら(前出)第2巻、第9章、9.47〜9.57頁。
【0168】
「ストリンジェンシー」とは、異なる配列よりも非常に類似する配列の会合に好ましいハイブリダイゼーション反応における条件をいう。例えば、研究中のハイブリッドの計算されたTmより約120〜200℃低い温度および塩濃度の組み合わせが選択されるべきである。温度および塩条件はしばしば、フィルターに固定したゲノムDNAのサンプルが目的の配列にハイブリダイズし、次いで異なるストリンジェンシーの条件下で洗浄される、予備的な実験において経験的に決定され得る。Sambrookら、9.50頁を参照のこと。
【0169】
例えば、サザンブロットを行う場合、考慮する変数は、(1)ブロットされるDNAの複雑さ、および(2)プローブおよび検出される配列の間の相同性である。研究されるフラグメント全量は、プラスミドまたはファージ消化物については0.1〜1μg、高度に複雑な真核生物ゲノム中の単一コピーについては10−9〜10−8gまで、10倍変化し得る。より低い複雑さのポリヌクレオチドについては、実質的により短いブロッティング、ハイブリダイゼーション、および曝露回数、より少量の出発ポリヌクレオチド、およびより低い非活性のプローブが使用され得る。例えば、単一コピーの酵母遺伝子は、1μgの酵母DNAで開始し、2時間ブロットし、そして4〜8時間10cpm/μgを用いてハイブリダイズして、わずか1時間の曝露時間を用いて検出され得る。単一コピーの哺乳動物遺伝子について、保存性のアプローチは、10μgのDNAで開始し、一晩ブロットし、そして10cpm/μgより多いプローブを用いて10%硫酸デキストランの存在下で一晩ハイブリダイズし、約24時間露光時間を生じる。
【0170】
いくつかの因子が、プローブと目的のフラグメントとの間のDNA−DNAハイブリッドの融解温度(Tm)、ならびに、結果として、ハイブリダイゼーションおよび洗浄についての適切な条件に影響を与え得る。多くの場合において、そのプローブはフラグメントに対して100%相同なわけではない。他の共通して直面する変化には、長さ、ハイブリダイズする配列の全G+C含量、ならびにイオン強度およびハイブリダイゼーション緩衝液のホルムアミド含量が含まれる。これらのすべての因子の効果は、一つの式によって近似され得る:
Tm=81+16.6(log10Ci)+0.4[(G+C)%]−0.6(ホルムアミド%)−600/n−1.5(ミスマッチ%)。
ここでCiは塩濃度(一価イオン)であり、およびnは塩基対内のハイブリッドの長さである(MeinkothおよびWahl(1984)Anal.Biochem.138:267/284からわずかに改変した)。
【0171】
ハイブリダイゼーション実験の設計において、核酸ハイブリダイゼーションに影響を与えるいくつかの因子が簡便に変更され得る。ハイブリダイゼーションおよび洗浄の温度ならびに洗浄時の塩濃度を調整するのが最も単純である。ハイブリダイゼーション温度(すなわち、ストリンジェンシー)が上昇するにつれて、非相同的な鎖の間で起こるハイブリダイゼーションは起こりにくくなるようであり、結果として、バックグラウンドが減少する。放射標識したプローブが固定化されたフラグメントと完全に相同ではない場合(遺伝子ファミリーおよび種間のハイブリダイゼーション実験における場合で頻繁であるように)、ハイブリダイゼーション温度は低下されなければならず、そしてバックグラウンドが増大する。洗浄の温度は、類似の様式で、ハイブリダイゼーションバンドの強度、およびバックグラウンドの程度に影響を与える。洗浄のストリンジェンシーはまた、塩濃度の減少とともに増大する。
【0172】
一般的に、50%ホルミアミドの存在下で都合よいハイブリダイゼーション温度は、標的フラグメントに95%〜100%相同であるプローブについて42℃、90%〜95%相同性では37℃、85%〜90%相同性については32℃である。より低い相同性については、上記の式を用いて、適切にホルムアミド含量が低くされ、そして温度が調整されるべきである。プローブと標的フラグメントとの間の相同性が未知である場合、最も単純なアプローチは、ともにストリンジェントではないハイブリダイゼーション条件および洗浄条件で開始することである。オートラジオグラフィー後に非特異的バンドまたは高いバックグラウンドが観察される場合、フィルターは高ストリンジェンシーで洗浄され得、そして再び露光され得る。露光のために必要な時間がこのアプローチを非実用的にする場合、いくつかのハイブリダイゼーションおよび/または洗浄ストリンジェンシーが並行して試験されるべきである。
【0173】
(核酸プローブアッセイ)
本発明に従う核酸プローブを利用する、PCR、分枝DNAプローブアッセイ、またはブロッティング技術のような方法は、cDNAまたはmRNAの存在を決定し得る。プローブは、検出されるに十分に安定な、二重鎖または二本鎖複合体を形成し得る場合に、本発明の配列に「ハイブリダイズする」といわれる。
【0174】
核酸プローブは、本発明のクラミジアの(Chlamydial)ヌクレオチド配列(センス鎖およびアンチセンス鎖の両方を含む)にハイブリダイズする。多くの異なるヌクレオチド配列がアミノ酸配列をコードするが、ネイティブなクラミジアの配列は、細胞に存在する実際の配列であるので、好ましい。mRNAは、コード配列を表し、従ってプローブはコード配列に相補的であるべきであり、一本鎖cDNAはmRNAに相補的であり、従ってcDNAプローブは非コード配列に相補的であるべきである。
【0175】
プローブ配列はクラミジアの配列(またはその相補物)に同一である必要はない。核酸プローブが標的ヌクレオチドと検出され得る二重鎖を形成し得る場合、配列および長さの変動は、アッセイの感受性の増加をもたらし得る。また、核酸プローブは、形成された二重鎖を安定化するためにさらなるヌクレオチドを含み得る。さらなるクラミジアの配列もまた、形成された二重鎖を検出するための標識としての一助となり得る。例えば、非相補的ヌクレオチド配列が、そのプローブの5’末端に付着され得、ここでそのプローブ配列の残りはクラミジアの配列に相補的である。あるいは、プローブ配列が、それとハイブリダイズし、そしてそれによって検出され得る二重鎖を形成するためにクラミジアの配列との十分な相補性を有する場合、非相補的塩基またはより長い配列は、プローブ中に分散され得る。
【0176】
プローブの正確な長さおよび配列は、ハイブリダイゼーション条件(例えば、温度、塩条件など)に依存する。例えば、診断的適用については、分析物の配列の複雑さに依存して、核酸プローブは、代表的には、少なくとも10〜20ヌクレオチド、好ましくは15〜25、そして最も好ましくは少なくとも30ヌクレオチドを含むが、これよりも短くもあり得る。短いプライマーは、一般的には、鋳型との安定なハイブリッド複合体を形成するのにより低い温度を必要とする。
【0177】
プローブは、合成的手順(例えば、Matteucciらのトリエステル法、(J.Am.Chem.Soc.(1981)103:3185))、またはUrdeaら(Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1983)80:7461)に従って、または市販の自動オリゴヌクレオチド合成機を使用して、産生され得る。
【0178】
プローブの化学的性質は、優先度に従って選択され得る。特定の適用については、DNAまたはRNAが適切である。他の適用については、改変(例えば、ホスホロチオエートまたはメチルホスホネートのようなバックボーンの改変)が組み込まれ得、インビボの半減期を増大させるために使用され得、RNA親和性を変化させ、ヌクレアーゼ耐性などを増大させるなどを行い(例えば、AgrawalおよびIyer(1995)Curr Opin Biotechnol 6:12−19;Agrawal(1996)TIBTECH 14:376−387);ペプチド核酸のようなアナログもまた使用され得る(例えば、Corey(1997)TIBTECH15 224−229;Buchardtら(1993)TIBTECH 11:384−386を参照のこと)。
【0179】
あるいは、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)は、少量の標的核酸を検出する別の周知の手段である。そのアッセイは、Mullisら、(Meth.Enzymol.(1987)155:335−350);米国特許第4,683,195号および同第4,683,202号に記載されている。2つの「プライマー」ヌクレオチドは、標的核酸とハイブリダイズし、そして反応を開始するために使用される。このプライマーは、増殖標的(またはその相補物)の配列にハイブリダイズしない、二重鎖の安定性を補助するための、または、例えば、首尾よい制限部位を組み込むための配列を含む。代表的には、このような配列は、所望のクラミジアの配列に隣接する。
【0180】
熱安定性のポリメラーゼは、もともとの標的核酸を鋳型として使用して、プライマーから標的核酸のコピーを作製する。標的核酸の閾値量がポリメラーゼによって産生された後、それらはより従来的な方法(例えば、サザンブロット)によって検出され得る。サザンブロット法を使用する場合、標識されたプローブは、クラミジアの配列(またはその相補物)にハイブリダイズする。
【0181】
また、mRNAまたはcDNAは、Sambrookら(前出)に記載される、従来的なブロッティング技術によって検出され得る。mRNA、またはmRNAからポリメラーゼ酵素を使用して生成されたcDNAは、ゲル電気泳動を使用して精製および分離され得る。次いで、ゲル上のこの核酸は、ニトロセルロースのような固体支持体にブロットされる。この固体支持体は、標識されたプローブに曝露され、次いですべてのハイブリダイズしていないプローブを洗浄して除去する。次に、標識プローブを含む二重鎖を検出する。代表的には、そのプローブは、放射活性部分で標識される。
【0182】
(実施例)
本実施例は、C.pneumoniaeタンパク質がワクチン産生およびワクチン開発または診断目的のための有用な抗原である見解を支持する証拠とともに、C.pneumoniaeタンパク質を示す。本証拠は、以下の形態をとる。
【0183】
・CWL029株からの配列情報に基づくコンピューター予測(例えば、www.psort.nibb.ac.jpから利用可能であるPSORTアルゴリズムを用いる)。
【0184】
・IOL207株からクローン化されたタンパク質の組換え発現および精製に基づくデータ。
【0185】
・血清中の免疫反応性を実証するためのウエスタンブロット(代表的に、組換えタンパク質に対するマウス抗血清を用いて染色した、C.pneumoniae FB/96株のEB抽出物のブロット)。
【0186】
・免疫系に対する抗原の利用性を確認するためのC.pneumoniae細菌または精製EBのFACS分析(表IIIもまた参照のこと)。
【0187】
・タンパク質が、FB/96株由来の精製基本小体からのタンパク質の、2Dゲル電気泳動マップからのMALDI−TOFによって同定されたか否かの指標。これによって、タンパク質がインビボで発現されるか否かを確認する(表Vもまた参照のこと)。
【0188】
種々の試験を使用して、本実施例において、同定したタンパク質のインビボ免疫原性を評価し得る。例えば、このタンパク質を組換え発現させ、そして免疫ブロットによって患者の血清をスクリーニングするために使用し得る。このタンパク質と患者の血清との間のポジティブな反応は、この患者が問題のタンパク質に対する免疫応答を以前に高めていたこと、すなわち、このタンパク質は、免疫原であることを示す。本方法をまた使用して、免疫優性タンパク質を同定し得る。
【0189】
組換えタンパク質もまた好都合に使用して、例えば、マウスにおいて抗体を調製するために調製し得る。これらの抗体は、タンパク質が細胞表面上に位置することの直接的な確認のために使用し得る。標識抗体(例えば、FACSのための蛍光標識)を、インタクトな細菌とインキュベートし得、そして細菌表面上の標識の存在によって、タンパク質の位置を確認する。
【0190】
特に、以下の方法(A)〜(O)を使用して、本発明のタンパク質を発現させ、精製し、そして生化学的に特徴付けた。
【0191】
(E.coliにおける発現のためのCPN ORFのクローニング)
Chlamydia pneumoniae(Cpn)のORFを、3つの異なる種類のタンパク質を潜在的に得るようにクローニングした:
a)C末端にヘキサ−ヒスチジンタグを有するタンパク質(cpn−His)
b)N末端にGST融合パートナーを有するタンパク質(Gst−cpn)
c)C末端のヘキサ−ヒスチジンタグおよびN末端のGSTの両方を有するタンパク質(GST/His融合物;NH−GST−cpn−(His)−COOH)。
【0192】
a)型タンパク質を、pET21b+(Novagen)中にクローニングする際に得た。b)型タンパク質およびc)型タンパク質を、改変pGEX−KGベクター[Guan & Dixon(1991)Anal.Biochem.192.262]へのクローニングの際に得た。例えば、pGEX−KGを改変して、pGEX−NNを得、次いで、pGEX−NNを改変することによってpGEX−NNHを得た。Gst−cpnタンパク質およびGst−cpn―Hisタンパク質を、それぞれ、pGEX−NNおよびpGEX−NNH中に得た。
【0193】
1個のみの二重制限酵素での消化後に全ての3つのベクターにおいて単一増幅産物をクローニングし、そして最終組換えタンパク質において外来アミノ酸の存在を最小化することを目的として、pGEX−KGベクターの改変バージョンを作製した。
【0194】
((A)pGEX−NN発現ベクターおよびpGEX−NNH発現ベクターの構築)
2組の相補鎖オリゴデオキシリボヌクレオチドを、DNA合成機ABI394(Perkin Elmer)およびCruachem(Glasgow、Scotland)からの試薬を用いて合成した。等モル量のオリゴ対(各オリゴ50ng)を、最終容量50μlのT4 DNAリガーゼ緩衝液(New England Biolabs)中で10分間アニーリングし、次いで、ゆっくりと冷却するために室温に放置した。記載した手順を用いて、以下のDNAリンカーを得た。
【0195】
【表1a】
Figure 2004502415
プラスミドpGEX−KGをBamHIおよびHindIIIで消化し、そして100ngを、200ユニットのT4 DNAリガーゼ(New England Biolabs)を用いて3:1のリンカー/プラスミドのモル比でリンカーgexNNと16℃で一晩連結させた。E.coli DH5における連結産物の形質転換後、pGEX−NNプラスミド(正確なリンカーを有する)を含むクローンを、制限酵素分析およびDNA配列決定によって選択した。
【0196】
新規プラスミドpGEX−NNを、SalIおよびHindIIIで消化し、そしてgexNNHと連結した。E.coli DH5における連結産物の形質転換後、pGEX−NNHプラスミド(正確なリンカーを有する)を含むクローンを、制限酵素分析およびDNA配列決定によって選択した。
【0197】
((B)染色体DNA調製)
C.pneumoniae 10L−207株の基本小体(EB)の染色体DNAを、1.5mlの溶解緩衝液(10mM Tris−HCl、150mM NaCl、2mM EDTA、0.6% SDS、100μg/ml Proteinase K、pH8)を450μl EB懸濁液(400.000/μl)に添加し、そして37℃で一晩インキュベートすることによって調製した。フェノール、フェノール−クロロホルム、およびクロロホルムを用いた連続抽出の後、DNAを0.3M 酢酸ナトリウム(pH5.2)および2容量の無水エタノールを用いて沈澱させた。DNAペレットを、70% エタノールを用いて洗浄した。蒸留水を用いた可溶化および20μg/ml RNAse Aを用いた室温で1時間の処理後、DNAを再び、フェノール−クロロホルムで抽出し、アルコール沈澱し、そして300μl 1mM Tris−HCl(pH8.5)に懸濁した。DNA濃度を、サンプルのOD260を測定することによって評価した。
【0198】
((C)オリゴヌクレオチド設計)
合成オリゴヌクレオチドプライマーを、C.pneumoniae CWL029株の配列を用いて各ORFのコード配列に基づいて設計した。推定リーダー配列の直ぐ下流にある5’末端増幅プライマー配列を推定することによって、任意の推定シグナルペプチドを排除した。ほとんどのORFに関して、プライマーの5’テイル(表I)は、制限酵素認識部位を1つだけ含み(遺伝子自体の制限パターンに依存して、NdeI、またはNheI、またはSpeI);3’プライマーテイル(表I)は、XhoIまたはNotIまたはHindIII制限部位を含んだ。
【0199】
【表1b】
Figure 2004502415
制限酵素認識配列を含むことと同様に、プライマーは、増幅される配列にハイブリダイズするヌクレオチドを含んだ。ハイブリダイズするヌクレオチドの数は、記載されるように[(Breslauerら(1986)PNAS USA 83:3746−50)]決定されたプライマーの融解温度に依存した。選択したオリゴの平均融解温度は、ハイブリダイゼーション領域単独については50〜55℃であり、全オリゴについては65〜75℃であった。表IIは、各増幅に使用した順方向プライマーおよび逆方向プライマーを示す。
【0200】
((D)増幅)
標準的なPCRプロトコールは、以下のようであった:100μlの最終容量中、0.2μM 各プライマー、200μM 各dNTP、1.5mM MgCl、1×PCR緩衝液(Mg不含)(Gibco−BRL)、および2ユニットのTaq DNAポリメラーゼ(Platinum Taq、Gibco−BRL)の存在下、50ng ゲノムDNAをテンプレートとして使用した。各サンプルに、二工程増幅を実施した:第1の5サイクルは、オリゴのうちの1つが制限酵素テイルを排除するようなハイブリダイゼーション温度を用いて実行し、続く25サイクルは、プライマー全長のハイブリダイゼーション温度に従って実行した。標準的なサイクルは、以下のようであった。
【0201】
【表1c】
Figure 2004502415
伸長時間は、2000bpよりも短いORFについては1分間であり、2000bpよりも長いORFについては2分40秒間であった。増幅を、Gene Amp PCRシステム9600(Perkin Elmer)を用いて実行した。
【0202】
増幅結果の確認をするために、4μlの各PCR産物を、1〜1.5アガロースゲルに充填し、そして増幅フラグメントのサイズを、DNA分子量標準と比較した(DNAマーカーIIIまたはIX、Roche)。PCR産物を、アガロースゲルに充填し、そして電気泳動の後、正確なサイズのバンドを、ゲルから切り出した。DNAを、製造業者らの指示書に従ってGel Extraction Kit(Qiagen)を用いてアガロースゲルから精製した。DNAの最終溶出容量は、50μl TE(10mM Tris−HCl、1mM EDTA、pH8)であった。1μlの各精製DNAを、アガロースゲルに充填し、収量を評価した。
【0203】
((E)PCRフラグメントの消化)
1〜2μgの精製PCR産物を、最終容量100μl中、適切な制限緩衝液を用いて適切な制限酵素(各酵素60ユニット)で、37℃で一晩二重消化した。制限酵素および消化緩衝液は、New England Biolabs製であった。消化DNAの精製(PCR 精製キット、Qiagen)および30μl TEを用いての溶出後、1μlを、アガロースゲル電気泳動に供し、滴定した分子量標準(DNAマーカーIIIまたはIX、Roche)と比較して収量を評価した。
【0204】
((F)クローニングベクター(pET21b+、pGEX−NN、およびpGEX−NNH)の消化)
10μgのプラスミドを、適切な緩衝液の存在下、400μlの反応溶液中に100ユニットの各制限酵素を用いて、一晩37℃でのインキュベーションによって二重消化した。1%アガロースゲルでの電気泳動後、消化したベクターに対応するバンドを、Qiagen Qiaex II Gel Extraction Kitを用いてゲルから精製し、そしてDNAを、50μl TEを用いて溶出した。DNA濃度を、サンプルのOD260を測定することによって評価した。
【0205】
((G)クローニング)
適切に消化し、そして精製した75ngのベクターおよび各ORFに対応する消化し、そして精製したフラグメントを、1:1 フラグメント/ベクターのモル比で10〜20μlの最終容量中、製造業者らによって供給された緩衝液の存在下で400ユニットのT4 DNAリガーゼ(New England Biolabs)を用いて連結した。反応物を、16℃で一晩インキュベートした。
【0206】
E.coli DH5コンピテント細胞における形質転換を、以下のように実施した:連結反応物を、200μlのコンピテントDH5細胞と混合し、氷上で30分間インキュベートし、次いで、42℃で90秒間インキュベートした。氷上で冷却した後、0.8mlのLBを添加し、そして細胞を振とうさせながら37℃で45分間インキュベートした。100μlおよび900μlの細胞懸濁液を、別々の寒天LB 100μg/ml アンピシリンプレートに播き、そしてこのプレートを、37℃で一晩インキュベートした。6ml LB 100μg/ml アンピシリン中で無作為に選択したクローンを増殖させ、製造業者らの指示書に従ってQiagen Qiaprep Spin Miniprep Kitを用いてDNAを抽出し、そして制限クローニング部位に特異的な制限酵素を用いて2μlのプラスミドミニ調製物を消化することによって、形質転換体のスクリーニングを実施した。消化したプラスミドミニ調製物のアガロースゲル電気泳動後、ポジティブクローンを、適切な分子量マーカー(DNAマーカーIIIまたはIX、Roche)との比較によって評価されるように、制限フラグメントの正確なサイズに基づいて選択した。
【0207】
((H)発現)
1μlの各rightプラスミドミニ調製物を、その組換えタンパク質の発現に適したコンピテントE.coli株200μl中に形質転換した。すべてのpET21b+組換えプラスミドをBL21 DE3(Novagen)E.coli細胞中に形質転換し、一方、すべてのpGEX−NN組換えプラスミドおよびすべてのpGEX−NNH組換えプラスミドを、BL21細胞(Novagen)中に形質転換した。LB/Amp寒天プレート上に形質転換混合物をプレーティングしそして37℃で一晩インキュベートした後、単コロニーを、3mlのLB 100μg/mlアンピシリン中に接種し、そして37℃で一晩増殖させた。この一晩培養物70μlを、2mlのLB/Amp中に接種し、そしてpETクローンのOD600が0.4〜0.8の値になるまでかまたはpGEXクローンのOD600が0.8〜1の値になるまで、37℃で増殖させた。その後、そのミニ培養物にIPTG(イソプロピルβ−Dチオ−ガラクト−ピラノシド)を添加することによって、タンパク質発現を誘導した。1mM IPTGを使用してpETクローンを誘導し、一方、0.2mM IPTGを使用してpGEXクローンを誘導した。37℃で3時間インキュベーションした後、最終OD600をチェックし、そしてその培養物を氷上で冷却した。0.5ml培養物を遠心分離した後、その細胞ペレットを、50μlのタンパク質ローディングサンプル緩衝液(60ml Tris−HCl(pH6.8)、5%w/v SDS、10%v/vグリシン、0.1%w/vブロモフェノールブルー、100mM DTT)中に懸濁し、そして、100℃で5分間インキュベートした。0.1OD600培養物に対応する量の煮沸サンプルを、SDS−PAGEおよびクマシーブルー染色によって分析して、誘導されたタンパク質のバンドの存在を確認した。
【0208】
(組換えタンパク質の精製)
単コロニーを、25ml LB 100μg/mlアンピシリン中に接種し、そして37℃で一晩増殖させた。この一晩培養物を、500ml LB/Amp中に接種し、そして25℃で振盪しながら、pETクローンについてOD600が0.4〜0.8の値になるまで、またはpGEXクローンについてOD600が0.8〜1の値になるまで、増殖させた。その後、その培養物にIPTGを添加することによってタンパク質発現を誘導した。pETクローンは、1mM IPTGを使用して誘導し、一方pGEXクローンは、0.2mM IPTGを使用して誘導した。25℃で4時間インキュベーションした後、最終OD600をチェックし、そしてその培養物を氷上で冷却した。6000rpmでの遠心分離(JA10ローター、Beckman)の後、その細胞ペレットを、精製のために処理するか、または−20℃で凍結した。
【0209】
((I)E.coliからの可溶性Hisタグ化タンパク質の精製手順)
1.そのペレットを、−20℃から氷浴へと移し、そして10mlの50mM NaHPO緩衝液、300mM NaCl(pH8.0)で再構成し、40〜50mL遠心管中に移し、そして以下の概略により細胞を破壊する:
2.French Pressにおいてそのペレットを破壊し、インライン(in−line)洗浄しながら3回通過を行う。
3.約30〜40000×gで15〜20分間遠心分離する。可能ならば、ローターJA 25.50(21000rpm、15分)またはJA−20(18000rpm、15分)を使用する。
4.1ml Fast Flow Chelating Sepharose樹脂を含むPoly−Prepカラムを、50mMリン酸緩衝液、300mM NaCl(pH8.0)で平衡化する。
5.遠心分離ペレットを−20℃で貯蔵し、そしてその上清をカラムにローディングする。
6.フロースルーを収集する。
7.カラムを、10ml(2ml+2ml+4ml)の50mMリン酸緩衝液、300mM NaCl(pH8.0)で洗浄する。
8.10mlの20mMイミダゾール緩衝液、50mMリン酸塩、300mM NaCl(pH8.0)で再度洗浄する。
9.4.5ml(1.5ml+1.5ml+1.5ml)の250mMイミダゾール緩衝液、50mMリン酸塩、300mM NaCl(pH8.0)を用いて、カラムに結合したタンパク質を溶出させ、そして、対応する各々約1.5mlの3つの画分を収集する。各管に、15μlのDTT 200mM(最終濃度2mM)を添加する。
10.最初の2つの画分のタンパク質濃度を、Bradford法を用いて測定し、各サンプルから10μgタンパク質アリコートを収集し、そしてSDS−PAGEにより分析する。(サンプルが希釈され過ぎた場合、21μl+7μlローディング緩衝液をローディングすることに注意のこと)。
11.収集した画分を+4℃にて貯蔵し、SDS−PAGE分析の結果を待つ。
12.免疫のために、0.5ml中で各々が40%グリセロール中100μgのアリコート4〜5個を調製する。希釈緩衝液は、上記の溶出緩衝液+2mM DTTである。免疫するまで、そのアリコートを−20℃で貯蔵する。
【0210】
((J)封入体からのHisタグ化タンパク質の精製)
以下のプロトコルに基本的には従って、精製を実行した:
1.遠心分離によって、500ml培養物から細菌を収集する。必要な場合は、細菌ペレットを−20℃で貯蔵する。抽出のために、氷浴上で、10mlの50mM TRIS−HCl緩衝液(pH8.5)中に各細菌ペレットを再懸濁する。
2.再懸濁した細菌を、French Pressで破壊し、2回通過を行う。
3.35000×gで15分間遠心分離し、そしてペレットを収集する。BeckmanローターJA 25.50(21000rpm、15分)またはJA−20(18000rpm、15分)を使用する。
4.50mM TRIS−HCl、1mM TCEP(トリス(2−カルボキシエチル)−ホスフィン塩酸塩、Pierce)、6M塩化グアニジウム(pH8.5)で遠心分離ペレットを溶解する。磁気棒を用いて約10分間攪拌する。
5.上記のように遠心分離し、そして上清を収集する。
6.1mlのNichel飽和Fast Flow Chelating Sepharose(Pharmacia)を含むPoly−Prep(Bio−Rad)カラムを、製造業者の推奨に従って、十分な数調製する。5mlのHOでそのカラムを2回洗浄し、そして50mM TRIS−HCl、1mM TCEP、6M塩化グアニジウム(pH8.5)で平衡化する。
7.工程5からの上清を、このカラム上にローディングし、そして5mlの50mM TRIS−HCl緩衝液、1mM TCEP、6M尿素(pH8,5)で洗浄する。
8.10mlの20mMイミダゾール、50mM TRIS−HCl、6M尿素、1mM TCEP(pH8.5)でカラムを洗浄する。可能なさらなるコントロールのために、最初の5mlを収集して取っておく。
9.4.5mlの緩衝液(250mMイミダゾール、50mM TRIS−HCl、6M尿素、1mM TCEP(pH8.5)を含む)で、カラムに結合したタンパク質を溶出する。3つの1.5mlアリコートにこの溶出緩衝液を添加し、そして対応する3つの画分を収集する。各画分に、15μl DTT(最終濃度2mM)を添加する。
10.Bradford法により溶出タンパク質濃度を測定し、そして約10μgのタンパク質アリコートをSDS−PAGEにより分析する。
11.40%(v/v)グリセロール、50mM TRIS−HCl、2M尿素、0.5アルギニン、2mM DTT、0.3 TCEP、83.3mMイミダゾール(pH8.5)中に、−20℃でタンパク質を貯蔵する。
【0211】
((K)E.coliからのGST−融合タンパク質の精製手順)
1.−20℃から氷浴へと細菌ペレットを移し、そしてプロテアーゼインヒビター(COMPLETETM−Boehringer Mannheim、25ml緩衝液ごとに1錠)の混合物を添加した7.5ml PBS(pH7.4)で再懸濁する。40〜50ml遠心管へと移し、そして以下の手順に従って超音波処理する:
a)プローブを、管の底から約0.5cmの位置にする
b)管をクランプでブロックする
c)管を氷浴に浸す
d)ソニケーターを以下のように設定する:Timer→Hold、Duty Cycle→55、Out.Control→6。
【0212】
e)時間経過1分で10インパルスのサイクルを5回実施する(すなわち、1サイクル=10インパルス+約45秒ホールド;b.10インパルス+約45秒ホールド;c.10インパルス+約45秒ホールド;d.10インパルス+約45秒ホールド;e.10インパルス+約45秒ホールド。
2.約30〜40000×gで15〜20分間遠心分離する。例えば、ローターBeckman JA 25.50を21000rpmで15分間使用する。
3.−20℃にて遠心ペレットを貯蔵し、そして上清を、以下のようにしてクロマトグラフィーカラムにローディングする。
4.0.5ml(≡1ml懸濁物)のGlutathione−Sepharose 4B樹脂)を含むPoly−Prep(Bio−Rad)カラムを、2ml(1ml+1ml)HOで洗浄し、その後、10ml(2ml+2ml+4ml)のPBS(pH7.4)で平衡化する。
5.上清をカラムにローディングし、そしてフロースルーを捨てる。
6.カラムを、10ml(2ml+2ml+4ml)のPBS(pH7.4)で洗浄する。
7.4.5mlの50mM TRIS緩衝液、10mM還元グルタチオン(pH8.0)を1.5ml+1.5ml+1.5mlのように添加して、カラムに結合したタンパク質を溶出させ、そして、対応する各々約1.5mlの3つの画分を収集する。
8.最初の2つの画分のタンパク質濃度を、Bradford法を用いて測定し、各サンプルからの10μgタンパク質アリコートをSDS−PAGEにより分析する。(サンプルが希釈され過ぎた場合、21μl(+7μlローディング緩衝液)をローディングすることに、注意すること)。
9.収集した画分を+4℃にて貯蔵し、SDS−PAGE分析の結果を待つ。
10.免疫する予定の各タンパク質について、0.5ml中で各々が40%グリセロール中100μgのアリコート4〜5個を調製する。希釈緩衝液は、50mM TRIS・HCL、2mM DTT(pH8.0)である。免疫するまで、そのアリコートを−20℃で貯蔵する。
【0213】
(血清学)
((L)免疫のプロトコル)
1.4匹の6〜7週齢のCD1雌性マウスのグループを、100μl中に再懸濁した組換えタンパク質20μgで免疫した。
2.各グループ4匹のマウスに、3回投与を14日間間隔スケジュールで与えた。
3.免疫は、タンパク質の腹腔内注射を介して行い、最初の投与については等量の完全フロイントアジュバント(CFA)とともに、そしてその後の2回投与については不完全フロイントアジュバント(IFA)とともに行った。
4.各免疫の前に血清を収集した。3回目の免疫の14日後にマウスを屠殺し、そして収集した血清をプールして、−20℃で貯蔵した。
【0214】
((M)マウス血清を用いる、Cpn基本小体タンパク質のウェスタンブロット分析)
SDSローディング緩衝液(1×:60mM TRIS−HCl(pH6.8)、5% w/v SDS、10% v/vグリセリン、0.1% Bromophenol Blue、100mM DTT)と混合し95℃で5分間煮沸した約4μgのタンパク質を含む、基本小体のアリコートを、12% SDS−PAGEゲル上にローディングした。このゲルを、SDS−PAGE泳動緩衝液(250mM TRIS,2.5mM Glycineおよび0.1% SDSを含む)を使用して泳動した。このゲルを、ニトロセルロース膜上に200mAにて30分間エレクトロブロットした。この膜を、PBS、3%スキムミルク粉末を用いて30分間ブロックし、そして適切な血清希釈物(1/100)とともに4℃にて一晩インキュベートした。PBS+0.1% Tween(Sigma)で2回洗浄した後、1:3000希釈したペルオキシダーゼ結合体化二次抗マウス抗体(Sigma)とともに、この膜を2時間インキュベートした。このニトロセルロースを、PBS+0.1% Tween−20で10分間2回洗浄し、そして1回PBSで洗浄し、その後、Opti−4CN Substrate Kit(Biorad)により発色させた。
