JP2004357482A - マルチメディアポート用アタッチメントおよびアタッチメントシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】規格外の各種マルチメディア関連機器をマルチメディアポート盤内に取り付けることができるマルチメディアポート用アタッチメントを提供する。
【解決手段】このマルチメディアポート用アタッチメントAは、細長の金属板1の縦方向の寸法をマルチメディアポート盤100内に取り付けられる専用内器と同一寸法に形成すると共に、横方向の寸法を前記専用機器の単位モジュール寸法に形成している。縦方向の両端部には、マルチメディアポート盤100内の縦方向の両端に左右方向に並んで設けられた複数のねじ孔100a…,100b…の一つの対に対応する取付孔1a,1bが設られ、取付孔1a,1bの間を両脚片2b,2bと中央片2aとからなる略コ字形の台状に折曲して、中央片2aとなる面を前記規格外機器を取り付けるための取着面2としている。
【選択図】 図1
【解決手段】このマルチメディアポート用アタッチメントAは、細長の金属板1の縦方向の寸法をマルチメディアポート盤100内に取り付けられる専用内器と同一寸法に形成すると共に、横方向の寸法を前記専用機器の単位モジュール寸法に形成している。縦方向の両端部には、マルチメディアポート盤100内の縦方向の両端に左右方向に並んで設けられた複数のねじ孔100a…,100b…の一つの対に対応する取付孔1a,1bが設られ、取付孔1a,1bの間を両脚片2b,2bと中央片2aとからなる略コ字形の台状に折曲して、中央片2aとなる面を前記規格外機器を取り付けるための取着面2としている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディアポート盤内に規格外のマルチメディア関連機器を取り付けるためのマルチメディアポート用アタッチメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマルチメディアポートと呼ばれる情報盤の構成例を図20に示す。このマルチメディアポートXは壁面に設置され、マルチメディアポート盤100内に規格化された各種マルチメディア関連機器(以下、専用内器という。)としてのLAN配線用中継端子台200と電話配線用中継端子台300とが並設されている。
【0003】
これらの専用内器200,300は、外形状の縦方向の寸法を同一寸法とし、また横方向の幅寸法を所定の単位モジュール寸法の整数倍の寸法として、マルチメディアポート盤100内に無駄なく配置することができるようになっている。
【0004】
専用内器200,300は縦方向の両端に取付片200a,300aがそれぞれ延設されており、取付片200a,300aに穿孔された取付穴200b,300bを、マルチメディアポート盤100内の両端に左右方向に並んで設けられた複数のねじ孔100a…、100b…の一対に合わせてねじ止めすることにより、マルチメディアポート盤100内に固定される(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−353972号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマルチメディアポートでは、上述した専用内器しか取り付けることができず、専用内器以外の市販機器を取り付けるためには、マルチメディアポート盤100内に木板を取り付けたフリースペースを設けておき、前記木板に前記市販機器をねじ止めする必要があった。また、前記市販機器にねじ止めするねじ孔がない場合は、取り付けることができなかった。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、規格外の各種マルチメディア関連機器をマルチメディアポート盤内に取り付けることができるマルチメディアポート用アタッチメントおよびアタッチメントシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、壁面に設置され縦寸法が揃うように規格化された各種マルチメディア関連機器が取り付けられるマルチメディアポート盤内に、規格外の各種マルチメディア関連機器を取り付けるためのマルチメディアポート用アタッチメントであって、縦方向の寸法が前記規格化された各種マルチメディア関連機器と同一寸法に形成されると共に縦方向の両端部にマルチメディアポート盤内の縦方向の両端に設けられたねじ孔に対応する取付孔が形成され、前記取付孔の間に前記規格外の各種マルチメディア関連機器を取り付ける取着面を有するものとした。
【0009】
請求項2記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めするための取付孔を、前記規格外の各種マルチメディア関連機器のねじ孔に合わせて設けたものとした。
【0010】
請求項3記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めするための取付孔を複数設けたものとした。
【0011】
請求項4記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項2または3記載の発明において、前記取付孔を、縦長形状の孔としたものとした。
【0012】
請求項5記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項2または3記載の発明において、前記取付孔を、横長形状の孔としたものとした。
【0013】
請求項6記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面に、前記取着面と前記規格外の各種マルチメディア関連機器とを結束する結束部材を挿通させる孔を設けたものとした。
【0014】
請求項7記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面の背面に両端が固定され、前記背面との間に前記取着面と前記規格外の各種マルチメディア関連機器とを結束する結束部材を挿通させる隙間を有する突出片を設けたものとした。
【0015】
請求項8記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面の下方に突起部を設けたものとした。
【0016】
請求項9記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面の縦方向の両端を取着面の背面側に折曲して前記取付孔の間をコ字形の台状に形成し、折曲された取着面の両端の部位に前記取着面と前記規格外の各種マルチメディア関連機器とを結束する結束部材を挿通させる孔を設けたものとした。
【0017】
請求項10記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めするための雌ねじ部を形成したものとした。
【0018】
請求項11記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面の材質を金属製とした。
【0019】
請求項12記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面の材質を木質製とした。
