JP4711315B2 - 電磁弁駆動回路の異常検出装置 - Google Patents

電磁弁駆動回路の異常検出装置 Download PDF

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本発明は、ラッチ式電磁弁の電磁コイルに対する電圧の印加態様を切換えて、ラッチ式電磁弁を駆動する電磁弁駆動回路の異常を検出する電磁弁駆動回路の異常検出装置に関する。
従来より、電磁コイルに通電されているときに開弁状態となると共に、電磁コイルへの通電が遮断されているときに閉弁状態となる電磁弁の駆動回路について、該駆動回路にオン信号(開弁信号)を出力したときに、該駆動回路から該電磁コイルに実際に通電されるか否かを判定することによって、該駆動回路の異常を検出する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、電磁弁の消費電力を低減するために、永久磁石と電磁コイルとを有して、弁体が接続されたプランジャを永久磁石の磁力によって開弁位置に吸着保持するラッチ式電磁弁が採用されている(例えば、特許文献2,3参照)。
ラッチ式電磁弁においては、永久磁石の磁束方向と同じ方向の磁束を生じさせる電圧を電磁コイルに所定時間印加することによって、プランジャを閉弁位置から開弁位置に移動させる。また、永久磁石の磁束方向と反対方向の磁束を生じさせる電圧を所定時間電磁コイルに印加することによって、プランジャを開弁位置から閉弁位置に移動させる。
そして、プランジャが開弁位置又は閉弁位置に移動した後は、電磁コイルへの電圧の印加を停止してプランジャは開弁位置又は閉弁位置に保持することができるため、電磁弁の消費電力を低減することができる。
このように、ラッチ式電磁弁と一般の電磁弁とでは、電磁コイルへの駆動電圧の印加の態様が全く異なるため、引用文献1に記載された電磁弁駆動回路の異常を検出する構成をそのままラッチ式電磁弁の駆動回路に適用しても、ラッチ式電磁弁の駆動回路の異常を検出することはできない。
特開2003−56847号公報 特開平10−299935号公報 特開2007−40389号公報
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、ラッチ式電磁弁の駆動回路の異常を検出することができる電磁弁駆動回路の検出装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、永久磁石と電磁コイルとを有し、弁体が接続されたプランジャを永久磁石の磁力により開弁位置に保持するラッチ式電磁弁の電磁コイルと接続され、前記電磁コイルに前記永久磁石の磁束方向と同じ方向の磁束を生じさせる開弁駆動電圧を印加して、前記プランジャの閉弁位置から開弁位置への移動を可能とする開弁移行状態と、前記電磁コイルに前記永久磁石の磁束方向と逆方向の磁束を生じさせる閉弁駆動電圧を印加して、前記プランジャの開弁位置から閉弁位置への移動を可能とする閉弁移行状態と、前記電磁コイルへの電圧印加を停止して、前記プランジャを開弁位置又は閉弁位置に保持する自己保持状態とを切換える電磁弁駆動回路の異常を検出する電磁弁駆動回路の異常検出装置に関する。
そして、本発明の第1の態様は、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることを検出する電圧出力検出手段と、前記電磁弁駆動回路に対して、前記プランジャを開弁位置から閉弁位置まで移動させるのに必要な時間である第1所定時間継続して前記閉弁移行状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが、前記第1所定時間以下に設定された閉弁下限時間以上継続して検出されなかったときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明において、前記電磁弁駆動回路に対して前記第1所定時間継続して前記閉弁移行状態とする制御を行ったときに、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていなければ、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力される。そして、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが前記閉弁下限時間以上継続して検出される。そのため、前記異常判定手段は、このように、前記電圧出力検出手段により、前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが、前記閉弁下限時間以上継続して検出されなかったときには、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていると判定することができる。
また、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定することを特徴とする。
