JP2004351762A - 情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】層構成を複雑にすることなく、かつ、インク受理層が設けられる領域以外の平坦性を損なわせずに、カード基材に対するインク受理層の定着強度を向上させる。
【解決手段】カード基材10上に積層されたオーバーコート層20の表面のうちインク受理層40が形成される領域のみにレーザ加工により微細な凹凸11を形成し、凹凸11上にインク受理層40を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報が記録されてなるカード等の情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報化社会の進展に伴い、カード等の情報記録媒体に所定の情報を書き込み、情報が書き込まれたカードによって個人認証を行うサービスやショッピングを利用可能とするサービス等が行われている。このようなサービスにおいては、予め所定のカードにその用途に応じて決められた情報を書き込んでおき、サービスを利用する場合に、カードに書き込まれた情報を読み取り、読み取った情報を用いてサービスの提供が行われる。
【0003】
このような情報が書き込まれるカードとしては、様々なものが挙げられるが、最も簡単な構造のものとして表面に情報が印字されただけのものから、構造的に複雑なものとしてICが埋め込まれたICカード等がある。これらのカードにおいては、書き込まれた情報が、カードに対する情報の書き込み方法に応じた読み取り方法によって読み取られることになる。例えば、表面にバーコード情報が印字されたカードにおいては、表面にバーコードリーダを翳すことによりバーコードとして書き込まれた情報が読み取られ、また、表面に磁気ストライプが貼付されたカードにおいては、磁気により情報を読み取る専用の読取装置によって磁気ストライプに書き込まれた情報が読み取られ、さらに、ICが埋め込まれたカードにおいては、ICから電気的に情報を読み取る専用の読取装置によってICに書き込まれた情報が読み取られる。
【0004】
また、上述したようなカードにおいては、特に、PVCやPET等の高分子材料を基材とするプラスチックカードにおいて、カードを作製した後、インクジェットプリンタ等を用いてカードに印字を行うことを可能とするために、カード表面に吸水性を有するインク受理層を設けておく場合もある。
【0005】
図6は、インク受理層が設けられた従来のカードの一構成例を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【0006】
本従来例は図6に示すように、カード基材510と、カード基材510の所定の領域に情報が印刷されることにより形成された印刷層530と、カード基材510の印刷層530が形成された側の全面に積層された透明な材料からなるオーバーコート層520と、オーバーコート層520の所定の領域に形成されたインク受理層540と、インク受理層540上に情報が印刷あるいは記入されることにより形成された印刷層540とから構成されている。
【0007】
以下に、上記のように構成されたカードの製造方法について説明する。
【0008】
図7は、図6に示したカードの製造方法を説明するための図である。
【0009】
まず、カード基材510上に所定の情報を印刷し、それにより、印刷層530が形成される(図7(a))。なお、印刷層530においては、カードの種類毎に共通な情報が印刷されることにより形成される。
【0010】
次に、カード基材510の印刷層530が形成された側の全面に透明な材料からなるオーバーコート層520を積層する(図7(b))。
【0011】
次に、カード基材510に積層されたオーバーコート層520上にインク受理層540を形成する(図7(c))。
【0012】
その後、オーバーコート層520上に形成されたインク受理層540上に情報を印刷あるいは記入することにより、印刷層550が形成される(図7(d))。
【0013】
上記のように製造されたカードにおいては、カード基材510上に共通な情報を印刷層530として印刷することができ、この共通な情報がオーバーコート層520を介して外部から視認可能となる一方、カード基材510に積層されたオーバーコート層520上にインク受理層540が形成されているため、インク受理層540上に、例えば、カード所持者を識別可能なIDコード等の可変情報を印刷することができる。
【0014】
ここで、オーバーコート層520とインク受理層540との定着強度を向上させるために、例えば、コロナ放電を利用してオーバーコート層520の表面改質を行うことが考えられる。
【0015】
