JP2004501029A - 製品を製造し金型内にラベルを配置する方法および装置 - Google Patents
製品を製造し金型内にラベルを配置する方法および装置 Download PDFInfo
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Abstract
金型、特に射出成形金型内に配置するためのラベル(2)を製造する方法において、フィルムのストリップ(4)が供給されて、その第1の側部の少なくとも一部だけが、支持キャリア(6)上に配置され、その後保持要素(14)がキャリア(6)によって支持されるフィルムウェブ(4)の一部の、キャリア(6)から離間した第2の側部に当てられて、特に僅かに押圧されて、施され、キャリア(6)と保持要素(14)との間に取り囲まれたフィルムウェブ(4)の一部が切離され、ラベル(2)と称されるべき取り囲まれた部分が保持要素(14)によって捕捉され、キャリア(6)から取出される。
Description
【0001】
本発明は、金型に配置されるラベルの製造方法に関する。そのような方法は、慣行から周知である。
【0002】
この周知の方法において、製造されたラベルは互いにばらばらに積重されて、スタックの一番上のラベルが転送装置によって取出されて、金型のキャビティに移され、ラベルが適切に配置される。その後、合成樹脂がこのラベルに吹付けられて所望の物品を形成する。このような方法は、たとえば金型内ラベリングと称される。この周知の方法は、ラベルがばらばらに製造されて積重され、ラベルを、皺、破れ、折れ、または他の損傷を伴うことなくスタックから取出すことを必要とするという点で不利である。さらに、ラベルが積重され、取出され、金型に移される条件は、適切な配置が得られるようにとりわけ首尾よく制御されなくてはならない。
【0003】
ラベルは、配置前にフィルムのウェブから切断され、または打抜かれ、その後転送装置によって取出されて、適切な方法で金型のキャビティ内に配置されることが以前に提案された。そのような方法は、ラベルが、たとえばロールから、そのままの位置で配置に先立って速やかに、切断可能であるというような、とりわけ簡単な方法で、供給可能であるという利点を与える。しかしながら、そのような方法は、ラベルが、切断または打抜きによって、少なくとも部分的に自由な状態になり、望ましくない位置の変化が起き得るという不都合を伴う。さらに、この周知の方法は、ラベルが、ラベルの取出しおよび移動の前に、たとえば折れ、皺寄せなどによって、損傷を受け得るという不都合をさらに伴っている。さらに、ラベルは切断または打抜かれた後で、移動の前にフィルムのウェブから取出されるが、このことは時間を要する。
【0004】
この周知の方法のさらなる不都合は、ラベルが、比較的高い剛性を有していなくてはならないという不都合を有する。なぜなら、この周知の方法において、ラベルがその表面の一部分だけで係合され、周辺の端部は自由であるからである。
【0005】
本発明の目的は、上述の方法の利点を維持する一方で、その不都合を回避する、ラベルの製造方法を提供することである。そのような目的のために、本発明に従う方法は、請求項1記載の特徴によって特徴付けられる。
【0006】
フィルムウェブの一部を支持キャリアに押し当てて包囲可能な保持手段を使用することによって、その包囲された部分はフィルムウェブから実質的に切離され、理想的に鋭利な切断手段を用いなくとも、変形および折れ皺などが容易に防がれるという利点を与える。保持要素を用いて、上述のように切離されて形成されたラベルを捕捉し、次いで該要素を用いてラベルを前記キャリアから取出すことによって、ラベルを運ぶ必要がなくなり、ラベルが所望の位置において常に保持される。このことは、ラベルが途中で、たとえばキャリアからはずれて、皺が寄ったり、または折りたたまれたりすることなどによって変形する危険性がないことを意味する。好ましくは、保持手段は、切り離されたラベルを取り外し、それらを金型に随意的に移す搬送手段を、好ましくは同時に形成する。
【0007】
したがって、本発明に従う方法は、金型に配置されるラベルを、該ラベルが切断されるフィルムの厚さに関係なく、とりわけ迅速かつ簡単な方法で、特に正確に、製造することが可能であるという利点を与える。
【0008】
好適な実施の形態に関して、本発明に従う方法は、請求項2記載の特徴によって特徴付けられる。
【0009】
所望のラベルの外側輪郭に実質的に対応する外側輪郭を有する保持要素の使用は、とりわけ鋭利な切断が得られ、ラベルの損傷がさらに良好に防がれるように、所望のラベルの外側輪郭に沿ってラベル形成部を切離すことが可能である、という利点を与える。さらに、ラベルが取出されて、移されるときに、保持要素はラベルの外側輪郭に沿ってさらに延び、これによってラベルを適切に保護する。このことは、金型または転送装置におけるとりわけ正確なラベルの配置をさらに容易にする。
【0010】
保持要素は、該要素上でラベルがわずかに伸ばされ、少なくとも緊張させて、ラベルを保持する真空手段を好ましく備え、これによってラベルの変形は容易に防がれる。当然、ラベルは同様の他の手段、たとえば、静電気および粘着などによって、随意的にはそれらの組合わせて、保持され得る。
【0011】
好ましくは、ラベル形成部は、切離される前に、少なくとも特に保持要素によって捕捉される。さらにキャリアは、ラベル形成部を、たとえば真空手段によって少なくとも一時的に保持するように、構成可能である。
【0012】
より詳細には、本発明に従う方法は、請求項10記載の特徴によってさらに特徴付けられる。
【0013】
そのような方法によって、ラベルは、ラベルを金型内に配置可能な挿入装置に移されるが、該挿入装置は、たとえば周知の種類のものであってよい。
【0014】
同様の発明の概念の他の実施の形態において、本発明に従う方法は請求項11記載の特徴によって特徴付けられる。
【0015】
そのような方法において、前記または各ラベルは、打抜きパンチおよび相補な打抜き口によって打抜かれることによってフィルムウェブから取出される。ラベルが打抜き口を介して保持要素に対して押圧されるので、打抜き力は、打抜きパンチではなくて、打抜き口によって吸収される。結果として、保持要素は、可動アームに少なくとも配置されて、よりいっそう容易にロボットの一部を形成することが可能である。
【0016】
それから、好都合な実施の形態において、保持要素は、可動アームを用いてラベルとともに打抜き口から移動され、金型に移されて、ラベルは金型内に配置される。このことは、ラベルの中間転送が必要ないことを意味する。これによって、ラベルを形成し、配置するために要する時間はかなり短縮されるので、ラベルを施された製品の製造所要時間がかなり短縮される。さらに、上述した好都合な実施の形態において、打抜き口の少なくとも周辺で打抜き力がキャリアによって吸収される場合、保持手段と、保持手段を担持する手段とは、比較的簡易な設計で製造可能であるので、高い加速および高い減速に耐えることが可能である。結果として、保持手段はより迅速に配置可能である。
【0017】
保持手段、とりわけ、真空カップなどの、ピックアップ手段は、ラベルの打抜き前に、フィルムストリップに、特にその前記または各ラベル形成部に対して、好ましくは保持される。それから、打抜き前に、ラベルは保持手段によって既に係止されていることが好ましい。その結果として、ラベルは、金型に移される位置において緊張状態で保持可能である。さらに、保持手段は、必要な範囲において、わずかに弾性を好ましくは有する、またはわずかに弾性を有するように保たれる設計であり、許容されない高圧力が保持手段に及ぼされることなく、その後の打抜き動作が簡易に行われる。
【0018】
本発明は、金型内ラベリングを行う金型内にラベルを配置する方法にさらに関し、請求項17に従う特徴によって特徴付けられる。
【0019】
そのような方法において、とりわけ正確かつ迅速な方法において、ラベルは金型内ラベリングのための金型内に配置可能であり、金型内ラベリング製品の製造所要時間は短縮され、これは経済的利点である。さらにそのような方法において、特に薄膜フィルムがラベルの製造に使用可能であるが、これによって材料および費用が節約される。さらにこれによって、廃棄物の削減を達成する。また結果として、形成される製品はラベルによる影響を実質的に受けない。
【0020】
本発明に従う方法は、30マイクロメートル未満、より詳細には、20マイクロメートル未満、好適には15マイクロメートル未満の厚みを有するラベルに用いられるのが好ましい。本発明に従う方法において、たとえば、10マイクロメートル以下の厚みを有する平らなフィルム、または少なくともラベルが使用可能である。ラベルが製造されるフィルムの厚みがより薄いことは、製品に必要な材料がより少ないという点において、さらにラベルがより軽量である上に、より多くのラベル、または少なくともフィルムが比較的限られたスペースに保管できるという点において、都合が良いということが明らかであろう。そのような方法のさらなる利点は、フィルムの印刷のために様々な技法、たとえば平版および掘り込み技法、印刷技法などを用いることが可能であるということである。これによって、非常に自由なラベルのデザインが可能になる。
【0021】
そのような方法においては、射出成形金型のキャビティで製品が製造されるが、製品の少なくとも一部は、押出し方向において移動可能であり、境界を規定し製品を形成する部分によって規定される。製品の押出し中、これらの境界規定部は、少なくとも部分的に当該キャビティの外側に移動され、当該部分は少なくとも実質的に型を閉じるように係合し続け、したがって押出し移動の少なくとも一部の間において、該製品を同じ位置に保持し続ける。さらに、前記または各境界規定部は係合部を含み、該係合部は、係合部が製品を保持するように、2つの製品部分の間で押出し方向において包囲され、または型を閉じるように押出し方向において製品部分を包囲する。製品が、押出し方向において予め選択された距離を、それぞれのキャビティの外側全体または一部を越えて移動したときだけ、係合部が互いに、および/またはキャビティに関して移動するので、製品は係合部から外れ、製品を運び去ることが可能である。そのような目的のために、重力を使用することは可能であるが、製品全体が係合部から外れる前には、取外し装置によって係合されることが好ましい。
【0022】
さらなる好都合な実施の形態において、本発明に従う方法は、請求項23記載の特徴によって特徴付けられる。
【0023】
そのような方法において、取外し装置を用いる製品の係合とほぼ同時に、たとえばコア部、またはラベルなどの挿入物が、金型の反対側の閉鎖部上、または少なくとも閉鎖部に配置され、金型の閉鎖時に、それぞれの挿入物が反対側のキャビティに移動し、少なくともキャビティの一部を規定する。射出成形の間、それぞれの挿入物は、製品中に好ましくは固定的に組み込まれ、製品と共に押出される。このような方法は、挿入物が製品の取出し時に速やかに配置され、製造所要時間を短縮することを可能にする。
【0024】
製品の開口部などにおいて係合する係合手段を備えることによって、完成した製品において、押出し手段が係合された場所がいっそう良好にカモフラージュされるという利点が達成される。さらにこのことは、それぞれの製品を型を閉じるようにとりわけ簡単な方法によって包囲することと、それを制御された方法によって移動することとを可能にし、さらに係合手段は、さらにスライドすること、またはコア部を移動させることなどを必要とすることなく、所望のアンダーカットを形成することを可能にする。結果として、このような方法で用いられる金型は、よりいっそう簡略化される。
【0025】
このような方法において、前記または各可動境界規定部は、押出し方向の後方に配置される製品の側部と係合する手段をさらに備え、簡単な方法で、比較的大きな表面が使用可能である点において、よりいっそう都合のよい圧力分布が得られる。とりわけそのような後方部分は、たとえば、各製品の全長手方向の壁に沿って、係合することが可能である。したがって、押出し手段による製品の外側の損傷の発生がさらに良好に防がれる。
【0026】
本発明は金型中に配置されるラベルを製造する装置に関し、請求項27記載の特徴によって特徴付けられる。
【0027】
本発明に従う装置は、とりわけ簡略かつ正確な方法で、ラベルが、製造可能かつ金型に移動可能であり、一方ではラベルのいかなる損傷もその他の変形も簡易に防ぐという利点を与える。ラベルは、切断の間およびその後に、保持手段によって、ラベルが金型に導入される位置に連続的に保持されるとき、本発明に従う装置は、周囲の条件とは実質的に無関係に使用可能であるという利点を与える。ラベルは、たとえば抜き勾配、望ましくない相対湿度、静電気または磁荷などによる影響を受け得ない。このことは、この装置の周囲に、少なくとも転送装置の周囲に、特別な測定器具を配置する必要がないというという利点を与える。
