JPH0663988A - 被覆層を有する成形品の製造方法と成形同時被覆層形成装置 - Google Patents

被覆層を有する成形品の製造方法と成形同時被覆層形成装置

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JPH0663988A
JPH0663988A JP24416592A JP24416592A JPH0663988A JP H0663988 A JPH0663988 A JP H0663988A JP 24416592 A JP24416592 A JP 24416592A JP 24416592 A JP24416592 A JP 24416592A JP H0663988 A JPH0663988 A JP H0663988A
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JP
Japan
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film
mold
sheet
transfer device
cutting
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JP24416592A
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Seiichi Yamazaki
成一 山崎
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Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14008Inserting articles into the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カールしやすい枚葉フィルムであっても、フ
ィルム移送装置のフィルム吸着面に枚葉フィルムをカー
ルさせることなく吸着させることができる被覆層を有す
る成形品の製造方法と成形同時被覆層形成装置を提供す
る。 【構成】 送り出しローラ11より長尺フィルム5を金
型外に設けられた切断装置9内に間欠的に送り出し、ク
ランプ部材7で長尺フィルム5の周囲をクランプする。
張った状態の長尺フィルム5を、切断装置9の切断刃に
よって任意の形状に切り抜いて枚葉フィルムとする。枚
葉フィルムを、切り抜き直後にフィルム移送装置3のフ
ィルム吸着面21に吸着させ、フィルム移送装置3を移
動させることにより金型内に挿入する。枚葉フィルムを
キャビティ部形成面に吸着させた後、金型の型閉めを行
ない、金型内に溶融した成形樹脂を注入し、冷却固化さ
せた後、金型内より被覆層を有する成形品を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型内の所定位置に枚
葉フィルムを配置して樹脂成形を行う被覆層を有する成
形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、キャビティ部を形成する固定
型1と可動型2とからなる一対の金型を配置し、フィル
ム移送装置3にて枚葉フィルム4を金型外より金型内に
挿入し、枚葉フィルム4を可動型2のキャビティ部形成
面に吸着させた後、金型の型閉めを行ない、固定型1に
設けられた注入口より溶融樹脂を注入する被覆層を有す
る成形品の製造方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の被覆層
を有する成形品の製造方法では、あらかじめ所定の寸法
にカットした枚葉フィルムをフィルム移送装置3のフィ
ルム吸着面21に吸着させ、成形サイクルごとに金型内
に一枚づつ挿入していた(図8参照)。ところが、この
従来法では、次に示すようなカールしやすい枚葉フィル
ム4は、使用できないか、あるいはカールを取り除いて
からフィルム移送装置3のフィルム吸着面21に吸着さ
せて使用しなければならなかった。したがって、枚葉フ
ィルムを可動型のキャビティ部形成面に吸着させるのに
大変手間を要するので、製造単価が高くならざるを得な
かった。また、枚葉フィルムの材質として規則を受ける
ので、成形品表面に形成できない被覆層もあった。 (a)温度膨張率の異なるフィルムをラミネートした枚
葉フィルム (b)乾燥または硬化により収縮するコーティング層や
印刷層をフィルム片面に有する枚葉フィルム (c)湿気により膨張・収縮するコーティング層や印刷
層をフィルム片面に有する枚葉フィルム
【0004】本発明は以上のような問題点を解決し、カ
ールしやすい枚葉フィルムであっても、フィルム移送装
置のフィルム吸着面に枚葉フィルムをカールさせること
なく吸着させることができる被覆層を有する成形品の製
造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、キャビティ部を形成する固定型と可動
