JP2004360829A - ラッチ式電磁弁の通電制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラッチ式電磁弁の通電制御装置において、ソレノイドに流れる弁電流の変化を検出する電流変化検出手段を備え、弁電流が最初のピークを超えて減少した後、再度最初のピークまで実質的に上昇した時点でプランジャが終端位置まで移動したものと判定してソレノイドへの通電を停止させるようにする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明はラッチ式電磁弁の弁電流を制御する通電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動水栓や便器の自動洗浄装置等の電磁弁として、通電による開弁後においてプランジャを開弁状態に、閉弁後において閉弁状態にそれぞれ保持するラッチ式電磁弁が広く用いられている。
図5はその具体例を示している。
【0003】
図5において200はパイロット通水路で、このうち通水路200aは主通水路202を開閉する主弁204の背面側の背圧室206に連通し、また通水路200bは主通水路202の主弁204よりも下流側202bに連通している。
【0004】
パイロット通水路200が遮断、つまり閉じられると、主通水路202における主弁204よりも上流側202aと連通状態にある背圧室206の水圧が増大して主弁204が閉じられ、またパイロット通水路200が開かれると背圧室206の水圧が減少して主弁204が開かれ、主通水路202が連通状態となる。
【0005】
208はプランジャであってスリーブ(案内筒)210の内周面に摺動可能に嵌合されており、このプランジャ208の弁座212への着座によりパイロット通水路200が遮断され、また弁座212からの離間によりパイロット通水路200が連通状態となる。
【0006】
スリーブ210の内部には、プランジャ208と所定の間隔をおいて固定コア214が位置固定に設けられている。これらプランジャ208と固定コア214との間にはスプリング216が介装されており、プランジャ208がこのスプリング216によって常時閉方向(図中上向き)に弾発されている。
【0007】
スリーブ210の外側にはリング状の永久磁石218と、これを軸方向にサンドイッチ状に挟む状態で磁性材から成るリング状プレート220,222が配設されており、またそれらの下側(図中下側)にはソレノイド224が固定コア214を取り巻くように設けられている。これらはヨーク226を介して水栓等の本体228に固定されている。
【0008】
尚永久磁石218は板厚方向に着磁されており、その磁束はリング状プレート220,プランジャ208,固定コア214,ヨーク226,リング状プレート222を通って永久磁石218へと戻っている。
【0009】
このラッチ式電磁弁230においては、図5に示す閉弁状態においても永久磁石218の磁束によりプランジャ208に対して固定コア214側への吸引力が働いているが、この吸引力は、プランジャ208と固定コア214との間のギャップにより弱く、スプリング216の弾発力がこの吸引力に打ち勝ってプランジャ208を弁座212に押圧した状態にある。
【0010】
この状態でソレノイド224に対して永久磁石218による磁束と同方向の磁束を発生させるような弁電流を通ずると(オン通電すると)、固定コア214による吸引力がスプリング216による弾発力に打ち勝ってプランジャ208が固定コア214側に吸い寄せられる。
【0011】
而して一旦プランジャ208が移動し始めると、プランジャ208と固定コア214との間のギャップが減少するため吸引力はますます増大し、プランジャ208が固定コア214に当接して固定コア214により強く吸着保持される。
【0012】
ここにおいてラッチ式電磁弁230は開弁状態となり、パイロット通水路200が連通状態となって主弁204が開かれ、主通水路202が連通状態となって吐水口からの吐水が行われる。
【0013】
上述したようにプランジャ208と固定コア214との間には永久磁石218の磁束に基づく吸引力が働いており、この吸引力はそれらの間にギャップのわずかしか存在しない開弁状態ではスプリング216の弾発力に打ち勝つ強いものであるから(そのように設定されている)、開弁後にソレノイド224への通電を停止してもプランジャ208は固定コア214により吸着状態に保持される。即ちラッチ式電磁弁230は開弁状態に保持され、主通水路202の水流は流れ続ける。