【0028】
さらに詳細には、本発明に従う装置は、請求項30記載の特徴によって特徴付けられる。
【0029】
そのような実施の形態において、前記または各ラベルはフィルムウェブまたはストリップから切出され、打抜き口を用いる間に射出成形金型などの金型内への配置のために、保持手段に移される。そのような目的のために、保持手段、とりわけそのピックアップ手段は、打抜き口内へ少なくとも部分的に、フィルムストリップに近接するまたは反対側の点に、打抜きパンチから離間した側に移動可能である。このような構造の結果として、保持手段に打抜きの間に及ぼされる望ましくない高圧が防がれる。また、前記または各ラベルへの損傷がさらに良好に防がれる。
【0030】
打抜き口および打抜きパンチは、第1および第2打抜き板をそれぞれ含み、または、比較的交換が容易な同様のもの、たとえば、比較的薄い金属板によって形成される。そのような目的のために、前記打抜き板は、クランプ板、スライド手段、またはねじ手段などを用いて、キャリアおよび、さらなるパンチにそれぞれ固定可能である。このような打抜き板は、磨耗した場合、容易に取外して、研磨片に交換可能であり、取り外された板は、再利用のために研磨可能であり、または処分可能である。したがって、打抜き手段を狂いなく保つために要する時間はさらに少なく、その上、打抜き手段はラベルの新規の形に容易に適合させることがさらに可能である。
【0031】
さらに詳細には、本発明に従う装置は、請求項36記載の特徴によって特徴付けられる。
【0032】
フィルムからラベルを切り出すための打抜きパンチ、または切断手段の使用は、ラベルが一回の動作で切り離し可能であるという利点を与える。ラベルがキャリアと保持手段との間に固定されているので、したがって、たとえば前記型が最適な鋭利さを既に失っている場合に、ラベルがそのような型によって損傷を受けることを、簡単な方法で防ぐ。
【0033】
さらなる都合のよい実施の形態において、本発明に従う装置は、請求項37記載の特徴によってさらに特徴付けられる。
【0034】
保持手段を用いて金型中にラベルを直接配置することは、中間転送を行うことなく、より速やかな配置が可能であり、製造所要時間をより短くすることが可能になるという利点を与える。とりわけ、打抜き力が打抜きパンチおよび打抜き口、または少なくともその切断部によって、実質的に吸収される場合にも、したがって実質的には保持手段によって吸収されない場合にも、上述の利点を与える。実際に、結果として、保持手段およびその動作のための動作手段は、比較的軽量な設計とすることが可能であるので、それらに作用する運動力は、減少する。さらに、その結果の一部として、より高い加速およびより高い減速が可能であるので、製造所要時間をよりいっそう短縮することが可能である。
【0035】
本発明は、請求項41記載の特徴によって特徴付けられる射出成形金型にさらに関する。
【0036】
押出し手段として移動可能に配置され、その可動部には、キャビティ内で形成される製品が係合可能、または少なくとも押出し移動の間、保持可能な手段が備えられる少なくとも1つの部分であって、各キャビティの境界を少なくとも部分的に定める、すなわち、製品を形成する、少なくとも1つの部分の使用によって、操作され、制御されるように、製品がキャビティの外側に移動され、取外し装置に移され、または各キャビティの外側に放出されることが可能であるという利点が達成される。結果として、製品の位置は、押出し中いつでも正確に定められ、金型の形成部分が押出し圧を伝達するので、製品の損傷が容易に防がれる。とりわけ、取出される製品を予め選択された位置においてさらなる処理装置へ移そうとする、取外し装置が用いられるとき、本発明に従う金型は特に都合が良い。なぜなら、押出し中、望ましくない位置の変化が起こらないからである。このことは、原則的には点検を必要とすることなく、さらなる処理のために製品が迅速かつ均一に製造されることを意味している。ここで係合部は、押出し方向に見て製品の後ろ側から少なくとも実質的に離れて係合する。
【0037】
本発明に従う金型において、射出成形の間キャビティの境界を少なくとも部分的に規定する移動可能に配置された部分は、該製品のアンダーカットを含むこと、および/または製品にアンダーカットを規定することが可能であるので、キャビティは、何も存在しない空洞ではなく、少なくとも不完全な空洞である。実際に、各境界規定部は押出し手段として用いられているので、たとえば各境界規定部は、押出し方向に対して実質的に直角の方向に相互に離れるように移動することによって、または製品を各境界規定部から、押出し方向と所定の角度なす方向に移動させることによって、各境界規定部はキャビティの中から外へ移動して製品を放出することが可能である。後者の実施の形態において、製品は、たとえば、押出し方向に直角に移動可能である。したがって、比較的簡単な金型によって、離脱不可能な、または少なくとも離脱し難い射出成形製品を可能にし、とりわけ自由度が大きい設計が達成される。
【0038】
上述した方法において、金型中でラベルが施される製品の製造のための、そのような金型の使用において、ラベル、または少なくとも刻印は、押出し中に損傷を受けないというさらなる利点が達成される。
【0039】
本発明は、射出成形によって製造される製品にさらに関しており、請求項45記載の特徴によって特徴付けられる。
【0040】
そのような製品は、ラベルによって好ましい外見を有し、その上、たとえば、製品情報、および認識手段などが製品と一体化して形成され、その上さらに、特に薄いラベルが用いられた場合には、ラベル付けされた壁の特性はラベルによる影響を実質的に受けないという利点を与える。
【0041】
本発明に従う方法および装置のさらなる都合の良い実施の形態は、従属請求項に記載される。
【0042】
本発明を明瞭化するために、本発明の装置および方法の模範的な実施の形態を図表を参照して以下に説明する。
【0043】
本明細書において、同一または対応する部分には、同一または対応する参照符号を付す。
【0044】
図1は、フィルムウェブ4からラベル2を形成する形成装置1を示す。形成装置1は平坦なテーブルなどの搬送手段6を含み、該搬送手段上で、フィルムウェブ4が供給手段8によってフィルムロール10から供給される。搬送手段6の反対側で、フィルムウェブ、または少なくともフィルムウェブの残余の部分が、目的に適合するフィルム排出手段12によって排出可能である。搬送手段6から離間したフィルムウェブ4の側方には、保持手段14が備えられ、該保持手段は以下に詳細に示すように移動可能に設けられる。図5において、保持手段14は使用時にフィルムウェブ4に近接する閉鎖部側16からの斜視図で示される。保持手段14にはピックアップ手段18が備えられ、図示される実施の形態において、真空手段として備えられる。ピックアップ手段18は、複数の真空カップ20を含み、該真空カップは、圧力面16に近接する側に開口されており、真空管22を介して真空ポンプ24に接続されており、図1に概略的に示される。圧力面16には、形成されるべきラベル2の外側輪郭26が示される。真空カップ20は、少なくともこの外側輪郭26の内縁に沿って、実質的に連続して設けられる。真空カップ20は、図5において破線で示されるように、外側輪郭26内の残余の表面に設けられてもよい。多孔板、通気性隔膜などの形をとって、他の種類の真空手段が設けられることも可能であることは明白である。外側輪郭26は、圧力面16における平坦な延長部であってもよいが、溝または隆起の形をとって設計されてもいてもよい。
【0045】
搬送手段6には切断手段28が含まれており、該切断手段28は動作手段30、特にシリンダ/ピストンアセンブリ32によって移動可能である。ポンプ34によって圧力媒体がピストン/シリンダアセンブリ32に導入され、搬送手段6の表面から突出する切断刃36を有するように、切断手段28を移動可能にする。切断手段28は、ラベル2の外側輪郭26と同一形状を有することが好ましい。
【0046】
本発明の形成装置1は、以下のように用いられる。
好適には厚みの小さい、たとえば30マイクロメートル未満の厚みを有するフィルムウェブ4は、搬送手段6の表面上方の位置を、切断手段28が該表面下方に引込まれた状態で通過する。保持手段14は、保持手段14の圧力面16を介して、表面38から離間したフィルムウェブ4の側方に対して設けられ、随意に、保持手段14が押圧されてもよい。次に真空ポンプ24によって、真空カップ20、または少なくともピックアップ手段18において、減圧が行われ、搬送手段6と保持手段14との間に囲まれたフィルムがピックアップ手段18によって、少なくとも外側輪郭26の内周に沿って吸着される。その後、動作手段30によって、切断手段28は保持手段14の方向に押込まれ、切断刃36が外側輪郭26に対して押圧され、これによって外側輪郭26内のラベル2を切断し、フィルムウェブ4から切離す。保持手段14は搬送手段6から、ラベル2がピックアップ手段18によって平坦な状態に維持されて移動する。搬送手段6および/または保持手段14において、真空カップ20または他の保持手段が、切断の間、残留材料56を保持するために、ラベル2の外側輪郭26の外側に設けられてもよい(図4)。次にラベル2は保持手段14によって、特に図2および図3に示されるように射出成形金型40に移される。
【0047】
射出成形金型40は、キャビティ44を備える第1閉鎖部42と、第1閉鎖部42に面する側に滑らかな平坦面48を備える第2閉鎖部46とを含む。射出成形金型が閉じた位置でキャビティ44に合成樹脂を射出する供給手段50は、キャビティ44と適切な位置で連結され、供給手段自体は周知である。
【0048】
ラベル2を収容した保持手段14は、第2閉鎖部46の滑らかな面48に面するラベル2とともに、金型40の移動して離間した閉鎖部42,46の間に移動する。その後ラベル2は滑らかな面48に押圧され、減圧および/または静電気などによって面48に吸着する。ラベル2が面48に十分強く固定されると、真空手段22,24は真空カップ20内の圧力が上昇するように制御され、ラベル2はピックアップ手段18によって引離される。保持手段14は金型部分42,46の間から移動可能となり、ラベル2は第2閉鎖部に強く吸着したままである。その後、図3に示されるように金型40は閉じられる。合成樹脂がキャビティ44に供給手段50によって、第2閉鎖部46から離間したラベル2の側に導入される。合成樹脂とラベル2との間で、少なくとも部分的な溶融が発生し、分離不可能な接合を生成することが好ましい。図3に示される実施の形態において、ラベル2は金型のキャビティ44の壁面54に接触しないで位置付けられる。しかしながら金型40を、たとえばラベル2の外周縁の部分が金型部分42,46の間に固定されるようにしてもよい。またラベル2は金型のキャビティ44の壁面54から大きく離れて設けられてもよい。
【0049】
フィルムウェブ4はラベル2の形成前に印刷されていることが好ましい。フィルムウェブはたとえば、印刷された状態でフィルムロール10を形成するために巻上げられ、該ロールから供給されることも可能である。図示される実施の形態において、たとえばフィルムウェブ4は切断の間、搬送手段6に面する側に印刷される。つまり、金型内において、加熱された合成樹脂はラベル2の印刷されていない側に吹きつけられることを意味する。しかしながら、ラベル2の反対側を印刷することも可能であり、ラベル2の両側が印刷デザインから成ることも可能である。
【0050】
図4は、輪郭26に沿って切離されたラベル2を有するフィルムウェブ4を示す平面図である。保持手段14の外周は、フィルムウェブ4上で破線で示される。上述のように、輪郭26は切断手段28の切断刃36に対応することが理解できる。搬送方向に見て前方位置には、ラベル2が取外された後のフィルムウェブ4の残留材料56がある。図4において大文字のTが印刷によって描かれる。ここで、いかなる印刷形式が可能であることは明白である。
【0051】
本発明の装置および方法は、特に、非常に薄いフィルムをラベル形成のために用いることができるという利点を与える。したがって、たとえば30,20または15マイクロメートルの厚みを有するフィルムウェブからラベルを切断することが可能である。さらに厚み10マイクロメートル以下のラベルを切断することも可能である。実際、保持手段14、特にピックアップ手段18によって、フィルムウェブ4は、ラベル2が切離され、または打抜かれるとき、緊張状態にされ、ラベルへの損傷が容易に防がれる。薄いラベルは、良質な印刷およびデザインが得られるにもかかわらず、少量の材料しか必要とせず、少量の廃材しか出さず、占有容積も小さく、完成品への影響が少ない、といった利点を有する。さらにこのようなフィルムウェブは、保管および搬送を容易にする。
