JP2020032534A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】共有フォルダに置かれた画像ファイルの印刷を実行する画像形成装置であって、種々の印刷設定に対応するための、ユーザの手間を軽減する技術を提供すること。【解決手段】MFP100は、USBメモリの識別情報と印刷パラメータとを関連付けて不揮発性メモリ34に記憶する。MFP100は、USBメモリが接続された状態でUSBメモリの識別情報を取得し、取得された識別情報に関連付けられた印刷パラメータを不揮発性メモリ34から読み出し、読み出された印刷パラメータを対応付けた共有フォルダをネットワーク200に公開する。MFP100は、公開された共有フォルダに画像ファイルが置かれたことを検知した場合に、共有フォルダに対応付けられた印刷パラメータに従って、その画像ファイルの印刷を行う。【選択図】図2

Description

本明細書に開示される技術分野は、印刷機能を有する画像形成装置に関する。
特許文献1に開示されているように、プリンタのメモリあるいはプリンタがアクセス可能なメモリに設けられたフォルダを共有フォルダとしてネットワークに公開した状態で、プリンタがその共有フォルダをモニタし、その共有フォルダに印刷データ(例、画像ファイル)が置かれたことを検知した場合に、その印刷データの印刷を実行する技術が知られている。また、特許文献1では、印刷設定を記録した設定ファイルが共有フォルダに置かれていた場合、その設定ファイルに記録される印刷設定に従って印刷を実行する構成が開示されている。
特開平11−249840号公報
特許文献1に開示された技術によれば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置においてプリンタドライバがインストールされていなくても、情報処理装置から印刷データおよび設定ファイルを共有フォルダに置くことで、ユーザ所望の印刷がプリンタにて実行される。しかしながら、特許文献1に開示された技術では、印刷設定を変更する場合に、設定ファイルを変更しなければならない。この設定ファイルの変更はユーザにとって手間である。
本明細書は、共有フォルダに置かれた画像ファイルの印刷を実行する画像形成装置であって、種々の印刷設定に対応するための、ユーザの手間を軽減する技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は、外付けメモリと接続可能な第1インタフェースと、ネットワークと接続可能な第2インタフェースと、画像形成デバイスと、内部メモリと、コントローラと、を備え、前記内部メモリは、前記外付けメモリの識別情報と印刷パラメータとを関連付けて記憶し、前記コントローラは、前記外付けメモリが前記第1インタフェースに接続された状態で、前記第1インタフェースに接続された前記外付けメモリの識別情報を取得し、取得された前記識別情報に関連付けられた印刷パラメータを前記内部メモリから読み出し、読み出された前記印刷パラメータを対応付けた共有フォルダを、前記第2インタフェースに接続される前記ネットワークに公開する公開処理を実行し、前記コントローラは、前記公開処理にて前記ネットワークに公開された前記共有フォルダに画像ファイルが置かれたことを検知した場合に、前記共有フォルダに対応付けられた印刷パラメータに従って、前記画像ファイルの印刷を前記画像形成デバイスに行わせる印刷処理を実行する、ことを特徴としている。
本明細書に開示される画像形成装置は、外付けメモリの識別情報と印刷パラメータとを関連付けて記憶し、接続された外付けメモリの識別情報に関連付けられている印刷パラメータを読み出して、読み出した印刷パラメータに対応付けた共有フォルダをネットワークに公開する。さらに、画像形成装置は、共有フォルダに画像ファイルが置かれたことを検知すると、置かれたフォルダに対応付けられた印刷パラメータに従って、その画像ファイルの印刷を行う。この構成によれば、所望の印刷パラメータに関連付けられている外付けメモリを装着すれば、所望の印刷パラメータを示す共有フォルダが公開されることから、ユーザは、その公開された共有フォルダに画像ファイルをおくだけで、所望の印刷パラメータに従った印刷を実行させることができる。
上記装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、共有フォルダに置かれた画像ファイルの印刷を実行する画像形成装置であって、種々の印刷設定に対応するための、ユーザの手間を軽減する技術が実現される。
MFPの電気的構成を示すブロック図である。 共有フォルダの構造の例を示す説明図である。 印刷設定ファイルの例を示す説明図である。 USBメモリ情報の例を示す説明図である。 公開処理の手順を示すフローチャートである。 選択処理の手順を示すフローチャートである。 エクスポートの例を示す説明図である。 インポートの例を示す説明図である。 設定入力画面の例を示す説明図である。 印刷処理の手順を示すフローチャートである。 共有フォルダの構造の例を示す説明図である。 共有フォルダの構造の例を示す説明図である。
画像形成装置を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、画像形成機能を有する複合機(以下、「MFP」とする)を開示するものである。
本形態のMFP100の電気的構成について説明する。MFP100は、画像ファイルに基づく画像を印刷媒体に形成する機能を有する装置である。MFP100は、画像形成装置の一例である。MFP100は、図1に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、不揮発性メモリ34と、を含む制御基板30を備えている。また、MFP100は、画像形成デバイス10と、USBインタフェース(以下、「USB−IF」とする)35と、ネットワークインタフェース(以下、「NW−IF」とする)36と、操作パネル37と、を備え、これらが制御基板30に電気的に接続されている。MFP100は、画像を読み取る機能など、画像の形成以外の機能をさらに有していても良い。
