JP2004357241A - ファイル名称設定装置、ファイル名称設定プログラム、ファイル名称設定方法及び画像形成装置 - Google Patents
ファイル名称設定装置、ファイル名称設定プログラム、ファイル名称設定方法及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004357241A JP2004357241A JP2003155672A JP2003155672A JP2004357241A JP 2004357241 A JP2004357241 A JP 2004357241A JP 2003155672 A JP2003155672 A JP 2003155672A JP 2003155672 A JP2003155672 A JP 2003155672A JP 2004357241 A JP2004357241 A JP 2004357241A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- file name
- image data
- string
- document
- setting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】複数枚の原稿を読み取る際に各原稿の画像データ毎に設定されるファイル名称を短くして、ユーザにとってファイル名称が見易くなるようにする。
【解決手段】操作部47でファイル名称が受け付けられると、数字列抽出部106によって当該ファイル名称から数字列が抽出され(S21)、ファイル名称設定部107が当該抽出された数字列を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定し(S23)、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列を順次カウントアップした数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定する(S27)。
【選択図】 図5
【解決手段】操作部47でファイル名称が受け付けられると、数字列抽出部106によって当該ファイル名称から数字列が抽出され(S21)、ファイル名称設定部107が当該抽出された数字列を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定し(S23)、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列を順次カウントアップした数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定する(S27)。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ADF機能付きのスキャナ等によって、複数枚の原稿が読み取られた際に、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ADF機能付きのスキャナ等によって複数枚の原稿を読み取って、各原稿の画像データを保存したり、ネットワーク上のコンピュータに送信する際には、各原稿の画像データ毎にファイル名称が設定される。このファイル名称設定では、図8(a)に示すように、原稿を読み取った時に、その原稿読み取り動作のジョブを示す数字列aと、各原稿の画像データ毎に順次カウントアップしてページ番号として付される数字列bとが、各画像データにファイル名称として設定されることが一般的である。また、原稿読み取り時に、ユーザが所望の文字列をファイル名称として入力・設定した場合は、図8(b)に示すように、入力された文字列cの後に、上記原稿読み取り動作のジョブを示す数字列aと、各原稿の画像データのページ番号の文字列bとが付加される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のファイル名称設定では、各画像データのファイル名称の中に、ジョブ毎に付される数字列aと、ページ番号を示す数字列bの2つが含まれることになるため、画像データに付されるファイル名称が複雑になり、ユーザが見難いものとなる。特に、図8(c)に示すように、ユーザがファイル名称として入力した文字列dに数字列が含まれている場合は、ファイル名称の中に存在する数字列が更に多くなるため、ファイル名称の複雑化及びユーザにとっての見難さが一段と高まることになる。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、複数枚の原稿を読み取る際に各原稿の画像データ毎に設定されるファイル名称を短くして、ユーザにとってファイル名称が見易くなるファイル名称設定装置、ファイル名称設定プログラム、ファイル名称設定方法及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、複数枚の原稿が読み取られた際に、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定するファイル名称設定装置であって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付けるファイル名称受付手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する数字列抽出手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定するファイル名称設定手段と
を備えたものである。
【0006】
また、請求項5に記載の発明は、複数枚の原稿が読み取られた際に、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定する処理を、コンピュータに対して行わせるファイル名称設定プログラムであって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付けるファイル名称受付手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する数字列抽出手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定するファイル名称設定手段と
を備えるように、コンピュータを機能させるものである。
【0007】
また、請求項7に記載の発明は、複数枚の原稿の読み取りが可能な原稿読み取り手段と、この原稿読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データを画像形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置であって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付けるファイル名称受付手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する数字列抽出手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定するファイル名称設定手段と、
前記原稿読み取り手段によって読み取られた各原稿の画像データを、前記ファイル名称設定手段によって設定されたファイル名称と関連付けて記憶する画像データ記憶手段と
を備えたものである。
【0008】
これらの構成によれば、ファイル名称受付手段でファイル名称が受け付けられると、数字列抽出手段によって当該ファイル名称から数字列が抽出され、ファイル名称設定手段が当該抽出された数字列を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定し、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列を順次カウントアップした数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定する。そのため、ユーザが設定したファイル名称に、ジョブ毎に数字列や、原稿のページを示す数字列を付加しなくても、各原稿の画像データのページ毎に連続した数字列(番号)を付して、各画像データの内容の共通性等をファイル名称から明確に認識できるようにして、ファイル名称に基づいた画像データの管理を容易にすることができる。これにより、原稿読み取り時に設定されるファイル名称に付される数字列が少なくなると共にファイル名称も短くなり、読み取られた画像データのファイル名称に基づく管理容易性を確保しつつ、ユーザにとって見やすいファイル名称を付すことができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のファイル名称設定装置であって、複数枚の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップして、各画像データに対して連続したページ番号を付加するページ番号付加手段と、
前記数字列抽出手段によって数字列が抽出されなかった場合に、前記ページ番号付加手段にページ番号付加を行わせる制御手段と
を備えたものである。
【0010】
この構成によれば、ファイル名称受付手段に受け付けられたファイル名称から、数字列抽出手段によっては数字列が抽出されない場合には、制御手段が、ページ番号付加手段にファイル名称へのページ番号付加を行わせるので、ユーザがファイル名称受付手段に数字列を含まないファイル名称を入力した場合でも、各原稿の画像データ毎に連続した数字列が付加され、ユーザが入力したファイル名称から各画像データの内容の共通性の認識を可能にすると共に、ページ番号に基づいて画像データの管理を容易にすることができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のファイル名称設定装置であって、各ジョブ毎の原稿読込が実行される毎に順次カウントアップされる数字列を、1つのジョブにおいて読み取られる複数枚の原稿の各画像データに対して共通のファイル名称として付加すると共に、これら各画像データ毎に順次カウントアップしたページ番号を、各画像データに対してそれぞれファイル名称として更に付加するファイル名称付加手段と、
前記ファイル名称設定手段によるファイル名称設定を行うか、前記ファイル名称付加手段によるファイル名称付加を行うかが、外部操作によって選択される選択手段とを備え、
前記制御手段は、前記選択手段で前記ファイル名称付加手段によるファイル名称付加が選択された場合は、前記数字列抽出手段によって数字列が抽出されるか否かに関わらず、前記ファイル名称付加手段にファイル名称付加を行わせるものである。
【0012】