また、インク受理層が設けられるインク記録用シート支持体として、インク受理層との接着層としてポリエステル樹脂を溶融してなる中間層を設け、それにより、インク受理層の定着強度を向上させる技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0016】
【特許文献1】
特開2002−29151号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コロナ放電を利用して表面改質を行う場合は、局部的な表面改質を行うことができないため、インク受理層が形成されない領域に対しても表面改質が行われてしまい、それにより、インク受理層が形成されない領域の表面の平坦性が損なわれてしまうという問題点がある。
【0018】
また、インク受理層との接着層としてポリエステル樹脂を溶融してなる中間層を設け、それにより、インク受理層の定着強度を向上させるものにおいては、インク受理層との接着層としての中間層を設ける必要があるため、その分、積層される層の数が増加してしまい、層構成が複雑になってしまうという問題点がある。
【0019】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、層構成を複雑にすることなく、かつ、インク受理層が設けられる領域以外の平坦性を損なわせずに、カード基材に対するインク受理層の定着強度を向上させることができる情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
少なくとも1層からなる基材と、該基材上に形成されるインク受理層とを少なくとも有し、前記インク受理層上に情報が記録されてなる情報記録媒体であって、
前記基材は、その表面のうち前記インク受理層が形成される領域のみにレーザ加工により微細な凹凸が形成され、
前記インク受理層は、前記凹凸上に形成されていることを特徴とする。
【0021】
また、前記基材は、前記インク受理層が形成される領域が、少なくとも前記インク受理層及び該インク受理層上に前記情報を記録することにより形成される印刷層の厚さ分削り取られていることを特徴とする。
【0022】
また、少なくとも1層の基材からなり、前記基材上に情報が記録されてなる情報記録媒体であって、
前記基材は、前記情報が記録される領域にレーザ加工により微細な凹凸が形成され、該凹凸上に前記情報が記録されていることを特徴とする。
【0023】
また、少なくとも1層の基材からなり、前記基材に識別情報が記録されてなる情報記録媒体であって、
前記基材は、側面の少なくとも一部の領域に、レーザ加工により微細な凹凸が形成されているとともに、該凹凸上にインク受理層が形成され、かつ、当該領域が、少なくとも前記インク受理層及び該インク受理層上に前記識別情報が記録されることにより形成される印刷層の厚さ分削り取られていることを特徴とする。
【0024】
また、少なくとも1層の基材からなり、前記基材に識別情報が記録されてなる情報記録媒体であって、
前記基材は、側面の少なくとも一部の領域に、レーザ加工により微細な凹凸が形成されているとともに、当該領域が、少なくとも前記凹凸上に前記識別情報が記録されることにより形成される印刷層の厚さ分削り取られていることを特徴とする。
【0025】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、基材の表面のうちインク受理層が形成される領域のみにレーザ加工により微細な凹凸が形成され、その凹凸上にインク受理層が形成されているので、この凹凸により基材とインク受理層との接触面積が増大するとともに基材とインク受理層との間にくさび効果が生じ、それにより、インク受理層の基材に対する定着強度が向上する。
【0026】
また、基材のインク受理層が形成される領域が、少なくともインク受理層及びインク受理層上に情報を記録することにより形成される印刷層の厚さ分削り取られていれば、基材にインク受理層を形成してインク受理層上に情報を記録した際、情報が記録されることにより形成された印刷層の表面が他の領域における基材の表面と同一平面、もしくは基材の表面よりも凹んだ状態となり、それにより、カード表面の平坦性が確保されるとともに、インク受理層に記録された情報の磨耗が減少する。
【0027】
また、基材の情報が記録される領域にレーザ加工により微細な凹凸が形成され、この凹凸上に情報を記録する場合においては、基材に形成された凹凸によって基材に親水性が生じるため、基材の凹凸が形成された領域にインク受理層を形成せずに情報を印刷あるいは記入することができる。
【0028】
