JPH1086178A - 射出成形同時絵付装置及び方法 - Google Patents

射出成形同時絵付装置及び方法

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JPH1086178A
JPH1086178A JP24984096A JP24984096A JPH1086178A JP H1086178 A JPH1086178 A JP H1086178A JP 24984096 A JP24984096 A JP 24984096A JP 24984096 A JP24984096 A JP 24984096A JP H1086178 A JPH1086178 A JP H1086178A
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JP
Japan
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sheet
mold
female
shot
injection molding
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JP24984096A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Atake
浩之 阿竹
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14008Inserting articles into the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C45/14008Inserting articles into the mould
    • B29C2045/1404Inserting articles into the mould feeding inserts cut out from an endless sheet outside the mould

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絵付シートの巻出方向の長さがタイバーのバ
ー間隔より短く、その幅長が前記バー間隔より長く設定
されている場合においても、合理的に前記絵付シートを
雌型と雄型のパーティング面間に挿入し得るようにな
す。 【解決手段】 ロール状に巻き取られた絵付シートを水
平方向に巻き出し、先端側1ショット分を切り離し、切
り離された1ショット分の絵付シートを鉛直方向に搬送
して雌型と雄型のパーティング面間に挿入するようにな
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形と同時に
型内で絵付シートを射出樹脂成形物の表面に一体的に接
着して図柄や文字等が施された成形品を得るようにした
射出成形同時絵付装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形と同時に型内で絵付シートを射
出樹脂成形物の表面に一体的に接着する射出成形同時絵
付方法としては、従来より幾つもの態様が提案されてい
るが、それらの大半は、次の(a)〜(k)の工程の全
部又は幾つかを記述順に又はその順番を入れ換えて、順
次、又は複数の工程を同時に重複してもしくは並列的に
行うようにされている。
【0003】(a)ロール状に巻き取られた帯状の絵付
シートを巻き出す巻出工程。 (b)絵付シートの先端側1ショット分を切り離すシー
ト切断工程。 (c)絵付シートを雌型と雄型のパーティング面に概ね
平行な姿勢で前記雌型と雄型のパーティング面間に挿入
するシート搬送工程。 (d)絵付シートを雌型のパーティング面に固定保持す
るクランプ工程。 (e)絵付シートを熱盤等により加熱軟化させる軟化工
程。 (f)絵付シートを真空吸引及び/又は圧空供給等によ
り雌型のキャビティ面に沿わせるように延伸させる延伸
工程(予備成形工程)。 (g)雌型と雄型の一方(通常は雌型)を他方(通常は
雄型)側へ移動させて型締めを行う型締め工程。 (h)雌型内に雄型側から流動状態の樹脂(熔融樹脂)
を注入充填して射出成形を行う射出成形工程。 (i)雌型と雄型とを離間させる型開き工程。 (j)絵付シートのうちの射出成形品に接着付随させる
べき部分を他の部分(不要部分)から切り離すトリミン
グ工程。 (k)絵付シートが接着された射出成形品を前記雌型か
ら取り出す取出工程。
【0004】なお、複数の工程を同時に重複して行うと
は、複数の工程が一工程に含まれることをいい、例え
ば、前記(g)の型締め工程において絵付シートを雌型
と雄型との間に挟んで固定保持するようになせば、該型
締め工程と同時に重複して前記(d)のクランプ工程が
行われたことになり、また、前記(h)の射出成形工程
において絵付シートを射出された熔融樹脂の熱と圧力に
より延伸させるようになせば、該射出成形工程と同時に
重複して前記(f)の延伸工程が行われたことになる場
合をいう。
【0005】また、絵付シートとしては、製品種別に応
じて貼合わせ積層シート(ラミネートシート)と転写シ
ートのいずれかが用いられ、ラミネートシートである場
合には、射出成形によりそのままで絵付けが行われたこ
とになり、射出樹脂成形物の表面にシート全層が接着一
体化して化粧層となる。それに対し、絵付シートが転写
シートである場合には、射出樹脂成形物の表面に一体化