【0052】
図6は、キャビティ44を有する金型40の一部を閉じた状態で示す側方断面図である。金型40は基部としての第1部分42と、閉鎖部として機能する第2部分46とを含む。閉鎖部46において、キャビティ44で終端する供給チャネル56が設けられ、たとえばホットランナー(図示せず)、供給チャネル56を介して、合成樹脂がキャビティに射出装置(図示せず)から導入されることが可能である。第1部分42は、閉鎖部46の反対側であるキャビティ44の底面58を含み、少なくとも規定する。
【0053】
図6〜図8に示される側面図において、キャビティ44は両側で、以下に説明される、押出し手段62の一部を形成する境界規定部60によって境界が規定される。各境界規定部60から係合部64が、部分的に形成する部分として、キャビティ44内に延びる。図6〜図8に示される実施の形態において、押出し方向に対応する金型の開閉方向Tに、各係合部64の前後で、キャビティ44の部分66が以下の記載に基づいて取り囲まれる。各境界規定部は、閉鎖部42における空間70を通って延びる押出しロッド68上に設けられる、すなわち押出しロッド68の端部を形成する。押出しロッド68は幅D1を有し、幅D1は空間70の幅D2より小さい。押出しロッド68は第1部分42の部分42Bに隣接し、押出し手段62の間に取り囲まれており、押出しロッド68の反対側では細長い空洞72があけられる。この空洞72は幅Fを有し、幅Fは幅D2とD1との差異に対応しており、少なくとも各係合部64の長さLに等しく、該空洞の上方でキャビティ44内に到達する。押出しロッド68によって、以下に示すように各境界規定部60はT方向に移動可能である。
【0054】
図6の示される金型の位置において、合成樹脂はキャビティ44に供給チャネル56を介して導入され、少なくともある程度までキャビティ44内で凝固することが可能である。係合部64によって、キャビティ44において形成される製品74は、離脱不可能である。
【0055】
製品74が十分凝固された後、閉鎖部46は第1部分42から移動され、押出し手段62は押出し方向Tに、少なくとも高さH以上、好適には高さ2H、または少なくともHと底部58と底部58に面する係合部64の側面との距離を加算した高さを移動され、境界規定部60は第1部分42の閉じ面48上方に移動される。これによって製品74は係合部64によってキャビティ44の外に運ばれ、製品74は過度に、好適には完全に閉じ面48上方に延びる。上述からわかるように、製品74は図6に示される位置から図7に示される位置に制御された方法で、係合部によって保持されて運ばれ、所望の位置が容易に維持される。係合部64および境界規定部60は、製品74の側面に、型を閉じるように隣接しており、僅かに押圧されていてもよい。
【0056】
その後、図8に示すように、取外し装置76が金型40の第1部分42と第2部分46との間に少なくとも境界規定部60の一方の後方の地点まで移動する。取外し装置76は製品74に面する側面に、第1真空ポンプ80によって制御可能である第1真空手段78を備える。製品74および/または第1真空手段78は、真空手段78が真空手段78に面する製品74の表面に接触するように制御され、製品74が第1真空手段78によって係合されるよう起動される。次に押出し手段62、または少なくとも製品74の両側の境界規定部60は、距離Fを越えて離間して移動され、押出しロッド68が、第1部分42の外側部分42Aに接触して位置するようになり、係合部64は製品74の外側に移動する。これによって係合部64によって形成されるような、製品74のアンダーカット82があく。製品74は第1真空手段76によって保持されるので、キャビティ44に再び落下することはない。続いて境界規定部60は、僅かにT2方向に、たとえば閉じ面48に近接する点まで移動し、製品74は取外し装置76によってK方向に隣接する境界規定部60を越えて、第1部分42と閉鎖部46との間から引離される。その後、境界規定部60は再び対向する境界規定部の方向に距離Fにわたって移動し、押出し手段62が図6に示される位置に戻ることが可能である。金型40は再び閉じられ、次の射出成形周期のために使用される。
【0057】
図示される実施の形態において、取外し装置76は第2真空手段18を第1真空手段78の反対側に備え、第2真空手段18は第2真空ポンプ24によって制御可能であり、第2真空手段18を用いてラベル2などの挿入物が閉鎖部46に対して備えられることが可能である。金型40が閉じられると、挿入物2などはキャビティ44に運ばれ、製品に組込まれることが可能である。挿入物を用いる場合、合成樹脂が開口部を介してキャビティ44に導入される、または供給チャネル56が挿入物から離れて終端し、たとえば第1部分42を介してキャビティ44に延びることが好ましい。このような実施の形態は当業者にとって自明である。
【0058】
取外し装置76を用いて、製品74は金型40の外側に移動され、たとえば他の処理手段に搬送されることが可能である。また、金型40の開閉方向がほぼ水平面、または少なくとも垂直を含む平面上に位置するとき、製品74は金型部分42,46の間から図8に示す位置において係合部64によって離脱されたとき、重力によって移動されてもよい。このように離脱不可能な製品も容易に製造可能であり、押出し手段による製品損傷も回避、または少なくとも目立たなくすることが可能である。実際、製造の間、係合部64はアンダーカット82に嵌りむ込むが、製品74が所望でない外見になるわけではない。このことは特に、少なくとも部分的に透明な製品が製造されるときに有益である。
【0059】
図9は、金型40、または少なくとも押出し手段62の他の実施の形態の一部を示す側方断面図であり、境界規定部60において2つの係合部64が相互に離間して備えられ、アンダーカット84が2つの係合部64の間で取り囲まれている。この実施の形態において、使用時、製品74は係合部64によって保持可能であり、キャビティ44の外側に、第1部分42に関して制御されて移動可能であり、少なくとも製品の一部は型を閉じるようにアンダーカット84において取り囲まれる。製品74は異なる境界規定部60を離間して移動させることによって取出され、製品74のアンダーカット84があく。
【0060】
図10は、押出し手段62を有する、たとえば図6〜図8に示されるキャビティ44を示す平面図である。実線で示されているのがキャビティ44であり、製品74を射出成形するために適する。下半分に破線で示されるのは、境界規定部60が平面図においてキャビティに対して、少なくとも対向する境界規定部60に対してどのように移動するかを概略的に示す。
【0061】
図10に示されるキャビティ44は、2つの射出成形されたヒンジ86、いわゆるリビングヒンジを備える製品74を製造することに適している。ヒンジ86は、キャビティ44の全幅にわたって、相互に平行に、かつ中心線Mに平行に延びる。平面図において実質的にU字状の2つの境界規定部60は、開口側が相互に対向して配置され、キャビティ44の外側の境界88を形成する。図10Aおよび図10Bは、押出しロッド68を備える境界規定部60の2つの断面を大略的に示し、図10Bは係合部64を明確に示す。本実施形態において、係合部64は、小さな高さおよび幅の突起によって形成され、各境界規定部60の支持面90の上方で延びる。支持面90は、金型が閉じられたとき、キャビティ44の底面58と面一とされるのが好ましく、その長手方向に対して直角をなす方向に、ヒンジ86の下方に延びる。したがって、ヒンジ線86の両側に延びる製品部分74A,74B,74C(その参照符は、図10において、各製品部分が製造されるであろうキャビティ44の部分に示される)は、支持面90によって支持される。このような支持は、移動中、特にこのようにして成形された製品の押出し中に、各部74A〜Cのヒンジ線86まわりの角変位と、製品の係合部64からの意図しない係合解除との可能性を容易に防ぐという利点を与える。これは、図10に示される本実施形態とは異なるが、特に、ヒンジ線86が中心線Mに対して直角に延びるとき、このような実施形態において、各部74A〜Cのうちのいずれか1つが角変位すると、各部が係合部64から引抜かれるという点で有利である。
【0062】
図11は、図9に示される境界規定部に相当する断面の境界規定部60を含む押出し手段62を備えるキャビティ44を斜視図で大略的に示す。しかしながら、本実施形態において、押出しロッド68は境界規定部60と同様の幅である。一点鎖線58Aは、押出し手段62が完全に引込まれたときのキャビティの底面58の位置を示す。この状態において、上面92は閉鎖面48と面一とされる。キャビティ44に近接する境界規定部60の側部には、連続的な溝94の形をとるアンダーカットが設けられ、該溝は境界規定部60の側部に隣接して開口する。溝94の上方および下方には、係合部64が設けられる。本実施形態において、製品を押出し方向Tに対して直角をなす方向Yに、溝94を通してスライドさせることによって、キャビティ44の両側に設けられる押出し手段62から取外すことができる。
【0063】
図12は、図10に従う金型の一部を斜視図で示し、底面58と面一な支持面90の上方に延びる係合部64を明確に示す。このような金型は、たとえば、国際特許公開公報WO97/20315号に記載されるように、コンパクトディスク用パッケージを製造するために利用可能である。このとき係合部64は、パッケージの側壁に溝孔を形成するので、対応する突起が壁の内側に得られ、該突起の下方には、たとえばコンパクトディスクに付属する小冊子などを挟むことができる。このようなコンパクトディスクパッケージの突起は、それ自体は周知である。本発明に従う方法を用いるこのようなパッケージの製造において、係合部を用いて、型を閉じるようにして係合する結果として、押出し時の損傷を防ぐことができるという利点が達成される。
【0064】
図13は、本発明に従う装置の一部を大略的に示し、本実施形態において、打抜き手段が用いられる。本図は、フィルムストリップまたはフィルムウェブ4からラベル2を形成する形成装置1を示す。形成装置1は、たとえば図1に示されるように、キャリア6、たとえばフィルムウェブ4が案内される平坦なテーブルを含む。キャリア6には、第1打抜き板5によって形成される打抜き口3が設けられ、第1打抜き板はキャリア6上にねじ17で螺着される。このことは図13Aにより詳細に示される。こうして第1打抜き板5は迅速に交換可能である。フィルムウェブ4の打抜き口3から離間する側には、たとえば油圧シリンダ15を用いて移動可能であり、第1打抜き板5を形状において相補な第2打抜き板9を有する打抜きパンチ7が配置される。図13Aからより明確なように、第2打抜き板9はパンチ7に螺着されて、容易に交換可能である。第1打抜き板5および第2打ち抜き板9は、相対的に薄く、容易に研磨することができる。打抜き口3は、形成されるべきラベル2の形状を有する。第2打抜き板9を備えるパンチ7をフィルムウェブ4を介して打抜き口3内に押し込むことによって、ラベル2がフィルムウェブ4から切離され、打抜き口3内に移動することは明確であろう。
【0065】
打抜き口3内に、保持手段14がロボットアーム11によって移動し、該ロボットアームはその一部だけが大略的に示されている。保持手段14は、一般的に、たとえば図1に示される保持手段14、および/または図8に示される転送装置76に相当する。ロボットアーム11によって、保持手段14は、図13に示される位置から図2または図8に示されるような位置(ここでは転送装置76がそのように示される)およびその逆に、移動可能である。ラベル2は、打抜き手段3,5,7,9で切出されるとき、保持手段14に対してパンチ7によって移動し、ピックアップ手段18によって捕捉される。このとき、ピックアップ手段18は、ラベル2が切離される前に、ラベル形成部を捕捉することが好ましく、これによってラベル2が金型30への移動中に変形することを防ぐことができる。この目的のために、保持手段14は、僅かに弾性を有して設計され、真空カップ20は僅かに弾性を有して設計され(図13Aに、カップ20の背後のハッチング20Aを通して大略的に示される)、あるいは保持手段14は変形可能にアーム11に接続される、もしくはその2つの組合せである。他の可撓性を持たせる解決手段も、もちろんあり得る。この可撓性によって、保持手段14に作用する力は、より一層低減される。たとえば、パンチ7は油圧シリンダ15を用いて駆動され、相対的に小さな、たとえば数ミリメートルから数センチメートルのストロークを行い、該ストロークは一方では第1および第2打抜き板5,9間でフィルム4を移動させ、他方でパンチ7を打抜き口3を介して、少なくとも打抜き口3内に移動させるのに充分である。したがって、上述の可撓性は小さくすることだけが必要とされる。