かかる本発明において、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていなければ、前記電磁弁駆動回路から前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧は出力されない。そのため、前記電圧出力検出手段により、前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されることはない。そこで、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていると判定することができる。
また、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記開弁移行状態から前記自己保持状態に切換える制御を行った時から、前記開弁駆動電圧の印加停止により前記電磁コイルに生じる逆起電圧の発生時間の想定時間よりも長く設定された閉弁側禁止時間が経過するまでの間は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じているとする判定を行なわないことを特徴とする。
かかる本発明において、前記電磁弁駆動回路が前記開弁移行状態から前記自己保持状態に切換わって、前記電磁コイルに対する前記開弁駆動電圧の印加が停止した時に、前記閉弁駆動電圧と同レベルの逆起電圧が前記電磁コイルに生じる場合がある。そして、この場合は、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていると、誤って検出されてしまう。そこで、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記開弁移行状態から前記自己保持状態に切換える制御を行った時から、前記逆起電圧の発生時間の想定時間よりも長く設定された前記閉弁側禁止時間が経過するまでの間は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じているとする判定を行なわないようにしている。そして、これにより、前記逆起電圧に起因して、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていると誤って判定されることを防止することができる。
また、前記電圧出力検出手段は、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることを検出すると共に、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることを検出し、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して、前記プランジャを閉弁位置から開弁位置まで移動させるのに必要な時間である第2所定時間継続して前記開弁移行状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが、前記第2所定時間以下に設定された開弁下限時間以上継続して検出されなかったときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定することを特徴とする
かかる本発明において、前記電磁弁駆動回路に対して前記第2所定時間継続して前記開弁移行状態とする制御を行ったときに、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていなければ、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力される。そして、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが前記開弁下限時間以上継続して検出される。そのため、前記異常判定手段は、このように、前記電圧出力検出手段により、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが、前記開弁下限時間以上継続して検出されなかったときには、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていると判定することができる。
そして、このように、前記異常判定手段により、前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧を検出して前記電磁弁駆動回路の異常を判定することに加えて、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧を検出して前記電磁弁駆動回路の異常を判定することにより、前記電磁弁駆動回路の異常が検出される可能性を高めることができる。
また、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して、前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定することを特徴とする。
かかる本発明において、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていなければ、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧は出力されない。そのため、前記電圧出力検出手段により、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されることはない。そこで、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていると判定することができる。
