JP2004345555A - 作業用走行車 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンルームの上方に十分なスペースを確保できない場所でも、ボンネットを開放状態に保持できるようにする。
【解決手段】作業用走行車において、エンジンルーム1の上方を、開閉自在なボンネット7で覆うにあたり、ボンネット7を、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持するボンネット開放保持機構12を設ける。
また、エンジンルーム1の奥側に、ボンネット開放保持機構12を配置すると共に、該ボンネット開放保持機構12に、その保持操作及び保持解除操作を行う操作ロッド16を連繋し、該操作ロッド16を、エンジンルーム1の手前側まで延出させる。
【選択図】 図1
【解決手段】作業用走行車において、エンジンルーム1の上方を、開閉自在なボンネット7で覆うにあたり、ボンネット7を、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持するボンネット開放保持機構12を設ける。
また、エンジンルーム1の奥側に、ボンネット開放保持機構12を配置すると共に、該ボンネット開放保持機構12に、その保持操作及び保持解除操作を行う操作ロッド16を連繋し、該操作ロッド16を、エンジンルーム1の手前側まで延出させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クローラトラクタなどの作業用走行車の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トラクタなどの作業用走行車では、エンジンルームの上方を、開閉自在なボンネットで覆っている。通常、エンジンルーム内には、起倒自在なスタンドロッドが設けられており、該スタンドロッドを起してボンネットの所定位置に係合させることにより、ボンネットを開放位置に保持することが可能になる。また、近年においては、ボンネットの開放に伴ってスタンドロッドを自動的に起立させることも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−115816号公報(第4頁、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の作業用走行車では、スタンドロッドで保持可能なボンネットの開放位置が一箇所に限定されているため、エンジンルームの上方に十分なスペースを確保できない場所では、ボンネットを開放保持可能な位置まで開放操作できないことがある。このような状況では、スタンドロッドによるボンネットの開放保持が困難であるため、ボンネットを手で支えながらエンジンルームのメンテナンスを行わなければならないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、エンジンルームの上方を、開閉自在なボンネットで覆う作業用走行車において、前記ボンネットを、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持するボンネット開放保持機構を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、ボンネットを、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持することができるため、エンジンルームの上方に十分なスペースを確保できない場所でも、ボンネットを開放状態に保持することが可能になる。また、バッテリ点検などのように、ボンネットを全開しなくてもよいメンテナンス作業に際しては、ボンネットを半開位置で保持することにより、ボンネットの開放操作労力を軽減させることができる。
また、前記エンジンルームの奥側に、前記ボンネット開放保持機構を配置すると共に、該ボンネット開放保持機構に、その保持操作及び/又は保持解除操作を行う操作具を連繋し、該操作具を、エンジンルームの手前側まで延出させたことを特徴とする。
このように構成した場合は、エンジンルームの奥側にボンネット開放保持機構を配置することにより、ボンネット開放保持機構がメンテナンスの邪魔になることを回避でき、また、ボンネット開放保持機構の操作具をエンジンルームの手前側まで延出させることにより、ボンネットの開放保持操作や開放保持解除操作を容易にすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。図面において、1はクローラトラクタの機体前部に形成されるエンジンルームであって、該エンジンルーム1には、エンジン2、エンジン動力で回転する冷却ファン3、冷却ファン3の周りを囲むシュラウド4、冷却ファン3の吸入空気によりエンジン冷却水を冷却するラジエータ5、ラジエータ5の周囲を前後に仕切る隔壁6などが配置されている。
【0007】
エンジンルーム1は、少なくとも上方に開口を有しており、この開口がボンネット7によって覆われる。ボンネット7は、エンジンルーム1の奥側に設けられるボンネット支軸8を支点として上下回動自在に支持され、その前端部を上げ下げ操作することにより開閉動作される。エンジンルーム1の奥側及びボンネット7の基端側下面には、左右方向を向くダンパブラケット9、10が設けられており、これらのダンパブラケット9、10間に左右一対のダンパ11が介設されている。このダンパ11は、ボンネット7を開放方向に付勢することにより、ボンネット7の開閉操作荷重を軽減している。
【0008】