【0066】
パンチ7の周囲には、保持要素(図示せず)が設けられ、該保持要素は、フィルムウェブに対してパンチとともに移動可能であり、ラベルの打抜きおよび切断の直前および最中に、フィルムウェブをキャリア上に固定する。こうして、ラベルの変形がより一層防がれる。本発明に従う装置1によれば、特に薄いフィルム、たとえば15〜30μm以下のフィルムが切断可能であり、または穴あけ可能である。保持手段14は、本来、たとえば図8に示され、図8を参照して記載されるように、完成品と係合する手段とともに設けられる。もちろん、相当する方法で、異なる種類の切断工具またはパンチを備えて装置が形成されていてもよく、これによって保持手段14がラベルを取出す切断口または打抜き口内に、保持手段が切断力または打抜き力によって負荷されないで、移動可能である。第1および第2打抜き板5,9は、形成されるべきラベルの形状を実質的に規定する。したがって、装置は、打抜き板を交換することによって、異なる形状のラベルに容易に適合可能にされる。
【0067】
本発明は、何ら明細書および図面に示される実施形態に限定されない。その多くの変形例が請求項によって示される本発明の枠内であり得る。
【0068】
こうして、保持手段14は金型キャビティ内にラベルを配置するように構成可能であり、合成樹脂が、たとえば反対側から吹き付けられ、またはラベルを介して金型キャビティ内に導入される。前記または各金型キャビティは、複数の金型部分に分割されてもよい。また、1よりも多いラベルが配置可能である。保持手段が用いられるので、簡単な方法で、不規則な形状のラベルを切断することも可能であり、そのラベルにおいて、たとえば開口が同様に設けられてもよい。またキャリア手段とそれに対応するように適合する保持手段との適切な選択によって、たとえば単一湾曲または二重湾曲設計のラベルが切断され、該ラベルは、たとえば単一湾曲または二重湾曲設計であり、少なくとも金型内のこのような湾曲面に配置可能である。これは設計に特に大きな自由度を与える。さらに、ラベルが金型内に配置されようとする表面には、たとえばへこみまたは膨らみなどの凹凸を表面に得ようとするとき、ラベルを保持する真空手段などの保持手段が設けられ得る。真空カップは、その内部を減圧したときに、ラベルが僅かに伸ばされるように構成可能であるので、皺などがより一層防がれる。
【0069】
図示される本実施形態において、切断手段は、キャリア手段に含まれる。しかしながら、切断手段は、保持手段にも設けられ得ることは明確であろう。さらに、保持手段は、切断手段がその外周と協働することができるように形成可能である。また切断手段は、キャリア手段に対して保持手段およびフィルムウェブを押圧することによってラベルが切離されるように固定的に構成可能である。ラベル2は、その切離し直前にピックアップ手段によって捕捉されることが好ましいが、これは切離し中、またはまさに切離される時に行われてもよい。本発明に従う金型は、1個取りおよび多数個取り設計の両方から成っていてもよい。図示される本実施形態において、ラベルは保持手段で金型に直接的に搬送され、金型内に配置される。ラベルは、相当する真空手段などによってラベルが固定され、次いで金型内に配置される別の挿入装置に途中で移すことが可能であることも明確であろう。
【0070】
本発明に従う方法および装置によれば、様々な製品が形成され得る。こうして、ラベル、または少なくとも印刷物を、たとえば合成樹脂製箱、容器、消費者製品、車両部品、およびシート状部品などのパッケージに付すことができ、該印刷物は当該製品に固定的に結合される。本発明に従う方法は、一般的に射出成形製品にラベルを付けるために適用可能である。保持手段は、予め切断された複数のラベルを、たとえばスタックから取出し、それらを金型内に導入することもできるように、設計されることが好ましい。様々な種類および厚みのラベルを用いることができる。
【0071】
金型と、特に押出し手段とは、別個に設計可能であり、様々な手法で移動させることができる。案内路が設けられることが好ましく、該案内路において押出し手段が、たとえばカム要素などの案内要素を用いて予め選択された経路に沿って案内されるので、常に所望の制御された押出し移動が得られる。しかしながらこの制御された移動は、異なる手法で当業者にとって直ちに明確であろう変形例のために提供され得る。図面には、金型の部品の一方に組込まれる一方のキャビティが示されている。しかしながら、相当する方法で、複数の金型が形成され、該金型において、キャビティが別個の金型部分に分割され、さらに本発明に従う金型が多数個取り金型として設計可能であることは明確であろう。さらに本発明に従う金型においてもまた、スライドなどの他の移動部が使用可能である。図示される模範的な実施形態において、金型の閉鎖部は、平坦に設計されるが、たとえば初めに述べた箱状パッケージを形成するために、閉鎖部にもプロファイリングが設けられていてもよいことは明確であろう。また、第1部分におけるキャビティの底面には、必要なプロファイリングが設けられてもよい。さらに、押出し手段が閉鎖部に全体的に、または部分的に設けられてもよい。境界規定部がその上部において製品部分によって全体的に、または部分的に覆われ、たとえば傾斜した開口を形成するために、90°から逸脱する押出し方向と所定の角度をなす方向に引離されてもよい。
【0072】
これらおよび多くの変形例が請求項によって示される本発明の範疇にあることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ラベル形成装置を概略的に示す側方断面図である。
【図2】
ラベルの位置付けの間、開かれた金型を概略的に示す側方断面図である。
【図3】
図2に従った金型を概略的に示す側方断面図である。
【図4】
本発明の方法および装置において用いられる、ラベルを有するフィルムウェブを示す平面図である。
【図5】
本発明の保持手段を概略的に示す斜視図である。
【図6】
本発明の金型の一部を概略的に示す側方断面図である。
【図7】
図6に従った金型を、部分的に突出された製品を有する開かれた状態で示す図である。
【図8】
取外し装置を有する、開かれた位置での図6および図7に従った金型を示す図である。
【図9】
本発明に従った金型の他の実施の形態の一部を示す側方断面図である。
【図10】
図6〜図8に従った金型の押出し手段を有するキャビティを概略的に示す平面図であり、図10Aおよび図10Bは、図10に従った金型の一部の断面を示す図である。
【図11】
第2の実施の形態における、押出し手段を有するキャビティの一部を示す斜視図である。
【図12】
第3の実施の形態における、押出し手段を有するキャビティの一部を示す斜視図である。
【図13】
他の実施の形態における本発明に従った装置を概略的に示す部分断面図であり、図13Aはパンチおよび打抜き口を有する図13に従った装置の一部を拡大して示す図である。
本発明は、金型に配置されるラベルの製造方法に関する。そのような方法は、慣行から周知である。
【0002】
この周知の方法において、製造されたラベルは互いにばらばらに積重されて、スタックの一番上のラベルが転送装置によって取出されて、金型のキャビティに移され、ラベルが適切に配置される。その後、合成樹脂がこのラベルに吹付けられて所望の物品を形成する。このような方法は、たとえば金型内ラベリングと称される。この周知の方法は、ラベルがばらばらに製造されて積重され、ラベルを、皺、破れ、折れ、または他の損傷を伴うことなくスタックから取出すことを必要とするという点で不利である。さらに、ラベルが積重され、取出され、金型に移される条件は、適切な配置が得られるようにとりわけ首尾よく制御されなくてはならない。
【0003】
ラベルは、配置前にフィルムのウェブから切断され、または打抜かれ、その後転送装置によって取出されて、適切な方法で金型のキャビティ内に配置されることが以前に提案された。そのような方法は、ラベルが、たとえばロールから、そのままの位置で配置に先立って速やかに、切断可能であるというような、とりわけ簡単な方法で、供給可能であるという利点を与える。しかしながら、そのような方法は、ラベルが、切断または打抜きによって、少なくとも部分的に自由な状態になり、望ましくない位置の変化が起き得るという不都合を伴う。さらに、この周知の方法は、ラベルが、ラベルの取出しおよび移動の前に、たとえば折れ、皺寄せなどによって、損傷を受け得るという不都合をさらに伴っている。さらに、ラベルは切断または打抜かれた後で、移動の前にフィルムのウェブから取出されるが、このことは時間を要する。
【0004】
この周知の方法のさらなる不都合は、ラベルが、比較的高い剛性を有していなくてはならないという不都合を有する。なぜなら、この周知の方法において、ラベルがその表面の一部分だけで係合され、周辺の端部は自由であるからである。
【0005】
本発明の目的は、上述の方法の利点を維持する一方で、その不都合を回避する、ラベルの製造方法を提供することである。そのような目的のために、本発明に従う方法は、請求項1記載の特徴によって特徴付けられる。
【0006】
フィルムウェブの一部を支持キャリアに押し当てて包囲可能な保持手段を使用することによって、その包囲された部分はフィルムウェブから実質的に切離され、理想的に鋭利な切断手段を用いなくとも、変形および折れ皺などが容易に防がれるという利点を与える。保持要素を用いて、上述のように切離されて形成されたラベルを捕捉し、次いで該要素を用いてラベルを前記キャリアから取出すことによって、ラベルを運ぶ必要がなくなり、ラベルが所望の位置において常に保持される。このことは、ラベルが途中で、たとえばキャリアからはずれて、皺が寄ったり、または折りたたまれたりすることなどによって変形する危険性がないことを意味する。好ましくは、保持手段は、切り離されたラベルを取り外し、それらを金型に随意的に移す搬送手段を、好ましくは同時に形成する。
【0007】
したがって、本発明に従う方法は、金型に配置されるラベルを、該ラベルが切断されるフィルムの厚さに関係なく、とりわけ迅速かつ簡単な方法で、特に正確に、製造することが可能であるという利点を与える。
【0008】
好適な実施の形態に関して、本発明に従う方法は、請求項2記載の特徴によって特徴付けられる。
【0009】
所望のラベルの外側輪郭に実質的に対応する外側輪郭を有する保持要素の使用は、とりわけ鋭利な切断が得られ、ラベルの損傷がさらに良好に防がれるように、所望のラベルの外側輪郭に沿ってラベル形成部を切離すことが可能である、という利点を与える。さらに、ラベルが取出されて、移されるときに、保持要素はラベルの外側輪郭に沿ってさらに延び、これによってラベルを適切に保護する。このことは、金型または転送装置におけるとりわけ正確なラベルの配置をさらに容易にする。
【0010】
保持要素は、該要素上でラベルがわずかに伸ばされ、少なくとも緊張させて、ラベルを保持する真空手段を好ましく備え、これによってラベルの変形は容易に防がれる。当然、ラベルは同様の他の手段、たとえば、静電気および粘着などによって、随意的にはそれらの組合わせて、保持され得る。
【0011】
好ましくは、ラベル形成部は、切離される前に、少なくとも特に保持要素によって捕捉される。さらにキャリアは、ラベル形成部を、たとえば真空手段によって少なくとも一時的に保持するように、構成可能である。
【0012】
より詳細には、本発明に従う方法は、請求項10記載の特徴によってさらに特徴付けられる。
【0013】
そのような方法によって、ラベルは、ラベルを金型内に配置可能な挿入装置に移されるが、該挿入装置は、たとえば周知の種類のものであってよい。
【0014】
同様の発明の概念の他の実施の形態において、本発明に従う方法は請求項11記載の特徴によって特徴付けられる。
【0015】
そのような方法において、前記または各ラベルは、打抜きパンチおよび相補な打抜き口によって打抜かれることによってフィルムウェブから取出される。ラベルが打抜き口を介して保持要素に対して押圧されるので、打抜き力は、打抜きパンチではなくて、打抜き口によって吸収される。結果として、保持要素は、可動アームに少なくとも配置されて、よりいっそう容易にロボットの一部を形成することが可能である。
