JP4523379B2 - インモールド蓋材の製造装置 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、容器本体の口部に装着されるインモールド蓋材の製造装置に係り、とりわけインモールド射出成形により上面にラベルを有するインモールド蓋材を製造することができるインモールド蓋材の製造装置に関する。
食品等の容器に使用される蓋材として、容器本体の口部に着脱可能に装着される蓋材が使用されている。この蓋材は、通常、容器本体に係合固定される固定リング部分と、開閉自在な上蓋部分とがヒンジを介して連結された構造を有する(特許文献1等)。このような蓋材においては、容器内容物を表示する等のために、容器本体の側面部分に加えて、蓋材上板面にもラベルが貼着されることがある。
従来、このようなラベルを有する蓋材は、押出ブロー成型等により蓋材を成型した後、蓋材上面に粘着剤等を用いてラベルを貼着することにより製造されていた。
特開平11−43168号公報
しかしながら、従来の蓋材は、蓋の開閉を行うと、蓋の上面に設けられたラベルに皺が発生すると言った問題があった。すなわち、蓋の開閉は、容器本体を手で固定し、ヒンジを支点として、上蓋の一端に設けられたリブ(つまみ)を引き上げることにより行われる。この時、蓋材には、上蓋が湾曲するような力が及ぼされる。通常、蓋材は、ポリオレフィン等の柔軟な熱可塑性樹脂等により形成されているため、蓋の開閉時には上蓋が湾曲する。上蓋面に接着剤等を用いてラベルを貼着すると、上蓋の湾曲に伴いラベルに皺が発生することがあった。
また、皺の発生に加え、繰り返し蓋を開閉すると、ラベルが剥がれてしまうといった問題もあった。
さらに、ラベル自体がある程度の厚みを有するため、蓋材の上板面に貼着されたラベルの周端部は段差が生じる。この段差部分にゴミ等が付着して、ラベルの端部付近を汚染することもあり、特に食品等に使用される容器にあっては、衛生上問題となることもある
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、蓋材を容器本体に装着して使用する際に、上蓋を繰り返し開閉した場合であっても、ラベルに皺が発生することはなく、また、ラベル自体が上蓋から剥がれることもないインモールド蓋材の製造装置を提供することにある。
本発明は、雌型と雄型とからなり、雌型側にラベルを配置し、雄型側から射出樹脂を導入することにより、インモールド蓋材を成形する開閉自在の成形型と、印刷物が印刷された多数のラベルを含むラベル原反を供給するラベル原反供給装置と、ラベル原反の一側に設けられ、ラベル原反をラベル毎に打抜くラベル打抜装置と、ラベル原反の他側に設けられ、ラベル打抜装置により打抜かれたラベルを吸着する第1吸着ヘッドを有するとともにラベル打抜装置からラベル受取位置まで移動自在の第1吸着機構と、第1吸着機構の第1吸着ヘッドにより吸着されたラベルを受けとり、成形型の雌型内に移載する第2吸着ヘッドを有する第2吸着機構と、を備え、開閉自在の成形型は、一定間隔で配置された複数の成形部を有し、第2吸着機構は、成形部の配置間隔と同一間隔で配置され、成形部と同数の第2吸着ヘッドを有し、第1吸着機構は、成形部と同数の複数の第1吸着ヘッドを有し、かつラベル打抜装置は成形部と同数の複数の打抜部を有し、第1吸着ヘッドは打抜部の配置間隔から第2吸着ヘッドの配置間隔までその配置間隔が可変となり、第2吸着機構はラベル受取位置から、雌型と雄型との間の位置まで移動自在となり、第2吸着機構は、成形型により成形されたインモールド蓋材を吸着して成形型から取出す第3吸着ヘッドを有し、第2吸着機構の第2吸着ヘッドは雌型と雄型との間の位置において、雌型側を向き、第3吸着ヘッドは雄型側を向き、第2吸着機構は機構本体を有し、複数の第2吸着ヘッドは機構本体の雌型側に一方の取付アームを介して取付けられ、複数の第3吸着ヘッドは機構本体の雄型側に他方の取付アームを介して取付けられていることを特徴とするインモールド蓋材の製造装置である。
本発明は、成形型の雌型に、ラベルを保持する吸引孔が設けられていることを特徴とするインモールド蓋材の製造装置である。
本発明は、雌型と雄型との間の位置とラベル受取位置との間に、第3吸着ヘッドにより吸着されたインモールド蓋材を排出する蓋材排出部が設けられていることを特徴とするインモールド蓋材の製造装置である。
