JPH09507801A - ラベル挿入方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は挿入ラベルがプラスチツク加工機、とくに射出成形機または深絞り成形機の工具の型半体へ挿入可能である機械の工具上へ少なくとも１枚の挿入ラベルを供給するための方法に関する。この方法において挿入ラベルは本質的に打ち抜き板と切断工具からなる打ち抜き装置によつてラベルウエブ材料から打ち抜かれる。挿入ラベルは打ち抜き装置に属するキヤリヤにより機械の工具に搬送されかつそれへの挿入のために放出される。これまで大きな問題は挿入ラベルが折り目なしに十分に精密な方法において位置決めされる方法においてかかる搬送を実施することにあつた。この問題は打ち抜き作業後挿入ラベルが打ち抜き方向を横断する方向に実質上動くことができかつ担体として形成される打ち抜き板により保持されかつプラスチツク加工機の工具へ搬送されることにより克服される。そのうえ、本発明はその方法を実施するための装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 ラベル挿入方法および装置 〔発明の技術分野〕 本発明は、挿入ラベルがプラスチツク加工機、とくに射出成形機または深絞り 成形機の工具の型半体へ挿入可能であり、かつ挿入ラベルが本質的に打ち抜き板 と切断工具からなる打ち抜き装置によつてラベルウエブ材料から打ち抜かれ、そ して打ち抜き装置に属するキヤリヤにより機械の工具に搬送されかつそれへの挿 入のために放出される、機械の工具上へ少なくとも１枚の挿入ラベルを供給する ための方法に関する。そのうえ、本発明は、とくに該方法を実施するための、挿 入装置に関する。 〔従来の技術〕 ヨーロツパ特許ＥＰ−Ａ−０２４９３６３は射出成形機上に挿入ラベルを供給 するための方法および装置を開示している。この刊行物に記載されるように、ラ ベルウエブ材料は供給リールにより巻回されかつ打ち抜きプレスの切断工具上に 案内され、そして凝着性の残りの打ち抜き材料が他のリールによつて巻き上げら れる。打ち抜き板はその上に軸線のまわりに枢動可能に支持される延長アームを 取り付けた。打ち抜き板が切断工具上でプレスされかつ挿入ラベルがウエブ材料 から打ち抜かれた後、切断工具はその打ち抜き位置から搬送位置に動かされる。 搬送位置において挿入ラベルは吸い込み装置を備えたキヤリヤにより受容されか つ射出成形機の工具の両方の開放型半体間の開放空間に挿入されそして型キヤビ テイへ放出される。その方法および装置は打ち抜き過程直後に挿入ラベルが切断 工具の切断刃上にまたは間にありかつ挿入ラベルがそれにより搬送位置において 比較的漠然とした位置を取るという欠点を有する。 これは切断工具の切断ブレードがそれらの基部よりそれらの切断刃上で小さい という事実により、その結果挿入ラベルは切断工具上に決して平らに横たわらな い。したがつて、挿入ラベルはキヤリヤの吸い込み手段によつて均一な方法にお いて搬送位置に吸い込まれず、それは多分折り目の形成および挿入ラベルの不正 確な位置決めを導く。ここで留意されるべきことは、プラスチツク容器が型キヤ ビテイに挿入される挿入ラベルを使用して作られるとき型キヤビテイ内に最高の 精度で挿入ラベルを導入することが重要であるということである。これは挿入ラ ベルが位置的精度でかつ折り目なしに始めから正しく送給されねばならない作用 を有する。 〔発明の開示〕 それゆえ本発明の目的は、挿入ラベルが最高の精度でかつ折り目なしに機械の 工具部分へ供給され得る、プラスチツク加工機上へ挿入ラベルを供給するための 方法を実行することにある。本発明の他の目的はかかる目的のための挿入装置を 提供することである。 その方法において、この目的は本発明によれば、打ち抜き過程後挿入ラベルが 打ち抜き方向を横断する方向に実質上動くことができかつキヤリヤとして形成さ れる打ち抜き板により保持されかつプラスチツク加工機の工具へ搬送されること により達成される。