JP2006252331A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 読取部1で読み取りを行った結果得られた画像データをファイル化する場合にそのファイルに付けられるファイル名をユーザが指定するための操作パネル5と、ファイル名が付けられたファイルを外部に送信するネツトワーク通信部4と、ファイル名が付けられたファイルを蓄積するデータ蓄積部3と、各部を制御するシステム制御部6とを備えた画像形成装置。
【選択図】 図1
Description
このファイル保管方式は、パーソナルコンピュータの普及に伴ってファイルシステムによる管理方法が一般的となりユーザに認知されているため、画像形成装置で扱う画像データについてもコンピュータとの親和性の良さからとられている。
一般的にはユーザが個々のファイルにファイル名を付けるが、画像形成装置による読み取り画像データのファイル化の場合には、そのファイルの保存方法によっては原稿1ページに対して1ファイルが生成されることがあり、数多くの原稿を読み取りした場合、これについてユーザがすべてに重複しないファイル名を付けるという作業はユーザに対する負荷が大きい。
これを解決するため、一つの作業の流れで複数のファイルが生成される場合には、機器が自動的に連番を割り当てて名前を付けるような機能が存在する。例えば、特許文献1では、自動的にファイル名を割り振る機能が提案されている。
また、その連番についても桁数を指定できることが明示されていないため、その連番は桁が揃っていない可能性がある。例えば、単に連番であるとパーソナルコンピュータでファイルをファイル名で昇順ソートする場合、「ファイル99.txt」と「ファイル100.txt」は、「ファイル100.txt」の方が「ファイル99.txt」よりも上に来るため、ファイルをユーザが管理するのに問題が生じる。
本発明は、ユーザが欲するファイル名をファイルに付加することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項2記載の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記システム制御部は、複数のファイルが生成される場合にはユーザの指定したファイル名に連番を付加するよう制御することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2の画像形成装置において、前記操作パネルは、複数のファイルが生成される場合に付加される連番の開始数値の指定入力を受け付ける手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2の画像形成装置において、前記操作パネルは、複数のファイルが生成される場合に付加される連番における桁数の指定入力を受け付ける手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2の画像形成装置において、前記システム制御部は、複数のファイルが生成される場合に付加される連番が桁あふれを起こした場合、エラーとして動作を中断させるよう制御することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5の画像形成装置において、前記操作パネルは、複数のファイルが生成される場合に付加される連番が桁あふれを起こしエラーとして動作を中断している場合、桁あふれ前までのファイルを有効とするか破棄とするかを選択可能としたことを特徴とする。
請求項2においては、一つの動作中に生成される複数のファイルのファイル名を、先に指示されたファイル名に追加して自動的に連番を付加する機能を提供している。これにより、ファイル名が重複することなく、また、複数生成されるファイルの一つ一つに対してファイル名を付けるという煩雑な作業を解消することができる。
請求項3においては、自動的に連番を付加する際に、開始番号を指示することができる。これにより、大量の原稿の電子化などの業務効率が向上する。
請求項4においては、連番の桁数を指定できる。これにより、連番の最小値から最大値まで、付加される文字数が同じとなり、また0で埋めることによりファイル管理する場合に都合が良い。
請求項5においては、加算されていく連番の数値が指定できる桁数を桁あふれする場合に、動作を中断してエラーとすることができる。これにより、ユーザの意図しない連番と桁数になるのを防ぐことができる。
請求項6においては、連番の数値加算動作を中断している場合に、桁あふれまでのファイルを有効とするか破棄をするかをユーザに選択できるようにする。 これにより、ユーザの判断で今までの読み取り動作を無駄にすることなく活用することができる。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。本画像形成装置は、読取部1、印刷部2、データ蓄積部3、ネットワーク通信部4、操作パネル5、各部を統括的に制御するシステム制御部6を備える。
様々なデータはデータ蓄積部3にて保持され、データ蓄積部3に蓄積されたデータは必要な場合に許可されたジョブで参照・削除・複製・編集が可能で、さらにそれはネットワーク通信部4により機器外部に転送可能である。
また、システム制御部6には、読取部1、印刷部2によって行われる作像動作に関して動作制御や画像処理を行うプログラムが搭載される。このプログラムはROMもしくはフラッシュメモリなどの不揮発な記憶媒体に保存され、電源投入にてシステムが起動されるとRAM領域に展開されプログラムが動作可能となる。この不揮発な記憶媒体に保存されるプログラムは外部からの更新が可能である。