【0014】
次にパイロット通水路200を閉じるべく、ソレノイド224に対して上記とは逆方向の弁電流を通ずると(オフ通電を行うと)、永久磁石218による磁束が打ち消され、これによりプランジャ208がスプリング216の弾発力によって固定コア214から離間させられた上、弁座212に押し付けられ、パイロット通水路200が閉じられる。
【0015】
パイロット通水路200が閉じられると通水路200a及びこれに連通する背圧室206の水圧が上昇し、主弁204が閉じられて主通水路202の水流が止る。
【0016】
このラッチ式電磁弁230の場合、弁電流を通ずる必要があるのは開弁動作時と閉弁動作時のみであり、その後においては弁電流を通ずる必要がないため省電力を図ることができる。
【0017】
ところでこのラッチ式電磁弁230においては、ソレノイド224に対する弁電流の通電を停止するタイミングが問題となる。
そのタイミングが早過ぎればプランジャ208の作動不良を引き起し、また逆にそのタイミングが遅過ぎれば電力を不必要に余分に消費してしまうこととなる。
【0018】
而して弁電流の通電を適正なタイミングで停止するためには、プランジャ208がその終端位置まで移動したことを検出する必要がある。
プランジャ208がその終端位置まで移動したことを検出できれば、適正なタイミングで弁電流の通電を停止することができ、過不足のない電力供給が可能となる。
【0019】
そこで本出願人は先の特許願(下記特許文献1)において、弁電流の変化を微分回路を用いて検出することで、プランジャが終端位置まで移動したか否かを判定し、ソレノイドへの弁電流の通電を停止させるようになした通電制御装置を提案した。
【0020】
例えばプランジャ208が開方向、つまりソレノイド224側に引き込まれる方向に移動する際、ソレノイド224に流れる弁電流は図6(A)に示しているようにいきなり鋭く立ち上がらないで徐々に上昇してピークに達する。
プランジャ208が移動を開始するとソレノイド224のインピーダンスが上昇変化するため、弁電流はピークを超えてから一旦減少し、そしてプランジャ208が終端位置まで移動したところで再び弁電流が上昇に転ずる。
【0021】
そこでこの特許文献1の通電制御装置では、微分回路を用いて弁電流信号の変化を、具体的には弁電流に比例して発生させた電圧の上昇変化を検出して微分波を出力するとともに、比較回路にて微分波の大きさを基準値と比較し、その基準値を上回る微分波が2度目に生じたときに、プランジャ208が終端位置まで移動したものと判定してソレノイド224への通電を停止させるようにしている。
【0022】
尚図6(B)はその微分波の波形を示すもので、B1は最初の弁電流増加時の微分波を、B2は2度目の弁電流増加時の微分波を表している。尚鎖線のCは後段の比較回路において設定された基準値(しきい値)を表している。
図6(C)は、その比較回路から出力されるパルス信号を表しており、その内P1が最初のパルス信号を、P2が2度目のパルス信号を表している。
【0023】
図7はこの通電制御装置の具体的な回路構成例を表している。
同図において224はラッチ式電磁弁230のソレノイド、232はソレノイド224の駆動電源、234は人体感知するセンサ、236はマイコンで、238はソレノイド224の駆動回路としてのHブリッジ回路であり、PNP型のトランジスタTr1,Tr2及びNPN型のトランジスタTr3,Tr4を有していて、それらがHブリッジ接続されている。
【0024】
R14はソレノイド224に流れる弁電流に比例した電圧を発生させる抵抗で、この抵抗R14によって発生した電圧が後段に設けられた微分回路240にて微分されるようになっている。
この微分回路240はコンデンサC4と抵抗R16とから成っており、その出力がオペアンプOP1の非反転入力端子に入力されるようになっている。
即ち微分回路240の微分波がオペアンプOP1で増幅されるようになっている。
【0025】
而してその増幅された微分波は比較回路242におけるオペアンプOP2の非反転入力端子に入力される。
このオペアンプOP2の反転入力端子には、抵抗分割により得た電圧が基準値(しきい値)として入力されており、オペアンプOP1からの出力値が、即ち微分波がその基準値よりも大きければこの比較回路242からH信号がパルス信号としてマイコン236に入力される。
また一方オペアンプOP1からの出力値が基準値よりも小さければ、比較回路242からL信号がマイコン236に入力される。