また、基材の側面の少なくとも一部の領域に、レーザ加工により微細な凹凸が形成されているとともに、この凹凸上にインク受理層が形成され、かつ、当該領域が、少なくともインク受理層及びインク受理層上に識別情報が記録されることにより形成される印刷層の厚さ分削り取られている場合は、この凹凸により基材とインク受理層との接触面積が増大するとともに基材とインク受理層との間にくさび効果が生じ、それにより、インク受理層の基材に対する定着強度が向上し、さらに、凹凸上にインク受理層を形成してインク受理層上に識別情報を記録した際、識別情報が記録されることにより形成された印刷層の表面が他の領域における基材の側面と同一平面、もしくは基材の表面よりも凹んだ状態となり、それにより、基材の側面の平坦性を確保することができ、基材の側面に記録された識別情報が削れてしまうことが防止される。
【0029】
また、基材の側面の少なくとも一部の領域に、レーザ加工により微細な凹凸が形成されているとともに、当該領域が、少なくとも凹凸上に識別情報が記録されることにより形成される印刷層の厚さ分削り取られている場合においては、基材の側面に形成された凹凸によって基材に親水性が生じるため、基材の凹凸が形成された領域にインク受理層を形成せずに識別情報を記録することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0031】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の情報記録媒体の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【0032】
本形態は図1に示すように、カード基材10と、カード基材10の所定の領域に情報が印刷されることにより形成された印刷層30と、カード基材10の印刷層30が形成された側の全面に積層された透明な材料からなるオーバーコート層20と、オーバーコート層20の所定の領域に形成されたインク受理層40と、インク受理層40上に情報が印刷あるいは記入されることにより形成された印刷層50とから構成されている。さらに、本形態においては、オーバーコート層20のインク受理層40が形成される領域にレーザ加工により微細な凹凸11が形成されており、この凹凸11上にインク受理層40が形成されている。
【0033】
以下に、上記のように構成された情報記録媒体の製造方法について説明する。
【0034】
図2は、図1に示した情報記録媒体の製造方法を説明するための図である。
【0035】
まず、カード基材10上に所定の情報を印刷し、それにより、印刷層30が形成される(図2(a))。なお、印刷層30においては、情報記録媒体の種類毎に共通な情報が印刷されることにより形成される。
【0036】
次に、カード基材10の印刷層30が形成された側の全面に透明な材料からなるオーバーコート層20を積層する(図2(b))。
【0037】
次に、カード基材10上に積層されたオーバーコート層20のインク受理層40が形成される領域にレーザ光を照射し、インク受理層40が形成される領域を選択的に削り、それにより、微細な凹凸11を形成する(図2(c))。なお、凹凸11の形状及び深さは、照射するレーザ光の出力を制御することにより調整することができる。また、レーザ光においては、任意な領域及び任意な大きさに照射することが可能であるため、インク受理層40の形状に応じた領域に凹凸11を形成することができる。
【0038】
次に、オーバーコート層20の凹凸11が形成された領域に、インク受理層40を形成する(図2(d))。この際、凹凸11上に形成されたインク受理層40がオーバーコート層20に形成された凹凸11に入り込むため、オーバーコート層20とインク受理層40との接触面積が増大するとともにオーバーコート層20とインク受理層40との間にくさび効果が生じ、それにより、インク受理層40のオーバーコート層20に対する定着強度が向上する。なお、カード基材10に形成された印刷層20は、地紋等が印刷されることによってカード全面に形成される場合もあるが、インク受理層40上にバーコード情報等を印刷したり、あるいは氏名等を記入したりする場合に読みにくくならないようにデザイン設計することが好ましい。
【0039】
その後、オーバーコート層20上に形成されたインク受理層40上に情報を印刷あるいは記入することにより、印刷層50が形成される(図2(e))。
【0040】
上記のように製造された情報記録媒体においては、カード基材10上に共通な情報を印刷層30として印刷することができ、この共通な情報がオーバーコート層20を介して外部から視認可能となる一方、カード基材10に積層されたオーバーコート層20上にインク受理層40が形成されているため、インク受理層40上に、例えば、カード所持者を識別可能なIDコード等の可変情報を印刷することができる。
【0041】