この構成によれば、ユーザが選択手段で、ファイル名称設定手段によるファイル名称設定を行うか、ファイル名称付加手段によるファイル設定を選択することによって、ファイル名称受付手段に入力したファイル名称に含まれる数字列をカウントアップして各原稿毎の画像データにファイル名称として設定するか、ファイル名称受付手段に入力したファイル名称にページ番号を付加してファイル名称として設定するかを、ユーザの好みに応じて使い分けることができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のファイル名称設定装置であって、前記制御手段は、前記ファイル名称受付手段でファイル名称が受け付けられていない場合は、前記ファイル名称付加手段にファイル名称付加を行わせるものである。
【0014】
この構成によれば、ユーザがファイル名称受付手段に所望のファイル名称を入力しなかった場合であっても、制御手段がファイル名称付加手段にファイル名称付加を行わせるので、確実に各原稿の画像データにファイル名称を設定することができる。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、複数枚の原稿が読み取られた際に、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定するファイル名称設定方法であって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付ける第1ステップと、
前記第1ステップで受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する第2ステップと、
前記第2ステップで受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定する第3ステップと
からなるものである。
【0016】
この構成によれば、第1ステップでファイル名称が受け付けられると、第2ステップで当該ファイル名称から数字列が抽出され、第3ステップで、当該抽出された数字列が第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定され、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列を順次カウントアップした数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定される。そのため、ユーザが設定したファイル名称に、ジョブ毎に数字列や、原稿のページを示す数字列を付加しなくても、各原稿の画像データのページ毎に連続した数字列(番号)を付して、各画像データの内容の共通性等をファイル名称から明確に認識できるようにして、ファイル名称に基づいた画像データの管理を容易にすることができる。これにより、原稿読み取り時に設定されるファイル名称に付される数字列が少なくなると共にファイル名称も短くなり、読み取られた画像データのファイル名称に基づく管理容易性を確保しつつ、ユーザにとって見やすいファイル名称を付すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。複合機1は、本発明に係るファイル名称設定装置を備えた画像形成装置であり、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。
【0018】
また、複合機1のフロント部には、操作部(ファイル名称受付手段)47が設けられている。この操作部47には、原稿読み取り開始指示や印刷実行指示等を入力するためのスタートキー471と、印刷部数やファイル名称として付す数字列(数字列)等を入力するためのテンキー472と、液晶ディスプレイ等からなるファイル名称入力用のキーボード等が表示される液晶ディスプレイ等からなる表示部473と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー475が備えられている。表示部473には、表示中のキーボードに対応する文字や、表示中のメッセージに対応する指示等の入力のためにタッチパネル機能が備えられている。
【0019】
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取用スリット53とを備える。スキャナ部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを制御部100(図2)へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取用スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取用スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部100へ出力する。
【0020】
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取用スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ及び搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取用スリット53と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取用スリット53を介してスキャナ部51から読取可能にしている。
【0021】
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台52上面を開放することにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
【0022】
本体部2は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。
【0023】
記録部40は、スキャナ部51で取得された画像データに基づきレーザ光等を出力して感光体ドラム43を露光する光学ユニット42と、感光体ドラム43上にトナー像を形成する現像部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等とを備える。
【0024】
また、記録紙の両面に画像を形成する場合は、記録部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って記録部40の上流域に再度搬送し、記録部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48に排出する。
【0025】
図2は複合機1の概略構成を示す機能ブロック図である。複合機1には、装置全体の動作制御を司る制御部(制御手段)100が備えられている。この制御部100には、露光ランプ511及びCCD512等からなる原稿画像の読み取りが可能なスキャナ部51と、用紙搬送部131,感光体ドラム43及び現像部44等からなる画像形成部132,転写部41,及び定着部45等で構成される記録部40とが接続されている。
【0026】
また、制御部100には、スキャナ部51で読み取られた文書データが一時的に保存される等の作業領域として使用される画像メモリ140と、大量の文書データを保存可能な記憶容量を有する大容量のHDD(画像データ記憶手段)150が接続されている。HDD150に記憶されている画像データは、複合機1内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部210を介してネットワーク上のクライアントPC等の所定のフォルダへ転送可能とされている。
【0027】
画像処理部160は、スキャナ部51によって読み取られた画像のデータや、HDD150から読み出した画像データに対して、必要に応じて加工処理等を行うものである。ROM126は複合機1の動作プログラムが記憶され、必要に応じて他の動作制御プログラムが記憶されるものである。RAM127は制御部100の作業領域として使用されるメモリである。
【0028】
また、制御部100は、複合機1が実行可能な各機能を制御するスキャナコントローラ101,ファクシミリコントローラ102,プリンタコントローラ103,コピーコントローラ104及びネットワークコントローラ105として機能する。
【0029】
スキャナコントローラ101は、スキャナ部51の動作に必要な各部の動作制御を行うものである。ファクシミリコントローラ102は、ファクシミリ動作に必要な各部の動作制御を行うものであり、ファクシミリ通信に必要なデータの調整を行うファクシミリ通信部170を制御する。ファクシミリ通信部170には、データ送受信相手である相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)が備えられている。コピーコントローラ104は、コピー動作に必要な各部の動作制御を行うものである。
【0030】
プリンタコントローラ103は、プリンタ動作に必要な各部の動作制御を行うものである。このプリンタコントローラ103には、複数の信号線を用いて同時に数ビットまとめてデータを送るパラレル伝送で外部機器と接続するパラレルI/F部(図略)、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で外部機器と接続するシリアルI/F部(図略)とが接続されている。
【0031】
ネットワークコントローラ105は、本複合機1とネットワーク上のコンピュータ等との間で行われるデータ送受信を制御するものである。ネットワークコントローラ105は、ネットワークI/F部210を介して外部とデータを送受信させる。
【0032】
さらに、制御部100は、数字列抽出部(数字列抽出手段)106、ファイル名称設定部(ファイル名称設定手段)107及びファイル名称付加部(ファイル名称付加手段)108として機能する。
【0033】
数字列抽出部106は、操作部47にユーザから入力されて受け付けられたファイル名称の中から数字列を抽出するものである。
【0034】
ファイル名称設定部107は、操作部47を介して受け付けられたファイル名称から、数字列抽出部106によって抽出されたファイル名称に数字列が含まれている場合に、当該数字列を抽出してデータ値として認識し、このデータ値をカウントアップし、当該データ値又は当該データ値をカウントアップしてなる数字列を、各原稿の画像データのファイル名称の一部として付加設定するものである。この「カウントアップ」とは、例えば、上記抽出した数字列をインクリメントすること等をいう(以下、同じ)。
【0035】
ファイル名称付加部108は、原稿読み取りジョブがある毎に、カウンタ機能によってジョブの数をカウントし、ジョブ毎に順次カウントアップした値からなる数字列を割り付け、1回の読み取り動作で読み取られる原稿載置部61に載置された枚数分の原稿の原稿読込時に(すなわち、1ジョブでの原稿読込時に)、このカウントアップした数字列を、各ジョブにおいて読み取られた複数原稿の全画像データに対して共通のファイル名称として付加する。さらに、ファイル名称付加部108は、1ジョブで読み取られた複数原稿の各画像データに対して、カウンタ機能によって画像データの数をカウントし、このカウントアップした値からなる数字列を、ページ番号として各々の画像データにファイル名称として更に付加するものである。よって、ファイル名称付加部108は、原稿を読み取った時における各画像データに対して、上記ジョブ毎にカウントした値からなる数字列と、各画像データ毎にカウントした値からなる数字列の両方で構成された数字列を、ファイル名称の一部として各画像データに付加する。