【0026】
マイコン236はこの比較回路242からのH信号の供給によって、具体的には2度目のH信号の供給によって基準値よりも大きい微分波が微分回路240で生じたこと、つまり弁電流の2度目の立上りが生じたことを知り、プランジャ208が終端位置まで移動したものと判定してソレノイド224の駆動回路としてのHブリッジ回路238をオフ状態とし、駆動電源232からソレノイド224への弁電流の通電を停止させる。
【0027】
尚、開位置にあるプランジャ208を閉方向に移動させる際、即ちソレノイド224側から図5中上向きに突出させる際にはソレノイド224に対して上記とは逆向きの弁電流を流す。
このとき、弁電流は図8(A)に示しているように徐々に上昇し、緩やかなカーブを描いて飽和状態となり、途中で弁電流が減少するということはない。
【0028】
このプランジャ208の閉方向の移動時においては、微分回路240からは図8(B)に示す微分波B3が発生する。
そしてこの微分波B3に基づいて比較回路242からは図8(C)に示す幅の広いパルス信号P3が出力され、マイコン236はこのパルス信号P3の立下りのタイミングで弁閉信号を出力して、駆動電源232からソレノイド224への弁電流の通電を停止させる。
【0029】
【特許文献1】
特開2003−21257号公報
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者等がその後研究を行う中で以下の事実が判明した。
即ち、上記図6(A)に示す弁電流の波形はプランジャ208が円滑に始端位置から終端位置まで移動したときのもので、実際にはプランジャ208が移動する過程で一時的に動きが不規則となり、そのような不規則な動きを経て終端位置まで移動することのある事実が判明した。
【0031】
その理由は必ずしも明確ではないが、水の当り方とか、スプリング216との力関係とか、微細なごみ等が引っ掛かって一緒に動いたりとか、そういった種々要因が影響しているものと考えられる。
何れにしてもプランジャ208がこのようながたつきを伴った不規則な運動を行うと、これに伴って弁電流も不規則となる。
【0032】
図9(A)はプランジャ208がこのような不規則な運動を伴って移動する際の弁電流の波形を示したものである。
図示のように弁電流はピークに達した後一旦減少し、そしてプランジャのがたつき運動に伴って途中上昇し、更に再びその変曲点を経て上昇する曲線を描く。
【0033】
このとき、上記特許文献1の通電制御装置における微分回路240からは弁電流が最初に上昇し始めるときの微分波B1に続いて、プランジャ208が半移動で半停止した後再び移動し始めたところで図9(B)に示す2度目の微分波B4が発生し、更にその後プランジャ208が終端位置まで完全移動したところで更に微分波B2が出力される。
【0034】
この場合オペアンプOP1による増幅後の微分波B4の大きさが比較回路242の基準値を超えていれば、比較回路242から図9(C)に示すパルス信号P4が出力され、そのパルス信号P4によってマイコン236はプランジャ208が終端位置まで達したものと誤判定して、そこで弁電流を通電停止させてしまう。
この結果プランジャ208は通電停止が早過ぎることによって作動不良を起してしまう。
【0035】
尤もプランジャ208が半移動で半停止した後再移動し始めたときのパルス信号P4で直ちに弁電流を通電停止せず、一定の余裕時間をみてその後に弁電流を通電停止するといったことも考えられる。
但しこの場合安全を見込んでその余裕時間を長くとると、電力削減の効果が減殺されてしまう。
【0036】
またその後も一定時間弁電流を通電し続けても、プランジャ208が完全移動した時点で出力される微分波B2は小さいものとなるため、この微分波B2の大きさが基準値Cを超えられず、弁電流の通電停止時期を判定できなくなってしまう。
この場合比較回路242における基準値即ちしきい値を下げるといったことも考えられるが、実際にはこの基準値を下げるといったことは難しい。
【0037】
図7のオペアンプOP1を用いた差動増幅回路では、オペアンプOP1のオフセット電圧によって、オペアンプOP1に入力される微分回路240の微分波形の全体のベース電位レベルが、オペアンプOP1によって大きく増幅されて出力されるため、その後段の比較回路242で基準値を低く設定すると、オフセット電圧に起因して微分波形のベース電位レベルが大きい値で出力されて基準値を上回るといったことが生じ、微分波B2が発生していなくても比較回路242がパルス信号を出力してしまって、微分波B2を正確に検出できなくなってしまうからである。