【0215】
ウェスタンブロットにて示されるレーンは、(P)=免疫前コントロール血清;(I)=免疫血清である。
【0216】
((N)マウス血清を用いる、Chlamydia pneumoniae基本小体のFACS分析)
1.2×10個の基本小体(EB)/ウェルを、96ウェルU底プレート中で200μlのPBS−0.1% BSAで洗浄し、そして4℃にて12000rpmで10分間遠心分離した。
2.その上清を捨て、そしてE.B.を、10μlのPBS−0.1% BSA中に再懸濁した。
3.PBS−0.1% BSA中に希釈した10μlマウス血清を、最終希釈1:400までE.B.懸濁物に添加し、そして氷上で30分間インキュベートした。
4.180μ PBS−0.1% BSAを添加することによってEBを洗浄し、そして4℃にて1200rpmで10分間遠心分離した。
5.上清を捨て、そしてE.B.を、10μlのPBS−0.1% BSA中に再懸濁した。
6.10μlのヤギ抗マウスIgG(F(ab’)フラグメント特異的R−フィコエリトリン結合体化)(Jackson Immunoresearch Laboratories Inc.、カタログ番号115−116−072)を、最終希釈1:100までこのEB懸濁物に添加し、そして暗いところで30分間、氷上でインキュベートした。
7.180μ PBS−0.1% BSAを添加することによってEBを洗浄し、そして4℃にて1200rpmで10分間遠心分離した。
8.5.上清を捨て、そしてE.B.を、150μlのPBS−0.1% BSA中に再懸濁した。
9.E.B.懸濁物を、FACS Calibur(Becton Dikinson、Mountain View、CA USA)のサイトメトリーチャンバーに通し、10.000事象を得た。
10.Cell Quest Software(Becton Dikinson、Mountain View、CA USA)を使用し、E.B.シグナルに対する形態学的ドットプロットを(前方散乱パラメーターおよび側方散乱パラメーターを使用して)描くことによって、データを分析した。その後、蛍光対数スケールのFL2強度に対するヒストグラムプロットを作製し、EBの形態学的領域を想起した。
【0217】
注意:FACSの結果は、ネイティブ抗原の接近性の程度に依存するだけでなく、組換え抗原により惹起される抗体(これは、ネイティブのタンパク質構造と比較して、変化する程度で正確にフォールディングする構造を有し得る)の質にも依存する。従って、たとえFACSアッセイがネガティブに見えても、このことは、そのタンパク質が表面上で豊富でも接近可能でもないとは、必ずしも意味しない。例えば、PorB抗原は、FACSにおいてネガティブな結果を生じるが、表面に露出された中和抗原である[KuboおよびStephens(2000)Mol.Microbiol.38:772〜780]。
【0218】
((O)2次元電気泳動タンパク質マップの質量分析)
FB/96株から段階的に精製したEBを、Immobiline再水和緩衝液(7M尿素、2Mチオ尿素、2%(w/v)CHAPS、2%(w/v)ASB 14)[Chevalletら(1998)Electrophor.19:1901〜9]、2%(v/v)C.A. 3−10NL(Amersham Pharmacia Biotech)、2mMトリブチルホスフィン、65mM DTT)を用いて、最終濃度5.5mg/mlで可溶化した。サンプル(250μgタンパク質)を、Immobiline DryStrips(7cm、pH3〜10、非直線)に一晩吸着させた。IPGphor Isoelectric Focusing Unit(Amersham Pharmacia Biotech)にて、等電集束法を実施した。PAGE分離の前に、集束したストリップを、4M尿素、2Mチオ尿素、30%(v/v)グリセロール、2%(w/v)SDS、5mMトリブチルホスフィン、2.5%(w/v)アクリルアミド、50mM Tris−HCl(pH8.8)中で、記載されるように、インキュベートした[Herbertら(1998)Electrophor.19:845〜51]。SDS−PAGEを、9〜16%の直線アクリルアミド勾配上で実施した。ゲルを、コロイド状のクマシー(Novex、San Diego)を用いて染色した[Dohertyら(1998)Electrophor.19:355〜63]。染色したゲルを、Personal Densitometer SI(Molecular Dynamics)を用いて、8ビットおよび50μm/ピクセルにてスキャンした。マップイメージに、ソフトウェアImage Master 2D Elite,version 3.10(Amersham Pharmacia Biotech)を用いて注釈をつけた。タンパク質スポットを、Ettan Spot picker(Amersham Pharmacia Biotech)を使用してこのゲルから切り出し、そして真空遠心分離機にて乾燥した。質量分析のためのサンプルのゲル中消化およびペプチド抽出を、Wilmら[Nature(1996)379:466〜9]により記載されるように実施した。サンプルを、ZIP TIP(Millipore)を用いて脱塩し、50%アセトニトリル、0.1% TFA中のα−シアノ−4−ヒドロキシケイ皮酸飽和溶液を用いて抽出し、そしてSCOUT 381マルチプローブプレート(Bruker)上に直接ローディングした。Bruker Biflex II MALDI−TOF上でスペクトルを得た。既知の標準ペプチドの組み合わせを使用して、スペクトルを較正し、サンプルに近接したスポット中に位置付けた。得られた単一同位体ピークについての値を、コンピュータープログラムMascot(www.matrixscience.com)を使用するデータベースサーチのために使用した。すべてのサーチを、制約条件として誤差200〜500ppmを使用して実施した。代表的ゲルを、図190にて示す。
【0219】
(実施例1)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376552)を発現させた(配列番号1;cp6552):
【0220】
【化1】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0221】
cp6552ヌクレオチド配列(配列番号2)は、以下である:
【0222】
【化2】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜の位置を推定する(0.127)。
【0223】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図1Aに示されるようにhisタグ産物として精製し、そしてまたGST融合物としても精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図1B)においておよびFACS分析(図1C)のために使用した。
【0224】
このcp6552タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定した(Cpn0278)。
【0225】
これらの実験により、cp6552は、表面露出した免疫アクセス可能な(immunoaccessible)タンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0226】
(実施例2)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376736)を発現させた(配列番号3;cp6736):
【0227】
【化3】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0228】
cp6736ヌクレオチド配列(配列番号4)は、以下である:
【0229】
【化4】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜の位置を推定する(0.917)。
【0230】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図2Aに示されるようにhisタグ産物として精製し、そしてまたGST融合物としても精製した。両方のタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図2B)においておよびFACS分析(図2C)のために使用した。
【0231】
このcp6736タンパク質はまた、2D−PAGE実験において同定され(Cpn0453)、そしてヒト血清(肺炎を有する患者由来の血清を含む)との良好な交差反応性を示した。
【0232】
これらの実験により、cp6736は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0233】
(実施例3)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376751)を発現させた(配列番号5;cp6751):
【0234】
【化5】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0235】
cp6751ヌクレオチド配列(配列番号6)は、以下である:
【0236】
【化6】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜の位置を推定する(0.923)。
【0237】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図3Aに示されるようにGST融合物として精製し、そしてまたhisタグ化形態で精製した。GST融合組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図3B)においておよびFACS分析(図3C)のために使用した。
【0238】
このタンパク質はまた、ヒト血清(肺炎を有する患者由来の血清を含む)との良好な交差反応性を示した。
【0239】
これらの実験により、cp6751は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0240】
(実施例4)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376752)を発現させた(配列番号7;cp6752):
【0241】
【化7】
Figure 2004502415
cp6752ヌクレオチド配列(配列番号8)は、以下である:
【0242】
【化8】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質の位置を推定する(0.138)。
【0243】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図4Aに示されるようにhisタグ産物として精製し、そしてまたGST融合物としても精製した。これらの組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(4B)において使用し、そしてhisタグ化タンパク質をFACS分析(4C)のために使用した。
【0244】
このcp6752タンパク質はまた、2D−PAGE実験において同定された(Cpn0467)。
【0245】
これらの実験により、cp6752は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0246】
(実施例5)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376850)を発現させた(配列番号9;cp6850):
【0247】
【化9】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0248】
cp6850ヌクレオチド配列(配列番号10)は、以下である:
【0249】
【化10】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜の位置を推定する(0.329)。
【0250】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図5Aに示されるようにGST融合産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図5B)においておよびFACS分析(図5B)のために使用した。hisタグ化タンパク質もまた発現させた。
【0251】
これらの実験により、cp6850は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0252】
(実施例6)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376900)を発現させた(配列番号11;cp6900):
【0253】
【化11】
Figure 2004502415
cp6900ヌクレオチド配列(配列番号12)は、以下である:
【0254】
【化12】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜の位置を推定する(0.452)。
【0255】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図6Aに示されるようにGST融合物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をFACS分析(図6B)のために使用した。hisタグ化タンパク質もまた発現させた。
【0256】
このcp6900タンパク質はまた、2D−PAGE実験において同定された(Cpn0604)。
【0257】
これらの実験により、cp6900は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0258】
(実施例7)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377033)を発現させた(配列番号13;cp7033):
【0259】
【化13】
Figure 2004502415
cp7033ヌクレオチド配列(配列番号14)は、以下である:
【0260】
【化14】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質の位置を推定する(0.272)。
【0261】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図7Aに示されるようにGST融合物として精製した。hisタグ化タンパク質もまた発現させた。これらの組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をFACS分析(図7B)、およびウエスタンブロット(図7C)のために使用した。
【0262】
このcp7033タンパク質はまた、2D−PAGE実験において同定され(Cpn0728)、そしてヒト血清(肺炎を有する患者由来の血清を含む)との良好な交差反応性を示した。
【0263】
これらの実験により、cp7033は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0264】
(実施例8)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 6172321)を発現させた(配列番号15;cp0017):
【0265】
【化15】
Figure 2004502415
cp0017ヌクレオチド配列(配列番号16)は、以下である:
【0266】
【化16】
Figure 2004502415
この配列は、cp0016に関してフレームシフトしている。
【0267】
PSORTアルゴリズムは、細胞質の位置を推定する(0.075)。
【0268】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図8Aに示されるようにGST融合物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図8B)においておよびFACS分析(図8C)のために使用した。hisタグ化タンパク質もまた発現させた。
【0269】
このタンパク質はまた、ヒト血清(肺炎を有する患者由来の血清を含む)との良好な交差反応性を示した。
【0270】
これらの実験により、cp0017は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0271】
(実施例9)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 6172315)を発現させた(配列番号17;cp0014):
【0272】
【化17】
Figure 2004502415
cp0017ヌクレオチド配列(配列番号18)は、以下である:
【0273】
【化18】
Figure 2004502415
このタンパク質は、cp0015に関してフレームシフトしている。
【0274】
PSORTアルゴリズムは、内膜の位置を推定する(0.047)。
【0275】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図9Aに示されるようにhisタグ産物として精製した。GST融合物もまた発現させた。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をイムノアッセイ(図9B)においておよびFACS分析(図9C)のために使用した。
【0276】
このタンパク質はまた、ヒト血清(肺炎を有する患者由来の血清を含む)との良好な交差反応性を示した。
【0277】
これらの実験は、cp0014が有用な免疫原であることを示唆する。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0278】
(実施例10)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 6172317)を発現させた(配列番号19;cp0015):
【0279】
【化19】
Figure 2004502415
この配列は、cp0014に関してフレームシフトしている。
【0280】
cp0015ヌクレオチド配列(配列番号20)は、以下である:
【0281】
【化20】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質の位置を推定する(0.274)。
【0282】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図10Aに示されるようにGST融合物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図10B)においておよびFACS分析のために使用した。hisタグ化タンパク質もまた発現させた。
【0283】
これらの実験により、cp0015は、有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0284】
(実施例11)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 6172325)を発現させた(配列番号21;cp0019):
【0285】
【化21】
Figure 2004502415
この配列は、cp0018に関してフレームシフトしている。
【0286】
cp0019ヌクレオチド配列(配列番号22)は、以下である:
【0287】
【化22】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質の位置を推定する(0.189)。
【0288】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図11Aに示されるようにGST融合物として精製した。このタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図11B)および免疫ブロットアッセイ(図11C)において使用した。hisタグ化タンパク質もまた発現させた。
【0289】
これらの実験により、cp0019は、有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0290】
(実施例12)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376466)を発現させた(配列番号23;cp6466):
【0291】
【化23】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0292】
cp6466ヌクレオチド配列(配列番号24)は、以下である:
【0293】
【化24】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、このタンパク質が外膜リポタンパク質であることを推定する(0.790)。
【0294】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そしてGST融合産物およびhisタグ融合産物の両方として精製した。このタンパク質のGST融合産物としての精製は、図12Aに示される。これらの組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図12Bおよび12C)において使用した。FACS分析もまた行った。
【0295】
これらの実験により、cp6466は有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0296】
(実施例13)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376468)を発現させた(配列番号25;cp6468):
【0297】
【化25】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0298】
cp6468ヌクレオチド配列(配列番号26)は、以下である:
【0299】
【化26】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、このタンパク質が外膜リポタンパク質であることを推定する(0.790)。
【0300】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図13Aに示されるようにGST融合産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図13B)においておよびFACS分析のために使用した。hisタグ化タンパク質もまた発現させた。
【0301】
これらの実験により、cp6468は、有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0302】
(実施例14)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376469)を発現させた(配列番号27;cp6469):
【0303】
【化27】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0304】
cp6469ヌクレオチド配列(配列番号28)は、以下である:
【0305】
【化28】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、ヘリプラズムの位置を推定する(0.934)。
【0306】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図14Aに示されるようにGST融合産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図14B)においておよびFACS分析のために使用した。hisタグ化タンパク質もまた発現させた。
【0307】
これらの実験により、cp6469は、有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0308】
(実施例15)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376602)を発現させた(配列番号29;cp6602):
【0309】
【化29】
Figure 2004502415
cp6602ヌクレオチド配列(配列番号30)は、以下である:
【0310】
【化30】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質の位置を推定する(0.080)。
【0311】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図15Aに示されるようにhisタグ産物およびGST融合産物の両方として精製した。組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図15B)においておよびFACS分析(図15C)のために使用した。
【0312】
このcp6602タンパク質はまた、2D−PAGE実験において同定された(Cpn0324)。
【0313】
これらの実験により、cp6602は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0314】
(実施例16)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376727)を発現させた(配列番号31;cp6727):
【0315】
【化31】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0316】
cp6727ヌクレオチド配列(配列番号32)は、以下である:
【0317】
【化32】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜の位置を推定する(0.915)。
【0318】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図16Aに示されるようにhisタグ産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図16B)においておよびFACS分析(図16C)のために使用した。GST融合タンパク質もまた発現させた。
【0319】
このcp6727タンパク質はまた、2D−PAGE実験において同定された(Cpn0444)。
【0320】
これらの実験により、cp6727は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0321】
(実施例17)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376731)を発現させた(配列番号33;cp6731):
【0322】
【化33】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0323】
cp6731ヌクレオチド配列(配列番号34)は、以下である:
【0324】
【化34】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜の位置を推定する(0.926)。
【0325】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図17Aに示されるようにhisタグ産物として精製した。GST融合タンパク質もまた発現させた。これらの組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウエスタンブロット(図17B;hisタグ)においておよびFACS分析(図17C;hisタグおよびGST融合物)のために使用した。
【0326】
このGST融合タンパク質はまた、ヒト血清(肺炎を有する患者由来の血清を含む)との良好な交差反応性を示した。his融合物を用いた場合に、交差反応性はほとんど観察されなかった。
【0327】
これらの実験により、cp6731は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0328】
(実施例18)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376737)を発現させた(配列番号35;cp6737):
【0329】
【化35】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0330】
cp6737ヌクレオチド配列(配列番号36)は、以下である:
【0331】
【化36】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜の位置を推定する(0.940)。
【0332】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現させ、そして図18Aに示されるようにGST融合産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をイムノブロット分析ブロット(図18B)においておよびFACS分析(図18C)のために使用した。hisタグ化タンパク質もまた発現させた。
【0333】
このcp6737タンパク質はまた、2D−PAGE実験において同定され(Cpn0454)、そしてヒト血清(肺炎を有する患者由来の血清を含む)との良好な交差反応性を示した。
【0334】
これらの実験により、cp6737は、表面露出した免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0335】
(実施例19)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377090)を発現させた(配列番号37;cp7090):
【0336】
【化37】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調されている。
【0337】
cp7090ヌクレオチド配列(配列番号38)は、以下である:
【0338】
【化38】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜の位置を推定する(0.790)。
【0339】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図19Aに示されるように、GST融合産物として精製した。ヒスチジン標識タンパク質をまた、発現した。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図19B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0340】
これらの実験は、cp7090が有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0341】
(実施例20)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377091)を発現した<配列番号39;cp7091>:
【0342】
【化39】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0343】
このcp7091ヌクレオチド配列<配列番号40>は、以下の通りである:
【0344】
【化40】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜位置を推測する(0.109)。
【0345】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図20Aに示されるように、GST融合産物として精製した。ヒスチジン標識タンパク質をまた発現した。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図20B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0346】
これらの実験は、cp7091が有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0347】
(実施例21)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376260)を発現した<配列番号41;cp6260>:
【0348】
【化41】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0349】
このcp6260ヌクレオチド配列<配列番号42>は、以下の通りである:
【0350】
【化42】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜位置を推測する(0.921)。