【0016】
それから、好都合な実施の形態において、保持要素は、可動アームを用いてラベルとともに打抜き口から移動され、金型に移されて、ラベルは金型内に配置される。このことは、ラベルの中間転送が必要ないことを意味する。これによって、ラベルを形成し、配置するために要する時間はかなり短縮されるので、ラベルを施された製品の製造所要時間がかなり短縮される。さらに、上述した好都合な実施の形態において、打抜き口の少なくとも周辺で打抜き力がキャリアによって吸収される場合、保持手段と、保持手段を担持する手段とは、比較的簡易な設計で製造可能であるので、高い加速および高い減速に耐えることが可能である。結果として、保持手段はより迅速に配置可能である。
【0017】
保持手段、とりわけ、真空カップなどの、ピックアップ手段は、ラベルの打抜き前に、フィルムストリップに、特にその前記または各ラベル形成部に対して、好ましくは保持される。それから、打抜き前に、ラベルは保持手段によって既に係止されていることが好ましい。その結果として、ラベルは、金型に移される位置において緊張状態で保持可能である。さらに、保持手段は、必要な範囲において、わずかに弾性を好ましくは有する、またはわずかに弾性を有するように保たれる設計であり、許容されない高圧力が保持手段に及ぼされることなく、その後の打抜き動作が簡易に行われる。
【0018】
本発明は、金型内ラベリングを行う金型内にラベルを配置する方法にさらに関し、請求項17に従う特徴によって特徴付けられる。
【0019】
そのような方法において、とりわけ正確かつ迅速な方法において、ラベルは金型内ラベリングのための金型内に配置可能であり、金型内ラベリング製品の製造所要時間は短縮され、これは経済的利点である。さらにそのような方法において、特に薄膜フィルムがラベルの製造に使用可能であるが、これによって材料および費用が節約される。さらにこれによって、廃棄物の削減を達成する。また結果として、形成される製品はラベルによる影響を実質的に受けない。
【0020】
本発明に従う方法は、30マイクロメートル未満、より詳細には、20マイクロメートル未満、好適には15マイクロメートル未満の厚みを有するラベルに用いられるのが好ましい。本発明に従う方法において、たとえば、10マイクロメートル以下の厚みを有する平らなフィルム、または少なくともラベルが使用可能である。ラベルが製造されるフィルムの厚みがより薄いことは、製品に必要な材料がより少ないという点において、さらにラベルがより軽量である上に、より多くのラベル、または少なくともフィルムが比較的限られたスペースに保管できるという点において、都合が良いということが明らかであろう。そのような方法のさらなる利点は、フィルムの印刷のために様々な技法、たとえば平版および掘り込み技法、印刷技法などを用いることが可能であるということである。これによって、非常に自由なラベルのデザインが可能になる。
【0021】
そのような方法においては、射出成形金型のキャビティで製品が製造されるが、製品の少なくとも一部は、押出し方向において移動可能であり、境界を規定し製品を形成する部分によって規定される。製品の押出し中、これらの境界規定部は、少なくとも部分的に当該キャビティの外側に移動され、当該部分は少なくとも実質的に型を閉じるように係合し続け、したがって押出し移動の少なくとも一部の間において、該製品を同じ位置に保持し続ける。さらに、前記または各境界規定部は係合部を含み、該係合部は、係合部が製品を保持するように、2つの製品部分の間で押出し方向において包囲され、または型を閉じるように押出し方向において製品部分を包囲する。製品が、押出し方向において予め選択された距離を、それぞれのキャビティの外側全体または一部を越えて移動したときだけ、係合部が互いに、および/またはキャビティに関して移動するので、製品は係合部から外れ、製品を運び去ることが可能である。そのような目的のために、重力を使用することは可能であるが、製品全体が係合部から外れる前には、取外し装置によって係合されることが好ましい。
【0022】
さらなる好都合な実施の形態において、本発明に従う方法は、請求項23記載の特徴によって特徴付けられる。
【0023】
そのような方法において、取外し装置を用いる製品の係合とほぼ同時に、たとえばコア部、またはラベルなどの挿入物が、金型の反対側の閉鎖部上、または少なくとも閉鎖部に配置され、金型の閉鎖時に、それぞれの挿入物が反対側のキャビティに移動し、少なくともキャビティの一部を規定する。射出成形の間、それぞれの挿入物は、製品中に好ましくは固定的に組み込まれ、製品と共に押出される。このような方法は、挿入物が製品の取出し時に速やかに配置され、製造所要時間を短縮することを可能にする。
【0024】
製品の開口部などにおいて係合する係合手段を備えることによって、完成した製品において、押出し手段が係合された場所がいっそう良好にカモフラージュされるという利点が達成される。さらにこのことは、それぞれの製品を型を閉じるようにとりわけ簡単な方法によって包囲することと、それを制御された方法によって移動することとを可能にし、さらに係合手段は、さらにスライドすること、またはコア部を移動させることなどを必要とすることなく、所望のアンダーカットを形成することを可能にする。結果として、このような方法で用いられる金型は、よりいっそう簡略化される。
【0025】
このような方法において、前記または各可動境界規定部は、押出し方向の後方に配置される製品の側部と係合する手段をさらに備え、簡単な方法で、比較的大きな表面が使用可能である点において、よりいっそう都合のよい圧力分布が得られる。とりわけそのような後方部分は、たとえば、各製品の全長手方向の壁に沿って、係合することが可能である。したがって、押出し手段による製品の外側の損傷の発生がさらに良好に防がれる。
【0026】
本発明は金型中に配置されるラベルを製造する装置に関し、請求項27記載の特徴によって特徴付けられる。
【0027】
本発明に従う装置は、とりわけ簡略かつ正確な方法で、ラベルが、製造可能かつ金型に移動可能であり、一方ではラベルのいかなる損傷もその他の変形も簡易に防ぐという利点を与える。ラベルは、切断の間およびその後に、保持手段によって、ラベルが金型に導入される位置に連続的に保持されるとき、本発明に従う装置は、周囲の条件とは実質的に無関係に使用可能であるという利点を与える。ラベルは、たとえば抜き勾配、望ましくない相対湿度、静電気または磁荷などによる影響を受け得ない。このことは、この装置の周囲に、少なくとも転送装置の周囲に、特別な測定器具を配置する必要がないというという利点を与える。
【0028】
さらに詳細には、本発明に従う装置は、請求項30記載の特徴によって特徴付けられる。
【0029】
そのような実施の形態において、前記または各ラベルはフィルムウェブまたはストリップから切出され、打抜き口を用いる間に射出成形金型などの金型内への配置のために、保持手段に移される。そのような目的のために、保持手段、とりわけそのピックアップ手段は、打抜き口内へ少なくとも部分的に、フィルムストリップに近接するまたは反対側の点に、打抜きパンチから離間した側に移動可能である。このような構造の結果として、保持手段に打抜きの間に及ぼされる望ましくない高圧が防がれる。また、前記または各ラベルへの損傷がさらに良好に防がれる。
【0030】
打抜き口および打抜きパンチは、第1および第2打抜き板をそれぞれ含み、または、比較的交換が容易な同様のもの、たとえば、比較的薄い金属板によって形成される。そのような目的のために、前記打抜き板は、クランプ板、スライド手段、またはねじ手段などを用いて、キャリアおよび、さらなるパンチにそれぞれ固定可能である。このような打抜き板は、磨耗した場合、容易に取外して、研磨片に交換可能であり、取り外された板は、再利用のために研磨可能であり、または処分可能である。したがって、打抜き手段を狂いなく保つために要する時間はさらに少なく、その上、打抜き手段はラベルの新規の形に容易に適合させることがさらに可能である。
【0031】
さらに詳細には、本発明に従う装置は、請求項36記載の特徴によって特徴付けられる。
【0032】
フィルムからラベルを切り出すための打抜きパンチ、または切断手段の使用は、ラベルが一回の動作で切り離し可能であるという利点を与える。ラベルがキャリアと保持手段との間に固定されているので、したがって、たとえば前記型が最適な鋭利さを既に失っている場合に、ラベルがそのような型によって損傷を受けることを、簡単な方法で防ぐ。
【0033】
さらなる都合のよい実施の形態において、本発明に従う装置は、請求項37記載の特徴によってさらに特徴付けられる。
【0034】
保持手段を用いて金型中にラベルを直接配置することは、中間転送を行うことなく、より速やかな配置が可能であり、製造所要時間をより短くすることが可能になるという利点を与える。とりわけ、打抜き力が打抜きパンチおよび打抜き口、または少なくともその切断部によって、実質的に吸収される場合にも、したがって実質的には保持手段によって吸収されない場合にも、上述の利点を与える。実際に、結果として、保持手段およびその動作のための動作手段は、比較的軽量な設計とすることが可能であるので、それらに作用する運動力は、減少する。さらに、その結果の一部として、より高い加速およびより高い減速が可能であるので、製造所要時間をよりいっそう短縮することが可能である。
【0035】
本発明は、請求項41記載の特徴によって特徴付けられる射出成形金型にさらに関する。
【0036】
押出し手段として移動可能に配置され、その可動部には、キャビティ内で形成される製品が係合可能、または少なくとも押出し移動の間、保持可能な手段が備えられる少なくとも1つの部分であって、各キャビティの境界を少なくとも部分的に定める、すなわち、製品を形成する、少なくとも1つの部分の使用によって、操作され、制御されるように、製品がキャビティの外側に移動され、取外し装置に移され、または各キャビティの外側に放出されることが可能であるという利点が達成される。結果として、製品の位置は、押出し中いつでも正確に定められ、金型の形成部分が押出し圧を伝達するので、製品の損傷が容易に防がれる。とりわけ、取出される製品を予め選択された位置においてさらなる処理装置へ移そうとする、取外し装置が用いられるとき、本発明に従う金型は特に都合が良い。なぜなら、押出し中、望ましくない位置の変化が起こらないからである。このことは、原則的には点検を必要とすることなく、さらなる処理のために製品が迅速かつ均一に製造されることを意味している。ここで係合部は、押出し方向に見て製品の後ろ側から少なくとも実質的に離れて係合する。
【0037】
本発明に従う金型において、射出成形の間キャビティの境界を少なくとも部分的に規定する移動可能に配置された部分は、該製品のアンダーカットを含むこと、および/または製品にアンダーカットを規定することが可能であるので、キャビティは、何も存在しない空洞ではなく、少なくとも不完全な空洞である。実際に、各境界規定部は押出し手段として用いられているので、たとえば各境界規定部は、押出し方向に対して実質的に直角の方向に相互に離れるように移動することによって、または製品を各境界規定部から、押出し方向と所定の角度なす方向に移動させることによって、各境界規定部はキャビティの中から外へ移動して製品を放出することが可能である。後者の実施の形態において、製品は、たとえば、押出し方向に直角に移動可能である。したがって、比較的簡単な金型によって、離脱不可能な、または少なくとも離脱し難い射出成形製品を可能にし、とりわけ自由度が大きい設計が達成される。
【0038】
上述した方法において、金型中でラベルが施される製品の製造のための、そのような金型の使用において、ラベル、または少なくとも刻印は、押出し中に損傷を受けないというさらなる利点が達成される。
【0039】
本発明は、射出成形によって製造される製品にさらに関しており、請求項45記載の特徴によって特徴付けられる。
【0040】
そのような製品は、ラベルによって好ましい外見を有し、その上、たとえば、製品情報、および認識手段などが製品と一体化して形成され、その上さらに、特に薄いラベルが用いられた場合には、ラベル付けされた壁の特性はラベルによる影響を実質的に受けないという利点を与える。
【0041】
本発明に従う方法および装置のさらなる都合の良い実施の形態は、従属請求項に記載される。
【0042】
本発明を明瞭化するために、本発明の装置および方法の模範的な実施の形態を図表を参照して以下に説明する。
【0043】
本明細書において、同一または対応する部分には、同一または対応する参照符号を付す。
【0044】