型とからなる一対の金型を配置し、フィルム移送装置の
フィルム吸着面に枚葉フィルムを吸着させ、フィルム移
送装置を金型外より金型内に挿入し、前記枚葉フィルム
をフィルム移送装置のフィルム吸着面から可動型のキャ
ビティ部形成面に吸着させた後、金型の型閉めを行な
い、固定型に設けられた注入口より溶融した成形樹脂を
注入する被覆層を有する成形品の製造方法において、押
し出しローラと巻き取りローラとの間に張られた長尺フ
ィルムを金型外に設けられた切断装置内に成形サイクル
ごとに送り出し、切断装置により長尺フィルムから枚葉
フィルムを切り抜き、抜き取り直後の枚葉フィルムをフ
ィルム移送装置のフィルム吸着面に吸着させるように構
成した。
【0006】
【作用】長尺フィルムは、押し出しローラと巻き取りロ
ーラとの間に張られているので、カールすることがな
い。また、枚葉フィルムは、切り抜き直後にフィルム移
送装置のフィルム吸着面に吸着させられるので、カール
することがない。
【0007】
【実施例】以下に、本発明に係る実施例を図に基づき説
明する。図1〜5は本発明の被覆層を有する成形品の製
造方法の一実施例を示す断面図、図6および図7は被覆
層を有する成形品の製造方法における切断工程の実施例
を示す断面図である。
【0008】1は固定型、2は可動型、3はフィルム移
送装置、4は枚葉フィルム、5は長尺フィルム、6は空
気流通孔、7はクランプ部材、8は切断部材、9は切断
装置、10はキャビティ部形成面、11は送り出しロー
ラ、12は巻き取りローラ、13は注入口、14は溶融
した成形樹脂、15は切断刃、16は光電管センサー、
17は打ち抜きポンチ、18および19はエアシリン
ダ、20は成形品チャック部、21はフィルム吸着面を
それぞれ示す。
【0009】(1)まず、金型外に設けられた送り出し
ローラ11と巻き取りローラ12とを駆動することによ
り、長尺フィルム5を金型外に設けられた切断装置9内
に間欠的に送り出し、クランプ部材7で長尺フィルム5
の周囲をクランプして長尺フィルム5を張った状態に保
つ(図1参照)。
【0010】(2)次に、切断装置9内に送りだされた
長尺フィルム5を、切断装置9の切断刃15によって任
意の形状に切り抜いて枚葉フィルム4とする(図2参
照)。
【0011】(3)次に、長尺フィルム5より切り取ら
れた枚葉フィルム4を、切り抜き直後にフィルム移送装
置3のフィルム吸着面21に吸着させ、フィルム移送装
置3を移動させることにより金型内に挿入する(図3参
照)。
【0012】(4)次に、可動型2のキャビティ部形成
面10まで移送された枚葉フィルム4を、可動型2のキ
ャビティ部形成面10に複数個設けられた空気流通孔6
より真空引きすることにより、フィルム移送装置3のフ
ィルム吸着面21から可動型2のキャビティ部形成面1
0に吸着させる(図4参照)。
【0013】(5)最後に、枚葉フィルム4を可動型2
のキャビティ部形成面10に吸着させたまま、金型の型
閉めを行ない、固定型1に設けられた注入口13より溶
融した成形樹脂14を注入し、冷却固化させた後、金型
内より被覆層を有する成形品を取り出す(図5参照)。
【0014】上記(1)〜(5)の工程についての詳細
な説明、あるいは他の態様などを以下に述べる。
【0015】金型は、固定型1と可動型2の一対からな
るものである。固定型1と可動型2とを型閉めすること
により、成形同時絵付け製品に対応するキャビティ部を
形成する。
【0016】巻き取りローラ12には巻き取り方向と同
じ方向に回転するモーターが連結され、送り出しローラ
11には巻き取り方向と逆方向に弱く回転するモーター
が連結されている。そのため、長尺フィルム5は、巻き
取りローラ12と送り出しローラ11とにより張力がか
けられた状態にある。また、長尺フィルム5の位置決め
ために、切断装置9の上下に光電管センサー16を設け
てもよい。
【0017】長尺フィルム5としては、単独フィルムま
たは複合フィルム、あるいはこれらのフィルム上に絵柄
層、表面保護層、紫外線吸収層、赤外線吸収層、金属層
などの群より選ばれた少なくとも一つの層が形成され、
必要に応じて剥離層が各層とフィルムとの間に形成され
たものなどを使用する。また、長尺フィルム5は接着層
を有していてもよい。
【0018】長尺フィルム5のフィルムの材質は、ポリ
ブチレンテレフタレート,アクリロニトリルブタジエン
スチレン三元共重合体,アクリル,ポリエチレンテレフ
タレート,ポリプロピレン,ポリエチレン,ナイロン,
セロハンなどの樹脂を使用する。なお、フィルム中に染
顔料や紫外線吸収剤、赤外線吸収剤が含有されていても
よい。
【0019】長尺フィルム5の絵柄層は、塩化ビニル酢
酸・ビニル共重合体,ポリアミド,ポリエステル,ポリ
アクリル,ポリウレタン,ポリビニルアセタールなどの
熱可塑性樹脂中に、適切な色の染顔料を着色材として含
有させたものを使用して形成する。
【0020】長尺フィルム5の表面保護層は、EB硬化
樹脂あるいはUV硬化樹脂などを使用して形成する。
