JP2004323716A - 水系コーティング剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粒径1〜50μm の球状メチルシルセスキオキサンを固形分中に10〜50重量%含有する硬化性シリコーンエマルジョン組成物に、ポリオレフィン水性ディスパージョンを配合する。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴム、プラスチックなどの基材表面を処理することにより、表面に非粘着性、撥水性、耐摩耗性、滑り性および光沢を有し、特にEPDMのゴムシートおよびモールド成形スポンジに対して優れた密着性を有する被膜が形成できる水系コーティング剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用ウエザーストリップのEPDMのゴムや各種ゴム製品には、その表面に非粘着性、撥水性、耐摩耗性および滑り性を付与するため、各種のポリオルガノシロキサン組成物からなるコーティング剤を塗布することが行われている。
【0003】
かかるコーティング剤においては、滑り性を向上させる技術として、球状メチルシルセスキオキサンを配合することが広く知られている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)。また、特許文献5では、同様の目的で特定のポリエチレン粉末を配合することが提案されている。
【0004】
これらのコーティング剤組成物は、配合したメチルシルセスキオキサンなどの粒子で表面に凹凸を付けることで滑り性を向上させるものであるが、必要とする滑り性を付与するには、粉体量を増やしたり、粉体の粒子径を大きくし、表面の凹凸を強くする方法を取る必要があった。
【0005】
ところが、表面の凹凸が強くなると、その外観は艶消し状となってしまい、光沢性はほとんどないものであった。従って、意匠面から、製品に光沢を付与したい場合などには、従来提案されているコーティング剤組成物は適用できないという問題があった。
【0006】
【特許文献1】
特開昭61−59427号公報
【特許文献2】
特開平6−25604号公報
【特許文献3】
特開平7−251124号公報
【特許文献4】
特開2002−188057号公報
【特許文献5】
特開2002−188056号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を改善し、基材表面の処理剤として、特にEPDMのゴムシートおよびモールド成形スポンジ基材の水系のコーティング剤として、非粘着性、耐摩耗性、撥水性および滑り性が優れていると共に、光沢のある被膜を形成し得る水系のコーティング剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記した目的を達成するべく鋭意検討した結果、球状メチルシルセスキオキサンを含有する硬化性シリコーンエマルジョン組成物に、ポリオレフィン水性ディスパージョンを配合することにより、滑り性と光沢性を両立させた水系のコーティング剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち本発明は、粒径1〜50μm の球状メチルシルセスキオキサンを固形分中に10〜50重量%含有する硬化性シリコーンエマルジョン組成物に、ポリオレフィン水性ディスパージョンを配合してなることを特徴とする水系コーティング剤組成物である。
【0010】
本発明によれば、配合するポリオレフィン水性ディスパージョンの使用量により、表面の光沢度を高グロスに制御することが可能となり、製品の設計の自由度を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。本発明に用いる粒径1〜50μm の球状メチルシルセスキオキサンは、コーティング被膜に優れた滑り性をもたらす成分であり、市販品として入手可能である。
【0012】