また、オーバーコート層20のインク受理層40が形成される領域にレーザ加工によって凹凸11が形成されており、インク受理層40がこの凹凸11に入り込むようにオーバーコート層20上に形成されているため、インク受理層40のオーバーコート層20に対する定着強度を向上させることができる。
【0042】
なお、本形態においては、オーバーコート層20の凹凸11が形成された領域にインク受理層40を形成し、このインク受理層40上に情報を印刷あるいは記入しているが、オーバーコート層20に形成された凹凸11によってオーバーコート層20に親水性が生じるため、オーバーコート層20の凹凸11が形成された領域にインク受理層40を形成せずに情報を印刷あるいは記入することもできる。
【0043】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の情報記録媒体の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【0044】
本形態は図3に示すように、カード基材110と、カード基材110の所定の領域に情報が印刷されることにより形成された印刷層130と、カード基材110の印刷層130が形成された側の全面に積層された透明な材料からなるオーバーコート層120と、オーバーコート層120の所定の領域に形成されたインク受理層140と、インク受理層140上に情報が印刷あるいは記入されることにより形成された印刷層150とから構成されている。さらに、本形態においては、オーバーコート層120のインク受理層140が形成される領域が、レーザ加工によりインク受理層140及び印刷層150の厚さ分削り取られることにより凹部112が形成されているとともに、この凹部112の底面にはレーザ加工により微細な凹凸111が形成されており、この凹凸111上にインク受理層140が形成されている。
【0045】
以下に、上記のように構成された情報記録媒体の製造方法について説明する。
【0046】
図4は、図3に示した情報記録媒体の製造方法を説明するための図である。
【0047】
まず、カード基材110上に所定の情報を印刷し、それにより、印刷層130が形成される(図4(a))。なお、印刷層130においては、情報記録媒体の種類毎に共通な情報が印刷されることにより形成される。
【0048】
次に、カード基材110の印刷層130が形成された側の全面に透明な材料からなるオーバーコート層120を積層する(図4(b))。
【0049】
次に、カード基材110上に積層されたオーバーコート層120のインク受理層140が形成される領域にレーザ光を照射し、インク受理層140が形成される領域を、インク受理層140及び印刷層150の厚さ分削り取り、それにより、インク受理層140が形成される領域に、インク受理層140及び印刷層150の厚さ分の深さを有する凹部112を形成する(図4(c))。ここで、レーザ光においては、任意な領域及び任意な大きさに照射することが可能であるため、インク受理層140の形状に応じた領域に凹部112を形成することができる。
【0050】
次に、オーバーコート層120に形成された凹部112の底面にレーザ光を照射し、凹部112の底面に微細な凹凸111を形成する(図4(d))。なお、凹凸111の形状及び深さは、照射するレーザ光の出力を制御することにより調整することができる。
【0051】
次に、オーバーコート層120の凹部112内にインク受理層140を形成する(図4(e))。この際、凹凸111上に形成されたインク受理層140がオーバーコート層120に形成された凹凸111に入り込むため、オーバーコート層120とインク受理層140との接触面積が増大するとともにオーバーコート層120とインク受理層140との間にくさび効果が生じ、それにより、インク受理層140のオーバーコート層120に対する定着強度が向上する。なお、カード基材110に形成された印刷層120は、地紋等が印刷されることによってカード全面に形成される場合もあるが、インク受理層40上にバーコード情報等を印刷したり、あるいは氏名等を記入したりする場合に読みにくくならないようにデザイン設計することが好ましい。
【0052】
その後、オーバーコート層120上に形成されたインク受理層140上に情報を印刷あるいは記入することにより、印刷層150が形成される(図4(f))。
【0053】
上記のように製造された情報記録媒体においては、カード基材110上に共通な情報を印刷層130として印刷することができ、この共通な情報がオーバーコート層120を介して外部から視認可能となる一方、カード基材110に積層されたオーバーコート層120上にインク受理層140が形成されているため、インク受理層140上に、例えば、カード所持者を識別可能なIDコード等の可変情報を印刷することができる。
【0054】
