JP3265852B2 - 電磁継電器のフィンガプロテクタ付ソケット - Google Patents
電磁継電器のフィンガプロテクタ付ソケットInfo
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Description
トに関し、特にフィンガプロテクタを備えた表面ねじ配
線接続用ソケットに関する。
る充電部近傍の取扱い操作に関する感電保護の規格があ
り、電磁継電器のソケットについてもこの規格に適合す
るものとしてフィンガプロテクタ(充電部から指を守る
保護壁)付のソケットの要求が多くなっている。
トの一例を示す斜視図で、4c接点形電磁継電器用のも
のを示している。図6において、ソケット1の表面中央
部には電磁継電器の差込み部2が設けられ、前後方向の
両端部には端子ねじ3A,3Bが設けられ、更に充電部
となる端子ねじ3A,3Bに対しては指の接近を阻止す
るフィンガプロテクタ4がソケット本体と一体に設けら
れている。5A,5Bは端子ねじ3A,3Bの真上にそ
れぞれあけられたドライバ挿入用の穴で、これらの穴5
A,5Bは指が入らない大きさになっている。
テクタ付ソケット1は、フィンガプロテクタ4がソケッ
ト本体と一体構成されフィンガプロテクタのない標準の
ソケットと別に用意されている。しかし、ソケットがフ
ィンガプロテクタ付と標準品との2本立てとなっている
ことは製品管理の面で煩わしいことであった。また、こ
の種のソケットの端子ねじ3A,3Bは一般にワッシャ
とねじとが一体的に組み合わされた構造となっている
が、この端子ねじ3A,3Bを緩めて外そうとしてもワ
ッシャがフィンガプロテクタ4に当たって外れないた
め、配線には棒端子や開先圧着端子しか使用できず、丸
形圧着端子の使用ができないという不便があった。
312780号公報に記載されたフィンガプロテクタ付
ソケットが提案されている。図7および図8はこのフィ
ンガプロテクタ付ソケットを示し、図7はフィンガプロ
テクタをソケット本体から分離して示した分解斜視図、
図8はフィンガプロテクタをソケット本体に装着した状
態を示す斜視図である。このフィンガプロテクタ付ソケ
ットは、要は表面に電磁継電器の差込み部2と端子ねじ
3A,3Bとが設けられたソケット本体1と、前記表面
に被さるようにこのソケット本体1に着脱自在に装着さ
れ、前記端子ねじ3A,3Bと相対する部分に穴があけ
られたフィンガプロテクタ4とによりフィンガプロテク
タ付ソケットを構成し、更に前記フィンガプロテクタ4
における電磁継電器の差込み部2と相対する部分に電磁
継電器を挿通させる窓穴13をあけたものである。
ンガプロテクタが着脱可能なので、これを外せばフィン
ガプロテクタなしのソケットとして使用でき、また使用
する端子の制限がなくなる。また、フィンガプロテクタ
に設けた窓穴を挿通して、電磁継電器をソケット本体に
取り付けたままでフィンガプロテクタの着脱ができる。
で電磁継電器を密集取付するためにソケットの幅寸法は
電磁継電器の幅寸法に等しいかそれより小さいことが望
まれているが、前述のフィンガプロテクタ付ソケットで
は、フィンガプロテクタに電磁継電器を挿通させる窓穴
をあけた構造となっているので、フィンガプロテクタの
横方向の寸法は電磁継電器の幅寸法にこの窓穴の側部
(図7で13aで示す)の幅を加えた寸法となり、電磁
継電器の幅寸法より大きくなる問題がある。
タ付ソケットの特徴を損なうことなく、取り付けられる
電磁継電器の幅寸法に等しいかあるいはそれより小さい
幅寸法のフィンガプロテクタ付ソケットを提供すること
にある。
めに、請求項1に記載の発明は表面中央部に電磁継電器
の幅寸法と同一寸法を有する電磁継電器の差込み部と両
端にそれぞれ複数個の端子ねじとが設けられたソケット
本体と、このソケット本体の幅と同一かまたは小さい幅
を有し、前記複数個の端子ねじの表面にそれぞれ被さる
ようにこのソケット本体に着脱自在に装着され、前記端
子ねじと相対する部分に穴があけられた同一形状の一方
及び他方のフィンガプロテクタとからなるようにする。
そして請求項2に記載の発明のように各フィンガプロテ
クタはそれぞれその下面に立ち下げ形成された一方の係
合部および突起を備え、ソケット本体は前記各フィンガ
プロテクタの一方の係合部に係合する他方の係合部およ
び前記突起に緩く嵌合する案内溝を備えると好便であ
る。
の表面にそれぞれ被さるようにソケット本体に着脱自在
に装着される各フィンガプロテクタを設けたので、各フ