【0038】
【課題を解決するための手段】
本発明のラッチ式電磁弁の通電制御装置はこのような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1のものは、ソレノイドへの弁電流の通電により電磁力でプランジャを開方向又は閉方向に移動させ、移動後において通電停止し且つ該プランジャを位置保持するラッチ式電磁弁の通電制御装置において、前記弁電流の変化を検出する電流変化検出手段を備え、該弁電流が最初のピークを超えて減少した後、再度該最初のピークまで実質的に上昇した時点をもって前記ソレノイドへの通電を停止させるようになしたことを特徴とする。
【0039】
請求項2のものは、請求項1において、前記通電制御装置は、前記プランジャの前記ソレノイド側への引込方向への移動の終端位置を前記電流変化検出手段による前記弁電流の変化の検出により判定し、通電停止させるものであることを特徴とする。
【0040】
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記電流変化検出手段が、弁電流信号を微分する微分回路と、該微分回路からの微分波の大きさを基準値と比較する比較回路とを有しており、該微分回路は前記弁電流が前記最初のピークを超えてから次に再び該最初のピークまで実質的に上昇するまでの間該弁電流の変化を無視して微分波を出さないものとなしてあり、前記通電制御装置は前記比較回路が該微分回路から前記基準値よりも大きい微分波が2度目に生じたことを検出したとき、前記プランジャが前記終端位置まで達したものとして通電停止させるようになしてあることを特徴とする。
【0041】
請求項4のものは、請求項3において、前記微分回路が、プラス電源端子にプラス電源が接続され、マイナス電源端子が接地された単電源のオペアンプを用いた負帰還の差動増幅回路を含んで構成してあり、前記弁電流に比例して発生した電圧が該オペアンプの非反転入力端子に入力される一方、該オペアンプの反転入力端子側に接続された、前記微分回路の構成要素としてのコンデンサが該オペアンプのマイナス電源端子と接続されていることを特徴とする。
【0042】
【作用及び発明の効果】
以上のように本発明は、ソレノイドに流れる弁電流が最初のピークを超えて減少した後、再度その最初のピークまで実質的に上昇した時点をもって、プランジャが終端位置まで移動したものと判定し、ソレノイドへの通電を停止させるようになしたものである。
【0043】
本発明者等は、プランジャが移動の過程でがたつきを生じ、半移動した時点で半停止するようなことがあったとしても、弁電流が減少後に最初のピークまで上昇する間に、殆どがその終端位置まで移動完了している事実を実験により確認した。
本発明はこのような知見に基づいてなされたものである。
【0044】
而して本発明によれば、プランジャが移動の過程でがたつきを生じて半停止するようなことがあっても、確実にプランジャを終端位置まで移動させることができ、プランジャの半移動での停止による作動不良を防止することができる。
また一方弁電流を不必要に長く流し続けることによって電力を無駄に消費してしまうことを回避でき、本来の省電力を実現することができる。
【0045】
本発明においては、プランジャのソレノイド側への引込方向への移動の終端位置を上記電流変化検出により判定し、弁電流を通電停止させるように構成しておくことができる(請求項2)。
【0046】
本発明においては、上記電流変化検出手段を次のように構成することができる。
即ち弁電流信号を微分する微分回路と、その微分回路からの微分波の大きさを基準値と比較する比較回路とを含んで構成し、そしてその微分回路を、弁電流が最初のピークを超えてから次に再び実質的に最初のピークまで上昇するまでの間、弁電流の変化を無視して微分波を出さないものとなすことができる。
このような電流変化検出手段を備えた通電制御装置では、微分回路から基準値よりも大きい微分波が2度目に生じたことを比較回路が検出したとき、プランジャが終端位置に達したものとして弁電流を通電停止させる(請求項3)。
【0047】
この場合においてその微分回路は、プラス電源端子にプラス電源が接続され、マイナス電源端子が接地された単電源のオペアンプを用いた負帰還の差動増幅回路を含んで構成し、弁電流に比例して発生した電圧をオペアンプの非反転入力端子に入力する一方、反転入力端子側に接続されたコンデンサを、オペアンプのマイナス電源端子と接続しておくことができる(請求項4)。