【0021】長尺フィルム5の紫外線吸収層および赤外
線吸収層は、上記熱可塑性樹脂中に紫外線吸収剤、赤外
線吸収剤をそれぞれ含有させたものを使用して形成す
る。
【0022】長尺フィルム5の剥離層は、アクリル系樹
脂,炭化水素系樹脂,塩化オレフィン系樹脂などの樹
脂、あるいはパラフィンワックス,合成ワックスなどの
ワックスを使用する。剥離層は、基材となるフィルムか
ら絵柄層,表面保護層,紫外線吸収層,赤外線吸収層,
金属層などを成形後に剥離しやすくするものである。
【0023】上記絵柄層,表面保護層,紫外線吸収層,
赤外線吸収層,剥離層などの形成方法としては、グラビ
ア印刷法,グラビアオフセット印刷法,スクリーン印刷
法などの通常の印刷法のほか、ロールコーター法などが
使用される。
【0024】長尺フィルム5の金属層は、アルミニウム
などの金属を、用途に応じて選択して使用して形成す
る。金属層の形成方法としては、金属箔を貼り付ける方
法、真空蒸着法・イオンプレーティング法・スパッタリ
ング法などがある。
【0025】長尺フィルム5の接着層は、アクリル樹
脂,スチレン樹脂,ポリアミド,塩素化ポリオレフィ
ン,塩素化エチレン酢酸ビニル共重合樹脂,環化ゴムな
どの樹脂を使用して形成する。接着層の形成方法として
は、グラビア印刷法・スクリーン印刷法などの通常の印
刷法のほか、ロールコーター法、あるいは成形樹脂と同
系の接着性フィルムを貼り合わせるラミネート法などあ
る。
【0026】切断装置9としては、たとえば、先端周囲
に切断刃15を有するとともに長尺フィルムに対し直角
方向にスライド移動する打ち抜きポンチ17と、打ち抜
きポンチ17の挿入可能な孔を中央に有するとともに長
尺フィルム5を挟んで固定するクランプ部材7とからな
るものを使用する(図6a参照)。
【0027】図6aに示す切断装置9を用いて枚葉フィ
ルム4を得るには、まず、エアシリンダ18の駆動によ
って長尺フィルム5をクランプする(図6b参照)。次
に、打ち抜きポンチ17を背後のエアシリンダ19の駆
動によってスライドさせてクランプ部材7の孔の中へ挿
入し打ち抜きポンチ17先端の切断刃15により長尺フ
ィルム5を押し切る(図6c参照)。なお、図6cにお
いては、打ち抜きポンチ17先端に空気流通孔6を設
け、空気流通孔6から真空引きすることにより枚葉フィ
ルム4を打ち抜きポンチ17先端に吸着させているが、
枚葉フィルム4をポンチ先端に吸着させなくても構わな
い(図示せず)。
【0028】この他にも長尺フィルム5から任意の形状
に枚葉フィルム4を切り取ることができるものなら、ど
のような切断装置9を用いても構わないが、切断刃15
で囲まれた面に空気流通孔6が設けられた切断部材8
と、切断部材8の切断刃15の周囲で長尺フィルム5を
挟んで固定するクランプ部材7とからなるものを用いる
のがとくに好ましい(図7a参照)。
【0029】図7aに示す切断装置9を用いて枚葉フィ
ルム4を得るには、まず、切断部材8の背後のエアシリ
ンダ19の駆動によって長尺フィルム5を切断部材8と
クランプ部材7とでクランプした後に切断部材8と長尺
フィルム5との間を空気流通孔6より真空引きする(図
7b参照)。真空引きが行われることにより、切断刃1
5の周囲で固定された長尺フィルム5は、切断刃15で
支えられながら空気流通孔6の設けられた面に強く引っ
張られて変形する。長尺フィルム5をさらに変形させる
ことにより、長尺フィルム5が切断刃15に接した部分
で裂けて枚葉フィルム4が得られる(図7c参照)。
【0030】図7に示した切断装置9の特徴は、長尺フ
ィルム5だけが変形し切断刃15は固定されたままであ
るため、図6に示した切断装置9ように長い間打ち抜き
ポンチ17による切断を繰り返しすうちに摩耗したり破
損したりすることである。
【0031】フィルム移送装置3としては、複数個の空
気流通孔6が設けられてこの孔から真空引きすることに
より枚葉フィルム4を吸着するフィルム吸着面21を有
して、可動型2のキャビティ部形成面10と切断装置9
との間を往復移動するものを使用する。
【0032】また、フィルム移送装置3は、枚葉フィル
ム4を切り抜いた直後に、フィルム吸着面21に設けら
れた空気流通孔6から真空引きすると同時に、切断部材
8または打ち抜きポンチ17に設けられた空気流通孔6
から空気を噴出させてもよい(図示せず)。
【0033】さらに、フィルム移送装置3は、切断部材
8または打ち抜きポンチ17の切断刃15と対向するよ
うに弾性部材をフィルム吸着面21に設けておいてもよ
い(図示せず)。打ち抜きポンチ17の場合は、フィル
ム移送装置3と切断刃15との摩耗や破損を弾性部材が
防止し、切断部材8の場合は、長尺フィルム5を介して
切断刃15に弾性部材を押し付けることにより、長尺フ
ィルム5をより裂けやすくすることができる。
【0034】また、フィルム移送装置3は、図7に示す
切断装置9によって変形させる場合、フィルム吸着面2
1を長尺フィルム5を介して切断装置9に対向させ、フ