【0036】
また、操作部47も制御部100によって制御される。上述したように、表示部473はタッチパネル機能を有し、表示画面に表示されているファイル名称入力用のキーボードや、ファイル名称設定部107又はファイル名称付加部108のいずれによってファイル名称を設定するかの選択を促すメッセージ等、に対応するユーザからの指示が当該タッチパネルから入力されるようになっている。操作キー部470は、スタートキー471、テンキー472及び機能切換キー475等からなる。
【0037】
管理用メモリ200には、前回ファイル名称として最後に使用した、原稿読み取り動作のジョブを示す数字列が保存される(詳細は後述)。管理用メモリ200に保存されている当該数字列は、次にファイル名称を作成する時に読み出され、この数字列をカウントアップ(インクリメント)した数字列が新たなジョブを示す数字列として用いられる。
【0038】
次に、複合機1によるファイル名称設定処理について説明する。図3は複合機1によるファイル名称設定処理を示すフローチャート、図4(a)乃至(c)は設定されるファイル名称の例を示す図である。なお、以降の図3、図5、図7に示す各処理においては、制御部100が特許請求の範囲でいう制御手段として機能する。
【0039】
複合機1によるファイル名称設定処理は、スキャナ部51によって複数枚の原稿が読み取られた場合に、ユーザによって所望のファイル名称が操作部47から入力されているときは、その入力されたファイル名称から数字列を抽出してカウントの対象となる値とし、この値をカウントアップしてなる数字列を、第2頁目以降の各原稿の画像データのファイル名称の一部として設定するものである。
【0040】
まず、スキャナ部51で読み取られる複数原稿の各画像データの出力形式が、各原稿の全画像データを1ファイルとして出力するか、各画像データを1頁毎に出力するか、のいずれの出力形式にユーザが設定しているかが判断される(S1)。なお、これらの出力形式は、ユーザが操作部47を操作することで選択可能とされている。
【0041】
ここで、読み取った各原稿の全画像データを1ファイルとして出力する出力形式が選択されている場合は(S1で1ファイル)、ユーザによって操作部47から所望の文字列がファイル名称として入力されているかが判断される(S9)。操作部47に文字列(ファイル名称)が入力されている場合は(S9でYES)、この入力された文字列が、今回読み取られた原稿画像データのファイル名称として設定される(S12)。
【0042】
操作部47から文字列(ファイル名称)が入力されていない場合は(S9でNO)、管理用メモリ200に保存(バックアップ)されている値、すなわち、前回ファイル名称として最後に使用した、原稿読み取り動作のジョブを示す数字列が読み出され、この値がカウントアップされる(S10)。そして、ユーザからファイル名称用の文字列が操作部47に入力されない場合のために、予め登録されているファイル名称e(初期設定文字列)と、S10でカウントアップした値からなる数字列aとから、図4(a)に示すようなファイル名称を作成して設定する(S11)。なお、上記予め登録されているファイル名称とは、画像データ保存のために何らかのファイル名称を付す必要性から予め用意されている文字列をいう。例えば、「新たな原稿データ」等の文字列であり、管理用メモリ200又はHDD150に保存されている。
【0043】
S10でカウントアップされた値(ファイル名称に使用された数字列)は、管理用メモリ200に保存される(S8)。
【0044】
また、S1において、読み取った各原稿の画像データを1ページ毎に出力する出力形式がユーザによって選択されている場合は(S1で1頁毎)、操作部47からユーザによって所望の文字列(ファイル名称)が入力されているかが判断される(S2)。ここでユーザによって文字列が入力されていない場合は(S2でNO)、S10と同様に、管理用メモリ200にバックアップされている値(数字列)がカウントアップされる(S3)。そして、上記S11と同様に、初期設定文字列eに当該カウントアップした値からなる数字列aが付加され(S4)、これに更にページ番号を示す値からなる数字列bが加され(S5)、これらからなるファイル名称(図4(b))が画像データに設定される(S6)。このS4乃至S6の処理は、複数原稿の全画像データに対してそれぞれ行われる(S7)。この後、S3でカウントアップされた、ジョブを示す値からなる数字列が管理用メモリ200に保存される(S8)。
【0045】
S2において、ユーザによって所望の文字列(ファイル名称)が入力されている場合は(S2でYES)、当該文字列に含まれる数字列及びこの数字列をデータ値として認識してカウントアップした値からなる数字列を用いたファイル名称設定処理(以下、カウントアップ処理という)の実行が、ユーザによって操作部47で選択されているか否かが判断される(S13)。ここで、カウントアップ処理の実行が選択されている場合は(S13でYES)、カウントアップ処理のルーチンに移る(S19)。
【0046】
S13において、カウントアップ処理の実行が選択されていない場合は(S13でNO)、S3と同様に、管理用メモリ200にバックアップされている値からなる数字列がカウントアップされる(S14)。そして、S2でユーザから入力された文字列fに当該カウントアップした値からなる数字列aが付加され(S15)、これに更にページ番号を示す値からなる数字列bが付加され(S16)、これらからなるファイル名称(図4(c))が画像データに設定される(S17)。このS15乃至S17の処理は、複数原稿の全画像データに対してそれぞれ行われる(S18)。この後、S14でカウントアップされた、ジョブを示す値からなる数字列が管理用メモリ200に保存される(S8)。
【0047】
次に、上記カウントアップ処理について説明する。図5はこのカウントアップ処理の流れを示すフローチャート、図6は(a)乃至(c)は、設定されるファイル名称の例を示す図である。まず、ユーザから入力された文字列に数字列が含まれているかが数字列抽出部106によって検索される(S21)。入力された文字列から数字列が検出された場合は(S21でYES)、この検出された数字列がデータ値として認識され、管理用メモリ200に保存される(S22)。そして、図6(a)に示すように、この数字列g1を含む、入力されたそのままの文字列h1が、まず第1頁目の画像データのファイル名称として設定される(S23)。
【0048】
次頁以降の画像データが存在する場合は(S24でYES)、S22で管理用メモリ200に保存された値からなる数字列が、ファイル名称設定部107によってカウントアップされ(S25)、管理用メモリ200にそれまで保存されていた値が、当該カウントアップされた値からなるに書き換えられる(S26)。そして、図6(b)に示すように、ファイル名称として入力された文字列に含まれる数字列g1(S21で検出された数字列)が、当該カウントアップ後の値からなる数字列g2に置き換えられ、この文字列h2が、次頁の画像データのファイル名称として設定される(S27)。このS25乃至S27の処理は、該原稿読み取りジョブで読み取られた各原稿の全画像データに対してそれぞれ行われ(S28)、図6(b)に示すように、次ページ以降の画像データのファイル名称は、含まれている数字列が、上記のようにして順次カウントアップされた値に置き換えられる。
【0049】
S21において、ユーザから入力された文字列に数字列が含まれていないと判断された場合は(S21でNO)、図6(c)に示すように、入力文字列iにページ番号bが付加され(S29)、これらからなる文字列が第1頁目の画像データのファイル名称として設定される(S30)。このS29及びS30の処理は、次ページ以降の各画像データに対しても同様に行われる(S31)。
【0050】
次に、上記カウントアップ処理の他の実施形態について説明する。図7は他の実施形態に係るカウントアップ処理を示すフローチャートである。なお、図5に示した処理と同様の処理については説明を省略する。
【0051】
この実施形態においては、入力文字列から検出された数字列をデータ値として認識して、頁毎に順次カウントアップし、各原稿の画像データにファイル名称を付した後、最終頁の画像データのファイル名称をHDD150又は管理用メモリ200に保存されるようになっている(S50)。そして、次回に当該処理が開始されるときに、ユーザによってファイル名称として新たに入力された文字列と、このHDD150又は管理用メモリ200に保存されている既に使用済みのファイル名称とを比較し(S41)、新たに入力された文字列が既に使用済みのファイル名称と同一である場合は(S41でYES)、新たに入力した文字列がファイル名称として使用できない旨のメッセージが表示部473に表示され(S51)、入力された文字列を使用したファイル名称設定を行うことなく処理を終了する。
【0052】
新たに入力された文字列が、既に使用済みであるファイル名称と同一でない場合は(S41でNO)、入力文字列を使用したファイル名称設定の処理が開始される(S42乃至S54、但しS51を除く)。
【0053】
このように、本実施形態の複合機1によれば、操作部47でファイル名称が受け付けられると、数字列抽出部106によって当該ファイル名称から数字列が抽出され、ファイル名称設定部107が当該抽出された数字列を、第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定し、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列をデータ値として認識して順次カウントアップした値からなる数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定する。そのため、ユーザが設定したファイル名称に、ジョブ毎に数字列や、原稿のページを示す数字列が新たに付加されることがないので、原稿読み取り時に設定されるファイル名称に数字列が多くなってしまうことがなく、ファイル名称が長くなることもない。その一方、ファイル名称には、各原稿の画像データのページ毎に連続した数字列(番号)が付されることになるので、ファイル名称に基づいた画像データの管理が容易である。
【0054】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、本発明に係るファイル名称設定装置は複合機1に備えられるものとして説明しているが、複数枚の原稿画像を読み取って各頁の画像データ毎に保存可能な装置であれば、本発明に係るファイル名称設定装置を適用することが可能である。
【0055】
