JP2004346831A - 車両用冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】モータに駆動電流を供給する駆動電気回路の廃熱を有効活用する。
【解決手段】駆動電気回路3の廃熱を回収した冷却水をシンリンダヘッド1aの冷却水入口側からエンジン1に供給する。これにより、駆動電気回路3の廃熱を利用してエンジン1の暖機運転を促進するので、廃熱を有効活用することができる。延いては、暖機運転時間を短縮することができ、エンジン1から排出される排気中の有害物質(エミッション)の総排出量を低減することができる。また、駆動電気回路3に戻ってくる冷却水の温度が所定温度を超えたときには、駆動電気回路3の廃熱をエンジン1に供給することを停止して、駆動電気回路3がエンジン1の廃熱にて熱損傷してしまうことを未然に防止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関(エンジン)と電動モータとを組み合わせて走行するハイブリッド自動車に適用される車両用冷却システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のハイブリッド自動車用の冷却システムでは、エンジンのシリンダヘッド(燃焼室)を冷却する冷却回路の一部と走行用の電動モータを冷却する冷却回路の一部とを共用化して、シリンダヘッドで回収した廃熱を放熱するためのラジエータと電動モータにて発生した廃熱を放熱するためのラジエータとを共用化しているとともに、シンリンダブロックで回収した廃熱を放熱するためのラジエータと、電動モータに駆動電流を供給する駆動電気回路で回収した廃熱を放熱するためのラジエータとをそれぞれ設け、合計3個のラジエータにて冷却システムを構成している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−73763号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載の発明では、暖房時を除いて、電動モータ及び駆動電気回路で発生した廃熱を大気中に捨てるのみで、その廃熱を有効活用していない。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規な冷却システムを提供し、第2には、廃熱を有効活用することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、内燃機関(1)と電動モータ(2)とを組み合わせて走行するハイブリッド自動車に適用される車両用冷却システムであって、電動モータ(2)に駆動電流を供給する駆動電気回路(3)で発生する廃熱を内燃機関(1)に供給する廃熱供給手段(10a、10b)を有することを特徴とする。
【0007】
これにより、駆動電気回路(3)の廃熱を利用して内燃機関(1)の暖機運転を促進するので、廃熱を有効活用することができる。
【0008】
また、駆動電気回路(3)の廃熱にて内燃機関(1)を暖機するので、暖機運転時間を短縮することができ、内燃機関(1)から排出される排気中の有害物質(エミッション)の総排出量を低減することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、廃熱供給手段(10a、10b)は、内燃機関を冷却する冷却水が循環する第1冷却回路(20、22)と駆動電気回路(3)を冷却する冷却水が循環する第2冷却回路(21)とを繋いで、駆動電気回路(3)で発生した廃熱を内燃機関に供給することを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に記載の発明では、第2冷却回路(21)は、第1冷却回路(20、22)のうち内燃機関(1)の冷却水入口側に接続されることを特徴とする。
【0011】
これにより、駆動電気回路(3)で発生した廃熱を効率よく内燃機関(1)に与えることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明では、第1冷却回路(20、22)は、内燃機関(1)の燃焼室周りを冷却する主冷却回路(20)、及び燃焼室以外の部位を冷却する副冷却回路(22)から構成されており、さらに、第2冷却回路(21)は、主冷却回路(20)のうち内燃機関(1)の冷却水入口側に接続されることを特徴とする。