かかる球状メチルシルセスキオキサンは、硬化性シリコーンエマルジョン組成物の固形分中に10〜50重量%の割合で存在することが好ましい。例えば、5〜20μm 厚のコート膜を作る場合、固形分中に10〜50重量%、好ましくは20〜40重量%の割合で粒径4〜10μm の球状メチルシルセスキオキサンが存在すると、滑り性を効果的に発現することができる。この場合、得られた被膜は艶消し状となる。
【0013】
膜厚が厚すぎる場合、メチルシルセスキオキサンの粒径が小さすぎる場合、メチルシルセスキオキサンの添加量が少なすぎる場合等は、滑り性の向上効果が得られない。また、膜厚が薄すぎる場合、メチルシルセスキオキサンの粒径が大きすぎる場合、メチルシルセスキオキサンの添加量が多すぎる場合等は、艶消し過多、粒子の脱落、被膜の脆弱化等の問題が発生する。このため、被膜の膜厚にあった粒径のメチルシルセスキオキサンを選択することが好ましい。
【0014】
次に、本発明では、粒径1〜50μm の球状メチルシルセスキオキサンを固形分中に10〜50重量%含有する硬化性シリコーンエマルジョン組成物に対し、ポリオレフィン水性ディスパージョンを配合することを特徴とする。
【0015】
このポリオレフィン水性ディスパージョンは、メチルシルセスキオキサンの配合により得られた艶消し状の滑り性に優れたコート被膜に、滑り性を損なうことなく光沢性を持たせる成分である。
【0016】
尚、ポリオレフィン樹脂粒子を滑り性改善フィラーとして使用した場合、ほとんどのものは、滑り性を向上させる効果がなく、滑り性を付与するために過剰に配合した場合、コート剤として要求されるフィルム強度等の特性を損なうものである。一部の特殊なポリオレフィンにおいては、滑り性を向上させる効果を有するものもあるが、そのものの粒径は2〜10μm と大きく、コート剤に配合した場合、艶消し状になってしまう。このように、ポリオレフィン粒子は、単独で滑り性向上剤として使用しても効果のないフィラーであるが、ポリオレフィン水性ディスパージョンとしてメチルシルセスキオキサンと組み合わせて使用した場合、メチルシルセスキオキサンの凝集性を緩和し、被膜に均一に分散させる効果を有することを見出した。更に、被膜の凸部分を覆うことなく凹部分の溝を埋めるレベリング効果もあることを見出した。これらの効果は、熱軟化性、溶融性を持つポリオレフィンに特有の効果であり、他の微粒子粉では効果がなかった。これらの効果により、本発明の如く、メチルシルセスキオキサンとポリオレフィン水性ディスパージョンとを組み合わせて使用することにより、優れた滑り性を損なうことなく、光沢のある被膜を提供することができる。
【0017】
ポリオレフィン水性ディスパージョンは、水系エマルジョンに配合しやすいように化工したものであればよく、乳化重合によるもの、ポリオレフィンを機械的に分散させたもの等を用いることができる。
【0018】
形状については特に制限はないが、乳化重合により得られたものは球状粒子のディスパージョンであり、安定性もよいため特に好ましく用いられる。ポリオレフィン水性ディスパージョンのポリオレフィンは、粒径が1μm 以下、特に0.05〜1μm のものが好ましい。粒径が大きすぎる場合、特にメチルシルセスキオキサンより大きな粒径のものを使用すると、本発明の効果が発現せず、艶消し状となってしまう場合がある。尚、粒径が0.05μm未満のものは製造自体が困難である。
【0019】
また、水性ディスパージョンの濃度は、製造のしやすさ、配合のしやすさ、配合効率等の点から、30〜60重量%濃度のものが好適である。
【0020】
ここで用いるポリオレフィンとしては、低密度ポリオレフィン、低分子量ポリオレフィン、エチレン・メタクリル酸共重合物の金属塩等のアイオノマー、エチレン・メタクリル酸共重合物の金属塩とポリスチレン・ポリアクリル酸グラフトポリマーの混合物もしくは部分反応物等が揚げられ、特にエチレン・メタクリル酸共重合物の金属塩等のアイオノマー、エチレン・メタクリル酸共重合物の金属塩とポリスチレン・ポリアクリル酸グラフトポリマーの混合物もしくは部分反応物が好ましい。上記金属塩としては、Na、K、Ca、Mg等の金属塩が揚げられる。
【0021】
