JP2004346406A - スパッタリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スパッタガスと反応性ガスを真空室内に導入して反応性スパッタリングによる成膜を行うとき、ターゲットの表面に沿って流れる反応性ガスの濃度を均一にして、反応性ガスとターゲットの反応の均一化を高め、膜厚、膜質、膜特性を均一化できるスパッタリング装置を提供する。
【解決手段】少なくとも1つのターゲット22を備えたカソード21を基板12に対向させ、反応性スパッタリングに基づいてターゲットをスパッタして基板に膜を堆積させるスパッタリング装置であり、反応性ガス供給装置23から供給される反応性ガスをカソードユニット14の中央部からターゲット22の表面に沿って外方へ流す中央ガス導入機構を設けるように構成される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスパッタリング装置に関し、特に、反応性ガスを利用して基板に反応性スパッタリングに基づく成膜を行うスパッタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スパッタリング装置では、カソードに取り付けられたターゲットの材料をイオンでたたき出し、それによって生じたターゲット材粒子(スパッタ粒子)を、ターゲットに対向するように配置された基板に当ててターゲット材の薄膜を形成する。そのため、スパッタリング装置では、真空容器で、スパッタリングを行わせるためのガス(スパッタガスまたはプラズマ生成ガス)を真空室内に導入し、ターゲットに高周波電力を供給するかまたは直流電圧を印加してエネルギを与えてプラズマを発生し、スパッタ粒子を作るためのイオンを生じさせる。基板の表面に当ったスパッタ粒子に基づきターゲット材が基板の表面に堆積される。
【0003】
上記のスパッタリング装置では反応性スパッタリング装置が知られている。反応性スパッタリング装置(以下「スパッタリング装置」と略す)では、真空室内に、スパッタリングを行わせるためのアルゴン(Ar)などの不活性ガス(スパッタガス)と併せて、酸素や窒素などの反応性ガスが導入される。このようなスパッタリング装置では、生成されたプラズマ中のアルゴンイオンがターゲット材に衝突することによってターゲット材粒子がたたき出され、そのターゲット材粒子が、上記反応性ガスと反応し、その結果、反応物質による膜が基板の表面上に堆積することになる。また反応性ガスの濃度が高いと、ターゲット材の表面が反応性ガスにより化合物層が形成され、これらがスパッタされることにより基板上に所望の組成の反応性物質が堆積する。
【0004】
ところで、例えば基板上に磁気記録媒体を形成するためには、基板上に、種々の金属膜や、金属膜の酸化膜または窒化膜を順次積層させた多層膜構造を形成することが必要である。この種の磁気記録媒体では、膜厚や膜質の均一性や磁気特性等の均一性が求められ、特にハードディスクなどでは、基板の円周方向および径方向の磁気特性の均一性(面内記録媒体の場合)、あるいは基板の垂直方向の磁気特性の均一性(垂直記録媒体の場合)が強く求められる。
【0005】
反応性ガス等を利用した上記スパッタリング装置によって基板上に多層膜を形成して上記の磁気記録媒体を作るとき、要求される膜厚、膜質や磁気特性の均一性を達成することが困難である。次に図16と図17を参照して従来のスパッタリング装置の基本的な構成を説明し、その問題点を説明する。
【0006】
図16は縦型のスパッタリング装置を示す。スパッタリング装置の真空容器101の壁には例えば1枚のターゲット102,103を備えた少なくともカソード104,105が同軸状態で対向して配設され、ターゲット102,103の各表面から等距離になる位置に基板106が縦置きで配置されている。基板106は基板支持プレート107で保持されている。基板106は、静止状態や回転状態であっても、あるいは移動状態であってもよい。
【0007】
スパッタ用プラズマを生じさせるためのガスとして、特に反応性スパッタリングを行う場合には、アルゴンガス(Ar)と反応性ガスとの混合ガス108を真空容器101の上壁のガス導入部109から導入する。導入された混合ガスは矢印110に示されるごとく移動して下壁の排出部111から排出される。このようなガス導入方法では、主にガスの上流領域において反応性ガスが消費されるため、ターゲット102,103の全面に渡って充分に反応性ガスが行き渡らず、ターゲット面上での反応性ガスの濃度分布に偏りが生じ、基板106上に堆積された反応性膜の特性が不均一となったり、損なわれるという問題がある。
【0008】
図17は横型のスパッタリング装置である。このスパッタリング装置では、真空容器101の下壁に横置き状態で1枚のターゲット121を備えたカソード122が配設され、ターゲット121の表面から所定距離になる位置に基板123が横置きで置かれている。スパッタ用プラズマを生じさせるためのガスとしては、上記混合ガスが真空容器101の図中左壁のガス導入部124から導入される。導入された混合ガスは矢印125に示されるごとく移動して右壁の排出部126から排出される。このスパッタリング装置の場合でも、ガスの上流領域において反応性ガスが消費されるため、ターゲット121の全面に渡って充分に反応性ガスが行き渡らず、ターゲット面上での反応性ガスの濃度分布に偏りが生じ、基板123上に堆積された反応性膜の特性が不均一となったり、損なわれるという問題がある。
【0009】
以上のごとく、反応性ガスを真空室内に導入し真空室内で反応性ガスを流しながらスパッタ成膜を行うスパッタリング装置では、反応ガスの流れの上流において当該反応性ガスが消費され、ターゲットの全面に渡って充分に反応性ガスが行き渡らず、ターゲット面上での反応性ガスの濃度分布に偏りが生じるので、基板上に堆積された反応性膜の特性が不均一となる。