エンジンルーム1の奥側には、ボンネット7を、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持するボンネット開放保持機構12が設けられている。ボンネット開放保持機構12は、ボンネット7側のダンパブラケット10に支軸13を介して前後回動自在に設けられるロックプレート14と、エンジンルーム1側のダンパブラケット9に固定されるロックピン(リーマボルト)15とを備えて構成されている。
【0009】
ロックプレート14には、その長さ方向に沿う長孔状のガイド孔14aが形成され、このガイド孔14aにロックピン15が挿通状に係合されている。また、ガイド孔14aの下側には、長さ方向に所定間隔を存して複数のロック溝14b、14cが形成されている。ロック溝14b、14cは、ガイド孔14aに対して略直交する溝であり、例えばガイド孔14aから後方に向かって形成されている。
【0010】
図1に示すように、ボンネット7が閉じた状態では、ロックピン15がガイド孔14aの上側に位置している。この状態でボンネット7を開放操作すると、ロックプレート14の上昇に伴い、ガイド孔14aに対するロックピン15の相対的な位置が下方へ変位する。ボンネット7が予め設定される半開位置まで開放されると、第一ロック溝14bとロックピン15との位置が一致し、この状態では、ロックプレート14の前方への回動により、第一ロック溝14bとロックピン15とが係合可能となる。ここで第一ロック溝14bとロックピン15とを係合させると、ロックプレート14がつっかい棒となり、ボンネット7が半開状態で保持される。
【0011】
また、第一ロック溝14bとロックピン15とを係合させることなく、ボンネット7が全開位置まで開放された場合は、第二ロック溝14cとロックピン15との位置が一致し、この状態では、ロックプレート14の前方への回動により、第二ロック溝14cとロックピン15とが係合可能となる。ここで第二ロック溝14cとロックピン15とを係合させると、ロックプレート14がつっかい棒となり、ボンネット7が全開状態で保持される。
【0012】
さらに、エンジンルーム1には、ボンネット開放保持機構12の保持操作(ロック操作)及び保持解除操作(ロック解除操作)を行うための操作ロッド(操作具)16が設けられている。操作ロッド16は、前後方向に長いロッド部材であり、ボンネット開放保持機構12からエンジンルーム1の手前側まで延出している。操作ロッド16の後端部は、割りピン17などを用いてロックプレート14の中間部に連結される一方、操作ロッド16の前端側は、隔壁6の上部に形成されるグロメット付きの孔で貫通支持されている。また、操作ロッド16の前端部には、L字状に折曲部が形成されており、ここを把持しながら操作ロッド16が押し引き操作される。
【0013】
つまり、前述のように、ロック溝14b、14cとロックピン15との位置が一致したとき、操作ロッド16を引き操作すると、ロックプレート14の前方への回動により、ロック溝14b、14cがロックピン15に係合し、ボンネット7が半開又は全開位置で保持されることになる。一方、ボンネット7が半開又は全開位置で保持された状態で、操作ロッド16を押し操作すると、ロックプレート14の後方への回動により、ロック溝14b、14cがロックピン15から外れ、ボンネット7の開閉操作が許容されることになる。
【0014】
叙述の如く構成されたクローラトラクタは、エンジンルーム1の上方を、開閉自在なボンネット7で覆うにあたり、ボンネット7を、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持するボンネット開放保持機構12を備えるため、エンジンルーム1の上方に十分なスペースを確保できない場所でも、ボンネット7を開放状態に保持することが可能になる。また、バッテリ点検などのように、ボンネット7を全開しなくてもよいメンテナンス作業に際しては、ボンネット7を半開位置で保持することにより、ボンネット7の開放操作労力を軽減させることができる。
【0015】
また、エンジンルーム1の奥側に、ボンネット開放保持機構12を配置すると共に、該ボンネット開放保持機構12に、その保持操作及び保持解除操作を行う操作ロッド16を連繋し、該操作ロッド16を、エンジンルーム1の手前側まで延出させたため、エンジンルーム1の奥側にボンネット開放保持機構12を配置することにより、ボンネット開放保持機構12がメンテナンスの邪魔になることを回避できる。しかも、ボンネット開放保持機構12の操作ロッド16をエンジンルーム1の手前側まで延出させることにより、ボンネット7の開放保持操作や開放保持解除操作を容易にすることができる。
【0016】
尚、本発明は、前記実施形態に限定されないことは勿論であって、例えば、ボンネット開放保持機構によるボンネットの保持位置は、前記実施形態の二箇所に限らず、三箇所以上としてもよい。
また、前記実施形態では、ボンネットと開放保持機構の保持操作及び保持解除操作を操作ロッドにより行うが、例えば、ロックプレートをロックピン係合方向にバネで付勢するようにすれば、ボンネット開放保持機構の保持操作を自動化することができる。
また、前記実施形態では、ロックピンがロック溝に係合したとき、ボンネットの開閉両方向の回動がロックされるが、ロック溝の開放側の係止辺を傾斜辺とし、ボンネットの開放方向への回動を常時許容するようにしてもよい。この場合には、ダンパの付勢力を、ボンネット荷重と略一致させるか、或いはボンネット荷重よりも小さく設定することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラトラクタの機体前部を示す側面図である。
【図2】クローラトラクタの機体前部を示す平面図である。
【図3】ボンネット開放保持機構の側面図である。
【符号の説明】
1 エンジンルーム
2 エンジン
7 ボンネット
8 ボンネット支軸
9 ダンパブラケット
10 ダンパブラケット
11 ダンパ
