JP2012025242A - 車両の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両における電気系熱源の冷却系に発生する余剰能力を、エンジンの冷却に有効に活用すること。
【解決手段】冷却水循環路11,21と、この冷却水循環路内の冷却水を循環させるウォータポンプ12,22と、冷却水循環路内の冷却水の放熱を行うラジエータ13,23と、をそれぞれ有する互いに独立した、エンジン用の第1の冷却系10、および電動機・発電機のPCU用の第2の冷却系20を備える車両の冷却装置において、第1の冷却系10が有する冷却水循環路11上にはシリンダヘッド内のウォータジャケット14が設置されている。一方、第2の冷却系20が有する冷却水循環路21上では、冷却水がインバータ4、昇圧コンバータ9等を備えるPCU25を冷却した後、シリンダブロック内のウォータジャケット24に供給されてシリンダブロックを冷却する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載された内燃機関およびインバータ等の電気系熱源を冷却する冷却装置に関する。
近年、内燃機関と、電動機とを走行用動力源として備えるハイブリッド車両が普及している。ハイブリッド車両においては、運転状態に応じて内燃機関と電動機を使い分けて走行することで、所定の走行性能を維持しつつ燃料消費量や排出ガス量を低減できる。
多くのハイブリッド車両は、内燃機関のみを動力源として走行するエンジン走行、電動機のみを動力源として走行するEV走行、内燃機関および電動機の両方を動力源として走行するHV走行など、内燃機関および電動機の作動状態が異なる複数の走行モードを備えており、その走行モードは、車速(または動力源回転数)およびアクセル操作量などの運転状態をパラメータとする動力源マップ等の予め定められたモード切換条件に従って自動的に切り換えられるようになっている。
ハイブリッド車両が搭載する内燃機関の冷却系は、専ら内燃機関のみを動力源とする一般車両と同様に、シリンダブロックおよびシリンダヘッドに冷却水通路(ウォータジャケット)を設け、この冷却水通路にラジエータが設置された冷却水循環路が接続される。そして、ウォータポンプで冷却水循環路内の冷却水を循環させて、内燃機関から発生した熱を冷却水を介してラジエータで放熱させる。また、ハイブリッド車両は、上記内燃機関の冷却系に加えて、PCU(パワーコントロールユニット)内のインバータ、昇圧コンバータ等の電気系熱源を冷却する冷却系を有している(例えば特許文献1を参照。)。
図4に従来のハイブリッド車両が内燃機関(エンジン)やインバータ等の電気系熱源を冷却するために搭載している車両の冷却装置の一例を示す。
図4に示すように、この例の車両の冷却装置では、エンジン1が設置された冷却水循環路31等で構成される内燃機関の冷却系30と、インバータ4、昇圧コンバータ9等を含むPCU25が設置された冷却水循環路41等で構成される電気系熱源の冷却系40とを備えている。内燃機関の冷却系30と電気系熱源の冷却系40とは互いに独立している。
内燃機関の冷却系30には、第1のウォータポンプ12、第1のラジエータ13、エンジン1のシリンダヘッド内のウォータジャケット14、エンジン1のシリンダブロック内のウォータジャケット24、ヒータコア15、サーモスタット16などが設置されている。
この内燃機関の冷却系30においては、第1のウォータポンプ12が吐出する冷却水は、先ず、シリンダヘッド内のウォータジャケット14およびシリンダブロック内のウォータジャケット24に供給されて、シリンダヘッドおよびシリンダブロックが冷却される。両ウォータジャケット14,24は連通しており、シリンダブロック内のウォータジャケット24に入った冷却水は図示しないヘッド・ガスケットに設けられた連通孔を通じてシリンダヘッド内のウォータジャケット14に流入するようになっている。シリンダヘッド内のウォータジャケット14を通過した冷却水は、分岐点17で二手に分流し、一方は、第1のラジエータ13に供給され、他方は、ヒータコア15に供給される。但し、冷却水の水温が所定温度以下の場合は、サーモスタット16が閉弁して第1のラジエータ13への冷却水の供給は停止する。冷却水は第1のラジエータ13又はヒータコア15を通過する際に放熱を行って、サーモスタット16が設置されている合流点18において合流し、第1のウォータポンプ12の吸入口に還流する。
