JP2004352461A - 用紙搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でありながら給送ローラを容易に取り外すことができるばかりか、ローラ軸の心狂いを最小限に抑えることができるようにする。
【解決手段】給送トレイ14に載置された用紙束の最上位に位置した用紙Pを順次送り出す給紙ローラ51を備えたローラ軸31が一対のフレーム板131間に架設され、ローラ軸31の一方の端部に駆動モータ62の駆動により回転する伝達ギヤ64が同心で連結されてなり、伝達ギヤ64の中心位置にボス部642が突設され、ローラ軸31は、一方の端部に断面視で小判形状の扁平キー33を有し、この扁平キー33は、ボス部642に穿設された小判孔643に嵌め込まれることによってボス部642と連結されるようになっている。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やファクシミリ装置、さらには各種のプリンタ等の画像形成装置への適用が好適な、用紙を1枚ずつ装置本体内に給送するための用紙給送装置に適用されるローラ軸の装着構造を備えた用紙搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特許文献1に記載された、図8の(イ)および(ロ)に示すような用紙給送装置90が知られている。なお、(イ)は、用紙給送装置90の要部の側面視の説明図であり、(ロ)は、同正面視の説明図であり、(ハ)は、ローラ軸921の着脱構造96の拡大斜視図である。
【0003】
用紙給送装置90は、複写機等の画像形成装置に設けられた給紙カセット91に装填された用紙束から用紙Pを1枚ずつ繰り出させて画像形成装置内に給紙するために用いられるものであり、図8の(イ)に示すように、給紙カセット91上の最上位の用紙Pに当接するように配設された、ローラ軸921回りに一体回転する給送ローラ92と、この給送ローラ92によって繰り出された用紙Pをガイドするガイド板93と、このガイド板93の下流端に対向配置された上下一対のレジストローラ対94とを備えて構成され、給送ローラ92の回転で繰り出された用紙Pは、ガイド板93を介してレジストローラ対94間に給紙され、レジストローラ対94の回転によって画像形成装置内に送り込まれるようになっている。
【0004】
ところで、かかる用紙給送装置90において部品交換やクリーニング処理等のメンテナンス作業を行うに際しては、図8の(ロ)に二点鎖線で示すように、ローラ軸921を支持している幅方向一対のフレーム95から外す必要がある。そのためにローラ軸921の一方の端部には、図8の(ハ)に示すような着脱構造96が採用されている。
【0005】
この着脱構造96は、ローラ軸921と同心でフレーム95に貫通された駆動軸97に回り止め状態で軸心方向に移動可能に外嵌される連結筒体961と、この連結筒体961に回り止め状態で着脱可能に内嵌されるローラ軸端部962と、連結筒体961およびフレーム95間で駆動軸97に外嵌される圧縮コイルスプリング963とを備えて構成されている。駆動軸97の基端部には駆動ギヤ98が固定され、図略の駆動源からの駆動力がこの駆動ギヤ98を介して駆動軸97に伝達されるようになっている。
【0006】
かかる駆動軸97の先端には、径方向に向けて係止ピン971が突設されている一方、連結筒体961には開口縁部から基端側に向けて中心線に沿うように切込み溝964が設けられ、係止ピン971がこの切込み溝964に嵌め込まれることによって連結筒体961が抜け止め状態で軸心方向に正逆移動し得るようになっている。
【0007】
また、連結筒体961内の開口近傍には、対向内周面間に径方向で架設された架設ピン965が設けられている一方、ローラ軸端部962には架設ピン965に外嵌される切込み溝966が凹設され、ローラ軸端部962が連結筒体961に内嵌された状態でこの切込み溝966が架設ピン965に嵌め込まれることによりローラ軸921が連結筒体961を介して駆動軸97に一体回転可能に連結されるようになっている。
【0008】
このように構成された着脱構造96によれば、給送ローラ92をフレーム95から取り外すに際し、連結筒体961を、図8の(ロ)に矢印で示すように、圧縮コイルスプリング963の付勢力に抗して駆動軸97の基端側(図8の左方)へ移動させれば、ローラ軸端部962が連結筒体961から外れるため、フレーム95の機器本体へのねじ止め等を外して用紙給送装置90を分解することなくローラ軸921を容易に取り外すことができる。
【0009】
【特許文献1】
実公平6−43071号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に示すローラ軸921の着脱構造96にあっては、駆動軸97および連結筒体961や圧縮コイルスプリング963、さらには駆動軸97に設ける係止ピン971や架設ピン965が必要になるなど部品点数が非常に多く、これによって部品コストおよび組み付けコストが嵩むという不都合が存在する。