また、ポリオレフィン水性ディスパージョンの配合量は、求める滑り性と光沢度により調整すればよく、ポリオレフィン量として球状メチルシルセスキオキサンに対して10〜200重量%、特に20〜100重量%となる量が好適である。配合量が過剰であると滑り性、被膜強度を低下させ、少なすぎると所期の効果が得られない。
【0022】
本発明において、硬化性シリコーンエマルジョンは塗料被膜のバインダー成分として働くもので、ゴム物性を有し、下地の基材に適する接着性を有するものであれば特に制限はなく、一般的な硬化性シリコーンゴムを乳化したものであればよい。基材のゴム等の加硫剤による硬化阻害の影響の少ないものとして縮合硬化型のシリコーンが有用で、中でも短時間で硬化するものとして脱水素縮合型のシリコーンゴムが好ましい。
【0023】
特に、高い接着性を要求される用途や、EPDMのゴムシート等の如き難接着性基材に対しては、下記する(A) 〜(H) 成分を混合分散してなる硬化性シリコーンエマルジョン組成物が好ましく用いられる。
(A) 25℃における粘度が50〜10,000,000cSt の両末端が水酸基閉塞のポリジオルガノシロキサン
(B) ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に少なくとも3個存在するポリオルガノハイドロジェンシロキサン
(C)硬化触媒
を含有するシリコーンエマルジョンに
(D) 水溶性アミノ基含有ポリオルガノシロキサン
(E) アミノシラン化合物
(F) エポキシシラン化合物
(G) カルボン酸
(H) アルキルアミンオキサイド
本発明で用いられる(A) 成分の両末端水酸基閉塞ポリジオルガノシロキサンは、ケイ素原子に結合した水酸基を分子の両末端に持ち、その反応性によって硬化反応にあずかるものである。
【0024】
ポリジオルガノシロキサン中のケイ素原子に結合した有機基は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基のようなアルキル基:ビニル基、プロペニル基のようなアルケニル基;フェニル基のようなアリール基;フェネチル基のようなアラルキル基;およびこれらの炭化水素基の水素原子の一部がハロゲン原子、ニトリル基などで置換されたものが例示されるが、合成のしやすさ、硬化後の被膜の物性とのかね合いなどから、メチル基が好ましい。
【0025】
このような両末端水酸基閉塞ポリジオルガノシロキサンの粘度は、25℃において50〜10,000,000cSt であり、好ましくは 1,000〜2,000,000cStである。50cSt 未満では硬化後の被膜が脆くなり、また10,000,000cSt を超えると安定したエマルジョン組成物を得ることが困難である。
【0026】
使用するポリシロキサンは、25℃における粘度が上記範囲内であればよくその1種を単独で用いても2種以上混合して用いても良い。さらにこのポリシロキサンは、直鎖状のポリシロキサンであることが好ましいが、部分的に分岐や網構造があっても差し支えない。
【0027】
本発明で用いられる(B) 成分のポリオルガノハイドロジェンシロキサンは、(A) 成分の両末端水酸基閉塞ポリジオルガノシロキサンと脱水素縮合反応して網状構造を形成するために、ケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも3個有するものである。
【0028】
分子中のケイ素原子に結合した有機基としては、(A) 成分のケイ素原子に結合する有機基と同様なものが例示される。
【0029】
このようなポリオルガノハイドロジェンシロキサンのシロキサン鎖は、直鎖状、分岐状および環状のいずれでもよい。
【0030】
(B) 成分の配合量は(A) 成分100重量部に対して0.5〜20重量部が好ましい。0.5 重量部未満では連続被膜を形成するためには硬化速度が遅く、また20重量部を超えると被膜が脆くなってしまうからである。
【0031】
(C) 成分の硬化触媒は、(A) 成分の両末端水酸基閉塞ポリジオルガノシロキサンの水酸基と(B) 成分のポリオルガノハイドロジェンシロキサンのSi−H 結合との間の脱水素縮合を促進する触媒である。
【0032】