した化粧シートのうちの支持体シートを剥離し、装飾層
等の転写層のみを射出樹脂成形物側に残留させて化粧層
となすことにより絵付けが完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上に述べた
如くの射出成形同時絵付けに使用される絵付シートは、
基本的には基材シートとその上に積層された装飾層とか
らなっているが、前記装飾層を形成するにあたっては、
通常、長尺帯状のシート(ウエブ)を用い、輪転方式に
よるグラビア印刷法、グラビアオフセット印刷法等の、
シリンダー(印刷用版胴)を使用する印刷手法を用いて
いる。
【0007】このように、ウエブ状の絵付シートの装飾
層を印刷用版胴を用いて形成する場合、射出成形同時絵
付けに関連して次のような問題が生じることが明らかに
なった。
【0008】すなわち、例えば、図5に示される如く
の、長さLa(例えば1300mm)で断面外形が半円
(直径Ldが例えば70mm)の比較的細長い長尺の成
形品(射出樹脂成形物)Pの外周面全体を射出成形同時
絵付方法により加飾する場合には、図7に示される如く
の、前記成形品Pの長さLaに応じた長さLeの比較的
細長い装飾層Eを形成し得る、幅長Lsが前記長さLa
及びLeよりも長い絵付シートSを用意する必要があ
る。
【0009】このような絵付シートSは、図6に示され
る如くに、帯状の基材シートS’を印刷模様E’が施さ
れた、回転駆動せしめられる印刷用版胴60とそれに適
宜の押圧力をもって圧接せしめられるバックアップロー
ル(圧胴)62との間に挟んで、連続的に加圧すること
により作製される。これをより詳細に説明すると、基材
シートS’は、前記印刷用版胴60が1回転する毎に1
ショット分の長さLc(前記印刷用版胴60の円周長に
相当する長さ)づつ送り出され、前記基材シートS’に
前記印刷用版胴60の1回転につき1ショット分の装飾
層Eが順次印刷され、装飾層Eが1ショット分づつ間欠
的に形成された基材シートS’は、必要に応じて追加処
理(接着剤層の形成等)が施されて、最終的には図7に
示される如くにロール状に巻き取られた状態にされる。
なお、前記装飾層Eの印刷時には、射出成形同時絵付け
時における絵付シートの位置決めに供するためのマーク
(巻出方向位置決めマークMf、幅方向位置決めマーク
Mb)等も同時に印刷される。
【0010】上記ようにして装飾層E等が形成されて巻
き取られた絵付シートS(巻取ロールCS)は、その
後、射出成形同時絵付け時に、前記したように巻き出さ
れて雌型と雄型のパーティング面間に挿入される。
【0011】ここで、一般に、グラビア印刷等に使用さ
れる印刷用版胴60としては、製版工程での腐食機や彫
刻機の構造、印刷工程でのインキの供給上の制約のた
め、円周長Lcより幅(有効長さ)Liの方が長い細長
円筒状のものが使用されており、そのため、長尺の成形
品Pの加飾に用いられる絵付シートSを作製するための
印刷用版胴には、長さLeの細長い印刷模様E’を円周
方向には形成できないので、該印刷模様E’を幅方向に
向けて形成しておくことが要求される。
【0012】したがって、前記成形品P用の絵付シート
Sとして、図7に示される如くの、装飾層Eを幅方向に
向けて形成したものは作製できるが、図8に示される如
くの、装飾層Eを巻取・巻出方向に向けて形成したも
の、言い換えれば、1ショット分の絵付シートの幅長L
s’が巻取方向・巻出方向の長さLc’より短くなるも
のは、印刷用版胴として幅長より円周長の方が長い寸胴
型のものが要求されるので、作製することができない。
【0013】ところが、前記装飾層Eが幅方向に向けて
形成された絵付シートSは、従来の射出成形同時絵付装
置及び方法では、使用できない場合が生じる。すなわ
ち、一般に、射出成形同時絵付装置においては、型締時
及び型開時に、雌型及び雄型の両金型のうちの一方(通
常は雌型)が他方(通常は雄型)に対して接近離隔移動
せしめられるが、型締時における噛み合いを正確に行う
ため、前記移動せしめられる金型を案内すべく、図9に
例示されるように、複数本のタイバー16(ここでは4
本)が、前記雌型12及び雄型40(後述の実施形態を
示す図2参照)のパーティング面12a、40aに直交
する方向に配設されている。
【0014】前記タイバー16は、例えば雌型12が固
定された矩形の可動盤11の4隅に互いに等間隔Lt を
あけて嵌挿されており、雌型12にはキャビティ13が
横向きに穿設されている。
【0015】ここで、従来の射出成形同時絵付装置及び
方法では、通常、前記した如くの、1ショット分の巻出
方向の長さLcが幅長Lsより短く設定されている、ロ
ール状に巻き取られた帯状の絵付シートSを略鉛直面に
沿って下方に向けて巻き出して、その先端側1ショット
分を、雌型12と雄型のパーティング面12aに概ね平
行な姿勢で前記雌型12と雄型40のパーティング面1
2a−40a間に挿入するようにされるのであるが、こ
の場合、上側に位置する左右一対のタイバー16、16
のバー間隔Lt 、言い換えれば、前記1ショット分の絵
付シートSの前記パーティング面12a−40a間への
挿入方向(鉛直下方)に対して直交する方向(水平方
向)に並設された2本のタイバー16のバー間隔Lt
が、前記絵付シートSの幅長Lsよりも短いと、前記絵
付シートSを前記パーティング面12a−40a間に挿
入することができず、したがって、射出成形同時絵付け
を行うことができないという問題が生じる。
