JP6090593B2 - 内燃機関の燃料噴射システム - Google Patents

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Description

この発明は内燃機関の燃料噴射システムに関するものである。
排気性状を向上させるためには、1回の噴射における最小噴射量を少なくして微量噴射を可能にし、緻密な燃料噴射制御を実現することが望まれる。
これに対して、ニードル弁が全開にまで到らないパーシャルリフト噴射を実行する燃料噴射システムも知られている(例えば、特許文献1)。
こうしたパーシャルリフト噴射を利用すれば、微量噴射を実現することができる。
特開2013‐104326号公報
しかしながら、ニードル弁が全開に到る前に通電を終了させるパーシャルリフト噴射の場合、ニードル弁の開弁期間が短く、噴射量が少ないため、開弁期間や開弁速度のずれが噴射量に与える影響が大きく、噴射量がばらつきやすい。
特に、一度の燃焼行程において燃焼に供される燃料を噴射する噴射行程において、複数回のパーシャルリフト噴射を実行する場合には、各パーシャルリフト噴射における噴射量のばらつきが積み重なるため、目標とする量に対する噴射量のばらつきが顕著になりやすい。
この発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、パーシャルリフト噴射を利用した緻密な燃料噴射制御を実現することのできる内燃機関の燃料噴射システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するための内燃機関の燃料噴射システムは、気筒内に燃料を噴射する筒内インジェクタと、前記筒内インジェクタへの通電を制御して前記筒内インジェクタを制御する制御装置と、を備えている。
そして、この内燃機関の燃料噴射システムでは、前記制御装置が、前記筒内インジェクタのニードル弁が全開に到らないパーシャルリフト噴射の中で通電時間が最も長い最大パーシャルリフト噴射を、同最大パーシャルリフト噴射による噴射量が、一度の噴射行程における噴射量の目標値である要求噴射量を超えない回数の範囲内で、前記筒内インジェクタに実行させる。
ニードル弁が全開に到る前に通電を終了させるパーシャルリフト噴射では、通電時間が短いときほど、噴射量のばらつきが大きくなる傾向にある。そのため、パーシャルリフト噴射であっても通電時間を長くすれば噴射量のばらつきが小さくなる。そこで、パーシャルリフト噴射の中で最も通電時間が長い最大パーシャルリフト噴射を実行すれば、噴射量のばらつきを極力抑制した精度の高い微量噴射を実現することができる。
上記構成によれば、噴射行程において、要求噴射量を超えない回数の範囲内で、最大パーシャルリフト噴射が実行されるようになるため、パーシャルリフト噴射の中でも精度の高い最大パーシャルリフト噴射を利用して燃料噴射制御を行うことができるようになる。したがって、パーシャルリフト噴射を利用した緻密な燃料噴射制御を実現することができるようになる。
また、この内燃機関の燃料噴射システムの一態様では、前記制御装置が、前記要求噴射量が多いときほど、一度の噴射行程における前記最大パーシャルリフト噴射の実行回数を多くする。
上記構成によれば、要求噴射量が多くなるほど、最大パーシャルリフト噴射の実行回数が増えるため、精度の高い最大パーシャルリフト噴射の実行機会を増やして、より緻密な燃料噴射制御を実現することができる。
この内燃機関の燃料噴射システムの一態様では、前記制御装置が、前記最大パーシャルリフト噴射に加え、前記筒内インジェクタのニードル弁を全開まで開弁させるフルリフト噴射を前記筒内インジェクタに実行させ、前記最大パーシャルリフト噴射のみでは前記要求噴射量に対して不足する分の燃料を、前記フルリフト噴射によって前記筒内インジェクタから噴射させる。
最大パーシャルリフト噴射のみでは要求噴射量に対して噴射量が不足する場合には、上記構成のように、ニードル弁を全開まで開弁させるフルリフト噴射によって不足する分の燃料を噴射して噴射量を補えばよい。
内燃機関の燃料噴射システムの第1の実施形態についてその構成を示す模式図。 第1の実施形態にかかる筒内インジェクタの断面図。 第1の実施形態にかかる筒内インジェクタに対する通電時間と、噴射量及び噴射量のばらつきとの関係を示すグラフであり、(a)は通電時間の変化に対する噴射量の変化、(b)は通電時間の変化に対する噴射量のばらつきの変化をそれぞれ示している。 第1の実施形態にかかる制御装置が最大パーシャルリフト噴射の実行回数を設定する際の一連の処理の流れを示すフローチャート。 第1の実施形態の燃料噴射システムにおける空気充填率と要求噴射量との関係、並びに要求噴射量に対する最大パーシャルリフト噴射の実行回数とポート噴射量との関係を示すグラフ。 第2の実施形態の燃料噴射システムの制御装置が最大パーシャルリフト噴射の実行回数を設定する際の一連の処理の流れを示すフローチャート。 第2の実施形態の燃料噴射システムにおける最大パーシャルリフト噴射の実行回数と上限噴射回数との関係を示すグラフ。 変更例としての燃料噴射システムにおける空気充填率と要求噴射量との関係、並びに要求噴射量に対する最大パーシャルリフト噴射の実行回数とポート噴射量との関係を示すグラフ。 変更例としての燃料噴射システムにおける空気充填率と要求噴射量との関係、並びに要求噴射量に対する最大パーシャルリフト噴射の実行回数とフルリフト噴射量との関係を示すグラフ。
(第1の実施形態)