【0010】
そこで、スパッリング装置の上記問題を解消するため、従来では、さらにいくつかの提案がなされている(特許文献1〜5)。
【0011】
特許文献1に係るスパッタリング装置によれば、第1の発明ではターゲット材に複数の小孔を形成しかつこれにガス導入管を接続する構造とし、さらに第2の発明では、ターゲット部材を分割する介挿部材を設け、この介挿部材に複数の小孔を形成すると共に各小孔にガス導入管を接続する構造としている。この構造によって、ターゲットに対向している基板に向かって反応性ガスを含むスパッタガスを導入している。特許文献2に係るターゲット構造では、ターゲット材に複数の小孔を形成し、ターゲットに対向している基板に向かって反応性ガスを含むスパッタガスを導入している。また特許文献3に係るスパッタリング装置では、基板の内周部を覆う内周マスクにガス導入路およびガス吹出し開口を形成し、このガス導入路等を利用して基板の表面上に反応性ガスを導入している。さらに特許文献4に係るスパッタリング装置では、ターゲットに対して外周部に位置するガス配管と内側に位置するガス配管でアルゴンガスと反応性ガスを導入している。
特許文献5に係るスパッタリング装置では、ターゲットの周囲に配置されたガス吹出し通路部分からプラズマを生成するためのガスを導入している。
【0012】
【特許文献1】
特開平5−320891号公報
【特許文献2】
特開2001−337437号公報
【特許文献3】
特開2002−269858号公報
【特許文献4】
特開平5−148634号公報
【特許文献5】
特開平10−280139号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特許文献1,2,4,5については、いずれの場合でも、排気状態に依存して反応性ガスの十分な均一性を得ることはできないことがある。上記の特許文献3については、ターゲットに対向した基板ホルダに関係する構造部分にガス導入部が設けられているため、基板ホルダを移動することが困難という問題を提起する。また基板の脱着ごとに上記内周マスクを移動させるため、発塵の原因となり、メンテナンスサイクルが短くなるという問題がある。
【0014】
上記のごとく基板面内に均一な特質の膜を堆積させるために、従来では上記のように様々な工夫がなされているが、完全に問題は解消されておらず、不十分であり、反応性膜の特質を均一なものにさせることが非常に困難となっている。特に、磁気記録媒体においては、その多層膜の構成層である窒化膜のような反応膜の組成変化による膜特性の面内分布の悪化を引き起こし、さらには媒体の磁気特性に大きく影響を与える。
【0015】
本発明の目的は、上記問題を解決するため、スパッタガスと反応性ガスを真空室内に導入して反応性スパッタリングによる成膜を行うとき、ターゲットの表面に沿って流れる反応性ガスの濃度を均一にして、反応性ガスとターゲットの反応の均一化を高め、膜厚、膜質、膜特性を均一化できるスパッタリング装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスパッタリング装置は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0017】
本発明に係る第1のスパッタリング装置(請求項1に対応)は、ターゲットを備えたカソードを基板に対向させ、反応性スパッタリングでターゲットをスパッタして基板に膜を堆積させるスパッタリング装置であり、少なくとも反応性ガスをカソードユニットの中央部からターゲット表面に沿って外方へ流すガス導入機構(中央ガス導入機構)を設けるように構成される。
【0018】
上記の構成では、ガスの流れを真空容器の内部全体に分散させず、ターゲットの表面近傍に流れる流路を形成すると共に、ターゲット表面で少なくとも反応性ガスの濃度を均一にすることが可能となる。
【0019】
本発明に係る第2のスパッタリング装置(請求項2に対応)は、上記の第1の構成において、好ましくは、カソードユニットは、1つのカソードに1つのターゲットを同軸関係で取り付けた構造を有し、反応性ガスはターゲット中央部からターゲット外周部に向かってターゲット表面に沿って流される。
【0020】
本発明に係る第3のスパッタリング装置(請求項3に対応)は、上記の第1の構成において、好ましくは、カソードユニットは、カソードとターゲットから成るカソードセットが複数設けられた構造を有し、複数のカソードセットはカソードユニットの中心部の周りにオフアクシスで配置される。
【0021】
本発明に係る第4のスパッタリング装置(請求項4に対応)は、ターゲットを備えたカソードを基板に対向させ、反応性スパッタリングでターゲットをスパッタして基板に膜を堆積させるスパッタリング装置であり、カソードとターゲットから成るカソードセットが複数設けられた構造を有するカソードユニットを備え、複数のカソードセットはカソードユニットの中心部の周りにオフアクシスで配置され、少なくとも反応性ガスを各カソードセットの中央部からその周縁部に向けてターゲット表面に沿って流すガス導入機構を設けるように構成される。
【0022】
本発明に係る第5のスパッタリング装置(請求項5に対応)は、上記の各構成において、好ましくは、ガス導入機構は、反応性ガスを導入する導入孔と、導入された反応性ガスを分散させるガス分散部材とを含むように構成される。
【0023】
本発明に係る第6のスパッタリング装置(請求項6に対応)は、上記の各構成において、好ましくは、ターゲットの周りを囲みかつ基板に対して開口した部分を有する覆い部材を備えることで特徴づけられる。