【0016】かかる問題は、例えば、前記可動盤11を
大型化する等の雄雌両金型の周辺部分に改造を施して、
前記タイバー16のバー間隔Lt を長くすれば解消でき
るが、このような改造は、既設の設備では難しく、可能
であるとしても装置の寸法、重量が極めて大がかりとな
り、コストが嵩むという問題が生じる。
【0017】本発明は、上述した如くのの問題を解消す
るためになされたもので、その目的とするところは、絵
付シートの巻出方向の長さがタイバーのバー間隔より短
く、その幅長が前記バー間隔より長く設定されている場
合においても、雄雌両金型の周辺部分に大きな改造を施
すことを要しないで、合理的に前記絵付シートを雌型と
雄型のパーティング面間に挿入し得て、適正に射出成形
同時絵付けを行うことができるようにされた射出成形同
時絵付装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る射出成形同時絵付方法は、基本的に
は、1ショット分の巻出方向の長さLcが幅長Lsより
短く設定されている、ロール状に巻き取られた帯状の絵
付シートを巻き出す巻出手段と、該巻出手段により巻き
出された絵付シートの先端側1ショット分を切り離すシ
ート切断手段と、該シート切断手段により切り離された
1ショット分の絵付シートを雌型と雄型のパーティング
面に概ね平行な姿勢で、かつ、前記巻出手段による巻出
方向に対して略直交する方向に搬送して前記雌型と雄型
のパーティング面間に挿入するシート搬送手段と、を備
え、前記絵付シートを挟むように前記雌型及び雄型の一
方を他方側へタイバーに案内させながら移動させて型締
めを行った後、前記雌型内に前記雄型側から流動状態の
樹脂を注入充填して射出成形を行うようにされる。
【0019】本発明は、特に、細長い長尺の成形品(射
出樹脂成形体)を絵付シートで加飾する場合、より詳細
には、前記雌型及び雄型の一方を案内するタイバーが、
前記1ショット分の絵付シートの前記パーティング面間
への挿入方向に対して直交する方向に所定のバー間隔L
t をあけて少なくとも2本並設されており、前記長尺の
成形品を加飾する1ショット分の絵付シートが、その巻
出方向の長さLcが前記バー間隔Lt より短く、その幅
長Lsが前記バー間隔Lt より長く設定されている場合
に有効である。
【0020】本発明に係る射出成形同時絵付装置の好ま
しい態様では、前記巻出手段が前記絵付シートを略水平
方向に巻き出すようにされ、前記シート搬送手段が前記
1ショット分の絵付シートを略鉛直方向に搬送して前記
雌型と雄型のパーティング面間に挿入するようにされ
る。
【0021】前記巻出手段としては、前記巻き取られた
絵付シートの先端を拘持してその先端側1ショット分を
設定位置まで引き出す引出機構を備えているものが好ま
しい態様として挙げられる。また、前記シート搬送手段
としては、前記巻出手段から巻き出された1ショット分
の絵付シートの縦側両端部及び又は横側両端部を拘持す
る搬送用クランパーを備えているものが好ましい態様と
して挙げられる。
【0022】一方、本発明に係る射出成形同時絵付方法
は、基本的には、1ショット分の巻出方向の長さLcが
幅長Lsより短く設定されている、ロール状に巻き取ら
れた帯状の絵付シートを巻き出して、その先端側1ショ
ット分を切り離して雌型と雄型のパーティング面間に挿
入し、その後、前記絵付シートを挟むように前記雌型と
雄型の一方を他方側へタイバーに案内させながら移動さ
せて型締めを行った後、前記雌型内に前記雄型側から流
動状態の樹脂を注入充填して射出成形を行うようにさ
れ、前記絵付シートの巻出方向と前記雌型と雄型のパー
ティング面間への挿入方向とが略直交するようにしたこ
とを特徴としている。
【0023】より具体的には、1ショット分の巻出方向
の長さLcが幅長Lsより短く、かつタイバーのシート
挿入方向に直交する方向の間隔Ltよりも短く設定され
ている、ロール状に巻き取られた帯状の絵付シートを巻
き出す巻出工程と、巻き出された絵付シートの先端側1
ショット分を切り離すシート切断工程と、切り離された
1ショット分の絵付シートを雌型と雄型のパーティング
面に概ね平行な姿勢で、かつ、前記巻出手段による巻出
方向に対して略直交する方向に搬送して前記雌型と雄型
のパーティング面間に挿入するシート搬送工程と、前記
絵付シートを前記雌型のパーティング面上に固定用クラ
ンパーで押圧固定するクランプ工程と、前記絵付シート
を前記雌型のキャビティ面に沿わせるように延伸させる
延伸工程と、前記雌型と雄型の一方を他方側へ移動させ
て型締めを行う型締め工程と、前記雌型内に前記雄型側
から流動状態の樹脂を注入充填して射出成形を行う射出
成形工程と、前記雌型と雄型とを離間させる型開き工程
と、絵付シートが接着された射出成形品を前記雌型から
取り出す取出工程と、を含み、前記各工程を記述順に又
はその順番を入れ換えて、順次、又は複数の工程を同時
に重複してもしくは並列的に行うようにされる。
【0024】絵付シートは、基材シートとその上に積層
された装飾層からなり、基材シートを成形品と密着一体
化させたまま最終製品として使用する貼り合わせ積層シ
ート(ラミネートシート)、あるいは一旦絵付シートと
成形品とを一体化させた後、装飾層(転写層)のみを成
形品側に残して基材シート(支持体シート)を剥離する
転写シートのいずれも使用することができる。
【0025】本発明の射出成形同時絵付装置及び方法に
使用される絵付シートは、基材シート上に装飾層を、輪
