JPS61159474A - つや出し剤組成物 - Google Patents

つや出し剤組成物

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JPS61159474A
JPS61159474A JP28086384A JP28086384A JPS61159474A JP S61159474 A JPS61159474 A JP S61159474A JP 28086384 A JP28086384 A JP 28086384A JP 28086384 A JP28086384 A JP 28086384A JP S61159474 A JPS61159474 A JP S61159474A
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waxes
polymethylsilsesquioxane
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Masaaki Otsuki
大槻 雅章
Hiroshi Kimura
博 木村
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Momentive Performance Materials Japan LLC
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Toshiba Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野J 本発明はつや出し剤組成物に関し、さらに詳しくは自動
車車体や家具などの表面、とくに塗装またはメッキされ
た金属またはプラスチック表面に適切な光沢を与え、か
つ作業性の改善されたつや出し剤組成物に関する。
[発明の技術的背景とその問題点コ 自動車車体や家具などに用いられるワックスを主体とし
たつや出し剤には、つや出しの効果とともに、塗布作業
のしやすさや残ったつや出し剤のふき取りやすさなど、
つや出し処理の作業性が要求される。
この作業性改善のために、一般にはシリコーンオイルを
配合することが行われている。しかしながら、この方法
ではある程度の作業性向上の効果は得られるが、ざらに
良好な作業性を得ようとする場合はシリコーンオイルを
多量に配合する必要があり、その場合はシリコーンオイ
ルが処理する表面に残存するため、表面に油膜により好
ましい光沢を与えないという問題がある。
このほかの方法としては、ワックス中にシリカ、けいそ
う土、アルミナケイ酸塩などの無機粉末;ポリエチレン
、ポリプロピレンなとの有機樹脂粉末を均一に分散させ
る方法がある。これにより、つや出し剤の研磨性、作業
性を向上させる効果は現れるが、これも良好な作業性を
得るためには多量の粉末を配合する必要があり、その場
合は光沢を与えるべきワックスの有効成分が減少するた
めに光沢の保持性などに好ましくない影響を与えている
[発明の目的] 本発明者は、上記の欠点を解除すべく鋭意検討を重ねた
結果、ワックスにポリメチルシルセスキオキサンを配合
することにより、好ましい作業性とつや出し性を有する
組成物が得られることを見出した。
本発明は以上のような知見にもとづいてなされたもので
、好ましい作業性を有し、かつ本来のワックスの性能を
損わないつや出し剤組成物を提供することを目的とする
[発明の概要] すなわち本発明は (A>ワックス    100重量部 (B)ポリメチルシルセスキオキサン 10〜100重
量部 から基本的に構成されることを特徴とするつや出し剤組
成物である。
本発明における(A>のワックスは、従来鉄などの金属
材料、非金属製の建材などの防食、防湿・防水用被覆用
組成物に使用されているものならばいずれのものでもよ
い。このようなワックスとしては、カルナウバワックス
、綿ロウなどの植物性ワックス;ミツロウ、羊毛ロウ(
ラノリン)などの動物性ワックス:モンタンワックス、
セレミンワックスなどの鉱物性ワックス、固型パラフィ
ン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワッ
クスおよびこれらの酸化ワックスなどの石油ワックスま
たは合成ワックスなどが例示される。
これらのワックスはその特性により、1種のみでも、2
種以上を混合して用いてもよい。本発明においてはこれ
らのワックスのうちで凝固点が40〜90℃であるのが
好ましく、さらに50℃以下で固型状であることが好ま
しい。
本発明で用いられる(B)のポリメチルシルセスキオキ
サンは、本組成物に塗布時の伸びやすさやふきとりやす
さなどの良好な作業性を与え、良好な光沢を保持させる
ための必須の成分である。
本発明に用いられるポリメチルシルセスキオキサンとし
ては、メチルトリアルコキシシランまたはその加水分解
・縮合物をアンモニアまたはアミン類の水溶液中で加水
分解・縮合させて得られたものが、球状で自由流動性に
優れており好ましい。
ポリメチルシルセスキオキサンの粒径は0.1〜100
μn1好ましくは0.1〜20μ園である。0.1μ未
満のものは製造しにくいという欠点があり、100μm
を超えると十分な作業性向上効果がなく、本発明に必要
な機能が得られなくなる。(B)の使用量は(A)  
100重量部に対して10〜100重量部である。10