【0013】
これにより、駆動電気回路(3)で発生した廃熱を効率よく暖機運転の促進に活用することができる。
【0014】
請求項5に記載の発明では、内燃機関(1)を流出して駆動電気回路(3)に戻ってくる冷却水の温度が所定温度を超えたときには、駆動電気回路(3)の廃熱を内燃機関(1)に供給することを停止することを特徴とする。
【0015】
これにより、駆動電気回路(3)が内燃機関(1)の廃熱にて熱損傷してしまうことを未然に防止できる。
【0016】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、内燃機関(エンジン)と電動モータとを組み合わせて走行するハイブリッド自動車のうち、エンジンのみで走行する場合、電動モータのみで走行する場合及びエンジンと電動モータとで走行する場合を走行状態に応じて自動的に選択して走行するハイブリッド自動車に本発明に係る車両用冷却システムを適用したものであって、図1は本実施形態に係る冷却システムの模式図である。
【0018】
エンジン1は燃料を燃焼させて動力を発生させる内燃機関であり、モータ2は電力の供給を受けて動力を発生させる回転電機であり、駆動電気回路3はモータ2に駆動電流を供給するインバータ回路等からなる電気回路である。
【0019】
第1ラジエータ4は、モータ2及びエンジン1の燃焼室周り(本実施形態では、シンリンダヘッド1a)のうち少なくとも一方から廃熱を吸収した冷却水と空気とを熱交換して廃熱を大気中に放熱する放熱器であり、第2ラジエータ5はエンジン1のシンリンダヘッド1a以外の部位(本実施形態では、主にシンリンダブロック1b)から廃熱を吸収した冷却水と空気とを熱交換して廃熱を大気中に放熱する放熱器であり、第3ラジエータ6は駆動電気回路3から廃熱を吸収した冷却水と空気とを熱交換して廃熱を大気中に放熱する放熱器である。
【0020】
なお、本実施形態では、冷却水として、水にエチレングリコール等の防錆作用を有する不凍液を混合した流体を採用しているが、冷却水の成分はこれに限定されるものではない。
【0021】
因みに、コンデンサ7は、車両用空調装置(蒸気圧縮式冷凍機)の放熱器であり、室内に吹き出す空気から回収した熱は、このコンデンサ7にて大気中に放出される。
【0022】
ヒータ8は廃熱を熱源として車室内に吹き出す空気を加熱する加熱器であり、開閉弁9a、9bはヒータ8に冷却水(温水)を供給する回路を開閉するバルブであり、三方弁10a〜10dは冷却水流れを制御する流路切換バルブである。
【0023】
また、第1〜3ポンプ11a〜11cは冷却水を循環させる電動式のポンプであり、第4ポンプ12はエンジン1から動力を得て冷却水を循環させるポンプである。
【0024】
第1サーモスタット13はシリンダヘッド1aの温度を所定温度(例えば、冷却水温度で約80℃)に維持するように、シンリンダヘッド1aに流れ込む冷えた冷却水、つまり第1ラジエータ4にて冷却された冷却水の量を調節するもので、第2サーモスタット14はシリンダブロック1bの温度を所定温度(例えば、冷却水温度で約110℃)に維持するように、シンリンダブロック1bに流れ込む冷えた冷却水、つまり第2ラジエータ5にて冷却された冷却水の量を調節するものである。
【0025】
第1水温センサ15は駆動電気回路3から流出する冷却水の温度を検出するもので、第3ポンプ11cは第1水温センサ15の検出温度が所定温度となるようにポンプ回転数、つまり循環冷却水量が制御される。
【0026】
第2水温センサ16は、後述する暖機運転時に駆動電気回路3に流れ込む冷却水の温度を検出するもので、この第2水温センサ16の検出温度が所定温度(例えば、60℃)を超えたときには、後述するように暖機運転が停止する。
【0027】
なお、シンリンダヘッド1aを冷却する冷却水が循環する経路を第1冷却回路20と呼び、駆動電気回路3を冷却する冷却水が循環する経路を第2冷却回路21と呼び、シリンダブロック1bを冷却する冷却水が循環する経路を第3冷却回路22と呼び、モータ2を冷却する冷却水が循環する経路を第4冷却回路23と呼ぶ。
【0028】
次に、本実施形態に係る冷却システムの作動、つまり冷却水流れについて述べる。