図2は操作パネルの画面例を示す図である(その1)。ユーザによるファイル名指定は次の通りに行う。操作パネル5に表示されるGUI(グラフィカルユーザインターフェース)にファイル名を入力できるような表示を行い、ユーザの操作でファイル名を入力し設定する。
ファイル名のついたファイルは、ネットワーク通信部4によって機器外部に送信されるか、もしくは機器内部のデータ蓄積部3に保存される(S8)。送信先、もしくは蓄積先に同じファイル名が存在する場合には(S9、S10)、ある決まった法則で名前を付け直す(S11、S12)。例えば拡張子を除くファイル名の最後にハイフン+連番(例:“−1”“−2”)を付ける処理を行いファイル名の重複による上書きを防ぐ。
また、ユーザがファイル名を何も指定しなかった場合には、ファイル化された時点である決まった法則で名前を付ける。例えば年月日時刻(例:YYYYMMDDHHMMSSMMM)をファイル名で使用することで送信先、もしくは蓄積先に既に存在するファイル名との重複を避ける。
このとき一連の流れの中で複数のファイルが生成される場合には一貫性を持たせるためにユーザの設定したファイル名に連番を付加する。連番は一連の動作が正常に完了した場合、動作時に読み取りを行った順序に矛盾がないように付加される。
また、その連番は開始番号を指示することが可能であり、これはファイル名をユーザが設定する場合に指定することができる。図4は操作パネルの画面例を示す図である(その2)。また図5は図4の設定で生成されるファイルの命名ルールを示す図である。
また、この連番は設定にて桁数を指定することができる。図6(1)、(2)は操作パネルの画面例を示す図である(その3)。また図7は図6の設定で生成されるファイルの命名ルールを示す図である。図6、図7の例ではこの桁数については、4桁と8桁を選択することができ、その設定に基づきGUIの表示を変更する。
ここで指定された桁数がファイル名の連番として付加される桁数となる。付加しようとする数値が指定された桁数を全て満たさない場合には、指定された桁数になるように上位桁を0で埋める。例えば4桁の指定で1000未満の番号である500の場合には、付加される連番は“0500”となる。
図8の例では、ファイルのフォーマットとしてシングルページTIFFを設定する。この設定にて一連の動作の中で複数のファイルが生成される。ユーザからのスタート指示で読み取り動作が開始し、読み取り時に1ページの読み取りが完了した時点で、読み取り開始前に設定された開始番号を1増加させる。この処理を繰り返し、増加した結果が設定されている桁数をあふれる値に達した時点で読み取り動作を中断する。
読み取り動作を中断した時点で、ユーザに対して桁あふれが発生する前までの読み取りデータに対して有効とするか、無効として破棄するかの指示を求める(図9参照)。ユーザが有効を選択した場合には、桁あふれ前までの読み取りデータをファイル化し、指定した開始番号から読み取られた順に連番を付加したファイル名のついたファイルを生成し(S1〜S10)、送信もしくは蓄積を行う(S11)。S12〜S17の処理は、図3のS9〜S14と同様である。ユーザが無効を選択した場合には、一連の動作で読み取りを行った全データを破棄し、待機状態へと戻る(S18〜S20)。
本発明は、自動付加する連番をユーザが開始番号を指定可能であり、また、その連番の桁数を指定できることにより、連番といえどもある程度の自由度を得ることができる。さらに、連番の桁数を指定できるため、例として4桁を必ず付加することで先の例のファイル名は「ファイル0099.txt」と「ファイル0100.txt」と1000未満の場合には4桁になるよう0で埋められるため、昇順ソートでも順序は変わらない。また、桁数が固定できることでユーザが予想しないファイル名が生成されることを防ぐことができる。
2 印刷部
3 データ蓄積部
4 ネットワーク通信部
5 操作パネル
6 システム制御部
Claims (6)
- 読取部で読み取りを行った結果得られた画像データをファイル化する場合に、当該ファイルに付けられるファイル名を指定するための操作パネルと、前記ファイル名が付けられたファイルを送信するネットワーク通信部と、前記ファイル名が付けられたファイルを蓄積するデータ蓄積部と、各部を制御するシステム制御部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1の画像形成装置において、前記システム制御部は、複数のファイルが生成される場合にはユーザの指定したファイル名に連番を付加するよう制御することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2の画像形成装置において、前記操作パネルは、複数のファイルが生成される場合に付加される連番の開始数値の指定入力を受け付ける手段を有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2の画像形成装置において、前記操作パネルは、複数のファイルが生成される場合に付加される連番における桁数の指定入力を受け付ける手段を有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2の画像形成装置において、前記システム制御部は、複数のファイルが生成される場合に付加される連番が桁あふれを起こした場合、エラーとして動作を中断させるよう制御することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5の画像形成装置において、前記操作パネルは、複数のファイルが生成される場合に付加される連番が桁あふれを起こしエラーとして動作を中断している場合、桁あふれ前までのファイルを有効とするか破棄とするかを選択可能としたことを特徴とする画像形成装置。
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