JPH0620627Y2 - 磁気カ−ド - Google Patents

磁気カ−ド

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JPH0620627Y2
JPH0620627Y2 JP3937687U JP3937687U JPH0620627Y2 JP H0620627 Y2 JPH0620627 Y2 JP H0620627Y2 JP 3937687 U JP3937687 U JP 3937687U JP 3937687 U JP3937687 U JP 3937687U JP H0620627 Y2 JPH0620627 Y2 JP H0620627Y2
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JP
Japan
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magnetic
magnetic stripe
pattern
card
oversheet
Prior art date
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JP3937687U
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JPS63145670U (ja
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貞典 伊藤
一典 佐々木
譲治 野崎
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カード表面に磁気ストライプが貼着された磁
気カードに関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
表面に磁気ストライプを有する磁気カードは、一般的
に、センターコアと呼ばれる乳白色の不透明な熱可塑性
樹脂よりなるカード基板の両面にオーバーシートと呼ば
れる透明熱可塑性樹脂よりなる保護シートを重ね合わ
せ、さらにこの保護シートの一方または両方の表面に磁
気ストライプを重ね合わせ、この状態で加熱加圧して一
体化することにより構成される。このとき、通常カード
基板表面或いはオーバーシートの内側面に文字、絵柄等
のパターンが印刷される。
近年、このような磁気カードについて、磁気ストライプ
部分についもデザインを施すことが望まれており、また
同時に偽造等による不正使用の発生が多くなっているこ
とから、不正使用を防止し得る構成を有する磁気カード
が要望されている。
特公昭49−37529号公報には、磁気ストライプに
所謂磁気ウオーターマークを形成し、その存在の有無で
カード真偽を確認する技術が開示されている。このよう
な技術は、カードの偽造防止のために有効な手段ではあ
るが、磁気ストライプ製造時に部分的に磁界をかけて配
向させる余分なステップが必要となり、また磁気ウオー
ターマークを検出するために読取り装置も特別な構成が
必要となる。
また、特開昭53−65799号公報には、磁気ストラ
イプ上に印刷模様層を設けた磁気カードが開示されてい
る。このような磁気カードは従来模様の存在しなかった
磁気ストライプ上に模様を存在せしめたことで意匠面で
の向上が認められるが、反面模様層が表面に露出してい
るために耐摩擦性の点で問題があり、かつ磁気ストライ
プへのデータの書込或いは読取において模様層が介在す
るために磁気特性が劣化する欠点があり、また偽造防止
効果にも乏しい。
〔考案の目的〕
本考案の目的とするところは、磁気ストライプ部分にも
デザインを施すことができ、しかも磁気特性が劣化する
ことなく、さらには偽造することが困難な磁気カードを
提供することにある。
〔考案の概要〕
上記目的を達成すべくなされた本考案は、カード本体表
面に磁気ストライプを重ね合わせて加熱加圧し、一体化
してなる磁気カードにおいて、磁気ストライプとカード
本体表面との間に所望の文字、絵柄の印刷パターンを介
在せしめてなる磁気カードである。
〔考案の詳述〕
以下に本考案を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。
第1図は本考案にかかる磁気カードの正面図であり、第
2図は磁気カードの断面の説明図である。
カード本体(1)はセンターコア(2)の両面にオーバーシー
ト(3)、(4)が積層された構成である。さらに、一方のオ
ーバーシート(3)の表面に磁気ストライプ(5)が貼着さ
れ、その表面がオーバーシート(3)の表面と同一面にな
るように埋設されている。磁気ストライプ(5)の下方に
は所望の浮き彫りパターンの原パターンである印刷パタ
ーン(11)がオーバーシート(3)との間に介在せしめられ
ている。印刷パターン(11)はその厚み分がオーバーシー
ト(3)と磁気ストライプ(5)の変形により吸収される。こ
れにより、カードを正面から見た場合、浮き彫り文字
(6)が現出することになる。
センターコア(2)は厚さ0.5mm前後であり、通常塩化ビニ
ルをその素材とし、酸化チタン等の無機或いはジアゾイ
エロー、ブリリアントカーミン6B、フタロシアニンブ
ルー等の有機顔料またはZn、Cn、Al等の金属顔料が添加さ
れて着色不透明の状態を呈している。なお、塩化ビニル
に代えて、他の熱可塑性樹脂、例えばポリエチレンテレ
フタレート、ポリエステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体等を用いることもできる。
オーバーシートは厚さ0.01〜0.2mmであり、センターコ
アと同様の熱可塑性樹脂をその材料として用いることが
できる。通常、このオーバーシートはセンターコアの表
面或いはオーバーシートの裏面に印刷される文字、絵柄
等のデザインが可視できるように透明である。
ここで、印刷パターン(11)は、熱可塑性インク又は熱硬
化性インクを用いることができ、例えば下記の如くのバ
インダー樹脂に所望の着色顔料(無機、有機、金属等の
顔料)を分散したインクをスクリーン印刷にて印刷する
ことにより形成される。このとき、印刷パターンの厚み
は磁気テープ上に見える浮き彫り模様の形成状態を左右
する要因となる。良好な浮き彫りパターンを現出せしめ
るためには、他の要因、即ちラミネート温度、オーバー
シート、センターコア等の材料等にも影響されるが2μ
m〜15μm程度が望ましい。