以下、内燃機関の燃料噴射システムの第1の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、内燃機関の吸気通路10には、上流側から順に、吸入空気の質量流量である吸入空気量を検出するエアフロメータ11、吸入空気量を調整するスロットルバルブ12が配設されている。吸気通路10は、スロットルバルブ12が配設されている部分よりも下流側で分岐し、吸気ポート13を介して各気筒の燃焼室14に接続されている。
各気筒の吸気ポート13には、吸気ポート13内に燃料を噴射するポートインジェクタ20がそれぞれ配設されている。また、各気筒には、気筒内に燃料を噴射する筒内インジェクタ30がそれぞれ配設されている。
この燃料噴射システムにおける燃料タンク40の内部には、燃料を汲み出すフィードポンプ41が配設されている。フィードポンプ41は、低圧燃料通路42を介して低圧燃料配管43に接続されている。これにより、低圧燃料配管43にはフィードポンプ41によって汲み出された燃料が蓄えられる。そして、低圧燃料配管43には、各気筒のポートインジェクタ20がそれぞれ接続されている。
また、低圧燃料通路42の途中からは、高圧燃料通路44が分岐している。高圧燃料通路44には、フィードポンプ41によって汲み出された燃料を更に加圧して吐出する高圧燃料ポンプ45が配設されている。高圧燃料通路44は、高圧燃料ポンプ45によって加圧された燃料が蓄えられる高圧燃料配管46に接続されている。そして、高圧燃料配管46には、各気筒の筒内インジェクタ30がそれぞれ接続されている。
また、高圧燃料配管46には、高圧燃料配管46の内部の燃料の圧力、すなわち筒内インジェクタ30に供給されている燃料の圧力である燃料圧力fpを検出する圧力センサ47が配設されている。
制御装置50は、内燃機関を統括的に制御する制御装置であり、この燃料噴射システムを制御する制御装置として機能する。
制御装置50には、エアフロメータ11や圧力センサ47の他、クランクシャフトの回転速度である機関回転速度NEを算出するためのクランク角信号を出力するクランクポジションセンサ48や内燃機関の冷却水温を検出する水温センサ49、アクセル操作量を検出するアクセルポジションセンサ51などのセンサ類の検出信号が入力される。そして、制御装置50は、これらセンサ類の検出結果に基づき、ポートインジェクタ20、筒内インジェクタ30、高圧燃料ポンプ45などを駆動することによって各種制御を行う。
例えば、制御装置50は、燃料噴射制御や筒内噴射の噴射圧制御を行う。筒内噴射の噴射圧制御は、筒内インジェクタ30に供給されている燃料圧力fpが現状の機関運転状態に基づいて設定された目標とする燃料圧力と等しくなるように、圧力センサ47により検出された燃料圧力fpに基づいて高圧燃料ポンプ45の燃料吐出量をフィードバック調整することによって行われる。
また、燃料噴射制御では、目標とする噴射量である要求噴射量Qtotalを算出する。そして制御装置50は、要求噴射量Qtotalと等しい量の燃料が噴射されるように、ポートインジェクタ20及び筒内インジェクタ30への通電を制御する。
次に図2を参照して、筒内インジェクタ30の構成について詳しく説明する。
図2に示すように、筒内インジェクタ30のハウジング31内には、固定コア32が固定されている。ハウジング31内における固定コア32に隣接する位置には、可動コア33が図2における上下方向に摺動可能に収容されている。なお、可動コア33には、ニードル弁36が連結されており、可動コア33の変位に伴ってニードル弁36も図2における上下方向に変位するようになっている。
図2の下方に示すように、ハウジング31の先端部には、ニードル弁36の先端部の周囲を取り囲むノズルボディ37が取り付けられている。ノズルボディ37の先端部には細長いスリット状の噴孔38が形成されている。
また、図2の下方に示すように、ニードル弁36とノズルボディ37との間には空間39が形成されている。この空間39は高圧燃料配管46と連通しており、高圧燃料配管46内の高圧の燃料がこの空間39内に供給されている。なお、可動コア33はスプリング34によって図2における下方、すなわち固定コア32から離間する方向に向かって常に付勢されている。
ハウジング31内における固定コア32の外周部分には、コイル35が配設されている。これにより、筒内インジェクタ30では、コイル35に通電することにより固定コア32が磁化され、可動コア33がスプリング34の付勢力に抗して固定コア32に引き寄せられるようになる。これにより、ニードル弁36が噴孔38から離間して開弁し、燃料が噴孔38を通じて噴射されるようになる。なお、図2に示すように、可動コア33が固定コア32に当接すると、ニードル弁36は全開状態になる。
一方で、コイル35への通電を行っていないときには、スプリング34の付勢力によって可動コア33が固定コア32から離間するようになる。その結果、ニードル弁36がノズルボディ37に当接し、噴孔38を塞いで閉弁する。すなわち、ニードル弁36の先端がノズルボディ37に当接し、噴孔38が塞がれたときに、ニードル弁36は全閉状態になる。こうしてニードル弁36が噴孔38を塞いで全閉状態になることにより、筒内インジェクタ30からの燃料の噴射が停止される。
ところで、図3(a)に示すように、こうした筒内インジェクタ30では、通電時間が長くなるほど、噴射量が多くなるが、通電が開始されてからニードル弁36が全開状態になるまでの間(図3における0〜Tmaxの間)は、通電時間の変化に対する噴射量の変化率が特に大きい。これは、通電が開始されてからニードル弁36が全開に到るまでの間は、通電時間の経過とともにニードル弁36のリフト量が増大していくためである。そして、通電時間がTmaxを超えて、ニードル弁36が全開状態に保持されるようになると、通電時間の変化に対する噴射量の変化率は緩やかになる。