転方式によるグラビア印刷法、オフセット印刷法等の、
シリンダー(印刷用版胴)を使用する印刷手法を用い
て、「従来の技術」で述べた手法と同様にして形成して
いる。
【0026】前記基材シートとしては、ポリ塩化ビニ
ル、アクリル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン等の熱可塑性樹脂を用いることができる。
基材シートの厚さは、通常20〜500μm程度であ
る。装飾層は、印刷絵柄、着色又は透明塗膜、金属薄膜
等の視覚的意匠を与える層の他、硬質塗膜、防曇塗膜、
導電性層等の機能性を有する層であってもよい。
【0027】装飾層を印刷により形成する場合、印刷イ
ンキとしては、絵柄模様層として、アクリル樹脂と塩化
ビニル酢酸ビニル共重合体系樹脂との混合物のバインダ
ーに顔料を添加したものや、接着剤層としてアクリルス
チレン系樹脂を使用することができる。
【0028】樹脂射出手段から射出される流動状態の樹
脂としては、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・
スチレン共重合体)、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を加熱熔融したも
の、あるいは、二液硬化型、触媒硬化型の樹脂、例え
ば、ポリウレタン、不飽和ポリエステル等の未硬化液等
の射出成形同時絵付用として従来より知られている材料
を使用できる。
【0029】雄雌両金型は、鉄等の金属あるいはセラミ
ックス等で作製され、成形品形状に応じて分割構成(中
間型等を設ける)等としてもよい。また、絵付シートの
予備成形を行う場合には、加熱軟化用の熱盤等を付設し
たり、雌型及び雄型に真空吸引や圧空供給用(予備成形
用)に小孔(真空吸引孔等)を設ける。
【0030】絵付シートの巻出方向の位置決め、幅方向
の位置決め、つまり、絵柄模様等の装飾パターンと雌型
キャビティ面(成形品)との位置決めを高い精度で行う
には、絵付シートに例えばストライプ(直線)形、矩
形、「+」字形、「−」字形、「I」字形等の位置決め
マークを模様印刷と同時に印刷し、これを雌型側周辺又
は雌型自体に設けた光電管、イメージセンサ等で検知し
て流体圧シリンダやサーボモータ等のシート搬送手段や
シート巻出手段(シート引出機構)の動作を制御すれば
よい。また、高精度な位置決めを必要としない場合(絵
付シートが無地や大理石模様のように非周期的な連続模
様になっているような場合)には、単にシート供給手段
のステッピングモータ等を制御してシートを一定量送り
出すようにしてもよい。上述の如くの構成とされた本発
明に係る射出成形同時絵付方法及び装置においては、従
来のように、巻き取られた絵付シートを巻き出して、方
向転換することなくそのまま、その巻出方向で見た先端
部を先頭にして雌型と雄型のパーティング面間に挿入す
るのではなく、先端側1ショット分を切り離して、その
幅方向の一端側、つまり巻出方向先端(縦側一端部)に
対して直交する横側の一端部を先頭にして雌型と雄型の
パーティング面に概ね平行な姿勢で、かつ、前記巻出手
段による巻出方向に対して略直交する方向に搬送して前
記雌型と雄型のパーティング面間に挿入するようにされ
るので、1ショット分の絵付シートの巻出方向の長さL
cがタイバーのバー間隔Lt より短く、その幅長Lsが
前記バー間隔Lt より長く設定されているものでも、何
ら支障を生じることなく前記パーティング面間に挿入す
ることができる。
【0031】このため、雄雌両金型の周辺部分に大きな
改造を施すことを要しないで、合理的に前記絵付シート
を雌型と雄型のパーティング面間に挿入し得て、適正に
射出成形同時絵付けを行うことが可能となる。この場
合、絵付シートの巻出方向(好ましくは水平方向)は従
来のものとは90度異なることになるが、雄雌両金型の
上方(又は左右)は一般にオープンスペースとなってお
り、シート搬送挿入作業等に何ら支障は生じない。
【0032】また、1ショット分の絵付シートを残りの
部分から切り離すことにより、切り離された絵付シート
と残りの(待機位置にある)絵付シートとが離間せしめ
られるので、特に、切り離された絵付シートを熱盤によ
り加熱軟化させる予備加熱・予備成形を行う場合におい
て、待機位置にある絵付シートが熱盤による熱的ダメー
ジを受けることを回避できる(従来のものでは、先端側
1ショット分の絵付シートを熱盤で加熱すると後続の絵
付シートまでもが同時に加熱され、熱的ダメージを受け
やすい)。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1及び図2は、本発明に
係る射出成形同時絵付装置の一実施形態を示している。
図示の射出成形同時絵付装置10では、前述した図5に
示される如くの、長さLa(例えば1300mm)で断
面外形が半円(直径Ldが例えば70mm)の比較的細
長い長尺の成形品(射出樹脂成形物)Pの外周面全体
を、前述した図6に示される如くの印刷用版胴(円周長
Lcが640mm、幅長Liが1450mm)60が用
いられて輪転印刷法によりその装飾層が形成された、図
7に示される如くの、前記成形品Pの長さLaに応じた
長さLeの比較的細長い装飾層Eを有する幅長Lsの絵
付シートSを使用して加飾するようにされている。
【0034】ここでは、前記絵付シートSは、長尺帯状
の厚みが125ミクロンのアクリル樹脂の基材シートに