一方、電気系熱源の冷却系40には、第2のウォータポンプ22、PCU25および第2のラジエータ(HVラジエータ)23が設置されている。
この電気系熱源の冷却系40においては、第2のウォータポンプ22が吐出する冷却水は、PCU25内の冷却水通路に供給され、当該通路において、インバータ4、昇圧コンバータ9等の発熱を受熱することにより、これらの機器4,9を冷却する。そして、PCU25を通過した冷却水は、第2のラジエータ23を放熱しながら通過した後、第2のウォータポンプ22の吸入口に還流する。
特開2004−76603号公報
ところで、車両発進時、低車速時など、電動機が主に走行用動力源となる場面では、インバータ4、昇圧コンバータ9等の電気系熱源の発熱量が増加する。一方で、車両の中高速走行時など、内燃機関が主に走行用動力源となる場面では、電気系熱源の発熱量が低下する。電気系熱源の冷却系40の最大冷却能力は、車両発進時、低車速時など電動機の負荷が最も高く、且つ、エンコパ内温度が想定される最高温度である場合を基準に設計される。このため、車両の中高速走行時など、内燃機関が主に走行用動力源となり、電動機の負荷が低いときには、電気系熱源の冷却系40に余剰能力が発生していた。
本発明はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、電気系熱源の冷却系に発生する余剰能力を有効に活用することを可能とした車両の冷却装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明の車両の冷却装置は、以下のように構成されている。
すなわち、本発明の車両の冷却装置は、冷却水循環路と、この冷却水循環路内の冷却水を循環させる冷却水循環装置と、前記冷却水循環路内の冷却水の排熱を行う排熱部と、をそれぞれ有する互いに独立した第1および第2の冷却系を備えるものを前提としており、前記第1の冷却系が有する冷却水循環路上には、内燃機関のシリンダヘッドが設置され、前記第2の冷却系が有する冷却水循環路上には、内燃機関のシリンダブロックと、車両を走行させるための電動機を駆動させる際に発熱する電気系熱源と、が設置されたことを特徴としている。
かかる構成を備える車両の冷却装置によれば、車両の中高速走行時など、前記電気系熱源の発熱量が比較的少なくなるときに、第2の冷却系によってシリンダブロックが冷却されるので、第2の冷却系の余剰能力が有効活用されるようになる。
前記第2の冷却系では、前記排熱部の下流側において、前記電気系熱源が前記シリンダブロックより上流側に設置されていることが望ましい。
かかる構成を備える車両の冷却装置によれば、シリンダブロックよりも許容温度が低い電気系熱源を好適な温度に冷却し易くなる。
前記電気系熱源には、例えば、インバータが含まれている。
本発明の車両の冷却装置によれば、車両の中高速走行時など、前記電気系熱源の発熱量が比較的少なくなるときに、第2の冷却系によってシリンダブロックが冷却されるので、第2の冷却系の余剰能力が有効活用される。
本発明の実施の形態に係る車両の冷却装置を搭載したハイブリッド車両の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る車両の冷却装置を示す概略構成図である。 本発明の他の実施の形態に係る車両の冷却装置を示す概略構成図である。 従来の車両の冷却装置を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る車両の冷却装置を適用したハイブリッド車両の概略構成図である。
図1には、2つのモータ・ジェネレータ(電動機)を備え、且つFF(フロントエンジン・フロントドライブ)車として構成されたハイブリッド車両を示している。図1に示すように、ハイブリッド車両は、エンジン1、第1モータ・ジェネレータMG1、第2モータ・ジェネレータMG2、動力分配機構2、減速機3、インバータ4、HVバッテリ5、駆動輪7、昇圧コンバータ9、ECU(Electronic Control Unit)100などを備えている。