折り目なしに切断工具からの挿入ラベルの位置的に正確な除 去はキヤリヤとして通常大きな表面および平らな打ち抜き板を使用することによ り可能であり、その結果挿入ラベルは対応して精確な方法において射出成形機の 工具に供給され得る。そのうえ、この発明は従来技術と比較して切断工具が今や 追加の打ち抜き板を使用することによりさらに他の打ち抜き作業を実施すること ができ、その結果、とくに射出成形機において、複数のプラスチツク加工機の同 時供給が可能である。 挿入ラベルは打ち抜き作業および射出成形機の工具への搬送の間中挿入ラベル が打ち抜き板上に緊密に吸い込まれることにより最も簡単な方法において打ち抜 き板上に保持され得る。プラスチツク加工機の工具の区域への搬送はその場合に 吸い込みを単に停止することだけで実施され得る。 三次元型キヤビテイへ嵌合精度で通常平らな打ち抜き板から挿入ラベルを挿入 するために、プラスチツク加工機の工具上の挿入ラベルは各挿入ラベルを型半体 に挿入しかつそれらを型半体に放出する挿入ユニツトへ伝送される。 もしも他の実施例において挿入ラベルが打ち抜き板から搬送ユニツトへ放出さ れかつ挿入ユニツト上に送給されるならば、それは打ち抜き板が挿入ラベルを搬 送するための直線運動を実施するとき十分である。ほとんどの時間他の平面にお いてかつ他の角度において行われる挿入ユニツトへの搬送はその場合に対応して 構成された搬送ユニツトにより好都合に実施され得る。 とくに筒状または截頭円錐容器の製造により、挿入ラベルは挿入ユニツトへ搬 送ユニツトにより接線方向に動かされ得る。この方法の結果として、挿入ユニツ トの回転または直線運動によって形状に関して精度をもつて挿入ラベルを堆積す ることができる。 さらに本方法は同時に複数の挿入ラベルの打ち抜きおよびプラスチツク加工機 の工具への打ち抜き板からのそれらの搬送および工具への挿入のためにそれらの 放出を可能にする。本発明の方法によれば、また、とくに射出成形機の、縦に連 結した工具に、同時に対応する多数の挿入ラベルを供給することができる。 そのうえ、本発明は、実質上打ち抜き板と切断工具からなりかつラベルウエブ 材料から挿入ラベルを打ち抜くのに使用される打ち抜き装置、および該打ち抜き 装置に割り当てられかつ挿入ラベルを機械の工具へ搬送しかつ挿入ラベルをそれ への挿入のために放出するキヤリヤからなる、プラスチツク加工機、とくに射出 成形機または深絞り機の工具の型半体へ挿入され得る少なくとも１つの挿入ラベ ルを供給するための装置に関する。該装置はキヤリヤが打ち抜き方向を横切る方 向に動き得るように配置されかつ挿入ラベルを保持するための保持ユニツトを備 える打ち抜き板によつて形成されることによりとくに特徴付けられる。平らな方 法で位置決めされる挿入ラベルを搬送することができない従来技術に対して、挿 入ラベルはこの装置によつて高精度でプラスチツク加工機の工具へ導入されるよ うに位置決めされ得る。 それはここでは打ち抜き板が打ち抜き装置と射出成形工具の工具の近傍の放出 位置との間で前後動され得るスライド上に配置されるとき好都合である。種々の 大きさの挿入ラベルが要求されるならば、挿入装置のスライドが打ち抜き板を交 換するだけでかなりの努力なしに改装され得る。 スライドのとくに簡単な案内手段は該手段が実質上平行である少なくとも２本 の案内バー上で動くように案内されることにより達成され得る。 案内バーは各々空間内でスライドを動かすための所望の通路を予め決定するこ とができる。スライドは、とくに、非常に低い摩擦において、転動要素ガイドに よつて、案内バー上に案内され得る。 スライドのとくに急激な移動かつしたがつて比較的短い時間内の挿入ラベルの アプローチはスライドが高速駆動装置、とくに帯型シリンダ駆動装置またはサー ボ駆動装置により可動であることにより達成される。かかる駆動装置は切断工具 および射出成形機の工具の通常の距離において１秒の何分の１かで挿入ラベルの 送給を可能にする。 