なお、図3(b)に示すように、噴射量のばらつきは通電時間が短く、噴射量が少ないときに大きくなる。また、通電時間がTmaxに到った直後も噴射量のばらつきが大きくなる。これは、ニードル弁36が全開になると、可動コア33と固定コア32とが当接するため、可動コア33と固定コア32との衝突によってニードル弁36にバウンス動作が生じ、このバウンス動作に起因してニードル弁36のリフト量が脈動するためである。
ところで、排気性状を向上させるためには、1回の噴射における最小噴射量を少なくして微量噴射を可能にし、緻密な燃料噴射制御を実現することが望まれる。
しかし、1回の噴射における噴射量を少なくするために筒内インジェクタ30への通電時間を短くすると、筒内インジェクタ30のニードル弁36が全開になったときに生じるバウンス動作に起因する噴射量のばらつきが生じやすくなる。
これに対して、ニードル弁36が全開にまで到らないパーシャルリフト噴射を実行すれば、バウンス動作を生じさせずに、微量噴射を実現することができる。ニードル弁36が全開に到る前に通電を終了させるパーシャルリフト噴射では、図3(b)に示すように、通電時間が短いときほど、噴射量のばらつきが大きくなる傾向にある。そのため、パーシャルリフト噴射であっても通電時間を長くすれば噴射量のばらつきが小さくなる。したがって、パーシャルリフト噴射の中で最も通電時間が長い最大パーシャルリフト噴射を実行するようにすれば、噴射量のばらつきを極力抑制した精度の高い微量噴射を実現することができる。そこで、この燃料噴射システムでは、パーシャルリフト噴射の中で最も通電時間が長い最大パーシャルリフト噴射を実行するようにしている。最大パーシャルリフト噴射を実行するための通電時間は、予め行う実験等の結果に基づいてパーシャルリフト噴射の中で最も噴射量のばらつきが小さくなる通電時間を割り出し、その割り出された通電時間に基づいて設定されている。
次に、図4を参照しながら、一度の燃焼行程において燃焼に供される燃料を噴射する一度の噴射行程における最大パーシャルリフト噴射の実行回数nの設定にかかる一連の処理について説明する。なお、この一連の処理は、燃料噴射制御の一環として、機関運転中に制御装置50によって繰り返し実行される。
図4に示すように、制御装置50はこの処理を開始すると、まずステップS100において、一度の噴射行程における噴射量の目標値である要求噴射量Qtotalを算出する。ここでは、例えば、空気充填率Rairが高いときほど要求噴射量Qtotalが多くなるように、空気充填率Rairに基づいて要求噴射量Qtotalを算出する。
空気充填率Rairは、内燃機関の吸気バルブが閉じたときに燃焼室14内にある空気の質量である空気充填量を、シリンダのボア径とピストンのストローク長とによって決まる最大空気充填量で割った商に相当する値である。空気充填率Rairは、エアフロメータ11によって検出される吸入空気量に基づいて算出される。より詳しくは、吸気マニホールドモデル計算を使用して、吸気マニホールドが受け取った吸入空気量と吸気マニホールドから燃焼室14に送り込まれた吸入空気量とを算出し、それらの吸入空気量の関係から空気充填率Rairを算出する。
ステップS100を通じて要求噴射量Qtotalを算出すると、処理はステップS110へと進む。
ステップS110において、制御装置50は、一度の噴射行程における最大パーシャルリフト噴射の実行回数nを算出する。ここでは、要求噴射量Qtotalを1回の最大パーシャルリフト噴射による噴射量qで割った商における整数部分と等しい値を実行回数nとして算出する。したがって、例えば、要求噴射量Qtotalを1回の最大パーシャルリフト噴射による噴射量qで割った商が「1」よりも小さい値になる場合には、実行回数nは「0」になる。
ところで、図3(a)に示した通電時間と噴射量との関係から、1回の最大パーシャルリフト噴射による噴射量qは、最大パーシャルリフト噴射における通電時間に基づいて決まることが分かる。しかし、最大パーシャルリフト噴射における通電時間が予め設定されていても、筒内インジェクタ30に供給されている燃料の圧力である燃料圧力fpによって噴射量qは変化する。そのため、ここでは燃料圧力fpを参照して噴射量qを算出し、算出した噴射量qを用いて実行回数nを算出する。
ステップS110を通じて実行回数nを算出すると、処理はステップS120へと進む。
ステップS120において、制御装置50は、ポートインジェクタ20による噴射量であるポート噴射量Qpfiを算出する。ここでは、要求噴射量Qtotalから一度の噴射行程における最大パーシャルリフト噴射による噴射量の合計値である筒内噴射量Qdiを引いた差をポート噴射量Qpfiとして算出する。すなわち、噴射量qと実行回数nとの積を要求噴射量Qtotalから引いた差をポート噴射量Qpfiとして算出する。そのため、最大パーシャルリフト噴射の実行回数が「0」である場合には、要求噴射量Qtotalと等しい値がポート噴射量Qpfiとして算出されることになる。
こうしてステップS120を通じてポート噴射量Qpfiを算出すると、制御装置50はこの一連の処理を一旦終了させる。
そして、噴射行程をむかえた気筒に対して、算出した実行回数nに基づく筒内インジェクタ30によるn回の最大パーシャルリフト噴射と、算出したポート噴射量Qpfiに基づくポートインジェクタ20による燃料噴射とを実行する。