S’に、印刷インキ組成として、絵柄模様層に、アクリ
ル樹脂と塩化ビニル酢酸ビニル共重合体系樹脂との混合
物のバインダーに顔料を添加したものが用いられ、接着
剤層にアクリルスチレン系樹脂が用いられている。前記
絵柄模様層は、柄版を3色組み合わせ、木目の意匠と文
字層を二色持つ柄をグラビア印刷法により印刷すること
により得られ、前記接着剤層はスクリーン線数40L/
cmの機械彫刻グラビアベタ版で2色重ね刷りして形成
された2ミクロンの層からなっている。
【0035】前記印刷用版胴60には、その幅方向に前
記絵柄模様層(装飾層E)の長さ方向を合わせて、ま
た、該版胴の円周方向に前記絵柄模様層の1ショット分
の長さLcを合わせて、レイアウトされている。また、
前記装飾層Eの印刷時には、射出成形同時絵付け時にお
ける絵付シートSの位置決めに供するためのマーク(巻
出方向位置決めマークMf、幅方向位置決めマークM
b)も同時に印刷されている。
【0036】本実施形態の射出成形同時絵付装置10に
おいては、前述した図4に示される如くの細長い長尺の
成形品Pに対応した凹凸形状の雌型12と雄型40とを
備え、雌型12はその底部が正方形の可動盤11に固定
されていて、流体圧シリンダ15のラム15aにより図
2において左右方向(水平方向)、言い換えれば、雄型
40に対して接近−離隔する方向に進退動するようされ
ている。
【0037】この場合、型締時における噛み合いを正確
に行うため、前記移動せしめられる雌型12を案内すべ
く、4本のタイバー16が、前記雌型12及び雄型40
のパーティング面12a、40aに直交する方向に配設
されている。前記タイバー16は、雌型12が固定され
た矩形の可動盤11の4隅に互いに等間隔Lt をあけて
嵌挿されており、長方形とされた雌型12は前記可動盤
11の上下方向に向けてその中央部に配設固定されてい
る。
【0038】ここで、上側に位置する左右一対のタイバ
ー16、16のバー間隔Lt 、言い換えれば、前記1シ
ョット分の絵付シートSの前記パーティング面12a−
40a間への挿入方向(鉛直下方)に対して直交する方
向(水平方向)に並設された2本のタイバー16のバー
間隔Lt は約1000mmであり、1ショット分の絵付
シートSの幅長Ls(約1450mm)よりも短いがそ
の巻出方向の長さLc(約640mm)よりは長くされ
ている。
【0039】なお、本実施形態では、上記のように雌型
12が可動型とされていて水平方向に移動するようにさ
れているが、これに限定される訳ではなく、例えば、雄
型、雌型を上下に対向配置してそれらの一方を鉛直方向
に移動させる等の形態を採用することもできる。
【0040】また、前記雌型12には、得るべき成形品
P形状に応じた細長い凹状のキャビティ(キャビティ
面)13が縦向きに形成されるとともに、前記パーティ
ング面12aの両側にそれより凹んだ段下げ面12bが
形成され、さらに、前記キャビティ13に開口するよう
に真空吸引通路17(図では簡略化されている)が形成
され、前記真空吸引通路17は、導管19を介して外部
の真空ポンプに接続されている。さらに、雌型12のパ
ーティング面12aには、前記キャビティ面13の外周
縁を周回するように、Oリングが装着されているがここ
では図示が省略されている。
【0041】一方、前記雄型40は、射出成形機のノズ
ル44が装着される固定盤41に固定されており、この
雄型40には、その中央に前記成形品形状に対応した凸
部(コア部)43が突設されるとともに、前記射出成形
機のノズル44からの熔融樹脂を前記雌型12のキャビ
ティ13内に注入充填するための湯道(ランナー)42
が形成されている。
【0042】また、前記雌型12には、矩形ないし井の
字状の固定用クランパー20が配設されている。このク
ランパー20は、雌型12の4隅近傍に設けられた挿通
穴に嵌挿されている4本の摺動ロッド25により支持さ
れていて、パーティング面12a対して垂直方向に接離
するようにされている。なお、この固定用クランパー2
0は、図4をも参照すればよくわかるように、前記パー
ティング面12aに、後述する如くにして搬送挿入され
る1ショット分の絵付シートSの縦側両端部(長い方の
辺の両端部)及び横側両端部(長い方の辺の両端部)を
押し付けて保持固定する矩形状の下側押圧部22と前記
摺動ロッド25が連結された上側保持部21からなる側
面視凹字形状となっている。
【0043】そして、前記雌型12の上方には、1ショ
ット分の巻出方向の長さLcが幅長Lsより短く設定さ
れている、ロール状に巻き取られた帯状の絵付シート
(巻取ロールCS)を巻き出す巻出手段UCが配設され
ている。この巻出手段UCは、巻取ロールCSを回動自
在に保持する巻取用固定枠26、前記巻取ロールCSを
正逆両方向に回転させる電動機27、前記巻取ロールC
Sの側方に配設された一対のシート送り案内用ローラ3
6、36、及び前記シート送り案内用ローラ36、36
から送られて来る絵付シートSの先端を挟圧拘持してそ
の先端側1ショット分を水平方向(図1のx方向)に引
き出す引出用クランパー55を有する引出機構50から
なっている。
【0044】前記引出機構50は、前記引出用クランパ
ー55を水平方向に進退動させる自動ロック機構付の流
体圧シリンダ56を備えており、前記引出機構50は、
前記絵付シートSに設けられた巻出方向位置決めマーク
Mfが前記搬送用クランパー35の近傍に配置されたセ
ンサ52により例えば2回検出されるまで前記絵付シー