バインダー樹脂としては、蒸発乾燥型の場合は例えばニ
トロセルロース、マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ウ
レタン樹脂、ポリアミド樹脂等、酸化重合型は例えばア
ルキド樹脂、1液反応型は例えばエポキシ樹脂、2液反
応型は例えばウレタン樹脂、ゲル化型は例えば、ポリ塩
化ビニル、UV硬化型は例えばポリエステルアクリレー
ト等があり、これらから任意に選択することができる。
また、磁気ストライプ(5)は第3図に示されている如
く、磁気層(13)の上方に順次、磁気層の色を隠蔽する金
属蒸着層(14)、磁気ストライプの表面色を決定する着色
層(15)、透明保護層(16)が積層されており、これが接着
層(12)によりオーバーシート(3)上に貼着されている。
このような磁気ストライプの構成は実開昭55−116
76号、実開昭55−1677号に詳しい。なお、上記
磁気ストライプの蒸着層及び/または着色層を省略した
磁気ストライプであっても良く、このような磁気ストラ
イプについては実開昭50−27908号に詳しい。
ここで、センターコア(2)、磁気ストライプ(5)が貼着さ
れたオーバーシート(3)及びオーバーシート(4)は重ね合
わされた後加熱加圧することによりラミネートされ一体
化されるとともに、磁気ストライプ(5)はオーバーシー
ト(3)にその表面が同一面となって埋設される。
このとき、磁気ストライプ(5)の下方には印刷パターン
(11)が介在しているため、この印刷パターンは上記ラミ
ネート時に次のような挙動を呈する。
即ち、加熱加圧によるラミネートの際にセンターコア
(2)、オーバーシート(3)及び磁気ストライプ(5)、さら
に印刷パターン(11)とも軟化し、印刷パターン(11)の厚
みはオーバーシートと磁気ストライプ(5)の変形により
吸収される。軟化の程度はオーバーシート(3)が最も大
きく、従ってオーバーシート(3)の変形でほとんど印刷
パターン(11)の厚み分が吸収されるが、磁気ストライプ
(5)にも僅かの変形、つまり印刷パターン(11)に対応す
る部分の厚みが他の部分に比較して僅かに薄くなる如く
変形する。このような磁気ストライプの厚み方向の僅か
な変形がカードを正面から見たときに浮き彫りパターン
を現出せしめる。このとき、磁気ストライプの変形量は
極めて催かであるために、また磁気ストライプ表面も平
滑面が維持されるため磁気特性は何等悪影響を受けるこ
とがない。
なお、浮き彫りパターン(6)はその原パターンが印刷パ
ターン(11)であるために、自由に所望のパターンを現出
せしめることができる。
また、印刷方式としてはスクリーン印刷に限定されず、
ある程度のインク厚を得ることができる他の印刷方式で
も良く、例えばホットスタンプの如くの転写方式によっ
ても良い。
〔考案の効果〕
本考案は、以上に述べた如くの構成を有するものであ
り、磁気ストライプ部分にデザインを施すことができ、
しかも磁気特性、及び磁気ストライプ部分の耐摩擦性も
劣化することがなく、さらには磁気ストライプ部分に浮
き彫りパターンが存在するか否か、或いは同じパターン
か否かで偽造されたものかどうかを判別することもで
き、不正使用防止効果をも奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第1図は本
考案の磁気カードの正面図、第2図は同じく断面におけ
る説明図、第3図は要部の拡大説明図である。 (1)…カード本体 (2)…センターコア (3)、(4)…オーバーシート (5)…磁気ストライプ (6)…浮き彫りパターン (11)…印刷パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/80 7303−5D

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード本体表面に磁気ストライプを積層
    し、加熱加圧して一体化してなる磁気カードにおいて、
    磁気ストライプとカード本体表面との間に所望の文字、
    絵柄の印刷パターンを介在せしめ、磁気ストライプに浮
    き彫りパターンを現出せしめてなる磁気カード。
JP3937687U 1987-03-18 1987-03-18 磁気カ−ド Expired - Lifetime JPH0620627Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3937687U JPH0620627Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18 磁気カ−ド

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JP3937687U JPH0620627Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18 磁気カ−ド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63145670U JPS63145670U (ja) 1988-09-26
JPH0620627Y2 true JPH0620627Y2 (ja) 1994-06-01

Family

ID=30852479

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3937687U Expired - Lifetime JPH0620627Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18 磁気カ−ド

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4780378B2 (ja) * 2004-06-30 2011-09-28 Dic株式会社 磁気記録媒体上の新規絵柄形成方法及びこれに用いる転写用積層体及び磁気記録媒体
JP4492463B2 (ja) * 2004-06-30 2010-06-30 Dic株式会社 磁気記録媒体及び磁気記録媒体の製造方法

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JPS63145670U (ja) 1988-09-26

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