【0020】
請求項13記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記規格化された各種マルチメディア関連機器は、横幅が単位モジュール寸法の整数倍に形成されたものであって、前記マルチメディアポート用アタッチメントの横幅を、前記規格化された各種マルチメディア関連機器の単位モジュール寸法の整数倍に形成した。
【0021】
請求項14記載のマルチメディアポート用アタッチメントシステムは、請求項1乃至13の何れか記載のマルチメディアポート用アタッチメントを少なくとも2つ組み合わせて、規格外の各種マルチメディア関連機器をマルチメディアポート盤内に取り付けるものとした。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態1から実施形態2によって説明する。なお、以下の説明におけるマルチメディアポートXの構成は従来例と共通するために、共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0023】
(実施形態1)
図1に、本実施形態のマルチメディアポート用アタッチメントAを示す。このマルチメディアポート用アタッチメントAは、マルチメディアポート盤100内に、規格外の各種マルチメディア関連機器(以下、規格外機器という。)を取り付けるためのものであって、細長の金属板1の縦方向の寸法(長手方向の寸法)をマルチメディアポート盤100内に取り付けられる専用内器と同一寸法に形成すると共に、横方向の寸法を前記専用機器の単位モジュール寸法に形成している。
【0024】
縦方向の両端部には、マルチメディアポート盤100内の縦方向の両端に左右方向に並んで設けられた複数のねじ孔100a…,100b…の一対に対応する取付孔1a,1bが設られ、取付孔1a,1bの間を両脚片2b,2bと中央片2aとからなる略コ字形の台状に折曲して、中央片2aとなる面を前記規格外機器を取り付けるための取着面2としている。
【0025】
取着面2には、取着面2の長手方向に沿った中心線上に複数のねじ止め用の縦長の取付孔3が列設されると共に、取付孔3の左右両側の面の一部をプレス加工により取着面2の背面側に突出させて、後述するように取着面2と規格外機器とを結束する結束バンドを挿通させる孔4を取着面2の長手方向に沿って左右3ヶ所づつ形成し、さらに、前記プレス加工により取着面2の背面側に突出した部位で、取着面2の背面に両端が固定され前記背面との間に結束バンドを挿通させる隙間を有する突出片5を左右3ヶ所づつ形成している。本実施形態ではプレス加工により、取着面2の孔4と突出片5とを同時に形成して工数を削減している。
【0026】
以上のように構成されたマルチメディアポート用アタッチメントAは、図2に示すように、取着面2に規格外機器Zを取り付けた後(取り付け方については後述する。)、マルチメディアポート盤100内の縦方向の両端に左右方向に並んで設けられたねじ孔100a…,100b…の一対に取付孔1a,1bを合わせてねじ止めされ、マルチメディアポート盤100内に固定される。なお、図1に示したように取付孔1aは、だるま孔形であり、盤1内のねじ孔100aに仮螺着したねじに一時引っ掛けておくことでマルチメディアポート用アタッチメントAの落下を心配することなく施工作業ができるようになっている。また、本実施形態ではねじ孔1bが縦方向に2個並んで形成されているが、もちろん1個のみでもよい。図3に、規格外機器Zを取り付けずに、マルチメディアポート用アタッチメントAのみをマルチメディアポート盤100内に取り付けた状態を示しておく。
【0027】
ここで、規格外機器Zの取着面2への取り付け方について説明する。
【0028】
このマルチメディアポート用アタッチメントAは、複数の種類の規格外機器Zを取着面2に取り付けることができる。
【0029】
まず、規格外機器Zが図4に示すように、器体の一面にねじ孔Zaを有する場合、ねじ孔Zaが形成された器体の一面をマルチメディアポート用アタッチメントAの取着面2に向けてねじ孔Zaと複数の取付孔3の何れかとの位置を一致させ、取着面2の背面側から組み立てねじnを螺挿して取着面2と規格外機器Zとを固定する。
【0030】
ここで、取着面2に複数の取付孔3を列設したことで、特定の位置にねじ孔Zaを有する規格外機器Zに限定されず、取付可能な規格外機器Zの種類が多くなる。また、取付孔3の形状を縦長形状の孔としたことで取り付け位置の微調整が可能となり、さらに取付可能な規格外機器Zの種類が多くなる。
【0031】
次に、規格外機器が図5に示すように取着面2より幅の狭い規格外機器Z1であり、且つねじ孔を有していない場合は、規格外機器Z1を取着面2に当接させ、結束バンドbを規格外機器Z1の前面側から右側の孔4、取着面2の背面側、左側の孔4へと通して(逆周りでも可。)、規格外機器Z1と取着面2とを囲むようにして規格外機器Z1と取着面2とを結束することにより、規格外機器Z1を取着面2に取り付けることができる。
【0032】
孔4を取着面2の長手方向に沿って左右3ヶ所づつ設けたことで、規格外機器Z1の複数の箇所(図5では2箇所。)を結束することが可能となり、規格外機器Z1を強固に結束することができる。万が一、規格外機器Z1と結束バンドbとが共に下方にずれ落ちても、結束バンドbを孔4に通していることにより、孔4の下端と結束バンドbとが当接してそれ以上のずれ落ちを防ぐことができる。また、万が一、結束バンドbが緩んでも規格外機器Z1が下方に落ちないように、図6に示すように、取着面2の下方の端部に突起片6を設けてもよい。
【0033】
次に、規格外機器が図7に示すように取着面2より幅の広い機器Z2であり、且つねじ孔を有していない場合は、規格外機器Z2を取着面2に当接させ、結束バンドbを規格外機器Z2の前面から右側の突出片5と取着面2の背面との隙間、取着面2の背面、左側の突出片5と取着面2の背面との隙間へ通して(逆周りでも可。)、規格外機器Z2と取着面2とを囲むようにして規格外機器Z2と取着面2とを結束することにより、規格外機器Z2を取着面2に取り付けることができる。この場合も、万が一、規格外機器Z1と結束バンドbとが共に下方にずれ落ちても、突出片5の下端と結束バンドbとが当接することにより、それ以上の下方へのずれ落ちを防ぐことができる。
【0034】
次に、規格外機器に取付用のマグネットが設けられている場合は(図示せず)、マルチメディアポート用アタッチメントAが金属板1より形成されているため、前記マグネットにより直接、取着面2に取り付けることができる。
【0035】
かかるマルチメディアポート用アタッチメントAにおいては、1つのマルチメディアポート用アタッチメントAを介して複数の種類の規格外機器をマルチメディアポート盤100内に取り付けることができる。また、横方向の寸法を前記専用機器の単位モジュール寸法に形成しているので、マルチメディアポート盤100内に無駄なく配置することができる。
【0036】
なお、本実施形態では規格外機器を取着面2に取り付けるために、縦長の取付孔3と、結束バンドbを挿通させる孔4と、突出片5とを有していたが、これらの構成に限定されるものではなく、以下に示すような構成でもよい。
【0037】