次にこの第1の実施形態にかかる燃料噴射制御の作用について、図5を参照して説明する。図5においては1回目の最大パーシャルリフト噴射による噴射量を「X1」、2回目の最大パーシャルリフト噴射による噴射量を「X2」、3回目の最大パーシャルリフト噴射による噴射量を「X3」、4回目の最大パーシャルリフト噴射による噴射量を「X4」で示している。なお、X1〜X4のそれぞれは、上述した1回の最大パーシャルリフト噴射による噴射量qと等しい。
図5に示すように、空気充填率Rairが高くなるほど、要求噴射量Qtotalは多くなる。要求噴射量Qtotalを噴射量qで割った商における整数部分と等しい値を最大パーシャルリフト噴射の実行回数nとして算出しているため、最大パーシャルリフト噴射による噴射量の合計値である筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotal以下になる噴射回数のうち、最大の回数が実行回数nになる。そして、筒内インジェクタ30による最大パーシャルリフト噴射のみでは要求噴射量Qtotalに対して不足する分が、ポート噴射量Qpfiになり、ポートインジェクタ20から噴射される。
したがって、図5に示すように、第1の実施形態の燃料噴射システムにおける燃焼噴射制御では、空気充填率Rairが「R1」であるときには、要求噴射量Qtotalが「Q1」になる。そして、このときには、噴射行程において、2回の最大パーシャルリフト噴射が実行されるとともに、2回の最大パーシャルリフト噴射だけでは要求噴射量Qtotalに対して不足する分の燃料がポートインジェクタ20から噴射される。
以上説明した第1の実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)噴射行程において、要求噴射量Qtotalを超えない回数の範囲内で、最大パーシャルリフト噴射が実行されるようになるため、パーシャルリフト噴射の中でも精度の高い最大パーシャルリフト噴射を利用して燃料噴射制御を行うことができるようになる。したがって、パーシャルリフト噴射を利用した緻密な燃料噴射制御を実現することができる。
(2)要求噴射量Qtotalが多くなるほど、最大パーシャルリフト噴射の実行回数nが増えるため、精度の高い最大パーシャルリフト噴射の実行機会を増やして、緻密な燃料噴射制御を実現することができる。
(3)最大パーシャルリフト噴射のみでは要求噴射量Qtotalに対して噴射量が不足する場合、ポートインジェクタ20から不足する分の燃料を噴射するため、要求噴射量Qtotalに見合った燃料を供給することができる。
(4)最大パーシャルリフト噴射による噴射量の合計値である筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotalを超えない範囲内で最も多く最大パーシャルリフト噴射を実行することになるため、パーシャルリフト噴射の中でも精度の高い最大パーシャルリフト噴射を最大限活用して燃料噴射制御を行うことができる。
なお、上記第1の実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・一度の噴射行程における筒内インジェクタ30からの噴射量の合計値である筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotal以下になる噴射回数のうち、最大の回数を最大パーシャルリフト噴射の実行回数nにするように実行回数nを算出できれば、実行回数nの算出方法は変更してもよい。例えば、燃料圧力fpと要求噴射量Qtotalとを変数にした二次元マップを参照して実行回数nを算出するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
次に、内燃機関の燃料噴射システムの第2の実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。なお、第2の実施形態は図4を参照して説明した第1の実施形態における処理の内容を変更したものである。そのため、以下では第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を割愛し、第1の実施形態と異なる最大パーシャルリフト噴射の実行回数nの設定にかかる一連の処理の内容を中心に説明する。
第2の実施形態の燃料噴射システムでは、図4を参照して説明した一連の処理に替えて、図6に示す一連の処理を実行する。この一連の処理は、燃料噴射制御の一環として、機関運転中に制御装置50によって繰り返し実行される。
図6に示すように、制御装置50はこの処理を開始すると、まずステップS200において、機関回転速度NEを算出する。機関回転速度NEは、クランクポジションセンサ48から出力されるクランク角信号に基づいて算出される。
ステップS200を通じて機関回転速度NEを算出すると、処理はステップS210へと進む。
ステップS210において、制御装置50は、一度の噴射行程における噴射量の目標値である要求噴射量Qtotalを算出する。ここでは、例えば、第1の実施形態におけるステップS100の処理と同様に、空気充填率Rairが高いときほど要求噴射量Qtotalが多くなるように、空気充填率Rairに基づいて要求噴射量Qtotalを算出する。
ステップS210を通じて要求噴射量Qtotalを算出すると、処理はステップS220へと進む。