−エンジン−
エンジン1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する内燃機関である。エンジン1においては、ECU100によってスロットル開度(吸気量)、燃料噴射量、点火時期などの運転状態が制御されるように構成されている。また、エンジン1の出力軸であるクランクシャフト8の回転数(エンジン回転数)は図示しないエンジン回転数センサによって検出される。このエンジン1はECU100によって駆動制御される。
−モータ・ジェネレータ−
モータ・ジェネレータMG1,MG2は、交流同期電動機であって、電動モータ(走行用動力源)として機能するとともに発電機としても機能する。モータ・ジェネレータMG1,MG2はインバータ4および昇圧コンバータ9を介してHVバッテリ5に接続されており、モータ・ジェネレータMG1,MG2の駆動用電力はHVバッテリ(走行動力用バッテリ)5から昇圧コンバータ9、インバータ4を介して供給される。インバータ4はECU100によって制御され、そのインバータ4の制御により、モータ・ジェネレータMG1,MG2の回生または力行(アシスト)が設定される。その際の回生電力はHVバッテリ5にインバータ4を介して充電される。なお、インバータ4および昇圧コンバータ9は、ユニット化されたPCU(パワーコントロールユニット)25内に設置されている。
−動力分配機構−
動力分配機構2では、エンジン1の動力を、駆動輪7と第1モータ・ジェネレータMG1との両方に振り分けるために、遊星歯車機構(プラネタリーギヤ)が使用されている。第1モータ・ジェネレータMG1の回転数を制御することにより、動力分配機構2は無段変速機としても機能する。例えば、エンジン1の回転動力はプラネタリーキャリア(不図示)に入力され、それがサンギヤ(不図示)によって第1モータ・ジェネレータMG1に伝達されるとともに、リングギヤ(不図示)によって第2モータ・ジェネレータMG2および出力軸(駆動輪7側)に伝達されるようになっている。
図1に示すようなハイブリッドシステムを搭載するハイブリッド車両においては、発進時や低速走行時等であってエンジン1の効率が悪い場合には、第2モータ・ジェネレータMG2のみによりハイブリッド車両の走行(EV走行)を行う。また、通常走行時には、例えば、動力分配機構2によりエンジン1の動力を2経路に分け、一方で駆動輪7の直接駆動を行ない、他方で第1モータ・ジェネレータMG1を駆動して発電を行なう。この時、発生する電力で第2モータ・ジェネレータMG2を駆動して駆動輪7の駆動補助を行なう。また、高速走行時において、さらにHVバッテリ5からの電力を第2モータ・ジェネレータMG2に供給して第2モータ・ジェネレータMG2の出力を増大させて駆動輪7に対して駆動力の追加を行なうことも可能である。
一方、減速時には、駆動輪7により従動する第2モータ・ジェネレータMG2がジェネレータとして機能して回生発電を行ない、回収した電力をHVバッテリ5に蓄える。なお、HVバッテリ5の充電量が低下し、充電が特に必要な場合には、エンジン1の出力を増加して第1モータ・ジェネレータMG1による発電量を増やしてHVバッテリ5に対する充電量を増加する。もちろん、低速走行時でも必要に応じてエンジン1の駆動量を増加する制御を行なう。上記の充電が特に必要な場合とは、例えば、上述のようにHVバッテリ5の充電が必要な場合や、エアコン等の補機を駆動する場合や、エンジン1の冷却水の温度を所定温度まで上げる場合等である。
ECU100は、図示しない車速センサ、アクセル開度センサ、シフトポジションセンサなどの出力信号に基づいて必要なエンジン1の出力トルクおよびモータ・ジェネレータMG1,MG2の出力トルクを求め、インバータ4を介してモータ・ジェネレータMG1,MG2を制御する。
−車両の冷却装置−
以下、上記車両がエンジン1やインバータ等の電気系熱源を冷却するために搭載している車両の冷却装置について図2に基づいて説明する。
図2に示すように、車両の冷却装置は、実線で示す第1の冷却水循環路11等で構成される第1の冷却系10と、破線で示す第2の冷却水循環路21等で構成される第2の冷却系20とを備えている。