(C) 成分の配合量は(A) 成分100重量部に対して0.1〜10重量部が好ましい。0.1 重量部未満では連続被膜を形成するためには硬化速度が遅く、また10重量部を超えると本組成物の安定性が悪くなるからである。
【0033】
硬化触媒としては、金属脂肪酸塩、アミン類、第4アンモニウムヒドロキシド類等が挙げられ、これらのものを併用してもよい。
【0034】
金属脂肪酸塩としては、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジオクトエート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジオレエート、ジブチルスズジステアレート、トリブチルスズアセテート、トリブチルスズオクトエート、トリブチルスズラウレート、ジオクチルスズジアセテート、ジオクチルスズジラウレート、ジエチルスズジオレエート、モノメチルスズジオレエートのように金属原子に直接結合した有機基をもつもの、およびオクテン酸亜鉛、オクテン酸鉄、オクテン酸スズのように金属原子に直接結合した有機基を持たないものが例示される。
【0035】
アミン類としては、モノメチルアミン、ジメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチルテトラアミンのような有機アミン;α−アミノプロピルトリエトキシシランのようなアミノ基を有するシラン化合物やそれらの塩;第4アンモニウムヒドロキシド類としてはテトラメチルアンモニウム、ジメチルベンジルアンモニウムおよびそれらの塩が例示される。
【0036】
(A) 、(B) 、(C) 成分を含有するエマルジョンの製造方法としては適当な乳化剤を用いて単独でエマルジョン化したものを混合しても良いし、2種あるいは3種を混合した後エマルジョン化しても良い。エマルジョンは適宜、既存の機械乳化あるいは乳化重合により製造したものを用いる。
【0037】
(D) 、(E) 、(F) 、(G) 成分は本発明の特徴的成分であり、(D) 水溶性アミノシリコーンオイル、(E) アミノシラン化合物、(F) エポキシシラン化合物、(G) カルボン酸の併用により、本組成物のコーティング被膜がゴムに対し優れた接着性を示すことができる。
【0038】
(D) 、(E) 、(F) 、(G) 成分は、(D) 、(E) 、(F) 、(G) 成分をそれぞれ単独で用いても良いし、予め(D) 、(E) 、(F) 、(G) の4成分を水に配合した溶液としてから用いても良い。また(E) アミノシラン化合物と(F) エポキシシラン化合物とを予め反応させた反応生成物として系に配合してもよい。
【0039】
(D) 水溶性アミノシリコーンオイルとは、下記式
【0040】
【化1】
【0041】
(式中、R1は同一又は異種の置換または非置換1価炭化水素、Xは、水酸基、アルコキシ基又はR1と同一、R2は少なくとも1個の炭素原子を介してケイ素原子に結合した置換又は非置換アミノ基。mは4以上の整数、nは0以上の整数である。)で示されるポリオルガノシロキサンである。上式中R1としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基のようなアルキル基:ビニル基、プロペニル基のようなアルケニル基;フェニル基のようなアリール基;フェネチル基のようなアラルキル基;およびこれらの炭化水素基の水素原子の一部がハロゲン原子、ニトリル基などで置換されたものが例示されるが、合成のしやすさ、硬化後の被膜の物性とのかね合いなどから、メチル基が好ましい。Xは、水酸基、アルコキシ基又はR1と同一の基である。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基が例示される。R2は、少なくとも1個の炭素原子を介してケイ素原子に結合した置換又は非置換アミノ基で、アミノ基としてはアミノメチル基、β−アミノエチル基、γ−アミノプロピル基、δ−アミノブチル基、γ−(メチルアミノ)プロピル基、γ−(エチルアミノ)プロピル基、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピル基、N−(β−ジメチルアミノエチル)−γ−アミノプロピル基などが例示される。mは4以上、nは0以上の整数で、好ましい範囲は、mは4〜5,000の整数、nはポリマーが水溶性を損なわない量であれば良い。mが4未満の場合ゴムに対する接着がなく5,000以上は製造が著しく困難であるとともに粘度が上昇して取扱が不便である。このポリシロキサンは、直鎖状のポリシロキサンであることが好ましいが、部分的に分岐や網構造があっても差し支えない。