CPU31は、ROM32や不揮発性メモリ34から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。CPU31は、コントローラの一例である。制御基板30がコントローラの一例であっても良い。なお、図1中の制御基板30は、MFP100の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にMFP100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM32には、MFP100を起動するための起動プログラム等が記憶されている。RAM33は、各種の処理が実行される際の作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ34は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、各種のプログラム、画像データやUSBメモリ情報341等のデータ、第1設定ファイル61等の各種設定などを記憶する領域として利用される。USBメモリ情報341や第1設定ファイル61については後述する。ROM32、RAM33および不揮発性メモリ34は、いずれも内部メモリの一例である。また、CPU31がCPUバッファを備えているものであれば、CPUバッファも内部メモリの一例である。
なお、内部メモリの一例はいずれも、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体の一例である。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
画像形成デバイス10は、用紙に画像を形成するための構成を含む。画像形成デバイス10は、インクジェット方式のデバイス、電子写真方式のデバイスなど、どのような方式のデバイスでも良い。また、画像形成デバイス10は、カラー画像の形成が可能なデバイスであっても良いし、モノクロ画像のみを形成するデバイスであっても良い。また、MFP100は、異なる方式による複数の画像形成デバイス10を備えていても良い。
USB−IF35は、USB規格の通信方式に基づく通信を行うための構成を含む。USB−IF35は、第1インタフェースの一例である。MFP100は、USB−IF35として、例えば、USB Aソケットを備え、USB Aプラグを有するUSBメモリの接続を受け付ける。USBメモリは、外付けメモリの一例である。
NW−IF36は、ネットワーク200と接続するための構成を含む。MFP100は、図1に示すように、ネットワーク200を介して、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)300等の外部装置との通信を行う。NW−IF36は、第2インタフェースの一例である。NW−IF36は、無線通信でも良いし、有線通信でも良い。MFP100は、NW−IF36を介して、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータに接続されていても良い。また、MFP100は、USB−IF35とNW−IF36以外にもさらに、他の方式の通信機能を有していても良い。
操作パネル37は、例えば、タッチパネルであり、メッセージの表示機能とユーザによる操作を受け付ける機能との両方の機能を備える。操作パネル37は、入力機能を有しない表示画面と、数字キーやスタートキー等の入力ボタンとの組合せによる構成でも良い。
続いて、本形態のMFP100の動作の概要について説明する。MFP100は、ネットワーク200に接続されるPC300等からの指示に基づいて印刷を実行することが可能な装置であり、ネットワーク200に公開された共有フォルダを用いて、PC300等から印刷用の画像ファイルを受け取ることができる。本形態のMFP100は、画像ファイルを受け取るための共有フォルダを作成して、ネットワーク200に公開する。さらに、MFP100は、公開中の共有フォルダをモニタし、PC300等にて生成された画像ファイルが共有フォルダに置かれたことを検知した場合、その画像ファイルの印刷を実行する。
具体的には、本形態のMFP100は、印刷設定の情報を含む共有フォルダを作成する。そして、MFP100は、画像ファイルの置かれた共有フォルダの情報に基づいて、その画像ファイルの印刷に用いる印刷設定を決定する。MFP100にて作成される共有フォルダの例を図2に示す。図2に示す第1設定フォルダ51とその下位の複数のフォルダを含むフォルダ構造は、共有フォルダの一例であり、使用する印刷設定によって共有フォルダのフォルダ構成は異なる。
図2の例に示す第1設定フォルダ51は、印刷設定用の共有フォルダを配置する基幹共有フォルダであるプリントルートフォルダ50内に作成される。第1設定フォルダ51は、印刷設定の各項目に対応するフォルダを含み、その項目に複数の選択可能な印刷パラメータが有る場合には、項目のフォルダの下位に印刷パラメータごとのフォルダを含む。各フォルダには、図2に示すように、対応付けられた各項目または印刷パラメータの名称が付される。例えば、フォルダ名が「画質」である画質フォルダ52は、印刷設定の画質項目に対応付けられたフォルダであり、フォルダ名が「通常画質」である通常画質フォルダ54は、画質項目の印刷パラメータの1つである通常画質に対応付けられたフォルダである。
第1設定フォルダ51の構成について説明する。第1設定フォルダ51は、図2に示すように、画質フォルダ52とA4サイズファイル53とを含み、画質フォルダ52は、通常画質フォルダ54と高画質フォルダ55とを含む。さらに、通常画質フォルダ54は、トレイフォルダ56を含み、トレイフォルダ56には、自動フォルダ581とトレイ1フォルダ582とトレイ2フォルダ583とが設けられている。高画質フォルダ55は、トレイフォルダ57を含み、トレイフォルダ57には、自動フォルダ584とトレイ1フォルダ585とトレイ2フォルダ586とが設けられている。
第1設定フォルダ51を用いた印刷では、画質項目について、通常画質と高画質とから印刷パラメータを選択可能である。さらに、第1設定フォルダ51を用いた印刷では、通常画質と高画質との何れを選択した場合でも、トレイ項目について、自動とトレイ1とトレイ2とから印刷パラメータを選択可能である。