図1は、フィルムウェブ4からラベル2を形成する形成装置1を示す。形成装置1は平坦なテーブルなどの搬送手段6を含み、該搬送手段上で、フィルムウェブ4が供給手段8によってフィルムロール10から供給される。搬送手段6の反対側で、フィルムウェブ、または少なくともフィルムウェブの残余の部分が、目的に適合するフィルム排出手段12によって排出可能である。搬送手段6から離間したフィルムウェブ4の側方には、保持手段14が備えられ、該保持手段は以下に詳細に示すように移動可能に設けられる。図5において、保持手段14は使用時にフィルムウェブ4に近接する閉鎖部側16からの斜視図で示される。保持手段14にはピックアップ手段18が備えられ、図示される実施の形態において、真空手段として備えられる。ピックアップ手段18は、複数の真空カップ20を含み、該真空カップは、圧力面16に近接する側に開口されており、真空管22を介して真空ポンプ24に接続されており、図1に概略的に示される。圧力面16には、形成されるべきラベル2の外側輪郭26が示される。真空カップ20は、少なくともこの外側輪郭26の内縁に沿って、実質的に連続して設けられる。真空カップ20は、図5において破線で示されるように、外側輪郭26内の残余の表面に設けられてもよい。多孔板、通気性隔膜などの形をとって、他の種類の真空手段が設けられることも可能であることは明白である。外側輪郭26は、圧力面16における平坦な延長部であってもよいが、溝または隆起の形をとって設計されてもいてもよい。
【0045】
搬送手段6には切断手段28が含まれており、該切断手段28は動作手段30、特にシリンダ/ピストンアセンブリ32によって移動可能である。ポンプ34によって圧力媒体がピストン/シリンダアセンブリ32に導入され、搬送手段6の表面から突出する切断刃36を有するように、切断手段28を移動可能にする。切断手段28は、ラベル2の外側輪郭26と同一形状を有することが好ましい。
【0046】
本発明の形成装置1は、以下のように用いられる。
好適には厚みの小さい、たとえば30マイクロメートル未満の厚みを有するフィルムウェブ4は、搬送手段6の表面上方の位置を、切断手段28が該表面下方に引込まれた状態で通過する。保持手段14は、保持手段14の圧力面16を介して、表面38から離間したフィルムウェブ4の側方に対して設けられ、随意に、保持手段14が押圧されてもよい。次に真空ポンプ24によって、真空カップ20、または少なくともピックアップ手段18において、減圧が行われ、搬送手段6と保持手段14との間に囲まれたフィルムがピックアップ手段18によって、少なくとも外側輪郭26の内周に沿って吸着される。その後、動作手段30によって、切断手段28は保持手段14の方向に押込まれ、切断刃36が外側輪郭26に対して押圧され、これによって外側輪郭26内のラベル2を切断し、フィルムウェブ4から切離す。保持手段14は搬送手段6から、ラベル2がピックアップ手段18によって平坦な状態に維持されて移動する。搬送手段6および/または保持手段14において、真空カップ20または他の保持手段が、切断の間、残留材料56を保持するために、ラベル2の外側輪郭26の外側に設けられてもよい(図4)。次にラベル2は保持手段14によって、特に図2および図3に示されるように射出成形金型40に移される。
【0047】
射出成形金型40は、キャビティ44を備える第1閉鎖部42と、第1閉鎖部42に面する側に滑らかな平坦面48を備える第2閉鎖部46とを含む。射出成形金型が閉じた位置でキャビティ44に合成樹脂を射出する供給手段50は、キャビティ44と適切な位置で連結され、供給手段自体は周知である。
【0048】
ラベル2を収容した保持手段14は、第2閉鎖部46の滑らかな面48に面するラベル2とともに、金型40の移動して離間した閉鎖部42,46の間に移動する。その後ラベル2は滑らかな面48に押圧され、減圧および/または静電気などによって面48に吸着する。ラベル2が面48に十分強く固定されると、真空手段22,24は真空カップ20内の圧力が上昇するように制御され、ラベル2はピックアップ手段18によって引離される。保持手段14は金型部分42,46の間から移動可能となり、ラベル2は第2閉鎖部に強く吸着したままである。その後、図3に示されるように金型40は閉じられる。合成樹脂がキャビティ44に供給手段50によって、第2閉鎖部46から離間したラベル2の側に導入される。合成樹脂とラベル2との間で、少なくとも部分的な溶融が発生し、分離不可能な接合を生成することが好ましい。図3に示される実施の形態において、ラベル2は金型のキャビティ44の壁面54に接触しないで位置付けられる。しかしながら金型40を、たとえばラベル2の外周縁の部分が金型部分42,46の間に固定されるようにしてもよい。またラベル2は金型のキャビティ44の壁面54から大きく離れて設けられてもよい。
【0049】
フィルムウェブ4はラベル2の形成前に印刷されていることが好ましい。フィルムウェブはたとえば、印刷された状態でフィルムロール10を形成するために巻上げられ、該ロールから供給されることも可能である。図示される実施の形態において、たとえばフィルムウェブ4は切断の間、搬送手段6に面する側に印刷される。つまり、金型内において、加熱された合成樹脂はラベル2の印刷されていない側に吹きつけられることを意味する。しかしながら、ラベル2の反対側を印刷することも可能であり、ラベル2の両側が印刷デザインから成ることも可能である。
【0050】
図4は、輪郭26に沿って切離されたラベル2を有するフィルムウェブ4を示す平面図である。保持手段14の外周は、フィルムウェブ4上で破線で示される。上述のように、輪郭26は切断手段28の切断刃36に対応することが理解できる。搬送方向に見て前方位置には、ラベル2が取外された後のフィルムウェブ4の残留材料56がある。図4において大文字のTが印刷によって描かれる。ここで、いかなる印刷形式が可能であることは明白である。
【0051】
本発明の装置および方法は、特に、非常に薄いフィルムをラベル形成のために用いることができるという利点を与える。したがって、たとえば30,20または15マイクロメートルの厚みを有するフィルムウェブからラベルを切断することが可能である。さらに厚み10マイクロメートル以下のラベルを切断することも可能である。実際、保持手段14、特にピックアップ手段18によって、フィルムウェブ4は、ラベル2が切離され、または打抜かれるとき、緊張状態にされ、ラベルへの損傷が容易に防がれる。薄いラベルは、良質な印刷およびデザインが得られるにもかかわらず、少量の材料しか必要とせず、少量の廃材しか出さず、占有容積も小さく、完成品への影響が少ない、といった利点を有する。さらにこのようなフィルムウェブは、保管および搬送を容易にする。
【0052】
図6は、キャビティ44を有する金型40の一部を閉じた状態で示す側方断面図である。金型40は基部としての第1部分42と、閉鎖部として機能する第2部分46とを含む。閉鎖部46において、キャビティ44で終端する供給チャネル56が設けられ、たとえばホットランナー(図示せず)、供給チャネル56を介して、合成樹脂がキャビティに射出装置(図示せず)から導入されることが可能である。第1部分42は、閉鎖部46の反対側であるキャビティ44の底面58を含み、少なくとも規定する。
【0053】
図6〜図8に示される側面図において、キャビティ44は両側で、以下に説明される、押出し手段62の一部を形成する境界規定部60によって境界が規定される。各境界規定部60から係合部64が、部分的に形成する部分として、キャビティ44内に延びる。図6〜図8に示される実施の形態において、押出し方向に対応する金型の開閉方向Tに、各係合部64の前後で、キャビティ44の部分66が以下の記載に基づいて取り囲まれる。各境界規定部は、閉鎖部42における空間70を通って延びる押出しロッド68上に設けられる、すなわち押出しロッド68の端部を形成する。押出しロッド68は幅D1を有し、幅D1は空間70の幅D2より小さい。押出しロッド68は第1部分42の部分42Bに隣接し、押出し手段62の間に取り囲まれており、押出しロッド68の反対側では細長い空洞72があけられる。この空洞72は幅Fを有し、幅Fは幅D2とD1との差異に対応しており、少なくとも各係合部64の長さLに等しく、該空洞の上方でキャビティ44内に到達する。押出しロッド68によって、以下に示すように各境界規定部60はT方向に移動可能である。
【0054】
図6の示される金型の位置において、合成樹脂はキャビティ44に供給チャネル56を介して導入され、少なくともある程度までキャビティ44内で凝固することが可能である。係合部64によって、キャビティ44において形成される製品74は、離脱不可能である。
【0055】
製品74が十分凝固された後、閉鎖部46は第1部分42から移動され、押出し手段62は押出し方向Tに、少なくとも高さH以上、好適には高さ2H、または少なくともHと底部58と底部58に面する係合部64の側面との距離を加算した高さを移動され、境界規定部60は第1部分42の閉じ面48上方に移動される。これによって製品74は係合部64によってキャビティ44の外に運ばれ、製品74は過度に、好適には完全に閉じ面48上方に延びる。上述からわかるように、製品74は図6に示される位置から図7に示される位置に制御された方法で、係合部によって保持されて運ばれ、所望の位置が容易に維持される。係合部64および境界規定部60は、製品74の側面に、型を閉じるように隣接しており、僅かに押圧されていてもよい。
【0056】
その後、図8に示すように、取外し装置76が金型40の第1部分42と第2部分46との間に少なくとも境界規定部60の一方の後方の地点まで移動する。取外し装置76は製品74に面する側面に、第1真空ポンプ80によって制御可能である第1真空手段78を備える。製品74および/または第1真空手段78は、真空手段78が真空手段78に面する製品74の表面に接触するように制御され、製品74が第1真空手段78によって係合されるよう起動される。次に押出し手段62、または少なくとも製品74の両側の境界規定部60は、距離Fを越えて離間して移動され、押出しロッド68が、第1部分42の外側部分42Aに接触して位置するようになり、係合部64は製品74の外側に移動する。これによって係合部64によって形成されるような、製品74のアンダーカット82があく。製品74は第1真空手段76によって保持されるので、キャビティ44に再び落下することはない。続いて境界規定部60は、僅かにT2方向に、たとえば閉じ面48に近接する点まで移動し、製品74は取外し装置76によってK方向に隣接する境界規定部60を越えて、第1部分42と閉鎖部46との間から引離される。その後、境界規定部60は再び対向する境界規定部の方向に距離Fにわたって移動し、押出し手段62が図6に示される位置に戻ることが可能である。金型40は再び閉じられ、次の射出成形周期のために使用される。
【0057】
図示される実施の形態において、取外し装置76は第2真空手段18を第1真空手段78の反対側に備え、第2真空手段18は第2真空ポンプ24によって制御可能であり、第2真空手段18を用いてラベル2などの挿入物が閉鎖部46に対して備えられることが可能である。金型40が閉じられると、挿入物2などはキャビティ44に運ばれ、製品に組込まれることが可能である。挿入物を用いる場合、合成樹脂が開口部を介してキャビティ44に導入される、または供給チャネル56が挿入物から離れて終端し、たとえば第1部分42を介してキャビティ44に延びることが好ましい。このような実施の形態は当業者にとって自明である。
【0058】
取外し装置76を用いて、製品74は金型40の外側に移動され、たとえば他の処理手段に搬送されることが可能である。また、金型40の開閉方向がほぼ水平面、または少なくとも垂直を含む平面上に位置するとき、製品74は金型部分42,46の間から図8に示す位置において係合部64によって離脱されたとき、重力によって移動されてもよい。このように離脱不可能な製品も容易に製造可能であり、押出し手段による製品損傷も回避、または少なくとも目立たなくすることが可能である。実際、製造の間、係合部64はアンダーカット82に嵌りむ込むが、製品74が所望でない外見になるわけではない。このことは特に、少なくとも部分的に透明な製品が製造されるときに有益である。
【0059】
図9は、金型40、または少なくとも押出し手段62の他の実施の形態の一部を示す側方断面図であり、境界規定部60において2つの係合部64が相互に離間して備えられ、アンダーカット84が2つの係合部64の間で取り囲まれている。この実施の形態において、使用時、製品74は係合部64によって保持可能であり、キャビティ44の外側に、第1部分42に関して制御されて移動可能であり、少なくとも製品の一部は型を閉じるようにアンダーカット84において取り囲まれる。製品74は異なる境界規定部60を離間して移動させることによって取出され、製品74のアンダーカット84があく。