【0024】
本発明に係る第7のスパッタリング装置(請求項7に対応)は、上記の各構成において、好ましくは、ターゲットから基板へ移動するターゲット材粒子を選択的に通過させる通過選択部(羽根状部材)を備える。
【0025】
本発明に係る第8のスパッタリング装置(請求項8に対応)は、上記の各構成において、好ましくは、通過選択部は、ターゲットと基板の間で、基板と同軸関係で回転可能に設けられていることで特徴づけられる。
【0026】
本発明に係る第9のスパッタリング装置(請求項9に対応)は、上記の各構成において、好ましくは、反応性ガスをターゲット表面に沿って外方へ流す中央ガス導入機構と共に、カソード外周部からターゲット表面に沿って反応性ガスを内方へ流す他の外周ガス導入機構を設けたことを特徴とする。この構成によれば、排気口の配置位置に拘らず、より効果的にターゲット表面における反応性ガスの濃度を均一にすることができる。
【0027】
なお、本発明に係るスパッタリング装置は、カソードに対してカソード中心の周りに複数のターゲットを取り付け、かつこれらのターゲットの中心がカソード中心と同軸の円周を軌跡として回転するように構成することもできる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する
【0029】
図1と図2に基づいて本発明に係るスパッタリング装置の真空容器の代表的な構造を概略的に説明する。このスパッタリング装置は、縦型の反応性スパッタリング装置である。図1はスパッタリング装置の真空容器の水平断面図、図2は図1のA−A線断面図である。なお各図で、真空容器の壁部等は簡略して線図で示している。
【0030】
このスパッタリング装置10では、真空容器11の内部で、成膜対象である基板12は縦置き状態で配置されている。基板12は、その両面は好ましくは垂直となるように配置されている。基板12は、例えば環状形状であり、全体として薄い円板形状であってその中心部に孔が形成されている。縦置き状態で配置された基板12は、図2に示されるように、垂直に立てて配置された基板支持プレート(基板ホルダ)13によって垂直姿勢で配置されている。基板支持プレート13あるいは基板12は静止状態または回転状態であってもよいし、あるいは下部をレール搬送機構で搬送しながら移動可能な状態であってもよい。
【0031】
図2に示すごとく、基板12の両側に位置する左右の側壁11a,11bに縦置き状態にてカソードユニット14が設けられている。図1および図2でカソードユニット14は斜線ブロックで示されている。図1で、基板12に両面に成膜を行う時には、真空容器11の内部空間(真空室)は、例えばその底壁部から排気を行う真空排気装置15で所要の真空状態にされており、また成膜対象である基板12は基板支持プレート13によって図1および図2に示された位置に保持される。
【0032】
ここで「カソードユニット」の実際の構造を説明する。「カソードユニット」は、1つまたは2以上のカソードを含み、当該カソードの真空室側表面にターゲットを取り付け、原則的に、1つのカソードには1つのターゲットが取り付けられる構造を有する。1つのカソードと1つのターゲットから成るセット(組)をこの明細書では「カソードセット」と呼ぶ。カソードセットでは、ターゲットとカソードは同軸的位置関係にあり、ターゲット中央部とカソード中央部とは一致している。
【0033】
上記のカソードユニット14で、1つのカソードを含むとき、当該カソードが同軸位置関係にある1つのターゲットを備え、1組のカソードセットを含むように構成される。この構成例では、ターゲット中央部とカソード中央部とカソードユニットの中央部とは一致している。
【0034】
また上記のカソードユニット14で、例えば3つのカソードを含むとき、3つのカソードのそれぞれが同軸位置関係にある1つのターゲットを備え、3組のカソードセットを含み、かつ、これらの3組のカソードセットは例えば円板状取付部材の上に120度の角度で位置をずらせて配置されるように構成される。この構成例では、各カソードセットでのターゲット中央部とカソード中央部とは一致しているが、カソードユニットの中央部との間の位置関係においては位置がずれている。
【0035】
なおカソードユニット14は、全体の形状として円板形状またはリング形状を有するものであり、軸心部を有している。
【0036】
上記の反応性スパッタリング装置10の真空容器11の内部には、ターゲットをスパッタするプラズマを生成するため、スパッタリングを行うためのアルゴン(Ar)等の不活性ガス(スパッタガスまたはプラズマ生成ガス)と、酸素や窒素等の反応性ガスとが導入される。不活性ガスと反応性ガスの導入は、混合ガスとして一緒に導入されてもよいし、独立して別個に導入されてもよい。導入の仕方に応じてガス導入機構の構成は適宜に選択される。図1と図2の図示内容ではガス導入機構の図示は省略されている。さらに各カソードユニット14には、ターゲットに対してスパッタリングが行われるようにカソードに所要電圧を印加する電源16が接続されている。通常、電源16は、ターゲットごと、すなわちカソードごとに設けられている。
【0037】
図1によれば、真空容器11内には例えば2枚の基板12が配置され、2枚の基板のそれぞれに対して左右位置にカソードユニット14を設けることにより、容器全体として4つのカソードユニット14が設けられている。各基板12は左右のカソードユニット14からほぼ等距離に配置されている。各基板12と左右のカソードユニット14の各々の間には、カソードユニット14のターゲットを覆いかつ基板12の表面に対向する部分に開口17aを有する覆い部材17が設けられている。覆い部材は線図で描かれているが、例えば底の浅い鍋または皿に似た環状の部材である。