【0011】
また、駆動軸97とローラ軸921とは軸心方向に移動可能な(すなわち両者を同心で連結するには不安定な)連結筒体961を介して連結されているため、駆動軸97およびローラ軸921間に心狂いが生じ易いという問題点も有している。この問題点を解消するためには、加工精度を向上させなければならず、加工コストの高騰につながるという新たな問題点が提起される。
【0012】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、簡単な構造でありながらローラ軸の心狂いを最小限に抑えることを可能とした上で給送ローラの着脱操作を極めて容易に行い得るローラ軸の装着構造を備えた用紙搬送装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、対向配置された一対のフレームの対向位置に、用紙貯留部に積層貯留された用紙束の最上位に位置する用紙を順次送り出す給送ローラを備えたローラ軸の各端部を嵌挿する嵌挿孔がそれぞれ貫設され、一方のフレームの外面側には、中心位置が当該フレームの嵌挿孔に対向した伝達ギヤが配設され、この伝達ギヤの駆動力をローラ軸に伝達するように当該ローラ軸を一対のフレーム間に装着する装着構造を備えた用紙搬送装置であって、前記装着構造は、一方のフレームの嵌挿孔に嵌挿されるべく伝達ギヤの中心位置に突設されたボス部と、このボス部の軸心位置に軸心方向へ延びるように穿設された非円形孔と、この非円形孔に回り止め状態で嵌入されるローラ軸の一方の端部に形成された嵌入端部とを備えて構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
この発明によれば、伝達ギヤ側のフレーム(一方のフレーム)と干渉しないようにローラ軸を斜めにしながら嵌入端部と反対側のローラ軸の端部(他方の端部)を、ローラ軸の勧誘端部が一方のフレームと干渉しなくなるまで他方のフレームの嵌挿孔に嵌挿し、引き続きローラ軸の一方の端部を伝達ギヤのボス部の非円形孔に嵌め込むことにより、ローラ軸は一対のフレーム間に装着される。
【0015】
フレーム間に装着されたローラ軸を取り外すに際しては、ローラ軸を他方の端部が他方のフレームの内側から外方に向かうように軸心方向へ移動させ、ローラ軸の嵌入端部が一方のフレームから離間した状態でローラ軸をフレームと干渉しないように斜めにし、その後嵌入端部の方向へ引き抜くことでローラ軸は一対のフレーム間から取り外される。
【0016】
そして、ローラ軸が一対のフレーム間に架設された状態においては、ローラ軸は、一方の端部が伝達ギヤと軸心回りに一体回転させられる連結構造の作用で伝達ギヤと一体回転するため、駆動源の駆動は、伝達ギヤおよびローラ軸を介して給送ローラのローラ軸回りの回転に伝達され、これによって用紙貯留部に貯留された用紙が給紙されることになる。
【0017】
このように、ローラ軸は、伝達ギヤとの間に従来の連結筒体や回り止めピンのような余分な連結部材を介在させることなく、伝達ギヤの回転が直接伝達されるため、心狂いが生じない状態で伝達ギヤの回転が伝達され、延いては給送ローラが偏心回転して給紙に支障をきたすような不都合の発生が有効に防止される。
【0018】
また、従来のものに比較し、ローラ軸の連結構造が極めて簡素化されているため、その分部品点数の削減に貢献した上でローラ軸の着脱操作の容易性を確保することができる。
【0019】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ローラ軸の他方の端部には、当該ローラ軸が他方のフレームの嵌挿孔から外方に向けて抜け出る方向へ移動するのを阻止する着脱自在の抜止め構造が設けられていることを特徴とするものである。
【0020】
この発明によれば、一対のフレーム間に装着されたローラ軸は、抜止め構造によって抜止めされるため、回転中にフレーム間から外れるような不都合が確実に防止される。
【0021】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記抜止め構造は、前記ローラ軸の他方の端部の周面に形成された切込み溝と、この切込み溝に着脱自在に装着されるストップリングとを備えて構成されていることを特徴とするものである。
【0022】
この発明によれば、一対のフレーム間にローラ軸が架設された状態で、ストップリングをローラ軸の切込み溝に装着することにより、当該ローラ軸は、軸方向に抜け出し方向へ向かう移動(切込み溝がフレームの内側から当該フレームを越えて外側に向かう移動)が規制され、これによってローラ軸の脱落が確実に防止される。
【0023】
一対のフレーム間に架設されたローラ軸を外すときは、ストップリングをローラ軸から外せばよい。こうすることでローラ軸は、軸方向の移動が可能になり、これによってフレームから取り外し得るようになる。