図8のマルチメディアポート用アタッチメントA1は、縦長の取付孔3のみを取着面2の長手方向に沿った中心線上に複数列設したものである。この場合は、器体の一面にねじ孔を有する規格外機器を、組み立てねじnを用いて取着面2に取り付けることができる。また縦長の取付孔3の代わりに、図11のマルチメディアポート用アタッチメントA4に示すように、丸型の取付孔3Aを取着面2の長手方向に沿って多数列設したものや、縦長の代わりに横長の取付孔を有するものでもよい。
【0038】
図9のマルチメディアポート用アタッチメントA2は、結束バンドbを挿通させる孔4のみを取着面2の長手方向に沿って左右3ヶ所づつ形成したものである。この場合は、器体にねじ孔が無く且つ取着面2より幅の狭い規格外機器を、結束バンドbを用いて取着面2に取り付けることができる。
【0039】
図10のマルチメディアポート用アタッチメントA3は、結束バンドbを挿通させる孔4と、取着面2の背面側に突出する突出片5とを備えたものである。この場合は、器体にねじ孔が無く且つ取着面2より幅の狭い規格外機器は、孔4に結束バンドbを通して図9と同様に取り付け、また器体にねじ孔が無く且つ取着面2より幅の広い規格外機器は、突出片5の隙間に結束バンドbを通して取着面2に取り付けるというように、規格外機器の幅に応じて結束バンドbの結束位置を換えて、より強固に規格外機器を固定することができる。
【0040】
図12のマルチメディアポート用アタッチメントA5は、取着面2に丸型の取付孔3Aを規格外機器のねじ孔に合わせて穿孔したものである。取着面2に取り付ける規格外機器のねじ孔の位置が予め決まっている場合には、このように規格外機器のねじ孔の位置に合わせた取付孔3Aを設けておいてもよい。
【0041】
図13のマルチメディアポート用アタッチメントA6は、取着面2の縦方向の両端で取着面2の背面側に折曲された部位となる両脚片2b,2bに、取着面2と規格外機器とを結束する結束バンドbを挿通させる孔7a,7bを設けたものである。かかるマルチメディアポート用アタッチメントA6においては、規格外機器を横向きに取り付ける場合のように結束バンドbで水平方向に結束ができない場合に、結束バンドbを孔7a,7bを通して、規格外機器の前面から取着面2の背面を垂直方向に囲むようにして規格外機器と取着面2とを結束することにより、規格外機器を取着面2に取り付けることができる。
【0042】
図14ののマルチメディアポート用アタッチメントA7は、取着面2に規格外機器をねじ止めするための雌ねじ部8を有するものである。規格外機器が、図15に示すように、取付孔Zbにねじを挿入して木板などに取り付けるものの場合、取着面2に取付孔3を有していても、ねじ止めすることができない。よって、取着面2に雌ねじ部8を設けておくことで、規格外機器Z3を取着面2に当接させ取付孔Zbと雌ねじ部8との位置を一致させ、規格外機器Z3の前面側からねじを螺挿して規格外機器Z3と取着面2とを固定することができる。
【0043】
図16のマルチメディアポート用アタッチメントA8は、金属板ではなく、木板から形成されたものである。取着面2’には、特に孔などは設けられていない。かかるマルチメディアポート用アタッチメントA8においては、規格外機器が上述した図15に示すようなものの場合、取着面2’の自由な位置にねじ止めすることができる。
【0044】
(実施形態2)
本実施形態は、実施形態1に示したようなマルチメディアポート用アタッチメントを2つ組み合わせて前記規格外機器をマルチメディアポート盤100内に取り付ける例を示す。
【0045】
図17は、実施形態1に示した図8のマルチメディアポート用アタッチメントA1を2つ用いて、横長の規格外機器Z4を取り付けたものである。マルチメディアポート用アタッチメントA1を2つ組み合わせることで、1つでは取り付けられないような大きい規格外機器や、横長の規格外機器、或いは縦置きでは配線が邪魔になるため横向きに取り付けたい規格外機器、などでもマルチメディアポート盤100内に取り付けることができる。
【0046】
図18は、横長の取付孔3Cが取着面2の長手方向に沿って列設されたマルチメディアポート用アタッチメントA9を2つ用いて、規格外機器Z5を取り付けたものである。取付孔3Cを横長とすることで、横方向の取り付け位置の微調整が可能となる。なお、図18は、縦置きでは配線hが邪魔になるため横向きに規格外機器Z5取り付けた例を示している。
【0047】
図19は、縦長の取付孔3を有するマルチメディアポート用アタッチメントA1と、横長の取付孔3Cを有するマルチメディアポート用アタッチメントA9とを用いて、規格外機器Z6を取り付けたものである。マルチメディアポート用アタッチメントA1とマルチメディアポート用アタッチメントA9とを用いることにより、規格外機器Z6のねじ孔Zaの位置が直線上にない場合でも、マルチメディアポート盤100内に取り付けることができる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、前記取着面に前記規格外の各種マルチメディア関連機器を取り付け、縦方向の両端部に形成された前記取付孔を介して前記マルチメディアポート盤内にねじ止めすることで、前記規格外のマルチメディア関連機器をマルチメディアポート盤内に取り付けることができるという効果がある。
【0049】
請求項2記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記規格外の各種マルチメディア関連機器がねじ孔を有する場合に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器を前記取着面にねじ止めできるという効果がある。
【0050】
請求項3記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、特定の位置にねじ孔を有する前記規格外の各種マルチメディア関連機器に限定されず、多くの種類の前記規格外の各種マルチメディア関連機器を前記取着面にねじ止めできるいう効果がある。
【0051】
請求項4記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項2または3記載の発明において、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めする際に縦方向の位置の微調整が可能となり、取り付け可能な前記規格外の各種マルチメディア関連機器の種類を多くすることができるという効果がある。
【0052】
請求項5記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項2または3記載の発明において、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めする際に横方向の位置の微調整が可能となり、取り付け可能な前記規格外の各種マルチメディア関連機器の種類を多くすることができるという効果がある。
【0053】
請求項6記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記結束部材を前記孔に通して前記規格外の各種マルチメディア関連機器と前記取着面とを結束することができ、また、前記結束部材が前記孔を通っているので、前記結束部材の位置が前記孔の位置よりずれることがないという効果がある。