12 ボンネット開放保持機構
13 支軸
14 ロックプレート
14a ガイド孔
14b 第一ロック溝
14c 第二ロック溝
15 ロックピン
16 操作ロッド
【発明の属する技術分野】
本発明は、クローラトラクタなどの作業用走行車の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トラクタなどの作業用走行車では、エンジンルームの上方を、開閉自在なボンネットで覆っている。通常、エンジンルーム内には、起倒自在なスタンドロッドが設けられており、該スタンドロッドを起してボンネットの所定位置に係合させることにより、ボンネットを開放位置に保持することが可能になる。また、近年においては、ボンネットの開放に伴ってスタンドロッドを自動的に起立させることも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−115816号公報(第4頁、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の作業用走行車では、スタンドロッドで保持可能なボンネットの開放位置が一箇所に限定されているため、エンジンルームの上方に十分なスペースを確保できない場所では、ボンネットを開放保持可能な位置まで開放操作できないことがある。このような状況では、スタンドロッドによるボンネットの開放保持が困難であるため、ボンネットを手で支えながらエンジンルームのメンテナンスを行わなければならないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、エンジンルームの上方を、開閉自在なボンネットで覆う作業用走行車において、前記ボンネットを、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持するボンネット開放保持機構を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、ボンネットを、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持することができるため、エンジンルームの上方に十分なスペースを確保できない場所でも、ボンネットを開放状態に保持することが可能になる。また、バッテリ点検などのように、ボンネットを全開しなくてもよいメンテナンス作業に際しては、ボンネットを半開位置で保持することにより、ボンネットの開放操作労力を軽減させることができる。
また、前記エンジンルームの奥側に、前記ボンネット開放保持機構を配置すると共に、該ボンネット開放保持機構に、その保持操作及び/又は保持解除操作を行う操作具を連繋し、該操作具を、エンジンルームの手前側まで延出させたことを特徴とする。
このように構成した場合は、エンジンルームの奥側にボンネット開放保持機構を配置することにより、ボンネット開放保持機構がメンテナンスの邪魔になることを回避でき、また、ボンネット開放保持機構の操作具をエンジンルームの手前側まで延出させることにより、ボンネットの開放保持操作や開放保持解除操作を容易にすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。図面において、1はクローラトラクタの機体前部に形成されるエンジンルームであって、該エンジンルーム1には、エンジン2、エンジン動力で回転する冷却ファン3、冷却ファン3の周りを囲むシュラウド4、冷却ファン3の吸入空気によりエンジン冷却水を冷却するラジエータ5、ラジエータ5の周囲を前後に仕切る隔壁6などが配置されている。
【0007】
エンジンルーム1は、少なくとも上方に開口を有しており、この開口がボンネット7によって覆われる。ボンネット7は、エンジンルーム1の奥側に設けられるボンネット支軸8を支点として上下回動自在に支持され、その前端部を上げ下げ操作することにより開閉動作される。エンジンルーム1の奥側及びボンネット7の基端側下面には、左右方向を向くダンパブラケット9、10が設けられており、これらのダンパブラケット9、10間に左右一対のダンパ11が介設されている。このダンパ11は、ボンネット7を開放方向に付勢することにより、ボンネット7の開閉操作荷重を軽減している。
【0008】
エンジンルーム1の奥側には、ボンネット7を、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持するボンネット開放保持機構12が設けられている。ボンネット開放保持機構12は、ボンネット7側のダンパブラケット10に支軸13を介して前後回動自在に設けられるロックプレート14と、エンジンルーム1側のダンパブラケット9に固定されるロックピン(リーマボルト)15とを備えて構成されている。
【0009】
ロックプレート14には、その長さ方向に沿う長孔状のガイド孔14aが形成され、このガイド孔14aにロックピン15が挿通状に係合されている。また、ガイド孔14aの下側には、長さ方向に所定間隔を存して複数のロック溝14b、14cが形成されている。ロック溝14b、14cは、ガイド孔14aに対して略直交する溝であり、例えばガイド孔14aから後方に向かって形成されている。
【0010】
図1に示すように、ボンネット7が閉じた状態では、ロックピン15がガイド孔14aの上側に位置している。この状態でボンネット7を開放操作すると、ロックプレート14の上昇に伴い、ガイド孔14aに対するロックピン15の相対的な位置が下方へ変位する。ボンネット7が予め設定される半開位置まで開放されると、第一ロック溝14bとロックピン15との位置が一致し、この状態では、ロックプレート14の前方への回動により、第一ロック溝14bとロックピン15とが係合可能となる。ここで第一ロック溝14bとロックピン15とを係合させると、ロックプレート14がつっかい棒となり、ボンネット7が半開状態で保持される。
