JPH0662024B2 - 識別カ−ドの製造方法 - Google Patents
識別カ−ドの製造方法Info
- Publication number
- JPH0662024B2 JPH0662024B2 JP61268298A JP26829886A JPH0662024B2 JP H0662024 B2 JPH0662024 B2 JP H0662024B2 JP 61268298 A JP61268298 A JP 61268298A JP 26829886 A JP26829886 A JP 26829886A JP H0662024 B2 JPH0662024 B2 JP H0662024B2
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- JP
- Japan
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- card
- printed
- manufacturing
- printing
- identification card
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、個人情報等をカード内層に鮮明に記載する
ことのできる識別カードの製造方法に関するものであ
る。
ことのできる識別カードの製造方法に関するものであ
る。
最近、ICカード等のように信頼性の高いプラスチック
カードが種々提案されているが、この種のカードはクレ
ジットカード等に使用して非常に有用なものである。ま
た識別カード(以下IDカードと記す)等において、カ
ード内層に個人情報を記載し、積層成形してなるカード
は偽造防止,改竄防止の上で効果の大きいことは周知の
通りである。
カードが種々提案されているが、この種のカードはクレ
ジットカード等に使用して非常に有用なものである。ま
た識別カード(以下IDカードと記す)等において、カ
ード内層に個人情報を記載し、積層成形してなるカード
は偽造防止,改竄防止の上で効果の大きいことは周知の
通りである。
ここで上記のようなIDカードの多くに見られる例えば
硬質塩化ビニルを積層してなるカードは、シルク印刷,
オフセット印刷等でデザインの施されたシートに透明シ
ート(オーバレイ)を重ね、一体化して構成されてい
る。
硬質塩化ビニルを積層してなるカードは、シルク印刷,
オフセット印刷等でデザインの施されたシートに透明シ
ート(オーバレイ)を重ね、一体化して構成されてい
る。
しかるにIDカードのようなカードにおいては、個人情
報を各カード1枚1枚に記載する必要があり、上記のよ
うな通常の印刷方法で印字することはできない。このた
め、カード材料のシートに直接個人情報を記載すること
が考えられるが、通常のプラスチック製のIDカードに
おいては、通常のインキでは乾かない,にじみが発生す
るなどの不具合が生じることが多い。そこで、カードの
構成材であるシートとは別の紙に個人情報を印字し、該
紙をカード内部に埋め込む等の手段がとられていた。こ
のためカードの製造工程が増すという問題や、カード材
料と印字紙との接着の問題等、製作上,技術上多くの問
題をかかえていた。
報を各カード1枚1枚に記載する必要があり、上記のよ
うな通常の印刷方法で印字することはできない。このた
め、カード材料のシートに直接個人情報を記載すること
が考えられるが、通常のプラスチック製のIDカードに
おいては、通常のインキでは乾かない,にじみが発生す
るなどの不具合が生じることが多い。そこで、カードの
構成材であるシートとは別の紙に個人情報を印字し、該
紙をカード内部に埋め込む等の手段がとられていた。こ
のためカードの製造工程が増すという問題や、カード材
料と印字紙との接着の問題等、製作上,技術上多くの問
題をかかえていた。
ところで、印字のための汎用性の高い方法としてワード
プロセッサのプリンタを利用する方法がある。この方法
は、通常の紙質のものに対しては有用であるが、プラス
チックカード材料の例えば硬質塩化ビニルシートに印字
する場合はやはり問題がある。即ち、インキを直接使用
するドットプリンタの場合、インキのにじみ,ハンドリ
ングによる汚れ等、インキが印字部分以外の不必要部分
に付着するという不具合があり、またサーマルプリンタ
の如く熱転写タイプの印字の場合、プラスチックカード
の加熱,加圧成形時に転写インキが溶融し、流れを生じ
上記と同様の不具合が生じてしまう。
プロセッサのプリンタを利用する方法がある。この方法
は、通常の紙質のものに対しては有用であるが、プラス
チックカード材料の例えば硬質塩化ビニルシートに印字
する場合はやはり問題がある。即ち、インキを直接使用
するドットプリンタの場合、インキのにじみ,ハンドリ
ングによる汚れ等、インキが印字部分以外の不必要部分
に付着するという不具合があり、またサーマルプリンタ
の如く熱転写タイプの印字の場合、プラスチックカード
の加熱,加圧成形時に転写インキが溶融し、流れを生じ
上記と同様の不具合が生じてしまう。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもの
で、通常のワードプロセッサのプリンタ等を用いて、個
人情報の識別情報を容易にしかも鮮明に印字することの
できる識別カードの製造方法を得ることを目的とする。
で、通常のワードプロセッサのプリンタ等を用いて、個
人情報の識別情報を容易にしかも鮮明に印字することの
できる識別カードの製造方法を得ることを目的とする。
この発明に係る識別カードの製造方法は、例えば各カー