本発明は、ラベル原反供給装置とラベル打抜装置との間に、ラベル原反に張力を与えるテンションレバーを設けたことを特徴とするインモールド蓋材の製造装置である。
本発明によれば、ラベル原反をラベル毎にラベル打抜装置により打抜いた後、このラベルを第1吸着機構の第1吸着ヘッドにより吸着し、第1吸着ヘッドにより吸着されたラベルを第2吸着機構の第2吸着ヘッドによる受けとる。次に第2吸着ヘッドにより成形型の雌型内にスムースにラベルを装着することにより、インモールド蓋材を迅速に製造することができる。
以下、本発明によるインモールド蓋材の製造装置について図面を参照して説明する。
はじめに、本発明によるインモールド蓋材の製造装置により製造されるインモールド蓋材について述べる。
図1は、インモールド蓋材の側面図を示したものである。また、図2は、図1に示したインモールド蓋材のA−A断面を示したものである。
インモールド蓋材(以下、蓋材ともいう)1は、開閉自在の上蓋2と、容器本体の口部に係合する固定リング3とを備える。この上蓋2は、外面に配置されたインモールド用ラベルを有する上板4、および上板4の周縁から下降する側板5を備えている。また、上蓋2は、引裂きリング6およびヒンジ7を介して、固定リング3と連結している。
通常、本発明の蓋材1は、口部を有する容器本体20と組み合わせて使用される。蓋材1が容器本体20に組み合わさった最初の状態においては、蓋材1は、引き裂きリング6を介して上蓋2と固定リング3とが連結しているため、上蓋2は開閉することができない。この状態で、使用者が引き裂き片8を掴んで引っ張ると、上蓋2および固定リング3と連結されていた引き裂きリングが円周状に引きちぎられて、上蓋2と固定リング3とが分離する。
この引き裂きリング6は、円周状に一周するように設けてもよいが、図3に示すように、蓋材1の円周方向の一部分のみに設け、残りの部分に、切り込み線を入れたブリッジ9を設けてもよい。引き裂きリング6が円周状に引きちぎられた後、さらにリブ10を持って上蓋2を引き上げると、その際の引張力によりブリッジ9が切り込み線に沿って破断し、上蓋2がヒンジ7を中心として揺動して図4に示す開蓋状態となる。このように、最初の開蓋時には、引き裂きリングやブリッジを破断する必要があるため、使用差は容器が未開封であったことを認識することができる。また、使用者は、容器が未開封なのか既に開封されたものであるのかを、引き裂きリングの有無によって判別することもできる。
上蓋2は、インモールド用ラベル11が貼着された上板4を備えている。下記に説明するように、本発明の蓋材1は、インモールド成型により形成されたものであり、ラベル11は蓋材1に一体的に成形されている。このような成形方法により、上蓋2の上板面4には、ラベル周端部12に段差が生じない。なお、インモールド射出成形とは、射出成形時に金型にあらかじめ、一方の面にヒートシール層を有するラベルをセットしておき、成形時の樹脂のもつ熱によりラベルのヒートシール層を成形品表面に融着させることにより、成形と同時にラベリングを行う成形方法である。
上板4は、インモールド用ラベル11側の面が外方に突出するように凸状に形成されている。使用者は、リブ10を持って上蓋2を引き上げることにより、蓋1の開閉を行うが、通常、安定的に蓋1の開閉を行うためには上板4を指で支えながらリブ10を引き上げる。この際、上板4のラベル面が指で押される。本発明の蓋材1は、上板4が凸状に形成されているため、上板に及ぼされる力が上板全体に分散される。このような作用により、指で上板を押さえた場合であっても上板の変形が抑制される。
次に、本発明による蓋材と容器本体と組み合わせた状態について説明する。
図5は、蓋材1を容器本体20に装着した状態の断面図である。蓋材1の固定リング3が、容器本体20の口部21と係合することにより固定されている。この固定リング3により、蓋材1は容器本体20と着脱可能である。
上板4には、上板4の周縁から下降する側板5と、その側板5の内側に配置されるインナーリング13とが備えられる。側板5とインナーリング13との隙間に、容器本体の口部21が圧入されることにより、上蓋が閉じられる。口部21と側板5またはインナーリング13との間には隙間がほとんどないため、容器の密閉性が保たれる。