【0024】
このように、ローラ軸の抜止め構造をローラ軸の切込み溝と、この切込み溝に着脱自在に装着されるストップリングとで構成することにより、構造の簡素化を達成した上でローラ軸の確実な抜止め効果が確保される。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る用紙搬送装置が適用される複写機の一実施形態を示す斜視図である。この図に示すように、複写機(画像形成装置)10は、箱形を呈した機器本体11の上面開口に給紙構造を備えた蓋体12が装着されることによって形成されている。
【0026】
機器本体11内には、給紙構造によって給紙された用紙の原稿画像を読み取る図略の光学系、この光学系が読み取った現像原稿を所定の用紙にトナー画像として転写する感光体ドラムや現像装置等の機器を備えた図略の現像部、この現像部でトナー画像の転写された用紙に定着処理を施す定着ローラ等を備えた図略の定着部、および転写用の用紙を積層貯留する給紙カセット等を備えた図略の給紙部等が内装されている。
【0027】
そして、給紙部から給紙された用紙は、所定の搬送路を通って現像部に送り込まれ、ここで現像装置からのトナーの供給を受けて感光体ドラムの周面のトナー像(このトナー像は、光学系により読み取られた画像データに基づき一旦感光体ドラムの周面に静電潜像が形成され、この静電潜像にトナーが供給されることによって形成される)が転写される現像処理が施され、定着部で定着ローラによる熱定着処理が施された後、機器本体11の一側面に設けられた図略の排紙部に向けて排紙されるようになっている。
【0028】
前記蓋体12には、一側部に用紙を給送するための用紙給送部13が設けられているとともに、この用紙給送部13から蓋体12の他側部へ向かうように斜め上方へ突設された給送トレイ(用紙貯留部)14と、この給送トレイ14の下方位置の蓋体12の略全面に亘って形成された排紙トレイ15とが設けられている。給送トレイ14の基端部(図1の左方)には、幅方向一対の用紙幅設定部材141が設けられ、読み込もうとする用紙のサイズに応じてこれら一対の用紙幅設定部材141間の内寸法を調節することにより、給送トレイ14上における用紙の位置決めが行われるようになっている。
【0029】
前記用紙給送部13は、幅方向一対のフレーム板131と、このフレーム板131の上縁部間に架設された開閉可能な天板132と、フレーム板131間の給送トレイ14と反対側の面を覆う背面板133とによって囲繞された空間内に本発明に係る用紙送給装置20(図2参照)が装着されることによって形成されている。一対のフレーム板131と天板132とに囲まれた、背面板133と対向する開口部に、給送トレイ14上に載置された用紙を用紙給送部13内に引き入れるための給送口134が形成されている。
【0030】
そして、用紙幅設定部材141によって位置決めされた状態で給送トレイ14上に載置された積層状態の複数枚の用紙は、用紙送給装置20の駆動によって1枚ずつが用紙給送部13内に順次引き入れられ、図略の光学系によって原稿面の画像が光学的に読み取られるようになっている。
【0031】
図2および図3は、用紙送給装置20の装着状態を説明するための天板132および背面板133が取り外された状態の用紙給送部13を示す斜視図であり、図2は、左側部側から見た図、図3は、右側部側から見た図である。また、図4は、用紙給送部13に装着される用紙送給装置20を示す斜視図であり、(イ)は、用紙給送ユニットが駆動ユニットから取り外された状態、(ロ)は、用紙給送ユニットが駆動ユニットに装着された状態をそれぞれ示している。
【0032】
これらの図に示すように、用紙送給装置20は、給送トレイ14に載置された用紙Pを機器本体11内に送り込む用紙給送ユニット30と、この用紙給送ユニット30を駆動させる駆動ユニット60とを備えて構成されている。
【0033】
前記用紙給送ユニット30は、幅方向一対のフレーム板131間に架設されるローラ軸31と、このローラ軸31の中央部に装着されるケーシング40と、このケーシング40に支持される給送ローラ50と、前記給送ローラ50に取り付けられるストッパ39とを備えている。 ローラ軸31は、図2および図3に示すように、幅方向一対のフレーム板131間であって、用紙幅設定部材141より若干下流側(図2の左方側、図3の右方側)の上部位置に架設されている。かかるローラ軸31は、図4に示すように、ローラ軸本体32と、このローラ軸本体32の図4における右端部に形成された扁平キー33と、同左端部に形成された切込み溝34とを備えて構成されている。
【0034】
扁平キー(嵌入端部)33は、ローラ軸31の一方の端部(図4における右端部)を、軸受部材21を介して駆動ユニット60に着脱自在に装着するためのものであり、切込み溝34は、軸受部材21を介してフレーム板131に嵌挿されたローラ軸31の他方の端部(図4における左端部)に抜け止め用のストップリング(抜け止め片)22を装着するためのものである。