また、上記実施形態では、ユーザによって新たに入力された文字列から数字列を抽出してデータ値として認識し、この値を各頁の画像データ毎に順次カウントアップするようにしているが、例えば、アルファベットのように文字の順序立った配列が予測可能な文字や記号を抽出して、第2頁以降の各画像データにファイル名称を設定するようにしてもよい。例えば、文字列から「a」等のアルファベットを抽出し、第2頁目以降の画像データのファイル名称として順次「b」「c」「d」…のように、ファイル名称を設定してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上のように請求項1、請求項5及び請求項7に記載の発明によれば、ファイル名称受付手段でファイル名称が受け付けられると、数字列抽出手段によって当該ファイル名称から数字列が抽出され、ファイル名称設定手段が当該抽出された数字列を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定し、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列を順次カウントアップした数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定する。そのため、ユーザが設定したファイル名称に、ジョブ毎に数字列や、原稿のページを示す数字列を付加しなくても、各原稿の画像データのページ毎に連続した数字列(番号)を付して、各画像データの内容の共通性等をファイル名称から明確に認識できるようにして、ファイル名称に基づいた画像データの管理を容易にすることができる。これにより、原稿読み取り時に設定されるファイル名称に付される数字列が少なくなると共にファイル名称も短くなり、読み取られた画像データのファイル名称に基づく管理容易性を確保しつつ、ユーザにとって見やすいファイル名称を付すことができる。
【0057】
また、請求項2に記載の発明によれば、ファイル名称受付手段に受け付けられたファイル名称から、数字列抽出手段によっては数字列が抽出されない場合には、制御手段が、ページ番号付加手段にファイル名称へのページ番号付加を行わせるので、ユーザがファイル名称受付手段に数字列を含まないファイル名称を入力した場合でも、各原稿の画像データ毎に連続した数字列が付加され、ユーザが入力したファイル名称から各画像データの内容の共通性の認識を可能にすると共に、ページ番号に基づいて画像データの管理を容易にすることができる。
【0058】
また、請求項3に記載の発明によれば、ユーザが選択手段で、ファイル名称設定手段によるファイル名称設定を行うか、ファイル名称付加手段によるファイル設定を選択することによって、ファイル名称受付手段に入力したファイル名称に含まれる数字列をカウントアップして各原稿毎の画像データにファイル名称として設定するか、ファイル名称受付手段に入力したファイル名称にページ番号を付加してファイル名称として設定するかを、ユーザの好みに応じて使い分けることができる。
【0059】
また、請求項4に記載の発明によれば、ユーザがファイル名称受付手段に所望のファイル名称を入力しなかった場合であっても、制御手段がファイル名称付加手段にファイル名称付加を行わせるので、確実に各原稿の画像データにファイル名称を設定することができる。
【0060】
また、請求項6に記載の発明によれば、第1ステップでファイル名称が受け付けられると、第2ステップで当該ファイル名称から数字列が抽出され、第3ステップで、当該抽出された数字列が第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定され、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列を順次カウントアップした数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定される。そのため、ユーザが設定したファイル名称に、ジョブ毎に数字列や、原稿のページを示す数字列を付加しなくても、各原稿の画像データのページ毎に連続した数字列(番号)を付して、各画像データの内容の共通性等をファイル名称から明確に認識できるようにして、ファイル名称に基づいた画像データの管理を容易にすることができる。これにより、原稿読み取り時に設定されるファイル名称に付される数字列が少なくなると共にファイル名称も短くなり、読み取られた画像データのファイル名称に基づく管理容易性を確保しつつ、ユーザにとって見やすいファイル名称を付すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。
【図2】複合機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】複合機によるファイル名称作成処理を示すフローチャートである。
【図4】(a)乃至(c)は設定されるファイル名称の例を示す図である。
【図5】カウントアップ処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】(a)乃至(c)は、設定されるファイル名称の例を示す図である。
【図7】他の実施形態に係るカウントアップ処理を示すフローチャートである。
【図8】(a)乃至(c)は、従来のファイル名称設定処理によって付されるファイル名称の例を示す図である。
【符号の説明】
1 複合機(画像形成装置)
100 制御部(制御手段)
106 数字列抽出部(数字列抽出手段)
107 ファイル名称設定部(ファイル名称設定手段)
108 ファイル名称付加部(ファイル名称付加手段)
47 操作部(ファイル名称受付手段)
470 操作キー部
471 スタートキー
472 テンキー
473 表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ADF機能付きのスキャナ等によって、複数枚の原稿が読み取られた際に、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ADF機能付きのスキャナ等によって複数枚の原稿を読み取って、各原稿の画像データを保存したり、ネットワーク上のコンピュータに送信する際には、各原稿の画像データ毎にファイル名称が設定される。このファイル名称設定では、図8(a)に示すように、原稿を読み取った時に、その原稿読み取り動作のジョブを示す数字列aと、各原稿の画像データ毎に順次カウントアップしてページ番号として付される数字列bとが、各画像データにファイル名称として設定されることが一般的である。また、原稿読み取り時に、ユーザが所望の文字列をファイル名称として入力・設定した場合は、図8(b)に示すように、入力された文字列cの後に、上記原稿読み取り動作のジョブを示す数字列aと、各原稿の画像データのページ番号の文字列bとが付加される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のファイル名称設定では、各画像データのファイル名称の中に、ジョブ毎に付される数字列aと、ページ番号を示す数字列bの2つが含まれることになるため、画像データに付されるファイル名称が複雑になり、ユーザが見難いものとなる。特に、図8(c)に示すように、ユーザがファイル名称として入力した文字列dに数字列が含まれている場合は、ファイル名称の中に存在する数字列が更に多くなるため、ファイル名称の複雑化及びユーザにとっての見難さが一段と高まることになる。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、複数枚の原稿を読み取る際に各原稿の画像データ毎に設定されるファイル名称を短くして、ユーザにとってファイル名称が見易くなるファイル名称設定装置、ファイル名称設定プログラム、ファイル名称設定方法及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、複数枚の原稿が読み取られた際に、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定するファイル名称設定装置であって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付けるファイル名称受付手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する数字列抽出手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定するファイル名称設定手段と
を備えたものである。
【0006】
また、請求項5に記載の発明は、複数枚の原稿が読み取られた際に、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定する処理を、コンピュータに対して行わせるファイル名称設定プログラムであって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付けるファイル名称受付手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する数字列抽出手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定するファイル名称設定手段と
を備えるように、コンピュータを機能させるものである。
【0007】
また、請求項7に記載の発明は、複数枚の原稿の読み取りが可能な原稿読み取り手段と、この原稿読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データを画像形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置であって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付けるファイル名称受付手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する数字列抽出手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定するファイル名称設定手段と、
前記原稿読み取り手段によって読み取られた各原稿の画像データを、前記ファイル名称設定手段によって設定されたファイル名称と関連付けて記憶する画像データ記憶手段と
を備えたものである。
【0008】