ところで、上記のような構成によれば、閉蓋する際に、容器本体の口部21の先端が、側板5とインナーリング13との間にうまく入り込まず、外径側に落ち込んでしまうことも予想される。これに対し、本発明においては、上蓋を開いた状態で、ヒンジ7側のインナーリング13の先端部が、容器本体の口部21の先端と接触する長さとなるように、インナーリングの高さを調節している。そのため、上蓋を閉じる際に、インナーリング13の先端部が口部21の上縁を滑って、側板5とインナーリング13との間に案内されるため、インナーリングを確実に容器の内径側に嵌め込むことができる。
また、図5に示すように、インナーリング13は、リブ10の設けられた側が低く、ヒンジ7がある側が高くなっている。このように、リブ側のインナーリングの高さをヒンジ側のインナーリングよりも低くすることにより、蓋を閉じる際、上蓋が容器本体の口部に除々に係合するため、閉蓋動作中に、リブ側のインナーリングが容器本体の口部に干渉接触することがない。
また、蓋材1の上板4には、側板5とインナーリング13との間に、上板4の周線から下降するコンタクトリング14を備えている。このコンタクトリング14は、蓋材1が容器本体20と係合固定されたとき、容器本体の口部21の上端を押さえるように接触する。このコンタクトリングにより、容器の密閉性がさらに向上する。
本発明による製造装置により製造される蓋材は、インモールド射出成形が可能な熱可塑性樹脂であれば特に限定されるものではなく、種々の樹脂を使用することができる。これら熱可塑性樹脂の中でも、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂が好ましく用いられる。特に、本発明においては線状低密度ポリエチレン樹脂や結晶性ポリプロピレン樹脂が好ましく用いられる。引き裂きリング6やブリッジ9の引裂性の観点からは、線状低密度ポリエチレン樹脂が好適に使用できる。
インモールド用ラベルは、その一方の面にヒートシール層を有することが好ましい。ヒートシール層は、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、OPPフィルム)をヒートシール処理したものが好適に使用できる。また、インモールド用ラベルは、種々の機能を発現させるために、多層構造とすることが好ましい。多層構造とする場合、ヒートシール層と反対側に面に設ける層を、ヒートシール層と同じ材質のものを使用することが好ましい。例えば、ヒートシール層をOPPとした場合は、反対側の層もOPPとすることが好ましい。このように、同じ材料を用いることで、ラベルがカールしてしまうのを防止できるため、皺の発生やラベル剥がれを有効に抑制できる。
多層構造としては、ヒートシール層/OPPとした二層構造のものや、ヒートシール層/アルミ箔/OPPとした三層構造のもの、ヒートシール層/ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム/アルミ箔/OPPとした四層構造もの等とすることができる。なお、上記ヒートシール層には、ヒートシール性を有するOPPフィルムが好適に使用できる。また、ヒートシール層とOPP層との間に設ける、中間層としてのOPP層やPET層にホログラム印刷等を施したもの等を使用することができる。
このような蓋材は、後述する本発明によるインモールド蓋材の製造装置のインモールド成形型を用いたインモールド射出成形により製造される。以下、インモールド蓋材の製造方法についてその概略を述べる。
このインモールド蓋材の製造方法は、外型(雌型)と内型(雄型)とからなる金型(成形型)内の外型側にインモールド用ラベルを装着する工程と、内型側に設けられた射出孔から金型内に樹脂を押出し、インジェクション延伸ブロー成型を行う工程とを含むものである。射出孔は、内型の中心付近、すなわち、インモールド用ラベルの中心付近に射出樹脂が導入されるように設けられていることが好ましい。ラベルの中心付近から樹脂が広がって金型内に広がることにより、ラベルの周端部分が樹脂に埋め込まれるため、蓋材の上板に段差を生じ難くなる。
このような製造方法によれば、外型の所定位置にインモールド用ラベルを装着し、反対側にある内型から射出樹脂を押し出して、インモールド射出成型を行うため、金型内の内側と外側で樹脂の硬化する速度に差が生じる。すなわち、ラベルを装着した側(外側)の金型内は、内側の金型内よりも温度が低いため、射出樹脂は、金型外側の方が早く冷却され固化する。樹脂の固化速度が、蓋材の内型側と外型側とで異なることにより、収縮応力に差が生じる。その結果、上板は、図2に示されるように、インモールド用ラベルが貼着された側に、外方に突出するように凸状に形成される。特に、射出樹脂として結晶性の高いポリプロピシンや高密度ポリエチレンを用いた場合、固化速度の早い方が結晶化速度が遅いため、蓋材の上板のラベル面とその反対側の面とでは、樹脂の結晶化度が異なる。このような結晶化速度の違いにより、蓋材の内型側と外型側とで収縮応力に差が生じ、より外方に突出する傾向が強くなる。