また、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記閉弁移行状態から前記自己保持状態に切換える制御を行った時から、前記閉弁駆動電圧の印加停止により前記電磁コイルに生じる逆起電圧の発生時間の想定時間よりも長く設定された開弁側禁止時間が経過するまでの間は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じているとする判定を行なわないことを特徴とする。
かかる本発明において、前記電磁弁駆動回路が前記閉弁移行状態から前記自己保持状態に切換わって、前記電磁コイルに対する前記閉弁駆動電圧の印加が停止した時に、前記開弁駆動電圧と同レベルの逆起電圧が前記電磁コイルに生じる場合がある。そして、この場合は、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていると、誤って検出されてしまう。そこで、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記閉弁移行状態から前記自己保持状態に切換える制御を行った時から、前記逆起電圧の発生時間の想定時間よりも長く設定された前記開弁側禁止時間が経過するまでの間は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じているとする判定を行なわないようにしている。そして、これにより、前記逆起電圧に起因して、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていると誤って判定されることを防止することができる。
次に、本発明の第2の態様は、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記開駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることを検出する電圧出力検出手段と、前記電磁弁駆動回路に対して、前記プランジャを閉弁位置から開弁位置まで移動させるのに必要な時間である第3所定時間継続して前記開弁移行状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが、前記第3所定時間以下に設定された開弁下限時間以上継続して検出されなかったときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明において、前記電磁弁駆動回路に対して前記第3所定時間継続して前記開弁移行状態とする制御を行ったときに、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていなければ、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力される。そして、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが前記開弁下限時間以上継続して検出される。そのため、前記異常判定手段は、このように、前記電圧出力検出手段により、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが、前記開弁下限時間以上継続して検出されなかったときには、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていると判定することができる。
また、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定することを特徴とする。
かかる本発明において、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていなければ、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧は出力されない。そのため、前記電圧出力検出手段により、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されることはない。そこで、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていると判定することができる。
また、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記閉弁移行状態から前記自己保持状態に切換える制御を行った時から、前記閉弁駆動電圧の印加停止により前記電磁コイルに生じる逆起電圧の発生時間の想定時間よりも長く設定された開弁側禁止時間が経過するまでの間は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じているとする判定を行なわないことを特徴とする。