【0048】
このようにして微分回路を構成した場合、オペアンプを用いた差動増幅回路のオフセット電圧を実質的に無視することができ、従ってその後段に設けた比較回路の基準値を下げることが可能となって、弁電流の微小な増加、即ち小さな微分波でも精度高く検出可能となる。
かかる請求項4によれば、簡単且つ安価な回路で微分回路を構成することができる。
【0049】
【実施例】
次に、センサで人体感知しその人体感知に基づいて給水開始する一方、センサが人体非感知となったところで給水停止する給水装置におけるラッチ式電磁弁の通電制御装置に本発明を適用した場合の実施例を図面に基づいて以下に詳しく説明する。
【0050】
図1において、10はラッチ式電磁弁のソレノイド、12はその駆動用の電源、14は人体感知するセンサで、16はマイコンである。
18はソレノイド10の駆動回路としてのHブリッジ回路でその後段に、弁電流に比例して出力された電圧を入力させ、微分動作する微分回路(微分増幅回路)20が、更にその後段に、微分回路20からの出力を基準値(しきい値)と比較し、その比較結果を出力する比較回路22が接続されている。
【0051】
ここでHブリッジ回路18はPNP型のトランジスタTr1,Tr2及びNPN型のトランジスタTr3,Tr4を有しており、それらがHブリッジ接続されている。
詳しくは、PNP型のトランジスタTr1のコレクタとNPN型のトランジスタTr3のコレクタとが直列に接続された回路と、同様にPNP型のトランジスタTr2のコレクタとNPN型のトランジスタTr4のコレクタとが直列に接続された回路とが並列接続され、そしてその並列回路に対し抵抗R14が直列に接続されている。
ここで抵抗R14は弁電流を検出するための抵抗、即ち弁電流に応じた電位差をその両端に発生させる抵抗である。
【0052】
そしてトランジスタTr1とTr3との中間点がソレノイド10の一方の端子1側に接続され、またトランジスタTr2とTr4との中間点がソレノイド10の他方の端子2側に接続されている。
またトランジスタTr1のベース側は抵抗R1を介してソレノイド10の端子2側に接続されるとともに、抵抗R2を介して電源12のプラス側に接続されている。
トランジスタTr2のベース側は抵抗R4を介してソレノイド10の端子1側に接続されるとともに、抵抗R3を介して電源12のプラス側に接続されている。
【0053】
更にトランジスタTr3のベース側は抵抗R9を介してマイコン16の出力端子OUT3に接続され、トランジスタTr4のベース側は抵抗R10を介してマイコン16の出力端子OUT4に接続されている。
【0054】
トランジスタTr1〜Tr4のHブリッジ回路18と抵抗R14との中間点は、後段の微分回路20におけるオペアンプOP1の非反転入力端子に抵抗R16を介して接続されており、抵抗R14に弁電流が流れることによって生じた電圧、即ち弁電流に比例した大きさの電圧が、オペアンプOP1の非反転入力端子に入力されるようになっている。
【0055】
この微分回路20はオペアンプOP1を主要素として構成されており、図2にも示しているようにその出力をオペアンプOP1の反転入力端子に帰還する帰還回路Kに抵抗R7が、更に抵抗R6が接続されている。
【0056】
尚この帰還回路Kには抵抗R7と並列にコンデンサC1が接続されている。
抵抗R6にはまたコンデンサC2の一方の端子が接続されている。
コンデンサC2の他方の端子は、オペアンプOP1のマイナス電源端子と接続され、接地されている。
本例において、これらオペアンプOP1,抵抗R7,R6,コンデンサC2及びC1は全体として微分回路20を構成している。
尚コンデンサC1は主としてノイズ取りのためのものである。
【0057】
本例において、オペアンプOP1は上記のようにマイナス電源端子がコンデンサC2と接続且つ接地されており、そしてプラス電源端子にプラス電源OUT2(VCC)が接続されている。
即ちオペアンプOP1はここでは単電源動作を行う。
このオペアンプOP1の出力側は抵抗R17を介して接地されるとともに、抵抗R11を介して後段の比較回路22におけるオペアンプOP2の非反転入力端子に接続されている。
【0058】