次に、本発明によるインモールド蓋材の製造装置について図6乃至図10により説明する。図6および図7に示すように、インモールド蓋材の製造装置は雌型51と雄型52とからなる開閉自在の成形型50を備えている。このうち雌型51内にラベル11が装着され、また雄型52に設けられた射出孔53から射出樹脂が雌型51と雄型52との間の空間に導入されてインモールド蓋材1が製造される。
なお、成形型50は、複数、例えば8個の成形部50aからなり、各成形部50aは上述した雌型51と雄型52とを有し、成形型50の一回の開閉作業により8個のインモールド蓋材1が1度に成形される。さらに各雌型51には、ラベル11を内面に保持する吸引孔51aが設けられている。
またインモールド蓋材の製造装置は、印刷物(図示せず)が印刷された多数のラベル11を含むラベル原反40を供給するラベル原反供給装置31と、ラベル原反供給装置31の下流側であってラベル原反40の一側に設けられ、ラベル原反40をラベル11毎に打抜くラベル打抜装置35と、ラベル原反の他側に設けられラベル打抜装置35により打ち抜かれたラベル11を吸着する第1吸着ヘッド41aを有する第1吸着機構41と、第1吸着機構41の第1吸着ヘッド41aによって吸着されたラベル11を受けとる第2吸着ヘッド42aを有する第2吸着機構42とを備えている。
このうち、ラベル原反供給装置31は、巻付けられたラベル原反40を繰り出すものであり、ラベル原反供給装置31とラベル打抜装置35との間には、ラベル原反40に対して張力を与えるテンションレバー32が設けられている。またラベル打抜装置35は、成形型50の8個の成形部に対応して、ラベル原反40から同時に8個のラベル11を打抜くことができるよう、8個の打抜部35aを有している。
ラベル打抜装置35の打抜部35aにより打抜かれたラベル11は、第1吸着機構41の第1吸着ノズル41a側へ移載されて吸着される。この場合、第1吸着機構41も打抜部35aと同数の8個の第1吸着ノズル41aを有している。なお、ラベル打抜装置35によりラベル11を打ち抜かれたラベル原反40は、打抜カス40aとなって、打抜カス巻取部36に送られる。
またラベル打抜装置35の上流側には、ラベル原反40に印刷されたラベル11を読みとり、読取信号を制御部60側へ送る読取機33が設けられている。制御部60はこの読取機33からの信号に基づいて、上述した製造装置の各構成部材を制御する。
ところで、第1吸着機構41は図7に示すように、ラベル打抜装置35に対向する位置から水平方向に駆動機構41bにより移動して、ラベル受取位置Pまで移動することができる。
また、第2吸着機構42は、第1吸着機構41の第1吸着ノズル41aに吸着されたラベル11を受けとるラベル受取位置Pから、成形型50の配置位置、具体的には雌型51と雄型52との間の位置Pまで駆動機構42bにより垂直方向に移動することができる。
第2吸着機構42は、成形型50の8個の成形部50aに対応して8個の第2吸着ヘッド42aを有している。さらに第2吸着機構42は、成形型50により成形されたインモールド蓋材11を雄型52から取出する第3吸着ヘッド43を有している。この第3吸着ヘッド43も成形型50の8個の成形部50aに対応して8個設けられている。
次に図8により第2吸着機構42について詳述する。
第2吸着機構42は上述のように駆動機構42bにより駆動される機構本体45と、この機構本体45に対して揺動自在に取付けられた一対の取付アーム45a、45bとを有している。また8個の第2吸着ヘッド42aは一方の取付アーム45aに取付けられており、8個の第3の吸着ヘッド43は他方の取付アーム45bに取付けられている。
そしてラベル受取位置Pにおいて、第2吸着機構42の第2吸着ヘッド42aおよび第3吸着ヘッド43は、いずれも下方を向いている。また第2吸着機構42がラベル受取位置Pから雌型51と雄型52との間の位置Pまで移動したとき、取付アーム45a、45bが旋回して第2吸着ヘッド42aが雌型51側を向き、第3吸着ヘッド43が雄型52側を向くようになっている。