また、オーバーコート層120のインク受理層140が形成される領域にレーザ加工によって凹凸111が形成されており、インク受理層140がこの凹凸111に入り込むようにオーバーコート層120上に形成されているため、インク受理層140のオーバーコート層120に対する定着強度を向上させることができる。また、インク受理層140が形成される領域において、オーバーコート層120がインク受理層140及び印刷層150の厚さ分削り取られることにより、インク受理層140及び印刷層150の厚さを有する凹部112が形成されているため、その後、インク受理層140及び印刷層150を形成した際、印刷層150の表面が他の領域におけるオーバーコート層120の表面と同一平面となり、それにより、カード表面の平坦性を確保することができる。
【0055】
なお、本形態においては、インク受理層140が形成される領域において、オーバーコート層120がインク受理層140及び印刷層150の厚さ分削り取られているが、インク受理層140及び印刷層150の厚さよりも深く削り取ることも考えられる。この場合、オーバーコート層120上にインク受理層140及び印刷層150が形成された際、印刷層150の表面がオーバーコート層120の表面よりも凹んだ状態となるため、それにより、カードの出し入れや読み取り装置等での搬送中に、印刷層150が外部と接触する頻度が減少し、印刷層150の磨耗を低減することができる。
【0056】
また、本形態においては、オーバーコート層120の凹凸111が形成された領域にインク受理層140を形成し、このインク受理層140上に情報を印刷あるいは記入しているが、オーバーコート層120に形成された凹凸111によってオーバーコート層120に親水性が生じるため、オーバーコート層120の凹凸111が形成された領域にインク受理層140を形成せずに情報を印刷あるいは記入することもできる。その場合、カード表面の平坦性を確保したり、印刷層150の外部との接触の頻度を減少させたりするために、オーバーコート層120に形成される凹部112の深さは、印刷層150の厚さと等しい、または印刷層150の厚さよりも深くすることが好ましい。
【0057】
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の情報記録媒体の第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は側面の構成を示す図、(c)は(b)に示したA−A’断面図である。
【0058】
本形態は図5に示すように、カード基材210の所定の領域に情報が印刷されることにより印刷層230が形成されて構成されており、また、側面には、レーザ加工により所定の領域に凹部212が形成されるとともに、この凹部212の底面にレーザ加工により微細な凹凸211が形成されている。さらに、凹凸211上にはインク受理層240が形成されており、インク受理層240上には、識別情報が印刷されることにより印刷層250が形成されている。なお、凹部212は、インク受理層240及び印刷層250の厚さ分の深さを有するように形成されている。
【0059】
以下に、上記のように構成された情報記録媒体の製造方法について説明する。
【0060】
まず、カード基材210上に所定の情報を印刷し、それにより、印刷層230が形成される。
【0061】
次に、カード基材210の側面のインク受理層240が形成される領域にレーザ光を照射し、インク受理層240が形成される領域を、インク受理層240及び印刷層250の厚さ分削り取り、それにより、インク受理層240が形成される領域に、インク受理層240及び印刷層250の厚さ分の深さを有する凹部212を形成する。ここで、レーザ光においては、任意な領域及び任意な大きさに照射することが可能であるため、インク受理層240の形状に応じた領域に凹部212を形成することができる。
【0062】
次に、カード基材210の側面に形成された凹部212の底面にレーザ光を照射し、凹部212の底面に微細な凹凸211を形成する。なお、凹凸の形状及び深さは、照射するレーザ光の出力を制御することにより調整することができる。
【0063】
次に、カード基材210の側面に形成された凹部212内にインク受理層240を形成する。この際、凹凸211上に形成されたインク受理層240がカード基材210の側面に形成された凹凸211に入り込むため、カード基材210とインク受理層240との接触面積が増大するとともにカード基材210とインク受理層240との間にくさび効果が生じ、それにより、インク受理層240のカード基材210に対する定着強度が向上する。
【0064】
その後、カード基材210の側面に形成されたインク受理層240上に識別情報を印刷することにより、印刷層250が形成される。
【0065】