【0351】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてヒスチジン標識産物およびGST融合産物として両方を精製した。このGST融合物を図21Aに示す。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図21B)においておよびFACS分析(図21C)のために使用した。
【0352】
これらの実験はまた、肺炎を患った患者由来の血清を含む、ヒト血清と良好な交差反応を示した。
【0353】
このタンパク質はまた、cp6260が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0354】
(実施例22)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376456)を発現した<配列番号43;cp6456>:
【0355】
【化43】
Figure 2004502415
このcp6456ヌクレオチド配列<配列番号44>は、以下の通りである:
【0356】
【化44】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜位置を推測する(0.127)。
【0357】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図22Aに示されるように、GST融合産物として精製した。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図22B)においておよびFACS分析(図22C)のために使用した。ヒスチジン標識タンパク質をまた発現した。
【0358】
これらの実験は、cp6456が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0359】
(実施例23)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376729)を発現した<配列番号45;cp6729>:
【0360】
【化45】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0361】
このcp6729ヌクレオチド配列<配列番号46>は、以下の通りである:
【0362】
【化46】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜位置を推測する(0.927)。
【0363】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図23Aに示されるように、GST融合産物として精製した。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図23B)においておよびFACS分析(図23C)のために使用した。ヒスチジン標識タンパク質をまた発現した。
【0364】
このcp6729タンパク質をまた、2D−PAGE実験(Cpn0446)において同定し、そして肺炎を患った患者由来の血清を含む、ヒト血清と良好な交差反応を示した。
【0365】
これらの実験は、cp6729が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0366】
(実施例24)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376849)を発現した<配列番号47;cp6849>:
【0367】
【化47】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0368】
このcp6849ヌクレオチド配列<配列番号48>は、以下の通りである:
【0369】
【化48】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞膜周辺腔位置を推測する(0.93)。
【0370】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図24Aに示されるように、GST融合産物として精製した。また、ヒスチジン標識タンパク質としても精製した。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図24B)においておよびFACS分析(図24C)のために使用した。
【0371】
このcp6849タンパク質をまた、2D−PAGE実験(Cpn0557)において同定した。
【0372】
これらの実験は、cp6849が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0373】
(実施例25)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376273)を発現した<配列番号49;cp6273>:
【0374】
【化49】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0375】
このcp6273ヌクレオチド配列<配列番号50>は、以下の通りである:
【0376】
【化50】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、周辺質位置を推測する(0.922)。
【0377】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図25Aに示されるように、ヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この組換えGST融合物を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図25B)においておよびFACS分析(図25C)のために使用した。
【0378】
このタンパク質はまた、肺炎を患った患者由来の血清を含む、ヒト血清と良好な交差反応を示した。
【0379】
これらの実験は、cp6273が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0380】
(実施例26)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376735)を発現した<配列番号51;cp6735>:
【0381】
【化51】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0382】
このcp6735ヌクレオチド配列<配列番号52>は、以下の通りである:
【0383】
【化52】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜位置を推測する(0.922)。
【0384】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図26Aに示されるように、ヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この組換えGST融合タンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図26B)において使用した。
【0385】
これらの実験は、cp6735が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0386】
(実施例27)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376784)を発現した<配列番号53;cp6784>:
【0387】
【化53】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0388】
このcp6784ヌクレオチド配列<配列番号54>は、以下の通りである:
【0389】
【化54】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、周辺質位置を推測する(0.894)。
【0390】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図27Aに示されるように、ヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図27B)において使用した。このGST融合産物を、FACS分析(図27C)のために使用した。
【0391】
このcp6784タンパク質をまた、2D−PAGE実験(Cpn0498)において同定した。
【0392】
これらの実験は、cp6784が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0393】
(実施例28)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376960)を発現した<配列番号55;cp6960>:
【0394】
【化55】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0395】
このcp6960ヌクレオチド配列<配列番号56>は、以下の通りである:
【0396】
【化56】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質周辺腔位置を推測する(0.930)。
【0397】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図28Aに示されるように、ヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図28B)においておよびFACS分析(図28C)のために使用した。
【0398】
このcp6960タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定した。
【0399】
これらの実験は、cp6960が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0400】
(実施例29)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376968)を発現した<配列番号57;cp6968>:
【0401】
【化57】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0402】
このcp6968ヌクレオチド配列<配列番号58>は、以下の通りである:
【0403】
【化58】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜位置を推測する(0.790)。
【0404】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図29Aに示されるように、ヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この組換えGST融合物を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図29B)においておよびFACS分析(図29C)のために使用した。
【0405】
このタンパク質はまた、肺炎を患った患者由来の血清を含む、ヒト血清と良好な交差反応を示した。
【0406】
これらの実験は、cp6968が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0407】
(実施例30)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376998)を発現した<配列番号59;cp6998>:
【0408】
【化59】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0409】
このcp6998ヌクレオチド配列<配列番号60>は、以下の通りである:
【0410】
【化60】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜位置を推測する(0.707)。
【0411】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST融合産物(図30A)としておよびヒスチジン標識産物として精製した。この組換えGST融合タンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図30B)においておよびFACS分析(図30C)のために使用した。
【0412】
このcp6998タンパク質をまた、2D−PAGE実験(Cpn0695)において同定し、そして肺炎を患った患者由来の血清を含む、ヒト血清と良好な交差反応を示した。
【0413】
これらの実験は、cp6998が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0414】
(実施例31)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377102)を発現した<配列番号61;cp7102>:
【0415】
【化61】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0416】
このcp7102ヌクレオチド配列<配列番号62>は、以下の通りである:
【0417】
【化62】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜位置を推測する(0.338)。
【0418】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この精製したGST融合産物を、図31Aに示す。この組換えGST融合タンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロットにおいておよびFACS分析(図31B)のために使用した。
【0419】
これらの実験は、cp7102が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0420】
(実施例32)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377106)を発現した<配列番号63;cp7106>:
【0421】
【化63】
Figure 2004502415
このcp7106ヌクレオチド配列<配列番号64>は、以下の通りである:
【0422】
【化64】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質位置を推測する(0.224)。
【0423】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この精製したGST融合産物を、図32Aに示す。この組換えGST融合タンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図32B)においておよびFACS分析(図32C)のために使用した。
【0424】
このタンパク質はまた、肺炎を患った患者由来の血清を含む、ヒト血清と良好な交差反応を示した。
【0425】
これらの実験は、cp7106が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0426】
(実施例33)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377228)を発現した<配列番号65;cp7228>:
【0427】
【化65】
Figure 2004502415
このcp7228ヌクレオチド配列<配列番号66>は、以下の通りである:
【0428】
【化66】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜位置を推測する(0.040)。
【0429】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図33Aに示されるようにヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した(ヒスチジン標識=左側の矢印、GST=右側の矢印)。このタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図33B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0430】
これらの実験は、cp7228が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0431】
(実施例34)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377170)を発現した<配列番号67;cp7170>:
【0432】
【化67】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0433】
このcp7170ヌクレオチド配列<配列番号68>は、以下の通りである:
【0434】
【化68】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細菌の外膜位置を推測する(0.936)。
【0435】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この精製したGST融合タンパク質を、図34Aに示す。このGST融合タンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図34B)においておよびFACS分析(図34C)のために使用した。
【0436】
このcp7170タンパク質をまた、2D−PAGE実験(Cpn0854)において同定した。
【0437】
これらの実験は、cp7170が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0438】
(実施例35)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377072)を発現した<配列番号69;cp7072>:
【0439】
【化69】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0440】
このcp7072ヌクレオチド配列<配列番号70>は、以下の通りである:
【0441】
【化70】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、周辺質位置を推測する(0.688)。
【0442】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてヒスチジン標識産物(図35A)としておよびGST融合産物(図35B)として精製した。この組換えヒスチジン標識タンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図35C)においておよびFACS分析のために使用した。
【0443】
これらの実験は、このcp7072タンパク質が有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0444】
(実施例36)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376879)を発現した<配列番号71;cp6879>:
【0445】
【化71】
Figure 2004502415
このcp6879ヌクレオチド配列<配列番号72>は、以下の通りである:
【0446】
【化72】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜位置を推測する(0.646)。
【0447】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この精製されたGST融合産物を図36Aに示す。この組換えGST融合タンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図36B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0448】
これらの実験は、このcp6879タンパク質が有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0449】
(実施例37)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376767)を発現した<配列番号73;cp6767>:
【0450】
【化73】
Figure 2004502415
このcp6767ヌクレオチド配列<配列番号74>は、以下の通りである:
【0451】
【化74】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜位置を推測する(0.083)。
【0452】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この精製されたヒスチジン標識産物を図37Aに示す。この組換えヒスチジン標識タンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図37B)においておよびFACS分析(図37C)のために使用した。このGST融合物をまた、ウエスタンブロット(図37D)において使用した。
【0453】
このcp6767タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定し、そして肺炎を患った患者由来の血清を含む、ヒト血清と良好な交差反応を示した。
【0454】
これらの実験は、このcp6767が有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0455】
(実施例38)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376717)を発現した<配列番号75;cp6717>:
【0456】
【化75】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0457】
このcp6717ヌクレオチド配列<配列番号76>は、以下の通りである:
【0458】
【化76】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、周辺質位置を推測する(0.939)。
【0459】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST融合産物(図38A)として、ヒスチジン標識産物としてそしてGST/ヒスチジン融合産物として精製した。このタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図38B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0460】
これらの実験は、このcp6717が有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0461】
(実施例39)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376577)を発現した<配列番号77;cp6577>:
【0462】
【化77】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0463】
このcp6577ヌクレオチド配列<配列番号78>は、以下の通りである:
【0464】
【化78】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞膜周辺腔位置を推測する(0.932)。
【0465】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてヒスチジン標識産物(図39A)としておよびGST融合産物(図39B)として精製した。この組換えGST融合タンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図39C)においておよびFACS分析のために使用した。
【0466】
このcp6577タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定した。
【0467】
これらの実験は、cp6577が、有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0468】
(実施例40)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376446)を発現した<配列番号79;cp6446>:
【0469】
【化79】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0470】
このcp6446ヌクレオチド配列<配列番号80>は、以下の通りである:
【0471】
【化80】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜位置を推測する(0.177)。
【0472】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてヒスチジン標識産物としておよびGST融合産物として精製した。この組換えGST融合タンパク質を、図40Aに示す。この組換えヒスチジン標識タンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図40B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0473】
これらの実験は、cp6446が、有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0474】
(実施例41)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377108)を発現した<配列番号81;cp7108>:
【0475】
【化81】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0476】
このcp7108ヌクレオチド配列<配列番号82>は、以下の通りである:
【0477】
【化82】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、外膜位置を推測する(0.921)。
【0478】
タンパク質を、E.coliにおいて発現し、そして図41Aに示されるように、GST融合産物として精製した。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、この血清を、ウエスタンブロット(図41B)においておよびFACS分析(図41C)のために使用した。ヒスチジン標識タンパク質をまた発現した。
【0479】
このcp7108タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定した。
【0480】
これらの実験は、cp7108が、表面に露出しており、そして免疫的にアクセス可能なタンパク質であり、そしてこれは有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列単独からは明らかではない。
【0481】
(実施例42)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377287)を発現した<配列番号83;cp7287>:
【0482】
【化83】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを強調する。
【0483】
このcp7287ヌクレオチド配列<配列番号84>は、以下の通りである:
【0484】
【化84】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜位置を推測する(0.106)。
【0485】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図42Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図42B)およびFACS分析(図42C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0486】
cp7287タンパク質もまた、2D−PAGE実験で同定し、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0487】
これらの実験により、cp7287は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0488】
(実施例43)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377105)を発現させた<配列番号85;cp7105>:
【0489】
【化85】
Figure 2004502415
cp7105ヌクレオチド配列<配列番号86>は、以下のとおりである:
【0490】
【化86】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.100)。
【0491】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図43Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図43B)およびFACS分析(図43C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0492】
このタンパク質もまた、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0493】
これらの実験により、cp7015は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0494】
(実施例44)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376802)を発現させた<配列番号87;cp6802>:
【0495】
【化87】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0496】
cp6802ヌクレオチド配列<配列番号88>は、以下のとおりである:
【0497】
【化88】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.060)。
【0498】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図44Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図44B)およびFACS分析(図44C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0499】
これらの実験により、cp6802は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0500】
(実施例45)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376390)を発現させた<配列番号89;cp6390>:
【0501】
【化89】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0502】
cp6390ヌクレオチド配列<配列番号90>は、以下のとおりである:
【0503】
【化90】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、ペリプラズム位置が推定される(0.932)。
【0504】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図45Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図45B)およびFACS分析(図45C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0505】
このタンパク質もまた、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0506】
これらの実験により、cp6390は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0507】
(実施例46)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376272)を発現させた<配列番号91;cp9272>:
【0508】
【化91】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0509】
cp6272ヌクレオチド配列<配列番号92>は、以下のとおりである:
