JP2004348989A - 分割コネクタ用のキャップ付きサブコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】雄端子金具を挿入するときの前止まりを図る。
【解決手段】サブハウジング20には、タブ11を備えた雄端子金具10が後方から挿入可能とされる。サブハウジング20には、タブ11を取り囲んで保護可能な保護キャップ30が装着されることで、キャップ付きサブコネクタSCが構成される。保護キャップ30には、サブハウジング20内に挿入される雄端子金具10に対して係止することで雄端子金具10を正規の挿入位置に前止まり保持可能な前止まり部36が設けられている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分割コネクタ用のキャップ付きサブコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のサブハウジングをフレームに組み付けてなる分割コネクタの一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。このうち雄側の分割コネクタは、タブを備えた雄端子金具が挿入された複数の雄側サブハウジングを、雄側フレームに組み付けた構成とされており、同様にして組み付けられた雌側の分割コネクタと嵌合可能とされている。雄側フレームには、雌側の分割コネクタを内嵌可能なフード部が設けられており、このフード部内には、雌端子金具と導通接触可能な雄端子金具のタブが突き出した状態で配されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−219238号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に分割コネクタでは、フレームとサブハウジングとの間で生じ得るがたつきを考慮して、通常のコネクタ(ハウジング内に端子金具を挿入してなるコネクタ)よりも両端子金具の接触代を長めに確保する必要がある。従って、雄側の分割コネクタ用の雄端子金具は、タブの長さ寸法が通常のコネクタ用の雄端子金具よりも長く設定されている。
ここで、低コスト化などを図るべく、通常のコネクタ用の雄端子金具を分割コネクタにて共用するよう要請があった場合には、タブの長さ寸法が不足することになるので、その不足した分だけ雄端子金具の挿入位置を前方へ移動させる必要がある。
【0005】
ところが、そうすると雄端子金具を挿入する際にサブハウジングによって雄端子金具を前止まりできなくなる、という問題が生じ得る。すなわち、分割コネクタ用の雄端子金具では、タブの根元部分にサブハウジングの前止まり部を係止させることで、その前止まりを図っていたものの、通常のコネクタ用の雄端子金具では、挿入位置を前方へ移動させるためにタブの根元部分がサブハウジングよりも前方へ突き出てしまうため、サブハウジングによる雄端子金具の前止まりが困難となってしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、雄端子金具を挿入するときの前止まりを図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、タブを備えた雄端子金具が挿入される複数のサブハウジングをフレームに組み付けて構成される分割コネクタに用いられるものであって、前記サブハウジングに対してタブを取り囲んで保護可能な保護キャップを装着した構成とされ、保護キャップには、サブハウジング内に挿入される雄端子金具に対して係止することで雄端子金具を正規の挿入位置に前止まり保持可能な前止まり部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記サブハウジングには、前記雄端子金具に対して係止することで、雄端子金具が前方へ脱落するのを規制可能な補助前止まり部が設けられているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
保護キャップをサブハウジングに装着した状態で雄端子金具を挿入する。保護キャップを装着した状態でサブハウジングをフレームに対する組付現場へと搬送することで、搬送過程において雄端子金具のタブの保護を図ることができる。搬送後、保護キャップを外した各サブハウジングをフレームに対して組み付けることで分割コネクタが組み立てられる。