ドの共通デザイン部分は普通のプラスチックカードにお
ける場合と同様に印刷を施しておき、各カード毎に必要
な個別情報を記載する範囲には、カードコア材の表面の
記載すべき領域が記載に適した表面となるよう該記載部
には微細な凹凸面となる透明性のマット塗料もしくはイ
ンキ層を形成し、該記載部に通常のワードプロセッサの
プリンタ等で情報を記載し、上記共通デザイン部及び上
記記載部を同時に覆うよう透明層を形成するようにした
ものである。
ドの共通デザイン部分は普通のプラスチックカードにお
ける場合と同様に印刷を施しておき、各カード毎に必要
な個別情報を記載する範囲には、カードコア材の表面の
記載すべき領域が記載に適した表面となるよう該記載部
には微細な凹凸面となる透明性のマット塗料もしくはイ
ンキ層を形成し、該記載部に通常のワードプロセッサの
プリンタ等で情報を記載し、上記共通デザイン部及び上
記記載部を同時に覆うよう透明層を形成するようにした
ものである。
本発明においては、カード構成材料の記載部に、例えば
印字したインキを吸着するにたる微細な凹凸を持つ表面
状態となるようなインキ又は塗料をコーティングするか
ら、印字されたプリンタのインキが微細な表面に薄く均
一に分散吸着され、無処理のカード構成材の表面状態の
ように、局部的に溜まることによるにじみ等がなくな
る。また、インキ又は塗料は透明性であるので、内層部
分に印刷された地模様及び記載部内に存在する共通文字
部分等の下地印刷部分が消去されない。
印字したインキを吸着するにたる微細な凹凸を持つ表面
状態となるようなインキ又は塗料をコーティングするか
ら、印字されたプリンタのインキが微細な表面に薄く均
一に分散吸着され、無処理のカード構成材の表面状態の
ように、局部的に溜まることによるにじみ等がなくな
る。また、インキ又は塗料は透明性であるので、内層部
分に印刷された地模様及び記載部内に存在する共通文字
部分等の下地印刷部分が消去されない。
以下、本発明の実施例を図について説明する。第1図は
本発明の一実施例により製造されたプラスチック製ID
カードを、また第2図は該IDカードの断面構成を示し
たものである。これらの図において、2はコア材、4は
コア材2の表面に印刷された共通デザイン部分、1,3
は透明保護膜(オーバレイ)である。また、5は個人情
報が記載された印字エリア、6は磁気ストライプであ
る。このように本実施例に係るIDカードは、カード表
面をなすオーバレイ1,3及びデザイン4等が印刷され
たコア材2を重ね合わせ、これらを加熱,加圧成形して
一体で形成される。なお、上記コア材2は1〜5層から
構成される。
本発明の一実施例により製造されたプラスチック製ID
カードを、また第2図は該IDカードの断面構成を示し
たものである。これらの図において、2はコア材、4は
コア材2の表面に印刷された共通デザイン部分、1,3
は透明保護膜(オーバレイ)である。また、5は個人情
報が記載された印字エリア、6は磁気ストライプであ
る。このように本実施例に係るIDカードは、カード表
面をなすオーバレイ1,3及びデザイン4等が印刷され
たコア材2を重ね合わせ、これらを加熱,加圧成形して
一体で形成される。なお、上記コア材2は1〜5層から
構成される。
次に製造方法、特に印字の方法について説明する。ま
ず、社員証,社名等の共通デザイン部4を硬質塩化ビニ
ルシートからなるコア材2にシルクスクリーン印刷法等
により印刷する。ついで氏名等の個人情報を印字する印
字エリア5に、例えばメディウムインキ等のマットイン
キを同じくシルクスクリーン印刷法等により印刷し、該
印字エリア5を透明マット状表面、即ち微細な凹凸を有
する表面とする。その後、氏名,発行日等の個人情報を
通常のワードプロセッサのドットプリンタによって前記
コア材2のマット印刷された印字エリア5に印字する。
そしてこの印字されたコア材2とオーバレイ1,3とを
重ね合わせ、加熱,加圧成形し、IDカードを形成す
る。
ず、社員証,社名等の共通デザイン部4を硬質塩化ビニ
ルシートからなるコア材2にシルクスクリーン印刷法等
により印刷する。ついで氏名等の個人情報を印字する印
字エリア5に、例えばメディウムインキ等のマットイン
キを同じくシルクスクリーン印刷法等により印刷し、該
印字エリア5を透明マット状表面、即ち微細な凹凸を有
する表面とする。その後、氏名,発行日等の個人情報を
通常のワードプロセッサのドットプリンタによって前記
コア材2のマット印刷された印字エリア5に印字する。
そしてこの印字されたコア材2とオーバレイ1,3とを
重ね合わせ、加熱,加圧成形し、IDカードを形成す
る。
このように通常のプラスチック製IDカードの材料であ
る塩化ビニルシートにおいても、無光沢,マット印刷を
施すことによってワードプロセッサ等の通常のプリンタ
を用いて確実に印字ができるようになり、カード製造過
程でのハンドリング,成形等においても印字のにじみ,
印字による汚れ等のない鮮明な文字等が簡便に記載でき
る。
る塩化ビニルシートにおいても、無光沢,マット印刷を
施すことによってワードプロセッサ等の通常のプリンタ
を用いて確実に印字ができるようになり、カード製造過
程でのハンドリング,成形等においても印字のにじみ,
印字による汚れ等のない鮮明な文字等が簡便に記載でき
る。
なお、上記実施例では印字エリア5を1つとしたが、第
3図に示すように2つの印字エリア5a,5bを設けて
もよい。
3図に示すように2つの印字エリア5a,5bを設けて
もよい。
さらに、上記実施例ではワードプロセッサのドットプリ
ンタによる印字としたが、他のプリンタあるいは手書き