【0011】
また、第一ロック溝14bとロックピン15とを係合させることなく、ボンネット7が全開位置まで開放された場合は、第二ロック溝14cとロックピン15との位置が一致し、この状態では、ロックプレート14の前方への回動により、第二ロック溝14cとロックピン15とが係合可能となる。ここで第二ロック溝14cとロックピン15とを係合させると、ロックプレート14がつっかい棒となり、ボンネット7が全開状態で保持される。
【0012】
さらに、エンジンルーム1には、ボンネット開放保持機構12の保持操作(ロック操作)及び保持解除操作(ロック解除操作)を行うための操作ロッド(操作具)16が設けられている。操作ロッド16は、前後方向に長いロッド部材であり、ボンネット開放保持機構12からエンジンルーム1の手前側まで延出している。操作ロッド16の後端部は、割りピン17などを用いてロックプレート14の中間部に連結される一方、操作ロッド16の前端側は、隔壁6の上部に形成されるグロメット付きの孔で貫通支持されている。また、操作ロッド16の前端部には、L字状に折曲部が形成されており、ここを把持しながら操作ロッド16が押し引き操作される。
【0013】
つまり、前述のように、ロック溝14b、14cとロックピン15との位置が一致したとき、操作ロッド16を引き操作すると、ロックプレート14の前方への回動により、ロック溝14b、14cがロックピン15に係合し、ボンネット7が半開又は全開位置で保持されることになる。一方、ボンネット7が半開又は全開位置で保持された状態で、操作ロッド16を押し操作すると、ロックプレート14の後方への回動により、ロック溝14b、14cがロックピン15から外れ、ボンネット7の開閉操作が許容されることになる。
【0014】
叙述の如く構成されたクローラトラクタは、エンジンルーム1の上方を、開閉自在なボンネット7で覆うにあたり、ボンネット7を、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持するボンネット開放保持機構12を備えるため、エンジンルーム1の上方に十分なスペースを確保できない場所でも、ボンネット7を開放状態に保持することが可能になる。また、バッテリ点検などのように、ボンネット7を全開しなくてもよいメンテナンス作業に際しては、ボンネット7を半開位置で保持することにより、ボンネット7の開放操作労力を軽減させることができる。
【0015】
また、エンジンルーム1の奥側に、ボンネット開放保持機構12を配置すると共に、該ボンネット開放保持機構12に、その保持操作及び保持解除操作を行う操作ロッド16を連繋し、該操作ロッド16を、エンジンルーム1の手前側まで延出させたため、エンジンルーム1の奥側にボンネット開放保持機構12を配置することにより、ボンネット開放保持機構12がメンテナンスの邪魔になることを回避できる。しかも、ボンネット開放保持機構12の操作ロッド16をエンジンルーム1の手前側まで延出させることにより、ボンネット7の開放保持操作や開放保持解除操作を容易にすることができる。
【0016】
尚、本発明は、前記実施形態に限定されないことは勿論であって、例えば、ボンネット開放保持機構によるボンネットの保持位置は、前記実施形態の二箇所に限らず、三箇所以上としてもよい。
また、前記実施形態では、ボンネットと開放保持機構の保持操作及び保持解除操作を操作ロッドにより行うが、例えば、ロックプレートをロックピン係合方向にバネで付勢するようにすれば、ボンネット開放保持機構の保持操作を自動化することができる。
また、前記実施形態では、ロックピンがロック溝に係合したとき、ボンネットの開閉両方向の回動がロックされるが、ロック溝の開放側の係止辺を傾斜辺とし、ボンネットの開放方向への回動を常時許容するようにしてもよい。この場合には、ダンパの付勢力を、ボンネット荷重と略一致させるか、或いはボンネット荷重よりも小さく設定することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラトラクタの機体前部を示す側面図である。
【図2】クローラトラクタの機体前部を示す平面図である。
【図3】ボンネット開放保持機構の側面図である。
【符号の説明】
1 エンジンルーム
2 エンジン
7 ボンネット
8 ボンネット支軸
9 ダンパブラケット
10 ダンパブラケット
11 ダンパ
12 ボンネット開放保持機構
13 支軸
14 ロックプレート
14a ガイド孔
14b 第一ロック溝
14c 第二ロック溝
15 ロックピン
16 操作ロッド
Claims (2)
- エンジンルームの上方を、開閉自在なボンネットで覆う作業用走行車において、前記ボンネットを、段階的に設定される複数の開放位置で選択的に保持するボンネット開放保持機構を設けたことを特徴とする作業用走行車。
- 前記エンジンルームの奥側に、前記ボンネット開放保持機構を配置すると共に、該ボンネット開放保持機構に、その保持操作及び/又は保持解除操作を行う操作具を連繋し、該操作具を、エンジンルームの手前側まで延出させたことを特徴とする請求項1記載の作業用走行車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003146553A JP2004345555A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 作業用走行車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003146553A JP2004345555A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 