これらの構成によれば、ファイル名称受付手段でファイル名称が受け付けられると、数字列抽出手段によって当該ファイル名称から数字列が抽出され、ファイル名称設定手段が当該抽出された数字列を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定し、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列を順次カウントアップした数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定する。そのため、ユーザが設定したファイル名称に、ジョブ毎に数字列や、原稿のページを示す数字列を付加しなくても、各原稿の画像データのページ毎に連続した数字列(番号)を付して、各画像データの内容の共通性等をファイル名称から明確に認識できるようにして、ファイル名称に基づいた画像データの管理を容易にすることができる。これにより、原稿読み取り時に設定されるファイル名称に付される数字列が少なくなると共にファイル名称も短くなり、読み取られた画像データのファイル名称に基づく管理容易性を確保しつつ、ユーザにとって見やすいファイル名称を付すことができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のファイル名称設定装置であって、複数枚の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップして、各画像データに対して連続したページ番号を付加するページ番号付加手段と、
前記数字列抽出手段によって数字列が抽出されなかった場合に、前記ページ番号付加手段にページ番号付加を行わせる制御手段と
を備えたものである。
【0010】
この構成によれば、ファイル名称受付手段に受け付けられたファイル名称から、数字列抽出手段によっては数字列が抽出されない場合には、制御手段が、ページ番号付加手段にファイル名称へのページ番号付加を行わせるので、ユーザがファイル名称受付手段に数字列を含まないファイル名称を入力した場合でも、各原稿の画像データ毎に連続した数字列が付加され、ユーザが入力したファイル名称から各画像データの内容の共通性の認識を可能にすると共に、ページ番号に基づいて画像データの管理を容易にすることができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のファイル名称設定装置であって、各ジョブ毎の原稿読込が実行される毎に順次カウントアップされる数字列を、1つのジョブにおいて読み取られる複数枚の原稿の各画像データに対して共通のファイル名称として付加すると共に、これら各画像データ毎に順次カウントアップしたページ番号を、各画像データに対してそれぞれファイル名称として更に付加するファイル名称付加手段と、
前記ファイル名称設定手段によるファイル名称設定を行うか、前記ファイル名称付加手段によるファイル名称付加を行うかが、外部操作によって選択される選択手段とを備え、
前記制御手段は、前記選択手段で前記ファイル名称付加手段によるファイル名称付加が選択された場合は、前記数字列抽出手段によって数字列が抽出されるか否かに関わらず、前記ファイル名称付加手段にファイル名称付加を行わせるものである。
【0012】
この構成によれば、ユーザが選択手段で、ファイル名称設定手段によるファイル名称設定を行うか、ファイル名称付加手段によるファイル設定を選択することによって、ファイル名称受付手段に入力したファイル名称に含まれる数字列をカウントアップして各原稿毎の画像データにファイル名称として設定するか、ファイル名称受付手段に入力したファイル名称にページ番号を付加してファイル名称として設定するかを、ユーザの好みに応じて使い分けることができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のファイル名称設定装置であって、前記制御手段は、前記ファイル名称受付手段でファイル名称が受け付けられていない場合は、前記ファイル名称付加手段にファイル名称付加を行わせるものである。
【0014】
この構成によれば、ユーザがファイル名称受付手段に所望のファイル名称を入力しなかった場合であっても、制御手段がファイル名称付加手段にファイル名称付加を行わせるので、確実に各原稿の画像データにファイル名称を設定することができる。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、複数枚の原稿が読み取られた際に、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定するファイル名称設定方法であって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付ける第1ステップと、
前記第1ステップで受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する第2ステップと、
前記第2ステップで受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定する第3ステップと
からなるものである。
【0016】
この構成によれば、第1ステップでファイル名称が受け付けられると、第2ステップで当該ファイル名称から数字列が抽出され、第3ステップで、当該抽出された数字列が第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定され、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列を順次カウントアップした数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定される。そのため、ユーザが設定したファイル名称に、ジョブ毎に数字列や、原稿のページを示す数字列を付加しなくても、各原稿の画像データのページ毎に連続した数字列(番号)を付して、各画像データの内容の共通性等をファイル名称から明確に認識できるようにして、ファイル名称に基づいた画像データの管理を容易にすることができる。これにより、原稿読み取り時に設定されるファイル名称に付される数字列が少なくなると共にファイル名称も短くなり、読み取られた画像データのファイル名称に基づく管理容易性を確保しつつ、ユーザにとって見やすいファイル名称を付すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。複合機1は、本発明に係るファイル名称設定装置を備えた画像形成装置であり、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。
【0018】
また、複合機1のフロント部には、操作部(ファイル名称受付手段)47が設けられている。この操作部47には、原稿読み取り開始指示や印刷実行指示等を入力するためのスタートキー471と、印刷部数やファイル名称として付す数字列(数字列)等を入力するためのテンキー472と、液晶ディスプレイ等からなるファイル名称入力用のキーボード等が表示される液晶ディスプレイ等からなる表示部473と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー475が備えられている。表示部473には、表示中のキーボードに対応する文字や、表示中のメッセージに対応する指示等の入力のためにタッチパネル機能が備えられている。
【0019】
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取用スリット53とを備える。スキャナ部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを制御部100(図2)へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取用スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取用スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部100へ出力する。
【0020】
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取用スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ及び搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取用スリット53と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取用スリット53を介してスキャナ部51から読取可能にしている。
【0021】
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台52上面を開放することにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
【0022】
本体部2は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。
【0023】
記録部40は、スキャナ部51で取得された画像データに基づきレーザ光等を出力して感光体ドラム43を露光する光学ユニット42と、感光体ドラム43上にトナー像を形成する現像部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等とを備える。
【0024】
また、記録紙の両面に画像を形成する場合は、記録部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って記録部40の上流域に再度搬送し、記録部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48に排出する。
【0025】
図2は複合機1の概略構成を示す機能ブロック図である。複合機1には、装置全体の動作制御を司る制御部(制御手段)100が備えられている。この制御部100には、露光ランプ511及びCCD512等からなる原稿画像の読み取りが可能なスキャナ部51と、用紙搬送部131,感光体ドラム43及び現像部44等からなる画像形成部132,転写部41,及び定着部45等で構成される記録部40とが接続されている。
【0026】
また、制御部100には、スキャナ部51で読み取られた文書データが一時的に保存される等の作業領域として使用される画像メモリ140と、大量の文書データを保存可能な記憶容量を有する大容量のHDD(画像データ記憶手段)150が接続されている。HDD150に記憶されている画像データは、複合機1内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部210を介してネットワーク上のクライアントPC等の所定のフォルダへ転送可能とされている。
【0027】
画像処理部160は、スキャナ部51によって読み取られた画像のデータや、HDD150から読み出した画像データに対して、必要に応じて加工処理等を行うものである。ROM126は複合機1の動作プログラムが記憶され、必要に応じて他の動作制御プログラムが記憶されるものである。RAM127は制御部100の作業領域として使用されるメモリである。
【0028】
また、制御部100は、複合機1が実行可能な各機能を制御するスキャナコントローラ101,ファクシミリコントローラ102,プリンタコントローラ103,コピーコントローラ104及びネットワークコントローラ105として機能する。
【0029】