打ち抜き力はそれにより打ち抜き板が復帰力に抗して打ち抜き方向にスライド に対して動き得ることにより改善された方法において受容される。そのうえ、切 断工具への接触は時間的に延長されことができかつしたがつて挿入ラベルの吸い 込みにより多くの時間を割り当てることが可能である。 打ち抜き装置が打ち抜き方向において打ち抜き板に予め定めた時間に力を働か しかつ該板を切断工具に押し付ける偏心プレスまたは油圧シリンダを含むときと くに好都合である。偏心プレスは構造が簡単でかつそれらの購入コストが比較的 安価である。油圧シリンダまたは空気シリンダが使用されるとき、プラスチツク 加工機にすでに存在する油圧および／または空気接続に頼ることが可能である。 プレスによりかつ力により均一な方法において打ち抜き板に作用するためのと くに簡単な構造的解決は−スライドがそれらの間に配置され得るけれども−スラ イドが打ち抜き作業の間中プレスのプレスボルトが打ち抜き板との接触のために かつその運動のために打ち抜き方向に導入され得る開口からなることである。そ れゆえ、プレスボルトは打ち抜き作業の間中開口内にのみあり、その結果スライ ドの横方向運動はその後妨害なしに可能である。打ち抜き板の保持ユニツトは、 例えば吸い込みポートの形において、吸い込み要素によつて好都合に形成される 。この種の保持ユニツトは通常磨耗なくかつ信頼し得る方法においてかつ位置的 精度を有して作動する。 他の実施例において挿入ラベルを受容しかつそれらを工具の型半体に挿入しそ して各々それに放出する挿入ユニツトがプラスチツク加工機の工具の区域に設け られる。追加の挿入ユニツトのために、打ち抜き板は型半体間の空間への挿入ラ ベルの挿入が挿入ユニツトによつて行われるから比較的簡単な偏倚運動のみを実 施しなければならない。 ここで挿入ユニツトが吸い込み型保持マンドレルとして形成されるとき大きな 利点となる。ここではドイツ連邦共和国特許出願第Ｐ４１４１６４５号が参照さ れる。かかる吸い込み型保持マンドレルの機構およびその利点はその出願にすで に詳細に説明されている。 挿入ユニツト上への挿入ラベルの配置は打ち抜き板から挿入ラベルを引き取り かつそれらを挿入ユニツトへ実質上位置的精度を有して放出する搬送ユニツトが その放出位置において挿入ユニツトと打ち抜き板との間に配置されることにより 簡単化される。それゆえ、打ち抜き板と挿入ユニツトは簡単な運動を実施するこ とのみ必要である。挿入ユニツトが吸い込み型保持マンドレルとして形成される とき、かかる装置のすでに公知の運動シーケンスは、打ち抜き板から挿入ユニツ トへの対応する搬送運動が搬送運動によつて実施されるので、変化される必要が ない。 このために、搬送ユニツトは実質上打ち抜き板を横断する方向に移動可能な方 法において好都合に駆動される。したがつて、打ち抜き板は工具の型半体間の空 間に直接動かされる必要がない。打ち抜き板の走行運動はそれによりさらに簡単 化される。 挿入ラベルを形状についての精度でかつまた嵌合精度でそれぞれ画成された容 器に適合させられる挿入ユニツト上に配置するために、搬送ユニツトは挿入ラベ ルを枢動可能に受容するための枢動ヘツドを有することもできる。結果として、 挿入ラベルを挿入ユニツトへほとんどすべての位置および角度的配置に放出する ことが可能である。 構造的に非常に簡単な方法において、枢動ヘツドはまた挿入ラベルの正確な接 触を保証する吸い込みポートからなることができる。 挿入ラベルは打ち抜き板が同時に複数の挿入ラベルを打ち抜きかつ受容するた めの複数の受容部分を含むことにより有効な方法において設けられ得る。とくに 複数の型キヤビテイを有する射出成形工具上への複数の挿入ラベルの供給はかか る実施例によつて示されない。 ウエブ材料の打ち抜き損失を比較的小さく保持し、かつまた、とくに、連続し て配置された多数の型を有する射出成形工具を作動するために、受容部分はそれ らが移動可能であり、それにより打ち抜き作業の間中かつ切断工具およびそれぞ れに割り当てられた搬送ユニツトおよび／またはそれぞれに割り当てられた挿入 ユニツトによる放出位置においてそれらの予め定められた位置を取るようにスラ イド上に相対的に配置され得る。