かかる本発明において、前記電磁弁駆動回路が前記閉弁移行状態から前記自己保持状態に切換わって、前記電磁コイルに対する前記閉弁駆動電圧の印加が停止した時に、前記開弁駆動電圧と同レベルの逆起電圧が前記電磁コイルに生じる場合がある。そして、この場合は、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていると、誤って検出されてしまう。そこで、前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記閉弁移行状態から前記自己保持状態に切換える制御を行った時から、前記逆起電圧の発生時間の想定時間よりも長く設定された前記開弁側禁止時間が経過するまでの間は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じているとする判定を行なわないようにしている。そして、これにより、前記逆起電圧に起因して、前記電磁弁駆動回路に異常が生じていると誤って判定されることを防止することができる。
本発明の実施の形態について、図1から図4を参照して説明する。図1は本発明の電磁弁駆動回路の異常検出装置の構成を含む、ラッチ式電磁弁50の駆動回路図であり、マイクロコンピュータ10と、電磁弁駆動回路20と、電磁弁駆動回路20からラッチ式電磁弁50の電磁コイル51のA側の端部に対して電圧が出力されていることを検出する第1の電圧出力検出回路30(本発明の電圧出力検出手段に相当する)と、電磁弁駆動回路20からラッチ式電磁弁50の電磁コイル51のB側の端部に対して電圧が出力されていることを検出する第2の電圧出力検出回路40(本発明の電圧出力検出手段に相当する)との接続態様を示している。
マイクロコンピュータ10は、出力ポートPo1が電磁弁駆動回路20の入力ポートIN1と接続されると共に、出力ポートPo2が電磁弁駆動回路20の入力ポートIN2と接続されている。また、入力ポートPi1が第1の電圧出力検出回路30の出力部(トランジスタ31のコレクタ)と接続されると共に、入力ポートPi2が第2の電圧出力検出回路40の出力部(トランジスタ41のコレクタ)と接続されている。
電磁弁駆動回路20は、マイクロコンピュータ10の出力ポートPo1の出力Ct1に応じて、Ct1がHレベル(例えばDC5V)であるときは出力ポートOUT1の出力Dv1をHレベルとし、Ct1がLレベル(例えば0V)であるときには出力ポートOUT1の出力Dv1をLレベルとする。
同様にして、電磁弁駆動回路20は、マイクロコンピュータ10の出力ポートPo2の出力Ct2に応じて、Ct2がHレベルであるときは出力ポートOUT2の出力Dv2をHレベルとし、Ct2がLレベルであるときには出力ポートOUT2の出力Dv2をLレベルとする。
第1の電圧出力検出回路30の入力部(トランジスタ31のベース)は電磁弁駆動回路20の出力ポートOUT1と接続され、OUT1の出力Dv1がHレベルであるときは、トランジスタ31のベースに通電されてトランジスタ31がON状態となり、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi1の入力Se1がLレベルとなる。
一方、電磁弁駆動回路20の出力ポートOUT1の出力Dv1がLレベルであるときには、トランジスタ31のベースに通電されないためトランジスタ31がOFF状態となり、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi1の入力Se1がHレベルとなる。
そのため、マイクロコンピュータ10は、入力ポートPi1の入力Se1がLレベルであるときは、電磁弁駆動回路20の出力ポートOUT1の出力Dv1がHレベルであると判断することができる。また、入力ポートPi1の入力Se1がHレベルであるときには、電磁弁駆動回路20の出力ポートOUT1の出力Dv1がLレベルであると判断することができる。
また、第2の電圧出力検出回路40の入力部(トランジスタ41のベース)は電磁弁駆動回路20の出力ポートOUT2と接続され、OUT2の出力Dv2がHレベルであるときは、トランジスタ41のベースに通電されてトランジスタ41がON状態となり、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi2への入力Se2がLレベルとなる。
一方、電磁弁駆動回路20の出力ポートOUT2の出力Dv2がLレベルであるときには、トランジスタ41のベースに通電されないためトランジスタ41がOFF状態となり、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi2の入力Se2がHレベルとなる。
そのため、マイクロコンピュータ10は、入力ポートPi2の入力Se2がLレベルであるときは、電磁弁駆動回路20の出力ポートOUT2の出力Dv2がHレベルであると判断することができる。また、入力ポートPi2の入力Se2がHレベルであるときには、電磁弁駆動回路20の出力ポートOUT2の出力Dv2がLレベルであると判断することができる。
また、マイクロコンピュータ10に所定の制御プログラムを実行させることによって、マイクロコンピュータ10は、電磁弁駆動回路20の異常の有無を判定する異常判定手段11として機能する。なお、第1の電圧出力検出回路30と、第2の電圧出力検出回路40と、マイクロコンピュータ10の異常判定手段11とにより、本発明の電磁弁駆動回路の異常検出装置が構成される。
次に、図2を参照して、ラッチ式電磁弁50の構成について説明する。ラッチ式電磁弁50は、上下方向に往復動自在に保持されたプランジャ52と、プランジャ52の下端に嵌着された弁体53と、プランジャ52に対して同軸上に配置された永久磁石54とを備えている。図2はプランジャ52が開弁位置(上端位置)にある状態を示している。