【0038】
スパッタリング装置10の真空容器11の内部には、前述した通り、スパッタリングを行うためのAr等と反応性ガスとが導入される。本発明では、真空容器11内でのターゲットの関係において、反応性ガスの導入の仕方が重要であるので、この実施形態では、以下において、反応性ガスに関するガス導入機構と反応性ガスの導入の仕方(真空室内での反応性ガスの流し方または吹出し方)が詳述される。本実施形態では、反応性ガスとスパッタガスは混合して導入される構成と仮定している。従って、真空容器11内での反応性ガスの流れとスパッタガスの流れとは同じである。以下の説明では反応性ガスの導入および流れを中心にして説明する。なお、別のガス導入機構を設け、反応性ガスをスパッタガスと別々に流すことも可能である。
【0039】
真空容器11内を所要の真空状態にするため、または真空容器11内に導入されたガスを真空容器外に排気するために、図2に示すごとく、真空容器11の下側に真空排気装置15が付設されている。真空排気装置15は、真空容器11の底壁に設けられたバルブ18を通して真空室内の排気またはガス排出を行う。このスパッタリング装置10の真空容器11では、下方にガスを引出す構造になっている。さらに図2に示すごとく、覆い部材17の上部には水平な内壁部19を設けて、真空室内に導入されたガスが逃げるスペース20が形成されている。この図示例では、覆い部材17は内壁部19に固定されている。
【0040】
次に上記構造を有したスパッタリング装置10の真空容器11において、図3と図4を参照して本発明の第1実施形態を説明する。図3は、図2と同様な上記A−A線断面図であり、具体的装置に即したより詳細な構造を示している。図3では、カソードユニット14の部分の詳細構造と反応性ガスの導入および流れ方が示される。図4は、図3におけるB方向矢視図であり、カソードユニット14の部分、すなわちカソードとターゲットの正面形状を示す図である。図3において、上記の図1と図2で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符合を付している。
【0041】
図3において、カソードユニット14のカソード21の真空室側の表面にターゲット22が取り付けられている。図4に示すごとく、カソード21とターゲット22は、ほぼ同形であって例えば環状(リング状)の形状を有しており、それぞれ中央部(中心部)に孔が形成されている。ターゲット22は、カソード21に同軸的な位置関係で固定されている。上記カソード21には、図2等で説明した通りで所要の電圧が印加されている。またこの実施形態では、カソード21とターゲット22は真空容器11の側壁部に固定されている。
【0042】
カソード21の中央孔およびターゲット22の中央孔の部分には、図示しないガス管を介して反応性ガス供給装置23(アルゴンガス等のスパッタガスとの混合ガスを導入する。以下「反応性ガス供給装置」という)が接続されている。図3中、矢印24は反応性ガス供給装置23から真空容器11の内部へ供給される反応性ガスの流れを示している。
【0043】
真空容器11において、反応性ガスの導入部(吹出し部)である反応性ガス導入機構はターゲット22の中央部に設けられる。この反応性ガス導入機構は、同軸であるカソード21とターゲット22の各中央孔(ガス導入孔)と、ターゲット22の中心軸位置に配置されるガス分散部材25と、このガス分散部材25とターゲット22の中央孔内面との間に形成されるガス導入口とから構成されている。
【0044】
ガス分散部材25は、ターゲット22との間において、放電を起さない程度の距離、例えば2〜3mm程度の間隔をあけて配置される。図3において、ガス分散部材25は、例えば、図示しない固定部材によって固定されて配置される。しかしながら、ガス分散部材25の配置は固定に限定されない。ガス分散部材25は、径の小さい軸部と径の大きい分散部(拡径部)とを備える。ガス分散部材25の分散部は、ターゲット22の中央孔の内側開口部の広い部分を塞ぐような位置関係で設けられている。ガス分散部材25とターゲット22の中央孔内面等との間の間隔部分が反応性ガスの流れの通路を形成する。ガス分散部材25の周囲の上記ガス導入口から導入されたガスは、ガス分散部材25の上記分散部に衝突し方向を変えて側方に吹出し、矢印26に示すごとくターゲット22の表面に沿って中央部から外周部(周縁部)へ均等に流れる。
【0045】
上記のようにターゲット22の表面に沿って均等に反応性ガスを吹き出させた状態において、不図示の高周波または直流電圧をカソード21に印加してプラズマを発生させ、これによりターゲット22からスパッタされたスパッタ粒子(ターゲット材粒子)が反応性ガスと反応し、基板12上に所望の反応性膜が堆積される。
【0046】
アルゴンガス等のスパッタガスと反応性ガスを別々に導入する場合、反応性ガスは前述のようにカソードあるいはターゲット中央部の反応性ガス供給装置23から導入するが、スパッタガスについては真空容器のどの部分から導入してもよい。例えば、真空容器の上部またはカソードもしくはターゲット外周部から導入してもよい。また後述するようにカソードまたはターゲットの外周部から導入するガスを反応性ガスとの混合ガスとしてもよい。
【0047】
上記において、基板12と対向したターゲット22の表面の近傍に主たるガスの流れ(26)が形成され、かつ基板12側には分散しないように、ガス分散部材25の頂部(分散部)がターゲット22の表面を含む平面よりも真空室内側に突出していることが好ましく、さらに当該頭部がその径を大きくし前述のごとく拡径部として形成されていることが好ましい。
【0048】