ィルム移送装置3表面に設けられた空気流通孔6から空
気を噴出させてもよい(図示せず)。真空引きと同時に
切断部材8に向かって空気を噴出することにより、より
速やかに長尺フィルム5を変形させることができる。
【0035】また、フィルム移送装置3は、可動型2の
キャビティ部形成面10に設けられた空気流通孔6から
真空引きすると同時に、フィルム移送装置3表面に設け
られた空気流通孔6から空気を噴出させてのキャビティ
部形成面10に吸着させてもよい(図示せず)。フィル
ム移送装置3側から空気を噴出することにより、可動型
2のキャビティ部形成面10が立体的であっても枚葉フ
ィルム4を沿わせることができる。
【0036】型閉め後に注入口13より注入される成形
樹脂14の材質としては、ポリスチレン,アクリロニト
リルスチレン共重合体,アクリロニトリルブタジエンス
チレン共重合体,メタクリル酸メチル,ノリル,ポリカ
ーボネート,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエス
テル,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレ
フタレートなどの樹脂が用いられる。
【0037】なお、フィルム移送装置3に枚葉フィルム
4を転移した後のいずれかの工程において、送り出しロ
ーラ11と巻き取りローラ12とを駆動して枚葉フィル
ム4が切り取られた後の長尺フィルム5を巻き取りロー
ラ12側に巻き取るとともに、長尺フィルム5の次に切
断すべき部分を切断装置9内に送り出す。
【0038】また、フィルム移送装置3にヒーターを設
けておき(図示せず)、ヒーターで加熱した枚葉フィル
ム4を可動型2側から真空引きすることにより、可動型
2のキャビティ部形成面10に沿うように枚葉フィルム
4を変形させることができる。
【0039】さらに、フィルム移送装置3のフィルム吸
着面21と反対側に成形品チャック部20を設けてフィ
ルム移送のための機構と成形品取り出しのための機構を
一つにまとめ、金型内にフィルム移送装置3を挿入して
いる間に、成形品を取り出すようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明は、上記構成および作用からなる
ので、次の効果が得られる。すなわち、枚葉フィルムが
カールすることがないので、枚葉フィルムを可動型のキ
ャビティ部形成面に吸着させるのに手間を要しない。し
たがって、成形品を連続的に製造することができるの
で、製造単価を低下させることができる。
【0041】また、枚葉フィルムがカールすることがな
いので、枚葉フィルムの材質として何らの規制を受けな
い。したがって、成形品表面に多種多様な被覆層を形成
できるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆層を有する成形品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の被覆層を有する成形品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の被覆層を有する成形品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の被覆層を有する成形品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の被覆層を有する成形品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の被覆層を有する成形品の製造方法にお
けるの切断工程の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の被覆層を有する成形品の製造方法にお
けるの切断工程の実施例を示す断面図である。
【図8】従来の被覆層を有する成形品の製造方法におけ
る枚葉フィルムの挿入工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定型 2 可動型 3 フィルム移送装置 4 枚葉フィルム 5 長尺フィルム 6 空気流通孔 7 クランプ部材 8 切断部材 9 切断装置 10 キャビティ部形成面 11 送り出しローラ 12 巻き取りローラ 13 注入口 14 溶融した成形樹脂 15 切断刃 16 光電管センサー 17 打ち抜きポンチ 18 エアシリンダ 19 エアシリンダ 20 成形品チャック部 21 フィルム吸着面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 被覆層を有する成形品の製造方法
成形同時被覆層形成装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型内の所定位置に枚
葉フィルムを配置して樹脂成形を行う被覆層を有する成
形品の製造方法とその製造に用いる成形同時被覆層形成