【0510】
【化92】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、外部膜位置が推定される(0.48)。
【0511】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図46Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図46B)およびFACS分析(図46C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0512】
このタンパク質もまた、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0513】
これらの実験により、cp6272は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0514】
(実施例47)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377111)を発現させた<配列番号93;cp7111>:
【0515】
【化93】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0516】
cp7111ヌクレオチド配列<配列番号94>は、以下のとおりである:
【0517】
【化94】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.100)。
【0518】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図47Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図47B)およびFACS分析(図47C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0519】
このcp7111タンパク質もまた、2D−PAGEにおいて同定し、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0520】
これらの実験により、cp7111は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0521】
(実施例48)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4455886)を発現させた<配列番号95;cp0010>:
【0522】
【化95】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0523】
cp0010ヌクレオチド配列<配列番号96>は、以下のとおりである:
【0524】
【化96】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、外部膜位置が推定される(0.922)。
【0525】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図48Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図48B)およびFACS分析(図48C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0526】
このcp0010タンパク質もまた、2D−PAGEにおいて同定し、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0527】
これらの実験により、cp0010は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0528】
(実施例49)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376296)を発現させた<配列番号97;cp6296>:
【0529】
【化97】
Figure 2004502415
cp6296ヌクレオチド配列<配列番号98>は、以下のとおりである:
【0530】
【化98】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、細胞質位置が推定される(0.523)。
【0531】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図49Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図49B)およびFACS分析(図49C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0532】
これらの実験により、cp6296は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0533】
(実施例50)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376664)を発現させた<配列番号99;cp6664>:
【0534】
【化99】
Figure 2004502415
cp6664ヌクレオチド配列<配列番号100>は、以下のとおりである:
【0535】
【化100】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.268)。
【0536】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、GST融合産物(図50A)として、hisタグ化したタンパク質として、そしてGST/HIS融合物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図50B)およびFACS分析(図50C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0537】
cp6664タンパク質もまた、2D−PAGEにおいて同定し(Cpn0385)、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0538】
これらの実験により、cp6664は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0539】
(実施例51)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376696)を発現させた<配列番号101;cp6696>:
【0540】
【化101】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0541】
cp6696ヌクレオチド配列<配列番号102>は、以下のとおりである:
【0542】
【化102】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.463)。
【0543】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図51Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図51B)およびFACS分析(図51C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0544】
このタンパク質もまた、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0545】
これらの実験により、cp6696は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0546】
(実施例52)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376790)を発現させた<配列番号103;cp6790>:
【0547】
【化103】
Figure 2004502415
cp6790ヌクレオチド配列<配列番号104>は、以下のとおりである:
【0548】
【化104】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.151)。
【0549】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、GST融合産物として(図52A)、およびhisタグ化した産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図52B)およびFACS分析(図52C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0550】
cp6790タンパク質もまた、2D−PAGEにおいて同定した(Cpn0503)。
【0551】
これらの実験により、cp6790は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0552】
(実施例53)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376878)を発現させた<配列番号105;cp6878>:
【0553】
【化105】
Figure 2004502415
cp6878ヌクレオチド配列<配列番号106>は、以下のとおりである:
【0554】
【化106】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.204)。
【0555】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、hisタグ化産物として(図53A)、そしてGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図53B)およびFACS分析に用いた。
【0556】
これらの実験により、cp6878は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0557】
(実施例54)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377224)を発現させた<配列番号107;cp7224>:
【0558】
【化107】
Figure 2004502415
cp7224ヌクレオチド配列<配列番号108>は、以下のとおりである:
【0559】
【化108】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.164)。
【0560】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図54Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図54B)およびFACS分析(図54C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0561】
このタンパク質もまた、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0562】
これらの実験により、cp7224は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0563】
(実施例55)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377140)を発現させた<配列番号109;cp7140>:
【0564】
【化109】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0565】
cp7140ヌクレオチド配列<配列番号110>は、以下のとおりである:
【0566】
【化110】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.650)。
【0567】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図55Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図55B)およびFACS分析(図55C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0568】
これらの実験により、cp7140は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0569】
(実施例56)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377306)を発現させた<配列番号111;cp7306>:
【0570】
【化111】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0571】
cp7306ヌクレオチド配列<配列番号112>は、以下のとおりである:
【0572】
【化112】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、ペリプラズム位置が推定される(0.923)。
【0573】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、hisタグ産物として(図56A)およびGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図56B)およびFACS分析(図56C)に用いた。
【0574】
cp7306タンパク質もまた、2D−PAGE実験において同定し(Cpn0979)、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0575】
これらの実験により、cp7306は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0576】
(実施例57)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377132)を発現させた<配列番号113;cp7132>:
【0577】
【化113】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0578】
cp7132ヌクレオチド配列<配列番号114>は、以下のとおりである:
【0579】
【化114】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、ペリプラズム位置が推定される(0.915)。
【0580】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、hisタグ化産物として(図57A)またはGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図57B)およびFACS分析(図57C)に用いた。
【0581】
これらの実験により、cp7132は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0582】
(実施例58)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376733)を発現させた<配列番号115;cp6733>:
【0583】
【化115】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0584】
cp6733ヌクレオチド配列<配列番号116>は、以下のとおりである:
【0585】
【化116】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、外部膜位置が推定される(0.924)。
【0586】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図58Aに示されるようにhisタグ産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図58B)およびFACS分析(図58C)に用いた。GST融合タンパク質もまた、発現させた。
【0587】
cp6733タンパク質もまた、2D−PAGE実験において同定した(Cpn0451)。
【0588】
これらの実験により、cp6733は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0589】
(実施例59)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376814)を発現させた<配列番号117;cp6814>:
【0590】
【化117】
Figure 2004502415
cp6814ヌクレオチド配列<配列番号118>は、以下のとおりである:
【0591】
【化118】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.070)。
【0592】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、GST融合産物として(図59A)またはhisタグ化産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図59B)およびFACS分析(図59C)に用いた。
【0593】
これらの実験により、cp6814は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0594】
(実施例60)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376830)を発現させた<配列番号119;cp6830>:
【0595】
【化119】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドは、強調されている。
【0596】
cp6830ヌクレオチド配列<配列番号120>は、以下のとおりである:
【0597】
【化120】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、外部膜位置が推定される(0.926)。
【0598】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、GST融合産物として(図60A)またはhisタグ化産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図60B)およびFACS分析(図60C)に用いた。
【0599】
cp6830タンパク質もまた、2D−PAGE実験において同定し(Cpn0540)、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清と良好な交叉反応性を示した。
【0600】
これらの実験により、cp6830は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0601】
(実施例61)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4376854)を発現させた<配列番号121;cp6854>:
【0602】
【化121】
Figure 2004502415
cp6854ヌクレオチド配列<配列番号122>は、以下のとおりである:
【0603】
【化122】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、内部膜位置が推定される(0.461)。
【0604】
このタンパク質をE.coliにおいて発現させ、図61Aに示されるようにGST融合産物として精製した。組換えタンパク質を用いてマウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図61B)およびFACS分析(図61C)に用いた。hisタグ化したタンパク質もまた、発現させた。
【0605】
これらの実験により、cp6854は表面が露出しており、免疫的に利用しやすいタンパク質であり、そして有用な免疫原であることが示される。これらの特性は、配列のみからは明らかでない。
【0606】
(実施例62)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID4377101)を発現させた<配列番号123;cp7101>:
【0607】
【化123】
Figure 2004502415
cp7101ヌクレオチド配列<配列番号124>は、以下のとおりである:
【0608】
【化124】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムにより、細胞質位置が推定される(0.206)。
【0609】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物(図62A)またはhisタグ産物として精製した。このタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図62B)およびFACS(図62C)分析において使用した。
【0610】
このタンパク質はまた、肺炎を有する患者由来の血清を含むヒト血清との良好な交差反応性を示した。
【0611】
これらの実験は、cp7101が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能な(immunoaccessible)タンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0612】
(実施例63)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377107)を、発現させた<配列番号125;cp7107>:
【0613】
【化125】
Figure 2004502415
cp7107ヌクレオチド配列<配列番号126>は、以下である:
【0614】
【化126】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、内膜位置を予測する(0.100)。
【0615】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物(図63A)またはhisタグ産物として精製した。このタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図63B)およびFACS(図63C)分析において使用した。
【0616】
これらの実験は、cp7107が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0617】
(実施例64)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376467)を、発現させた<配列番号127;cp6467>:
【0618】
【化127】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0619】
cp6467ヌクレオチド配列<配列番号128>は、以下である:
【0620】
【化128】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、外膜のリポタンパク質を予測する(0.790)。
【0621】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてhisタグ産物およびGST融合タンパク質として、図64Aに示すように精製した。この組換えhisタグタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図64B)において使用した。この組換えGST融合タンパク質をまた使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図64C)においておよびFACS分析(図64D)のために使用した。
【0622】
これらの実験は、cp6467が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0623】
(実施例65)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376679)を、発現させた<配列番号129;cp6679>:
【0624】
【化129】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0625】
cp6679ヌクレオチド配列<配列番号130>は、以下である:
【0626】
【化130】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、内膜位置を予測する(0.149)。
【0627】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてhisタグ産物(図65A)およびGST融合産物(図65B)として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図65C)においておよびFACS分析のために使用した。
【0628】
これらの実験は、cp6679が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0629】
(実施例66)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376890)を、発現させた<配列番号131;cp6890>:
【0630】
【化131】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0631】
cp6890ヌクレオチド配列<配列番号132>は、以下である:
【0632】
【化132】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、外膜位置を予測する(0.940)。
【0633】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として、図66Aに示すように精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図66B)においておよびFACS分析のために使用した。hisタグタンパク質もまた発現された。
【0634】
これらの実験は、cp6890が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0635】
(実施例67)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 6172323)を、発現させた<配列番号133;cp0018>:
【0636】
【化133】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0637】
cp0018ヌクレオチド配列<配列番号134>は、以下である:
【0638】
【化134】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、外膜を予測する(0.935)。
【0639】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図67A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図67B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0640】
これらの実験は、cp0018が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0641】
(実施例68)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376262)を、発現させた<配列番号135;cp6262>:
【0642】
【化135】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0643】
cp6262ヌクレオチド配列<配列番号136>は、以下である:
【0644】
【化136】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、内膜を予測する(0.660)。
【0645】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図68A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図68B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0646】
これらの実験は、cp6262が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0647】
(実施例69)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376269)を、発現させた<配列番号137;cp6269>:
【0648】
【化137】
Figure 2004502415
cp6269ヌクレオチド配列<配列番号138>は、以下である:
【0649】
【化138】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、細胞質位置を予測する(0.412)。
【0650】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図69A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図69B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0651】
これらの実験は、cp6269が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0652】
(実施例70)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376270)を、発現させた<配列番号139;cp6270>:
【0653】
【化139】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0654】
cp6270ヌクレオチド配列<配列番号140>は、以下である:
【0655】
【化140】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、外膜を予測する(0.92)。
【0656】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図70A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロットにおいておよびFACS分析のために使用した(図70B)。
【0657】
cp6270タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定した(Cpn0013)。
【0658】
これらの実験は、cp6270が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0659】
(実施例71)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376402)を、発現させた<配列番号141;cp6402>:
【0660】
【化141】
Figure 2004502415
cp6402ヌクレオチド配列<配列番号142>は、以下である:
【0661】
【化142】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、細胞質を予測する(0.158)。
【0662】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図71A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図71B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0663】
これらの実験は、cp6402が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0664】
(実施例72)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376520)を、発現させた<配列番号143;cp6520>:
【0665】
【化143】
Figure 2004502415
cp6520ヌクレオチド配列<配列番号144>は、以下である:
【0666】
【化144】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、細胞質を予測する(0.265)。