ィンガプロテクタはそれぞれその幅寸法を電磁継電器の
幅寸法に合せるかあるいはそれより小さくすることがで
き、電磁継電器の幅寸法に等しいかあるいはそれより小
さい外形寸法のフィンガプロテクタ付ソケットが得られ
る。
ロテクタはそれぞれその下面に立ち下げ形成された一方
の係合部および突起を備え、ソケット本体は前記各フィ
ンガプロテクタの一方の係合部に係合する他方の係合部
および前記突起に緩く嵌合する案内溝を備えるようにし
たので、各フィンガプロテクタはその突起をソケット本
体の案内溝に合せて下方向に押し込み、その一方の係合
部をソケット本体の他方の係合部に係合させることによ
って、ソケット本体に着脱自在に装着できる。
ガプロテクタ付ソケットの一実施例を説明する。ここ
で、図1は各フィンガプロテクタをソケット本体から分
離して示した分解斜視図、図2は各フィンガプロテクタ
をソケット本体に装着した状態を示す斜視図、図3は各
フィンガプロテクタの側面図、図4はソケット本体に電
磁継電器を取り付けた状態の一部分を破断した側面図、
図5は各フィンガプロテクタをソケット本体に装着する
ための係合部の詳細を示す側面図である。
に電磁継電器の差込み部2が設けられ、前後方向の両端
部にはそれぞれ2個の端子ねじ3A,3Bが設けられた
ソケット本体、4A,4Bはそれぞれ端子ねじ3A,3
Bの表面に被さるようにソケット本体1に着脱自在に装
着されるフィンガプロテクタで、ソケット本体1はその
ままでフィンガプロテクタのない標準のソケットとして
使用されるものである。
継電器6(図4)に対応するもので、差込み部2は電磁
継電器の接点端子とコイル端子に対応する端子穴7を持
ち、図4に示すように、各端子穴7内に仕込まれた接触
子8は差込み部2の前後に分けて2段に配置された端子
ねじ3Aおよび3Bに接続板9を介して接続されてい
る。このソケット本体1は対角上に配置された2個の取
付穴1aを用いてねじにより盤内の支持部材に取り付け
られる。
平板の左右に一対のバリヤ10A,10Bがそれぞれ垂
直に形成された形状のもので、バリヤ10A,10Bは
ソケット本体1における下段の端子ねじ3A,3Bの左
右両側のバリヤ12A,12Bに突き当てられるように
なっている。フィンガプロテクタ4A,4Bの端子ねじ
3A,3Bの真上に当たる部分には従来例と同じドライ
バ挿入穴5A,5Bがあけられ、更に、ソケット本体1
のスリット14から電磁継電器6を保持する左右一対の
耐振金具15(図4)が立ち上げられる場合に備えて、
各フィンガプロテクタ4A,4Bには耐振金具15を逃
げる切欠16が設けられている。
示すようにソケット本体1に装着されるが、その固定は
図5に示すように各フィンガプロテクタ4A,4Bの下
面の左右にそれぞれに立ち下げ形成された凸部17aお
よび突起17bが、これらに対応してソケット本体1に
おける上段の端子ねじ3Aあるいは3Bの背後に形成さ
れた凹部18Aと案内溝18Bに嵌め合され弾性的に係
合することにより行われる。各フィンガプロテクタ4
A,4Bは、それぞれこれを強制的に引き上げ凸部17
aと凹部18aとの係合を解くことにより取り外し可能
である。
ンガプロテクタ付とする場合には、ソケット本体1に各
フィンガプロテクタ4A,4Bをそれぞれ突起17bを
案内溝18bに挿入して上方から押し込み、凸部17a
を凹部18aに係合させて図2の状態となるように装着
する。また、フィンガプロテクタ4A,4Bを装着しな
ければ、ソケット本体1がそのままフィンガプロテクタ
なしの標準のソケットとなる。フィンガプロテクタ付の
場合も端子ねじ3A,3Bに配線を接続する際は、必要
に応じてフィンガプロテクタ4A,4Bを外す。これに
より、端子ねじ3A,3Bの上方が開放されるので配線
作業が楽となり、特に丸形圧着端子の使用が可能とな
る。
各フィンガプロテクタ4A,4Bがそれぞれソケット本
体1の前後方向の両端部に設けられた2個の端子ねじ3
A,3Bの表面に被さるようにこのソケット本体1に着
脱自在に装着されるので、この各フィンガプロテクタ4
A,4Bの幅寸法を電磁継電器の幅寸法に合せるかある
いはそれより小さくする(ソケット本体1の各端子ねじ
3A,3Bの幅寸法が、取り付けられる電磁継電器の幅
寸法より小さいときには可能になる)ことによって、電
磁継電器の幅寸法に等しいかあるいはそれより小さい幅
寸法のフィンガプロテクタ付ソケットが得られる。
は、従来装置の特徴、すなわちフィンガプロテクタをソ
ケット本体に着脱可能に構成したことにより、フィンガ