またターゲット22の周りは覆い部材17で囲まれている。覆い部材17の大きさ、覆い部材17とターゲット22および基板12との距離は、主にターゲット22の表面近傍でのガスの流れ、および当該表面近傍からのガスの流れが効果的に形成されかつ排気が行われるように、適宜に設定される。図3において反応性ガス導入機構を通して当該導入機構から真空室内へ導入された反応性ガスは、矢印26に示すごとく、上方においてはスペース20の方へ流れ、下方においてバルブ18に対応する孔部分を経由して矢印27のように真空容器外へ排出される。
【0049】
覆い部材17を用いた上記構成では、スパッタ粒子が真空室内の他の箇所に飛行するのを阻止することができるが、相乗的に反応性ガスの流れを効果的にターゲット表面近傍に形成することができる。
【0050】
なおガス分散部材25の頂部は、必ずしも、ターゲット22の表面を含む平面から突出していなくてもよい。
【0051】
上記の第1実施形態によれば、上記の反応性ガス導入機構によって矢印26に示すごとくターゲット22の表面に沿って中心部から外周部へ反応性ガスを均等に流すことができるので、ターゲット表面に沿って流れる反応性ガスの濃度を均一にでき、反応性ガスとターゲットの反応の均一化を高め、基板12に堆積される膜の膜厚、膜質、膜特性を均一化することができる。
【0052】
さらに本発明の第2実施形態に係るスパッタリング装置を図5〜図7に示す。図7で示すような等間隔で放射状に延びる複数(例えば9枚)の羽根31aを有する羽根状板材31を、反応性ガス導入機構の円筒状のガス分散部材25に対して、同軸的にかつ回転自在に取り付け、当該羽根状部材31を回転させると、より効果的にターゲット表面上の反応性ガス濃度を均一にすることができ、基板上に均一な反応性膜を形成することができる。図5は羽根状板材31を取り付けたスパッタリング装置の図3と同様な図、図6は羽根状板材31を取り付けたスパッタリング装置の図4と同様な図である。図5と図6において、第1実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符合を付し、その詳細な説明を省略する。
【0053】
上記において、図3に示したガス分散部材25は、例えば中実部材で形成され、かつ前述の通り固定して設けられていた。これに対して、図5に示したガス分散部材25は、好ましくは、羽根状部材31の軸部を挿通させることのできるように、円筒状軸部を有する中空部材で形成されかつ固定されている。またガス分散部材25を不図示の回転駆動機構によって回転自在になるように設け、当該ガス分散部材25の頂部に、突出状態で上記羽根状部材31を溶接等で接合して固定するように設けることもできる。この構成では両者一体になって回転自在に設けられる。なお、この場合において、ガス分散部材25の頂部に対して羽根状部材31を取付け・取外し自在に設けることも可能である。羽根状部材31を取外す場合には、ガス分散部材25は回転させない状態に保持されて用いられることが好ましい。
【0054】
上記羽根状部材31は、真空容器11の外部に配置した回転ギア機構に連結されて回転駆動される。また羽根状部材31は、反応性ガス導入機構とは独立してまたは一体化して、自在に回転することができる。当該羽根状部材31は、ターゲットから基板へ移動するターゲット材粒子を選択的に通過させる手段であり、複数の羽根により、当該羽根の間に形成されるスペースに基づき軸対称の複数の開口領域が形成されている。羽根状部材31の詳細な構成については、本発明と同じ出願人により出願された例えば特願2001−262108号(特開2003−73825号)に開示されている。
【0055】
前述の第1または第2の実施形態の構成を有するスパッタリング装置を利用して、例えば、ガラス基板上に(CrNb合金の窒化膜)/(Cr合金)/(Co系膜)/(保護膜)を堆積させて面内方向磁気記録媒体を作製すると、この面内方向磁気記録媒体で磁気的特性の1つであるHcは±2.5%であった。これに対し図12の従来装置を利用して同じ膜構成で磁気記録媒体を作製すると、そのHcは±45.7%であり、本発明により大幅な改善が見られた。これは、CrNbターゲット表面上の窒素ガス濃度が均一になったため、多層膜構成のうちのCrNbの窒化膜の膜質が均一化し、デバイスとしての磁気的特性が向上したものと考えられる。
【0056】
本実施形態に係るスパッタリング装置によれば、羽根状部材31の有無により、「面内方向」と「垂直方向」のいずれの磁気記録媒体にも適応することができる。なお磁気記録媒体の作製に限らず、通常の反応性スパッタ膜の作製にも適用できることは勿論である。
【0057】
次に、図8および図9に基づいて本発明に係るスパッタリング装置の第3実施形態を説明する。図8は上記の図3に対応し、図9はカソードユニットの部分に関して上記の図4に対応している。なお図8のカソードユニットの部分の断面は、図9におけるC−C線断面で描いている。なお図8および図9において、前述の第1または第2の実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符合を付している。
【0058】
第3実施形態では、軸部(中心部)40に対して複数のターゲット41がオフアクシスの関係で配置されている。例えば図9に示すように、円板形状を有する3つのターゲット41が取り付けられている。3つのターゲット41のそれぞれの背面側には、ターゲット41とほぼ同径のカソード42が設けられている。ターゲット41とカソード42から成るカソードセット43は、好ましくは円板状の取付け部材44に固定される。円板状取付け部材44において、図9に示されるように、3つのカソードセット43は、取付け部材44の中心部40の周囲に例えば120度の角度間隔で配置されている。図9では、円板状取付け部材44におけるターゲット41の配置のみが示される。3つのターゲット41の各々はその中心部が取付け部材44の中心部40からずれた状態、すなわちオフアクシス状態で取り付けられている。