【0667】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図72A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図72B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0668】
これらの実験は、cp6520が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0669】
(実施例73)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376567)を、発現させた<配列番号145;cp6567>:
【0670】
【化145】
Figure 2004502415
cp6567ヌクレオチド配列<配列番号146>は、以下である:
【0671】
【化146】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、内膜を予測する(0.694)。
【0672】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図73A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図73B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0673】
これらの実験は、cp6567が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0674】
(実施例74)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376576)を、発現させた<配列番号147;cp6576>:
【0675】
【化147】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0676】
cp6576ヌクレオチド配列<配列番号148>は、以下である:
【0677】
【化148】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、外膜を予測する(0.7658)。
【0678】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物(図74A)、hisタグ産物およびhisタグ/GST融合産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図74B)においておよびFACS分析(図74C)のために使用した。
【0679】
cp6576タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定した(Cpn0300)。
【0680】
これらの実験は、cp6576が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0681】
(実施例75)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376607)を、発現させた<配列番号149;cp6607>:
【0682】
【化149】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0683】
cp6607ヌクレオチド配列<配列番号150>は、以下である:
【0684】
【化150】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、ぺリプラズムを予測する(0.934)。
【0685】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてhisタグ産物(図75A)として、またGST融合産物として精製した。このGST融合タンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図75B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0686】
これらの実験は、cp6607が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0687】
(実施例76)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376624)を、発現させた<配列番号151;cp6624>:
【0688】
【化151】
Figure 2004502415
cp6624ヌクレオチド配列<配列番号152>は、以下である:
【0689】
【化152】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、内膜を予測する(0.168)。
【0690】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてhisタグ産物として精製した(図76A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図76B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0691】
cp6624タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定した。
【0692】
これらの実験は、cp6624が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0693】
(実施例77)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376728)を、発現させた<配列番号153;cp6728>:
【0694】
【化153】
Figure 2004502415
cp6728ヌクレオチド配列<配列番号154>は、以下である:
【0695】
【化154】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、内膜を予測する(0.187)。
【0696】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図77A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図77B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0697】
cp6728タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定した。
【0698】
これらの実験は、cp6728が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0699】
(実施例78)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376847)を、発現させた<配列番号155;cp6847>:
【0700】
【化155】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0701】
cp6847ヌクレオチド配列<配列番号156>は、以下である:
【0702】
【化156】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、ぺリプラズムを予測する(0.932)。
【0703】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図78A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図78B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0704】
これらの実験は、cp6847が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0705】
(実施例79)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376969)を、発現させた<配列番号157;cp6969>:
【0706】
【化157】
Figure 2004502415
 推定シグナルペプチドが強調される。
【0707】
cp6969ヌクレオチド配列<配列番号158>は、以下である:
【0708】
【化158】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、内膜を予測する(0.126)。
【0709】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図79A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図79B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0710】
これらの実験は、cp6969が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0711】
(実施例80)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377109)を、発現させた<配列番号159;cp7109>:
【0712】
【化159】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0713】
cp7109ヌクレオチド配列<配列番号160>は、以下である:
【0714】
【化160】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、外膜を予測する(0.887)。
【0715】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図80A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図80B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0716】
これらの実験は、cp7109が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0717】
(実施例81)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377110)を、発現させた<配列番号161;cp7110>:
【0718】
【化161】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0719】
cp7110ヌクレオチド配列<配列番号162>は、以下である:
【0720】
【化162】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、外膜を予測する(0.827)。
【0721】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図81A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図81B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0722】
これらの実験は、cp7110が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0723】
図191は、それぞれが本明細書中で同定された、cp7105、cp7106、cp7107、cp7108、cp7109およびcp7110の間の構造的関係の模式図を示す。これら6つのタンパク質を、関連の外膜結合タンパク質の新規ファミリーにグループ分けし得る。これらのタンパク質は、一般に反復構造を有する(pmpファミリーを参照のこと)。
【0724】
(実施例82)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377127)を、発現させた<配列番号163;cp7127>:
【0725】
【化163】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0726】
cp7127ヌクレオチド配列<配列番号164>は、以下である:
【0727】
【化164】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、ぺリプラズムを予測する(0.920)。
【0728】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物(図82A)として、そしてまたhisタグ形態で精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図82B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0729】
これらの実験は、cp7127が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0730】
(実施例83)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377133)を、発現させた<配列番号165;cp7133>:
【0731】
【化165】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0732】
cp7133ヌクレオチド配列<配列番号166>は、以下である:
【0733】
【化166】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、外膜を予測する(0.92)。
【0734】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物(図83A)として、そしてまたhisタグ形態で精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図83B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0735】
これらの実験は、cp7133が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0736】
(実施例84)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377222)を、発現させた<配列番号167;cp7222>:
【0737】
【化167】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドが強調される。
【0738】
cp7222ヌクレオチド配列<配列番号168>は、以下である:
【0739】
【化168】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリスムは、ぺリプラズムを予測する(0.935)。
【0740】
このタンパク質を、E.coli中で発現させ、そしてGST融合産物(図84A)として、そしてまたhisタグ形態で精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、その血清をウェスタンブロット(図84B)においておよびFACS分析のために使用した。
【0741】
これらの実験は、cp7222が、表面露出され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0742】
(実施例85)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377225)を、発現した<配列番号169;cp7225>;
【0743】
【化169】
Figure 2004502415
cp7225ヌクレオチド配列<配列番号170>は、以下である:
【0744】
【化170】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.16)。
【0745】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてhisタグ産物として精製した(図85A)。組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図85B)およびFACS分析に使用した。
【0746】
これらの実験は、cp7225が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0747】
(実施例86)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377248)を、発現した<配列番号171;cp7248>;
【0748】
【化171】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを、ハイライトにする。
【0749】
cp7248ヌクレオチド配列<配列番号172>は、以下である:
【0750】
【化172】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、ペリプラズムと推定する(0.932)。
【0751】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として(図86A)およびhisタグ化形態においても精製した。組換えタンパク質を使用してマウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図86B)およびFACS分析に使用した。
【0752】
cp7248タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定した。
【0753】
これらの実験は、cp7248が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0754】
(実施例87)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377249)を、発現した<配列番号173;cp7249>;
【0755】
【化173】
Figure 2004502415
cp7249ヌクレオチド配列<配列番号174>は、以下である:
【0756】
【化174】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.571)。
【0757】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図87A)。組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図87B)およびFACS分析に使用した。
【0758】
これらの実験は、cp7249が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0759】
(実施例88)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377261)を、発現した<配列番号175;cp7261>;
【0760】
【化175】
Figure 2004502415
cp7261ヌクレオチド配列<配列番号176>は、以下である:
【0761】
【化176】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.848)。
【0762】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図88A)。組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図88B)およびFACS分析に使用した。
【0763】
これらの実験は、cp7261が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0764】
(実施例89)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377305)を、発現した<配列番号177;cp7305>;
【0765】
【化177】
Figure 2004502415
cp7305ヌクレオチド配列<配列番号178>は、以下である:
【0766】
【化178】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.508)。
【0767】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として(図89A)および二重GST/his融合体としても精製した。組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図89B)およびFACS分析に使用した。
【0768】
これらの実験は、cp7305が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0769】
(実施例90)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377347)を、発現した<配列番号179;cp7347>;
【0770】
【化179】
Figure 2004502415
推定シグナルペプチドを、ハイライトにする。
【0771】
cp7347ヌクレオチド配列<配列番号180>は、以下である:
【0772】
【化180】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞膜周辺腔と推定する(0.2497)。
【0773】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として(図90A)およびhisタグ形態においても精製した。組換えタンパク質を使用してマウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図90B)およびFACS分析に使用した。
【0774】
これらの実験は、cp7347が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0775】
(実施例91)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377353)を、発現した<配列番号181;cp7353>;
【0776】
【化181】
Figure 2004502415
cp7353ヌクレオチド配列<配列番号182>は、以下である:
【0777】
【化182】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.1308)。
【0778】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図91A)。組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図91B)およびFACS分析に使用した。
【0779】
これらの実験は、cp7353が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0780】
(実施例92)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377408)を、発現した<配列番号183;cp7408>;
【0781】
【化183】
Figure 2004502415
cp7408ヌクレオチド配列<配列番号184>は、以下である:
【0782】
【化184】
Figure 2004502415
 PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.123)。
【0783】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてhisタグ産物として精製した(図92A)。組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図92B)およびFACS分析に使用した。
【0784】
これらの実験は、cp7408が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0785】
(実施例93)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376424)を、発現した<配列番号185;cp6424>;
【0786】
【化185】
Figure 2004502415
cp6424ヌクレオチド配列<配列番号186>は、以下である:
【0787】
【化186】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.2502)。
【0788】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として(図93A)およびhisタグ形態においても精製した。組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図93B)およびFACS分析(図93C;GST融合体)に使用した。
【0789】
これらの実験は、cp6424が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0790】
(実施例94)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376449)を、発現した<配列番号187;cp6449>;
【0791】
【化187】
Figure 2004502415
cp6449ヌクレオチド配列<配列番号188>は、以下である:
【0792】
【化188】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.2084)。
【0793】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として(図94A)およびhisタグ形態においても精製した。組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図94B)およびFACS分析(図94C;GST融合体)に使用した。
【0794】
これらの実験は、cp6449が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0795】
(実施例95)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376495)を、発現した<配列番号189;cp6495>;
【0796】
【化189】
Figure 2004502415
cp6495ヌクレオチド配列<配列番号190>は、以下である:
【0797】
【化190】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.280)。
【0798】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図95A)。組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図95B)およびFACS分析(図95C)に使用した。
【0799】
これらの実験は、cp6495が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0800】
(実施例96)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376506)を、発現した<配列番号191;cp6506>;
【0801】
【化191】
Figure 2004502415
cp6506ヌクレオチド配列<配列番号192>は、以下である:
【0802】
【化192】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞膜周辺腔と推定する(0.571)。
【0803】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてhisタグ(図96A)およびGST癒合産物(図96B)としても精製した。GST融合タンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図96C)およびFACS分析(図96D)に使用した。
【0804】
これらの実験は、cp6506が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0805】
(実施例97)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376882)を、発現した<配列番号193;cp6882>;
【0806】
【化193】
Figure 2004502415
cp6882ヌクレオチド配列<配列番号194>は、以下である:
【0807】
【化194】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.362)。
【0808】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図97A)。このタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図97B)およびFACS分析(図97C)に使用した。
【0809】
これらの実験は、cp6882が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0810】
(実施例98)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376979)を、発現した<配列番号195;cp6979>;
【0811】
【化195】
Figure 2004502415
cp6979ヌクレオチド配列<配列番号196>は、以下である:
【0812】
【化196】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.360)。
【0813】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図98A)。GST融合体タンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図98B)およびFACS分析(図98C)に使用した。
【0814】
これらの実験は、cp6979が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0815】
(実施例99)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377028)を、発現した<配列番号197;cp7028>;
【0816】
【化197】
Figure 2004502415
cp7028ヌクレオチド配列<配列番号198>は、以下である:
【0817】
【化198】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.1453)。
【0818】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図99A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図99B)およびFACS分析(図99C)に使用した。
【0819】
これらの実験は、cp7028が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0820】
(実施例100)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377355)を、発現した<配列番号199;cp7355>;
【0821】
【化199】
Figure 2004502415
cp7355ヌクレオチド配列<配列番号200>は、以下である:
【0822】
【化200】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.143)。
【0823】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物(図100A)およびhisタグ産物として精製した。このタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図100B)およびFACS分析(図100C)に使用した。
【0824】
これらの実験は、cp7355が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0825】
(実施例101)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377380)を、発現した<配列番号201;cp7380>;
【0826】
【化201】
Figure 2004502415
cp7380ヌクレオチド配列<配列番号202>は、以下である:
【0827】