ここで、雄端子金具をサブハウジングに挿入するときには、保護キャップに設けた前止まり部が雄端子金具に係止することで、雄端子金具を正規の挿入位置から前止まり状態に保持することができる。従って、分割コネクタ用の雄端子金具よりもタブの長さが短い、通常のコネクタ用の雄端子金具を分割コネクタに使用する場合には、雄端子金具の挿入位置を前寄りに設定するためにサブハウジングによって雄端子金具を前止まりするのが困難となるものの、本発明によればそのようなものにおいても、挿入時の雄端子金具の前止まりを図ることができる。
【0008】
<請求項2の発明>
雄端子金具を挿入した後、サブハウジングから保護キャップを外した状態であっても、補助前止まり部によって雄端子金具がサブハウジングから前方へ脱落するのを規制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図6によって説明する。本実施形態では、雌側の分割コネクタFCと嵌合可能な雄側の分割コネクタMCに用いるキャップ付きサブコネクタSCを示す。キャップ付きサブコネクタSCは、図1に示すように、電線Wの端末に接続された雄端子金具10と、雄端子金具10を挿抜可能なサブハウジング20と、サブハウジング20に対して着脱可能な保護キャップ30とから構成される。分割コネクタMCを組み立てる際には、雄端子金具10を挿入したサブハウジング20から保護キャップ30を外してから、フレーム40に対して複数のサブハウジング20を組み付けるようにする(図5参照)。なお、以下ではサブハウジング20に対する雄端子金具10の挿入方向を前方とし、逆の抜き取り方向を後方とする。
【0010】
雄端子金具10は、金属板をプレス成形することで所定形状に形成されており、前側から順に、相手の雌端子金具FTと導通接触可能なタブ11と、略箱型をなす本体部12と、電線Wの端末に圧着接続されるバレル部13とから構成されている。タブ11は、本体部12の前縁から延設された前後に細長い板片を長さ方向に沿って密着曲げすることで形成されており、その高さ寸法及び幅寸法は、本体部12よりも小さくなっている。このタブ11の根元部分11aは、本体部12側に行くに従って次第に高さ寸法及び幅寸法を増加させるように形成されており、その外面がテーパ状をなしている。
【0011】
本体部12のうちランス22と対向する側の外面の長さ方向略中央には、ランス22の進入を許容する凹部14が形成されるとともにその前縁にランス22の内側部分が係止されるようになっている。この凹部14の前縁には、ランス22の外側部分が係止される係止突部15が外方へ叩き出して形成されている。本体部12の後端部に形成された段差部分は、リテーナ26が係止される係止段部16とされている。この係止段部16には、上記係止突部15とほぼ同じ高さまで突出するとともにリテーナ26が係止可能な突部17が叩き出して形成されている。またバレル部13は、前後に一対ずつのかしめ片13a,13bを備えており、前側の両かしめ片13aが電線Wの芯線に、後側の両かしめ片13bが電線Wの被覆に対してそれぞれかしめ付けられる。
【0012】
なお、この雄端子金具10は、通常のコネクタ(ハウジング内に端子金具を挿入した構成のコネクタ)用のものであるため、分割コネクタ用の雄端子金具(図示せず)よりもタブ11の長さ寸法が短くなっている。従って、この雄端子金具10は、サブハウジング20に挿入したときに、タブ11の前端位置が分割コネクタ用のものとほぼ同じ位置になるよう、サブハウジング20に対する挿入位置を分割コネクタ用のものよりも前側に移動させた設定となっている。
【0013】
サブハウジング20は、合成樹脂製とされ、前後に細長い略ブロック状に形成されるとともにその内部には、後方から雄端子金具10を挿入可能なキャビティ21が前後に開口した形態で設けられている。このキャビティ21内に雄端子金具10が正規深さに挿入されると、タブ11の根元部分11aがサブハウジング20の前方へ突き出すようになっている(図3)。キャビティ21の前部内面からは、正規の挿入位置まで挿入された雄端子金具10の凹部14の前縁や係止突部15に係止することで、雄端子金具10を後方へ抜け止め状態に保持可能な片持ち状のランス22が突出して設けられている。ランス22の後縁は、正規の挿入位置とされた雄端子金具10の凹部14の後縁や係止突部15の前面に対向して配され、ここに係止可能とされる。このランス22の内側部分における幅方向略中央には、雄端子金具10の係止突部15を挿通可能な突部挿通溝23が形成されており、これにより雄端子金具10の挿入時におけるランス22の撓み量が少なくなって小型化に好適となる。サブハウジング20のうちランス22の後方位置には、側方へ開口する開口部24が設けられており、この開口部24の後縁には、リテーナ26がヒンジ25を介して連結されている。