【0059】
第3実施形態によるカソードユニット14は、3つのカソードセット43と、これらを上記の配置関係に基づいて固定される円板状取付け部材44とで構成されることになる。
【0060】
この実施形態では、反応性ガスは、矢印24に示される通りカソードユニット14の中央部に形成された孔を通して導入され、矢印26に示される通りカソードユニット14の中心部からカソードユニット14の外周縁に向かって径方向に流れる。
【0061】
この実施形態では、取付け部材44すなわちカソードユニット全体を回転させる構造とすることにより、3つのターゲット41を、中心部40の周りに回転させる。図8では円板状取付け部材44を回転させる機構の図示は省略されているが、その機構の一例としては、例えば本願出願人が先に出願した特願2000−278962号に開示されている。
【0062】
さらにこの実施形態でも、前述した羽根状部材31が備えられている。この実施形態の場合には、羽根状部材31はガス分散部材25の頂部に突出して固定されている。ガス分散部材25と羽根状部材31は、図示しない回転駆動機構によって回転させられる。
【0063】
円板状取付け部材44すなわちカソードユニット14の軸部40に、前述した反応性ガスのガス導入機構が設けられる。ガス導入機構は、反応性ガスを導入する導入孔部分とガス分散部材25とによって構成される。また上記覆い部材17は省略され、代わりにスペース20を形成する上部の内壁部45が設けられてもよい。なお覆い部材17を設けることもできる。その他の構成については前述した実施形態と同じである。第3実施形態でも前述した実施形態と同じ効果を得ることができる。
【0064】
上記の第3実施形態において、オフアクシスのターゲット41の個数は3個に限定されない。少なくとも1個であればよい。またターゲット41は円板状である必要はなく、中央に孔が空いた環状であってもよい。
【0065】
またガス分散部材25と羽根状部材31から成る機構部分は固定して設けてもよい。この構成であっても、カソードユニット側を回転させる構造を採用しているので、羽根状部材31と3つのターゲット41との間では相対的に位置が変化するので、ターゲットから基板へ移動するターゲット材粒子を選択的に通過させることができる。
【0066】
図10〜図12を参照して上記第3実施形態の変形例を説明する。各図において、(A)はカソードユニット14の正面を示す図9と同様な図であり、(B)は各図の(A)においてその特徴部が示されるように切断面を設定した断面図である。
【0067】
図10による変形例では、取付け部材44に固定された3つのターゲット41の任意の2つの間に仕切り板46が配置されている。例えば、ターゲットが3つの場合には、3つの仕切り板46はそれぞれターゲットを囲むように、好ましくは120°の角度を隔てて等間隔で配置されている。その他の構成は第3実施形態であるので、実質的に同一の要素には同一の符合を付し、説明を省略する。図10の(B)では、隣り合う2つのカソードセット43の断面部と、隣り合う2つの仕切り板46の側面が示されている。この変形例によれば、ターゲット等の配置がオフアクシスであってカソードユニット14の中央部から反応性ガスを導入しながら、仕切り板46によって他のターゲットからのスパッタ粒子が飛び込むのを防止することができる。その効果は、前述した第3実施形態の効果と同じである。仕切り板46の取付けは、取付け部材44の表面に直接固定されてよいし、浮いた状態で固定されてもよい。
【0068】
図11による変形例では、取付け部材44に固定された3つのターゲット47が円板状でなく、リング状である。取付け部44では、前述の実施形態のように中央に反応性ガス導入機構(孔部およびガス分散部材)を備えていない。3つのカソードセット43は全体としてリング形状を有し、かつその中央部にガス分散部材25を有し、反応性ガス導入機構を備えている。図11の(B)は(A)におけるD−D線断面図である。この変形例では、カソードユニット14においてオフアクシスで配置されたリング形状の3つのターゲットセット43で、各ターゲットセット43の中央部に反応性ガス導入機構を備えている。これによって、3つのターゲット47の各中央部から反応性ガスを導入させることができ、上記の実施形態と同様な効果が発揮される。
【0069】
図12による変形例では、図11に示した構成において3つのカソードセット43の各々でターゲット47の周囲に円形の仕切り板49を設けている。(B)は(A)におけるE−E線断面図である。その他の構成は、図11の実施形態と同じであるので、図12において同一要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。この変形例では、カソードユニット14においてオフアクシスで配置されたリング形状の3つのターゲットセット43で、各ターゲットセット43の中央部に反応性ガス導入機構を備え、かつターゲット47の周囲に仕切り板49を備えている。これによって、3つのターゲット47の各中央部から反応性ガスを導入させることができ、上記の実施形態と同様な効果が発揮されると共に、隣り同士のターゲットの間でスパッタ粒子が互いに飛び込むのを防止することができる。仕切り板49の取付けは、取付け部材44の表面に直接固定されてよいし、浮いた状態で固定されてもよい。
【0070】