トSを引き出すようにされ、これにより、先端側1ショ
ット分の絵付シートSが設定位置まで引き出される。な
お、引出用クランパー55は図1の様に絵付シートSの
先端部の両側端のみを挟圧する構成の他、先端部の全幅
を挟圧する機構とすることもできる。
【0045】また、前記雌型12の上方の、前記シート
送り案内ローラ36、36と前記引出用クランパー55
との間には、前記巻出手段により設定位置まで引き出さ
れた絵付シートSの先端側1ショット分を切り離すシー
ト切断手段を構成する加熱線条37aを有する電熱線式
カッター37が配設されている。また、このカッター3
7は刃物を用いたものでもよい。
【0046】さらに、前記雌型12の上方の、前記電熱
線式カッター37と前記引出用クランパー55との間に
は、前記巻出手段UCにより設定位置(図1に示される
位置)まで引き出された絵付シートSの先端部と前記電
熱線式カッター37により切断されるべき部位の近傍と
を、言い換えれば、前記設定位置まで引き出された1シ
ョット分の絵付シートSの縦側両端部を挟圧拘持するペ
ンチのように開閉せしめられる一対の搬送用クランパー
35、35を備えたシート搬送装置30が配設されてい
る。
【0047】このシート搬送装置30は、前記一対の搬
送用クランパー35、35の後端部が連結された挟持用
駆動部31とこの挟持用駆動部31を鉛直方向(図1の
y方向)に進退動させる自動ロック機構付の流体圧シリ
ンダ32とを備えている。なお、図示は省略されている
が、前記搬送用クランパー35、35が鉛直方向に真っ
直ぐ進退動できるようにすべく、ガイドレール又はガイ
ドバーが鉛直方向に配設されている。
【0048】また、前記引出機構50及びシート搬送装
置30は、その駆動部として、前記流体圧シリンダに代
えてサーボモーター、ステップモーター等を使用したも
のでもよい。
【0049】さらに、前記絵付シートSに形成されてい
る幅方向の位置決めマークMbを検出する位置決め用セ
ンサ51により、前記設定位置まで引き出された1ショ
ット分の絵付シートSの幅方向のずれ量が検出され、こ
のずれ量に合わせて前記シート搬送装置30における流
体圧シリンダ32のピストンロッド32aの突出量、言
い換えれば、前記搬送用クランパー35、35及びそれ
に挟持された1ショット分の絵付シートSの鉛直方向で
の搬送移動位置が補正される。
【0050】上述の如くの構成とされた本実施形態の射
出成形同時絵付装置10においては、射出成形同時絵付
けが次のようにして行われる。まず、1ショット分の巻
出方向の長さLcが幅長Lsより短くかつ図示のタイバ
ー間隔Ltより短く設定されている、ロール状に巻き取
られた帯状の絵付シートSは、巻取ロールCSの状態か
ら、前記電動機27により送り方向(正転方向)に回転
せしめられてその先端部がシート送り案内ローラ36、
36から水平方向前方に引き出される。この引き出され
た先端部は、水平方向左側に前進せしめられた前記引出
用クランパー55により挟圧拘持されて、その先端側1
ショット分が水平方向に前記設定位置まで引き出される
(図1の状態)。
【0051】次に、前記搬送用クランパー35、35に
より、前記設定位置まで引き出された1ショット分の絵
付シートSの縦側両端部が挟圧拘持され、この状態で、
前記電熱線式カッター37により、引き出された絵付シ
ートの先端側1ショット分を切り離される。
【0052】続いて、前記シート搬送装置30により、
切り離された1ショット分の絵付シートSが、前記雌型
12と雄型40のパーティング面12a、40aに概ね
平行な姿勢で、かつ、前記巻出手段UCによる巻出(引
出)方向(水平方向)に対して略直交する鉛直方向に下
向き(図1のy軸方向)に搬送され、前記雌型12と雄
型40のパーティング面12a−40a間のうちの、ま
だ引き下ろされていない前記固定用クランパー20の下
側押圧部21より下方(左方)の、前記雌型12のパー
ティング面12aに近接した位置に挿入される(図3参
照)。なお、このときには、前記搬送用クランパー3
5、35は前記固定用クランパー20の上側保持部21
と雌型12の段下げ面12bとの間に挿入される。
【0053】次いで、前記1ショット分の絵付シートS
は、図4に示される如くに、前記固定用クランパー20
により前記雌型12のパーティング面12a上に押圧固
定され、押圧固定されると前記搬送用クランパー35、
35が挟圧拘持を解除されて上方の元の位置に退避せし
められる。
【0054】以下、従来と同様に、熱盤57により絵付
シートを加熱軟化せしめ、前記雌型12の吸引通路17
を通じて真空吸引が行われ、前記絵付シートSは前記雌
型12のキャビティ面13に沿うように延伸せしめら
れ、その後、熱盤57を両型間から退避させた後、前記
雌型12を前記タイバー16に案内させながら雄型40
側へ移動させて型締めを行って成形用キャビティを形成
せしめる型締め工程と、前記雌型12の前記キャビティ
13内に、前記雄型40の湯道42を通じて射出成形機
のノズル44から流動状態の樹脂を注入充填して射出成
形を行う射出成形工程と、前記雌型と雄型とを離間させ
る型開き工程と、絵付シートが接着された射出成形品を
前記雌型から取り出す取出工程と、が順次行われる。
【0055】このような構成とされた本発明に係る射出
成形同時絵付装置及び方法においては、従来のように、
巻き取られた絵付シートを巻き出して、方向転換するこ
となくそのまま、その巻出方向で見た先端部を先頭にし