【化202】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.1362)。
【0828】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図101A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図101B)およびFACS分析(図101C)に使用した。
【0829】
これらの実験は、cp7380が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0830】
(実施例102)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376904)を、発現した<配列番号203;cp6904>;
【0831】
【化203】
Figure 2004502415
cp6904ヌクレオチド配列<配列番号204>は、以下である:
【0832】
【化204】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.0358)。
【0833】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてhisタグ産物として精製した(図102A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図102B)およびFACS分析に使用した。
【0834】
cp6904タンパク質をまた、2D−PAGE実験において同定した。
【0835】
これらの実験は、cp6904が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0836】
(実施例103)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376964)を、発現した<配列番号205;cp6964>;
【0837】
【化205】
Figure 2004502415
cp6964ヌクレオチド配列<配列番号206>は、以下である:
【0838】
【化206】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.091)。
【0839】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として(図103A)およびhisタグ形態においても精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図103B)およびFACS分析(図103C)に使用した。
【0840】
これらの実験は、cp6964が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0841】
(実施例104)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377387)を、発現した<配列番号207;cp7387>;
【0842】
【化207】
Figure 2004502415
cp7387ヌクレオチド配列<配列番号208>は、以下である:
【0843】
【化208】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.043)。
【0844】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてhisタグ化融合産物(図104A)としておよびGST融合体(図104B)としても精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロットおよびFACS分析(図104C;hisタグ化)に使用した。
【0845】
これらの実験は、cp7387が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0846】
(実施例105)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376281)を、発現した<配列番号209;cp6281>;
【0847】
【化209】
Figure 2004502415
cp6281ヌクレオチド配列<配列番号210>は、以下である:
【0848】
【化210】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.5373)。
【0849】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図105A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図105B)およびFACS分析に使用した。
【0850】
これらの実験は、cp6281が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0851】
(実施例106および実施例107)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376306)を、発現した<配列番号211;cp6306>;
【0852】
【化211】
Figure 2004502415
cp6306ヌクレオチド配列<配列番号212>は、以下である:
【0853】
【化212】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.167)。
【0854】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376434)もまた、発現した<配列番号213;cp6434>;
【0855】
【化213】
Figure 2004502415
cp6434ヌクレオチド配列<配列番号214>は、以下である:
【0856】
【化214】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.6859)。
【0857】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてhisタグ産物(図106A;6306=レーン2〜4;6434=レーン8〜10)として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図106Bおよび107)ならびにFACS分析に使用した。
【0858】
これらの実験は、cp6306およびcp6434が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0859】
(実施例108)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377400)を、発現した<配列番号215;cp7400>;
【0860】
【化215】
Figure 2004502415
cp7400ヌクレオチド配列<配列番号216>は、以下である:
【0861】
【化216】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞膜周辺腔と推定する(0.924)。
【0862】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図108A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図108B)およびFACS分析に使用した。
【0863】
これらの実験は、cp7400が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0864】
(実施例109)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376395)を、発現した<配列番号217;cp6395>;
【0865】
【化217】
Figure 2004502415
cp6395ヌクレオチド配列<配列番号218>は、以下である:
【0866】
【化218】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.6307)。
【0867】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図109A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図109B)およびFACS分析に使用した。
【0868】
これらの実験は、cp6395が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0869】
(実施例110)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376396)を、発現した<配列番号219;cp6396>;
【0870】
【化219】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
cp6396ヌクレオチド配列<配列番号220>は、以下である:
【0871】
【化220】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.6095)。
【0872】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図110A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図110B)およびFACS分析に使用した。
【0873】
これらの実験は、cp6396が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0874】
(実施例111)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376408)を、発現した<配列番号221;cp6408>;
【0875】
【化221】
Figure 2004502415
cp6408ヌクレオチド配列<配列番号222>は、以下である:
【0876】
【化222】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.2171)。
【0877】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物(図111A)およびhisタグ化融合体としても精製した。このhisタグタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図111B)およびFACS分析に使用した。
【0878】
これらの実験は、cp6408が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0879】
(実施例112)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376430)を、発現した<配列番号223;cp6430>;
【0880】
【化223】
Figure 2004502415
cp6430ヌクレオチド配列<配列番号224>は、以下である:
【0881】
【化224】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.5140)。
【0882】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図112A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図112B)およびFACS分析に使用した。
【0883】
これらの実験は、cp6430が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0884】
(実施例113)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376439)を、発現した<配列番号225;cp6439>;
【0885】
【化225】
Figure 2004502415
cp6439ヌクレオチド配列<配列番号226>は、以下である:
【0886】
【化226】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.1628)。
【0887】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図113A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図113B)およびFACS分析に使用した。
【0888】
これらの実験は、cp6439が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0889】
(実施例114)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376440)を、発現した<配列番号227;cp6440>;
【0890】
【化227】
Figure 2004502415
cp6440ヌクレオチド配列<配列番号228>は、以下である:
【0891】
【化228】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.0481)。
【0892】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物(図114A)としておよびhisタグ化産物としても精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図114B)およびFACS分析に使用した。
【0893】
これらの実験は、cp6440が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0894】
(実施例115)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376475)を、発現した<配列番号229;cp6475>;
【0895】
【化229】
Figure 2004502415
cp6475ヌクレオチド配列<配列番号230>は、以下である:
【0896】
【化230】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜と推定する(0.5373)。
【0897】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図115A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図115B)およびFACS分析に使用した。
【0898】
これらの実験は、cp6475が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0899】
(実施例116)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376482)を、発現した<配列番号231;cp6482>;
【0900】
【化231】
Figure 2004502415
cp6482ヌクレオチド配列<配列番号232>は、以下である:
【0901】
【化232】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質と推定する(0.4607)。
【0902】
このタンパク質を、E.coliにおいて発現し、そしてGST癒合産物として精製した(図116A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫した。このマウスの血清を、ウエスタンブロット(図116B)およびFACS分析に使用した。
【0903】
これらの実験は、cp6482が、表面に曝露され、そして免疫アクセス可能なタンパク質であること、およびこれが、免疫源として有用であることを示す。これらの特性は、配列単独から明白ではない。
【0904】
(実施例117)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376486)が発現された(配列番号233;cp6486):
【0905】
【化233】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
cp6486ヌクレオチド配列(配列番号234)は、以下である:
【0906】
【化234】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.7474)を予測する。
【0907】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図117A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図117B)およびFACS分析に使用した。
【0908】
これらの実験は、cp6486が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0909】
(実施例118)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376526)が発現された(配列番号235;cp6526):
【0910】
【化235】
Figure 2004502415
cp6526ヌクレオチド配列(配列番号236)は、以下である:
【0911】
【化236】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質(0.1296)を予測する。
【0912】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物(図118A)として、およびヒスチジン(his)タグ化産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図118B)およびFACS分析に使用した。
【0913】
これらの実験は、cp6526が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0914】
(実施例119)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376528)が発現された(配列番号237;cp6528):
【0915】
【化237】
Figure 2004502415
cp6528ヌクレオチド配列(配列番号238)は、以下である:
【0916】
【化238】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質(0.1668)を予測する。
【0917】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図119A)この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図119B)およびFACS分析に使用した。
【0918】
これらの実験は、cp6528が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0919】
(実施例120)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376627)が発現された(配列番号239;cp6627):
【0920】
【化239】
Figure 2004502415
cp6627ヌクレオチド配列(配列番号240)は、以下である:
【0921】
【化240】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.7198)を予測する。
【0922】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図120A)この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図120B)およびFACS分析に使用した。
【0923】
これらの実験は、cp6627が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0924】
(実施例121)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376629)が発現された(配列番号241;cp6629):
【0925】
【化241】
Figure 2004502415
cp6629ヌクレオチド配列(配列番号242)は、以下である:
【0926】
【化242】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.5776)を予測する。
【0927】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合タンパク質として精製した(図121A)この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図121B)およびFACS分析に使用した。
【0928】
これらの実験は、cp6629が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0929】
(実施例122)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376732)が発現された(配列番号243;cp6732):
【0930】
【化243】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
cp6732ヌクレオチド配列(配列番号244)は、以下である:
【0931】
【化244】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質(0.2196)を予測する。
【0932】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図122A)この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図122B)およびFACS分析に使用した。
【0933】
これらの実験は、cp6732が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0934】
(実施例123)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376738)が発現された(配列番号245;cp6738):
【0935】
【化245】
Figure 2004502415
cp6738ヌクレオチド配列(配列番号246)は、以下である:
【0936】
【化246】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質(0.1587)を予測する。
【0937】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図123A)この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図123B)およびFACS分析に使用した。
【0938】
これらの実験は、cp6738が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0939】
(実施例124)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376739)が発現された(配列番号247;cp6739):
【0940】
【化247】
Figure 2004502415
cp6739ヌクレオチド配列(配列番号248)は、以下である:
【0941】
【化248】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.2190)を予測する。
【0942】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図124A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図124B)およびFACS分析に使用した。
【0943】
これらの実験は、cp6739が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0944】
(実施例125)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376741)が発現された(配列番号249;cp6741):
【0945】
【化249】
Figure 2004502415
cp6741ヌクレオチド配列(配列番号250)は、以下である:
【0946】
【化250】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.2869)を予測する。
【0947】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図125A)この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図125B)およびFACS分析に使用した。
【0948】
これらの実験は、cp6741が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0949】
(実施例126)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376742)が発現された(配列番号251;cp6742):
【0950】
【化251】
Figure 2004502415
cp6742ヌクレオチド配列(配列番号252)は、以下である:
【0951】
【化252】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.2338)を予測する。
【0952】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図126A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図126B)およびFACS分析に使用した。
【0953】
これらの実験は、cp6742が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0954】
(実施例127)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376744)が発現された(配列番号253;cp6744):
【0955】
【化253】
Figure 2004502415
cp6744ヌクレオチド配列(配列番号254)は、以下である:
【0956】
【化254】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質(0.3833)を予測する。
【0957】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図127A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図127B)およびFACS分析に使用した。
【0958】
これらの実験は、cp6744が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0959】
(実施例128)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376745)が発現された(配列番号255;cp6745):
【0960】
【化255】
Figure 2004502415
cp6745ヌクレオチド配列(配列番号256)は、以下である:
【0961】
【化256】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.2253)を予測する。
【0962】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図128A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図128B)およびFACS分析に使用した。
【0963】
これらの実験は、cp6745が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0964】
(実施例129)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376747)が発現された(配列番号257;cp6747):
【0965】
【化257】
Figure 2004502415
cp6747ヌクレオチド配列(配列番号258)は、以下である:
【0966】
【化258】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.1447)を予測する。
【0967】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物(図129A)として、およびヒスチジン(his)タグ化産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図129B)およびFACS分析に使用した。
【0968】
これらの実験は、cp6747が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0969】
(実施例130)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376756)が発現された(配列番号259;cp6756):
【0970】
【化259】
Figure 2004502415
cp6756ヌクレオチド配列(配列番号260)は、以下である:
【0971】
【化260】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.3994)を予測する。
【0972】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図130A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図130B)およびFACS分析に使用した。
【0973】
これらの実験は、cp6756が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0974】
(実施例131)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376761)が発現された(配列番号261;cp6761):
【0975】
【化261】
Figure 2004502415
cp6761ヌクレオチド配列(配列番号262)は、以下である:
【0976】
【化262】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.1574)を予測する。
【0977】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物(図131A)として、ヒスチジン(his)タグ化産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図131B)およびFACS分析に使用した。
【0978】
これらの実験は、cp6761が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0979】
(実施例132)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376766)が発現された(配列番号263;cp6766):
【0980】
【化263】
Figure 2004502415
cp6766ヌクレオチド配列(配列番号264)は、以下である:
【0981】
【化264】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.6158)を予測する。
【0982】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物(図132A)として、およびヒスチジン(his)タグ化産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図132B)およびFACS分析に使用した。
【0983】
これらの実験は、cp6766が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0984】
(実施例133)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376804)が発現された(配列番号265;cp6804):
【0985】
【化265】
Figure 2004502415
cp6804ヌクレオチド配列(配列番号266)は、以下である:
【0986】