によるサイン等も可能であり、透明シート層で覆われ一
体化された偽造,改竄層に対して信頼性の高いカードが
得られる。
ンタによる印字としたが、他のプリンタあるいは手書き
によるサイン等も可能であり、透明シート層で覆われ一
体化された偽造,改竄層に対して信頼性の高いカードが
得られる。
以上のように、この発明によれば、IDカードの構成材
であるコア材等へ、予め共通デザインを印刷し、個別情
報を記載する領域には記載に適した表面状態とするため
に微細な凹凸面となる透明性のマット塗料もしくはイン
キ層を設け、ここに個別情報を記載するようにしたの
で、下地に印刷されている部分を消されることなく、記
載情報を、にじみや、汚れ等を生じることなく直接記載
できる。また1回のラミネート処理で共通デザインが印
刷された部分と個別情報が記載された部分とを同時に透
明層で覆うことができるため製造が簡単であるという効
果がある。
であるコア材等へ、予め共通デザインを印刷し、個別情
報を記載する領域には記載に適した表面状態とするため
に微細な凹凸面となる透明性のマット塗料もしくはイン
キ層を設け、ここに個別情報を記載するようにしたの
で、下地に印刷されている部分を消されることなく、記
載情報を、にじみや、汚れ等を生じることなく直接記載
できる。また1回のラミネート処理で共通デザインが印
刷された部分と個別情報が記載された部分とを同時に透
明層で覆うことができるため製造が簡単であるという効
果がある。
第1図は本発明の一実施例による識別カードの正面図、
第2図は該識別カードの断面構成図、第3図は本発明の
他の実施例による識別カードの正面図である。 1,3……オーバレイ、2……コア材、4……共通印刷
部、5,5a,5b……印字エリア、6……磁気ストラ
イプ。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
第2図は該識別カードの断面構成図、第3図は本発明の
他の実施例による識別カードの正面図である。 1,3……オーバレイ、2……コア材、4……共通印刷
部、5,5a,5b……印字エリア、6……磁気ストラ
イプ。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】シート状樹脂材を積層してなり、カード個
別の情報を記載する記載部をその内層に有する識別カー
ドの製造方法であって、 各カード共通の共通デザインが印刷された識別カードの
コアシート表面に設けられた上記記載部が、記載に適し
た表面となるよう該記載部に微細な凹凸面となる透明性
のマット塗料もしくはインキ層を形成し、 該記載部のマット塗料もしくはインキ層表面に個別情報
を直接記載し、 上記共通デザインが印刷された領域と上記記載部とを同
時に覆うよう透明層を形成したことを特徴とする識別カ
ードの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61268298A JPH0662024B2 (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | 識別カ−ドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61268298A JPH0662024B2 (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | 識別カ−ドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63120695A JPS63120695A (ja) | 1988-05-25 |
JPH0662024B2 true JPH0662024B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=17456582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61268298A Expired - Lifetime JPH0662024B2 (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | 識別カ−ドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662024B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2956768B2 (ja) * | 1988-05-26 | 1999-10-04 | 大日本印刷株式会社 | カードの個別情報印字方法 |
JPH0377674U (ja) * | 1989-11-29 | 1991-08-05 | ||
JPH0452077U (ja) * | 1990-09-12 | 1992-05-01 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5890451U (ja) * | 1981-12-14 | 1983-06-18 | 凸版印刷株式会社 | 情報記録カ−ド |
-
1986
- 1986-11-11 JP JP61268298A patent/JPH0662024B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63120695A (ja) | 1988-05-25 |
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