これは打ち抜きの過程において受容部分が相対 的に非常に密接な位置を取ることができる一方それらの放出位置においてそれら が、例えば、特定の数の挿入ラベルを有する方法において多数の射出成形機を供 給するように互いに対応して離れた距離においてプラスチツク加工機の工具上に 位置決めされ得ることを意味する。 次に、本発明の実施例を図面を参照してより詳細に説明する。 図面の簡単な説明 第１図は本発明の挿入装置が取り付けられる射出成形機の部分平面図； 第２図は第１図の例示の線ＩＩ−ＩＩに沿う概略断面図； 第３図は第１図の例示の線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿う概略断面図； 第４図は第１図の例示の側面図； 第５図は打ち抜き装置を拡大断面例示において示す概略図； 第６図は本発明の挿入装置を上面図； 第７図は本発明の他の実施例の二重工具を備えた射出成形機の部分上面図；そ して 第８図は第２実施例による移動可能な打ち抜き板構造を示す側面図である。 〔発明を実施するための最良の形態〕 本発明の第１実施例を次に以下で第１図ないし第６図を参照して説明する。本 発明による挿入装置１は、例えば、射出成形機２に横方向に配置される打ち抜き 装置１を含んでいる。打ち抜き装置１はコラム４によつて互いに間隔が置かれる 第１および第２基板５，６からなるフレーム３を含んでいる。第１基板５は射出 成形機２のハウジング７に固定され、一方第２基板６はそれに偏心プレス９の駆 動装置８を配置している。偏心プレス９は第２基板に固定されかつその中に偏心 軸１１が回転可能に支持される支持ブロツク１０を含む。偏心軸１１の端部に連 接される接続ロツド１２は第２基板６の通路１３を通って２枚の基板５，６の間 の空間に延びる。プレス板は接続ロツド１２の自由端に連接されかつ案内された 上向きおよび下向き運動（図面には示されない）を実施すべく横方向に案内され 得る。プレス方向に実質上整列される複数のプレスボルト１５は接続ロツド１２ から離れて向かい合う側でプレス板上に配置される。そのうえ、打ち抜き装置１ はスライド１６に配置されかつ打ち抜き方向に対して垂直方向に実質上整列され る打ち抜き板からなる。打ち抜き板１７とプレス板１４との間の接続要素１８は 復帰ばね力に抗して打ち抜き方向に打ち抜き板１７の移動を許容する。好ましく は鋼帯切断工具によつて形成される切断工具１９が打ち抜き装置１の第１基板５ に取り付けられる。切断工具１９は好ましくはまた打ち抜き方向においてばね力 に抗して動かされる。スライド１６はその中にプレスボルト１５が打ち抜き位置 において導入されかつ打ち抜き板１７の後ろ側に押圧される複数の開口２０を有 し、その結果打ち抜き板はその対応して形成された接続要素１８のためにばね力 によつて動かされかつ切断工具１９上に押圧される。偏心プレス９の撤退位置に おいて、プレスボルト１５はもはやスライド１６の開口２０内に配置されない。 ラベルウエブ材料２２が巻回される供給ロール２１は打ち抜き装置１の上方に 回転可能に配置される。ウエブ材料２２は偏向ローラ２３を介して打ち抜き板１ ７および前記部材間の切断工具１９と実質上平行に案内されかつ再び凝着性の残 りの打ち抜き材料を巻回する放出ローラ２４によつて偏向ローラ２３を介して巻 回されるか、または粉砕装置に直接供給される。 とくに第１図および第４図に見ることができるように、スライド１６は打ち抜 き方向を横切る方向に上方および下方案内バー２５，２６上で移動され得る。こ のために、スライド１６の上方および下方端はそれに実質上嵌合精度を有して筒 状案内バー２５，２６のまわりに把持する対応する上方および下方案内ブツシユ ２７，２８を備えている。案内バー２５，２６は互いに平行に整列されかつ射出 成形機２の機械軸線Ａと実質上平行に好ましくは延在する。