図13は本発明に係るスパッタリング装置の第4実施形態を示す。このスパッタリング装置の横型のスパッタリング装置である。真空容器11の底壁11cに1つの環状のターゲット22が配置されている。51は例えば円板状の基板である。基板51の支持機構の図示は省略されている。またカソードおよびこれに関連する部分、真空排気装置の図示は省略されている。図13において、上記の各実施形態で説明された要素と実質的に同一の要素には同一の符合が付されている。このスパッタリング装置でも、ターゲット22の中央部に反応性ガス導入機構が設けられている。この反応性ガス導入機構で導入された反応性ガスは、矢印52に示すようにターゲット22の表面に沿って中心部から外周部に向かって反応性ガスが均一に流れ、その濃度は均一化される。反応性ガス等は、ターゲット22の周囲に設けられた排気口53から矢印54のごとく排気される。第4実施形態によるスパッタリング装置によっても、前述の実施形態と同じ効果を生じさせることができる。
【0071】
図14は本発明に係るスパッタリング装置の第5実施形態を示す。第5実施形態は第4実施形態の変形例である。第5実施形態において、第4実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符合を付している。この実施形態では、真空容器の側壁部に他のガス導入部61と、矢印62に示すごときガス排気ポート63を備えている。さらに、ターゲット22の中央部における前述した反応性ガス導入機構に加えて、真空容器11の底壁11cにおけるターゲット22の周囲の全周部分または任意のいくつかの箇所に反応性ガス導入機構64を設けている。符合65は、反応性ガス導入機構64によって真空室内に導入され、かつ外周部から中心部に向かう反応性ガスの他の流れを示す。この場合、反応性ガス供給装置は、好ましくは、図3で示された装置23が共用される。なお前述したターゲット22の周囲に設けられた排気口53は備えられず、不図示の排気機構に接続されたガス排気ポート63を介して排気される。その他の構成は、第4実施形態の構成と同じである。
【0072】
第5実施形態によれば、ターゲット22の中央部またはカソードの中央部からの反応性ガスの流れと、その外周部からの反応性ガスの流れが形成されるので、より効果的にターゲット表面上の反応ガス濃度を均一にすることができる。なお、第5実施形態では、他のガス導入部61から例えばアルゴンなどのスパッタガスを導入し、ターゲットまたはカソード中央部とその外周部から反応性ガスを導入しているが、他の実施形態のように少なくともターゲットまたはカソード中央部から、反応性ガスを含むガス(反応性ガスまたは混合ガス)を導入すれば、スパッタガスおよび補助的な反応性ガス(中心から導入する以外の反応性ガス)はいずれの導入部から導入してもよい。
【0073】
なお第5実施形態の場合には、カソードは、好ましくは、同じ出願人による特開2002−088471公報に公開された構造で回転させている。
【0074】
上記の第4と第5の実施形態においても、前述の実施形態と同様に、図3に示すごとく覆い部材17を設けたり、ターゲットを図9等に示したオフアクシス構造のターゲット構成にしたり、さらに図7に示した羽根状部材31を回転自在に付設するようにすることもできる。また反対に、第1実施形態等の縦型のスパッタリング装置においても図13や図14に示した特徴的構成を付加することができる。
【0075】
図15に基づいて上記の反応性ガス導入機構における反応性ガスの流し方に係る構造の例を説明する。前述した各実施形態では、原則的に、(A)に示されるように、カソードユニット14に形成された孔14aに挿通されたガス分散部材25の構造において、ガス分散部材25と孔内面の間に形成される隙間を利用して反応性ガス71を導入していた。これに対して、(B)に示されるように、ガス分散部材25の筒状軸部25aをパイプ状(ガス配管として)に形成すると共に、拡径部25bの根元部分に複数のガス吹出し口72を作って反応性ガスを吹出すように構成することもできる。
【0076】
上記の各実施形態の説明では、本発明を理解できる程度に形状、大きさおよび配置関係を概略的に示しているので、本発明は図示例に限定されることがなく、両面スパッタリング装置あるいは片面スパッタリング装置のそれぞれに入れ替え可能である。また実施形態の両面スパッタ構成では、2組のカソードユニットを基板の両側に配置したが、カソードユニットの組数は基板数やプロセスにより変更可能である。またカソードユニットを回転させる構造も可能であり、この場合にはカソードユニットの軸心部を利用して水配管や電気配線が設けられる。
【0077】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0078】
基板に成膜を行うためのスパッタリング、特に反応性スパッタリングでターゲットをスパッタして基板に膜を堆積させる装置において、少なくとも反応性ガスをカソードユニットの中央部からターゲット表面に沿って外方へ流すガス導入機構を設けたため、ターゲットの表面全面で反応性ガスの濃度が均一になり、基板上に堆積される膜の膜厚、膜質、膜特性を均一にすることができる。
【0079】
また少なくとも反応性ガスの導入を、カソード中央部(カソードとターゲットとが同軸位置関係のときにはターゲット中央部)の位置に設けたガス導入機構から行い、ターゲット表面に沿うようにガスの流れを形成したため、ターゲットの表面全面において、反応性ガスの濃度が均一になり、この結果、基板上に堆積される膜の膜厚、膜質、膜特性を均一にすることができる。
【0080】
また覆い部材を設けたため、ターゲット表面上での反応性ガスの流れを相乗的にターゲット表面近傍でターゲット表面に沿うように形成することができる。
【0081】