永久磁石54は、上側をN極とし下側をS極として取り付けられ、永久磁石54のS極にコア55が取り付けられている。永久磁石54のN極から生じる磁束は、フレーム56内からベース板57及び磁気プレート58を介してプランジャ52の外周面に流れ、これにより、プランジャ2の上端59からコア55を通って永久磁石54のS極へ戻る磁路が形成される。また、プランジャ52を囲むように電磁コイル51が設けられ、コア55とプランジャ52との間には、プランジャ52を下方に付勢するコイル状のバネ60が設けられている。
次に、ラッチ式電磁弁50の閉弁駆動と開弁駆動について説明する。ラッチ式電磁弁50を開弁状態から閉弁状態に移行させるときは、電磁コイル51に、永久磁石54による磁束の方向とは逆方向の磁束を生じさせる向きの通電を行なう。これにより、プランジャ52の上端59とコア55の下端61間に生じる吸着力が弱くなって、バネ60の付勢力が永久磁石54による吸着力に打ち勝ち、プランジャ52が下方の閉弁位置まで移動する。
このように、プランジャ52がコア55から離れて閉弁位置に移動した後は、電磁コイル51への通電を遮断しても永久磁石54の磁力のみではプランジャ52を上方に移動させることはできず、プランジャ52は閉弁位置に保持される。
一方、ラッチ式電磁弁50を閉弁状態から開弁状態に移行させるときには、電磁コイル51に、永久磁石54による磁束の方向と同じ方向の磁束を生じさせる向きの通電を行なう。これにより、プランジャ52の上端59とコア55の下端61間に生じる吸着力が強くなって、プランジャ52がバネ60の付勢力に抗して上方に移動し、プランジャ52の上端59がコア55の下端61に吸着する。
このように、プランジャ52が開弁位置まで移動してコア55に吸着した後は、電磁コイル51への通電を遮断してもバネ60の付勢力のみではプランジャ52を下方に移動させることはできず、プランジャ52は開弁位置に保持される。
次に、異常判定手段11による、(1)ラッチ式電磁弁50を開弁させるときの電磁弁駆動回路20の異常判定(以下、「開弁駆動異常判定」という)と、(2)ラッチ式電磁弁50を閉弁させるときの電磁弁駆動回路20の異常判定(以下、「閉弁駆動異常判定」という)と、(3)ラッチ式電磁弁50を開弁保持又は閉弁保持するときの電磁弁駆動回路20の異常判定(以下、「自己保持異常判定」という)について説明する。
[開弁駆動異常判定]図3は、電磁弁駆動回路20に異常が生じていないときに、ラッチ式電磁弁50を閉弁状態から開弁状態に切換える制御を行ったときの、マイクロコンピュータ10及び電磁弁駆動回路20の各点の入出力レベルの推移を示したタイミングチャートである。
図3では、t10からt11までのT1(プランジャ52を閉弁位置から開弁位置まで移動させるのに必要な時間として、例えば120msecに設定される。T1は本発明の第2所定時間及び第3所定時間に相当する)の間、マイクロコンピュータ10の出力ポートPo1の出力Ct1がHレベルとされる共に、出力ポートPo2の出力Ct2がLレベルとされている。
これにより、電磁弁駆動回路20は、出力ポートOUT1の出力Dv1をHレベルにすると共に出力ポートOUT2の出力Dv2をLレベルとした開弁移行状態に切換え、ラッチ式電磁弁50の電磁コイル51に、永久磁石54による磁束方向と同じ方向の磁束を生じさせる開弁駆動電圧(電磁コイル51のA側がHレベル、B側がLレベル)が印加される。
なお、このように、電磁弁駆動回路20の出力Dv1をHレベルとすると共に出力Dv2をLレベルとしたときのDv1とDv2が、本発明におけるラッチ式電磁弁50の電磁コイル51に開弁駆動電圧を印加するために電磁弁駆動回路20から電磁コイル51に対して出力される電圧となる。
また、t10でDv1がLレベルからHレベルに切換わることにより、第1の電圧出力検出回路30のトランジスタ31がONして、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi1の入力Se1がHレベルからLレベルに切換わっている。
そして、異常判定手段11は、このように、t10〜t11のT1の間、マイクロコンピュータ10の出力ポートPo1の出力Ct1をHレベルにすると共に出力ポートPo2出力Ct2をLレベルとして、電磁弁駆動回路20により開弁移行状態とする制御を行ったときに、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi1の入力Se1がLレベルとなり、且つ、入力ポートPi2の入力Se2がHレベルとなった状態が、T1以下に設定した開弁下限時間(例えば110msec)以上継続したか否かを判断することによって、開弁駆動について電磁弁駆動回路20に異常が生じているか否かを判定する。
すなわち、異常判定手段11は、T1の間、電磁弁駆動回路20に対して開弁移行状態とする制御を行ったときに、実際に電磁コイル51に開弁駆動電圧が印加されて、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi1への入力Se1がLレベルとなり、且つ、入力ポートPi2の入力Se2がHレベルとなった状態が、前記開弁下限時間以上継続しなかったときには、電磁弁駆動回路20に異常が生じていると判定する。