【0060】
図10は、押出し手段62を有する、たとえば図6〜図8に示されるキャビティ44を示す平面図である。実線で示されているのがキャビティ44であり、製品74を射出成形するために適する。下半分に破線で示されるのは、境界規定部60が平面図においてキャビティに対して、少なくとも対向する境界規定部60に対してどのように移動するかを概略的に示す。
【0061】
図10に示されるキャビティ44は、2つの射出成形されたヒンジ86、いわゆるリビングヒンジを備える製品74を製造することに適している。ヒンジ86は、キャビティ44の全幅にわたって、相互に平行に、かつ中心線Mに平行に延びる。平面図において実質的にU字状の2つの境界規定部60は、開口側が相互に対向して配置され、キャビティ44の外側の境界88を形成する。図10Aおよび図10Bは、押出しロッド68を備える境界規定部60の2つの断面を大略的に示し、図10Bは係合部64を明確に示す。本実施形態において、係合部64は、小さな高さおよび幅の突起によって形成され、各境界規定部60の支持面90の上方で延びる。支持面90は、金型が閉じられたとき、キャビティ44の底面58と面一とされるのが好ましく、その長手方向に対して直角をなす方向に、ヒンジ86の下方に延びる。したがって、ヒンジ線86の両側に延びる製品部分74A,74B,74C(その参照符は、図10において、各製品部分が製造されるであろうキャビティ44の部分に示される)は、支持面90によって支持される。このような支持は、移動中、特にこのようにして成形された製品の押出し中に、各部74A〜Cのヒンジ線86まわりの角変位と、製品の係合部64からの意図しない係合解除との可能性を容易に防ぐという利点を与える。これは、図10に示される本実施形態とは異なるが、特に、ヒンジ線86が中心線Mに対して直角に延びるとき、このような実施形態において、各部74A〜Cのうちのいずれか1つが角変位すると、各部が係合部64から引抜かれるという点で有利である。
【0062】
図11は、図9に示される境界規定部に相当する断面の境界規定部60を含む押出し手段62を備えるキャビティ44を斜視図で大略的に示す。しかしながら、本実施形態において、押出しロッド68は境界規定部60と同様の幅である。一点鎖線58Aは、押出し手段62が完全に引込まれたときのキャビティの底面58の位置を示す。この状態において、上面92は閉鎖面48と面一とされる。キャビティ44に近接する境界規定部60の側部には、連続的な溝94の形をとるアンダーカットが設けられ、該溝は境界規定部60の側部に隣接して開口する。溝94の上方および下方には、係合部64が設けられる。本実施形態において、製品を押出し方向Tに対して直角をなす方向Yに、溝94を通してスライドさせることによって、キャビティ44の両側に設けられる押出し手段62から取外すことができる。
【0063】
図12は、図10に従う金型の一部を斜視図で示し、底面58と面一な支持面90の上方に延びる係合部64を明確に示す。このような金型は、たとえば、国際特許公開公報WO97/20315号に記載されるように、コンパクトディスク用パッケージを製造するために利用可能である。このとき係合部64は、パッケージの側壁に溝孔を形成するので、対応する突起が壁の内側に得られ、該突起の下方には、たとえばコンパクトディスクに付属する小冊子などを挟むことができる。このようなコンパクトディスクパッケージの突起は、それ自体は周知である。本発明に従う方法を用いるこのようなパッケージの製造において、係合部を用いて、型を閉じるようにして係合する結果として、押出し時の損傷を防ぐことができるという利点が達成される。
【0064】
図13は、本発明に従う装置の一部を大略的に示し、本実施形態において、打抜き手段が用いられる。本図は、フィルムストリップまたはフィルムウェブ4からラベル2を形成する形成装置1を示す。形成装置1は、たとえば図1に示されるように、キャリア6、たとえばフィルムウェブ4が案内される平坦なテーブルを含む。キャリア6には、第1打抜き板5によって形成される打抜き口3が設けられ、第1打抜き板はキャリア6上にねじ17で螺着される。このことは図13Aにより詳細に示される。こうして第1打抜き板5は迅速に交換可能である。フィルムウェブ4の打抜き口3から離間する側には、たとえば油圧シリンダ15を用いて移動可能であり、第1打抜き板5を形状において相補な第2打抜き板9を有する打抜きパンチ7が配置される。図13Aからより明確なように、第2打抜き板9はパンチ7に螺着されて、容易に交換可能である。第1打抜き板5および第2打ち抜き板9は、相対的に薄く、容易に研磨することができる。打抜き口3は、形成されるべきラベル2の形状を有する。第2打抜き板9を備えるパンチ7をフィルムウェブ4を介して打抜き口3内に押し込むことによって、ラベル2がフィルムウェブ4から切離され、打抜き口3内に移動することは明確であろう。
【0065】
打抜き口3内に、保持手段14がロボットアーム11によって移動し、該ロボットアームはその一部だけが大略的に示されている。保持手段14は、一般的に、たとえば図1に示される保持手段14、および/または図8に示される転送装置76に相当する。ロボットアーム11によって、保持手段14は、図13に示される位置から図2または図8に示されるような位置(ここでは転送装置76がそのように示される)およびその逆に、移動可能である。ラベル2は、打抜き手段3,5,7,9で切出されるとき、保持手段14に対してパンチ7によって移動し、ピックアップ手段18によって捕捉される。このとき、ピックアップ手段18は、ラベル2が切離される前に、ラベル形成部を捕捉することが好ましく、これによってラベル2が金型30への移動中に変形することを防ぐことができる。この目的のために、保持手段14は、僅かに弾性を有して設計され、真空カップ20は僅かに弾性を有して設計され(図13Aに、カップ20の背後のハッチング20Aを通して大略的に示される)、あるいは保持手段14は変形可能にアーム11に接続される、もしくはその2つの組合せである。他の可撓性を持たせる解決手段も、もちろんあり得る。この可撓性によって、保持手段14に作用する力は、より一層低減される。たとえば、パンチ7は油圧シリンダ15を用いて駆動され、相対的に小さな、たとえば数ミリメートルから数センチメートルのストロークを行い、該ストロークは一方では第1および第2打抜き板5,9間でフィルム4を移動させ、他方でパンチ7を打抜き口3を介して、少なくとも打抜き口3内に移動させるのに充分である。したがって、上述の可撓性は小さくすることだけが必要とされる。
【0066】
パンチ7の周囲には、保持要素(図示せず)が設けられ、該保持要素は、フィルムウェブに対してパンチとともに移動可能であり、ラベルの打抜きおよび切断の直前および最中に、フィルムウェブをキャリア上に固定する。こうして、ラベルの変形がより一層防がれる。本発明に従う装置1によれば、特に薄いフィルム、たとえば15〜30μm以下のフィルムが切断可能であり、または穴あけ可能である。保持手段14は、本来、たとえば図8に示され、図8を参照して記載されるように、完成品と係合する手段とともに設けられる。もちろん、相当する方法で、異なる種類の切断工具またはパンチを備えて装置が形成されていてもよく、これによって保持手段14がラベルを取出す切断口または打抜き口内に、保持手段が切断力または打抜き力によって負荷されないで、移動可能である。第1および第2打抜き板5,9は、形成されるべきラベルの形状を実質的に規定する。したがって、装置は、打抜き板を交換することによって、異なる形状のラベルに容易に適合可能にされる。
【0067】
本発明は、何ら明細書および図面に示される実施形態に限定されない。その多くの変形例が請求項によって示される本発明の枠内であり得る。
【0068】
こうして、保持手段14は金型キャビティ内にラベルを配置するように構成可能であり、合成樹脂が、たとえば反対側から吹き付けられ、またはラベルを介して金型キャビティ内に導入される。前記または各金型キャビティは、複数の金型部分に分割されてもよい。また、1よりも多いラベルが配置可能である。保持手段が用いられるので、簡単な方法で、不規則な形状のラベルを切断することも可能であり、そのラベルにおいて、たとえば開口が同様に設けられてもよい。またキャリア手段とそれに対応するように適合する保持手段との適切な選択によって、たとえば単一湾曲または二重湾曲設計のラベルが切断され、該ラベルは、たとえば単一湾曲または二重湾曲設計であり、少なくとも金型内のこのような湾曲面に配置可能である。これは設計に特に大きな自由度を与える。さらに、ラベルが金型内に配置されようとする表面には、たとえばへこみまたは膨らみなどの凹凸を表面に得ようとするとき、ラベルを保持する真空手段などの保持手段が設けられ得る。真空カップは、その内部を減圧したときに、ラベルが僅かに伸ばされるように構成可能であるので、皺などがより一層防がれる。
【0069】
図示される本実施形態において、切断手段は、キャリア手段に含まれる。しかしながら、切断手段は、保持手段にも設けられ得ることは明確であろう。さらに、保持手段は、切断手段がその外周と協働することができるように形成可能である。また切断手段は、キャリア手段に対して保持手段およびフィルムウェブを押圧することによってラベルが切離されるように固定的に構成可能である。ラベル2は、その切離し直前にピックアップ手段によって捕捉されることが好ましいが、これは切離し中、またはまさに切離される時に行われてもよい。本発明に従う金型は、1個取りおよび多数個取り設計の両方から成っていてもよい。図示される本実施形態において、ラベルは保持手段で金型に直接的に搬送され、金型内に配置される。ラベルは、相当する真空手段などによってラベルが固定され、次いで金型内に配置される別の挿入装置に途中で移すことが可能であることも明確であろう。
【0070】
本発明に従う方法および装置によれば、様々な製品が形成され得る。こうして、ラベル、または少なくとも印刷物を、たとえば合成樹脂製箱、容器、消費者製品、車両部品、およびシート状部品などのパッケージに付すことができ、該印刷物は当該製品に固定的に結合される。本発明に従う方法は、一般的に射出成形製品にラベルを付けるために適用可能である。保持手段は、予め切断された複数のラベルを、たとえばスタックから取出し、それらを金型内に導入することもできるように、設計されることが好ましい。様々な種類および厚みのラベルを用いることができる。
【0071】
金型と、特に押出し手段とは、別個に設計可能であり、様々な手法で移動させることができる。案内路が設けられることが好ましく、該案内路において押出し手段が、たとえばカム要素などの案内要素を用いて予め選択された経路に沿って案内されるので、常に所望の制御された押出し移動が得られる。しかしながらこの制御された移動は、異なる手法で当業者にとって直ちに明確であろう変形例のために提供され得る。図面には、金型の部品の一方に組込まれる一方のキャビティが示されている。しかしながら、相当する方法で、複数の金型が形成され、該金型において、キャビティが別個の金型部分に分割され、さらに本発明に従う金型が多数個取り金型として設計可能であることは明確であろう。さらに本発明に従う金型においてもまた、スライドなどの他の移動部が使用可能である。図示される模範的な実施形態において、金型の閉鎖部は、平坦に設計されるが、たとえば初めに述べた箱状パッケージを形成するために、閉鎖部にもプロファイリングが設けられていてもよいことは明確であろう。また、第1部分におけるキャビティの底面には、必要なプロファイリングが設けられてもよい。さらに、押出し手段が閉鎖部に全体的に、または部分的に設けられてもよい。境界規定部がその上部において製品部分によって全体的に、または部分的に覆われ、たとえば傾斜した開口を形成するために、90°から逸脱する押出し方向と所定の角度をなす方向に引離されてもよい。
【0072】
これらおよび多くの変形例が請求項によって示される本発明の範疇にあることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ラベル形成装置を概略的に示す側方断面図である。
【図2】
ラベルの位置付けの間、開かれた金型を概略的に示す側方断面図である。
【図3】
図2に従った金型を概略的に示す側方断面図である。
【図4】
本発明の方法および装置において用いられる、ラベルを有するフィルムウェブを示す平面図である。