上記のように製造された情報記録媒体においては、カード基材210上に共通な情報を印刷層230として印刷することができる一方、カード基材210の側面にインク受理層240が形成されているため、インク受理層240上に、例えば、カード所持者を識別可能なIDコード等の可変情報を印刷することができる。
【0066】
また、カード基材210のインク受理層240が形成される領域にレーザ加工によって凹凸211が形成されており、インク受理層240がこの凹凸211に入り込むようにカード基材210の側面に形成されているため、インク受理層240のカード基材210に対する定着強度を向上させることができる。また、インク受理層240が形成される領域において、カード基材210の側面がインク受理層240及び印刷層250の厚さ分削り取られることにより、インク受理層240及び印刷層250の厚さを有する凹部212が形成されているため、その後、インク受理層240及び印刷層250を形成した際、印刷層250の表面が他の領域におけるカード基材210の側面と同一平面となり、それにより、カード基材210の側面の平坦性を確保することができ、カード基材210の側面に印刷された識別情報が削れてしまうことが防止される。
【0067】
なお、本形態においては、インク受理層240が形成される領域において、カード基材210の側面がインク受理層240及び印刷層250の厚さ分削り取られているが、インク受理層240及び印刷層250の厚さよりも深く削り取ることも考えられる。この場合、カード基材210の側面に形成された凹部212内にインク受理層240及び印刷層250が形成された際、印刷層250の表面がカード基材210の側面よりも凹んだ状態となるため、それにより、カードの出し入れや読み取り装置等での搬送中に、印刷層250が外部と接触する頻度が減少し、カード基材210の側面に印刷された識別情報が削れてしまうことを低減することができる。
【0068】
また、本形態においては、カード基材210の側面の凹凸211が形成された領域にインク受理層240を形成し、このインク受理層240上に識別情報を印刷しているが、カード基材210の側面に形成された凹凸211によってカード基材210の側面に親水性が生じるため、カード基材210の側面の凹凸211が形成された領域にインク受理層240を形成せずに識別情報を印刷することもできる。その場合、カード側面の平坦性を確保したり、印刷層250の外部との接触の頻度を減少させたりするために、カード基材210の側面に形成される凹部212の深さは、印刷層250の厚さと等しい、または印刷層250の厚さよりも深くすることが好ましい。
【0069】
なお、上述した3つの実施の形態にて示した情報記録媒体としては、カードやタグあるいはラベル等がその例として挙げられ、さらに、それらの種類としては、文字情報やバーコード情報が印字されただけの構造を有するものや、磁気ストライプが貼付されたものや、情報の書き込み及び読み出しが可能なICが埋め込まれたもの等が例として挙げられる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、少なくとも1層からなる基材と、該基材上に形成されるインク受理層とを少なくとも有し、インク受理層上に情報が記録されてなる情報記録媒体において、基材が、その表面のうちインク受理層が形成される領域のみにレーザ加工により微細な凹凸が形成され、インク受理層が、凹凸上に形成されている構成としたため、層構成を複雑にすることなく、かつ、インク受理層が設けられる領域以外の平坦性を損なわせずに、カード基材に対するインク受理層の定着強度を向上させることができる。
【0071】
また、基材のインク受理層が形成される領域が、少なくともインク受理層及び該インク受理層上に情報を記録することにより形成される印刷層の厚さ分削り取られている構成としたものにおいては、基材にインク受理層を形成してインク受理層上に情報を記録した際、情報が記録されることにより形成された印刷層の表面が他の領域における基材の表面と同一平面、もしくは基材の表面よりも凹んだ状態となり、それにより、カード表面の平坦性を確保することができるとともに、インク受理層上に記録した情報の磨耗を減少させることができる。
【0072】
また、少なくとも1層の基材からなり、基材上に情報が記録されてなる情報記録媒体において、基材が、情報が記録される領域にレーザ加工により微細な凹凸が形成され、該凹凸上に情報が記録されている構成としたものにおいては、基材に形成された凹凸によって基材に親水性が生じるため、基材の凹凸が形成された領域にインク受理層を形成せずに情報を印刷あるいは記入することができる。
【0073】