【0029】
1.モータ2が停止してエンジン1のみで走行している場合
この運転モードにおいて、サーモスタット13が閉じているとき、つまりシンリンダヘッド1aの温度(燃焼室温度)が低いときには、ポンプ11aを稼動させた状態で図2に示すように、シンリンダヘッド1aから流出した冷却水を第1ラジエータ4に循環させることなく、バイパス回路24を経由させてシンリンダヘッド1aに戻す。
【0030】
これにより、シンリンダヘッド1aが冷却されてしまうことを防止できるので、シンリンダヘッド1aの暖機運転が促進される。なお、ポンプ11b、11cは停止している。
【0031】
そして、シンリンダヘッド1aの温度が所定温度(例えば、80℃)を超えたときには、図3に示すように、シンリンダヘッド1aと第1ラジエータ4との間で冷却水を循環させてシンリンダヘッド1aの温度が過度に上昇してしまうことを防止する。
【0032】
また、ヒータ8にエンジン1(シンリンダヘッド1a)にて回収した廃熱を供給するときは、開閉弁9aを開いてエンジン1(シンリンダヘッド1a)から流出した冷却水の一部をヒータ8に循環させる。このとき、開閉弁9bは開状態及び閉状態のいずれの状態でもよい。
【0033】
なお、第3冷却回路22の冷却水流れ、つまりシリンダブロック1bの冷却は、サーモスタット14にて制御される。
【0034】
2.エンジン1を停止させてモータ2のみで走行している場合
この運転モードでは、シンリンダヘッド1aの温度が低く、次回のエンジン起動に備えてシンリンダヘッド1aを暖機する必要があるときと、シンリンダヘッド1aの温度が高く駆動電気回路3の廃熱ではシンリンダヘッド1aを暖機することが困難なときとがある。
【0035】
そして、シンリンダヘッド1aを暖機する必要があるとき、つまりシンリンダヘッド1aの温度が第1所定温度未満であって、かつ、シンリンダヘッド1aから流出した冷却水、つまり駆動電気回路3に流入する冷却水の温度が第2所定温度未満のときには、第1冷却回路20と第2冷却回路21とを繋いで、駆動電気回路3から流出した冷却水をヒータ8等の放熱用熱交換器を経由することなくエンジン1(シンリンダヘッド1a)に供給する。
【0036】
具体的には、図4に示すように、駆動電気回路3を流出した冷却水を第1冷却回路20のうちシンリンダヘッド1aの冷却水入口側に導いて、駆動電気回路3にて回収した廃熱を途中で放熱させることなくシンリンダヘッド1aに供給する。
【0037】
そして、シンリンダヘッド1aから流出した冷却水、つまり駆動電気回路3に流入する冷却水の温度は第2水温センサ16にて検出されており、第2水温センサ16の検出温度が第2所定温度以上となったときに、駆動電気回路3によるシンリンダヘッド1aの暖機運転を終了させる。
【0038】
ここで、第1所定温度とは、シンリンダヘッド1aの暖機運転が終了したものとみなすことができる温度で、通常は、80℃以上の所定温度である。
【0039】
また、第2所定温度は駆動電気回路3の耐熱温度以下の所定温度であり、通常、この温度は、シンリンダヘッド1aの暖機運転が終了したものとみなすことができる温度、つまり第1所定温度より低い温度であり、本実施形態では、約60℃である。
【0040】
なお、モータ2は、モータ2と第1ラジエータ4との間で冷却水を循環させることにより冷却される。
【0041】
因みに、ヒータ8で暖房能力を発生させるときには、開閉弁9aを開いてシンリンダヘッド1aから流出した冷却水の一部をヒータ8に循環させる。このとき、開閉弁9bは開状態及び閉状態のいずれの状態でもよい。
【0042】
また、シンリンダヘッド1aを暖機する必要がないとき、つまり駆動電気回路3に流入する冷却水の温度が第2所定温度以上となったときには、図5に示すように、駆動電気回路3と第3ラジエータ6との間で冷却水を循環させることにより駆動電気回路3を適正温度に維持する。
【0043】
なお、ヒータ8で暖房能力を発生させるときには、図6に示すように、開閉弁9aを開いてシンリンダヘッド1aから流出した冷却水の一部をヒータ8に循環させることにより、シンリンダヘッド1aに蓄えられた余熱にてヒータ8に熱を与える。
【0044】