【0042】
(D)成分は(A)成分100重量部に対し0.5〜50重量部、好ましくは1〜30重量部配合される。0.5重量部未満ではゴムに対する接着性がなく、50重量部を超えると被膜にべたつきを与えてしまうからである。
【0043】
本発明で用いられる(E)成分の アミノシラン化合物とは、少なくとも1個の炭素原子を介してケイ素原子に結合した置換又は非置換アミノ基を有するアルコキシシランおよびその部分加水分解物であり、置換又は非置換アミノ基としては、(D) 成分にて例示したアミノ基が挙げられる。
【0044】
該アミノシランは、かかる置換または非置換アミノ基を含む基を1分子中に少なくとも1個有するものであるが、さらに、基材への密着性を増すために、ケイ素原子に結合したアルコキシ基を有する。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などが例示されるが、合成のしやすさから、メトキシ基およびエトキシ基が一般的である。このようなアルコキシ基は、良好な密着性を得るためには、1分子中に少なくとも2個存在することが好ましい。他の残りのケイ素原子に結合する基は炭素数が1〜6個の1価のアルキル基である。
【0045】
(E)成分は(A)成分100重量部に対し0.5〜50重量部、好ましくは1〜30重量部配合される。0.5重量部未満ではゴムに対する接着性がなく、30重量部を超えると被膜が脆くなってしまうからである。
【0046】
本発明で用いられる(F)成分の エポキシシラン化合物とは、ケイ素原子に結合したエポキシ基含有基で置換された1価の炭化水素基と、ケイ素原子に結合したアルコキシ基を有するアルコキシシランおよびその部分加水分解物である。エポキシ基含有基としては、グリシドキシ基、エポキシシクロヘキシル基などが例示される。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などが例示されるが、合成のしやすさから、メトキシ基およびエトキシ基が一般的である。このようなアルコキシ基は、良好な密着性を得るためには、1分子中に少なくとも2個存在することが好ましい。他の残りのケイ素原子に結合する基は炭素数が1〜6個の1価のアルキル基である。
【0047】
(F)成分は(A)成分100重量部に対し0.5〜50重量部、好ましくは1〜30重量部配合される。0.5重量部未満ではゴムに対する接着性がなく、50重量部を超えると被膜が脆くなってしまうからである。
【0048】
(G)成分のカルボン酸は本組成物の安定性、特にアミノシラン化合物および水溶性アミノシリコーンオイルとエポキシシラン化合物の反応性を抑制するもので、本発明組成物のpHが4〜10好ましくは5〜9の範囲になる量を配合すれば良い。予め(D) 、(E) 、(F) 、(G) 4成分配合の水溶液を作る場合も同様のpHになるよう配合すれば良い。(G) 成分のカルボン酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ラウリン酸、ステアリン酸などの飽和脂肪族モノカルボン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸などの飽和脂肪族ジカルボン酸、アクリル酸、メタクリル酸、オレイン酸、マレイン酸、フマル酸などの不飽和脂肪族カルボン酸、安息香酸、フタル酸などの炭素環式カルボン酸、グリコール酸、乳酸などのヒドロキシ酸、無水酢酸、無水マレイン酸などの酸無水物などが例示され、中でもシランなどの分散性が良くなることから炭素数が10以下、特に5以下のものが好ましい。また、組成物の安定性が良好なことから、脂肪族カルボン酸およびその酸無水物が好ましく、特に飽和脂肪族カルボン酸が好ましい。