【0054】
請求項7記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記結束部材を前記隙間に通して前記規格外の各種マルチメディア関連機器と前記取着面とを結束することができ、また、前記結束部材が前記隙間を通っているので、前記結束部材の位置が前記隙間の位置よりずれることがなく、さらに、前記結束部材が前記取着面の背面の横断するようにして結束できるので、前記規格外の各種マルチメディア関連機器の幅が前記取着面の幅より大きい場合にも結束することができるという効果がある。
【0055】
請求項8記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、万が一前記各種マルチメディア関連機器が落ちそうになっても、前記突起部でそれ以上の落下を防ぐことができるという効果がある。
【0056】
請求項9記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記結束部材を前記孔に通して前記規格外の各種マルチメディア関連機器と前記取着面とを垂直方向に結束することができるという効果がある。
【0057】
請求項10記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記前記規格外の各種マルチメディア関連機器がねじ孔ではなく取付孔を有している場合に、前記雌ねじ部を用いて前記規格外の各種マルチメディア関連機器を前記取着面にねじ止めできるという効果がある。
【0058】
請求項11記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記規格外の各種マルチメディア関連機器が取付用のマグネットを有している場合に、前記マグネットで直接、前記取着面に取り付けできるという効果がある。
【0059】
請求項12記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記規格外の各種マルチメディア関連機器を前記取着面の自由な位置にねじ止めできるという効果がある。
【0060】
請求項13記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、マルチメディアポート盤内に無駄なく配置することができるという効果がある。
【0061】
請求項14記載のマルチメディアポート用アタッチメントシステムは、一つのマルチメディアポート用アタッチメントでは取り付けられないような前記各種マルチメディア関連機器でも、マルチメディアポート用アタッチメントを組み合わせて用いることで、前記マルチメディアポート盤内に取り付けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図2】同上のマルチメディアポート用アタッチメントに規格外機器をねじ止めし、マルチメディアポート盤内に取り付けた状態を示す図である。
【図3】同上のマルチメディアポート用アタッチメントをマルチメディアポート盤内に取り付けた状態を示す図である。
【図4】ねじ孔を有する規格外機器の一例を示す図である。
【図5】同上のマルチメディアポート用アタッチメントに結束バンドを用いて規格外機器を結束した状態を示す図である。
【図6】同上のマルチメディアポート用アタッチメントの取着面に突起片を設けた図である。
【図7】同上のマルチメディアポート用アタッチメントに結束バンドを用いて幅の広い規格外機器を結束した状態を示す図である。
【図8】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図9】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図10】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図11】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図12】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図13】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図14】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図15】同上の別の規格外機器の一例を示す図である。
【図16】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図17】実施形態2のマルチメディアポート用アタッチメントシステムを示す図である。
【図18】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントシステムを示す図である。
【図19】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントシステムを示す図である。
【図20】従来のマルチメディアポートの一構成例を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b 取付孔
2 取着面
3 取付孔
4 孔
5 突出片
6 突起片
A マルチメディアポート用アタッチメント
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディアポート盤内に規格外のマルチメディア関連機器を取り付けるためのマルチメディアポート用アタッチメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマルチメディアポートと呼ばれる情報盤の構成例を図20に示す。このマルチメディアポートXは壁面に設置され、マルチメディアポート盤100内に規格化された各種マルチメディア関連機器(以下、専用内器という。)としてのLAN配線用中継端子台200と電話配線用中継端子台300とが並設されている。
【0003】
これらの専用内器200,300は、外形状の縦方向の寸法を同一寸法とし、また横方向の幅寸法を所定の単位モジュール寸法の整数倍の寸法として、マルチメディアポート盤100内に無駄なく配置することができるようになっている。
【0004】