また、A4サイズファイル53は、用紙サイズ項目について、A4サイズの印刷パラメータを示す単設定ファイルである。第1設定フォルダ51には、用紙サイズ項目に対応するフォルダは無い。第1設定フォルダ51を用いた印刷時に用紙サイズ項目についての選択可能な印刷パラメータは、A4サイズのみである。第1設定フォルダ51は、その全体で、フォルダ581〜586の6種類の設定フォルダ58を含み、6種類の選択肢を含む印刷設定を表す共有フォルダである。
MFP100は、画像ファイルが置かれたフォルダによって示される印刷パラメータに従って、画像ファイルの印刷を実行する。例えば、自動フォルダ581に画像ファイルが置かれた場合、MFP100は、自動フォルダ581がトレイ項目の自動に関連付けられ、上位フォルダの通常画質フォルダ54が通常画質に関連付けられ、さらに、上位フォルダの第1設定フォルダ51にA4サイズを示すA4サイズファイル53が記憶されていることから、A4サイズのシートに、通常画質で給紙トレイ自動の設定で印刷する。また例えば、トレイ1フォルダ582に画像ファイルが置かれた場合、MFP100は、A4サイズのシートに、通常画質で給紙トレイをトレイ1として印刷する。
なお、MFP100は、画像ファイルが置かれた共有フォルダに設定されていない印刷設定の項目については、自装置に設定されているデフォルトの印刷パラメータを適用する。例えば、両面印刷の項目が共有フォルダに設定されていない場合、MFP100は、デフォルトの印刷パラメータである「両面印刷しない」を適用する。
また、MFP100は、第1設定フォルダ51が公開されている状態で、少なくとも最下位の各設定フォルダ581〜586をモニタする。MFP100は、より上位のフォルダ52、54〜57をモニタしても良いが、これらのフォルダに画像ファイルが置かれた場合、下位フォルダに関連付けられた印刷項目については、印刷パラメータが不明であり、デフォルト設定に従って印刷を行う。例えば、通常画質フォルダ54に画像ファイルが置かれた場合、MFP100は、トレイ項目について、デフォルトの印刷パラメータである「自動」を適用する。
印刷設定の項目や選択可能な印刷パラメータは多岐に亘り、第1設定フォルダ51に含まれない印刷パラメータに従った印刷を希望するユーザもいる。その一方で、全ての項目や印刷パラメータを網羅するように共有フォルダを作成した場合、階層が複雑になり、設定フォルダの数が非常に多くなることから、希望の設定フォルダを見つけることが難しくなる。
本形態のMFP100は、共有フォルダを作成する際に、選択可能な印刷設定を記憶する印刷設定ファイルを参照する。印刷設定ファイルは、印刷設定の各項目と各項目に対する印刷パラメータとの情報を含むファイルである。印刷設定ファイルの作り方については、後述する。
印刷設定ファイルの一例を図3に示す。図3に示す第1設定ファイル61は、印刷設定の項目として「画質」と「用紙サイズ」と「トレイ」との3項目を含む。第1設定ファイル61の「画質」項目のパラメータは「通常画質」または「高画質」であり、「用紙サイズ」項目のパラメータは「A4」であり、「トレイ」項目のパラメータは「自動」または「トレイ1」または「トレイ2」である。MFP100は、図3に示す第1設定ファイル61を参照して、図2に示した第1設定フォルダ51を作成する。本形態のMFP100は、例えば、不揮発性メモリ34に第1設定ファイル61を記憶している。MFP100は、複数の印刷設定ファイルを記憶していても良い。
MFP100は、USB−IF35に接続されたUSBメモリを用いて、参照する印刷設定ファイルを決定し、決定した印刷設定ファイルを参照して共有フォルダを作成する。MFP100は、不揮発性メモリ34のUSBメモリ情報341に、例えば、図4に示すように、印刷設定ファイルとUSBメモリの識別情報とを関連付けて記憶している。図4に示すUSBメモリ情報341には、例えば、識別情報が「AAA」であるUSBメモリに関連付けて、第1設定ファイル61が記憶されている。
つまり、MFP100は、USB−IF35にUSBメモリが接続されている状態で、そのUSBメモリの識別情報に関連付けて記憶されている印刷設定ファイルの情報に基づいて、フォルダ構造を作成して共有フォルダとしてネットワーク200に公開する。例えば、識別情報が「AAA」であるUSBメモリがUSB−IF35に接続されている状態で、MFP100は、図3に示した第1設定ファイル61を参照して、図2に示した第1設定フォルダ51のフォルダ構造を作成し、ネットワーク200に公開する。
なお、共有フォルダは、MFP100のメモリに設けられてもよいし、USBメモリやプリントサーバ等のMFP100がアクセス可能な外部装置に設けられてもよいし、MFP100が管理する仮想的なものであっても良い。本形態では、MFP100は、共有フォルダをRAM33に作成するものとする。
続いて、上述したフォルダ構造の公開動作を実現する公開処理の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。公開処理は、MFP100のUSB−IF35へのUSBメモリの接続をCPU31が検知したことを契機に、CPU31にて実行される。なお、USBメモリが接続された状態でMFP100が起動された場合には、MFP100の初期動作においてUSBメモリが検知される。その場合でも、CPU31は、USBメモリの検知を契機に,公開処理を実行する。
なお、以下の処理およびフローチャートの各処理ステップは、基本的に、MFP100に記憶されているプログラムに記述された命令に従ったCPU31の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、CPU31の処理を表している。CPU31による処理は、MFP100のOSのAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OSの記載を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記載は、「プログラムBがOSのAPIを用いてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU31の処理を、省略した文言で記載することがある。例えば、「CPU31が行う」のように記載することがある。
なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU31が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU31がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「要求する」、「指示する」とは、要求していることを示す情報や、指示していることを示す情報を相手に出力することを示す概念である。また、要求していることを示す情報や指示していることを示す情報のことを、単に、「要求」、「指示」とも記載する。
また、CPU31による、情報Aは事柄Bであることを示しているか否かを判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか否かを判断する」のように概念的に記載することがある。CPU31による、情報Aが事柄Bであることを示しているか、事柄Cであることを示しているか、を判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか事柄Cであるかを判断する」のように概念的に記載することがある。
公開処理では、CPU31は、まず、接続されたUSBメモリの識別情報を取得する(S101)。CPU31は、例えば、USB−IF35を介してUSBメモリと通信し、USBメモリに個別に割り当てられたシリアル番号を取得する。さらに、CPU31は、USBメモリに画像ファイルが記憶されているか否かを判断する(S102)。画像ファイルが記憶されていると判断した場合(S102:YES)、CPU31は、ダイレクトプリントを実行する指示を受け付けたか否かを判断する(S103)。
MFP100は、ダイレクトプリントを実行するダイレクトプリント機能を有する。ダイレクトプリント機能は、画像ファイルが記憶されているUSBメモリが接続された場合に、その画像ファイルに基づく印刷を行う印刷指示を受け付け、印刷指示を受け付けたことに応じてその画像ファイルの印刷を行う機能である。S103では、CPU31は、ダイレクトプリント機能を用いて印刷を実行するか否かを問い合わせるメッセージを操作パネル37に表示させ、ユーザの操作を受け付ける。
そして、ダイレクトプリントを実行する指示を受け付けたと判断した場合(S103:YES)、CPU31は、画像ファイルの印刷を実行し(S104)、公開処理を終了する。ダイレクトプリントを実行する指示は、ダイレクトプリント選択指示および画像ファイルの印刷指示の一例である。なお、ダイレクトプリント機能は、印刷対象となる画像ファイルの選択指示を受け付け、選択指示によって選択された画像ファイルの印刷実行指示を受け付ける手順であっても良い。その場合、印刷対象となる画像ファイルの選択指示は、ダイレクトプリント選択指示の一例であり、選択された画像ファイルの印刷実行指示は、画像ファイルの印刷指示の一例である。
画像ファイルが記憶されていないと判断した場合(S102:NO)、または、ダイレクトプリントを実行しない指示を受け付けたと判断した場合(S103:NO)、CPU31は、選択処理を実行する(S105)。選択処理は、不揮発性メモリ34またはUSBメモリに印刷設定ファイルが記憶されているか否かを判断し、フォルダ構造の作成に適用する印刷設定ファイルを決定する処理である。
選択処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。選択処理では、CPU31は、まず、USBメモリ情報341に基づいて、S101にて取得した識別情報に関連付けられた印刷設定ファイルが、不揮発性メモリ34に記憶されているか否かを判断する(S201)。印刷設定ファイルは、前述したように、例えば、第1設定ファイル61のように、印刷設定の情報を含むファイルである。
識別情報に関連付けられた印刷設定ファイルが不揮発性メモリ34に記憶されていないと判断した場合(S201:NO)、CPU31は、接続されているUSBメモリに、印刷設定ファイルと同様に印刷設定の情報を含むファイル(例、エクスポートファイル)が記憶されているか否かを判断する(S202)。USBメモリは、後述するエクスポートによって、印刷設定ファイルと同様の情報を含むファイルであるエクスポートファイルを記憶することができる。USBメモリに記憶されるエクスポートファイルは、パラメータファイルの一例である。
なお、S202での判断の対象となるファイルは、印刷設定ファイルと同様に印刷設定の情報を含むファイルであれば良く、例えば、エクスポートファイルでも良いし、エクスポートファイル以外の印刷設定の情報を含むファイルであっても良い。エクスポートファイル以外の印刷設定の情報を含むファイルとしては、例えば、PCアプリ等にて作成されたMFP100の印刷設定の情報を含むファイルがある。また、CPU31は、S202の判断を、ファイルの拡張子に基づいて行っても良いし、ファイルの中身を解析して行っても良い。
USBメモリに印刷設定の情報を含むファイルが記憶されていないと判断した場合(S202:NO)、CPU31は、適用するファイルが無いと決定する(S203)。
一方、USBメモリの識別情報に関連付けた印刷設定ファイルが不揮発性メモリ34に記憶されていると判断した場合(S201:YES)、CPU31は、USBメモリに印刷設定の情報を含むファイルが記憶されているか否かを判断する(S204)。
USBメモリに印刷設定の情報を含むファイルが記憶されていないと判断した場合(S204:NO)、CPU31は、エクスポートを行うか否かを判断する(S205)。エクスポートは、不揮発性メモリ34に記憶されている印刷設定ファイルに基づくエクスポートファイルを、USBメモリに記憶させる処理である。S205では、CPU31は、例えば、操作パネル37にエクスポートが可能であることを示すメッセージを表示させ、エクスポートを行うか否かのユーザの指示を受け付ける。
エクスポートを行うと判断した場合(S205:YES)、CPU31は、エクスポートモードとなり、エクスポートを行う(S206)。S206は、エクスポート処理の一例である。CPU31は、例えば、図7に示すように、不揮発性メモリ34に記憶されている第1設定ファイル61の情報を含む第1エクスポートファイル62を作成し、作成した第1エクスポートファイル62をUSB−IF35を介してUSBメモリ500に送信する。これにより、USBメモリ500には、第1設定ファイル61と同等の印刷設定の情報を含むファイルである第1エクスポートファイル62が記憶される。エクスポートファイルは、印刷設定ファイルと同じ構成のファイルであっても良いし、印刷設定ファイルにエクスポートファイルであることを示す情報を付加したファイルであっても良い。