【0049】
(H) 成分のアルキルアミンオキサイドは、ゴム表面に対する本組成物の濡れ性を与えるものでゴム表面での本組成物の寄りや弾き防止する成分である。撥水性のない材料や60℃以上に加温した材料に塗布する場合には省略できるが、通常本組成物の0.5〜10重量%の範囲で使用される。
【0050】
(H)成分のアルキルアミンオキサイド化合物はジメチルアルキルアミンオキサイド、ジヒドロキシエチルアルキルアミンオキサイドに代表され、アルキル基としてはラウリル基、ミリスチル基、ヤシ(ヤシ油等の天然油脂変性基)、ラウリン酸アミドプロピル基などが例示される。
【0051】
また、本発明の組成物には、更に(I) 成分として非水溶性アミノ基含有ポリオルガノシロキサンを含有するエマルジョンを添加することができる。
【0052】
上記した(A) 〜(H) 成分からなる組成物に対し、更に(I) 成分として非水溶性アミノ基含有ポリオルガノシロキサンを含有するエマルジョンを添加することで、更に密着性を高め、(A) 〜(H) 成分からなる組成物では接着困難なゴム材料にも適用が可能である。
【0053】
非水溶性アミノ基含有ポリシロキサンとしては、一般式
[R3 aSi(OR4)bO(4−a−b)/2]l
(ただし、R3は水素原子および1価の置換または非置換の炭化水素基から選ばれる少なくとも2種のものを示し、1分子中の全R3のうち少なくとも2個は、少なくとも1個の炭素原子を介してケイ素原子に結合した置換または非置換のアミノ基で置換された1価の炭化水素基である。R4は水素原子および1価の置換または非置換の炭化水素基を示す。a およびb は、1≦a ≦2.5 、1≦ a+b ≦2.5 、0≦b ≦0.5 の関係を満たす数であり、l は4〜5,000 の数を示す。)で示されるポリオルガノシロキサンであり、このような少なくとも1個の炭素原子を介してケイ素原子に結合した置換又は非置換アミノ基としては、アミノメチル基、β−アミノエチル基、γ−アミノプロピル基、δ−アミノブチル基、γ−(メチルアミノ)プロピル基、γ−(エチルアミノ)プロピル基、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピル基、N−(β−ジメチルアミノエチル)−γ−アミノプロピル基などが例示される。これらのアミノ基含有炭化水素基以外のR3としては、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基のようなアルキル基;ビニル基、プロペニル基のようなアルケニル基;フェニル基のようなアリール基;フェネチル基のようなアラルキル基;およびこれら炭化水素基の水素原子の一部がハロゲン原子、ニトリル基などで置換されたものが例示される。これらの中でも合成のしやすさ、取扱の容易さから、水素原子、メチル基、ビニル基、フェニル基であることが好ましく、メチル基であることが特に好ましい。
【0054】
本発明の(I) 成分のR4としては、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が例示される。これらの中でも合成のしやすさ、取扱の容易さから、水素原子、メチル基、エチル基であることが一般的である。
【0055】
前記平均組成式中、a およびb は前記関係を満たす数であり、a および(a+b)が1未満、2.5を超えるものでは、基材に対する接着性効果が向上しない。b はケイ素原子に結合するヒドロキシル基あるいはアルコキシ基の数を示し、 0.5以下であれば良い。 0.5を超えると表面処理剤の保存安定性が悪くなる。
【0056】
又、合成のしやすさ、硬化前の組成物の粘度が作業上に支障をきたさない範囲であること、硬化後の被膜の接着性から、ポリジオルガノシロキサンの重合度l は4〜5,000 、好ましくは4〜1,000 の範囲から選ばれる。重合度が4より低いと十分な接着性が向上せず、重合度が 5,000より高いと合成しにくいうえ、粘度が上昇して取扱が不便である。