【0014】
リテーナ26は、ヒンジ25を支点として回動変位可能とされており、開口部24を開閉可能とされる。リテーナ26の内面には、図4に示すように、リテーナ26が開口部24をほぼ完全に閉止する閉止位置に配されると、キャビティ21内に突出するとともに雄端子金具10に対して係止することで、上記したランス22と共に雄端子金具10を後方へ抜け止め状態に保持可能な端子用係止部27が設けられている。この端子用係止部27の後面は、テーパ状に形成されるとともに、閉止位置ではバレル部13の前側の両かしめ片13aの前方に対向して配され、ここに係止可能とされる。リテーナ26の外面には、閉止位置にてサブハウジング20の後部外面からさらに外方へ突出するとともに、フレーム40に対して係止可能なフレーム用係止部28が設けられている。なお閉止位置では、リテーナ26の外面がサブハウジング20の後部外面と略面一をなしている。またリテーナ26のうち端子用係止部27の前側には、開口部24の前縁部内縁に係止することでリテーナ26を閉止位置に保持可能なリテーナ保持部29が設けられている。このリテーナ保持部29は、閉止位置にて雄端子金具10の突部17を外側から押さえ付けることが可能とされる。
【0015】
保護キャップ30は、合成樹脂製とされ、全体として前後に開口する略筒状に形成されており、雄端子金具10のタブ11を取り囲んでこれを保護可能なタブ保護部31と、後方からサブハウジング20を挿入可能なサブハウジング収容部32とを前後に繋げた構成とされている。サブハウジング収容部32の後端両側部には、片持ち状をなす弾性片33が一対設けられている。両弾性片33の内面には、正規深さまで挿入されたサブハウジング20の外側面に設けられた被保持部(図示せず)に対して係止することで、サブハウジング20を後方へ抜け止め状態に保持可能な保持突部34が設けられている。またサブハウジング収容部32のうちリテーナ26に対応する側の外壁には、リテーナ26の進入を許容する切欠部35が形成されている。
【0016】
さて、タブ保護部31の内面には、正規深さまで挿入されたサブハウジング20の前端面に対して係止することで、サブハウジング20を前止まり状態に保持可能な前止まり部36が内方へ張り出して設けられている。そして、この前止まり部36は、サブハウジング20におけるキャビティ21の内周面よりもさらに内方位置まで張り出して形成されることで、雄端子金具10をも前止まり可能とされる。詳しくは、前止まり部36は、サブハウジング20に保護キャップ30を装着した状態で雄端子金具10をキャビティ21内に正規深さまで挿入したとき、キャビティ21から前方へ突き出るタブ11の根元部分11aに係止されることで、雄端子金具10を正規の挿入位置から前止まり状態に保持できるようになっている。前止まり部36におけるタブ11との当接面36aは、タブ11の根元部分11aの外面にほぼ沿うような勾配のテーパ状に形成されている。
【0017】
フレーム40は、合成樹脂製とされ、図5に示すように、略角筒状に形成されたフード部41と、略格子状に形成されたフレーム本体42とを前後に繋げた構成とされている。フード部41内には、前方から雌側の分割コネクタFCが嵌合可能とされ、図示しないロック手段により嵌合状態に保持可能とされる。
【0018】
フレーム本体42には、サブハウジング20を後方から挿入可能な収容室43が図示上下に2つ並んで設けられている。各収容室43におけるリテーナ26に対応する側の外壁には、開口部44が設けられており、その後縁には、正規深さまで挿入されたサブハウジング20におけるリテーナ26のフレーム用係止部28に対して係止することでサブハウジング20を後方へ抜け止め状態に保持可能な片持ち状の弾性保持片45が設けられている。開口部44の前縁には、正規深さに達したサブハウジング20のリテーナ26が突き当たることでサブハウジング20を前止まり保持可能とされる。
【0019】
