JP3652227B2 - 搬送ローラ駆動機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置において、画像形成前の用紙を画像形成部に導く用紙搬送ローラを回転駆動するための搬送ローラ駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
A0サイズ、A1サイズなど広幅長尺の用紙を扱う画像形成装置では、巻芯の回りにロール状に巻回した用紙を画像形成装置のハウジング内に収容し、このロールから用紙を引き出して、第1搬送部を経由して、画像形成部に給紙している。
第1搬送部には、通常、複数の搬送ローラが設置され、これらのローラが搬送モータに回転駆動されることにより、用紙を画像形成部に給紙する。
【0003】
ロール用紙の最終橋部は、巻芯に貼り付けられており、用紙がなくなると、検知機構が働き、搬送モータを停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、検知機構が働いてから、搬送モータが停止するまで、タイムラグ(1〜10秒程度)があり、この間、搬送ローラが回転を続けている。
このため、用紙がスリップし、搬送ローラが摩耗する、搬送ローラに紙粉が付着する等の障害が発生する。
特に、画像形成部に給紙する直前の位置に置かれている搬送ローラは、「転写前ローラ」といわれ、ローラ表面の摩擦係数を大きくしている。このため、巻芯とローラ間で引っ張り合いが生じても、用紙がスリップしないので、ローラ駆動部に力が直接かかり、ローラ駆動ギアが破損することがある。
【0005】
そこで、本発明は、ローラ駆動部に過大な力がかかったときには、その力を逃がすことにより破損を防止することのできる搬送ローラ駆動機構を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明の搬送ローラ駆動機構は、搬送ローラ駆動機構の一部を構成する回転駆動体を、第1分割体、第2分割体に分割し、第1分割体、第2分割体の互いに向き合う面に、互いに係合する爪部をそれぞれ設け、第1分割体、第2分割体のいずれか又は双方を、第1分割体、第2分割体を接合させる方向に弾力的に付勢する付勢部材を設け、前記爪部の係合面は、回転軸の方向から一定の角度傾けて形成され、回転駆動体に過大な力がかかったときには、前記付勢部材の付勢力を押し退けて爪部の係合が外れるようにしたものである。
【0007】
前記の構成によれば、爪部の係合面を、回転軸の方向から一定の角度傾けて、テーパ状に形成することにより、回転駆動体に過大な力がかかったときに、付勢部材の付勢力を押し退けて爪部の係合を外すことができる。
したがって、回転駆動体の破損を防止することができる。
第1分割体、第2分割体は、プーリとギヤの組合せであってもよく、ギヤとギヤの組合せであってもよい。また、プーリとプーリとの組合せであってもよい。いずれを採用するかは、搬送ローラ駆動機構の回転力伝達部材の種類(ギヤ、ベルト、チェーンなど)、に応じて決まるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、複写機の全体を示す正面断面図である。
複写機1は、ロール紙またはカット紙を収容するための用紙収容部2、用紙を画像形成部5へと給紙するための搬送機構3、原稿を読み取るための光学系、光学系から与えられる光に基づいて画像を形成しその画像を用紙に転写するための画像形成部5、および用紙に転写された画像を定着するための定着装置6、原稿テーブル11などを備えている。
【0009】
原稿テーブル11は、可動式となっていて、矢印A方向に動かせば、原稿搬送板12に接続されるようになっている。
搬送機構3は、複写する用紙の先端を揃えるためのレジストローラ対23a,23b、用紙を画像形成部5に導くための転写前ローラ対24a,24bなどを有している。
画像形成部5には、感光体ドラム7、感光体ドラム7を帯電させるためのチャージャ8、静電潜像を形成するための露光部4、感光体ドラム7に形成された静電潜像をトナー像に現像するための現像装置9、および残留トナーを清掃するためのクリーナ10が含まれている。
【0010】
定着装置6は、用紙を加熱するための定着ローラ64、定着ローラ64に圧接する圧ローラ65、定着ローラ64にオイルを供給するオイル塗布ローラ66、定着後の用紙を排出する排出ローラ67などを有している。
図2は、転写前ローラ対24a,24bを駆動するギヤの構成を示す要部図である。
駆動モータ(図示せず)の出力軸に連結されるモータ出力プーリ25と、分割プーリ27とが、タイミングベルト30を通して連結されている。26はテンションプーリである。
【0011】
分割プーリ27は、後述するように、分割ギヤ部28と一体回転可能に嵌合している。分割ギヤ部28のギヤは、駆動ギヤ29を通して転写前ローラ対24bのギヤに連結される。
この構造により、駆動モータの回転が、転写前ローラ対24a,24bに伝えられる。
図3は、分割プーリ27を裏から見た斜視図である。分割プーリ27の裏面31には、爪部32が裏面31と一体に設けられている。この爪部32は、後述する分割ギヤ28の爪部と係合することにより、分割プーリ27の回転力を分割ギヤ28に伝えるものである。また、分割プーリ27の中心部には、後述するピン39を通す孔37が空いている。この孔37は、裏面31の近くでは、一段と開口径の広い孔37aにつながっている。
【0012】