専用内器200,300は縦方向の両端に取付片200a,300aがそれぞれ延設されており、取付片200a,300aに穿孔された取付穴200b,300bを、マルチメディアポート盤100内の両端に左右方向に並んで設けられた複数のねじ孔100a…、100b…の一対に合わせてねじ止めすることにより、マルチメディアポート盤100内に固定される(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−353972号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマルチメディアポートでは、上述した専用内器しか取り付けることができず、専用内器以外の市販機器を取り付けるためには、マルチメディアポート盤100内に木板を取り付けたフリースペースを設けておき、前記木板に前記市販機器をねじ止めする必要があった。また、前記市販機器にねじ止めするねじ孔がない場合は、取り付けることができなかった。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、規格外の各種マルチメディア関連機器をマルチメディアポート盤内に取り付けることができるマルチメディアポート用アタッチメントおよびアタッチメントシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、壁面に設置され縦寸法が揃うように規格化された各種マルチメディア関連機器が取り付けられるマルチメディアポート盤内に、規格外の各種マルチメディア関連機器を取り付けるためのマルチメディアポート用アタッチメントであって、縦方向の寸法が前記規格化された各種マルチメディア関連機器と同一寸法に形成されると共に縦方向の両端部にマルチメディアポート盤内の縦方向の両端に設けられたねじ孔に対応する取付孔が形成され、前記取付孔の間に前記規格外の各種マルチメディア関連機器を取り付ける取着面を有するものとした。
【0009】
請求項2記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めするための取付孔を、前記規格外の各種マルチメディア関連機器のねじ孔に合わせて設けたものとした。
【0010】
請求項3記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めするための取付孔を複数設けたものとした。
【0011】
請求項4記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項2または3記載の発明において、前記取付孔を、縦長形状の孔としたものとした。
【0012】
請求項5記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項2または3記載の発明において、前記取付孔を、横長形状の孔としたものとした。
【0013】
請求項6記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面に、前記取着面と前記規格外の各種マルチメディア関連機器とを結束する結束部材を挿通させる孔を設けたものとした。
【0014】
請求項7記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面の背面に両端が固定され、前記背面との間に前記取着面と前記規格外の各種マルチメディア関連機器とを結束する結束部材を挿通させる隙間を有する突出片を設けたものとした。
【0015】
請求項8記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面の下方に突起部を設けたものとした。
【0016】
請求項9記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面の縦方向の両端を取着面の背面側に折曲して前記取付孔の間をコ字形の台状に形成し、折曲された取着面の両端の部位に前記取着面と前記規格外の各種マルチメディア関連機器とを結束する結束部材を挿通させる孔を設けたものとした。
【0017】
請求項10記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めするための雌ねじ部を形成したものとした。
【0018】
請求項11記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面の材質を金属製とした。
【0019】
請求項12記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記取着面の材質を木質製とした。
【0020】
請求項13記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記規格化された各種マルチメディア関連機器は、横幅が単位モジュール寸法の整数倍に形成されたものであって、前記マルチメディアポート用アタッチメントの横幅を、前記規格化された各種マルチメディア関連機器の単位モジュール寸法の整数倍に形成した。
【0021】
請求項14記載のマルチメディアポート用アタッチメントシステムは、請求項1乃至13の何れか記載のマルチメディアポート用アタッチメントを少なくとも2つ組み合わせて、規格外の各種マルチメディア関連機器をマルチメディアポート盤内に取り付けるものとした。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態1から実施形態2によって説明する。なお、以下の説明におけるマルチメディアポートXの構成は従来例と共通するために、共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0023】
(実施形態1)
図1に、本実施形態のマルチメディアポート用アタッチメントAを示す。このマルチメディアポート用アタッチメントAは、マルチメディアポート盤100内に、規格外の各種マルチメディア関連機器(以下、規格外機器という。)を取り付けるためのものであって、細長の金属板1の縦方向の寸法(長手方向の寸法)をマルチメディアポート盤100内に取り付けられる専用内器と同一寸法に形成すると共に、横方向の寸法を前記専用機器の単位モジュール寸法に形成している。
【0024】
縦方向の両端部には、マルチメディアポート盤100内の縦方向の両端に左右方向に並んで設けられた複数のねじ孔100a…,100b…の一対に対応する取付孔1a,1bが設られ、取付孔1a,1bの間を両脚片2b,2bと中央片2aとからなる略コ字形の台状に折曲して、中央片2aとなる面を前記規格外機器を取り付けるための取着面2としている。
【0025】
取着面2には、取着面2の長手方向に沿った中心線上に複数のねじ止め用の縦長の取付孔3が列設されると共に、取付孔3の左右両側の面の一部をプレス加工により取着面2の背面側に突出させて、後述するように取着面2と規格外機器とを結束する結束バンドを挿通させる孔4を取着面2の長手方向に沿って左右3ヶ所づつ形成し、さらに、前記プレス加工により取着面2の背面側に突出した部位で、取着面2の背面に両端が固定され前記背面との間に結束バンドを挿通させる隙間を有する突出片5を左右3ヶ所づつ形成している。本実施形態ではプレス加工により、取着面2の孔4と突出片5とを同時に形成して工数を削減している。
【0026】
以上のように構成されたマルチメディアポート用アタッチメントAは、図2に示すように、取着面2に規格外機器Zを取り付けた後(取り付け方については後述する。)、マルチメディアポート盤100内の縦方向の両端に左右方向に並んで設けられたねじ孔100a…,100b…の一対に取付孔1a,1bを合わせてねじ止めされ、マルチメディアポート盤100内に固定される。なお、図1に示したように取付孔1aは、だるま孔形であり、盤1内のねじ孔100aに仮螺着したねじに一時引っ掛けておくことでマルチメディアポート用アタッチメントAの落下を心配することなく施工作業ができるようになっている。また、本実施形態ではねじ孔1bが縦方向に2個並んで形成されているが、もちろん1個のみでもよい。図3に、規格外機器Zを取り付けずに、マルチメディアポート用アタッチメントAのみをマルチメディアポート盤100内に取り付けた状態を示しておく。