なお、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi1の入力Se1のみを用いて、Se1がLレベルとなり、電磁弁駆動回路20の出力Dv1がHレベルであることが検出された状態が前記開弁下限時間以上継続しなかったときに、電磁弁駆動回路20に異常が生じていると判定するようにしてもよい。
また、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi2の入力Se2のみを用いて、Se2がHレベルとなり、電磁弁駆動回路20の出力Dv2がLレベルであることが検出された状態が前記開弁下限時間以上継続しなかったときに、電磁弁駆動回路20に異常が生じていると判定するようにしてもよい。
[閉弁駆動異常判定]次に、図4は、電磁弁駆動回路20に異常が生じていないときに、ラッチ式電磁弁50を開弁状態から閉弁状態に切換える制御を行ったときの、マイクロコンピュータ10及び電磁弁駆動回路20の各点の入出力レベルの推移を示したタイミングチャートである。
図4では、t20からt21までのT2(プランジャ52を開弁位置から閉弁位置まで移動させるのに必要な時間として、例えば120msecに設定される。T2は本発明の第1所定時間に相当する)の間、マイクロコンピュータ10の出力ポートPo2の出力Ct2がHレベルとされると共に、出力ポートPo1の出力Ct1がLレベルとされている。これにより、電磁弁駆動回路20は、出力ポートOUT2の出力Dv2をHレベルにすると共に出力ポートOUT1の出力Dv1をLレベルとした閉弁移動状態に切換え、ラッチ式電磁弁50の電磁コイル51に、永久磁石54による磁束方向と逆向きの磁束を生じさせる閉弁駆動電圧(電磁コイル51のB側がHレベル、A側がLレベル)が印加される。
なお、このように、電磁弁駆動回路20の出力Dv2をHレベルとすると共に出力Dv1をLレベルとしたときのDv1とDv2が、本発明におけるラッチ式電磁弁50の電磁コイル51に閉弁駆動電圧を印加するために電磁弁駆動回路20から電磁コイル51に対して出力される電圧となる。
また、t20でDv2がLレベルからHレベルに切換わることにより、第2の電圧出力検出回路40のトランジスタ41がONして、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi2の入力Se2がHレベルからLレベルに切換わっている。
そして、異常判定手段11は、このように、t20〜t21のT2の間、マイクロコンピュータ10の出力ポートPo1の出力Ct1をLレベルとすると共に出力ポートPo2の出力Ct2をHレベルとして、電磁弁駆動回路20により閉弁移行状態とする制御を行ったときに、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi2の入力Se2がLレベルとなり、且つ、入力ポートPi1の入力Se1がHレベルとなった状態が、T2以下に設定した閉弁下限時間(例えば110msec)以上継続したか否かを判断することによって、閉弁駆動について電磁弁駆動回路20に異常が生じているか否かを判定する。
すなわち、異常判定手段11は、T2の間、電磁弁駆動回路20に対して閉弁移行状態とする制御を行ったときに、実際に電磁コイル51に閉弁駆動電圧が印加されて、マイクロコンピュータ10の入力ポートPo2の入力Se2がLレベルとなり、且つ、入力ポートPi1の入力Se1がHレベルとなった状態が、前記閉弁下限時間以上継続しなかったときには、電磁弁異常回路20に異常が生じていると判定する。
なお、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi2の入力Se2のみを用いて、Se2がLレベルとなり、電磁弁駆動回路20の出力Dv2がHレベルであることが検出された状態が前記閉弁下限時間以上継続しなかったときに、電磁弁駆動回路20に異常が生じていると判定するようにしてもよい。
また、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi1の入力Se1のみを用いて、Se1がLレベルとなり、電磁弁駆動回路20の出力Dv1がLレベルであることが検出された状態が前記閉弁下限時間以上継続しなかったときに、電磁弁駆動回路20に異常が生じていると判定するようにしてもよい。
[自己保持異常判定]次に、図3を参照して、ラッチ式電磁弁50のプランジャ52を閉弁位置から開弁位置に移動させた後は、t11で出力ポートPo1の出力Ct1がHレベルからLレベル切換えられて、電磁コイル51への開弁駆動電圧の印加が停止し、プランジャ52が開弁位置に保持される(自己保持状態)。
このように、t11で出力ポートPo1の出力Ct1をHレベルからLレベルに切換えて、ラッチ式電磁弁50の電磁コイル51への開弁駆動電圧の印加を停止すると、t11〜t12の間、電磁弁駆動回路20の出力ポートOUT2の出力Dv2に逆起電圧Vr1が生じる。そして、この逆起電圧Vr1が第2の電圧出力検出回路40トランジスタ41がONするレベル以上であるときには、トランジスタ41がONして、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi2の入力Se2が瞬間的にLレベルとなる。