ステップS220において、制御装置50は、機関回転速度NEに基づいて上限噴射回数Nmaxを算出する。上限噴射回数Nmaxは、一度の噴射行程の間に実行する最大パーシャルリフト噴射の回数の上限値である。機関回転速度NEが高いときほど、燃料噴射に適した期間は短くなる。そのため、ここでは、機関回転速度NEに基づいて燃料噴射に適した期間の長さを推定し、1回の最大パーシャルリフト噴射における通電時間と各最大パーシャルリフト噴射の間に必要なインターバルとに基づいて、その推定された期間の間に実行可能な最大パーシャルリフト噴射の回数の値を算出する。そして、その算出された値を上限噴射回数Nmaxにする。これにより、このステップS220では、燃料噴射に適した期間の間に実行可能な回数の範囲内で最も多い回数が上限噴射回数Nmaxとして算出されるようになっている。
ステップS220を通じて上限噴射回数Nmaxを算出すると、処理はステップS230へと進む。
ステップS230において、制御装置50は、最大パーシャルリフト噴射による噴射量の合計値である筒内噴射量Qdiを算出する。ここでは、1回の最大パーシャルリフト噴射による噴射量qに上限噴射回数Nmaxを乗じ、その積を筒内噴射量Qdiとして算出する。なお、噴射量qは、第1の実施形態におけるステップS110と同様に、燃料圧力fpを参照して算出する。
ステップS230を通じて筒内噴射量Qdiを算出すると、処理はステップS240へと進む。
ステップS240において、制御装置50は、筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotal以下であるか否かを判定する。すなわち、ここでは、最大パーシャルリフト噴射による噴射量が要求噴射量Qtotal以下であるか否かを判定する。
ステップS240において、筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotal以下である旨の判定がなされた場合(ステップS240:YES)には、処理はステップS250へと進む。
ステップS250において、制御装置50は、最大パーシャルリフト噴射の実行回数nを設定する。ここでは、実行回数nを上限噴射回数Nmaxと等しい値にする。すなわち、このステップS250を通じて実行回数nが上限噴射回数Nmaxと等しい回数に設定される。
ステップS250を通して実行回数nを設定すると、処理はステップS280へと進む。
一方、ステップS240において、筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotalを超えている旨の判定がなされた場合(ステップS240:NO)には、処理はステップS260へと進む。
ステップS260において、制御装置50は、低減噴射回数rを算出する。ここでは、筒内噴射量Qdiから要求噴射量Qtotalを引いた差を、噴射量qで割った商における整数部分と等しい値を低減噴射回数rとして算出する。したがって、例えば、筒内噴射量Qdiから要求噴射量Qtotalを引いた差を、噴射量qで割った商が「1」よりも小さい値になる場合には、低減噴射回数rは「0」になる。
ステップS260を通じて低減噴射回数rを算出すると、処理はステップS270へと進む。
ステップS270において、制御装置50は、最大パーシャルリフト噴射の実行回数nを設定する。ここでは、低減噴射回数rに「1」を加算した和を上限噴射回数Nmaxから引いた差を実行回数nとして算出する。したがって、低減噴射回数rが「0」のときには、実行回数nが上限噴射回数Nmaxよりも1回少ない回数に設定されることになる。
ステップS270を通じて実行回数nを設定すると、処理はステップS280へと進む。
ステップS280において、制御装置50は、ポートインジェクタ20による噴射量であるポート噴射量Qpfiを算出する。ここでは、第1の実施形態におけるステップS120と同様に、噴射量qと実行回数nとの積を要求噴射量Qtotalから引いた差をポート噴射量Qpfiとして算出する。
こうしてステップS280を通じてポート噴射量Qpfiを算出すると、制御装置50はこの一連の処理を一旦終了させる。
そして、噴射行程をむかえた気筒に対して、算出した実行回数nに基づく筒内インジェクタ30によるn回の最大パーシャルリフト噴射と、算出したポート噴射量Qpfiに基づくポートインジェクタ20による燃料噴射とを実行する。
次にこの第2の実施形態にかかる燃料噴射制御の作用について、図7を参照して説明する。なお、図7では、1回目の最大パーシャルリフト噴射による噴射量を「X1」、2回目の最大パーシャルリフト噴射による噴射量を「X2」、3回目の最大パーシャルリフト噴射による噴射量を「X3」、4回目の最大パーシャルリフト噴射による噴射量を「X4」で示している。なお、X1〜X4のそれぞれは、上述した1度の最大パーシャルリフト噴射による噴射量qと等しい。
第1の実施形態と同様に、第2の実施形態の燃料噴射システムにおいても、空気充填率Rairが高くなるほど、要求噴射量Qtotalは多くなる。しかし、第2の実施形態の燃料噴射システムでは、第1の実施形態のように筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotal以下になる噴射回数のうち、最大の回数をそのまま実行回数nにするのではなく、上限噴射回数Nmaxを算出し、上限噴射回数Nmaxに応じて実行回数nが設定される。そのため、要求噴射量Qtotalが等しい場合であっても、上限噴射回数Nmaxによって最大パーシャルリフト噴射の実行回数nに違いが生じることになる。