このとき、この運転モード(図6参照)では、シンリンダヘッド1aに蓄えられた余熱にて暖房能力を発生させているので、シンリンダヘッド1aの温度(第2水温センサ16の検出温度)が第1所定温度以下となるおそれがあるが、シンリンダヘッド1aの温度が第1所定温度以下となったときには、図5に示すように、駆動電気回路3にて廃熱を回収した冷却水をシンリンダヘッド1aに供給することによりシンリンダヘッド1aの加熱とヒータ8への熱供給を行う。
【0045】
ところで、エンジン1が稼動してサーモスタット13が開いてシンリンダヘッド1aを流出した冷却水が第1ラジエータ4に流れているときに、エンジン1が停止してモータ駆動に切り替わったときは、シンリンダヘッド1aの温度が十分に高く駆動電気回路3の廃熱にてシンリンダヘッド1aを暖機する必要が無いばかりか、シンリンダヘッド1aに十分な余熱が存在する。
【0046】
そこで、このような場合においてヒータ8で暖房能力を発生させるときには、図7に示すように、開閉弁9a、9bを開いてシンリンダヘッド1aの余熱及びモータ2の廃熱にて加熱された冷却水をヒータ8に供給して暖房を行う。
【0047】
なお、ポンプ11a内には、ポンプ11aを迂回する逆止弁付きのバイパス回路が内蔵されており、シンリンダヘッド1aを流出した冷却水はこのバイパス回路を経由してポンプ11bに吸引される。
【0048】
3.エンジン1及びモータ2で走行している場合
この運転モードでは、シンリンダヘッド1aの温度が低く暖機運転を行う必要がある場合、シンリンダヘッド1aの温度が高く暖機運転を行う必要がない場合、及びシンリンダヘッド1aの温度が低く暖機運転を行う必要があるが、シンリンダヘッド1aから流出する冷却水の温度が第2所定温度以上の場合がある。
【0049】
そして、シンリンダヘッド1aの温度が低く暖機運転を行う必要がある場合には、第1冷却回路20と第2冷却回路21とを繋いで、駆動電気回路3から流出した冷却水をヒータ8等の放熱用熱交換器を経由することなくシンリンダヘッド1aに供給する。
【0050】
具体的には、図8に示すように、駆動電気回路3を流出した冷却水を第1冷却回路20のうちシンリンダヘッド1aの冷却水入口側に導いて、駆動電気回路3にて回収した廃熱を途中で放熱させることなくシンリンダヘッド1aに供給する。
【0051】
なお、モータ2は、モータ2と第1ラジエータ4との間で冷却水を循環させることにより冷却される。
【0052】
また、この状態でヒータ8で暖房能力を発生させるときには、開閉弁9aを開いてシンリンダヘッド1aから流出した冷却水の一部をヒータ8に循環させることにより、シンリンダヘッド1a及び駆動電気回路3で発生した熱をヒータ8に与える。
【0053】
そして、第2水温センサ16の検出温度が第2所定温度以上となったときに、第1冷却回路20と第2冷却回路21とを切り離して駆動電気回路3によるシンリンダヘッド1aの暖機運転を終了させるとともに、駆動電気回路3と第3ラジエータ6との間で冷却水を循環させて駆動電気回路3を冷却する。
【0054】
なお、シンリンダヘッド1aから流出した冷却水の温度が第1所定温度より低くサーモスタット13が閉じているときには、図9に示すように、シンリンダヘッド1aから流出した冷却水を第1ラジエータ4に供給することなく、シンリンダヘッド1aに戻して暖機運転を続ける。
【0055】
また、シンリンダヘッド1aから流出した冷却水の温度が第1所定温度より高くサーモスタット13が開いたときには、図10に示すように、シンリンダヘッド1aと第1ラジエータ4との間で冷却水を循環させてシンリンダヘッド1aの温度が過度に上昇してしまうことを防止する。
【0056】
なお、この状態でヒータ8で暖房能力を発生させるときには、開閉弁9aを開いてシンリンダヘッド1aから流出した冷却水の一部をヒータ8に循環させることにより、シンリンダヘッド1aで発生した熱をヒータ8に与える。このとき、開閉弁9bは開状態及び閉状態のいずれの状態でもよい。
【0057】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0058】
本実施形態では、駆動電気回路3の廃熱を利用してエンジン1の暖機運転を促進するので、廃熱を有効活用することができる。
【0059】