この比較回路22におけるオペアンプOP2の反転入力端子には、マイコン16を通じて供給される電源を抵抗R5,R8により抵抗分割して得た電圧が基準値(しきい値)として入力されており、前段の微分回路20のオペアンプOP1からオペアンプOP2の非反転入力端子に入力される電圧値がその基準値と比較され、その結果がH(High)又はL(Low)のデジタル信号として出力されるようになっている。
尚、オペアンプOP2の出力は抵抗R12を介してオペアンプOP2の非反転入力端子に帰還されている。
またオペアンプOP2からの出力信号はマイコン16の入力端子IN2に入力される。
【0059】
ここでオペアンプOP2は、非反転入力端子への入力電圧値即ち微分回路20からの出力電圧値が反転入力端子に加えられる基準値に対して大きいときにはH信号(パルス信号)を出力してマイコン16に供給し、またその逆である場合にはL信号をマイコン16に出力する。
【0060】
尚、センサ14に対してはマイコン16の出力端子OUT1から電源供給され、またセンサ14からの信号はマイコン16に対し入力端子IN1に入力される。
尚図1においてD1〜D5はそれぞれダイオードを表している。
【0061】
次に本例の装置の動作を以下に説明する。
本例において、センサ14が人体感知するとマイコン16の入力端子IN1に感知信号が入力される。
これによりマイコン16は出力端子OUT2を通じオペアンプOP1及びOP2をオン動作させるとともに、出力端子OUT4を通じてトランジスタTr4をオン動作させてこれを導通状態とする。尚このときトランジスタTr3はオフ状態のままである。
【0062】
トランジスタTr4が導通状態となることによって、トランジスタTr1もまた導通状態となり、ここにおいてトランジスタTr1のエミッタ側からコレクタ側に、更にはまたトランジスタTr4のコレクタ側からエミッタ側に電流が流れる。
即ちここにおいてソレノイド10に端子1側から端子2側に向う弁電流が流れ、これによってプランジャが開方向に、即ちソレノイド10による引込方向に移動して、電磁弁が開弁開始される。
【0063】
ソレノイド10に流れる弁電流は抵抗R14を通じて流れる。
このとき抵抗R14の両端には弁電流に比例した大きさの電圧が発生し、その電圧が抵抗R16を介し後段の微分回路20におけるオペアンプOP1の非反転入力端子へと入力される。
微分回路20は、その弁電流に応じて変化する入力電圧を微分増幅し、その出力を比較回路22におけるオペアンプOP2の非反転入力端子に入力させる。
【0064】
比較回路22は、発生した微分波が基準値に対して大きいか小さいかを判定し、大きいときにはH信号をパルス信号として、また小さいときにはL信号をそれぞれマイコン16に供給する。マイコン16はこれを受け、2度目のパルス信号によりHブリッジ回路18を駆動停止する。
具体的には、出力端子OUT4を通じてオフ信号を出力し、トランジスタTr4,Tr1をオフ動作させる。
【0065】
前述したようにプランジャを開方向に移動させるに際して、ソレノイド10に流れる弁電流は徐々に上昇してピークに達し、その後プランジャの移動に伴うソレノイド10のインピーダンス変化によって弁電流は一旦減少に転ずる。
【0066】
従ってこのとき微分回路20に加えられる、弁電流に比例した大きさの入力電圧は弁電流の変化に対応した波形を描いてオペアンプOP1の非反転入力端子へと入力される。
図3(A)の実線はオペアンプOP1の非反転入力端子に入力される電圧の変化、即ちその電圧波形を示したものである。
【0067】
このオペアンプOP1の出力を帰還回路Kによって反転入力端子に帰還させて成る差動増幅回路の増幅率は、抵抗R6とコンデンサC2とによるインピーダンスをZとして(Z+R7)/Zで表される。
ここでコンデンサC2への充電時においてコンデンサC2のインピーダンスが無視できる状況では、例えば抵抗R6の抵抗値が10kΩ、R7の抵抗値が2MΩであるとするとこの差動増幅回路の増幅率は約200倍となる。
【0068】
そしてこのとき、即ち弁電流の上昇時には図2中実線の矢印で示すように、オペアンプOP1の出力側からコンデンサC2側に相対的に大きな充電電流が帰還回路Kを図中左向きに流れてコンデンサC2が速やかに充電される。
【0069】
このときオペアンプOP1の反転入力端子側の電圧は非反転入力端子の電圧と同電位を保ちながら非反転入力端子の電圧上昇とともに上昇する。オペアンプOP1が、反転入力端子の電位と非反転入力端子の電位との差を0Vに保つように出力動作するのである。
【0070】
ところでこの差動増幅回路においては、帰還回路Kを図中左向きにコンデンサC2の充電電流が流れてコンデンサC2の充電が進み、これに伴ってコンデンサC2の抵抗分(インピーダンス)が増大すると、これに伴って差動増幅回路の増幅率は次第に低下する。