例えば、図7に示すように、要求噴射量Qtotalが「Q2」であり、等しい場合であっても、上限噴射回数Nmaxが5回である場合と、4回である場合と、3回である場合とでは、それぞれ実行回数nの設定態様に違いが生じることになる。
図7の左側に示すように、上限噴射回数Nmaxが5回である場合には、図6を参照して説明した一連の処理におけるステップS230を通じて算出される筒内噴射量Qdiが、破線で示すように要求噴射量Qtotalである「Q2」を超えてしまう。そのため、この場合には、ステップS240において否定判定がなされる(ステップS240:NO)。この場合には、筒内噴射量Qdiと要求噴射量Qtotalとの差は噴射量q未満であるため、ステップS260を通じて算出される低減噴射回数rは「0」になる。そして、ステップS270を通じて、実行回数nは、上限噴射回数Nmaxである「5」から「1」を引いた差である「4」にされる。こうして要求噴射量Qtotalが「Q2」であり、上限噴射回数Nmaxが5回である場合には、図7の左側に示すように、最大パーシャルリフト噴射の実行回数nが4回にされ、斜線で示したように、要求噴射量Qtotalに対して不足する分が、ポート噴射量Qpfiにされる。
このように、上限噴射回数Nmaxが5回であっても、5回の最大パーシャルリフト噴射による筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotalを超えてしまう場合には、実行回数nが、筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotalを超えない範囲で最大の4回に設定される。
これに対して、図7の中央に示すように、上限噴射回数Nmaxが4回である場合には、図6を参照して説明した一連の処理におけるステップS230を通じて算出される筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotalである「Q2」以下になる。そのため、この場合には、ステップS240において肯定判定がなされる(ステップS240:YES)。したがって、この場合には、ステップS250を通じて実行回数nが上限噴射回数Nmaxと等しい「4」にされる。こうして要求噴射量Qtotalが「Q2」であり、上限噴射回数Nmaxが4回である場合には、図7の中央に示すように、最大パーシャルリフト噴射の実行回数nが4回にされ、斜線で示したように、要求噴射量Qtotalに対して不足する分が、ポート噴射量Qpfiにされる。
また、図7の右側に示すように、上限噴射回数Nmaxが3回である場合にも、図6を参照して説明した一連の処理におけるステップS230を通じて算出される筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotalである「Q2」以下になる。そのため、この場合にも、ステップS240において肯定判定がなされ(ステップS240:YES)、ステップS250を通じて実行回数nが上限噴射回数Nmaxと等しい「3」にされる。こうして要求噴射量Qtotalが「Q2」であり、上限噴射回数Nmaxが3回である場合には、図7の右側に示すように、最大パーシャルリフト噴射の実行回数nが3回にされ、斜線で示したように、要求噴射量Qtotalに対して不足する分が、ポート噴射量Qpfiにされる。
このように、上限噴射回数Nmaxと等しい回数の最大パーシャルリフト噴射による筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotal以下である場合には、実行回数nが上限噴射回数Nmaxと等しい値にされる。
このように第2の実施形態の燃料噴射システムによれば、最大パーシャルリフト噴射による噴射量である筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotal以下になる噴射回数のうち、一度の噴射行程の間に実行可能な最大パーシャルリフト噴射の回数の範囲内で最大の回数が、最大パーシャルリフト噴射の実行回数nになる。そして、筒内インジェクタ30による最大パーシャルリフト噴射のみでは要求噴射量Qtotalに対して不足する分が、ポート噴射量Qpfiになり、ポートインジェクタ20から噴射される。
以上説明した第2の実施形態によれば、上記第1の実施形態における(1)及び(2)と同様の効果に加えて、以下の(4)の効果が得られるようになる。
(4)一度の噴射行程における最大パーシャルリフト噴射による噴射量の合計値である筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotalを超えない上に、一度の噴射行程の間に実行可能な回数の範囲内で最も多く最大パーシャルリフト噴射を実行することになる。そのため、設定した回数の最大パーシャルリフト噴射が燃料噴射に適した期間の間に実行しきれなくなってしまうことを抑制しつつ、精度の高い最大パーシャルリフト噴射を最大限活用して燃料噴射制御を行うことができる。
なお、上記第2の実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記第2の実施形態では、機関回転速度NEに基づいて燃料噴射に適した期間の長さを推定し、推定された期間の間に実行可能な最大パーシャルリフト噴射の回数の値を算出する方法を例示した。これに対して、上限噴射回数Nmaxの算出方法は変更可能である。例えば、機関回転速度NEを変数にした演算マップを利用して上限噴射回数Nmaxを算出するようにしてもよい。