なお、USBメモリは、複数のエクスポートファイルを記憶できるとしてもよい。その場合、USBメモリに既にエクスポートファイルが記憶されている場合であっても、エクスポートを行うか否かのユーザの選択を受け付けるとしても良い。また、エクスポートの指示を受け付けるタイミングは、S205に限らない。CPU31は、USBメモリが接続されている状態であればいつでも、操作パネル37を介して、ユーザによるエクスポートの指示を受け付けても良い。
USBメモリに印刷設定の情報を含むファイルが記憶されていると判断した場合(S204:YES)、CPU31は、不揮発性メモリ34に記憶されているファイルの印刷設定を適用するか否かを判断する(S207)。CPU31は、例えば、操作パネル37に不揮発性メモリ34に記憶されているファイルの印刷設定とUSBメモリに記憶されているファイルの印刷設定との何れを適用するかを問い合わせるメッセージを表示させ、ユーザの選択を受け付ける。S207にて受け付ける指示は、印刷パラメータ選択指示の一例である。
不揮発性メモリ34の印刷設定ではなく、USBメモリの印刷設定を適用すると判断した場合(207:NO)、または、不揮発性メモリ34に印刷設定ファイルが無く、USBメモリに印刷設定の情報を含むファイルが記憶されていると判断した場合(S202:YES)、CPU31は、インポートするか否かを判断する(S208)。インポートは、USBメモリに記憶されている印刷設定の情報を含むファイルに基づいて、不揮発性メモリ34に印刷設定ファイルを記憶する処理である。S208では、CPU31は、例えば、USBメモリに印刷設定の情報を含むファイルが有ることを示すメッセージを、操作パネル37に表示させ、インポートを行うか否かのユーザの指示を受け付ける。
そして、インポートを行うと判断した場合(S208:YES)、CPU31は、インポートモードとなり、インポートを行う(S209)。S209は、インポート処理の一例である。CPU31は、例えば、図8に示すように、USBメモリ500に記憶されている第1エクスポートファイル62を読み込んで、第1エクスポートファイル62に基づく第1設定ファイル61を作成し、作成した第1設定ファイル61を不揮発性メモリ34に記憶する。さらに、CPU31は、記憶した第1設定ファイル61の情報をそのUSBメモリ500の識別情報に関連付けてUSBメモリ情報341に記憶する。インポートを行った場合、そのUSBメモリの識別情報に関連付けてUSBメモリ情報341に記憶されていた印刷設定ファイルの情報は更新される。
インポートを行わないと判断した場合(S208:NO)、CPU31は、USBメモリに記憶されているファイルの印刷設定を適用すると決定する(S210)。なお、インポートを行わないと判断した場合であっても、CPU31は、USBメモリに記憶されている印刷設定の情報を含むファイルを読み出して、その印刷設定の情報を一旦RAM33または不揮発性メモリ34に記憶し、記憶した印刷設定を適用する。
なお、CPU31は、USBメモリに記憶されているファイルが、印刷設定の情報を含むファイルであっても、エクスポートファイルではない場合には、インポートを行わないとしても良い。その場合、CPU31は、例えば、USBメモリのファイルに基づく仮の印刷設定ファイルをRAM33に作成し、作成した仮の印刷設定ファイルを適用するとしても良いし、適用無しとしても良い。
一方、エクスポートを行わないと判断した場合(S205:NO)、または、S206の後、または、不揮発性メモリ34に記憶されているファイルの印刷設定を適用すると判断した場合(207:YES)、または、S209の後、CPU31は、不揮発性メモリ34に記憶されているファイルの印刷設定を適用すると決定する(S211)。そして、S203の後、または、S210の後、または、S211の後、CPU31は、選択処理を終了して公開処理に戻る。
なお、図6に示した選択処理では、不揮発性メモリ34とUSBメモリとの両方に印刷設定の情報を含むファイルが記憶されている場合、ユーザの選択に基づいて、いずれか一方を適用するとしたが、両方を適用しても良い。後述するように、CPU31は、適用すると決定した印刷設定に基づいてフォルダ構造を作成する。CPU31は、不揮発性メモリ34に記憶されている印刷設定ファイルに基づくフォルダ構造と、USBメモリに記憶されているエクスポートファイルに基づくフォルダ構造と、の両方を作成して、両方を公開しても良い。また、図6に示した選択処理では、どちらを適用するかのユーザの選択を受け付けるとしたが、あらかじめ何れを適用するかを示す情報を記憶しておき、その情報に基づいて自動的に決定しても良い。
図5の説明に戻り、S105の選択処理の後、CPU31は、適用する印刷設定を決定したか否かを判断する(S107)。選択処理のS203の後にS107を実行する場合、適用する印刷設定が決定していない。適用する印刷設定が決定していないと判断した場合(S107:NO)、CPU31は、接続されているUSBメモリの識別情報に関連付けて新たな印刷設定ファイルを作成する関連付けを行うか否かを判断する(S111)。
関連付けは、例えば、操作パネル37にて印刷設定の入力を受け付け、受け付けた印刷設定の情報を含む印刷設定ファイルを作成して不揮発性メモリ34に記憶し、記憶した印刷設定ファイルとUSBメモリの識別情報とを関連付けてUSBメモリ情報341に記憶する処理である。CPU31は、S111にて、関連付けを行うか否かを問い合わせるメッセージを、操作パネル37に表示させ、ユーザの選択を受け付ける。
関連付けを行うと判断した場合(S111:YES)、CPU31は、関連付けモードになり、印刷設定の項目や印刷パラメータの設定入力を受け付ける(S112)。CPU31は、例えば、図9に示すような設定入力画面71を操作パネル37に表示させ、ユーザの選択指示を受け付ける。そして、CPU31は、受け付けた印刷設定の情報を含む印刷設定ファイルを作成し、不揮発性メモリ34に記憶する(S113)。さらに、CPU31は、S113で記憶した印刷設定ファイルの印刷設定を適用すると決定する。