そしてコンデンサC2の充電が完了した時点でコンデンサC2による抵抗分は無限大となり、ここにおいて差動増幅回路の増幅率は最終的に1に収束する。
【0071】
図3(B)はその増幅率の変化に伴うオペアンプOP1の出力の変化を表したもので、これは即ちオペアンプOP1から出力される増幅された微分波形に他ならない。
即ちコンデンサC2に充電電流が流れる初期においてオペアンプOP1の出力は急激に立ち上がり、その後充電の進行に伴って出力は低下し、結果的に出力波形は微分波形となる。
【0072】
この微分回路20は、弁電流が一旦減少した後、即ちオペアンプOP1の非反転入力端子に加わる入力電圧が一旦減少した後、再度上昇して実質的に最初のピークに到達した時点から再び微分動作を行い、その間においては微分動作を実質的に行わない。
これは次の理由による。
【0073】
オペアンプOP1の非反転入力端子に加わる入力電圧がピークを超えて減少に転ずると、一時的にオペアンプOP1の反転入力端子の電位は非反転入力端子よりも高電位となる。
プラス電源とマイナス電源との2つの電源を用いた通常のオペアンプでは、反転入力端子の電位を非反転入力端子の電位と同電位に保つように、即ちイマジナルショートを保つように出力側からマイナス電圧を出力する。
そしてそのマイナス電圧の出力によって、コンデンサC2は帰還回路Kを図2中破線の矢印で示す右向きの放電電流によって放電を速やかに行い、オペアンプOP1の反転入力端子の電位を速やかに低下せしめる。
【0074】
しかしながら本例においてはオペアンプOP1がプラス電源のみを電源とする単電源のものとされ且つコンデンサC2とオペアンプOP1のマイナス電源端子とが接続且つ接地されていることから、オペアンプOP1からはマイナス電圧は出力されない。
その結果オペアンプOP1のイマジナルショートが不成立となってコンデンサC2の放電が遅れ、オペアンプOP1の反転入力端子の電位が非反転入力端子の電位の減少に一時的に追従できない。
【0075】
その結果としてオペアンプOP1の反転入力端子の電位は、図3(A)中破線で示すようにピークを超えた後においてほぼ水平に推移する(但し若干は図中右下りとなる)。
即ちオペアンプOP1の非反転入力端子に加わる入力電圧が、移動途中のプランジャのがたつきによる半移動,半停止及びその後の再移動等によって図3(A)の実線で示しているように最初のピークを超えて減少した後再び上昇しても、反転入力端子側の電位はコンデンサC2の放電の遅れによってこれに追従できず、あたかも非反転入力端子の入力電圧が破線で示したような電位で推移変化した場合と同様の挙動を示す。
【0076】
即ちプランジャが半停止した後、再移動したときに発生する電圧上昇があっても微分回路20はこれに対応した微分波を出力せず、そして非反転入力端子の電圧が再び最初のピークを実質的に超えた時点で、再びイマジナルショートが成立状態となってそこで初めて次の微分波を発生する。
【0077】
詳しくは、図3(B)に示しているように微分回路20は弁電流(厳密にはこれに対応した電圧)が最初のピークを超えて減少した後、再び上昇して実質的に最初のピークを超えた時点で第2の微分波B2を出力する。
【0078】
先に述べたように、弁電流が一旦減少した後最初のピークまで回復した時点において、プランジャはたとえその途中で半移動,半停止をすることがあってもその殆どが終端位置まで移動している事実が実験により確認されており、従ってこの第2の微分波B2の立上りで後段の比較回路22から判定結果としてのパルス信号P2(H信号)を出力させ、弁電流を通電停止することで、確実にプランジャを終端位置まで移動させることができる。尚且つこれによって無駄に余分な電力供給するのを防止することができる。
【0079】
さて以上はプランジャを開方向に移動させる場合の動作であるが、センサ14による人体非感知によってプランジャを閉方向に移動させる際の動作は次のようになる。
【0080】
即ちセンサ14からの信号によってマイコン16は出力端子OUT3から信号出力する。
この信号によってトランジスタTr3が導通状態となり、次いでトランジスタTr2が導通状態となって、ソレノイド10に弁開時とは逆向きの弁電流を通電せしめる。
【0081】
このときの弁電流は途中で減少することはなく、カーブを描きながら上昇して最終的に飽和する。