また、少なくとも1層の基材からなり、基材に識別情報が記録されてなる情報記録媒体において、基材の側面の少なくとも一部の領域に、レーザ加工により微細な凹凸が形成されているとともに、該凹凸上にインク受理層が形成され、かつ、当該領域が、少なくともインク受理層及び該インク受理層上に識別情報が記録されることにより形成される印刷層の厚さ分削り取られている構成としたものにおいては、インク受理層の基材に対する定着強度を向上させることができ、さらに、凹凸上にインク受理層を形成してインク受理層上に識別情報を記録した際、識別情報が記録されることにより形成された印刷層の表面が他の領域における基材の側面と同一平面、もしくは、基材の表面よりも凹んだ状態となり、それにより、基材の側面の平坦性を確保することができ、基材の側面に記録された識別情報が削れてしまうことを防止することができる。
【0074】
また、少なくとも1層の基材からなり、基材に識別情報が記録されてなる情報記録媒体において、基材の側面の少なくとも一部の領域に、レーザ加工により微細な凹凸が形成されているとともに、当該領域が、少なくとも凹凸上に識別情報が記録されることにより形成される印刷層の厚さ分削り取られている構成としたものにおいては、基材の側面に形成された凹凸によって基材に親水性が生じるため、基材の凹凸が形成された領域にインク受理層を形成せずに識別情報を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録媒体の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【図2】図1に示した情報記録媒体の製造方法を説明するための図である。
【図3】本発明の情報記録媒体の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【図4】図3に示した情報記録媒体の製造方法を説明するための図である。
【図5】本発明の情報記録媒体の第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は側面の構成を示す図、(c)は(b)に示したA−A’断面図である。
【図6】インク受理層が設けられた従来のカードの一構成例を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【図7】図6に示したカードの製造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10,110,210 カード基材
11,111,211 凹凸
20,120 オーバーコート層
30,50,130,150,230,250 印刷層
40,140,240 インク受理層
112,212 凹部

Claims (5)

  1. 少なくとも1層からなる基材と、該基材上に形成されるインク受理層とを少なくとも有し、前記インク受理層上に情報が記録されてなる情報記録媒体であって、
    前記基材は、その表面のうち前記インク受理層が形成される領域のみにレーザ加工により微細な凹凸が形成され、
    前記インク受理層は、前記凹凸上に形成されていることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 請求項1に記載の情報記録媒体において、
    前記基材は、前記インク受理層が形成される領域が、少なくとも前記インク受理層及び該インク受理層上に前記情報を記録することにより形成される印刷層の厚さ分削り取られていることを特徴とする情報記録媒体。
  3. 少なくとも1層の基材からなり、前記基材上に情報が記録されてなる情報記録媒体であって、
    前記基材は、前記情報が記録される領域にレーザ加工により微細な凹凸が形成され、該凹凸上に前記情報が記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  4. 少なくとも1層の基材からなり、前記基材に識別情報が記録されてなる情報記録媒体であって、
    前記基材は、側面の少なくとも一部の領域に、レーザ加工により微細な凹凸が形成されているとともに、該凹凸上にインク受理層が形成され、かつ、当該領域が、少なくとも前記インク受理層及び該インク受理層上に前記識別情報が記録されることにより形成される印刷層の厚さ分削り取られていることを特徴とする情報記録媒体。
  5. 少なくとも1層の基材からなり、前記基材に識別情報が記録されてなる情報記録媒体であって、
    前記基材は、側面の少なくとも一部の領域に、レーザ加工により微細な凹凸が形成されているとともに、当該領域が、少なくとも前記凹凸上に前記識別情報が記録されることにより形成される印刷層の厚さ分削り取られていることを特徴とする情報記録媒体。
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