【0027】
ここで、規格外機器Zの取着面2への取り付け方について説明する。
【0028】
このマルチメディアポート用アタッチメントAは、複数の種類の規格外機器Zを取着面2に取り付けることができる。
【0029】
まず、規格外機器Zが図4に示すように、器体の一面にねじ孔Zaを有する場合、ねじ孔Zaが形成された器体の一面をマルチメディアポート用アタッチメントAの取着面2に向けてねじ孔Zaと複数の取付孔3の何れかとの位置を一致させ、取着面2の背面側から組み立てねじnを螺挿して取着面2と規格外機器Zとを固定する。
【0030】
ここで、取着面2に複数の取付孔3を列設したことで、特定の位置にねじ孔Zaを有する規格外機器Zに限定されず、取付可能な規格外機器Zの種類が多くなる。また、取付孔3の形状を縦長形状の孔としたことで取り付け位置の微調整が可能となり、さらに取付可能な規格外機器Zの種類が多くなる。
【0031】
次に、規格外機器が図5に示すように取着面2より幅の狭い規格外機器Z1であり、且つねじ孔を有していない場合は、規格外機器Z1を取着面2に当接させ、結束バンドbを規格外機器Z1の前面側から右側の孔4、取着面2の背面側、左側の孔4へと通して(逆周りでも可。)、規格外機器Z1と取着面2とを囲むようにして規格外機器Z1と取着面2とを結束することにより、規格外機器Z1を取着面2に取り付けることができる。
【0032】
孔4を取着面2の長手方向に沿って左右3ヶ所づつ設けたことで、規格外機器Z1の複数の箇所(図5では2箇所。)を結束することが可能となり、規格外機器Z1を強固に結束することができる。万が一、規格外機器Z1と結束バンドbとが共に下方にずれ落ちても、結束バンドbを孔4に通していることにより、孔4の下端と結束バンドbとが当接してそれ以上のずれ落ちを防ぐことができる。また、万が一、結束バンドbが緩んでも規格外機器Z1が下方に落ちないように、図6に示すように、取着面2の下方の端部に突起片6を設けてもよい。
【0033】
次に、規格外機器が図7に示すように取着面2より幅の広い機器Z2であり、且つねじ孔を有していない場合は、規格外機器Z2を取着面2に当接させ、結束バンドbを規格外機器Z2の前面から右側の突出片5と取着面2の背面との隙間、取着面2の背面、左側の突出片5と取着面2の背面との隙間へ通して(逆周りでも可。)、規格外機器Z2と取着面2とを囲むようにして規格外機器Z2と取着面2とを結束することにより、規格外機器Z2を取着面2に取り付けることができる。この場合も、万が一、規格外機器Z1と結束バンドbとが共に下方にずれ落ちても、突出片5の下端と結束バンドbとが当接することにより、それ以上の下方へのずれ落ちを防ぐことができる。
【0034】
次に、規格外機器に取付用のマグネットが設けられている場合は(図示せず)、マルチメディアポート用アタッチメントAが金属板1より形成されているため、前記マグネットにより直接、取着面2に取り付けることができる。
【0035】
かかるマルチメディアポート用アタッチメントAにおいては、1つのマルチメディアポート用アタッチメントAを介して複数の種類の規格外機器をマルチメディアポート盤100内に取り付けることができる。また、横方向の寸法を前記専用機器の単位モジュール寸法に形成しているので、マルチメディアポート盤100内に無駄なく配置することができる。
【0036】
なお、本実施形態では規格外機器を取着面2に取り付けるために、縦長の取付孔3と、結束バンドbを挿通させる孔4と、突出片5とを有していたが、これらの構成に限定されるものではなく、以下に示すような構成でもよい。
【0037】
図8のマルチメディアポート用アタッチメントA1は、縦長の取付孔3のみを取着面2の長手方向に沿った中心線上に複数列設したものである。この場合は、器体の一面にねじ孔を有する規格外機器を、組み立てねじnを用いて取着面2に取り付けることができる。また縦長の取付孔3の代わりに、図11のマルチメディアポート用アタッチメントA4に示すように、丸型の取付孔3Aを取着面2の長手方向に沿って多数列設したものや、縦長の代わりに横長の取付孔を有するものでもよい。
【0038】
図9のマルチメディアポート用アタッチメントA2は、結束バンドbを挿通させる孔4のみを取着面2の長手方向に沿って左右3ヶ所づつ形成したものである。この場合は、器体にねじ孔が無く且つ取着面2より幅の狭い規格外機器を、結束バンドbを用いて取着面2に取り付けることができる。
【0039】
図10のマルチメディアポート用アタッチメントA3は、結束バンドbを挿通させる孔4と、取着面2の背面側に突出する突出片5とを備えたものである。この場合は、器体にねじ孔が無く且つ取着面2より幅の狭い規格外機器は、孔4に結束バンドbを通して図9と同様に取り付け、また器体にねじ孔が無く且つ取着面2より幅の広い規格外機器は、突出片5の隙間に結束バンドbを通して取着面2に取り付けるというように、規格外機器の幅に応じて結束バンドbの結束位置を換えて、より強固に規格外機器を固定することができる。
【0040】
図12のマルチメディアポート用アタッチメントA5は、取着面2に丸型の取付孔3Aを規格外機器のねじ孔に合わせて穿孔したものである。取着面2に取り付ける規格外機器のねじ孔の位置が予め決まっている場合には、このように規格外機器のねじ孔の位置に合わせた取付孔3Aを設けておいてもよい。
【0041】
図13のマルチメディアポート用アタッチメントA6は、取着面2の縦方向の両端で取着面2の背面側に折曲された部位となる両脚片2b,2bに、取着面2と規格外機器とを結束する結束バンドbを挿通させる孔7a,7bを設けたものである。かかるマルチメディアポート用アタッチメントA6においては、規格外機器を横向きに取り付ける場合のように結束バンドbで水平方向に結束ができない場合に、結束バンドbを孔7a,7bを通して、規格外機器の前面から取着面2の背面を垂直方向に囲むようにして規格外機器と取着面2とを結束することにより、規格外機器を取着面2に取り付けることができる。
【0042】
図14ののマルチメディアポート用アタッチメントA7は、取着面2に規格外機器をねじ止めするための雌ねじ部8を有するものである。規格外機器が、図15に示すように、取付孔Zbにねじを挿入して木板などに取り付けるものの場合、取着面2に取付孔3を有していても、ねじ止めすることができない。よって、取着面2に雌ねじ部8を設けておくことで、規格外機器Z3を取着面2に当接させ取付孔Zbと雌ねじ部8との位置を一致させ、規格外機器Z3の前面側からねじを螺挿して規格外機器Z3と取着面2とを固定することができる。
【0043】
図16のマルチメディアポート用アタッチメントA8は、金属板ではなく、木板から形成されたものである。取着面2’には、特に孔などは設けられていない。かかるマルチメディアポート用アタッチメントA8においては、規格外機器が上述した図15に示すようなものの場合、取着面2’の自由な位置にねじ止めすることができる。
【0044】
(実施形態2)
本実施形態は、実施形態1に示したようなマルチメディアポート用アタッチメントを2つ組み合わせて前記規格外機器をマルチメディアポート盤100内に取り付ける例を示す。