【0057】
本発明の(I) 成分のポリオルガノシロキサン中、アミノ基の量は単独で非水溶性となるような量であればよく、アミノ当量として100〜15,000(g/mol)、好ましくは150〜1,000(g/mol)のものが使用可能である。アミノ当量が15,000(g/mol)を超えるものあるいは100(g/mol)未満ではは密着性を向上させる効果がない。
【0058】
本組成物は、塗布効率や塗布性から成分濃度が3〜50%になるよう水で調整することが好ましい。
【0059】
本発明の水系コーティング剤のコーティング方法としては、まず、紙、ゴム、プラスチック、金属などからなる基材にディップコート、スプレーコート、刷毛ぬり、ナイフコート、ロールコートなどの方法によって塗布し、次いで室温で数時間放置するか、基材の耐熱性の度合いに応じて適宜加熱を行って硬化させる。
【0060】
加熱条件は、基材が紙の場合は温度120 〜180 ℃で10〜30秒間が好ましく、ゴムの場合は温度80 〜180 ℃で1〜5分間が好ましく、プラスチックの場合は70〜150 ℃で30秒〜2分間が好ましい。
【0061】
また本発明において、上記組成物の基材との接着性を向上させるために各種シランカップリング剤を単体あるいは混合物をそのまま或いは部分縮合させて添加しても良い。
【0062】
また、本発明において、上記組成物に耐候性を向上させる目的で無機系、有機系の紫外線吸収剤、滑り性をさらに向上する目的で高粘度のポリジメチルシロキサン、着色する目的での無機顔料等を本発明の趣旨を変えない範囲で添加して用いることができる。また必要に応じて増粘剤、消泡剤、防腐剤を適宜配合することは任意である。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、滑り性に優れたコート被膜に、滑り性を損なうことなく光沢性を持たせることができる。
【0064】
本発明の組成物は、EPDMゴムが使用される用途、例えば自動車ウェザーストリップ材、防振ゴム、建材用ガスケット等のゴム部品の表面処理剤として好適に使用することができる。
【0065】
更に本発明の組成物は、ゴム、プラスチックをはじめ各種基材に非粘着性で撥水性を付与する場合に用いられる。
【0066】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって説明する。実施例において、部は全て重量部を示す。
実施例1〜4、比較例1〜5
表1に示される組成の本発明の水系コーティング剤組成物(実施例1〜4)および比較組成物(比較例1〜5)を表1に記載した上から順に配合し調製した。これらの組成物を、スプレーガンを用いEPDMゴムソリッドシートおよび発泡EPDMシートに硬化被膜の膜厚が8μm になるよう塗布した。水が揮散したのち150℃のオーブンで10分間加熱乾燥し被膜が形成されたEPDMソリッドシートおよび発泡EPDMゴムシートを得た。
【0067】
スプレー塗布直後の配合液の塗布状態、および硬化被膜の接着性、耐溶剤性、摩擦係数、耐摩耗性、および光沢度を調べた結果は表1の通りであった。なお接着性、耐溶剤性、摩擦係数、耐摩耗性、および光沢度は以下の通りの方法で評価した。
(接着性)
塗膜面に1mm間隔で縦横に各11本の平行線を入れて100個のマス目をクロスカットし、その上に粘着テープ(シリコーン粘着剤YR3340(商品名、ジーイー東芝シリコーン(株)製)を40μmの厚さになるようにコーティングして恒温高湿室に48時間放置しておいたポリエステルフィルム)を付着させた後、テープを剥離し、剥離しないマス目の数を測定し、密着性を調べた。
(耐溶剤性)
ヘキサンを含浸させたワイピングペーパーを30往復摩擦させ、摩擦後の状態を調べた。
(摩擦係数)
コーティングしたゴム表面上に、幅10mm、長さ100mm のガラス板を置き、1kgの荷重をかけてガラス板を 150mm/min の速度で移動させ、そのときに得られる引っ張り応力により動摩擦係数を求めた。尚、最大静止摩擦係数はガラス板が動き出すときの値である。
(耐摩耗性)