【0035】
軸受部材21としては、ローラ軸31の図4における右端部に形成された扁平キー33が嵌入される第1軸受部材211と、同左端部が嵌入される第2軸受部材212とが採用されている。これらの軸受部材21は、外径寸法が各フレーム板131の後述する嵌挿孔134に摺接状態で嵌入され得るように外径寸法が設定されている。第1軸受部材211には中心位置に伝達ギヤ64のボス部642に外嵌される円孔213が穿設されている。
【0036】
これに対し、軸受部材212には、その中心位置にローラ軸31へ摺接状態で外嵌され得るように内径寸法が設定された円形の軸受孔214が穿設されている。特に軸受孔214は、用紙給送部13内に臨む側の開口がラッパ状に形成され、これによって開口から孔の内部に向かうに従い内径寸法が漸減するようになされている。このようにされるのは、斜め状態のローラ軸31を軸受孔211に嵌挿し易くするためである(図6の(イ)参照)。なお、軸受孔214は、ラッパ状であることに限定されるものではなく、孔心方向の全長に亘って同一内径寸法に設定してもよい。
【0037】
また、ローラ軸31の切込み溝34が設けられている側の端部には、半円球状に形成された半円球部35が形成され、この半円球部35によってもローラ軸31の端部が軸受孔211に嵌挿され易くなっている。なお、ローラ軸31の切込み溝34側の端部を半円球状に形成することに限定されるものではなく、径方向へ切断したような切断形状であってもよい。
【0038】
一方、各フレーム板131には、ローラ軸31を支持するための嵌挿孔134がそれぞれ穿設されている(図6参照)。各嵌挿孔134は、軸受部材21(第1軸受部材211および第2軸受部材212)が回り止め状態で嵌め込まれるように孔径寸法が設定されている。
【0039】
前記ケーシング40は、給送ローラ50を支持するためのものであり、天板41と、この天板41の両側部が下方に向けて折り曲げられることにより形成した幅方向一対の側板42とを備えて構成されている。かかるケーシング40は、一対の側板42に前記ローラ軸本体32が貫通されることによりローラ軸31に装着されるようになっている。各側板42には、ローラ軸本体32の手前側(図2における用紙幅設定部材141側)に、ストッパ39を軸支するための十字軸43が外方に向かってそれぞれ突設されている。
【0040】
このようなケーシング40は、ローラ軸31より上流側(図2に右側)の端部が下方に下がって用紙Pを給送し得るようになった給紙姿勢と、同上流側端部が上方に退避した退避姿勢との間で姿勢変更可能になっている。ケーシング40が退避姿勢に姿勢設定された状態で用紙が給送トレイ14上に供給される。
【0041】
そして、前記ストッパ39は、ケーシング40が給紙姿勢に姿勢設定された状態で、十字軸43回りに回動自在に設定され、これによって給送される用紙Pを暖簾のように遣り過ごさせ得るようになっている一方、ケーシング40が退避姿勢に姿勢設定された状態で、上部に突設された突片391が用紙給送部13の天板132の裏面に設けられた図略の係止凸部と干渉し、これによって垂下姿勢が固定されるようになっている。
【0042】
前記給送ローラ50は、給送トレイ14上に載置された状態で一対の用紙幅設定部材141に挟持され、且つ先端縁部が垂下姿勢に姿勢設定された一対のストッパ39に当止されることにより位置決めされた用紙P(図2および図3参照)を1枚ずつ機器本体11内に給送するものであり、図4に示すように、ケーシング40の側板42間においてローラ軸本体32に同心で装着された給紙ローラ51と、この給紙ローラ51の上流側(図4の紙面の手前側)で側板42間に設けられたピックアップローラ52とからなっている。ピックアップローラ52は、一対の側板42間に架設されたピックアップローラ軸53回りに回転可能に軸支されている。
【0043】
ピックアップローラ軸53は、給送トレイ14上に載置された用紙Pの束がストッパ39によって位置決めされた状態で、ピックアップローラ52の周面が当該用紙Pの最上位のものに当接するように設置位置が設定され、ピックアップローラ52の回転によって用紙束の最上位の用紙Pが引き取られて給紙ローラ51へ向かうようになされている。ピックアップローラ52によって取り込まれた用紙Pは、下流側の給紙ローラ51の回転によって機器本体11内に向けて給送される。
【0044】
そして、ケーシング40内における図4に示す給紙ローラ51の右側部には、ローラ軸本体32と一体で同心の給紙ローラ用ギヤ54が設けられているとともに、同ピックアップローラ52の右側部には、ピックアップローラ軸53回りに回転自在に軸支されたピックアップローラ軸用ギヤ55が設けられている。このピックアップローラ軸用ギヤ55と前記給紙ローラ用ギヤ54との間には中間ギヤ56が介設され、これによって給紙ローラ51とピックアップローラ52とは用紙Pを引き込むように同一方向(図2および図4に示す例では時計方向)に回転するようになっている。