作業用走行車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004345555A true JP2004345555A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33533374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003146553A Pending JP2004345555A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 作業用走行車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004345555A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011093175A1 (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-04 | 株式会社小松製作所 | 建設機械のエンジンフード |
JP2011153427A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Komatsu Ltd | 建設機械のエンジンフードの開閉構造 |
JP2011201402A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Komatsu Utility Co Ltd | フード保持装置 |
JP2011247418A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Stabilus Gmbh | ガス・スプリングおよびガス・スプリングを備えるエンジン・フード・ユニット |
CN102632931A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-08-15 | 三一矿机有限公司 | 一种矿用自卸车发动机盖举升及锁紧装置 |
JP2015501395A (ja) * | 2011-10-25 | 2015-01-15 | ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー | 建設機械のエンジンフード開閉装置 |
-
2003
- 2003-05-23 JP JP2003146553A patent/JP2004345555A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8646556B2 (en) | 2010-01-26 | 2014-02-11 | Komatsu Ltd. | Engine hood for construction machine |
JP2011153427A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Komatsu Ltd | 建設機械のエンジンフードの開閉構造 |
CN102667011A (zh) * | 2010-01-26 | 2012-09-12 | 株式会社小松制作所 | 建筑机械的发动机罩 |
JP5178923B2 (ja) * | 2010-01-26 | 2013-04-10 | 株式会社小松製作所 | 建設機械のエンジンフード |
KR101317744B1 (ko) | 2010-01-26 | 2013-10-15 | 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 | 건설 기계의 엔진 후드 |
WO2011093175A1 (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-04 | 株式会社小松製作所 | 建設機械のエンジンフード |
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JP2011247418A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Stabilus Gmbh | ガス・スプリングおよびガス・スプリングを備えるエンジン・フード・ユニット |
CN102418762A (zh) * | 2010-05-27 | 2012-04-18 | 施塔比鲁斯有限责任公司 | 气体弹簧以及带有该气体弹簧的发动机罩单元 |
CN105299129A (zh) * | 2010-05-27 | 2016-02-03 | 施塔比鲁斯有限责任公司 | 气体弹簧以及带有该气体弹簧的发动机罩单元 |
JP2015501395A (ja) * | 2011-10-25 | 2015-01-15 | ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー | 建設機械のエンジンフード開閉装置 |
US9561826B2 (en) | 2011-10-25 | 2017-02-07 | Volvo Construction Equipment Ab | Device for opening and closing the engine hood of a construction machine |
CN102632931A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-08-15 | 三一矿机有限公司 | 一种矿用自卸车发动机盖举升及锁紧装置 |
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