なお、雌側の分割コネクタFCは、雄側と同様に雌端子金具FTを収容した複数のサブハウジングをフレーム(サブハウジング共々図示せず)に組み付けることで構成されており、フード部41内に嵌合可能とされる(図6の想像線)。
【0020】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその組付手順について説明する。まず、サブハウジング20に保護キャップ30を装着する作業を行う。図1に示す状態から保護キャップ30のサブハウジング収容部32内にサブハウジング20を後方から挿入する。挿入過程では、保持突部34がサブハウジング20の外側面に乗り上げることで、弾性片33が一旦弾性変形する。サブハウジング20が正規深さまで挿入されると、図2に示すように、弾性片33が復元して保持突部34が被保持部に係止するとともに、サブハウジング20の前端面に前止まり部36が係止することで、サブハウジング20が正規の装着位置から前後に抜け止め状態に保持される。
【0021】
次に雄端子金具10をサブハウジング20に挿入する作業を行う。雄端子金具10をサブハウジング20のキャビティ21内に挿入すると、タブ11がキャビティ21の前方へ突き出してタブ保護部31内に収容されるとともに、ランス22が一旦弾性変形する。そして、雄端子金具10が正規深さに達すると、図3に示すように、ランス22が復元して凹部14内に進入するとともに凹部14の前縁及び係止突部15に対して係止することで、雄端子金具10の後方への抜け止めが図られる。それと同時に、タブ11の根元部分11aがキャビティ21の前方へ突き出すとともに、前止まり部36が根元部分11aの外面に係止することで、雄端子金具10をそれ以上前方へ押し込む動作が規制される。これにより、雄端子金具10は、正規の挿入位置から前止まり状態に保持される。
【0022】
その後、開放状態のリテーナ26を開口部24へ向けて押し込むと、ヒンジ25を支点としてリテーナ26が回動変位する。リテーナ26が閉止位置に達すると、図4に示すように、端子用係止部27がキャビティ21内に進入するとともに、雄端子金具10の係止段部16及び突部17に対して係止される。このとき、リテーナ保持部29が開口部24の前縁部内縁に係止することで、リテーナ26が閉止位置に保持される。またリテーナ保持部29によって突部17が外側から押さえ付けられる。またフレーム用係止部28は、保護キャップ30の切欠部35内に配されており、保護キャップ30から外側(図示上方)に突出することがない。
【0023】
上記のようにしてキャップ付きサブコネクタSCの組み付けが完了したら、そのキャップ付きサブコネクタSCを袋詰めにするなどして、フレーム40との組付現場へと搬送する。この搬送過程では、タブ11がタブ保護部31によって全周にわたって取り囲まれて保護されているので、タブ11に対して例えば他のキャップ付きサブコネクタSCが干渉することがなく、タブ11の変形を防止することができる。
【0024】
組付現場へ搬送したら、図5に示すように、サブハウジング20から保護キャップ30を取り外し、そのサブハウジング20をフレーム40に組み付ける作業を行う。フレーム40における図示上下の収容室43に対して、互いのリテーナ26が反対側を向くよう、背中合わせに配した両サブハウジング20をそれぞれ後方から挿入する。サブハウジング20を挿入する過程では、弾性保持片45が一旦外側へ弾性変形される。サブハウジング20が正規深さに達すると、図6に示すように、弾性保持片45が復元してその前面がフレーム用係止部28の後面に係止するとともに、フレーム用係止部28の前面が開口部44の前縁に係止することで、サブハウジング20が正規の挿入位置から前後に抜け止め状態に保持される。このとき、雄端子金具10のタブ11は、フード部41内に突き出した状態とされる。
【0025】
ところで、サブハウジング20から保護キャップ30を取り外した状態では、前止まり部36による雄端子金具10の前止まりがなされないことになる。ところが、この状態で仮に雄端子金具10に対して前向きの力が作用した場合でも、リテーナ26の端子用係止部27の後面がバレル部13の前側の両かしめ片13aに係止したり、またランス22の後縁が凹部14の後縁や係止突部15の前面に係止することで、雄端子金具10がサブハウジング20から前方へ脱落するような事態が防がれるようになっている。
【0026】