案内バー２５，２６ は１側で打ち抜き装置１のコラム４に固定されかつ他側で射出成形機２に固定さ れる。対応する転動要素ガイドはそれぞれ摩擦を減少するために案内バー２７， ２８および案内バー２５，２６間に配置される。スライド１６は、好ましくは、 打ち抜き位置から２点鎖線により第１図に示される放出位置へ、通常上方案内ブ ツシユ２７を介して高速駆動装置、好ましくは帯型シリンダ駆動装置によつて動 かされる。かかる駆動装置（図示せず）は何分の１秒かの間に一方の位置から他 方の位置へのスライド１６の位置的に正確な移動を許容する。打ち抜き板１７は 、それによりラベルウエブ材料２２から打ち抜かれた挿入ラベル２９が打ち抜き 板１７上に保持可能な方法において精密に位置決めされる、好ましくは吸い込み ポートの形の、保持要素（図示せず）からなる。 打ち抜き板１７の放出位置の区域には、実質上、打ち抜き板１７を横切る方向 に動き得る移動アーム３１、および該移動アーム３１の端部に配置されかつ挿入 ラベル２９を受容するための受容プレート３３を含む枢動ヘツド４２から構成さ れる搬送ユニツト３０が配置される。枢動ヘツド３２は移動アーム３１上で１ま たは複数の軸線のまわりに枢動され得る。移動アーム３１は、例えば、空気また は油圧式駆動装置によつて動かされ得る。枢動ヘツド３２は、挿入ラベルを受容 かつ放出するのに役立つ、受容プレート３３に設けられた吸い込み接続（図示せ ず）からなる。 延長された状態において、移動アーム３１は射出成形機２の工具３４の区域に 位置決めされる。同時に２つの機能を充足する吸い込み型保持マンドレルの形に 形作られた挿入ユニツト３５が工具３４の２つの型半体３６，３７が開放される ときまたこの区域に配置される。一方で、挿入ラベル２９は工具３４の型キヤビ テイに挿入ユニツト３５によつて挿入され、かつ他方で、射出成形によつて以前 に仕上げられた加工片が型コアから取り除かれる。この挿入ユニツト３５は射出 成形機２上に枢動可能に配置され、その結果受容部分３８が工具３４の閉止状態 において搬送ユニツト３０の方向に横方向に突出する。吸い込みポートは外周上 にかつ多分挿入ユニツト３５の前面上に設けられる。これらの挿入ユニツトの正 確な記載はドイツ連邦共和国特許出願第Ｐ４１４１６４５号に詳細に示される。 とくに第２図および第４図に見ることができるように、打ち抜き板１７は各々 挿入ラベル２９を受容し得る２つの受容部分３９からなる。該受容部分３９は定 義された範囲内で横方向に移動されることができ、その結果それらは打ち抜き方 向に互いにできるだけ密接しておりそして搬送ユニツト３０への搬送を容易にす るように放出方向に離して動かされる。この移動は挿入ラベル２９が工具３４内 の型キヤビテイの対応する高さに関連してすでに整列されることができ、その結 果この移動通路が搬送ユニツト３０によつて追加的に搬送されないというさらに 他の利点を有する。 本発明の作動モードを次により詳細に説明する： 挿入ラベル２９が、プレスボルト１５を弾力的に支持された打ち抜き板１７上 に押し付けることにより偏心プレス９の回転運動のために、打ち抜き装置１を通 って案内される、ラベルウエブ材料２２から打ち抜かれる。射出成形により容器 を仕上げるのに使用されると同一のプラスチツク材料が好ましくは挿入ラベル２ ９用のウエブ材料として使用される。プレスボルト１５は好ましくはそれらが実 質上均一にかつとくに臨界位置において打ち抜き板１７の個々の受容部分３９の 後ろ側に押し付けるように均一に分布された方法においてプレス板１４上に配置 される。この打ち抜き作業の間中打ち抜かれた挿入ラベル２９は受容部分３９に 設けられた吸い込み手段により打ち抜き板１７上に実質上平らな方法において位 置決めされる。プレスボルト１５がスライド１６の開口２０から動かされた後、 スライド１６は打ち抜き位置から放出位置へ高速駆動装置によつて案内バー２５ ，２６に沿って動かされる。同時に、受容部分３９は対応する高さにおいて挿入 ラベル２９を配置するように強制制御方法または電気的または空気式制御方法に おいて僅かに離れて動く。