スキャナコントローラ101は、スキャナ部51の動作に必要な各部の動作制御を行うものである。ファクシミリコントローラ102は、ファクシミリ動作に必要な各部の動作制御を行うものであり、ファクシミリ通信に必要なデータの調整を行うファクシミリ通信部170を制御する。ファクシミリ通信部170には、データ送受信相手である相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)が備えられている。コピーコントローラ104は、コピー動作に必要な各部の動作制御を行うものである。
【0030】
プリンタコントローラ103は、プリンタ動作に必要な各部の動作制御を行うものである。このプリンタコントローラ103には、複数の信号線を用いて同時に数ビットまとめてデータを送るパラレル伝送で外部機器と接続するパラレルI/F部(図略)、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で外部機器と接続するシリアルI/F部(図略)とが接続されている。
【0031】
ネットワークコントローラ105は、本複合機1とネットワーク上のコンピュータ等との間で行われるデータ送受信を制御するものである。ネットワークコントローラ105は、ネットワークI/F部210を介して外部とデータを送受信させる。
【0032】
さらに、制御部100は、数字列抽出部(数字列抽出手段)106、ファイル名称設定部(ファイル名称設定手段)107及びファイル名称付加部(ファイル名称付加手段)108として機能する。
【0033】
数字列抽出部106は、操作部47にユーザから入力されて受け付けられたファイル名称の中から数字列を抽出するものである。
【0034】
ファイル名称設定部107は、操作部47を介して受け付けられたファイル名称から、数字列抽出部106によって抽出されたファイル名称に数字列が含まれている場合に、当該数字列を抽出してデータ値として認識し、このデータ値をカウントアップし、当該データ値又は当該データ値をカウントアップしてなる数字列を、各原稿の画像データのファイル名称の一部として付加設定するものである。この「カウントアップ」とは、例えば、上記抽出した数字列をインクリメントすること等をいう(以下、同じ)。
【0035】
ファイル名称付加部108は、原稿読み取りジョブがある毎に、カウンタ機能によってジョブの数をカウントし、ジョブ毎に順次カウントアップした値からなる数字列を割り付け、1回の読み取り動作で読み取られる原稿載置部61に載置された枚数分の原稿の原稿読込時に(すなわち、1ジョブでの原稿読込時に)、このカウントアップした数字列を、各ジョブにおいて読み取られた複数原稿の全画像データに対して共通のファイル名称として付加する。さらに、ファイル名称付加部108は、1ジョブで読み取られた複数原稿の各画像データに対して、カウンタ機能によって画像データの数をカウントし、このカウントアップした値からなる数字列を、ページ番号として各々の画像データにファイル名称として更に付加するものである。よって、ファイル名称付加部108は、原稿を読み取った時における各画像データに対して、上記ジョブ毎にカウントした値からなる数字列と、各画像データ毎にカウントした値からなる数字列の両方で構成された数字列を、ファイル名称の一部として各画像データに付加する。
【0036】
また、操作部47も制御部100によって制御される。上述したように、表示部473はタッチパネル機能を有し、表示画面に表示されているファイル名称入力用のキーボードや、ファイル名称設定部107又はファイル名称付加部108のいずれによってファイル名称を設定するかの選択を促すメッセージ等、に対応するユーザからの指示が当該タッチパネルから入力されるようになっている。操作キー部470は、スタートキー471、テンキー472及び機能切換キー475等からなる。
【0037】
管理用メモリ200には、前回ファイル名称として最後に使用した、原稿読み取り動作のジョブを示す数字列が保存される(詳細は後述)。管理用メモリ200に保存されている当該数字列は、次にファイル名称を作成する時に読み出され、この数字列をカウントアップ(インクリメント)した数字列が新たなジョブを示す数字列として用いられる。
【0038】
次に、複合機1によるファイル名称設定処理について説明する。図3は複合機1によるファイル名称設定処理を示すフローチャート、図4(a)乃至(c)は設定されるファイル名称の例を示す図である。なお、以降の図3、図5、図7に示す各処理においては、制御部100が特許請求の範囲でいう制御手段として機能する。
【0039】
複合機1によるファイル名称設定処理は、スキャナ部51によって複数枚の原稿が読み取られた場合に、ユーザによって所望のファイル名称が操作部47から入力されているときは、その入力されたファイル名称から数字列を抽出してカウントの対象となる値とし、この値をカウントアップしてなる数字列を、第2頁目以降の各原稿の画像データのファイル名称の一部として設定するものである。
【0040】
まず、スキャナ部51で読み取られる複数原稿の各画像データの出力形式が、各原稿の全画像データを1ファイルとして出力するか、各画像データを1頁毎に出力するか、のいずれの出力形式にユーザが設定しているかが判断される(S1)。なお、これらの出力形式は、ユーザが操作部47を操作することで選択可能とされている。
【0041】
ここで、読み取った各原稿の全画像データを1ファイルとして出力する出力形式が選択されている場合は(S1で1ファイル)、ユーザによって操作部47から所望の文字列がファイル名称として入力されているかが判断される(S9)。操作部47に文字列(ファイル名称)が入力されている場合は(S9でYES)、この入力された文字列が、今回読み取られた原稿画像データのファイル名称として設定される(S12)。
【0042】
操作部47から文字列(ファイル名称)が入力されていない場合は(S9でNO)、管理用メモリ200に保存(バックアップ)されている値、すなわち、前回ファイル名称として最後に使用した、原稿読み取り動作のジョブを示す数字列が読み出され、この値がカウントアップされる(S10)。そして、ユーザからファイル名称用の文字列が操作部47に入力されない場合のために、予め登録されているファイル名称e(初期設定文字列)と、S10でカウントアップした値からなる数字列aとから、図4(a)に示すようなファイル名称を作成して設定する(S11)。なお、上記予め登録されているファイル名称とは、画像データ保存のために何らかのファイル名称を付す必要性から予め用意されている文字列をいう。例えば、「新たな原稿データ」等の文字列であり、管理用メモリ200又はHDD150に保存されている。
【0043】
S10でカウントアップされた値(ファイル名称に使用された数字列)は、管理用メモリ200に保存される(S8)。
【0044】
また、S1において、読み取った各原稿の画像データを1ページ毎に出力する出力形式がユーザによって選択されている場合は(S1で1頁毎)、操作部47からユーザによって所望の文字列(ファイル名称)が入力されているかが判断される(S2)。ここでユーザによって文字列が入力されていない場合は(S2でNO)、S10と同様に、管理用メモリ200にバックアップされている値(数字列)がカウントアップされる(S3)。そして、上記S11と同様に、初期設定文字列eに当該カウントアップした値からなる数字列aが付加され(S4)、これに更にページ番号を示す値からなる数字列bが加され(S5)、これらからなるファイル名称(図4(b))が画像データに設定される(S6)。このS4乃至S6の処理は、複数原稿の全画像データに対してそれぞれ行われる(S7)。この後、S3でカウントアップされた、ジョブを示す値からなる数字列が管理用メモリ200に保存される(S8)。
【0045】
S2において、ユーザによって所望の文字列(ファイル名称)が入力されている場合は(S2でYES)、当該文字列に含まれる数字列及びこの数字列をデータ値として認識してカウントアップした値からなる数字列を用いたファイル名称設定処理(以下、カウントアップ処理という)の実行が、ユーザによって操作部47で選択されているか否かが判断される(S13)。ここで、カウントアップ処理の実行が選択されている場合は(S13でYES)、カウントアップ処理のルーチンに移る(S19)。
【0046】
S13において、カウントアップ処理の実行が選択されていない場合は(S13でNO)、S3と同様に、管理用メモリ200にバックアップされている値からなる数字列がカウントアップされる(S14)。そして、S2でユーザから入力された文字列fに当該カウントアップした値からなる数字列aが付加され(S15)、これに更にページ番号を示す値からなる数字列bが付加され(S16)、これらからなるファイル名称(図4(c))が画像データに設定される(S17)。このS15乃至S17の処理は、複数原稿の全画像データに対してそれぞれ行われる(S18)。この後、S14でカウントアップされた、ジョブを示す値からなる数字列が管理用メモリ200に保存される(S8)。
【0047】
次に、上記カウントアップ処理について説明する。図5はこのカウントアップ処理の流れを示すフローチャート、図6は(a)乃至(c)は、設定されるファイル名称の例を示す図である。まず、ユーザから入力された文字列に数字列が含まれているかが数字列抽出部106によって検索される(S21)。入力された文字列から数字列が検出された場合は(S21でYES)、この検出された数字列がデータ値として認識され、管理用メモリ200に保存される(S22)。そして、図6(a)に示すように、この数字列g1を含む、入力されたそのままの文字列h1が、まず第1頁目の画像データのファイル名称として設定される(S23)。
【0048】
次頁以降の画像データが存在する場合は(S24でYES)、S22で管理用メモリ200に保存された値からなる数字列が、ファイル名称設定部107によってカウントアップされ(S25)、管理用メモリ200にそれまで保存されていた値が、当該カウントアップされた値からなるに書き換えられる(S26)。そして、図6(b)に示すように、ファイル名称として入力された文字列に含まれる数字列g1(S21で検出された数字列)が、当該カウントアップ後の値からなる数字列g2に置き換えられ、この文字列h2が、次頁の画像データのファイル名称として設定される(S27)。このS25乃至S27の処理は、該原稿読み取りジョブで読み取られた各原稿の全画像データに対してそれぞれ行われ(S28)、図6(b)に示すように、次ページ以降の画像データのファイル名称は、含まれている数字列が、上記のようにして順次カウントアップされた値に置き換えられる。
【0049】
S21において、ユーザから入力された文字列に数字列が含まれていないと判断された場合は(S21でNO)、図6(c)に示すように、入力文字列iにページ番号bが付加され(S29)、これらからなる文字列が第1頁目の画像データのファイル名称として設定される(S30)。このS29及びS30の処理は、次ページ以降の各画像データに対しても同様に行われる(S31)。