図9に示す設定入力画面71では、例えば、各項目の選択を受け付けるチェックボックスと、項目ごとの印刷パラメータを択一的に受け付ける選択ボタンとを表示する。CPU31は、項目の選択を受け付けても良いし、印刷パラメータの選択を受け付けても良い。CPU31は、例えば、項目の選択を受け付けることで、選択ボタンの選択を受け付け可能としてもよい。さらに、個別の印刷パラメータの選択を受け付けた場合、CPU31は、例えば、当該項目の印刷パラメータとして選択された印刷パラメータのみを印刷設定に含ませ、当該項目の他の印刷パラメータを印刷設定に含ませない。
図9に示す設定入力画面71の選択ボタンには、「可変」ボタンが含まれてもよい。「可変」ボタンが選択された場合、CPU31は、当該項目について選択可能な全ての印刷パラメータを印刷設定に含ませる。また、「可変」ボタンを含む項目では、項目の選択を受け付けた場合の初期設定を、「可変」としてもよい。なお、CPU31は、項目も印刷パラメータも選択されなかった項目については、印刷設定に含ませない。
印刷設定ファイルによって示される印刷設定は、複数の項目を含んでも良いし、1項目のみでも良い。そして、印刷設定の各項目には、それぞれ印刷パラメータが設定される。印刷パラメータは、図3に示した第1設定ファイル61の用紙サイズ項目のように、1つの項目に1つのみでも良いし、第1設定ファイル61の画質項目やトレイ項目のように、1つの項目に複数の印刷パラメータを含んでも良い。
CPU31は、S105の選択処理にて適用する印刷設定が決定したと判断した場合(S107:YES)、または、S113の後、適用すると決定した印刷設定に基づいて、フォルダ構造を作成する(S114)。CPU31は、印刷設定に基づいてフォルダを作成する際に、複数の印刷パラメータを含む項目に対して、同じ階層に各印刷パラメータごとのフォルダを作成する。また、CPU31は、印刷パラメータが1つのみの項目については、同じ階層に当該印刷パラメータを示すファイルである単設定ファイルを作成する。
CPU31は、作成したフォルダ構造を共有フォルダに設定し、ネットワーク200に公開する(S115)。例えば、図9に示した設定入力画面71の状態で印刷設定を受け付けた場合、S113にて、図3に示した第1設定ファイル61が作成され、不揮発性メモリ34に記憶される。そして、S114では、図2に示した第1設定フォルダ51が作成され、作成された第1設定フォルダ51がS115にて公開される。図2に示したように、CPU31は、作成する各フォルダの名称に、印刷設定に含まれる各印刷パラメータを示す情報を含める。
共有フォルダを公開すると、MFP100は、公開中の共有フォルダのモニタを開始する。共有フォルダのモニタについては,後述する。
共有フォルダを公開している状態で、CPU31は、公開中の印刷設定と関連付けられているUSBメモリが、USB−IF35から抜かれたか否かを判断する(S116)。抜かれていないと判断した場合(S116:NO)、CPU31は、フォルダ構造を公開している状態を維持する。
USBメモリが抜かれたと判断した場合(S116:YES)、CPU31は、作成したフォルダ構造を削除する(S117)。これにより、公開されていた共有フォルダが非公開となり、MFP100は、共有フォルダのモニタを終了する。なお、フォルダ構造をUSBメモリに作成した場合には、S117をスキップする。S104の後、または、関連付けを行わないと判断した場合(S111:NO)、または、S117の後、CPU31は、公開処理を終了する。
次に、画像ファイルの印刷を実行する印刷処理の手順について、図10のフローチャートを参照して説明する。印刷処理は、公開処理にて共有フォルダを公開している状態で、CPU31にて定期的に実行される。
印刷処理では、CPU31は、公開中の共有フォルダをモニタする(S301)。そして、共有フォルダの何れかに画像ファイルが置かれているか否かを判断する(S302)。画像ファイルが置かれたと判断した場合(S302:YES)、CPU31は、画像ファイルの置かれたフォルダに注目し、注目しているフォルダに設定されている印刷設定を取得する(S303)。例えば、図2に示した第1設定フォルダ51が公開されている状態で、自動フォルダ581に画像ファイルが置かれた場合、印刷設定のトレイ項目に「自動」の印刷パラメータを取得する。
そして、注目しているフォルダと同じ階層に単設定ファイルが有るか否かを判断する(S304)。単設定ファイルは、例えば、図2のA4サイズファイル53のように、1つのパラメータのみを含むファイルである。
単設定ファイルが有ると判断した場合(S304:YES)、CPU31は、その単設定ファイルに設定されている印刷設定を取得する(S305)。S305の後、または、単設定ファイルが無いと判断した場合(S304:NO)、CPU31は、フォルダ構造に注目しているフォルダの上の階層が有るか否かを判断する(S306)。上の階層が有ると判断した場合(S306:YES)、CPU31は、上の階層のフォルダに注目してS303に戻る。
上の階層が第1設定フォルダ51またはプリントルートフォルダ50であって、それ以上の印刷設定フォルダが無いと判断した場合(S306:NO)、CPU31は、不揮発性メモリ34に記憶されているデフォルトの設定を読み出し、未設定の印刷設定をデフォルトの設定と同じ設定とする(S307)。そして、CPU31は、S303とS305とS307とで取得した印刷設定に従って、置かれた画像ファイルのデータに基づく印刷を、画像形成デバイス10に行わせ(S308)、印刷処理を終了する。
以上、詳細に説明したように、本形態のMFP100は、USBメモリの識別情報と印刷パラメータとを関連付けて記憶しておき、USBメモリが接続された際、そのUSBメモリに関連付けられた印刷パラメータを共有フォルダに対応付けてネットワーク200に公開する。そして、MFP100は、その共有フォルダに画像ファイルが置かれたことを検知した場合に、その共有フォルダに対応付けられた印刷パラメータに従った印刷を行う。この構成によれば、ユーザは、USBメモリをMFP100に接続した後、画像ファイルを共有フォルダに置くだけでよく、所望の印刷設定に従ってその画像ファイルの印刷が行われる。USBメモリを差し替えるだけで、USBメモリに関連付けられた印刷パラメータに従った共有フォルダが公開されるので、ユーザ所望の印刷設定を容易に選択できる。そのため、印刷設定を変更する度に設定ファイルを変更するといった手間がない。