プロテクタを外せばそのまま標準のソケットとして供給
でき、製品管理が簡単となる。また、フィンガプロテク
タ付のソケットもフィンガプロテクタを装着する前に配
線作業を行うことにより、配線作業がフィンガプロテク
タにより制約を受けることがなく、丸形圧着端子の使用
も可能となる。更に、電磁継電器をソケット本体に取り
付けたままでフィンガプロテクタの着脱ができるなどの
特徴を損なうことなく、その幅寸法を電磁継電器の幅寸
法に等しいかあるいはそれより小さくできるので、更に
制御盤などで電磁継電器を密集取付できその効果は大き
い。
して示した本発明のフィンガプロテクタ付ソケットの一
実施例の分解斜視図
た状態を示す図1のフィンガプロテクタ付ソケットの斜
視図
状態の一部分を破断した側面図
本体に装着するための係合部の詳細を示す側面図
示す斜視図
て示した従来のフィンガプロテクタ付ソケットの異なる
例を示す斜視図
状態を示す図7のフィンガプロテクタ付ソケットの斜視
図
Claims (2)
- 【請求項1】表面中央部に電磁継電器の幅寸法と同一寸
法を有する電磁継電器の差込み部と両端にそれぞれ複数
個の端子ねじとが設けられたソケット本体と、このソケ
ット本体の幅と同一かまたは小さい幅を有し、前記複数
個の端子ねじの表面にそれぞれ被さるようにこのソケッ
ト本体に着脱自在に装着され、前記端子ねじと相対する
部分に穴があけられた同一形状の一方及び他方のフィン
ガプロテクタとからなることを特徴とする電磁継電器の
フィンガプロテクタ付ソケット。 - 【請求項2】請求項1に記載の電磁継電器のフィンガプ
ロテクタ付ソケットにおいて、各フィンガプロテクタは
それぞれその下面に立ち下げ形成された一方の係合部お
よび突起を備え、ソケット本体は前記各フィンガプロテ
クタの一方の係合部に係合する他方の係合部および前記
突起に緩く嵌合する案内溝を備えたことを特徴とする電
磁継電器のフィンガプロテクタ付ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22855494A JP3265852B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 電磁継電器のフィンガプロテクタ付ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22855494A JP3265852B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 電磁継電器のフィンガプロテクタ付ソケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0896910A JPH0896910A (ja) | 1996-04-12 |
JP3265852B2 true JP3265852B2 (ja) | 2002-03-18 |
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ID=16878199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22855494A Expired - Fee Related JP3265852B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 電磁継電器のフィンガプロテクタ付ソケット |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3265852B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3591683B1 (en) | 2018-07-04 | 2020-12-16 | Connecteurs Electriques Deutsch | Relay socket and relay assembly comprising a relay socket |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP22855494A patent/JP3265852B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0896910A (ja) | 1996-04-12 |
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