同様に、図4を参照して、ラッチ式電磁弁50のプランジャ52を開弁位置から閉弁位置に移動させた後は、t21で出力ポートPo2の出力Ct2がHレベルからLレベルに切換えられて、電磁コイル51への閉弁駆動電圧の印加が停止し、プランジャ52が閉弁位置に保持される。
このように、t21で出力ポートPo2の出力Ct2をHレベルからLレベルに切換えて、ラッチ式電磁弁50の電磁コイル51への電圧印加を停止すると、t21〜t22の間、電磁弁駆動回路20の出力ポートOUT1の出力Dv1に逆起電圧Vr2が生じる。そして、この逆起電圧Vr2が第1の電圧出力検出回路30のトランジスタ31がONするレベルであるときには、トランジスタ31がONして、マイクロコンピュータ10の入力ポートPi1の入力Se1が瞬間的にLレベルとなる。
そこで、異常判定手段11は、出力ポートPo1の出力Ct1がHレベルからLレベルに切換わった時から、上述した逆起電圧Vr1が生じる時間(t11〜t12)を想定した時間よりも長い時間に設定した閉弁側禁止時間(例えば3msec)が経過するまでの間と、出力ポートPo2の出力Ct2がHレベルからLレベルに切換わった時から、上述した逆起電圧Vr2が生じる時間(t21〜t22)を想定した時間よりも長い時間に設定した開弁側禁止時間(例えば3msec)が経過するまでの間を除いて、開弁保持及び閉弁保持について電磁弁駆動回路20に異常が生じているか否かを判定する。
すなわち、異常判定手段11は、マイクロコンピュータ10の出力ポートPo1,Po2を共にLレベルとすることにより、電磁弁駆動回路51に対して、電磁弁駆動電磁コイル51への開弁駆動電圧及び閉弁駆動電圧の印加を停止してプランジャ52を開弁位置又は閉弁位置に保持する制御を行っているときに、上記開弁側禁止時間及び閉弁側禁止時間を除いて、入力ポートPi1の入力Se1とPi2の入力Se2のいずれかLレベルとなっているか否かを判断する。そして、異常判定手段11は、Se1とSe2のいずれかが電気的ノイズの発生時間よりも長い時間に設定された自己保持下限時間以上継続してLレベルとなったときに、電磁弁駆動回路20の異常が生じていると判定する。
なお、入力ポートPi1の入力Se1とPi2の入力Se2のいずれか一方のみを用いて、Se1が前記自己保持下限時間以上継続してLレベルとなったとき、又はSe2が前記自己保持下限時間以上継続してLレベルとなったときに、電磁弁駆動回路20の異常が生じていると判定するようにしてもよい。
また、電磁コイル51に生じる逆起電圧のレベルが、トランジスタ31,41がONするレベルよりも低く、逆起電圧によりマイクロコンピュータ10の入力ポートPi1の入力Se1及びPi2の入力Se2がLレベルとなるおそれがないときには、前記開弁側禁止時間及び前記閉弁側禁止時間を設定して、電磁弁駆動回路20の異常の判定を行なわないようにする必要はない。
また、本実施の形態では、電磁弁駆動回路20について、「開弁駆動異常判定」と「閉弁駆動異常判定」と「自己保持異常判定」とを行なったが、「開弁駆動異常判定」と「閉弁駆動異常判定」のうちの少なくともいずれか一方を行なうことによって、本発明の効果を得ることができる。
電磁回路異常検出装置の構成を含むラッチ式電磁弁の駆動回路図。 ラッチ式電磁弁の構成図。 ラッチ式電磁弁のプランジャを閉弁位置から開弁位置に移動させるときのマイクロコンピュータ及び電磁弁駆動回路の各点の入出力の推移を示したタイミングチャート。 ラッチ式電磁弁のプランジャを開弁位置から閉弁位置に移動させるときのマイクロコンピュータ及び電磁弁駆動回路の各点の入出力の推移を示したタイミングチャート。
符号の説明
10…マイクロコンピュータ、11…異常判定手段、20…電磁弁駆動回路、30…第1の電圧出力検出回路、40…第2の電圧出力検出回路、50…ラッチ式電磁弁、51…ラッチ式電磁弁の電磁コイル

Claims (9)

  1. 永久磁石と電磁コイルとを有し、弁体が接続されたプランジャを永久磁石の磁力により開弁位置に保持するラッチ式電磁弁の電磁コイルと接続され、前記電磁コイルに前記永久磁石の磁束方向と同じ方向の磁束を生じさせる開弁駆動電圧を印加して、前記プランジャの閉弁位置から開弁位置への移動を可能とする開弁移行状態と、前記電磁コイルに前記永久磁石の磁束方向と逆方向の磁束を生じさせる閉弁駆動電圧を印加して、前記プランジャの開弁位置から閉弁位置への移動を可能とする閉弁移行状態と、前記電磁コイルへの電圧印加を停止して、前記プランジャを開弁位置又は閉弁位置に保持する自己保持状態とを切換える電磁弁駆動回路の異常を検出する電磁弁駆動回路の異常検出装置であって、
    前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることを検出する電圧出力検出手段と、
    前記電磁弁駆動回路に対して、前記プランジャを開弁位置から閉弁位置まで移動させるのに必要な時間である第1所定時間継続して前記閉弁移行状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが、前記第1所定時間以下に設定された閉弁下限時間以上継続して検出されなかったときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする電磁弁駆動回路の異常検出装置。