【0045】
また、給紙ローラ51と給紙ローラ用ギヤ54との間、およびピックアップローラ52とピックアップローラ軸用ギヤ55との間には、ワンウエイクラッチがそれぞれ介設され、給紙ローラ用ギヤ54およびピックアップローラ軸用ギヤ55がそれぞれ用紙Pを引き込む方向に回転(正回転)しているときには給紙ローラ51およびピックアップローラ52が各ギヤ54,55と一体回転する一方、各ギヤ54,55が逆回転するときには各ローラ51,52は回転しないようになされている。
【0046】
因みに、本実施形態においては、給送ローラ50によって引き込まれた用紙が用紙給送部13内後部の図略のレジストローラに到達した時点で、所定のセンサがそのことを検出し、この検出信号に基づく駆動ユニット60の逆駆動でレジストローラを正回転させる一方、ローラ軸31が逆回転されるようになっている。ローラ軸31の逆回転時に給送ローラ50の正回転で一旦引き込んだ用紙Pが逆戻りする方向に力を受けるのを避けるために前記ワンウエイクラッチが設けられているのである。
【0047】
前記駆動ユニット60は、ローラ軸31に回転力を付与するものであり、一方のフレーム板131(図2の右側、図3の左側)の外面側に固定されている。かかる駆動ユニット60は、図4に示すように、支持板61を挟んで外面側に固定された駆動モータ62と、同内面側に付設されたギヤ群63とを備えて構成されている。
【0048】
前記ギヤ群63は、駆動モータ62の出力軸621と同心で一体回転する駆動ギヤ631と、この駆動ギヤ631に噛合した第1従動ギヤ632と、この第1従動ギヤ632に噛合した第2従動ギヤ633と、この第2従動ギヤ633に噛合した、ローラ軸31に回転力を伝達する伝達ギヤ64と、前記第1従動ギヤ632と同心で一体回転する第1従動ギヤ632より大径の第3従動ギヤ634と、この第3従動ギヤ634に図略の小ギヤを介して噛合したレジストギヤ65とを有している。レジストギヤ65は、図略のワンウエイクラッチを介して図略のレジストローラに同心で連結され、駆動モータ62が逆駆動したときにのみレジストギヤ65の回転がレジストローラに伝達されるようになっている。
【0049】
図5は、伝達ギヤ64の一実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、ローラ軸31の扁平キー33が伝達ギヤ64のボス部642の小判孔643に嵌入される直前の状態、(ロ)は、扁平キー33が小判孔643に嵌入された状態をそれぞれ示している。図5に示すように、前記伝達ギヤ64は、第2従動ギヤ633に噛合する伝達ギヤ本体641と、この伝達ギヤ本体641から同心で用紙給送部13の内方側に同心で突出したボス部642とを備えて構成されている。伝達軸の端面には、ローラ軸31の前記扁平キー33が密着状態で内嵌されるように形状設定された断面形状が小判形の小判孔(非変形孔)643が凹設され、扁平キー33を小判孔643に嵌入することにより、ローラ軸31は、ボス部642と一体回転可能に伝達ギヤ64に連結されるようになっている。
【0050】
そして、本発明は、上記のように構成された用紙送給装置20において、ローラ軸31の半円球部35側の端部に第2軸受部材212を外嵌し、この状態の第2軸受部材212を左側のフレーム板131の嵌挿孔134に嵌挿した上でローラ軸31を一旦左方に移動させ、ついで右方に移動させて扁平キー33を第1軸受部材211に軸支されているボス部642の小判孔643に嵌入することにより、ローラ軸31が、図4の(ロ)に示すように、駆動ユニット60に装着されるとともに、上記と逆の操作を行うことによってローラ軸31が駆動ユニット60から容易に取り外すことができるようになっている。
【0051】
以下図6を基に本発明の作用について説明する。図6は、本発明の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、ローラ軸31の半円球部35が左側のフレーム板131の嵌挿孔134に遊嵌されようとしている状態、(ロ)は、ローラ軸31の半円球部35が嵌挿孔134に遊嵌された後に第2軸受部材212が嵌挿孔134に装着され、且つ扁平キー33が伝達ギヤ64のボス部642に対向された状態、(ハ)は、扁平キー33がボス部642の円孔213に差し込まれた状態、(ニ)は、ローラ軸31の切込み溝34にストップリング22が装着された状態をそれぞれ示している。
【0052】