以上のようにして雄側の分割コネクタMCの組み付けが完了したら、同様にして組み付けた雌側の分割コネクタFCをフード部41内に嵌合することで、図6の想像線に示すように、雄雌両端子金具10,FTを正規に導通接触させる。ここで、この雄端子金具10は、通常のコネクタ用のものであるため、分割コネクタ用の雄端子金具よりもタブ11の長さ寸法が短くなっているものの、その不足した長さ分だけサブハウジング20に対して分割コネクタ用のものよりも前寄りの位置に保持されている。従って、サブハウジング20とフレーム40との間で前後にがたつきが生じたとしても、両端子金具10,FTを良好な接続状態に保つことができるような、十分な接触代を確保することができる。なお嵌合状態では、雄端子金具10は、タブ11の根元部分11aが雌側の分割コネクタFCの前面によって支持されることで、前止まり状態に保たれる。
【0027】
以上説明したように本実施形態によれば、保護キャップ30をサブハウジング20に装着した状態で、雄端子金具10をキャビティ21内に挿入すると、保護キャップ30に設けた前止まり部36が雄端子金具10に係止することで、雄端子金具10を正規の挿入位から前止まり状態に保持することができる。従って、分割コネクタ用の雄端子金具よりもタブ11の長さが短い、通常のコネクタ用の雄端子金具10を分割コネクタMCに使用する場合には、雄端子金具10の挿入位置を前寄りに設定するためにサブハウジング20によって雄端子金具10を前止まりするのが困難となるものの、本実施形態によればそのようなものにおいても、挿入時の雄端子金具10の前止まりを図ることができる。
【0028】
しかも、雄端子金具10を挿入した後、サブハウジング20から保護キャップ30を外した状態であっても、ランス22やリテーナ26の端子用係止部27が雄端子金具10に係止することで、雄端子金具10が前方へ脱落するのを規制するのを防ぐことができる。
【0029】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前止まり部の形状や数については任意に設定することができる。
(2)上記した実施形態では、ランスやリテーナを補助前止まり部として利用したものを示したが、雄端子金具の形状に合わせてランスやリテーナとは別途に補助前止まり部を設けるようにしてもよい。また補助前止まり部を省略することも可能である。
(3)保護キャップは、タブ保護部が筒状のものに限らず、タブ保護部が後方へのみ開口して前端側が塞がった袋状のものも本発明に含まれる。また1つの保護キャップに複数のサブハウジングを収容するようにしたものも本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るキャップ付きサブコネクタの分解側断面図
【図2】サブハウジングに保護キャップを装着した状態を示す側断面図
【図3】雄端子金具をキャビティ内に挿入した状態を示す側断面図
【図4】リテーナを閉止位置へ押し込んだ状態を示す側断面図
【図5】保護キャップを外したサブハウジングをフレームに組み付ける前の状態を示す側断面図
【図6】サブハウジングをフレームに組み付けた状態を示す側断面図
【符号の説明】
10…雄端子金具
11…タブ
20…サブハウジング
22…ランス(補助前止まり部)
26…リテーナ(補助前止まり部)
30…保護キャップ
36…前止まり部
40…フレーム
MC…分割コネクタ
SC…キャップ付きサブコネクタ

Claims (2)

  1. タブを備えた雄端子金具が挿入される複数のサブハウジングをフレームに組み付けて構成される分割コネクタに用いられるものであって、前記サブハウジングに対してタブを取り囲んで保護可能な保護キャップを装着した構成とされ、
    保護キャップには、サブハウジング内に挿入される雄端子金具に対して係止することで雄端子金具を正規の挿入位置に前止まり保持可能な前止まり部が設けられていることを特徴とする分割コネクタ用のキャップ付きサブコネクタ。
  2. 前記サブハウジングには、前記雄端子金具に対して係止することで、雄端子金具が前方へ脱落するのを規制可能な補助前止まり部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の分割コネクタ用のキャップ付きサブコネクタ。
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