【0045】
図17は、実施形態1に示した図8のマルチメディアポート用アタッチメントA1を2つ用いて、横長の規格外機器Z4を取り付けたものである。マルチメディアポート用アタッチメントA1を2つ組み合わせることで、1つでは取り付けられないような大きい規格外機器や、横長の規格外機器、或いは縦置きでは配線が邪魔になるため横向きに取り付けたい規格外機器、などでもマルチメディアポート盤100内に取り付けることができる。
【0046】
図18は、横長の取付孔3Cが取着面2の長手方向に沿って列設されたマルチメディアポート用アタッチメントA9を2つ用いて、規格外機器Z5を取り付けたものである。取付孔3Cを横長とすることで、横方向の取り付け位置の微調整が可能となる。なお、図18は、縦置きでは配線hが邪魔になるため横向きに規格外機器Z5取り付けた例を示している。
【0047】
図19は、縦長の取付孔3を有するマルチメディアポート用アタッチメントA1と、横長の取付孔3Cを有するマルチメディアポート用アタッチメントA9とを用いて、規格外機器Z6を取り付けたものである。マルチメディアポート用アタッチメントA1とマルチメディアポート用アタッチメントA9とを用いることにより、規格外機器Z6のねじ孔Zaの位置が直線上にない場合でも、マルチメディアポート盤100内に取り付けることができる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、前記取着面に前記規格外の各種マルチメディア関連機器を取り付け、縦方向の両端部に形成された前記取付孔を介して前記マルチメディアポート盤内にねじ止めすることで、前記規格外のマルチメディア関連機器をマルチメディアポート盤内に取り付けることができるという効果がある。
【0049】
請求項2記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記規格外の各種マルチメディア関連機器がねじ孔を有する場合に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器を前記取着面にねじ止めできるという効果がある。
【0050】
請求項3記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、特定の位置にねじ孔を有する前記規格外の各種マルチメディア関連機器に限定されず、多くの種類の前記規格外の各種マルチメディア関連機器を前記取着面にねじ止めできるいう効果がある。
【0051】
請求項4記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項2または3記載の発明において、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めする際に縦方向の位置の微調整が可能となり、取り付け可能な前記規格外の各種マルチメディア関連機器の種類を多くすることができるという効果がある。
【0052】
請求項5記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項2または3記載の発明において、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めする際に横方向の位置の微調整が可能となり、取り付け可能な前記規格外の各種マルチメディア関連機器の種類を多くすることができるという効果がある。
【0053】
請求項6記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記結束部材を前記孔に通して前記規格外の各種マルチメディア関連機器と前記取着面とを結束することができ、また、前記結束部材が前記孔を通っているので、前記結束部材の位置が前記孔の位置よりずれることがないという効果がある。
【0054】
請求項7記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記結束部材を前記隙間に通して前記規格外の各種マルチメディア関連機器と前記取着面とを結束することができ、また、前記結束部材が前記隙間を通っているので、前記結束部材の位置が前記隙間の位置よりずれることがなく、さらに、前記結束部材が前記取着面の背面の横断するようにして結束できるので、前記規格外の各種マルチメディア関連機器の幅が前記取着面の幅より大きい場合にも結束することができるという効果がある。
【0055】
請求項8記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、万が一前記各種マルチメディア関連機器が落ちそうになっても、前記突起部でそれ以上の落下を防ぐことができるという効果がある。
【0056】
請求項9記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記結束部材を前記孔に通して前記規格外の各種マルチメディア関連機器と前記取着面とを垂直方向に結束することができるという効果がある。
【0057】
請求項10記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記前記規格外の各種マルチメディア関連機器がねじ孔ではなく取付孔を有している場合に、前記雌ねじ部を用いて前記規格外の各種マルチメディア関連機器を前記取着面にねじ止めできるという効果がある。
【0058】
請求項11記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記規格外の各種マルチメディア関連機器が取付用のマグネットを有している場合に、前記マグネットで直接、前記取着面に取り付けできるという効果がある。
【0059】
請求項12記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、前記規格外の各種マルチメディア関連機器を前記取着面の自由な位置にねじ止めできるという効果がある。
【0060】
請求項13記載のマルチメディアポート用アタッチメントは、請求項1記載の発明において、マルチメディアポート盤内に無駄なく配置することができるという効果がある。
【0061】
請求項14記載のマルチメディアポート用アタッチメントシステムは、一つのマルチメディアポート用アタッチメントでは取り付けられないような前記各種マルチメディア関連機器でも、マルチメディアポート用アタッチメントを組み合わせて用いることで、前記マルチメディアポート盤内に取り付けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図2】同上のマルチメディアポート用アタッチメントに規格外機器をねじ止めし、マルチメディアポート盤内に取り付けた状態を示す図である。
【図3】同上のマルチメディアポート用アタッチメントをマルチメディアポート盤内に取り付けた状態を示す図である。
【図4】ねじ孔を有する規格外機器の一例を示す図である。
【図5】同上のマルチメディアポート用アタッチメントに結束バンドを用いて規格外機器を結束した状態を示す図である。
【図6】同上のマルチメディアポート用アタッチメントの取着面に突起片を設けた図である。