また成形型50の雌型51と雄型52との間の位置Pとラベル受取装置Pとの間に、成形型50によって成形され第3吸着ノズルによって吸着されて取出されたインモールド蓋材1を排出するための蓋材排出部55が設置されている。
次にラベル打抜装置35の打抜部35a、第1吸着機構41の第1吸着ヘッド41a、第2吸着機構42の第2吸着ヘッド42aおよび第3吸着ヘッド43、および成形型50の成形部50aの配置構造について説明する。
打抜部35、第1吸着ヘッド41a、第2吸着ヘッド42aおよび第3吸着ヘッド43は、いずれも成形型50の8個の成形部50aに対応して8個ずつ設けられている。また第2吸着機構42の8個の第2吸着ヘッド42aおよび8個の第3吸着ヘッド43は、いずれも各段4個ずつ2段に形成された8個の成形部50aの配置間隔と同一の配置間隔をもって配置されている。さらに第1吸着機構41の第1吸着ヘッド41aは、打抜部35aの配置間隔から第2吸着ヘッド42aの配置間隔まで、その配置間隔が可変となって拡大する。
次にこのような構成からなる実施の形態の作用について説明する。
まず図7に示すように、ラベル原反供給装置31からラベル原反40が繰り出され、このように繰り出されたラベル原反40はテンションレバー32によって張力が付加された後、ラベル打抜装置35へ送られる。この間、ラベル原反40のラベル11が読取機33によって読み取られ、読取機33からの信号が制御部60に送られる。制御部60は読取機33からの信号に基づいて、インモールド蓋材の製造装置の全体を制御する。
具体的には、ラベル原反40がラベル打抜装置35に送られると、ラベル原反40が停止し、ラベル打抜装置35の打抜部35aにより上方からラベル原反40が8個のラベル11毎に打抜かれる。打抜部35aにより打抜かれたラベル11は、ラベル原反40の下方に位置する第1吸着機構41の第1吸着ヘッド41aにより吸着されて保持される。
このとき、ラベル打抜装置35の各打抜部35aはラベル原反40の上方に位置するとともに、第1吸着機構41の各第1吸着ヘッド41aはラベル原反40の下方に位置し、第1吸着ヘッド41aは打抜部35aと同一の配置間隔をもつ。
ラベル打抜装置35によって打抜かれたラベル原反の打抜カス40aは打抜カス巻取部36側へ送られる。
第1吸着ヘッド41aによりラベル11を吸着した第1吸着機構41は、駆動機構41bにより水平方向に移動してラベル打抜装置35からラベル受取位置Pまで達する。この間、第1吸着機構41の第1吸着ヘッド41aは互いの配置間隔が拡がって、第2吸着ヘッド42aと同一の配置間隔をもつ。
このように、第1吸着機構41がラベル受取位置Pまで達すると、第2吸着機構42が降下してラベル受取位置Pまで達する。その後このラベル受取位置Pにおいて、第1吸着機構41の第1吸着ヘッド41aにより吸着されたラベル11が第2吸着機構42の第2吸着ヘッド42a側へ受け渡され、第2吸着ヘッド42aによって吸着される。
その後、第2吸着機構42がラベル受取位置Pから成形型50の雌型51と雄型52との間の位置Pまで上昇する。このとき、雌型51と雄型52とは互いに離間して開いている。
次に図9に示すように、第2吸着機構42の取付アーム45a、45bが機構本体45に対して旋回し、取付アーム45aの第2吸着ヘッド42aが雌型51側を向くともに、取付アーム45bの第3吸着ヘッド43が雄型52側を向く。その後第2吸着ヘッド42aに吸着されたラベル11が雌型51内に挿入され、雌型51内に装着される。このとき雌型51の吸引孔51aによりラベル11が雌型51内に吸引して保持される。
次に図10に示すように、第2吸着機構42の第3吸着ヘッド43が、成形型50によって成形されたインモールド蓋1を雄型52側から取り出す。
このようにして第2吸着ヘッド42aに吸着されたラベル12を雌型51内に挿入し、雄型52側から第2吸着ヘッド43によりインモールド蓋1を取出した第2吸着機構42は、雌型51と雄型52との間の位置Pからラベル受取位置Pへと向かう。この間、第2吸着機構42は第2吸着ヘッド43により吸着したインモールド蓋1を排出部55上に送り、インモールド蓋1はその後蓋材排出部55から外方へ排出される。
次に雌型51と雄型52とが互いに接近し、雌型51と雄型52とが密着して閉となる。このとき雌型51内のラベル11は吸引孔51aにより吸引され、次に雄型の52の射出孔53から射出樹脂が雌型51と雄型52との間に導入される。このようにして雌型51と雄型52とによりラベル11を有するインモールド蓋材1が成形される。