て雌型と雄型のパーティング面間に挿入するのではな
く、先端側1ショット分を切り離して、その幅方向の一
端側、つまり巻出方向先端(縦側一端部)に対して直交
する横側の一端部を先頭にして雌型12と雄型40のパ
ーティング面12a、40aに概ね平行な姿勢で、か
つ、前記巻出手段UCによる巻出方向(水平方向)に対
して直交する鉛直方向に搬送して前記雌型12と雄型4
0のパーティング面12a−40a間に挿入するように
されるので、1ショット分の絵付シートSの巻出方向の
長さLcがタイバーのバー間隔Lt より短く、その幅長
Lsが前記バー間隔Lt より長く設定されているもので
も、何ら支障を生じることなく前記パーティング面12
a−40a間に挿入することができる。
【0056】このため、雄雌両金型の周辺部分に大きな
改造を施すことを要しないで、合理的に前記絵付シート
Sを雌型12と雄型40のパーティング面12a−40
a間に挿入し得て、適正に射出成形同時絵付けを行うこ
とが可能となる。
【0057】この場合、絵付シートSは水平方向に巻き
出されるので、鉛直方向に巻き出す従来のものとは巻出
方向が90度異なることになるが、雄雌両金型の上方
(又は左右)はオープンスペースとなっており、シート
搬送挿入作業等に何ら支障は生じない。
【0058】また、特に、従来のものでは、先端側1シ
ョット分の絵付シートを熱盤で加熱すると後続の絵付シ
ートまでもが同時に加熱され、熱的ダメージを受けやす
いが、本実施形態のものでは、電熱線式カッター37に
より切り離された先端側1ショット分の絵付シートSを
熱盤57(図2に仮想線で示す)により加熱軟化させる
予備加熱・予備成形を行う場合において、先端側1ショ
ット分の絵付シートSが切り離された後においては、前
記電動機27により巻取ロールCSが逆転せしめられ
て、前記切断された先端側1ショット分の絵付シートS
より後方側の部分は前記シート送り案内ローラ36、3
6近傍の待機位置まで引き戻されるので、熱的ダメージ
を受けることが確実に回避される。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る射出成形同時絵付装置及び方法によれば、絵付
シートの巻出方向の長さがタイバーのバー間隔より短
く、その幅長が前記バー間隔より長く設定されている場
合においても、雄雌両金型の周辺部分に大きな改造を施
すことを要しないで、合理的に前記絵付シートを雌型と
雄型のパーティング面間に挿入し得て、適正に射出成形
同時絵付けを行うことができるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形同時絵付装置の一実施形
態を示す、雄雌両金型の中間位置から雌型側を見た側面
図。
【図2】図1の射出成形同時絵付装置の概略正面図。
【図3】図1の射出成形同時絵付装置の動作説明に供さ
れる、雄雌両金型の中間位置から雌型側を見た側面図。
【図4】図3のA矢視図。
【図5】絵付シートにより加飾すべき長尺の成形品の一
例を示す斜視図。
【図6】絵付シートの装飾層を印刷用版胴を用いて形成
する際の説明に供される図。
【図7】装飾層が形成されてロール状に巻き取られた巻
取ロールを示す斜視図。
【図8】本発明により解決しようとする課題の説明に供
される絵付シートの例を示す図。
【図9】本発明により解決しようとする課題である、絵
付シートと雌型及びタイバーとの関係の説明に供される
斜視図。
【符号の説明】
S…絵付シート、10…射出成形同時絵付装置、11…
可動盤、12…雌型、12a…パーティング面、13…
キャビティ、16…タイバー、27…電動機、20…固
定用クランパー、30…シート搬送装置、35…搬送用
クランパー、36…シート送り案内ローラ、37…電熱
線式カッター、40…雄型、50…引出機構、51…幅
方向位置決め用センサ、52…巻出方向位置決め用セン
サ、55…引出用クランパー、CS…巻取ロール、Ls
…1ショット分の絵付シートの幅長、Lc…1ショット
分の絵付シートの巻出方向の長さ、Lt …タイバーのバ
ー間隔、Mb…幅方向位置決めマーク、Mf…巻出方向
位置決めマーク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ショット分の巻出方向の長さLcが幅
    長Lsより短く設定されている、ロール状に巻き取られ
    た帯状の絵付シートを巻き出す巻出手段と、該巻出手段
    により巻き出された絵付シートの先端側1ショット分を
    切り離すシート切断手段と、該シート切断手段により切
    り離された1ショット分の絵付シートを雌型と雄型のパ
    ーティング面に概ね平行な姿勢で、かつ、前記巻出手段
    による巻出方向に対して略直交する方向に搬送して前記
    雌型と雄型のパーティング面間に挿入するシート搬送手
    段と、を備え、前記絵付シートを挟むように前記雌型及
    び雄型の一方を他方側へタイバーに案内させながら移動
    させて型締めを行った後、前記雌型内に前記雄型側から
    流動状態の樹脂を注入充填して射出成形を行うようにさ
    れた射出成形同時絵付装置。
  2. 【請求項2】 前記雌型及び雄型の一方を案内するタイ
    バーが、前記1ショット分の絵付シートの前記パーティ
    ング面間への挿入方向に対して直交する方向に所定のバ
    ー間隔Lt をあけて少なくとも2本並設されており、前
    記1ショット分の絵付シートは、その巻出方向の長さL