厚さ2mm、幅20mmで接触面が曲面加工されたガラス板(図1)を摩耗子として用い、300gの荷重で押し付け10cmの間隔を30回/min の速度で往復させる摩耗性試験を行なった。摩耗試験はゴム表面が摩耗により擦り切れた時の往復回数により評価した。
(光沢度(グラス))
ソリッドゴムに塗布した試験体の表面光沢度を、堀場製作所製グロスチェッカーIG−320(入射角60°−受光角60°)で計測した表面グロス値を示した。
【0068】
【表1】
【0069】
*1 ポリジメチルシロキサンエマルジョン1;シリコーン分30%、シリコーン粘度10万cSt、末端OH、乳化重合エマルジョン
*2 ポリジメチルシロキサンエマルジョン2;シリコーン分30%、シリコーン粘度1000cSt、末端OH、機械乳化エマルジョン
*3 メチル水素シロキサンエマルジョン1;平均式(CH3)3SiO−(CH3HSiO)50Si(CH3)3 30%含有、機械乳化エマルジョン
*4 メチル水素シロキサンエマルジョン2;平均式(CH3)3SiO−(CH3HSiO)40−{(CH3)2SiO}10−Si(CH3)3 30%含有、機械乳化エマルジョン
*5 非水溶性アミノ含有ポリシロキサン;平均式{H2N(CH2)2NH(CH2)3}SiO[{(CH3)2SiO}15OH]3 で示されるアミノ基含有ポリシロキサン30%を含む乳化重合エマルジョン
*6 水溶性アミノシリコーン;平均式(CH3)3SiO−{H2N(CH2)2NH(CH2)3}CH3SiO}100−Si(CH3)3
*7 ポリオレフィン水性ディスパージョン1;0.5μm エチレン・メタクリル酸共重合物のNa塩の40%ディスパージョン
*8 ポリオレフィン水性ディスパージョン2;0.8μm エチレン・メタクリル酸共重合物のNa塩とポリアクリル酸エステルの40%ディスパージョン
*9 ポリオレフィン水性ディスパージョン3;1μm 低分子量ポリエチレンの40%ディスパージョン
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で耐摩耗性の試験に用いた摩耗子を示す図である。
Claims (6)
- 粒径1〜50μm の球状メチルシルセスキオキサンを固形分中に10〜50重量%含有する硬化性シリコーンエマルジョン組成物に、ポリオレフィン水性ディスパージョンを配合してなることを特徴とする水系コーティング剤組成物。
- ポリオレフィン水性ディスパージョンのポリオレフィンが、粒径1μm 以下の球状物である請求項1記載の水系コーティング剤組成物。
- ポリオレフィン水性ディスパージョンのポリオレフィンが、エチレン・メタクリル酸共重合物の金属塩、またはエチレン・メタクリル酸共重合物の金属塩とポリスチレン・ポリアクリル酸グラフトポリマーの混合物もしくは部分反応物である請求項1又は2記載の水系コーティング剤組成物。
- ポリオレフィン水性ディスパージョンの配合量が、ポリオレフィン量として球状メチルシルセスキオキサンに対して10〜200重量%となる量である請求項1〜3の何れか1項記載の水系コーティング剤組成物。
- 硬化性シリコーンエマルジョン組成物が、
(A) 25℃における粘度が50〜10,000,000cSt の両末端が水酸基閉塞のポリジオルガノシロキサン
(B) ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に少なくとも3個存在するポリオルガノハイドロジェンシロキサン
(C)硬化触媒
を含有するシリコーンエマルジョンに
(D) 水溶性アミノ基含有ポリオルガノシロキサン
(E) アミノシラン化合物
(F) エポキシシラン化合物
(G) カルボン酸
(H) アルキルアミンオキサイド
を混合分散してなるものである請求項1〜4の何れか1項記載の水系コーティング剤組成物。 - 硬化性シリコーンエマルジョン組成物が、更に(I) 非水溶性アミノ基含有ポリオルガノシロキサンを含有するシリコーンエマルジョンを配合してなるものである請求項5記載の水系コーティング剤組成物。
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