  2. 前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定することを特徴とする請求項1記載の電磁弁駆動回路の異常検出装置。
  3. 前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記開弁移行状態から前記自己保持状態に切換える制御を行った時から、前記開弁駆動電圧の印加停止により前記電磁コイルに生じる逆起電圧の発生時間の想定時間よりも長く設定された閉弁側禁止時間が経過するまでの間は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じているとする判定を行なわないことを特徴とする請求項2記載の電磁弁駆動回路の異常検出装置。
  4. 前記電圧出力検出手段は、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記閉弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることを検出すると共に、前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることを検出し、
    前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して、前記プランジャを閉弁位置から開弁位置まで移動させるのに必要な時間である第2所定時間継続して前記開弁移行状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが、前記第2所定時間以下に設定された開弁下限時間以上継続して検出されなかったときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載の電磁弁駆動回路の異常検出装置。
  5. 前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定することを特徴とする請求項4記載の電磁弁駆動回路の異常検出装置。
  6. 前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記閉弁移行状態から前記自己保持状態に切換える制御を行った時から、前記閉弁駆動電圧の印加停止により前記電磁コイルに生じる逆起電圧の発生時間の想定時間よりも長く設定された開弁側禁止時間が経過するまでの間は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じているとする判定を行なわないことを特徴とする請求項5記載の電磁弁駆動回路の異常検出装置。
  7. 永久磁石と電磁コイルとを有し、弁体が接続されたプランジャを永久磁石の磁力により開弁位置に保持するラッチ式電磁弁の電磁コイルと接続され、前記電磁コイルに前記永久磁石の磁束方向と同じ方向の磁束を生じさせる開弁駆動電圧を印加して、前記プランジャの閉弁位置から開弁位置への移動を可能とする開弁移行状態と、前記電磁コイルに前記永久磁石の磁束方向と逆向きの磁束を生じさせる閉弁駆動電圧を印加して、前記プランジャの開弁位置から閉弁位置への移動を可能とする閉弁移行状態と、前記電磁コイルへの電圧印加を停止して、前記プランジャを開弁位置又は閉弁位置に保持する自己保持状態とを切換える電磁弁駆動回路の異常を検出する電磁弁駆動回路の異常検出装置であって、
    前記電磁弁駆動回路から前記電磁コイルに対して、前記開駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることを検出する電圧出力検出手段と、
    前記電磁弁駆動回路に対して、前記プランジャを閉弁位置から開弁位置まで移動させるのに必要な時間である第3所定時間継続して前記開弁移行状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが、前記第3所定時間以下に設定された開弁下限時間以上継続して検出されなかったときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする電磁弁駆動回路の異常検出装置。
  8. 前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により、前記電磁弁駆動回路から前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じていると判定することを特徴とする請求項7記載の電磁弁駆動回路の異常検出装置。
  9. 前記異常判定手段は、前記電磁弁駆動回路に対して前記閉弁移行状態から前記自己保持状態に切換える制御を行った時から、前記閉弁駆動電圧の印加停止により前記電磁コイルに生じる逆起電圧の発生時間の想定時間よりも長く設定された開弁側禁止時間が経過するまでの間は、前記電磁弁駆動回路に対して前記自己保持状態とする制御を行ったときに、前記電圧出力検出手段により前記開弁駆動電圧を印加するための電圧が出力されていることが検出されたときには、前記電磁弁駆動回路の異常が生じているとする判定を行なわないことを特徴とする請求項8記載の電磁弁駆動回路の異常検出装置。
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