【図7】同上のマルチメディアポート用アタッチメントに結束バンドを用いて幅の広い規格外機器を結束した状態を示す図である。
【図8】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図9】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図10】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図11】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図12】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図13】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図14】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図15】同上の別の規格外機器の一例を示す図である。
【図16】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントを示す図である。
【図17】実施形態2のマルチメディアポート用アタッチメントシステムを示す図である。
【図18】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントシステムを示す図である。
【図19】同上の別の形態のマルチメディアポート用アタッチメントシステムを示す図である。
【図20】従来のマルチメディアポートの一構成例を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b 取付孔
2 取着面
3 取付孔
4 孔
5 突出片
6 突起片
A マルチメディアポート用アタッチメント
Claims (14)
- 壁面に設置され縦寸法が揃うように規格化された各種マルチメディア関連機器が取り付けられるマルチメディアポート盤内に、規格外の各種マルチメディア関連機器を取り付けるためのマルチメディアポート用アタッチメントであって、縦方向の寸法が前記規格化された各種マルチメディア関連機器と同一寸法に形成されると共に縦方向の両端部にマルチメディアポート盤内の縦方向の両端に設けられたねじ孔に対応する取付孔が形成され、前記取付孔の間に前記規格外の各種マルチメディア関連機器を取り付ける取着面を有することを特徴とするマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取着面に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めするための取付孔を、前記規格外の各種マルチメディア関連機器のねじ孔に合わせて設けたことを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取着面に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めするための取付孔を複数設けたことを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取付孔を、縦長形状の孔としたことを特徴とする請求項2または3記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取付孔を、横長形状の孔としたことを特徴とする請求項2または3記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取着面に、前記取着面と前記規格外の各種マルチメディア関連機器とを結束する結束部材を挿通させる孔を設けたことを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取着面の背面に両端が固定され、前記背面との間に前記取着面と前記規格外の各種マルチメディア関連機器とを結束する結束部材を挿通させる隙間を有する突出片を設けたことを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取着面の下方に突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取着面の縦方向の両端を取着面の背面側に折曲して前記取付孔の間をコ字形の台状に形成し、折曲された取着面の両端の部位に前記取着面と前記規格外の各種マルチメディア関連機器とを結束する結束部材を挿通させる孔を設けたことを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取着面に、前記規格外の各種マルチメディア関連機器をねじ止めするための雌ねじ部を形成したことを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取着面の材質が金属製であることを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記取着面の材質が木質製であることを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 前記規格化された各種マルチメディア関連機器は、横幅が単位モジュール寸法の整数倍に形成されたものであって、前記マルチメディアポート用アタッチメントの横幅を、前記規格化された各種マルチメディア関連機器の単位モジュール寸法の整数倍に形成したことを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート用アタッチメント。
- 請求項1乃至13の何れか記載のマルチメディアポート用アタッチメントを少なくとも2つ組み合わせて、規格外の各種マルチメディア関連機器をマルチメディアポート盤内に取り付けることを特徴とするマルチメディアポート用アタッチメントシステム。
Priority Applications (1)
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JP2003155711A JP2004357482A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | マルチメディアポート用アタッチメントおよびアタッチメントシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007102746A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-04-19 | Ict Solutions:Kk | 液晶ディスプレーの背面に簡易コンピュータをマウントしたパソコン及び液晶ディスプレー付パソコンを組み上げる方法 |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003155711A patent/JP2004357482A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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