また、ターゲットから基板へ移動するターゲット材粒子を選択的に通過させる通過選択部を設け、通過選択部を回転させるようにしたため、反応性ガスの流れをターゲット表面近傍でターゲット表面に沿うように形成し、ターゲット表面により均一な反応性ガス濃度を形成することができる。
【0082】
さらに外周ガス導入機構を設けてターゲット外周部等からも反応性ガスを導入するようにしたため、さらにターゲット表面の反応性ガス濃度を均一にすることができる。
【0083】
上記によって、基板上に形成される反応性膜の特性はさらに均一になり、これを構成層として含む多層膜からなる磁気記録媒体の磁気的特性のばらつきや、さらには媒体の製造工程の歩留まりを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスパッタリング装置の概略的構成を示す真空容器の水平断面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】本発明に係るスパッタリング装置の第1実施形態の要部構成を示す図2と同様な図である。
【図4】図3におけるB方向矢視図である。
【図5】本発明に係るスパッタリング装置の第2実施形態の要部構成を示す図2と同様な図である。
【図6】図5におけるB方向矢視図である。
【図7】羽根状部材の斜視図である。
【図8】本発明に係るスパッタリング装置の第3実施形態の要部構成を示す図2と同様な図である。
【図9】第3実施形態の構成でカソードとターゲットと羽根状部材の関係を示す正面図である。
【図10】上記第3実施形態の第1の変形例の要部構成を示し、(A)はカソードユニットの正面図、(B)は特徴的構成を示す縦断面図である。
【図11】上記第3実施形態の第2の変形例の要部構成を示し、(A)はカソードユニットの正面図、(B)は(A)のD−D線断面図である。
【図12】上記第3実施形態の第3の変形例の要部構成を示し、(A)はカソードユニットの正面図、(B)は(A)のE−E線断面図である。
【図13】本発明に係るスパッタリング装置の第4実施形態の要部構成を示す縦断面図である。
【図14】本発明に係るスパッタリング装置の第5実施形態の要部構成を示す縦断面図である。
【図15】反応性ガス導入機構のガスの流し方の例(A),(B)を説明する縦断面図である。
【図16】従来のスパッタリング装置の横断面図である。
【図17】従来の他のスパッタリング装置の縦断面図である。
【符合の説明】
10 スパッタリング装置
11 真空容器
12 基板
13 基板支持プレート
14 カソードユニット
15 真空排気装置
16 電源
17 覆い部材
21 カソード
22 ターゲット
23 反応性ガス供給装置
24 反応性ガスの流れ
25 ガス分散部材
26 反応性ガスの流れ
31 羽根状部材
41 ターゲット

Claims (9)

  1. ターゲットを備えたカソードを基板に対向させ、反応性スパッタリングで前記ターゲットをスパッタして前記基板に膜を堆積させるスパッタリング装置において、
    反応性ガスをカソードユニットの中央部からターゲット表面に沿って外方へ流すガス導入機構を設けたことを特徴とするスパッタリング装置。
  2. 前記カソードユニットは1つの前記カソードに1つの前記ターゲットを同軸関係で取り付けた構造を有し、前記反応性ガスはターゲット中央部からターゲット外周部に向かってターゲット表面に沿って流されることを特徴とする請求項1記載のスパッタリング装置。
  3. 前記カソードユニットは、前記カソードと前記ターゲットから成るカソードセットが複数設けられた構造を有し、複数の前記カソードセットは前記カソードユニットの中心部の周りにオフアクシスで配置されることを特徴とする請求項1記載のスパッタリング装置。
  4. ターゲットを備えたカソードを基板に対向させ、反応性スパッタリングで前記ターゲットをスパッタして前記基板に膜を堆積させるスパッタリング装置において、
    前記カソードと前記ターゲットから成るカソードセットが複数設けられた構造を有するカソードユニットを備え、複数の前記カソードセットは前記カソードユニットの中心部の周りにオフアクシスで配置され、反応性ガスを各カソードセットの中央部からその周縁部に向けてターゲット表面に沿って流すガス導入機構を設けたことを特徴とするスパッタリング装置。
  5. 前記ガス導入機構は、前記反応性ガスを導入する導入孔と、導入された前記反応性ガスを分散させるガス分散部材とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスパッタリング装置。
  6. 前記ターゲットの周りを囲みかつ前記基板に対して開口した部分を有する覆い部材を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスパッタリング装置。
  7. 前記ターゲットから前記基板へ移動するターゲット材粒子を選択的に通過させる通過選択手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスパッタリング装置。
  8. 前記通過選択手段は、前記ターゲットと前記基板の間で、前記基板と同軸関係で回転可能に設けられていることを特徴とする請求項7記載のスパッタリング装置。
  9. 前記反応性ガスをターゲット表面に沿って外方へ流す前記ガス導入機構と共に、カソード外周部からターゲット表面に沿って反応性ガスを内方へ流す他のガス導入機構を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のスパッタリング装置。
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