第1の冷却系10と第2の冷却系20とは互いに独立している。つまり、第1の冷却系10と第2の冷却系20とは連通しておらず、第1の冷却系10と第2の冷却系20との間で冷却水が出入することがないようになっている。
第1の冷却系10の第1の冷却水循環路11上には、第1のウォータポンプ12、第1のラジエータ13、エンジン1のシリンダヘッド内のウォータジャケット14、車室内の暖房に供されるヒータコア15、サーモスタット16などが設けられている。
上記第1のウォータポンプ12は、第1の冷却水循環路11内の冷却水を循環させるために設けられた冷却水循環装置である。上記第1のラジエータ13は、第1の冷却水循環路11内の冷却水の放熱(排熱)を行う放熱部である。
なお、シリンダヘッド内のウォータジャケット14と後述するシリンダブロック内のウォータジャケット24とは、シリンダヘッドおよびシリンダブロック間に介装されたヘッド・ガスケットに(不図示)よって冷却水の出入不能に仕切られている。つまり、上記ヘッド・ガスケットには、両ウォータジャケット14,24を連通するための連通孔が設けられていない。
図2に例示する第1の冷却系10においては、第1のウォータポンプ12が吐出する冷却水は、先ず、シリンダヘッド内のウォータジャケット14に供給され、シリンダヘッドが冷却される。当該冷却水がシリンダヘッドのウォータジャケット14を通過すると、分岐点17で二手に分流し、一方は、第1のラジエータ13に供給され、他方は、ヒータコア15に供給される。但し、冷却水の水温が所定温度以下の場合は、サーモスタット16が閉じて第1のラジエータ13への冷却水の供給は停止する。
ラジエータ13およびヒータコア15を通過しつつ放熱を行った冷却水は、サーモスタット16が設置されている合流点18において合流し、第1のウォータポンプ12の吸入口に還流する。
一方、第2の冷却系20の第2の冷却水循環路21上には、第2のウォータポンプ22、PCU(パワーコントロールユニット)25、エンジン1のシリンダブロック内のウォータジャケット24、第2のラジエータ(HVラジエータ)23等が設置されている。
上記第2のウォータポンプ22は、第2の冷却水循環路21内の冷却水を循環させるために設けられた冷却水循環装置である。上記第2のラジエータ23は、第2の冷却水循環路21内の冷却水の放熱(排熱)を行う放熱部である。上記PCU25は、インバータ4、昇圧コンバータ9等をユニット化したものである。
図2に例示する第2の冷却系20においては、第2のウォータポンプ22が吐出する冷却水は、先ず、PCU25内の冷却水通路に供給され、当該通路において、インバータ4、昇圧コンバータ9等の発熱を受熱し、これらの機器を冷却する。PCU25を通過した冷却水は、シリンダブロック内のウォータジャケット24に供給され、シリンダブロックを冷却する。
シリンダブロック内のウォータジャケット24を通過した冷却水は、第2のラジエータを放熱しながら通過し、その後、第2のウォータポンプ22の吸入口に還流する。
なお、第2の冷却水循環路21上には、発熱量が異なるPCU25内のインバータ4等と、シリンダブロック内のウォータジャケット24とが設置されているが、シリンダブロックの発熱量はシリンダヘッドの発熱量の半分以下であり、さほど大きくないことから、PCU25内のインバータ4等とシリンダブロックの両方を適温に冷却することは可能である。但し、シリンダブロックよりもPCU25内のインバータ4等の方が許容温度が低いので、既述したように、第2のラジエータ23の下流側において、PCU25がシリンダブロックより上流側に設置されていることが望ましい。
−他の実施形態−
以下、上記第2の冷却系の変形例について図3に基づいて説明する。なお、既述の実施形態において説明した構成と同様のものについては同符号を付して説明を省略する。
変形例に係る第2の冷却系20Aも第1の冷却系10に対して独立している。第2の冷却系20Aの第2の冷却水循環路21A上にも、既述した第2のウォータポンプ22、PCU25、シリンダブロック内のウォータジャケット24、第2のラジエータ(HVラジエータ)23等が設置されている。