以上のように本実施の形態によれば、ラベル打抜装置35によりラベル原反40から打抜かれたラベル11を第1吸着機構41および第2吸着機構42を経て、成形型50の雌型51内にスムースに装着することができる。その後雌型51と雄型52との間でラベル11を有するインモールド蓋材1を成形することができ、インモールド蓋材1を容易かつ簡単に成形することができる。
インモールド蓋材の側面図を示したものである。 図1に示した蓋材のA−A断面を示したものである。 インモールド蓋材の側面図を示したものである。 インモールド蓋材と容器本体とを組み合わせた状態の斜視図を示したものである。 インモールド蓋材と容器本体とを組み合わせた状態の断面図を示したものである。 本発明によるインモールド蓋材の製造装置の成形型を示す図。 本発明によるインモールド蓋材の製造装置の概略を示す図。 第2吸収機構の作用を示す図。 第2吸収機構と成形型の作用を示す図。 第2吸収機構と成形型の作用を示す図。
符号の説明
1 蓋材
2 上蓋
3 固定リング
4 上板
5 側板
6 引き裂きリング
7 ヒンジ
8 引き裂き片
9 ブリッジ
10 リブ
11 インモールド用ラベル
12 ラベル周端部
13 インナーリング
14 コンタクトリング
20 容器本体
21 口部
31 ラベル原反供給装置
32 テンションレバー
33 読取機
35 ラベル打抜装置
35a 打抜部
40 ラベル原反
40a 打抜カス
41 第1吸着機構
41a 第1吸着ヘッド
41b 駆動機構
42 第2吸着機構
42a 第2吸着ヘッド
42b 駆動機構
43 第3吸着ヘッド
45 機構本体
45a、45b 取付アーム
50 成形型
51 雌型
52 雄型
55 蓋材排出部

Claims (4)

  1. 雌型と雄型とからなり、雌型側にラベルを配置し、雄型側から射出樹脂を導入することにより、インモールド蓋材を成形する開閉自在の成形型と、
    印刷物が印刷された多数のラベルを含むラベル原反を供給するラベル原反供給装置と、
    ラベル原反の一側に設けられ、ラベル原反をラベル毎に打抜くラベル打抜装置と、
    ラベル原反の他側に設けられ、ラベル打抜装置により打抜かれたラベルを吸着する第1吸着ヘッドを有するとともにラベル打抜装置からラベル受取位置まで移動自在の第1吸着機構と、
    第1吸着機構の第1吸着ヘッドにより吸着されたラベルを受けとり、成形型の雌型内に移載する第2吸着ヘッドを有する第2吸着機構と、を備え
    開閉自在の成形型は、一定間隔で配置された複数の成形部を有し、
    第2吸着機構は、成形部の配置間隔と同一間隔で配置され、成形部と同数の第2吸着ヘッドを有し、
    第1吸着機構は、成形部と同数の複数の第1吸着ヘッドを有し、かつラベル打抜装置は成形部と同数の複数の打抜部を有し、
    第1吸着ヘッドは打抜部の配置間隔から第2吸着ヘッドの配置間隔までその配置間隔が可変となり、
    第2吸着機構はラベル受取位置から、雌型と雄型との間の位置まで移動自在となり、
    第2吸着機構は、成形型により成形されたインモールド蓋材を吸着して成形型から取出す第3吸着ヘッドを有し、
    第2吸着機構の第2吸着ヘッドは雌型と雄型との間の位置において、雌型側を向き、第3吸着ヘッドは雄型側を向き、
    第2吸着機構は機構本体を有し、複数の第2吸着ヘッドは機構本体の雌型側に一方の取付アームを介して取付けられ、複数の第3吸着ヘッドは機構本体の雄型側に他方の取付アームを介して取付けられていることを特徴とするインモールド蓋材の製造装置。
  2. 成形型の雌型に、ラベルを保持する吸引孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載のインモールド蓋材の製造装置。
  3. 雌型と雄型との間の位置とラベル受取位置との間に、第3吸着ヘッドにより吸着されたインモールド蓋材を排出する蓋材排出部が設けられていることを特徴とする請求項記載のインモールド蓋材の製造装置。
  4. ラベル原反供給装置とラベル打抜装置との間に、ラベル原反に張力を与えるテンションレバーを設けたことを特徴とする請求項1記載のインモールド蓋材の製造装置。
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