用紙給送ユニット30を用紙給送部13における一対のフレーム板131間に装着するに際しては、まず、図6の(イ)に示すように、第2軸受部材212がローラ軸31の切込み溝34側の端部(切込み溝34が設けられている側の端部)に外嵌される。引き続きローラ軸31を斜めにして当該ローラ軸31の切込み溝34側の端部を嵌挿孔134に遊嵌していく。そして、ローラ軸31の扁平キー33が図6における右側のフレーム板131と干渉しなくなった状態で、斜めになっているローラ軸31を水平姿勢に姿勢変更し、この状態で図6の(ロ)に二点鎖線で示す第2軸受部材212を左側のフレーム板131に向けて移動させて当該第2軸受部材212を左側のフレーム板131の嵌挿孔134に装着する。
【0053】
この状態で、扁平キー33をボス部642の小判孔643に対向させ、引き続きローラ軸31を、図6の(ロ)に右向きの矢印で示すように、円孔213に向けて移動させる。これによってローラ軸31の扁平キー33が、図6の(ハ)に示すように、ボス部642の小判孔643に嵌入された状態になる。
【0054】
ついで、図6の(ハ)に矢印で示すように、ストップリング22をローラ軸31の切込み溝34に装着する。そうすると、ローラ軸31の図6における左方に向かう移動が、図6の(ニ)に示すように、ストップリング22によって阻止され、これによって用紙給送ユニット30は、抜け止め状態で一対のフレーム板131間に架設装着された状態になる。
【0055】
このようにして複写機10の用紙給送部13に装着された用紙送給装置20を取り外すに際しては、前記装着操作の逆の操作を行えばよい。
【0056】
以上詳述したように、本発明に係る用紙送給装置20は、例えば複写機10への適用が好適なものであり、給送トレイ14に載置された用紙束の最上位に位置した用紙Pを順次送り出す給紙ローラ51を備えたローラ軸31が一対のフレーム板131間に架設され、前記ローラ軸31の一方の端部に駆動モータ62の駆動により回転する伝達ギヤ64が同心で連結されてなるものであり、前記伝達ギヤ64の中心位置にボス部642が突設され、前記ローラ軸31は、ボス部642に突設されたボス部642の小判孔643に対し同心で着脱自在に嵌挿される扁平キー33と、半円球部35側の端部に形成されたストップリング22が着脱自在に装着される切込み溝34とを有してなるものであるため、ストップリング22が装着されていない状態のローラ軸31の半円球部35側の端部を、同扁平キー33が伝達ギヤ64と干渉しなくなるまフレーム板131の嵌挿孔134に遊嵌したのち第2軸受部材212を嵌挿孔134に嵌め込み、引き続き扁平キー33を伝達ギヤ64のボス部642の小判孔643に差し込んだ後、ローラ軸31の切込み溝34にストップリング22を装着することにより、ローラ軸31を一対のフレーム板131間に抜け止め状態で装着することができる。
【0057】
一旦フレーム板131間に装着されたローラ軸31を取り外すに際しては、ストップリング22をローラ軸から外した上で、ローラ軸31を半円球部35側のフレーム板131の内側から外方に向かわせるように移動させ、ローラ軸31の扁平キー33が伝達ギヤ64のボス部642の小判孔643から抜け出した状態でローラ軸31をフレーム板131と干渉しないように斜めにし、この状態で引き抜くことによりローラ軸31を一対のフレーム板131間から取り外すことができる。
【0058】
そして、ローラ軸31が一対のフレーム板131間に架設された状態においては、ローラ軸31は、装着孔に嵌挿された扁平キー33が伝達ギヤ64と一体回転するため、駆動源の駆動は、伝達ギヤ64およびローラ軸31を介して給紙ローラ51のローラ軸31回りの回転に伝達され、これによって用紙貯留部に貯留された用紙Pが給紙されることになる。
【0059】
このように、ローラ軸31は、伝達ギヤ64との間に従来の連結筒体のような余分な連結部材を介在させることなく、伝達ギヤ64の回転が直接伝達されるため、心狂いが生じない状態で伝達ギヤ64の回転が伝達され、延いては給紙ローラ51が偏心回転して給紙に支障をきたすような不都合の発生を有効に防止することができる。
【0060】
また、従来の連結筒体のような連結部材やこの連結部材に付勢力を付与するコイルスプリング等の付勢手段を使用する必要がなくなり、その分部品点数の削減に貢献した上でローラ軸31の着脱操作の容易性を確保することができる。
【0061】
そして、本発明に係る連結構造は、伝達ギヤ64の端面に突設されたボス部642と、このボス部642に穿設された小判孔643と、ローラ軸31の端部に形成された扁平キー33との極めて簡素な構造で構成されているため、部品コストおよび加工コストの低減化に貢献した上で、小判孔643に対して扁平キー33を挿脱するという極めて簡単な操作によってローラ軸31の伝達ギヤ64に対する着脱操作を行うことができ、作業性が向上する。
【0062】
また、第2軸受部材212の軸受孔214に嵌挿される側のローラ軸31の端部周面に切込み溝34を凹設する一方、この切込み溝34にストップリング22を嵌め込むようにしているため、第2軸受部材212に挿通した状態のローラ軸31の切込み溝34にストップリング22をはめ込むことでローラ軸31の抜け出し方向に向かう移動(ストップリング22が内側から隣接したフレーム板131を越えて外側に向かう移動)が規制され、これによってローラ軸31の脱落を確実に防止することができる。