搬送ユニツト３０の受容プレート３３はその後それぞ れの挿入ラベル２９へ動きかつそれを打ち抜き板１７の吸い込み装置が不能にさ れかつ搬送ユニツト３０の吸い込み装置が作動されることにより位置的に正確な 方法において引き取る。 搬送ユニツト３０の移動アーム３１は射出成形機２の区域に動き、枢動ヘツド ３２が正しい位置に挿入ラベル２９と同時に枢動される。このときに外方に向か って方向付けられる挿入ユニツト３５の受容ヘツド３８は好ましくはすでに実質 上型コアの形に形作られる。とくに筒状または截頭円錐に作られる容器により、 挿入ラベル２９はその場合に接線方法において受容ヘツド３８へ動かされる。挿 入ラベル２９は各々挿入ユニツト３５の吸い込み装置を作動しかつ搬送ユニツト ３０の吸い込み装置を不能にすることにより嵌合精度で挿入ユニツト３５に送給 される。 とくに第２図にみることができるように、各挿入ラベル２９はそれに搬送ユニ ツト３０の枢動ヘツド３２および挿入ユニツト３５の受容ヘツド３８を割り当て た。 射出成形機２の工具３４の型半体３６および３７はその後開放される。挿入ユ ニツト３５は開放された型キヤビテイ３６と３７間の区域に枢動しかつラベルが 再び真空下で型キヤビテイに吸い込まれかつ吸い込み要素を作動停止することに より挿入ユニツト３５へ送給されることによりり形状に関して精度を有して型キ ヤビテイ内に挿入ラベルを堆積する。挿入ユニツト３５は以前に製造された容器 ４０が同時に受容ヘツド３８の後ろ側で型コア４１から周期的に除去されるよう に形成される。 この時間の間中スライド１６は再び新たな挿入ラベルを打ち抜くように打ち抜 き板１７により打ち抜き位置に動かされ得る。 挿入ユニツト３５が型キヤビテイ３６および３７間の区域から再び打ち抜かれ た後、工具３４は新たな射出サイクルを開始する。挿入ユニツト３５上の仕上げ られた容器４０は次いでシユート型収集手段へ下方に落下しかつ次いで容器積層 体４４を形成するように積み重ね装置によつてともに押される。新たな挿入サイ クルが次いで開始され得る。 本発明の他の実施例を次に第７図および第８図を参照して説明する。この実施 例は第１の実施例と僅かだけ異なるので、第１の実施例に対する差異のみが注目 されかつ同一の参照符号が同一または同様な構成要素に使用される。 第７図および第８図に示される挿入装置は複数の連続して配置された成形部品 ４６，４７，４８によつて特徴付けられる縦に並んだ射出成形機４５上に挿入ラ ベル２９を供給するのに役立つ。挿入装置の対応する部材は縦に並んだ射出成形 機４５のより大きな寸法に整合されかつまた僅かに大きい。この機械の特別な特 徴は個々の挿入ラベル２９の放出位置が垂直にだけでなく相対的に横方向に移動 されるということである。このために打ち抜き板１７は対応する案内溝３９から なりそれにより打ち抜き板１７の個々の受容部分３９が強制的に制御された方法 において離してまたはともに押され得る。打ち抜き位置において、受容部分３９ はできるだけ多くウエブ材料を節約するように互いに非常に接近している。対比 してみると、放出位置において受容部分３９はできるだけ多く離して動かされ、 その結果実質的な程度にまた互いに離して間隔が置かれる搬送ユニツト３０の枢 動ヘツド３２はかかる運動を追加して実施する必要がない。これらの機械は２つ の型平面を有するから、この実施例による縦に並んだ射出成形機４５は２倍の数 の枢動ヘツド３２および受容ヘツド３８を有する。 挿入装置のサイクルおよび射出成形機の射出サイクルが互いに関して非常に正 確に記録されることは言うまでもない。本発明は挿入ラベルがそれらが打ち抜き 板１７の受容部分３９上に平らに横たわり、その結果それらが搬送ユニツト３０ および挿入ユニツト３５に折り目なしにかつ形状について精度をもつて放出され 得るという事実により正確に位置決めされるという利点を有する。射出成形過程 の間中溶融プラスチツク材料はその場合に挿入ラベルと整列された型キヤビテイ 内に注入されかつ前記キヤビテイ内でそれと一体になる。