【化266】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.060)を予測する。
【0987】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図133A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図133B)およびFACS分析に使用した。
【0988】
これらの実験は、cp6804が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0989】
(実施例134)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376805)が発現された(配列番号267;cp6805):
【0990】
【化267】
Figure 2004502415
cp6805ヌクレオチド配列(配列番号268)は、以下である:
【0991】
【化268】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.711)を予測する。
【0992】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図134A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図134B)およびFACS分析に使用した。
【0993】
これらの実験は、cp6805が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0994】
(実施例135)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376813)が発現された(配列番号269;cp6813):
【0995】
【化269】
Figure 2004502415
cp6813ヌクレオチド配列(配列番号270)は、以下である:
【0996】
【化270】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.4291)を予測する。
【0997】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図135A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図135B)およびFACS分析に使用した。
【0998】
これらの実験は、cp6813が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【0999】
(実施例136)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376844)が発現された(配列番号271;cp6844):
【1000】
【化271】
Figure 2004502415
cp6844ヌクレオチド配列(配列番号272)は、以下である:
【1001】
【化272】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.1786)を予測する。
【1002】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物(図136A)として、およびヒスチジンタグ化産物として精製した。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図136B)およびFACS分析に使用した。
【1003】
これらの実験は、cp6844が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【1004】
(実施例137)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377201)が発現された(配列番号273;cp7201):
【1005】
【化273】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
cp7201ヌクレオチド配列(配列番号274)は、以下である:
【1006】
【化274】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.3102)を予測する。
【1007】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図137A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図137B)およびFACS分析に使用した。
【1008】
これらの実験は、cp7201が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【1009】
(実施例138)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377251)が発現された(配列番号275;cp7251):
【1010】
【化275】
Figure 2004502415
cp7251ヌクレオチド配列(配列番号276)は、以下である:
【1011】
【化276】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.4545)を予測する。
【1012】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図138A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図138B)およびFACS分析に使用した。
【1013】
これらの実験は、cp7251が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【1014】
(実施例139)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377288)が発現された(配列番号277;cp7288):
【1015】
【化277】
Figure 2004502415
cp7288ヌクレオチド配列(配列番号278)は、以下である:
【1016】
【化278】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.5989)を予測する。
【1017】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図139A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図139B)およびFACS分析に使用した。
【1018】
これらの実験は、cp7288が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【1019】
(実施例140)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377359)が発現された(配列番号279;cp7359):
【1020】
【化279】
Figure 2004502415
cp7359ヌクレオチド配列(配列番号280)は、以下である:
【1021】
【化280】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜(0.7453)を予測する。
【1022】
このタンパク質を、E.coliで発現させ、そしてGST融合産物として精製した(図140A)。この組換えタンパク質を使用して、マウスを免疫し、このマウスの血清をウェスタンブロット(図140B)およびFACS分析に使用した。
【1023】
これらの実験は、cp7359が表面に露出しており、そして免疫接触可能タンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列のみからは明らかではない。
【1024】
(実施例141)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377374)が発現された(配列番号281;cp7374):
【1025】
【化281】
Figure 2004502415
cp7374ヌクレオチド配列(配列番号282)は、以下である:
【1026】
【化282】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質(0.2930)を予測する。
【1027】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、GST融合産物として(図141A)、またhisタグ化形態で精製した。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図141B)、およびFACS分析のために使用した。
【1028】
これらの実験は、cp7374が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能な(immunoaccessible)タンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1029】
(実施例142)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377377)が発現された(配列番号283;cp7377):
【1030】
【化283】
Figure 2004502415
cp7377ヌクレオチド配列(配列番号284)は以下である:
【1031】
【化284】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.2926)。
【1032】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、GST融合産物として(図142A)、またhisタグ化形態で精製した。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図142B)、およびFACS分析のために使用した。
【1033】
これらの実験は、cp7377が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1034】
(実施例143)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377407)が発現された(配列番号285;cp7407):
【1035】
【化285】
Figure 2004502415
cp7407ヌクレオチド配列(配列番号286)は以下である:
【1036】
【化286】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.1319)。
【1037】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、GST融合産物として精製した(図143A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図143B)、およびFACS分析のために使用した。
【1038】
これらの実験は、cp7407が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1039】
(実施例144)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376432)が発現された(配列番号287;cp6432):
【1040】
【化287】
Figure 2004502415
cp6432ヌクレオチド配列(配列番号288)は以下である:
【1041】
【化288】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.5394)。
【1042】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図144A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図144B)、およびFACS分析のために使用した。
【1043】
これらの実験は、cp6432が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1044】
(実施例145)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376433)が発現された(配列番号289;cp6433):
【1045】
【化289】
Figure 2004502415
cp6433ヌクレオチド配列(配列番号290)は以下である:
【1046】
【化290】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.4068)。
【1047】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図145A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図145B)、およびFACS分析のために使用した。
【1048】
これらの実験は、cp6433が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1049】
(実施例146)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376643)が発現された(配列番号291;cp6643):
【1050】
【化291】
Figure 2004502415
cp6643ヌクレオチド配列(配列番号292)は以下である:
【1051】
【化292】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.6859)。
【1052】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図146A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図146B)、およびFACS分析のために使用した。
【1053】
これらの実験は、cp6643が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1054】
(実施例147)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376722)が発現された(配列番号293;cp6722):
【1055】
【化293】
Figure 2004502415
cp6722ヌクレオチド配列(配列番号294)は以下である:
【1056】
【化294】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.6668)。
【1057】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図147A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図147B)、およびFACS分析のために使用した。
【1058】
これらの実験は、cp6722が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1059】
(実施例148)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377253)が発現された(配列番号295;cp7253):
【1060】
【化295】
Figure 2004502415
cp7253ヌクレオチド配列(配列番号296)は以下である:
【1061】
【化296】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.5394)。
【1062】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図148A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図148B)、およびFACS分析のために使用した。
【1063】
これらの実験は、cp7253が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1064】
(実施例149)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376264)が発現された(配列番号297;cp6264):
【1065】
【化297】
Figure 2004502415
cp6264ヌクレオチド配列(配列番号298)は以下である:
【1066】
【化298】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.2817)。
【1067】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図149A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図149B)、およびFACS分析のために使用した。
【1068】
これらの実験は、cp6264が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1069】
(実施例150)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376266)が発現された(配列番号299;cp6266):
【1070】
【化299】
Figure 2004502415
cp6266ヌクレオチド配列(配列番号300)は以下である:
【1071】
【化300】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.3590)。
【1072】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図150A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図150)、およびFACS分析のために使用した。
【1073】
これらの実験は、cp6266が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1074】
(実施例151)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376895)が発現された(配列番号301;cp6895):
【1075】
【化301】
Figure 2004502415
cp6895ヌクレオチド配列(配列番号302)は以下である:
【1076】
【化302】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.3264)。
【1077】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図151A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図151B)、およびFACS分析のために使用した。
【1078】
これらの実験は、cp6895が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1079】
(実施例152および実施例153)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376282)が発現された(配列番号303;cp6282):
【1080】
【化303】
Figure 2004502415
cp6282ヌクレオチド配列(配列番号304)は以下である:
【1081】
【化304】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.362)。
【1082】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377373)もまた発現された(配列番号305;cp7373):
【1083】
【化305】
Figure 2004502415
cp7373ヌクレオチド配列(配列番号306)は以下である:
【1084】
【化306】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.1069)。
【1085】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこれらのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図152A;6282=レーン8および9;7373=レーン2〜4)。これらの組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図152Bおよび153)、およびFACS分析のために使用した。
【1086】
これらの実験は、cp6282およびcp7373が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1087】
(実施例154、実施例155、実施例156、実施例157および実施例158)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376412)が発現された(配列番号307;cp6412):
【1088】
【化307】
Figure 2004502415
cp6412ヌクレオチド配列(配列番号308)は以下である:
【1089】
【化308】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.4864)。
【1090】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376431)もまた発現された(配列番号309;cp6431):
【1091】
【化309】
Figure 2004502415
cp6431ヌクレオチド配列(配列番号310)は以下である:
【1092】
【化310】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.2115)。
【1093】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376443)もまた発現された(配列番号311;cp6443):
【1094】
【化311】
Figure 2004502415
 cp6443ヌクレオチド配列(配列番号312)は以下である:
【1095】
【化312】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.5585)。
【1096】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376496)もまた発現された(配列番号313;cp6496):
【1097】
【化313】
Figure 2004502415
cp6496ヌクレオチド配列(配列番号314)は以下である:
【1098】
【化314】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.5989)。
【1099】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376654)もまた発現された(配列番号315;cp6654):
【1100】
【化315】
Figure 2004502415
cp6654ヌクレオチド配列(配列番号316)は以下である:
【1101】
【化316】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.0730)。
【1102】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこれらのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図154A;6412=レーン2〜3;6431=レーン11〜12;6443=レーン5〜6;6496=レーン8〜9;6654=レーン10;レーン1、4、7におけるマーカー)。これらの組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図154Bおよび155、156、157および158)、およびFACS分析のために使用した。
【1103】
これらの実験は、cp6412、cp6431、cp6443、cp6496およびcp6654が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、これらの配列からだけでは明らかとならない。
【1104】
(実施例159および実施例160)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376477)が発現された(配列番号317;cp6477):
【1105】
【化317】
Figure 2004502415
cp6477ヌクレオチド配列(配列番号318)は以下である:
【1106】
【化318】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.128)。
【1107】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376435)もまた発現された(配列番号319;cp6435):
【1108】
【化319】
Figure 2004502415
cp6435ヌクレオチド配列(配列番号320)は以下である:
【1109】
【化320】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞膜周辺腔を予測する(0.4044)。
【1110】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこれらのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図159A;6435=レーン2〜4;6477=レーン5〜7)。これらの組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図159Bおよび160)、およびFACS分析のために使用した。
【1111】
これらの実験は、cp6477およびcp6435が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1112】
(実施例161、実施例162および実施例163)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376441)が発現された(配列番号321;cp6441):
【1113】
【化321】
Figure 2004502415
cp6441ヌクレオチド配列(配列番号322)は以下である:
【1114】
【化322】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細菌内膜を予測する(0.132)。
【1115】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376748)もまた発現された(配列番号323;cp6748):
【1116】
【化323】
Figure 2004502415
cp6748ヌクレオチド配列(配列番号324)は以下である:
【1117】
【化324】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.170)。
【1118】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376881)もまた発現された(配列番号325;cp6881):
【1119】
【化325】
Figure 2004502415
cp6881ヌクレオチド配列(配列番号326)は以下である:
【1120】
【化326】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.249)。
【1121】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこれらのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図161A;6441=レーン7〜9;6748=レーン2〜3;6881=レーン4〜6)。これらの組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図161B、162および163)、およびFACS分析のために使用した。
【1122】
これらの実験は、cp6441、cp6748およびcp6881が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1123】
(実施例164、実施例165および実施例166)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376444)が発現された(配列番号327;cp6444):
【1124】
【化327】
Figure 2004502415
cp6444ヌクレオチド配列(配列番号328)は以下である:
【1125】
【化328】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.2031)。
【1126】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376413)もまた発現された(配列番号329;cp6413):
【1127】
【化329】
Figure 2004502415
cp6413ヌクレオチド配列(配列番号330)は以下である:
【1128】
【化330】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.6180)。
【1129】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377391)もまた発現された(配列番号331;cp7391):
【1130】
【化331】
Figure 2004502415
cp7391ヌクレオチド配列(配列番号332)は以下である:
【1131】
【化332】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.1489)。
【1132】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこれらのタンパク質を、hisタグ化産物およびGST融合産物として精製した(図164A;6444=レーン11〜12;7391=レーン2〜3;6413=レーン4〜6)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図164B、165および166)、およびFACS分析のために使用した。
【1133】
これらの実験は、cp6444、cp6413およびcp7391が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1134】
(実施例167、実施例168、実施例169および実施例170)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376463)が発現された(配列番号333;cp6463):
【1135】
【化333】
Figure 2004502415
cp6463ヌクレオチド配列(配列番号334)は以下である:
【1136】
【化334】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.1510)。
【1137】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376540)もまた発現された(配列番号335;cp6540):
【1138】
【化335】
Figure 2004502415
cp6540ヌクレオチド配列(配列番号336)は以下である:
【1139】
【化336】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.3086)。
【1140】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376743)もまた発現された(配列番号337;cp6743):
【1141】
【化337】
Figure 2004502415
cp6743ヌクレオチド配列(配列番号338)は以下である:
【1142】
【化338】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.2769)。
【1143】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377041)もまた発現された(配列番号339;cp7041):
【1144】
【化339】
Figure 2004502415
 cp7041ヌクレオチド配列(配列番号340)は以下である:
【1145】