【0063】
因みに、架設されたローラ軸31を一対のフレーム板131間から外すときは、ストップリングをローラ軸31から外せばよい。こうすることでローラ軸31は、軸方向の移動が可能になり、これによってフレーム板131から取り外し得る状態になる。
【0064】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0065】
(1)上記の実施形態においては、ローラ軸31の抜け止めのために当該ローラ軸31に設けられた切込み溝34にストップリング22を嵌め込むようにしているが、こうする代わりにローラ軸31に貫通孔を穿設するとともに、この貫通孔に抜け止め用のピンを嵌挿するようにしてもよい。
【0066】
(2)上記の実施形態においては、ローラ軸31を伝達ギヤ64と一体回転させるために、ローラ軸31の一方の端部(嵌入端部)に断面視で小判形状の扁平キー33を採用する一方、伝達ギヤ64の中心位置にボス部642を突設し、このボス部642に前記扁平キー33が嵌まり込む小判孔643を穿設しているが、本発明は、扁平キー33およびトナー収容空間643が断面視で小判形状に設定されることに限定されるものではなく、軸心回りに一体回転し得る形状であれば(例えば多角柱と多角形状の凹部など)、どのようなものであってもよい。
【0067】
(3)上記の実施形態においては、用紙送給装置20が適用される機器として複写機10を例示したが、本発明は、用紙送給装置20の適用される機器が複写機10であることに限定されるものではなく、ファクシミリ装置や各種のプリンター等の電子機器に適用してもよい。
【0068】
(4)図7は、ローラ軸と伝達ギヤとの連結構造の他の実施形態を示す断面図であり、(イ)は、コイルスプリングが伝達ギヤから取り外された状態、(ロ)は、コイルスプリングが伝達ギヤに嵌挿された状態、(ハ)は、コイルスプリングを介してローラ軸が伝達ギヤに連結された状態をそれぞれ示している。
【0069】
この実施形態においては、ローラ軸31の端部に先の実施形態で採用されていたような扁平キー33は形成されておらず、強いていえばローラ軸本体32と同心、同径の円柱状凸部36(この実施形態ではローラ軸31の端部そのもの)が形成されている。因みに円柱状凸部36は、ローラ軸本体32と同径である必要はなく、ローラ軸本体32より小径であってもよい。
【0070】
一方、伝達ギヤ64のボス部642の端面には、円形凹部644が凹設されている。この円形凹部644の内径寸法は、円柱状凸部36の外径寸法より大きく設定され、これによって円柱状凸部36が円形凹部644に遊嵌された状態で、両者間に環状隙間が形成されるようにしている。そして、この環状隙間に対応するように寸法設定されたコイルスプリング66が、図7の(ロ)に示すように、予め円形凹部644内に装着されているのである。因みに、本実施形態においては、コイルスプリング66として角状のばね線材がコイル状に加工されることによって形成されたものを採用している。
【0071】
この実施形態の連結構造によれば、伝達ギヤ64をコイルスプリング66が回り締りする方向に向けて回転させることにより、コイルスプリング66の外嵌された円柱状凸部36が当該コイルスプリング66に巻き締められ、これによって伝達ギヤ64の回転がローラ軸31に伝達される。これに対し、伝達ギヤ64をコイルスプリング66が回り緩みする方向へ回転させると、伝達ギヤ64の回転は円柱状凸部36に伝達されなくなり、これによって伝達ギヤ64が回転しているにも拘らずローラ軸31が回転しなくなる。
【0072】
このように、円形凹部644と円柱状凸部36との間にコイルスプリング66を介在させることにより、当該コイルスプリング66がワンウエイクラッチの働きをするため、ローラ軸31を用紙Pの給送方向にのみ回転させることができる巻き方向のコイルスプリング66を採用することで、たとえ伝達ギヤ64が逆方向に回転しても、ローラ軸31が逆回転することはなく、ローラ軸31を介した給紙ローラの逆回転で用紙Pが逆送されるような不都合は生じない。
【0073】
【発明の効果】
本発明の用紙搬送装置によれば、ローラ軸は、伝達ギヤとの間に従来設けられていたような複雑な構造の各種の部材を介在させることなく、伝達ギヤの回転が直接伝達されるため、心狂いが生じない状態で伝達ギヤの回転が伝達され、延いては給送ローラが偏心回転して給紙に支障をきたすような不都合の発生を有効に防止することができる。
【0074】
また、従来のものに比べて構造が簡素化された分部品点数の削減に貢献した上でローラ軸の着脱操作の容易性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置が適用される複写機の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】用紙送給装置の装着状態を説明するための天板および背面板が取り外された状態の用紙給送部を示す左側部側から見た斜視図である。