・最大パーシャルリフト噴射による筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotal以下になる噴射回数のうち、一度の噴射行程の間に実行可能な最大パーシャルリフト噴射の回数の範囲内で最大の回数を、実行回数nにすることができるのであれば、実行回数nの設定方法は変更してもよい。例えば、機関回転速度NEに基づいて上限値を設定し、最大パーシャルリフト噴射の実行回数nを算出した後に、実際に実行する回数を上限値で制限するようにすることもできる。より詳細には、算出された実行回数nが上限値を超えている場合には、実行回数nを上限値と等しい値に更新する。そして、上限値と等しい値に更新された実行回数nに基づいてポートインジェクタ20によるポート噴射量Qpfiを算出し、更新された実行回数nとポート噴射量Qpfiに基づいて燃料噴射制御を実行する。この場合にも、実行可能な回数の範囲内で最も多く最大パーシャルリフト噴射を実行させることができる。
・上記第2の実施形態では、上限噴射回数Nmaxを、燃料噴射に適した期間の間に実行可能な回数の範囲内で最も多い回数にする例を示したが、上限噴射回数Nmaxは、燃料噴射に適した期間の間に実行可能な回数の範囲内の回数であればよく、必ずしも最も多い回数でなくてもよい。例えば、実行可能な回数が3回であるときに、上限噴射回数Nmaxを「2」にし、実行回数nを2回までに制限するようにしてもよい。
すなわち、最大パーシャルリフト噴射による筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotal以下になる噴射回数のうち、一度の噴射行程の間に実行可能な最大パーシャルリフト噴射の回数の範囲内で実行回数nを設定することができるのであれば、実行回数nの設定方法は変更してもよい。
上限噴射回数Nmaxが燃料噴射に適した期間の間に実行可能な回数の範囲内の回数であれば、設定した回数の最大パーシャルリフト噴射が燃料噴射に適した期間の間に実行しきれなくなってしまうことを抑制しつつ、精度の高い燃料噴射制御を行うことができる。
しかし、精度の高い最大パーシャルリフト噴射の実行回数nを極力多くして、精度の高い最大パーシャルリフト噴射を最大限活用し、緻密な燃料噴射制御の実現を図る上では、上記第2の実施形態のように、条件を満たす噴射回数のうち、実行可能な回数の範囲内で最大の回数を実行回数nに設定する構成を適用することが望ましい。
・なお、機関回転速度NEが高いときには、機関回転速度NEが低いときよりも筒内インジェクタ30による最大パーシャルリフト噴射の実行回数nを少なくする構成を採用すれば、設定された実行回数nの最大パーシャルリフト噴射が燃料噴射に適した期間の間に実行しきれなくなってしまうことを抑制することができる。
すなわち、機関回転速度NEに基づいて実行可能な回数を算出する処理を実行しなくても、設定された実行回数nの最大パーシャルリフト噴射が燃料噴射に適した期間の間に実行しきれなくなってしまうことを抑制することができる。
例えば、機関回転速度NEが閾値以上であるか否かに応じて実行回数nの設定態様を変更し、機関回転速度NEが閾値以上のときには、閾値未満のときよりも実行回数nが少なくなるように、実行回数nを設定する構成を採用することもできる。こうした構成を採用する場合には、例えば、実行可能な噴射回数が3回以上になる機関回転速度NEの範囲内では実行回数nが0〜3回の間で設定されることになるように閾値の大きさを設定すればよい。こうした構成によっても、設定された実行回数nの最大パーシャルリフト噴射が燃料噴射に適した期間の間に実行しきれなくなってしまうことを抑制することができる。
・筒内インジェクタ30における最大パーシャルリフト噴射に要する通電期間が極めて短い場合や、各最大パーシャルリフト噴射の間に必要なインターバルが極めて短い場合には、第1の実施形態のような構成であっても、設定した回数の最大パーシャルリフト噴射が実行しきれなくなってしまう事態が生じないことがある。また、機関回転速度NEがそれほど変動しない条件下においてのみ、最大パーシャルリフト噴射を実行する場合などにも、設定した回数の最大パーシャルリフト噴射が実行しきれなくなってしまう事態が生じないことがある。そのため、上記第2の実施形態のように上限噴射回数Nmaxを設定する構成を採用せずに、上記第1の実施形態のような構成を採用したとしても、何らの不都合も生じない場合もある。
その他、上記各実施形態に共通して変更可能な要素としては次のようなものがある。
・最大パーシャルリフト噴射を利用した燃料噴射制御を所定の条件が成立している場合に限って実行するようにしてもよい。その場合には、上記所定の条件が成立している場合に、上記各実施形態のように最大パーシャルリフト噴射の実行回数nを設定する処理を実行するようにすればよい。
・要求噴射量Qtotalの算出方法は上記各実施形態において説明した方法には限らず、変更することができる。例えば、要求噴射量Qtotalを機関回転速度NEとアクセル操作量とから算出するようにしてもよい。また、機関負荷が高いときほど要求噴射量Qtotalが多くなるように、機関負荷に基づいて要求噴射量Qtotalを算出してもよい。
・上記各実施形態では、実行可能な噴射の回数の範囲内や、要求噴射量Qtotalを超えない噴射の回数の範囲内で、最も多く最大パーシャルリフト噴射が実行されるように実行回数nを設定する例を示した。しかし、実行回数nを必ずしも最も多く最大パーシャルリフト噴射が実行されるように設定する必要はない。少なくとも、最大パーシャルリフト噴射による筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotalを超えない範囲で実行回数nを設定すれば、パーシャルリフト噴射の中でも精度の高い最大パーシャルリフト噴射を利用した緻密な燃料噴射制御を実現することができる。