【0050】
次に、上記カウントアップ処理の他の実施形態について説明する。図7は他の実施形態に係るカウントアップ処理を示すフローチャートである。なお、図5に示した処理と同様の処理については説明を省略する。
【0051】
この実施形態においては、入力文字列から検出された数字列をデータ値として認識して、頁毎に順次カウントアップし、各原稿の画像データにファイル名称を付した後、最終頁の画像データのファイル名称をHDD150又は管理用メモリ200に保存されるようになっている(S50)。そして、次回に当該処理が開始されるときに、ユーザによってファイル名称として新たに入力された文字列と、このHDD150又は管理用メモリ200に保存されている既に使用済みのファイル名称とを比較し(S41)、新たに入力された文字列が既に使用済みのファイル名称と同一である場合は(S41でYES)、新たに入力した文字列がファイル名称として使用できない旨のメッセージが表示部473に表示され(S51)、入力された文字列を使用したファイル名称設定を行うことなく処理を終了する。
【0052】
新たに入力された文字列が、既に使用済みであるファイル名称と同一でない場合は(S41でNO)、入力文字列を使用したファイル名称設定の処理が開始される(S42乃至S54、但しS51を除く)。
【0053】
このように、本実施形態の複合機1によれば、操作部47でファイル名称が受け付けられると、数字列抽出部106によって当該ファイル名称から数字列が抽出され、ファイル名称設定部107が当該抽出された数字列を、第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定し、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列をデータ値として認識して順次カウントアップした値からなる数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定する。そのため、ユーザが設定したファイル名称に、ジョブ毎に数字列や、原稿のページを示す数字列が新たに付加されることがないので、原稿読み取り時に設定されるファイル名称に数字列が多くなってしまうことがなく、ファイル名称が長くなることもない。その一方、ファイル名称には、各原稿の画像データのページ毎に連続した数字列(番号)が付されることになるので、ファイル名称に基づいた画像データの管理が容易である。
【0054】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、本発明に係るファイル名称設定装置は複合機1に備えられるものとして説明しているが、複数枚の原稿画像を読み取って各頁の画像データ毎に保存可能な装置であれば、本発明に係るファイル名称設定装置を適用することが可能である。
【0055】
また、上記実施形態では、ユーザによって新たに入力された文字列から数字列を抽出してデータ値として認識し、この値を各頁の画像データ毎に順次カウントアップするようにしているが、例えば、アルファベットのように文字の順序立った配列が予測可能な文字や記号を抽出して、第2頁以降の各画像データにファイル名称を設定するようにしてもよい。例えば、文字列から「a」等のアルファベットを抽出し、第2頁目以降の画像データのファイル名称として順次「b」「c」「d」…のように、ファイル名称を設定してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上のように請求項1、請求項5及び請求項7に記載の発明によれば、ファイル名称受付手段でファイル名称が受け付けられると、数字列抽出手段によって当該ファイル名称から数字列が抽出され、ファイル名称設定手段が当該抽出された数字列を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定し、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列を順次カウントアップした数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定する。そのため、ユーザが設定したファイル名称に、ジョブ毎に数字列や、原稿のページを示す数字列を付加しなくても、各原稿の画像データのページ毎に連続した数字列(番号)を付して、各画像データの内容の共通性等をファイル名称から明確に認識できるようにして、ファイル名称に基づいた画像データの管理を容易にすることができる。これにより、原稿読み取り時に設定されるファイル名称に付される数字列が少なくなると共にファイル名称も短くなり、読み取られた画像データのファイル名称に基づく管理容易性を確保しつつ、ユーザにとって見やすいファイル名称を付すことができる。
【0057】
また、請求項2に記載の発明によれば、ファイル名称受付手段に受け付けられたファイル名称から、数字列抽出手段によっては数字列が抽出されない場合には、制御手段が、ページ番号付加手段にファイル名称へのページ番号付加を行わせるので、ユーザがファイル名称受付手段に数字列を含まないファイル名称を入力した場合でも、各原稿の画像データ毎に連続した数字列が付加され、ユーザが入力したファイル名称から各画像データの内容の共通性の認識を可能にすると共に、ページ番号に基づいて画像データの管理を容易にすることができる。
【0058】
また、請求項3に記載の発明によれば、ユーザが選択手段で、ファイル名称設定手段によるファイル名称設定を行うか、ファイル名称付加手段によるファイル設定を選択することによって、ファイル名称受付手段に入力したファイル名称に含まれる数字列をカウントアップして各原稿毎の画像データにファイル名称として設定するか、ファイル名称受付手段に入力したファイル名称にページ番号を付加してファイル名称として設定するかを、ユーザの好みに応じて使い分けることができる。
【0059】
また、請求項4に記載の発明によれば、ユーザがファイル名称受付手段に所望のファイル名称を入力しなかった場合であっても、制御手段がファイル名称付加手段にファイル名称付加を行わせるので、確実に各原稿の画像データにファイル名称を設定することができる。
【0060】
また、請求項6に記載の発明によれば、第1ステップでファイル名称が受け付けられると、第2ステップで当該ファイル名称から数字列が抽出され、第3ステップで、当該抽出された数字列が第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定され、第2枚目以降の原稿の各画像データには、当該抽出された数字列を順次カウントアップした数字列を用いて、各画像データのファイル名称として設定される。そのため、ユーザが設定したファイル名称に、ジョブ毎に数字列や、原稿のページを示す数字列を付加しなくても、各原稿の画像データのページ毎に連続した数字列(番号)を付して、各画像データの内容の共通性等をファイル名称から明確に認識できるようにして、ファイル名称に基づいた画像データの管理を容易にすることができる。これにより、原稿読み取り時に設定されるファイル名称に付される数字列が少なくなると共にファイル名称も短くなり、読み取られた画像データのファイル名称に基づく管理容易性を確保しつつ、ユーザにとって見やすいファイル名称を付すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。
【図2】複合機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】複合機によるファイル名称作成処理を示すフローチャートである。
【図4】(a)乃至(c)は設定されるファイル名称の例を示す図である。
【図5】カウントアップ処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】(a)乃至(c)は、設定されるファイル名称の例を示す図である。
【図7】他の実施形態に係るカウントアップ処理を示すフローチャートである。
【図8】(a)乃至(c)は、従来のファイル名称設定処理によって付されるファイル名称の例を示す図である。
【符号の説明】
1 複合機(画像形成装置)
100 制御部(制御手段)
106 数字列抽出部(数字列抽出手段)
107 ファイル名称設定部(ファイル名称設定手段)
108 ファイル名称付加部(ファイル名称付加手段)
47 操作部(ファイル名称受付手段)
470 操作キー部
471 スタートキー
472 テンキー
473 表示部
Claims (7)
- 複数枚の原稿の読み取りに際し、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定するファイル名称設定装置であって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付けるファイル名称受付手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する数字列抽出手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定するファイル名称設定手段と
を備えたことを特徴とするファイル名称設定装置。 - 複数枚の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップして、各画像データに対して連続したページ番号を付加するページ番号付加手段と、
前記数字列抽出手段によって数字列が抽出されなかった場合に、前記ページ番号付加手段にページ番号付加を行わせる制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のファイル名称設定装置。 - 各ジョブ毎の原稿読込が実行される毎に順次カウントアップされる数字列を、1つのジョブにおいて読み取られる複数枚の原稿の各画像データに対して共通のファイル名称として付加すると共に、これら各画像データ毎に順次カウントアップしたページ番号を、各画像データに対してそれぞれファイル名称として更に付加するファイル名称付加手段と、
前記ファイル名称設定手段によるファイル名称設定を行うか、前記ファイル名称付加手段によるファイル名称付加を行うかが、外部操作によって選択される選択手段とを備え、
前記制御手段は、前記選択手段で前記ファイル名称付加手段によるファイル名称付加が選択された場合は、前記数字列抽出手段によって数字列が抽出されるか否かに関わらず、前記ファイル名称付加手段にファイル名称付加を行わせることを特徴とする請求項2に記載のファイル名称設定装置。 - 前記制御手段は、前記ファイル名称受付手段でファイル名称が受け付けられていない場合は、前記ファイル名称付加手段にファイル名称付加を行わせることを特徴とする請求項3に記載のファイル名称設定装置。