【化340】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.1022)。
【1146】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこれらのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図167A;6463=レーン2〜4;6540=レーン5〜7;6743=レーン8〜9;7041=レーン10〜11)。これらの組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図167B、168、169および170)、およびFACS分析のために使用した。
【1147】
これらの実験は、cp6463、cp6540、cp6743およびcp7041が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1148】
(実施例171、実施例172および実施例173)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376632)が発現された(配列番号341;cp6632):
【1149】
【化341】
Figure 2004502415
cp6632ヌクレオチド配列(配列番号342)は以下である:
【1150】
【化342】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.3627)。
【1151】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376648)もまた発現された(配列番号343;cp6648):
【1152】
【化343】
Figure 2004502415
 cp6648ヌクレオチド配列(配列番号344)は以下である:
【1153】
【化344】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.6074)。
【1154】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376497)もまた発現された(配列番号345;cp6497):
【1155】
【化345】
Figure 2004502415
cp6497ヌクレオチド配列(配列番号346)は以下である:
【1156】
【化346】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.145)。
【1157】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこれらのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図171A;6632=レーン5〜7;6648=レーン8〜10;6497=レーン2〜4)。これらの組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図171B、172および173)、およびFACS分析のために使用した。
【1158】
これらの実験は、cp6632、cp6648およびcp6497が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1159】
(実施例174、実施例175、実施例176、実施例177および実施例178)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377200)が発現された(配列番号347;cp7200):
【1160】
【化347】
Figure 2004502415
cp7200ヌクレオチド配列(配列番号348)は以下である:
【1161】
【化348】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.3672)。
【1162】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377235)もまた発現された(配列番号349;cp7235):
【1163】
【化349】
Figure 2004502415
cp7235ヌクレオチド配列(配列番号350)は以下である:
【1164】
【化350】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.3214)。
【1165】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377268)もまた発現された(配列番号351;cp7268):
【1166】
【化351】
Figure 2004502415
cp7268ヌクレオチド配列(配列番号352)は以下である:
【1167】
【化352】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.1235)。
【1168】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377375)もまた発現された(配列番号353;cp7375):
【1169】
【化353】
Figure 2004502415
cp7375ヌクレオチド配列(配列番号354)は以下である:
【1170】
【化354】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.0049)。
【1171】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377388)もまた発現された(配列番号355;cp7388):
【1172】
【化355】
Figure 2004502415
cp7388ヌクレオチド配列(配列番号356)は以下である:
【1173】
【化356】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.461)。
【1174】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこれらのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図174;7200=レーン2〜3;7236=レーン4〜5;7268=レーン6〜8;7375=レーン9〜10;7388=レーン11〜12)。これらの組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図174、175、176、177および178)、およびFACS分析のために使用した。
【1175】
これらの実験は、cp7200、cp7235、cp7268、cp7375およびcp7388が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1176】
(実施例179)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376723)が発現された(配列番号357;cp6723):
【1177】
【化357】
Figure 2004502415
cp6723ヌクレオチド配列(配列番号358)は以下である:
【1178】
【化358】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.6095)。
【1179】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図179A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図179B)、およびFACS分析のために使用した。
【1180】
これらの実験は、cp6723が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1181】
(実施例180)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376749)が発現された(配列番号359;cp6749):
【1182】
【化359】
Figure 2004502415
 cp6749ヌクレオチド配列(配列番号360)は以下である:
【1183】
【化360】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.2996)。
【1184】
タンパク質は、E.coliにおいて発現され、そしてこのタンパク質を、hisタグ化産物として精製した(図180A)。この組換えタンパク質を使用してマウスを免疫し、このマウスの血清を、ウエスタンブロットにおいて(図180B)、およびFACS分析のために使用した。
【1185】
これらの実験は、cp6749が表面曝露され、かつ免疫アクセス可能なタンパク質であり、そして有用な免疫原であることを示している。これらの特性は、配列からだけでは明らかとならない。
【1186】
(実施例181、実施例182、実施例183、実施例184および実施例185)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376301)が発現された(配列番号361;cp6301):
【1187】
【化361】
Figure 2004502415
cp6301ヌクレオチド配列(配列番号362)は以下である:
【1188】
【化362】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、細胞質を予測する(0.4621)。
【1189】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376558)もまた発現された(配列番号363;cp6558):
【1190】
【化363】
Figure 2004502415
cp6558ヌクレオチド配列(配列番号364)は以下である:
【1191】
【化364】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.4630)。
【1192】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376630)もまた発現された(配列番号365;cp6630):
【1193】
【化365】
Figure 2004502415
cp6630ヌクレオチド配列(配列番号366)は以下である:
【1194】
【化366】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.7092)。
【1195】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376633)もまた発現された(配列番号367;cp6633):
【1196】
【化367】
Figure 2004502415
cp6633ヌクレオチド配列(配列番号368)は以下である:
【1197】
【化368】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは、内膜を予測する(0.7283)。
【1198】
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376642)もまた発現された(配列番号369;cp6642):
【1199】
【化369】
Figure 2004502415
cp6642ヌクレオチド配列(配列番号370)は、以下である:
【1200】
【化370】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは内膜を予測する(0.5288)。
【1201】
このタンパク質をE.coli中で発現させ、GST融合産物として精製した。組換えタンパク質を、マウスを免疫するために使用し、その血清をウエスタンブロット(図181〜185)およびFACS分析に使用した。
【1202】
これらの実験は、cp6301、cp6558、cp6630、cp6633およびcp6642が表面露出され、免疫利用可能なタンパク質であり、そしてこれらが有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、これらの配列単独からは明らかでない。
【1203】
(実施例186)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376389)を発現した(配列番号371;cp6389):
【1204】
【化371】
Figure 2004502415
cp6389ヌクレオチド配列(配列番号372)は、以下である:
【1205】
【化372】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは細胞質を予測する(0.3193)。
【1206】
このタンパク質をE.coli中で発現させ、GST融合産物として(図186A)、そしてまたhisタグ化形態で精製した。組換えタンパク質を、マウスを免疫するために使用し、その血清をウエスタンブロット(図186B)およびFACS分析に使用した。
【1207】
これらの実験は、cp6389が表面露出され、免疫利用可能なタンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、この配列単独からは明らかでない。
【1208】
(実施例187)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376792)を発現した(配列番号373;cp6792):
【1209】
【化373】
Figure 2004502415
cp6792ヌクレオチド配列(配列番号374)は、以下である:
【1210】
【化374】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは細胞質を予測する(0.180)。
【1211】
このタンパク質をE.coli中で発現させ、hisタグ化産物として精製した(図187A;レーン2〜4)。組換えタンパク質を、マウスを免疫するために使用し、その血清をウエスタンブロット(図187B)およびFACS分析に使用した。
【1212】
これらの実験は、cp6792が表面露出され、免疫利用可能なタンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、この配列単独からは明らかでない。
【1213】
(実施例188)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376868)を発現した(配列番号375;cp6868):
【1214】
【化375】
Figure 2004502415
cp6868ヌクレオチド配列(配列番号376)は、以下である:
【1215】
【化376】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは細菌の細胞質を予測する(0.325)。
【1216】
このタンパク質をE.coli中で発現させ、hisタグ化産物として精製した(図188A;レーン2〜3)。組換えタンパク質を、マウスを免疫するために使用し、その血清をウエスタンブロット(図188B)およびFACS分析に使用した。
【1217】
これらの実験は、cp6868が表面露出され、免疫利用可能なタンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、この配列単独からは明らかでない。
【1218】
(実施例189)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4376894)を発現した(配列番号377;cp6894):
【1219】
【化377】
Figure 2004502415
cp6894ヌクレオチド配列(配列番号378)は、以下である:
【1220】
【化378】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムは内膜を予測する(0.162)。
【1221】
このタンパク質をE.coli中で発現し、hisタグ化産物として(図189A)、そしてまたGST/his形態で精製した。組換えタンパク質を、マウスを免疫するために使用し、その血清をウエスタンブロット(図189B)およびFACS分析に使用した。
【1222】
これらの実験は、cp6894が表面露出され、免疫利用可能なタンパク質であり、そしてこれが有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、この配列単独からは明らかでない。
【1223】
(実施例190)
以下のC.pneumoniaeタンパク質(PID 4377193)を、2D−PAGE実験において同定した(配列番号379;cp7193):
【1224】
【化379】
Figure 2004502415
推定リーダーペプチドに下線を引く。
【1225】
cp7193ヌクレオチド配列(配列番号380)は、以下である:
【1226】
【化380】
Figure 2004502415
PSORTアルゴリズムはペリプラズムを予測する(0.925)。
【1227】
これは、cp7193が、EBにおいて免疫利用可能なタンパク質であり、これが有用な免疫原であることを示す。これらの特性は、タンパク質の配列単独からは明らかでない。
【1228】
本発明が、例のみのために記載されており、そして改変が本発明の精神および範囲内に維持されながらなされ得ることが、理解される。
【1229】
表II−Cpn遺伝子を増幅するために用いられたプライマーの配列
【1230】
【表2】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
Figure 2004502415
表III−FACS分析での最良の結果を有するタンパク質
【1231】
【表3】
Figure 2004502415
Figure 2004502415
表IV−C.trachomatisにおいて見出されないFACS陽性タンパク質
【1232】
【表4】
Figure 2004502415
表V−2D電気泳動に続くMALDI−TOFによって同定されたタンパク質
【1233】
【表5】
Figure 2004502415

【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、実施例1に関するデータを示す。
【図2】
図2は、実施例2に関するデータを示す。
【図3】
図3は、実施例3に関するデータを示す。
【図4】
図4は、実施例4に関するデータを示す。
【図5】
図5は、実施例5に関するデータを示す。
【図6】
図6は、実施例6に関するデータを示す。
【図7】
図7は、実施例7に関するデータを示す。
【図8】
図8は、実施例8に関するデータを示す。
【図9】
図9は、実施例9に関するデータを示す。
【図10】
図10は、実施例10に関するデータを示す。
【図11】
図11は、実施例11に関するデータを示す。
【図12】
図12は、実施例12に関するデータを示す。
【図13】
図13は、実施例13に関するデータを示す。
【図14】
図14は、実施例14に関するデータを示す。
【図15】
図15は、実施例15に関するデータを示す。
【図16】
図16は、実施例16に関するデータを示す。
【図17】
図17は、実施例17に関するデータを示す。
【図18】
図18は、実施例18に関するデータを示す。
【図19】
図19は、実施例19に関するデータを示す。
【図20】
図20は、実施例20に関するデータを示す。
【図21】
図21は、実施例21に関するデータを示す。
【図22】
図22は、実施例22に関するデータを示す。
【図23】
図23は、実施例23に関するデータを示す。
【図24】
図24は、実施例24に関するデータを示す。
【図25】
図25は、実施例25に関するデータを示す。
【図26】
図26は、実施例26に関するデータを示す。
【図27】
図27は、実施例27に関するデータを示す。
【図28】
図28は、実施例28に関するデータを示す。
【図29】
図29は、実施例29に関するデータを示す。
【図30】
図30は、実施例30に関するデータを示す。
【図31】
図31は、実施例31に関するデータを示す。
【図32】
図32は、実施例32に関するデータを示す。
【図33】
図33は、実施例33に関するデータを示す。
【図34】
図34は、実施例34に関するデータを示す。
【図35】
図35は、実施例35に関するデータを示す。
【図36】
図36は、実施例36に関するデータを示す。
【図37】
図37は、実施例37に関するデータを示す。
【図38】
図38は、実施例38に関するデータを示す。
【図39】
図39は、実施例39に関するデータを示す。
【図40】
図40は、実施例40に関するデータを示す。
【図41】
図41は、実施例41に関するデータを示す。
【図42】
図42は、実施例42に関するデータを示す。
【図43】
図43は、実施例43に関するデータを示す。
【図44】
図44は、実施例44に関するデータを示す。
【図45】
図45は、実施例45に関するデータを示す。
【図46】
図46は、実施例46に関するデータを示す。
【図47】
図47は、実施例47に関するデータを示す。
【図48】
図48は、実施例48に関するデータを示す。
【図49】
図49は、実施例49に関するデータを示す。
【図50】
図50は、実施例50に関するデータを示す。
【図51】
図51は、実施例51に関するデータを示す。
【図52】
図52は、実施例52に関するデータを示す。
【図53】
図53は、実施例53に関するデータを示す。
【図54】
図54は、実施例54に関するデータを示す。
【図55】
図55は、実施例55に関するデータを示す。
【図56】
図56は、実施例56に関するデータを示す。
【図57】
図57は、実施例57に関するデータを示す。
【図58】
図58は、実施例58に関するデータを示す。
【図59】
図59は、実施例59に関するデータを示す。
【図60】
図60は、実施例60に関するデータを示す。
【図61】
図61は、実施例61に関するデータを示す。
【図62】
図62は、実施例62に関するデータを示す。
【図63】
図63は、実施例63に関するデータを示す。
【図64】
図64は、実施例64に関するデータを示す。
【図65】
図65は、実施例65に関するデータを示す。
【図66】
図66は、実施例66に関するデータを示す。
【図67】
図67は、実施例67に関するデータを示す。
【図68】
図68は、実施例68に関するデータを示す。
【図69】
図69は、実施例69に関するデータを示す。
【図70】
図70は、実施例70に関するデータを示す。
【図71】
図71は、実施例71に関するデータを示す。
【図72】
図72は、実施例72に関するデータを示す。
【図73】
図73は、実施例73に関するデータを示す。
【図74】
図74は、実施例74に関するデータを示す。
【図75】
図75は、実施例75に関するデータを示す。
【図76】
図76は、実施例76に関するデータを示す。
【図77】
図77は、実施例77に関するデータを示す。
【図78】
図78は、実施例78に関するデータを示す。
【図79】
図79は、実施例79に関するデータを示す。
【図80】
図80は、実施例80に関するデータを示す。
【図81】
図81は、実施例81に関するデータを示す。
【図82】
図82は、実施例82に関するデータを示す。
【図83】
図83は、実施例83に関するデータを示す。
【図84】
図84は、実施例84に関するデータを示す。
【図85】
図85は、実施例85に関するデータを示す。
【図86】
図86は、実施例86に関するデータを示す。
【図87】
図87は、実施例87に関するデータを示す。
【図88】
図88は、実施例88に関するデータを示す。
【図89】
図89は、実施例89に関するデータを示す。
【図90】
図90は、実施例90に関するデータを示す。
【図91】
図91は、実施例91に関するデータを示す。
【図92】
図92は、実施例92に関するデータを示す。
【図93】
図93は、実施例93に関するデータを示す。
【図94】
図94は、実施例94に関するデータを示す。
【図95】
図95は、実施例95に関するデータを示す。
【図96】
図96は、実施例96に関するデータを示す。
【図97】
図97は、実施例97に関するデータを示す。
【図98】
図98は、実施例98に関するデータを示す。
【図99】
図99は、実施例99に関するデータを示す。
【図100】
図100は、実施例100に関するデータを示す。
【図101】
図101は、実施例101に関するデータを示す。
【図102】
図102は、実施例102に関するデータを示す。
【図103】
図103は、実施例103に関するデータを示す。
【図104】
図104は、実施例104に関するデータを示す。
【図105】
図105は、実施例105に関するデータを示す。
【図106】
図106は、実施例106に関するデータを示す。
【図107】
図107は、実施例107に関するデータを示す。
【図108】
図108は、実施例108に関するデータを示す。
【図109】
図109は、実施例109に関するデータを示す。
【図110】
図110は、実施例110に関するデータを示す。
【図111】
図111は、実施例111に関するデータを示す。
【図112】
図112は、実施例112に関するデータを示す。
【図113】
図113は、実施例113に関するデータを示す。
【図114】
図114は、実施例114に関するデータを示す。
【図115】
図115は、実施例115に関するデータを示す。
【図116】
図116は、実施例116に関するデータを示す。
【図117】
図117は、実施例117に関するデータを示す。
【図118】
図118は、実施例118に関するデータを示す。
【図119】
図119は、実施例119に関するデータを示す。
【図120】
図120は、実施例120に関するデータを示す。
【図121】
図121は、実施例121に関するデータを示す。
【図122】
図122は、実施例122に関するデータを示す。
【図123】
図123は、実施例123に関するデータを示す。
【図124】
図124は、実施例124に関するデータを示す。
【図125】
図125は、実施例125に関するデータを示す。
【図126】
図126は、実施例126に関するデータを示す。
【図127】
図127は、実施例127に関するデータを示す。
【図128】
図128は、実施例128に関するデータを示す。
【図129】
図129は、実施例129に関するデータを示す。
【図130】
図130は、実施例130に関するデータを示す。
【図131】
図131は、実施例131に関するデータを示す。
【図132】
図132は、実施例132に関するデータを示す。
【図133】
図133は、実施例133に関するデータを示す。
【図134】
図134は、実施例134に関するデータを示す。
【図135】
図135は、実施例135に関するデータを示す。
【図136】
図136は、実施例136に関するデータを示す。
【図137】
図137は、実施例137に関するデータを示す。
【図138】
図138は、実施例138に関するデータを示す。
【図139】
図139は、実施例139に関するデータを示す。
【図140】
図140は、実施例140に関するデータを示す。
【図141】
図141は、実施例141に関するデータを示す。
【図142】
図142は、実施例142に関するデータを示す。
【図143】
図143は、実施例143に関するデータを示す。
【図144】
図144は、実施例144に関するデータを示す。
【図145】
図145は、実施例145に関するデータを示す。
【図146】
図146は、実施例146に関するデータを示す。
【図147】
図147は、実施例147に関するデータを示す。
【図148】
図148は、実施例148に関するデータを示す。
【図149】
図149は、実施例149に関するデータを示す。
【図150】
図150は、実施例150に関するデータを示す。
【図151】
図151は、実施例151に関するデータを示す。
【図152】
図152は、実施例152に関するデータを示す。
【図153】
図153は、実施例153に関するデータを示す。
【図154】
図154は、実施例154に関するデータを示す。
【図155】
図155は、実施例155に関するデータを示す。
【図156】
図156は、実施例156に関するデータを示す。
【図157】
図157は、実施例157に関するデータを示す。
【図158】
図158は、実施例158に関するデータを示す。
【図159】
図159は、実施例159に関するデータを示す。
【図160】
図160は、実施例160に関するデータを示す。
【図161】
図161は、実施例161に関するデータを示す。
【図162】
図162は、実施例162に関するデータを示す。
【図163】
図163は、実施例163に関するデータを示す。
【図164】
図164は、実施例164に関するデータを示す。
【図165】
図165は、実施例165に関するデータを示す。
【図166】
図166は、実施例166に関するデータを示す。
【図167】
図167は、実施例167に関するデータを示す。
【図168】
図168は、実施例168に関するデータを示す。
【図169】
図169は、実施例169に関するデータを示す。
【図170】
図170は、実施例170に関するデータを示す。
【図171】
図171は、実施例171に関するデータを示す。
【図172】
図172は、実施例172に関するデータを示す。
【図173】
図173は、実施例173に関するデータを示す。
【図174】
図174は、実施例174に関するデータを示す。
【図175】
図175は、実施例175に関するデータを示す。
【図176】
図176は、実施例176に関するデータを示す。
【図177】
図177は、実施例177に関するデータを示す。
【図178】
図178は、実施例178に関するデータを示す。
【図179】
図179は、実施例179に関するデータを示す。
【図180】
図180は、実施例180に関するデータを示す。
【図181】
図181は、実施例181に関するデータを示す。
【図182】
図182は、実施例182に関するデータを示す。
【図183】
図183は、実施例183に関するデータを示す。
【図184】
図184は、実施例184に関するデータを示す。
【図185】
図185は、実施例185に関するデータを示す。
【図186】
図186は、実施例186に関するデータを示す。
【図187】
図187は、実施例187に関するデータを示す。
【図188】
図188は、実施例188に関するデータを示す。
【図189】
図189は、実施例189に関するデータを示す。
【図190】
図190は、基本小体中のタンパク質の代表的な2Dゲルを示す。
【図191】
図191は、本発明の5個(6個)のタンパク質における配列の整列を示す。

Claims (13)

  1. 以下:
    Figure 2004502415
    からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、タンパク質。
  2. 請求項1に記載のタンパク質に50%以上の配列同一性を有する、タンパク質。
  3. 以下:
    Figure 2004502415
    からなる群より選択されるアミノ酸配列のフラグメントを含む、タンパク質。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のタンパク質をコードする、核酸分子。
  5. 請求項4に記載の核酸分子であって、以下:
    Figure 2004502415
    Figure 2004502415
    からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、核酸分子。
  6. 以下:
    Figure 2004502415
    からなる群より選択されるヌクレオチド配列のフラグメントを含む、核酸分子。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の核酸分子に相補的なヌクレオチド配列を含む、核酸分子。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の核酸分子に50%以上の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む、核酸分子。
  9. 請求項4〜8のいずれか1項に記載の分子に、高ストリンジェンシーな条件下でハイブリダイズし得る、核酸分子。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のタンパク質または核酸分子を含む、組成物。
  11. ワクチン組成物である、請求項10に記載の組成物。
  12. 医薬品としての使用のための、請求項10または請求項11に記載の組成物。
  13. Chalmydia細菌、特にChlamydia pneumoniaeに起因する感染を処置または予防するための医薬の製造における、請求項10に記載の組成物の使用。
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