JP2013234679A5 - - Google Patents

Claims (4)

1. 弁座と接することによって燃料通路を閉じ、前記弁座から離れることによって燃料通路を開く弁体と、前記弁体と共動して開閉弁動作を行わせる可動子と、前記可動子の駆動手段として設けられたソレノイド及び磁気コアと前記磁気コアおよび前記可動子の外周側に設置された筒状のノズルホルダとで構成される電磁石と、前記弁体を前記駆動手段による駆動力の向きとは逆向きに付勢する付勢手段を備え、前記ソレノイドに電流を供給することにより前記磁気コアと前記可動子との間に磁気吸引力を作用させて前記弁体を開弁させる機能を有する燃料噴射装置の駆動回路において、
   前記弁体が前記弁座と接触する閉弁位置と前記弁体の最大リフト量との間の中間位置で前記弁体に閉弁動作を開始させ、
   前記燃料噴射装置の駆動回路は、バッテリ電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路から燃料噴射装置のソレノイドへの通電・非通電を制御する第一のスイッチ素子と、前記バッテリから前記ソレノイドへの通電・非通電を制御する第二のスイッチ素子と、
   前記ソレノイドの設地電位側端子と接地電位との間の通電・非通電を制御する第三のスイッチ素子と、前記ソレノイドへの供給電流を検出するための前記昇圧回路と前記燃料噴射装置の電源側端子との間に設けた第一の抵抗器と、前記バッテリ電圧源と前記燃料噴射装置の電源側端子との間に設けた第二の抵抗器と、前記燃料噴射装置の接地電位側端子と接地電位との間に設けた第三の抵抗器を備え、
   前記第一の抵抗器もしくは，前記第二の抵抗器，第三の抵抗器の両端電圧を検出することで、前記ソレノイドに流れる電流を検出する機能を備え，前記弁体が開弁開始することによる前記ソレノイドのインダクタンスの変化を、前記電流の2階微分値で検知して開弁開始時期を検知することを特徴とする燃料噴射装置の駆動回路。
   
2. 請求項１に記載の駆動回路において、前記ソレノイドへ流れる電流を検出して前記第一、第二、第三のスイッチ素子の通電・非通電を制御する電流制御回路と，内燃機関の運転条件に応じて前記ソレノイドへの通電時間を計算する演算装置との備え，前記第三の抵抗器と前記演算装置もしくは前記電流制御回路との間に微分器を備え、前記演算装置もしくは前記電流制御回路で微分器の出力電圧を検出することで、前記弁体の開弁開始時期を検出し，前記開弁開始時期に基づいて前記ソレノイドへの通電時間を各気筒の前記燃料噴射装置ごとに変化させることを特徴とする駆動回路。
   
3. 請求項１に記載の駆動回路において、請求項１に記載の駆動装置において、前記ソレノイドへ流れる電流を検出して前記第一、第二、第三のスイッチ素子の通電・非通電を制御する電流制御回路と，内燃機関の運転条件に応じて前記ソレノイドへの通電時間を計算する演算装置との備え，前記第三の抵抗器と前記演算装置もしくは前記電流制御回路との間に微分器を2個直列に配置し、前記弁体が開弁開始したことによるインダクタンスの変化を微分器の出力電圧で検出することを特徴とする駆動回路。
   
4. 請求項２に記載の駆動回路において、前記微分器と前記演算装置との間に比較器を備え、比較器で予め設定した閾値電圧を超えるもしくは、下がるタイミングを前記演算装置で検知することで、前記弁体の開弁開始時期を検出する機能を備えたことを特徴とする駆動回路。