【図5】
本発明の保持手段を概略的に示す斜視図である。
【図6】
本発明の金型の一部を概略的に示す側方断面図である。
【図7】
図6に従った金型を、部分的に突出された製品を有する開かれた状態で示す図である。
【図8】
取外し装置を有する、開かれた位置での図6および図7に従った金型を示す図である。
【図9】
本発明に従った金型の他の実施の形態の一部を示す側方断面図である。
【図10】
図6〜図8に従った金型の押出し手段を有するキャビティを概略的に示す平面図であり、図10Aおよび図10Bは、図10に従った金型の一部の断面を示す図である。
【図11】
第2の実施の形態における、押出し手段を有するキャビティの一部を示す斜視図である。
【図12】
第3の実施の形態における、押出し手段を有するキャビティの一部を示す斜視図である。
【図13】
他の実施の形態における本発明に従った装置を概略的に示す部分断面図であり、図13Aはパンチおよび打抜き口を有する図13に従った装置の一部を拡大して示す図である。
Claims (45)
- 金型、特に射出成形金型内に配置するラベルの製造方法であって、フィルムのストリップが供給されて、少なくともその第1の側部の一部だけで支持キャリア上に配置され、その後保持要素がキャリアによって支持されるフィルムウェブの一部の、キャリアから離間した第2の側部に当てられ、特に第2の側部上に僅かに押圧されて、キャリアと保持要素との間の取り囲まれたフィルムウェブの一部が切離され、ラベルと称されるべき該取り囲まれた部分が保持要素によって捕捉され、キャリアから取出されることを特徴とするラベルの製造方法。
- 所望のラベルの外側輪郭に実質的に対応する外側輪郭を有する保持要素が用いられ、ラベル形成部が該外側輪郭に沿って切離されることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 取り囲まれたラベル形成部は、少なくとも保持要素上に設けられる真空手段を用いて捕捉されることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
- ラベル形成部は、保持要素の外側輪郭に沿って延びる、少なくとも真空手段を用いて捕捉され、ラベル形成部が保持要素上で緊張され、または少なくとも緊張状態が保持されることを特徴とする請求項3記載の方法。
- ラベル形成部は、保持要素および/またはラベル形成部の静電気を用いて捕捉されることを特徴とする先行する請求項のうちのいずれか1つに記載の方法。
- ラベル形成部は、ラベル形成部と保持要素との間の粘着を用いて捕捉されることを特徴とする先行する請求項のうちのいずれか1つに記載の方法。
- ラベル形成部は、その切離し前に捕捉されることを特徴とする先行する請求項のうちのいずれか1つに記載の方法。
- 切離し前のラベル形成部は、キャリアによって捕捉されることを特徴とする請求項7記載の方法。
- 切離し前のラベル形成部は、保持要素によって捕捉されることを特徴とする請求項7または8記載の方法。
- ラベルは、保持要素から、ラベルを金型内に配置する挿入装置に移され、ラベルが挿入装置によってほぼ同じ位置に運ばれることを特徴とする先行する請求項のうちのいずれか1つに記載の方法。
- 金型、特に射出成形金型内に配置するラベルの製造方法であって、フィルムのストリップが供給されて、少なくともその第1の側部の一部に対して、支持キャリア上に配置され、これによって、打抜き口上に横たわり、ストリップに隣接する保持要素が打抜き口にもたらされ、または少なくとも打抜き口に隣接させ、ラベルと称されるべき打抜き口上に横たわる部分が打抜きパンチによって、保持要素の方向に切出され、これによって金型に移すために、捕捉されて取出されることを特徴とするラベルの製造方法。
- 打抜き中、打抜き力がキャリアによって実質的に吸収され、保持要素が実質的に負荷されないことを特徴とする請求項11記載の方法。
- キャリア上には、打抜き口を取り囲み、または形成する第1打抜き板が固定され、打抜きパンチ上には、相補な第2打抜き板が固定されることを特徴とする請求項11または12記載の方法。
- フィルムウェブは、ラベルの形成前に印刷されることを特徴とする先行する請求項のうちのいずれか1つに記載の方法。
- 印刷は、フィルムウェブの第2の側部に設けられることを特徴とする請求項14記載の方法。
- ラベル、または少なくともラベル形成部は、好ましくは、ラベル形成部が保持要素によって捕捉されている間、またはその直前に、少なくとも保持要素上で僅かに伸ばされることを特徴とする先行する請求項のうちのいずれか1つに記載の方法。
- 射出成形製品に金型内ラベリングを行う金型内にラベルを配置する方法において、配置されるべき前記または各ラベルは、先行する請求項のうちのいずれか1つに記載の方法で製造され、次いで金型内に少なくとも1つの壁部に対して配置され、好ましくは減圧、粘着または静電気によって壁部に固定されることを特徴とする方法。
- ラベルは、30マイクロメートル未満、特に20マイクロメートル未満、好ましくは15マイクロメートル未満の厚みを有するフィルムウェブから製造されることを特徴とする先行する請求項のうちのいずれか1つに記載の方法。
- ラベルは、厚み10マイクロメートル未満のフィルムウェブから製造されることを特徴とする請求項18記載の方法。
- 金型のキャビティ内で製品が射出成形され、キャビティの少なくとも一部が押出し方向に移動するように構成された境界規定部によって規定され、前記または各境界規定部が少なくとも1つの係合部を含み、該係合部は、押出し方向から見て、各係合部の両側に、製品の一部、または少なくともキャビティの製品空間の一部が固定される射出成形方法であって、
(a)キャビティを充填し、
(b)閉鎖部を離すように移動させることによって、金型を開き、
(c)移動可能な境界規定部を押出し方向に移動させ、成形製品が係合部間に、または少なくとも係合部によって、保持されて、キャビティから少なくとも部分的に移動させ、
(d)係合部を移動させて、係合部から製品が取除かれることを特徴とする射出成形方法。 - ステップ(c)中またはその後、ステップ(d)の前または開始時において、製品が取外し装置に係合し、ステップ(d)の後製品が制御された方法で金型から取外されることを特徴とする請求項20記載の方法。
- 取外し装置を用いて、ステップ(d)の後の製品がまず押出し方向に僅かに移動し、次いで押出し方向に対して略直角をなす方向に運び去られることを特徴とする請求項21記載の方法。
- 取外し手段を用いて、少なくとも1つの挿入物が、好ましくは、製品の係合と略同時に、金型に、または少なくとも金型の閉鎖部上に配置されることを特徴とする請求項21または22記載の方法。
- 各キャビティ内の前記または各製品は、開口、または少なくとも製品の長手方向の壁のキャビティにおいて係合手段と係合され、移動可能な前記または各境界規定部が、押出し方向の後方に配置される製品の側部と係合し、改善された圧力分布を得るための手段を、さらに含むことを特徴とする請求項20〜23のうちのいずれか1つに記載の方法。
- 製品は少なくとも1つのヒンジを備えて射出成形され、少なくとも1つのヒンジの両側には、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つの係合手段が設けられることを特徴とする請求項20〜24のうちのいずれか1つに記載の方法。
- 境界規定部のうちの少なくとも一方は、押出し方向の後方に配置される側に少なくとも1つのヒンジに沿って延び、各ヒンジの両側に延びる製品部分は、各境界規定部によって、少なくとも製品の押出しの一部の間、支持されることを特徴とする請求項25記載の方法。
- 金型、特に射出成形金型内に配置するラベルの製造装置であって、
フィルムウェブのための供給手段と、
フィルムウェブが少なくとも部分的に支持されるキャリア手段と、
フィルムウェブのラベル形成部を切離す、または少なくとも打抜く、切断手段とを含み、
ラベルと称されるべきフィルムウェブのラベル形成部を保持するピックアップ手段を含む保持手段が設けられ、実質的に変形しないラベルが少なくとも保持手段を用いて、さらなるフィルムウェブから弛緩して取出し可能であることを特徴とするラベルの製造装置。 - 保持手段は、キャリアに対して少なくともラベル形成部を固定するように構成されることを特徴とする請求項27記載の装置。
- 切断手段は、保持手段に対して前記または各ラベルを切離し、または少なくとも打抜くように構成されることを特徴とする請求項28記載の装置。
- キャリア手段は、使用中にフィルムウェブによって覆われる少なくとも1つの打抜き口を含み、保持手段、または少なくともピックアップ手段は、打抜き口内に移動するように構成され、打抜き口においてラベルをフィルムウェブから打抜き、打抜かれたラベルを保持手段に対して移動させる打抜きパンチが設けられることを特徴とする請求項27記載の装置。
- 打抜き口が第1打抜き板によって形成され、または少なくとも取り囲まれ、打抜きパンチには相補な第2打抜き板が設けられ、該打抜き板は、他の第1および/または第2打抜き板と交換可能であることを特徴とする請求項27〜30のうちのいずれか1つに記載の装置。
- 第1および/または第2打抜き板は、着脱可能な狭持手段を用いて固定されることを特徴とする請求項31記載の装置。
- キャリアは完全な打抜き力を実質的に吸収するように構成されることを特徴とする請求項27〜32のうちのいずれか1つに記載の装置。
- ピックアップ手段は、保持手段の表面の周辺に少なくとも隣接する真空手段を含み、該保持手段は使用中にフィルムウェブに対して移動し、好ましくは実質的に表面全体に分布されることを特徴とする請求項27〜33のうちのいずれか1つに記載の装置。
- 保持手段は、使用中にラベルに対して保持される表面を含み、ラベルは使用中に該表面上で僅かに伸ばされ、切断手段は該表面の外側輪郭に沿ってラベルを切離すように構成されることを特徴とする請求項27または34記載の装置。
- 切断手段は、打抜きパンチまたは切断工具を含むことを特徴とする請求項27〜35のうちのいずれかに記載の装置。
- 保持手段は前記または各ラベルを金型内に直接配置するように構成されることを特徴とする請求項27〜36記載の装置。
- 取出されたラベルを保持手段から運ぶように構成された挿入装置が設けられ、ラベルが挿入装置を用いて開いた金型内に移すことが可能であることを特徴とする請求項27〜37のうちのいずれか1つに記載の装置。
- 少なくとも挿入装置にはラベルを運ぶための表面が設けられ、該表面は滑らかに仕上げられ、ラベルを僅かに伸ばした状態で捕捉して保持するホールディング手段が設けられ、該ホールディング手段は、ラベルを該表面から所定の距離をあけて固定されるように設計され、ラベルが保持されていない状態で、該表面と実質的に面一に配置されることを特徴とする請求項27〜39のうちのいずれか1つに記載の装置。
- 少なくとも1つのキャビティを含む金型、特に射出成形金型であって、各キャビティの境界を規定する少なくとも1つの部分は、キャビティ内で製造される製品の少なくとも1つの係合部によって係合し、金型が開くと、各キャビティの開口側の方向である押出し方向に、製品とともに少なくとも部分的に移動可能であり、移動中、各製品は、各境界規定部上、または少なくとも各境界規定部によって、保持可能であり、取外し装置に移すことが可能であり、または少なくともキャビティの外側に放出可能であることを特徴とする金型。
- 前記または各係合部は押出し方向に対して所定の角度、特に押出し移動の開始時において略90°の角度をなす方向に製品と係合するように設けられることを特徴とする請求項41記載の金型。
- 前記または各係合部は、製品のアンダーカットと、またはその後ろで係合するように構成されることを特徴とする請求項41または42記載の金型。
- 前記または各境界規定部は、案内手段に装着され、該案内手段は押出し方向への移動時において、移動の終了間近に係合部から製品の放出を引き受けることを特徴とする請求項41〜43のうちのいずれか1つに記載の金型。
- 金型内ラベリングによって施された印刷が付される射出成形製品において、金型内のラベルは30マイクロメートル未満、特に20マイクロメートル未満、とりわけ15マイクロメートル未満、好ましくは10マイクロメートル未満の厚みを有することを特徴とする射出成形製品。
- 製品は、大部分が透明であり、請求項41〜44のうちのいずれか1つに記載の金型で成形されることを特徴とする、特に請求項45に記載の射出成形製品。
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