    cが前記バー間隔Lt より短く、その幅長Lsが前記バ
    ー間隔Lt より長く設定されていることを特徴とする請
    求項1に記載の射出成形同時絵付装置。
  3. 【請求項3】 前記巻出手段が前記絵付シートを略水平
    方向に巻き出すようにされ、前記シート搬送手段が前記
    1ショット分の絵付シートを略鉛直方向に搬送して前記
    雌型と雄型のパーティング面間に挿入するようにされて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形
    同時絵付装置。
  4. 【請求項4】 前記巻出手段が、前記巻き取られた絵付
    シートの先端を拘持してその先端側1ショット分を設定
    位置まで引き出す引出機構を備えていることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の射出成形同時絵
    付装置。
  5. 【請求項5】 前記シート搬送手段が、前記巻出手段か
    ら巻き出された1ショット分の絵付シートの縦側両端部
    及び又は横側両端部を拘持する搬送用クランパーを備え
    ていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載の射出成形同時絵付装置。
  6. 【請求項6】 1ショット分の巻出方向の長さLcが幅
    長Lsより短く設定されている、ロール状に巻き取られ
    た帯状の絵付シートを巻き出して、その先端側1ショッ
    ト分を切り離して雌型と雄型のパーティング面間に挿入
    し、その後、前記絵付シートを挟むように前記雌型と雄
    型の一方を他方側へタイバーに案内させながら移動させ
    て型締めを行った後、前記雌型内に前記雄型側から流動
    状態の樹脂を注入充填して射出成形を行うようにされた
    射出成形同時絵付方法において、 前記絵付シートの巻出方向と前記雌型と雄型のパーティ
    ング面間への挿入方向とが略直交するようにしたことを
    特徴とする射出成形同時絵付方法。
  7. 【請求項7】 1ショット分の巻出方向の長さLcが幅
    長Lsより短く設定されている、ロール状に巻き取られ
    た帯状の絵付シートを巻き出す巻出工程と、巻き出され
    た絵付シートの先端側1ショット分を切り離すシート切
    断工程と、切り離された1ショット分の絵付シートを雌
    型と雄型のパーティング面に概ね平行な姿勢で、かつ、
    前記巻出手段による巻出方向に対して略直交する方向に
    搬送して前記雌型と雄型のパーティング面間に挿入する
    シート搬送工程と、前記絵付シートを前記雌型のパーテ
    ィング面上に固定用クランパーで押圧固定するクランプ
    工程と、前記絵付シートを前記雌型のキャビティ面に沿
    わせるように延伸させる延伸工程と、前記雌型と雄型の
    一方を他方側へ移動させて型締めを行って成形用キャビ
    ティを形成せしめる型締め工程と、前記雌型内に前記雄
    型側から流動状態の樹脂を注入充填して射出成形を行う
    射出成形工程と、前記雌型と雄型とを離間させる型開き
    工程と、絵付シートが接着された射出成形品を前記雌型
    から取り出す取出工程と、を含み、前記各工程を記述順
    に又はその順番を入れ換えて、順次、又は複数の工程を
    同時に重複してもしくは並列的に行うようにされた射出
    成形同時絵付方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1942066A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-09 Snyang Yu Enterprise Co., Ltd. Method of continuously feeding film piece for molding process
EP1941982A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-09 Snyang Yu Enterprise Co., Ltd. Film feeding machine
WO2011117562A1 (en) * 2010-03-22 2011-09-29 Van Leusden, Everardus Johannes Maria A tile and a method and an apparatus for making a tile

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1942066A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-09 Snyang Yu Enterprise Co., Ltd. Method of continuously feeding film piece for molding process
EP1941982A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-09 Snyang Yu Enterprise Co., Ltd. Film feeding machine
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