一般に外方に塗布され たラベル印刷によりこの方法において製造されたプラスチツク容器はどのような 折り目もなく挿入作業の高い精度により最高の品質要求に合致する。サイクル数 はまた正確な挿入のために増加され得る。そのうえ、本発明の装置によれば対応 する再設計された構造と同時に複数の射出成形機または深絞り機に挿入ラベルを 供給することが可能である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．挿入ラベル（２９）がプラスチツク加工機、とくに射出成形機（２，４５ ）または深絞り成形機の工具（３４）の型半体（３６，４６，４７）へ挿入可能 であり、かつ前記挿入ラベル（２９）が本質的に打ち抜き板（１７）と切断工具 （１９）からなる打ち抜き装置（１）によつてラベルウエブ材料（２２）から打 ち抜かれ、そして前記打ち抜き装置（１）に属するキヤリヤにより前記機械（２ ，４５）の前記工具（３４）に搬送されかつ前記工具への挿入のために放出され る、機械（２，４５）の工具（３４）上へ少なくとも１枚の挿入ラベル（２９） を供給するための挿入ラベル供給方法において、打ち抜き作業後前記挿入ラベル （２９）が打ち抜き方向を横断する方向に実質上移動することができかつキヤリ ヤとして形成される前記打ち抜き板（１７）により保持されそして前記機械（２ ，４５）の前記工具（３４）へ搬送されることを特徴とする挿入ラベル供給方法 。 ２．打ち抜き作業および前記プラスチツク加工機（２，４５）の前記工具（３ ４）への搬送の間中前記挿入ラベル（２９）が前記打ち抜き板（１７）上に緊密 に吸い込まれることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の挿入ラベル供給方法 。 ３．前記プラスチツク加工機（２，４５）の前記工具（３４）上の前記挿入ラ ベル（２９）は該挿入ラベル（２９）を型半体（３６，４６，４７）にそれぞれ 挿入しかつそれらを型半体に送給する挿入ユニツト（３５）へ搬送されることを 特徴とする請求の範囲第１項または第２項に記載の挿入ラベルの供給方法。 ４．前記挿入ラベル（２９）が前記打ち抜き板（１７）から搬送ユニツト（３ ０）によつて放出されかつ前記挿入ユニツト（３５）へ送給されることを特徴と する請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか１項に記載の挿入ラベル供給方法 。 ５．前記挿入ラベル（２９）は、とくに筒状または截頭円錐容器（４０）が製 造されるとき、前記挿入ユニツト（３５）へ前記搬送ユニツト（３０）により実 質上接線方向に案内されることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第４項のい ずれか１項に記載の挿入ラベル供給方法。 ６．複数の挿入ラベル（２９）が同時に打ち抜かれかつ前記打ち抜き板（１７ ）から前記プラスチツク加工機（２，４５）の前記工具（３４）へ搬送されそし て前記工具（３４）へ挿入されるべく放出されることを特徴とする請求の範囲第 １項ないし第５項のいずれか１項に記載の挿入ラベル供給方法。 ７．プラスチツク加工機、とくに射出成形機（２，４５）または深絞り成形機 の工具（３４）の型半体（３６，４６，４７）へ挿入可能である少なくとも１枚 の挿入ラベル（２９）を供給するための、実質上打ち抜き板（１７）と切断工具 （１９）からなりかつラベルウエブ材料（２２）から前記挿入ラベル（２９）を 打ち抜くのに使用される打ち抜き装置（１）、および該打ち抜き装置（１）に割 り当てられかつ前記挿入ラベル（２９）を前記機械（２，４５）の前記工具（３ ４）へ搬送しかつ前記ラベルを前記工具への挿入のために放出するキヤリヤから なる挿入装置において、前記キヤリヤが打ち抜き方向を横切る方向に動き得るよ うに配置されかつ前記挿入ラベル（２９）を保持するための保持要素を備える前 記打ち抜き板（１７）によつて形成されることを特徴とする挿入装置。 ８．前記打ち抜き板（１７）が前記打ち抜き装置（１）と前記プラスチツク加 工機（２，４５）の前記工具（３４）の近傍の放出位置との間で前後動され得る スライド（１６）上に配置されることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の挿 入装置。 ９．前記スライド（１６）が実質上平行である少なくとも２本の案内バー（２ ５，２６）上で動くように案内されることを特徴とする請求の範囲第７項または 第８項に記載の挿入装置。 １０．前記スライド（１６）が高速駆動装置、とくに帯型シリンダ駆動装置ま たはサーボ駆動装置により可動であることを特徴とする請求の範囲第７項ないし 第９項のいずれか１項に記載の挿入装置。 １１．前記打ち抜き板（１７）が前記スライド（１６）に対して打ち抜き方向 に動き得ることを特徴とする請求の範囲第７項ないし第１０項のいずれか１項に 記載の挿入装置。 １２．前記打ち抜き装置（１）が打ち抜き方向において前記打ち抜き板（１７ ）に予め定めた時間において力を働かしかつ該板を前記切断工具（１９）に押し 付ける偏心プレス（９）または油圧または空気シリンダを含むことを特徴とする 請求の範囲第７項ないし第１１項のいずれか１項に記載の挿入装置。 １３．前記スライドが打ち抜き方向における打ち抜き作業の間中前記プレス（ ９）のプレスボルト（１５）が前記打ち抜き板（１７）との接触のためにかつそ の運動のために導入され得る開口（２０）を含むことを特徴とする請求の範囲第 ７項ないし第１２項のいずれか１項に記載の挿入装置。 １４．前記打ち抜き板（１７）の前記保持ユニツトが、例えば吸い込みポート の形において、吸い込み要素によつて形成されることを特徴とする請求の範囲第 ７項ないし第１３項のいずれか１項に記載の挿入装置。 １５．前記挿入ラベル（２９）を受容しかつそれぞれ前記ラベルを前記工具（ ３４）の型半体（３６，４６，４７）に挿入しかつそれらをそれに放出する挿入 ユニツト（３５）が前記プラスチツク加工機（２，４５）の前記工具（３４）の 区域に設けられることを特徴とする請求の範囲第７項ないし第１４項のいずれか １項に記載の挿入装置。 １６．前記挿入ユニツト（３５）が吸い込み型保持マンドレルとして形成され ることを特徴とする請求の範囲第７項ないし第１５項のいずれか１項に記載の挿 入装置。 １７．前記打ち抜き板（１７）から前記挿入ラベル（２９）を引き取りかつ前 記ラベルを前記挿入ユニツト（３５）へ実質上位置的精度を有して放出する搬送 ユニツト（３０）がその放出位置において前記挿入ユニツト（３５）と前記打ち 抜き板（１７）との間に配置されることを特徴とする請求の範囲第７項ないし第 １６項のいずれか１項に記載の挿入装置。 １８．前記搬送ユニツト（３０）は前記打ち抜き板（１７）を横断する方向に 移動可能に駆動されることを特徴とする請求の範囲第７項ないし第１７項のいず れか１項に記載の挿入装置。 １９．前記搬送ユニツト（３０）が前記挿入ラベル（２９）を枢動可能に受容 するための枢動ヘツド（２２）からなることを特徴とする請求の範囲第７項ない し第１８項のいずれか１項に記載の挿入装置。 ２０．前記枢動ヘツドが吸い込みポートを含むことを特徴とする請求の範囲第 ７項ないし第１９項のいずれか１項に記載の挿入装置。 ２１．前記打ち抜き板（１７）が同時に複数の挿入ラベル（２９）を打ち抜き かつ受容するための複数の受容部分（３９）を含むことを特徴とする請求の範囲 第７項ないし第２０項のいずれか１項に記載の挿入装置。 ２２．前記受容部分（３９）が前記スライド（１６）上で相対的に可動に配置 され、その結果それらは打ち抜き作業の間中かつ前記切断工具（１９）およびそ れぞれに割り当てられた搬送ユニツト（３０）および／またはそれぞれに割り当 てられた挿入ユニツト（３５）による放出位置においてそれらの予め定められた 位置を取ることを特徴とする請求の範囲第７項ないし第２１項のいずれか１項に 記載の挿入装置。