分割プーリ27の全体は一体成形されたポリイミドなどの樹脂でできている。図4は、爪部32を含む分割プーリ27のA−A断面図である。爪部32の、分割ギヤ28の爪部と係合する面32aが、法線に対して一定角度θだけ傾いている。この実施形態では、θ=10°としたが、これに限られるものではない。θは、10°〜45°の範囲内にあることが好ましい。45°以上だと、分割プーリ27と分割ギヤ28に通常の回転力がかかるだけで、係合が外れるおそれがある。10°よりも小さいと、分割プーリ27と分割ギヤ28に過大な回転力がかかっても、係合が外れないことがある。
【0013】
図5は、分割ギヤ28の端面を見た斜視図である。分割ギヤ28の端面には、一定の深さ落ち込んだ面33が設けられ、当該面33には、分割プーリ27の爪部32と係合する爪部35が一体に設けられている。また、分割ギヤ28の中心部には、前記広孔37aに挿入されるボス部34が形成されていて、このボス部34には、ピン39を通す孔38が空いている。分割ギヤ28の全体も、一体成形されたポリイミドなどの樹脂でできている。
【0014】
図6は、爪部35を含む分割ギヤ28のB−B断面図である。爪部35の、分割プーリ27の爪部32と係合する面35aが、法線に対して一定角度θだけ傾いている。
図7は、分割ギヤ28と、分割プーリ27とを対面させ、爪部32,35同士を係合させた状態を示す、A−A線、B−B線に沿った断面図である。
図8は、分割ギヤ28と、分割プーリ27とを組み立てる方法を示す、中心軸に沿った分解断面図である。
【0015】
40は、分割プーリ27及び分割ギヤ28を支持するための複写機1の本体フレームを示す。この本体フレーム40に、コイルバネ42を載せ、ワッシャ43を介して、分割ギヤ28を差し込む。
さらにこの上から、分割プーリ27を、爪部同士が係合するように載せて、ピン39を通し、その先端を、本体フレーム40の孔に差し込んで、ナット39aで固定する。
【0016】
この状態で、タイミングベルト30を通して分割プーリ27及び分割ギヤ28を回転させ、駆動ギヤ29を通して転写前ローラ対24bを回転駆動することができる。
ロール用紙がなくなるなど、用紙にテンションがかかると、転写前ローラ対24bに過大な力が掛かるが、この場合、分割プーリ27の爪部32の係合面32aと、分割ギヤ28の爪部35の係合面35aが、角度θだけ傾いているので、コイルバネ42を押し込む力が発生し、爪部どうしの係合を外すことができる。
【0017】
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではない。例えば、本発明は、搬送ローラ駆動機構の一部を構成する回転駆動体を、互いに嵌合するギヤとギヤに分割し、これらの分割ギヤの互いに向き合う面に、互いに係合する爪部をそれぞれ設けても実施できる。その他、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の全体を示す正面断面図である。
【図2】転写前ローラ対24a,24bを駆動するギヤの構成を示す要部図である。
【図3】分割プーリ27を裏から見た斜視図である。
【図4】爪部32を含む分割プーリ27のA−A断面図である。
【図5】分割ギヤ28の端面を見た斜視図である。
【図6】爪部35を含む分割ギヤ28のB−B断面図である。
【図7】分割ギヤ28と、分割プーリ27とを対面させ、爪部32,35同士を係合させた状態を示す、A−A線、B−B線に沿った断面図である。
【図8】分割ギヤ28と、分割プーリ27とを組み立てる方法を示す、中心軸に沿った分解断面図である。
【符号の説明】
1 複写機
2 用紙収容部
3 搬送機構
4 露光部
5 画像形成部
6 定着装置
7 感光体ドラム
8 チャージャ
9 現像装置
10 クリーナ
11 原稿テーブル
24a,24b 転写前ローラ対
25 モータ出力プーリ
27 分割プーリ
28 分割ギヤ
32 爪部
32a 係合する面
35 爪部
35a 係合面
39 ピン
40 本体フレーム
42 コイルバネ
43 ワッシャ

Claims (5)

  1. 用紙を画像形成部に導く用紙搬送ローラを回転駆動するための搬送ローラ駆動機構において、
    搬送ローラ駆動機構の一部を構成する回転駆動体を、第1分割体、第2分割体に分割し、
    第1分割体、第2分割体の互いに向き合う面に、互いに係合する爪部をそれぞれ設け、
    第1分割体、第2分割体のいずれか又は双方を、第1分割体、第2分割体を接合させる方向に弾力的に付勢する付勢部材を設け、
    前記爪部の係合面は、回転軸の方向から一定の角度傾けて形成され、
    回転駆動体に過大な力がかかったときには、前記付勢部材の付勢力を押し退けて爪部の係合が外れるようにしたことを特徴とする搬送ローラ駆動機構。
  2. 第1分割体、第2分割体が、プーリとギヤであることを特徴とする請求項1記載の搬送ローラ駆動機構。
  3. 第1分割体、第2分割体が、ギヤとギヤであることを特徴とする請求項1記載の搬送ローラ駆動機構。
  4. 用紙搬送ローラは、画像形成部の直ぐ上流に存在する転写前ローラであることを特徴とする請求項1記載の搬送ローラ駆動機構。
  5. 前記爪部の係合面は、回転軸の方向から10°〜45°傾けて形成されていることを特徴とする請求項1記載の搬送ローラ駆動機構。
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