また、本形態では、関連付けモードにて、USBメモリに関連付ける項目の選択や印刷パラメータの選択を受け付け、新たな印刷設定ファイルを作成できるので、新たな印刷パラメータの利用が可能になる。また、関連付けモードでは、項目が選択された場合、複数の印刷パラメータを含む「可変」パラメータが選択された状態となるので、印刷パラメータの設定操作が容易になる。また、関連付けモードでは、複数の印刷パラメータを受け付け可能であるので、印刷設定の選択肢が増え、利便性が向上する。
新しいUSBメモリなど、印刷設定ファイルが記憶されていないUSBメモリが接続された場合、関連付けモードとなることで、次回以降にそのUSBメモリが接続された場合に、関連付けられた印刷設定ファイルの利用が可能になる。
また、印刷設定を記憶するエクスポートファイルをUSBメモリに出力することで、現在利用中のUSBメモリによる印刷設定を別の画像形成装置でも利用したい場合に、別の画像形成装置での印刷設定の利用が容易になる。
また、USBメモリからエクスポートファイルをインポートして、不揮発性メモリ34に記憶させることができるので、別の画像形成装置で利用していた印刷設定を、現在利用中の画像形成装置でもそのまま利用することができ、利便性が向上する。さらに、エクスポートファイルが記憶されているUSBメモリが接続された際、エクスポートファイルのインポートをユーザに問い合わせるので、より利便性が向上する。
また、不揮発性メモリ34とUSBメモリとのいずれにも印刷設定を記憶するファイルが有る場合、それぞれの印刷設定に基づく両方のフォルダ構造を公開しても良いし,ユーザの選択に基づいて何れかを公開しても良い。いずれの構成であっても、より利便性が向上する。
また、ダイレクトプリントの機能を有するMFP100であれば、USBメモリの接続時にダイレクトプリントを行うか否かのユーザの選択を受け付けるので、利便性が良い。
また、USBメモリを接続したタイミングで公開処理を実行し、自動的に共有フォルダが公開されるので、早期に所望の印刷設定に従った印刷が可能になる。また、共有フォルダをUSBメモリに作成すれば、MFP100のメモリの占有を回避できる。MFP100のメモリは、PCプリントやコピー等、他の印刷でも用いられることから、共有フォルダのために占有することは好ましくない。また、共有フォルダに印刷パラメータを示す情報を含む名称を付けることで、共有フォルダがどの印刷パラメータに対応するものかをユーザが認識し易い。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本明細書に開示される技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、MFPに限らず、印刷機、複写機、FAX装置等、画像形成機能を備えるものであれば適用可能である。また、外付けメモリはUSBメモリに限らず、メモリカード、外付けHDD、外付けFDD等、MFP100に着脱可能な記憶装置であればよい。
また、実施の形態では、印刷設定ファイルを不揮発性メモリ34に記憶した後、その印刷設定ファイルに対応するフォルダ構成を作成し、作成したフォルダ構造を公開するとしたが、記憶は後でも良い。つまり、適用する印刷設定に基づいてフォルダ構造の作成と公開を行った後、印刷設定ファイルを記憶しても良い。
また、ユーザの各指示を受け付けるタイミングは、実施の形態のタイミングに限らず、ユーザ任意のタイミングであっても良い。
また、公開フォルダの構成は、例示したものに限らない。例えば、1つのみの印刷パラメータを含む設定項目であっても、1つのフォルダのみを含む階層を作成しても良い。例えば、図11に示すように、用紙サイズフォルダ531の下位にA4サイズフォルダ532のみが含まれる階層を作成しても良い。また、例えば、途中の階層を省略して、指定された全ての印刷パラメータが設定されている設定フォルダのみを作成しても良い。例えば、図12に示すように、第1設定フォルダ51の下位に、通常画質A4自動トレイフォルダ591等、各設定を含む6つのフォルダ591〜596を作成しても良い。この場合、各フォルダの名称は、印刷設定に含まれる印刷パラメータを全て含む名称とすると良い。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
10 画像形成デバイス
31 CPU
34 不揮発性メモリ
341 USBメモリ情報
35 USB−IF
36 NW−IF
100 MFP
200 ネットワーク

Claims (14)

  1. 外付けメモリと接続可能な第1インタフェースと、
    ネットワークと接続可能な第2インタフェースと、
    画像形成デバイスと、
    内部メモリと、
    コントローラと、
    を備え、
    前記内部メモリは、
    前記外付けメモリの識別情報と印刷パラメータとを関連付けて記憶し、
    前記コントローラは、
    前記外付けメモリが前記第1インタフェースに接続された状態で、前記第1インタフェースに接続された前記外付けメモリの識別情報を取得し、取得された前記識別情報に関連付けられた印刷パラメータを前記内部メモリから読み出し、読み出された前記印刷パラメータを対応付けた共有フォルダを、前記第2インタフェースに接続される前記ネットワークに公開する公開処理を実行し、
    前記コントローラは、