その弁電流の変化の検出に基づく通電停止については、図7に示した従来の通電制御装置と同様である。
【0082】
以上のような本例の通電制御装置にあっては、プランジャががたつき運動により半停止するようなことがあったとしても、確実にプランジャを終端位置まで移動させることができ、プランジャの半移動での停止による作動不良を防止することができる。
また一方弁電流を不必要に長く流し続けることによって電力を無駄に消費してしまうことを回避でき、本来の省電力を実現することができる。
【0083】
また本例の通電制御装置においては、オペアンプOP1を含む差動増幅回路の増幅率が最終的に1に収束するので、つまり微分波形のベース電位レベルの増幅率が1となるので、オペアンプOP1のオフセット電圧を実質的に無視することができる。
従って本例によれば、次段の比較回路22における基準値を低く設定することができ、比較回路22からの2度目の微分波がある程度小さいものであっても精度高くこれを検出することが可能である。
【0084】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明は例えば上記実施例の微分回路20において、図4に示しているようにコンデンサC2と抵抗R6との接続位置を上例とは異なった位置とすることも可能であるなど、その趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるラッチ式電磁弁の通電制御装置を周辺部とともに示す図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す図である。
【図3】同実施例の通電制御装置の作用説明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図である。
【図5】従来使用されているラッチ式電磁弁の一例を示す図である。
【図6】本発明の背景説明のために示した従来公知の通電制御装置の作用説明図である。
【図7】その従来のラッチ式電磁弁の通電制御装置を周辺部とともに示す図である。
【図8】図7の通電制御装置の図6とは異なった作用説明図である。
【図9】図7の通電制御装置の不具合の説明図である。
【符号の説明】
10 ソレノイド
20 微分回路(微分増幅回路)
22 比較回路
C 基準値
B1,B2 微分波
OP1,OP2 オペアンプ
C2 コンデンサ
VCC プラス電源
Claims (4)
- ソレノイドへの弁電流の通電により電磁力でプランジャを開方向又は閉方向に移動させ、移動後において通電停止し且つ該プランジャを位置保持するラッチ式電磁弁の通電制御装置において、
前記弁電流の変化を検出する電流変化検出手段を備え、該弁電流が最初のピークを超えて減少した後、再度該最初のピークまで実質的に上昇した時点をもって前記ソレノイドへの通電を停止させるようになしたことを特徴とするラッチ式電磁弁の通電制御装置。 - 請求項1において、前記通電制御装置は、前記プランジャの前記ソレノイド側への引込方向への移動の終端位置を前記電流変化検出手段による前記弁電流の変化の検出により判定し、通電停止させるものであることを特徴とするラッチ式電磁弁の通電制御装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記電流変化検出手段が、弁電流信号を微分する微分回路と、該微分回路からの微分波の大きさを基準値と比較する比較回路とを有しており、該微分回路は前記弁電流が前記最初のピークを超えてから次に再び該最初のピークまで実質的に上昇するまでの間該弁電流の変化を無視して微分波を出さないものとなしてあり、前記通電制御装置は前記比較回路が該微分回路から前記基準値よりも大きい微分波が2度目に生じたことを検出したとき、前記プランジャが前記終端位置まで達したものとして通電停止させるようになしてあることを特徴とするラッチ式電磁弁の通電制御装置。
- 請求項3において、前記微分回路が、プラス電源端子にプラス電源が接続され、マイナス電源端子が接地された単電源のオペアンプを用いた負帰還の差動増幅回路を含んで構成してあり、前記弁電流に比例して発生した電圧が該オペアンプの非反転入力端子に入力される一方、該オペアンプの反転入力端子側に接続された、前記微分回路の構成要素としてのコンデンサが該オペアンプのマイナス電源端子と接続されていることを特徴とするラッチ式電磁弁の通電制御装置。
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