装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】本発明は以上のような問題点を解決し、カ
ールしやすい枚葉フィルムであっても、フィルム移送装
置のフィルム吸着面に枚葉フィルムをカールさせること
なく吸着させることができる被覆層を有する成形品の製
造方法とその製造に用いる成形同時被覆層形成装置を提
供することを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の被覆層を有する成形品の製造方法は、キ
ャビティ部を形成する固定型と可動型とからなる一対の
金型を配置し、フィルム移送装置のフィルム吸着面に枚
葉フィルムを吸着させ、フィルム移送装置を金型外より
金型内に挿入し、前記枚葉フィルムをフィルム移送装置
のフィルム吸着面から可動型のキャビティ部形成面に吸
着させた後、金型の型閉めを行ない、固定型に設けられ
た注入口より溶融した成形樹脂を注入する被覆層を有す
る成形品の製造方法において、押し出しローラと巻き取
りローラとの間に張られた長尺フィルムを金型外に設け
られた切断装置内に成形サイクルごとに送り出し、切断
装置により長尺フィルムから枚葉フィルムを切り抜き、
抜き取り直後の枚葉フィルムをフィルム移送装置のフィ
ルム吸着面に吸着させるように構成した。また、本発明
の成形同時被覆層形成装置は、キャビティ部を形成する
固定型と可動型とからなり可動型のキャビティ部形成面
に空気流通孔が設けられた金型と、金型外に設けられて
長尺フィルムを間欠的に送り出す送り出しローラと巻き
取りローラと、送り出された長尺フィルムに対し直角方
向にスライド移動するとともに先端周囲に切断刃を有す
る打ち抜きポンチと打ち抜きポンチの挿入可能な孔を中
央に有するとともに長尺フィルムを挟んで固定するクラ
ンプ部材とからなる切断装置と、空気流通孔が設けられ
たフィルム吸着面を有して少なくとも金型と切断装置と
の間を移動するフィルム移送装置とからなるように構成
した。また、本発明の成形同時被覆層形成装置は、キャ
ビティ部を形成する固定型と可動型とからなり可動型の
キャビティ部形成面に空気流通孔が設けられた金型と、
金型外に設けられて長尺フィルムを間欠的に送り出す送
り出しローラと巻き取りローラと、切断刃で囲まれた面
に空気流通孔が設けられた切断部材と送り出された長尺
フィルムを切断部材の切断刃の周囲で挟んで固定するク
ランプ部材とからなる切断装置と、空気流通孔が設けら
れたフィルム吸着面を有して少なくとも金型と切断装置
との間を移動するフィルム移送装置とからなるように構
成した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】フィルム移送装置3としては、複数個の空
気流通孔6が設けられてこの孔から真空引きすることに
より枚葉フィルム4を吸着するフィルム吸着面21を有
して、少なくとも可動型2のキャビティ部形成面10と
切断装置9との間を移動するものを使用する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティ部を形成する固定型と可動型
    とからなる一対の金型を配置し、フィルム移送装置のフ
    ィルム吸着面に枚葉フィルムを吸着させ、フィルム移送
    装置を金型外より金型内に挿入し、前記枚葉フィルムを
    フィルム移送装置のフィルム吸着面から可動型のキャビ
    ティ部形成面に吸着させた後、金型の型閉めを行ない、
    固定型に設けられた注入口より溶融した成形樹脂を注入
    する被覆層を有する成形品の製造方法において、押し出
    しローラと巻き取りローラとの間に張られた長尺フィル
    ムを金型外に設けられた切断装置内に成形サイクルごと
    に送り出し、切断装置により長尺フィルムから枚葉フィ
    ルムを切り抜き、抜き取り直後の枚葉フィルムをフィル
    ム移送装置のフィルム吸着面に吸着させることを特徴と
    する被覆層を有する成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 切断刃で囲まれた面に空気流通孔が設け
    られた切断部材と、切断部材の切断刃の周囲で長尺フィ
    ルムを挟んで固定するクランプ部材とからなる切断装置
    を用い、長尺フィルムをクランプした後に、空気流通孔
    より真空引きすることにより長尺フィルムを切断刃で切
    断する請求項1記載の被覆層を有する成形品の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 フィルム移送装置のフィルム吸着面と反
    対側に成形品チャック部が設けられ、枚葉フィルムを金
    型内に挿入するとともに前の成形サイクルで得られた成
    形品を固定型より取り出す請求項1または請求項2のい
    ずれかに記載の被覆層を有する成形品の製造方法。
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