また、駆動電気回路3の廃熱にてエンジン1を暖機するので、暖機運転時間を短縮することができ、エンジン1から排出される排気中の有害物質(エミッション)の総排出量を低減することができる。
【0060】
また、駆動電気回路3の廃熱を回収して温度が上昇した冷却水は、シンリンダヘッド1aの冷却水入口側に導かれるので、駆動電気回路3で発生した廃熱を効率よくエンジン1に与えることができるとともに、効率よくエンジン1の暖機を行うことができる。
【0061】
また、駆動電気回路3に戻ってくる冷却水の温度が所定温度を超えたときには、駆動電気回路3の廃熱をエンジン1に供給することを停止するので、駆動電気回路3がエンジン1の廃熱にて熱損傷してしまうことを未然に防止できる。
【0062】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、シンリンダヘッド1aとシリンダブロック1bとを分離して冷却したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばシンリンダヘッド1aを冷却した冷却水にてシリンダブロック1bを冷却するようにして第2ラジエータ5を廃止してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る冷却システムの模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る冷却システムの作動説明図である。
【図3】本発明の実施形態に係る冷却システムの作動説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係る冷却システムの作動説明図である。
【図5】本発明の実施形態に係る冷却システムの作動説明図である。
【図6】本発明の実施形態に係る冷却システムの作動説明図である。
【図7】本発明の実施形態に係る冷却システムの作動説明図である。
【図8】本発明の実施形態に係る冷却システムの作動説明図である。
【図9】本発明の実施形態に係る冷却システムの作動説明図である。
【図10】本発明の実施形態に係る冷却システムの作動説明図である。
【符号の説明】
1…エンジン、2…モータ、3…駆動電気回路、4〜6…ラジエータ、
7…コンデンサ、8…ヒータ、9a、9b…開閉弁、
10a〜10d…三方弁、11a〜11c、12…ポンプ、13、
14…サーモスタット、15、16…水温センサ。

Claims (5)

  1. 内燃機関(1)と電動モータ(2)とを組み合わせて走行するハイブリッド自動車に適用される車両用冷却システムであって、
    前記電動モータ(2)に駆動電流を供給する駆動電気回路(3)で発生する廃熱を前記内燃機関(1)に供給する廃熱供給手段(10a、10b)を有することを特徴とする車両用冷却システム。
  2. 前記廃熱供給手段(10a、10b)は、前記内燃機関を冷却する冷却水が循環する第1冷却回路(20、22)と前記駆動電気回路(3)を冷却する冷却水が循環する第2冷却回路(21)とを繋いで、前記駆動電気回路(3)で発生した廃熱を前記内燃機関に供給することを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却冷却システム。
  3. 前記第2冷却回路(21)は、前記第1冷却回路(20、22)のうち前記内燃機関(1)の冷却水入口側に接続されることを特徴とする請求項2に記載の車両用冷却システム。
  4. 前記第1冷却回路(20、22)は、前記内燃機関(1)の燃焼室周りを冷却する主冷却回路(20)、及び前記燃焼室以外の部位を冷却する副冷却回路(22)から構成されており、
    さらに、前記第2冷却回路(21)は、前記主冷却回路(20)のうち前記内燃機関(1)の冷却水入口側に接続されることを特徴とする請求項2に記載の車両用冷却システム。
  5. 前記内燃機関(1)を流出して前記駆動電気回路(3)に戻ってくる冷却水の温度が所定温度を超えたときには、前記駆動電気回路(3)の廃熱を前記内燃機関(1)に供給することを停止することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の車両用冷却システム。
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