図3に例示する第2の冷却系20Aにおいては、第2のウォータポンプ22が吐出する冷却水は、先ず、分岐点26において分流し、一方は、PCU25内の冷却水通路に供給され、当該通路において、インバータ4、昇圧コンバータ9等の発熱を受熱して、これらの機器を冷却する。そして、分流した他方の冷却水は、シリンダブロック内のウォータジャケット24に供給され、シリンダブロックを冷却する。PCU25内の冷却水通路およびシリンダブロック内のウォータジャケット24を通過した冷却水は、合流点27において合流した後、第2のラジエータを放熱しながら通過して、第2のウォータポンプ22の吸入口に還流する。
以上に説明した車両の冷却装置によれば、図4に基づき説明した従来例に係る車両の冷却装置と比較して以下のような効果が認められる。
すなわち、車両の中高速走行時など、内燃機関が主に走行用動力源となり、電動機の負荷が比較的小さくなることで、インバータ4、昇圧コンバータ9等の発熱量が比較的少なくなるときに、第2冷却系20,20A(電気系熱源の冷却系)によってシリンダブロックが冷却されるので、第2冷却系20,20A(電気系熱源の冷却系)の余剰能力が有効活用されるようになる。
また、第1の冷却系10の冷却対象からシリンダブロックが除外されていることにより、第1の冷却系10に冷却能力の余力が発生する。このため、シリンダヘッドの冷却能力を高めることが可能となる。あるいは、逆に、ラジエータ(第1のラジエータ13)を小型化することなども可能となる。
また、第2の冷却系20,20Aでは、冷却水の温度を第1の冷却系10に比べて低く設定することができるので、シリンダブロック内での冷却水の循環流量を低下させてもシリンダブロックを十分に冷却することが可能となる。その結果、例えば、第2のウォータポンプ22のサイズダウンを図ることができる。
また、第2の冷却系20,20Aでは、冷却水の温度を第1の冷却系10に比べて低く設定することができるので、併せて、シリンダブロック内のウォータジャケット24の溝深さを浅くすることにより、シリンダボアの上部の冷却効果を局部的に高めることができる。これにより、比較的高温になり易いシリンダボアの上部が熱歪によりラッパ状に変形してしまうこと(デッキ面に向かって拡径してしまうこと)が抑制される。なお、ウォータジャケット24の溝深さを浅くすることにより、シリンダボアの中部ないし下部の冷却効果が悪化するように思われるが、冷却水の水温を低温化することで当該中部ないし下部の冷却効果を維持することは可能である。
本発明は、車両に搭載された内燃機関およびインバータ等の電気系熱源を冷却する冷却装置に適用可能である。
1 エンジン(内燃機関)
4 インバータ(電気系熱源)
9 昇圧コンバータ(電気系熱源)
10 第1の冷却系
11 第1の冷却水循環路
12 第1のウォータポンプ(冷却水循環装置)
13 第1のラジエータ(排熱部)
14 シリンダヘッド内のウォータジャケット(シリンダヘッド)
20 第2の冷却系
21 第2の冷却水循環路
22 第2のウォータポンプ(冷却水循環装置)
23 第2のラジエータ(排熱部)
24 シリンダブロック内のウォータジャケット(シリンダブロック)
25 PCU

Claims (3)

  1. 冷却水循環路と、この冷却水循環路内の冷却水を循環させる冷却水循環装置と、前記冷却水循環路内の冷却水の排熱を行う排熱部と、をそれぞれ有する互いに独立した第1および第2の冷却系を備える車両の冷却装置において、
    前記第1の冷却系が有する冷却水循環路上には、内燃機関のシリンダヘッドが設置され、
    前記第2の冷却系が有する冷却水循環路上には、内燃機関のシリンダブロックと、車両を走行させるための電動機を駆動させる際に発熱する電気系熱源と、が設置されたことを特徴とする車両の冷却装置。
  2. 請求項1に記載の車両の冷却装置において、
    前記第2の冷却系では、前記排熱部の下流側において、前記電気系熱源が前記シリンダブロックより上流側に設置されていることを特徴とする車両の冷却装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両の冷却装置において、
    前記電気系熱源には、インバータが含まれていることを特徴とする車両の冷却装置。
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