例えば、図8に示すように、要求噴射量Qtotalに対する最大パーシャルリフト噴射による噴射量が、図5に示した場合よりも少なくなる構成を採用することもできる。また、図8に示すように、要求噴射量Qtotalが所定量以上になったときに、実行回数nが2回以上増えるような構成を採用することもできる。
また、必ずしも要求噴射量Qtotalが多いときほど、実行回数nが多くなるように実行回数nを設定しなくてもよい。例えば、要求噴射量Qtotalが第1の所定量未満のときには実行回数nを3回に設定し、要求噴射量Qtotalが第1の所定量以上のときには実行回数nを2回に設定する構成を採用することもできる。こうした構成を採用した場合であっても、筒内噴射量Qdiが要求噴射量Qtotal以下になるのであれば、パーシャルリフト噴射の中でも精度の高い最大パーシャルリフト噴射を利用した緻密な燃料噴射制御を実現することができる。
なお、実行回数nを最も多く最大パーシャルリフト噴射が実行されるように設定する構成を採用せずに、実行回数nを少なめに設定する構成を採用した場合には上記各実施形態とは他の方法によって不足する分の燃料を供給する方法を採用することができる場合がある。具体的には、最大パーシャルリフト噴射に加え、筒内インジェクタ30のニードル弁36を全開まで開弁させるフルリフト噴射を実行し、最大パーシャルリフト噴射のみでは要求噴射量Qtotalに対して不足する分の燃料を、フルリフト噴射によって補う構成を採用することができる。フルリフト噴射による噴射量は、1回の最大パーシャルリフトによる噴射量よりも多くなる。そのため、こうした構成は、図9に示すように、最大パーシャルリフト噴射の実行回数nが少なめに設定され、最大パーシャルリフト噴射のみでは要求噴射量Qtotalに対して不足する分の燃料の量が多くなる場合に限って適用可能である。こうした構成を採用した場合には、図9に示すように、最大パーシャルリフト噴射による噴射量の合計値であるパーシャルリフト噴射量Qplのみでは要求噴射量Qtotalに対して不足する分が、フルリフト噴射による噴射量であるフルリフト噴射量Qflになり、フルリフト噴射によって筒内インジェクタ30から噴射される。なお、この場合には、パーシャルリフト噴射量Qplとフルリフト噴射量Qflの合計値が筒内噴射量Qdiになる。そして、こうした構成を採用する場合には、燃料噴射システムは必ずしもポートインジェクタ20を備えていなくてもよいことになる。
上記のように、少なくとも、最大パーシャルリフト噴射による噴射量が要求噴射量Qtotalを超えない範囲で実行回数nを設定すれば、パーシャルリフト噴射の中でも精度の高い最大パーシャルリフト噴射を利用した緻密な燃料噴射制御を実現することができる。しかし、精度の高い最大パーシャルリフト噴射の実行回数nを極力多くして、精度の高い最大パーシャルリフト噴射を最大限活用し、緻密な燃料噴射制御の実現を図る上では、上記各実施形態のように、条件を満たす噴射回数のうち、最大の噴射回数を実行回数nに設定する構成を適用することが望ましい。
10…吸気通路、11…エアフロメータ、12…スロットルバルブ、13…吸気ポート、14…燃焼室、20…ポートインジェクタ、30…筒内インジェクタ、31…ハウジング、32…固定コア、33…可動コア、34…スプリング、35…コイル、36…ニードル弁、37…ノズルボディ、38…噴孔、39…空間、40…燃料タンク、41…フィードポンプ、42…低圧燃料通路、43…低圧燃料配管、44…高圧燃料通路、45…高圧燃料ポンプ、46…高圧燃料配管、47…圧力センサ、48…クランクポジションセンサ、49…水温センサ、50…制御装置、51…アクセルポジションセンサ。

Claims (3)

  1. 気筒内に燃料を噴射する筒内インジェクタと、前記筒内インジェクタへの通電を制御して前記筒内インジェクタを制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置が、前記筒内インジェクタのニードル弁が全開に到らないパーシャルリフト噴射の中で通電時間が最も長い最大パーシャルリフト噴射を、同最大パーシャルリフト噴射による噴射量が、一度の噴射行程における噴射量の目標値である要求噴射量を超えない回数の範囲内で、前記筒内インジェクタに実行させる
    内燃機関の燃料噴射システム。
  2. 前記制御装置が、前記要求噴射量が多いときほど、一度の噴射行程における前記最大パーシャルリフト噴射の実行回数を多くする
    請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射システム。
  3. 前記制御装置が、前記最大パーシャルリフト噴射に加え、前記筒内インジェクタのニードル弁を全開まで開弁させるフルリフト噴射を前記筒内インジェクタに実行させ、前記最大パーシャルリフト噴射のみでは前記要求噴射量に対して不足する分の燃料を、前記フルリフト噴射によって前記筒内インジェクタから噴射させる
    請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の燃料噴射システム。
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