    前記公開処理にて前記ネットワークに公開された前記共有フォルダに画像ファイルが置かれたことを検知した場合に、前記共有フォルダに対応付けられた印刷パラメータに従って、前記画像ファイルの印刷を前記画像形成デバイスに行わせる印刷処理を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記外付けメモリが前記第1インタフェースに接続された状態で、前記外付けメモリに印刷パラメータを関連付ける関連付けモードになり、前記関連付けモードにて印刷設定の所定の項目について印刷パラメータの選択を受け付けた場合に、受け付けた印刷パラメータを、前記第1インタフェースに接続された前記外付けメモリの識別情報と関連付けて前記内部メモリに記憶する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記外付けメモリが前記第1インタフェースに接続された状態で、前記外付けメモリに印刷パラメータを関連付ける関連付けモードになり、前記関連付けモードにて印刷設定の項目の選択を受け付けた場合に、受け付けた項目に対応する1ないし複数の印刷パラメータを、前記第1インタフェースに接続された前記外付けメモリの識別情報と関連付けて前記内部メモリに記憶する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記外付けメモリが前記第1インタフェースに接続された状態であって、取得された前記識別情報に関連付けられた印刷パラメータが前記内部メモリに無かった場合に前記関連付けモードとなり、前記関連付けモードにて、前記印刷パラメータを前記識別情報と関連付けて前記内部メモリに記憶する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記関連付けモードにおいて複数の印刷パラメータを受け付けた場合、受け付けた前記複数の印刷パラメータを前記外付けメモリの識別情報と関連付けて前記内部メモリに記憶し、
    前記コントローラは、
    前記公開処理において、前記内部メモリから前記外付けメモリの識別情報に関連付けられた前記複数の印刷パラメータを読み出し、前記印刷パラメータごとにそれぞれ共有フォルダに対応付けて、前記ネットワークに公開する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記外付けメモリが前記第1インタフェースに接続された状態で、エクスポートモードとなり、前記エクスポートモードにて、前記外付けメモリの識別情報に関連付けられた印刷パラメータを記憶するエクスポートファイルを、前記外付けメモリに出力するエクスポート処理を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記エクスポートファイルが記憶された前記外付けメモリが前記第1インタフェースに接続された状態で、インポートモードとなり、前記インポートモードにて、前記エクスポートファイルに記憶される印刷パラメータを、前記第1インタフェースに接続されている前記外付けメモリの識別情報と関連付けて前記内部メモリに記憶するインポート処理を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記エクスポートファイルが記憶された前記外付けメモリの前記第1インタフェースへの接続を検知した場合に、前記エクスポートファイルをインポートするか否かの指示を受け付け、
    インポートする指示を受け付けた場合に、前記インポートモードとなり、前記インポート処理を実行し、
    インポートする指示を受け付けず、かつ前記内部メモリに前記第1インタフェースに接続されている前記外付けメモリの識別情報に関連付けられた印刷パラメータが記憶されている場合、前記公開処理を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    特定の印刷パラメータを示すパラメータファイルが記憶された前記外付けメモリが前記第1インタフェースに接続された状態であって、前記外付けメモリの識別情報に関連付けられた印刷パラメータが前記内部メモリに記憶されている場合に、
    前記公開処理において、前記内部メモリに記憶されている印刷パラメータを共有フォルダに対応付けて前記ネットワークに公開するとともに、前記パラメータファイルによって示される前記特定の印刷パラメータを別の共有フォルダに対応付けて前記ネットワークに公開する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    特定の印刷パラメータを示すパラメータファイルが記憶された前記外付けメモリの前記第1インタフェースに接続された状態であって、前記外付けメモリの識別情報に関連付けられた印刷パラメータが前記内部メモリに記憶されている場合に、
    前記パラメータファイルによって示される前記特定の印刷パラメータと、前記内部メモリに記憶されている印刷パラメータと、のいずれか一方を選択する印刷パラメータ選択指示を受け付け、
    前記公開処理において、前記印刷パラメータ選択指示にて選択された印刷パラメータを共有フォルダに対応付けて前記ネットワークに公開する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記外付けメモリが前記第1インタフェースに接続されている状態で、前記外付けメモリに記憶されている画像ファイルの印刷指示を受け付け、前記印刷指示を受け付けたことに応じて前記画像ファイルの印刷を前記画像形成デバイスに行わせるダイレクトプリントの機能を有し、
    前記コントローラは、
    前記外付けメモリの前記第1インタフェースへの接続を検知した場合に、前記ダイレクトプリントを行うか否かを選択するダイレクトプリント選択指示を受け付け、
    前記ダイレクトプリントを行うことを示す前記ダイレクトプリント選択指示を受け付けた場合、前記印刷指示を受け付け、
    前記ダイレクトプリントを行わないことを示す前記ダイレクトプリント選択指示を受け付けた場合、前記公開処理を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記外付けメモリの前記第1インタフェースへの接続が検知された場合に、前記公開処理を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記公開処理において、前記第1インタフェースに接続されている前記外付けメモリに共有フォルダを作成し、作成された前記共有フォルダを前記ネットワークに公開する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記公開処理において、公開される前記共有フォルダの名称に、取得された前記識別情報に関連付けられた前記印刷パラメータを示す情報を含める、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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