- 複数枚の原稿が読み取られた際に、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定する処理を、コンピュータに対して行わせるファイル名称設定プログラムであって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付けるファイル名称受付手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する数字列抽出手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定するファイル名称設定手段と
を備えるように、コンピュータを機能させることを特徴とするファイル名称設定プログラム。 - 複数枚の原稿が読み取られた際に、各原稿の画像データ毎にファイル名称を設定するファイル名称設定方法であって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付ける第1ステップと、
前記第1ステップで受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する第2ステップと、
前記第2ステップで受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定する第3ステップと
からなることを特徴とするファイル名称設定方法。 - 複数枚の原稿の読み取りが可能な原稿読み取り手段と、この原稿読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データを画像形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置であって、
外部操作によるファイル名称の入力を受け付けるファイル名称受付手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称から数字列を抽出する数字列抽出手段と、
前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を第1枚目の原稿の各画像データのファイル名称として設定すると共に、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列を、第2枚目以降の原稿の各画像データ毎に順次カウントアップし、このカウントアップした数字列を、前記数字列抽出手段によって抽出された数字列と置き換えた上で、前記ファイル名称受付手段によって受け付けられたファイル名称を、第2枚目以降の原稿の各画像データのファイル名称として設定するファイル名称設定手段と、
前記原稿読み取り手段によって読み取られた各原稿の画像データを、前記ファイル名称設定手段によって設定されたファイル名称と関連付けて記憶する画像データ記憶手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003155672A JP2004357241A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | ファイル名称設定装置、ファイル名称設定プログラム、ファイル名称設定方法及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003155672A JP2004357241A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | ファイル名称設定装置、ファイル名称設定プログラム、ファイル名称設定方法及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004357241A true JP2004357241A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34049988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003155672A Pending JP2004357241A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | ファイル名称設定装置、ファイル名称設定プログラム、ファイル名称設定方法及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004357241A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006252331A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011181112A (ja) * | 2011-06-20 | 2011-09-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
CN102905042A (zh) * | 2011-07-26 | 2013-01-30 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 原稿读取系统、图像形成系统以及图像形成装置 |
JP2014179816A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Ricoh Co Ltd | システム、データ処理方法およびスキャナ装置 |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003155672A patent/JP2004357241A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006252331A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011181112A (ja) * | 2011-06-20 | 2011-09-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
CN102905042A (zh) * | 2011-07-26 | 2013-01-30 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 原稿读取系统、图像形成系统以及图像形成装置 |
JP2013029888A (ja) * | 2011-07-26 | 2013-02-07 | Kyocera Document Solutions Inc | 原稿読取システム、画像形成システム及び画像形成装置 |
US8730491B2 (en) | 2011-07-26 | 2014-05-20 | Kyocera Document Solutions Inc. | Original reading system, image forming system, and image forming apparatus |
JP2014179816A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Ricoh Co Ltd | システム、データ処理方法およびスキャナ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5129080B2 (ja) | 入出力制御装置、画像読取装置及び画像形成装置 | |
US6862116B2 (en) | Document scanning apparatus and document scanning method for sequentially scanning documents and generating image data corresponding to these documents | |
US20110280435A1 (en) | Image processing apparatus | |
JP2005172948A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4252475B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004357241A (ja) | ファイル名称設定装置、ファイル名称設定プログラム、ファイル名称設定方法及び画像形成装置 | |
JP4455134B2 (ja) | 記録紙設定システム及び記録紙設定プログラム | |
JP2011157211A (ja) | 操作装置、画像形成装置 | |
JP2009037340A (ja) | 表示制御装置及び画像形成装置 | |
JP2005234253A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005215291A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10207667A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006035583A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3997680B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005164713A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008182436A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005031154A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011004356A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4287167B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5014766B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5386396B2 (ja) | 操作装置及び電気機器 | |
JP3934625B2 (ja) | 画像形成システム、及びこれに用いられる画像形成装置、外部端末制御プログラム | |
JP2004246283A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010224976A (ja) | 表示制御装置及び画像形成装置 | |
JP3712781B2 (ja) | ファクシミリ装置と画像形成装置と送信元情報の登録方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060704 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060829 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060926 |