【図3】用紙送給装置の装着状態を説明するための天板および背面板が取り外された状態の用紙給送部を示す左側部から見た斜視図である。
【図4】用紙給送部に装着される用紙送給装置を示す斜視図であり、(イ)は、用紙給送ユニットが駆動ユニットから取り外された状態、(ロ)は、用紙給送ユニットが駆動ユニットに装着された状態をそれぞれ示している。
【図5】伝達ギヤの一実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、ローラ軸の扁平キーが伝達ギヤのボス部の小判孔に嵌入される直前の状態、(ロ)は、扁平キーが小判孔に嵌入された状態をそれぞれ示している。
【図6】本発明の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、ローラ軸の半円球部が一方の(左側の)フレーム板の嵌挿孔に遊嵌されようとしている状態、(ロ)は、ローラ軸の半円球部が嵌挿孔に遊嵌された後に第2軸受部材が嵌挿孔に装着され、且つ扁平キー33が伝達ギヤのボス部に外嵌された状態でフレーム板の嵌挿孔に嵌挿された第1軸受部材の円孔に対向された状態、(ハ)は、扁平キーが第1軸受部材の円孔に差し込まれた状態、(ニ)は、ローラ軸の切込み溝にストップリングが装着された状態をそれぞれ示している。
【図7】ローラ軸と伝達ギヤとの連結構造の他の実施形態を示す断面図であり、(イ)は、コイルスプリングが伝達ギヤから取り外された状態、(ロ)は、ローラ軸の半円球部が嵌挿孔に遊嵌された後に軸受部材が嵌挿孔に装着され、且つ扁平キーが伝達ギヤの小判孔に対向された状態、(ハ)は、コイルスプリングを介してローラ軸が伝達ギヤに連結された状態をそれぞれ示している。
【図8】従来の用紙送給装置を示す図であり、(イ)は、用紙給送装置の要部の側面視の説明図、(ロ)は、同正面視の説明図、(ハ)は、着脱構造の拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 複写機(画像形成装置)
11 機器本体 12 蓋体
13 用紙給送部 131 フレーム板
132 天板 133 背面板
134 嵌挿孔 14 給送トレイ(用紙貯留部)
141 用紙幅設定部材 15 排紙トレイ
20 用紙送給装置 21 軸受部材
211 第1軸受部材 212 第2軸受部材
213 円孔 214 軸受孔
22 ストップリング
30 用紙給送ユニット 31 ローラ軸
32 ローラ軸本体 33 扁平キー
34 切込み溝(被装着部) 35 半円球部
39 ストッパ 391 突片
40 ケーシング 41 天板
42 側板 43 十字軸
50 給送ローラ 51 給紙ローラ
52 ピックアップローラ 53 ピックアップローラ軸
54 給紙ローラ用ギヤ 55 ピックアップローラ軸用ギヤ
60 駆動ユニット 61 支持板
62 駆動モータ 63 ギヤ群
631 駆動ギヤ 632 第1従動ギヤ
633 第2従動ギヤ 634 第3従動ギヤ
64 伝達ギヤ 641 伝達ギヤ本体
642 ボス部 P 用紙

Claims (3)

  1. 対向配置された一対のフレームの対向位置に、用紙貯留部に積層貯留された用紙束の最上位に位置する用紙を順次送り出す給送ローラを備えたローラ軸の各端部を嵌挿する嵌挿孔がそれぞれ貫設され、一方のフレームの外面側には、中心位置が当該フレームの嵌挿孔に対向した伝達ギヤが配設され、この伝達ギヤの駆動力をローラ軸に伝達するように当該ローラ軸を一対のフレーム間に装着する装着構造を備えた用紙搬送装置であって、
    前記装着構造は、一方のフレームの嵌挿孔に嵌挿されるべく伝達ギヤの中心位置に突設されたボス部と、このボス部の軸心位置に軸心方向へ延びるように穿設された非円形孔と、この非円形孔に回り止め状態で嵌入されるローラ軸の一方の端部に形成された嵌入端部とを備えて構成されていることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記ローラ軸の他方の端部には、当該ローラ軸が他方のフレームの嵌挿孔から外方に向けて抜け出る方向へ移動するのを阻止する着脱自在の抜止め構造が設けられていることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 前記抜止め構造は、前記ローラ軸の他方の端部の周面に形成された切込み溝と、この切込み溝に着脱自在に装着されるストップリングとを備えて構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の用紙搬送装置。
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