重量未満では作業性向上効果が不十分であり、また10
0重量部を越えるとつや出し効果が失われるという問題
がある。
本発明のつや出し剤組成物には、つや出し性、撥水性お
よび良好な作業を与える目的で、シリコーンオイルを併
用することが好ましい。このようなシリコーンオイルと
しては、ポリオルガノシロキサンが用いられる。ポリオ
ルガノシロキサンのオルガノ基としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル
基などのアルキル基、フェニル基のようなアリール基、
β−フェニルエチル基、β−フェニルプロピル基のよう
なアラルキル基が例示され、さらにクロロメチル基、3
,3.3−トリフルオロプロピル基などの置換炭化水素
基も例として挙げられる。これらのうち、合成しやすく
、かつつや出し、撥水性の点から、メチル基および/ま
たはフェニル基が好ましく、さらにすべてのオルガノ基
がメチル基であるものが一般的であるが、とくに制限さ
れるものではない。また、このポリオルガノシロキサン
の配合量は、(A)のワックス100重量部に対し、2
00重量部以下が好ましく、さらに10〜100重量部
が好ましい。200重量部を越えると、分離が生じ、表
面の光沢の点から好ましくない。
本発明のつや出し剤組成物を製造することは、従来より
行なわれているつや出し剤の製法に準じて行われる。す
なわち、固形ないしペースト状のつや出し剤は、(A>
の1種または2種以上のワックスに(B)のポリメチル
シルセスキオキサン、さらに好ましくはポリオルガノシ
ロキサンを加え、これに必要に応じて研磨剤、香料、色
材その他の添加物を加えて、加熱溶解後、徐々に室温ま
で冷却することによって得られる。またエマルジョン型
つや出し剤を得る場合も同様に、(A>の1種または2
種以上のワックスに(B)のポリメチルシルセスキオキ
サン、さらに好ましくはポリオルガノシロキサンを加え
、溶剤および研磨剤の添加剤とともに、界面活性剤の存
在下、水と乳化分散させることによって得られ、望むと
ころにより界面活性剤その他の配合物を適宜選択するこ
とにより、水中油滴型あるいは油中水滴型のどちらの形
態においてもつや出し剤を得ることが可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、塗布時ののびやすさ、ふきとりやすさ
が向上し、かつ被塗布物に優れた光沢を与えるつや出し
剤組成物を得ることができる。
[発明の実施例] 以下、本発明を実施例によって説明する。実施例におい
て、部はいずれも重量部を示す。
まず、ポリメチルシルセスキオキサンを次に示す方法に
より合成した。
参考例1 温度計、還流器および攪拌機のついた4ツロフラスコに
、水500部と28%の濃度のアンモニア水溶液50部
とを仕込み、このアンモニア水溶液中に、第1表に示す
メチルトリメトキシシランを、攪拌しながら60〜12
0分かけて徐々に滴下した。反応温度は10℃からスタ
ートし、滴下終了時には30℃に達した。次にマントル
ヒーターで加熱して84℃で還流させ、この温度で約1
時間攪拌を続けた。
冷却後フラスコ内に析出した生成物を補集し、水洗いし
て乾燥後、粉砕工程を経て、第1表に示す自由流動性に
優れた粉末状のポリメチルシルセスキオキサン(F−1
〜F−3)が得られた。
(以下余白) 第1表 実施例1 参考例で得られたポリメチルジルセスキオキサンド−1
6部に、カルナバワックス4.0部、酸化モンタンワッ
クス(ヘキストワックスE、ヘキスト社製商品名) 1
0.0部、パラフィンワックス(融点68〜10℃)1
2部およびポリジメチルシロキサン(TSF 451−
500、東芝シリコーン■製商品名)8.0部を加え、
さらにミネラルスピリット62部を加えた。
この混合物を90℃に加熱してワックス類を溶解させ、
その状態でポリメチルシルセスキオキサンを系に均一に
分散させ、均一な液状にした後に徐々に冷却し、固型ペ
ースト状のつや出し組成物P−1を得た。
比較例1 比較例としてF−1を用いず、かつミネラルスピリット
を62部の代りに68部を用いたほかは実施例1と同じ
方法で、固型ペースト状の比較組成物C−1を得た。
実施例2 F−16部の代りにF−212,0部、かつミネラルス
ピリットを62部の代りに56部用いた以外は実施例1
と同じ方法で、固型ペースト状態の組成物P−2を得た
比較例2 F−16部の代りにけいそう土6部を用いる以外は実施
例1と同じ方法で、固型ペースト状の比較組成物C−2
を得た。
実施例3 TSF 451−500 5部に酸化モンタンワックス
(ヘキストワックスS、ヘキスト社製商品名)10部、
界面活性剤としてオレイン酸1.0部およびモルフォリ
ン0.8部を加え、これをミネラルスピリット25部に
混合し、ざらにF−38,0部を加えて85℃まで加熱
することによりワックス類を溶解させ、温度85℃に保
持したままホモミキサー攪拌下に80℃に加熱した水 
50.2部を加え、油中水型(以下W2O型と記す)エ
マルジョンの溶液型つや出し剤P−3を得た。
実施例4 F−38,0部の代りにF−12部、水50.2部の代
りに56.2部を用いる以外は実施例3と同じ方法でW
10型エマルジョンのつや出し剤P−4を得た。
比較例3 F−38,0を使用せず、水50.2部の代りに58.
2部を用いる以外は実施例3と同じ方法で、W10型エ
マルジミンのつや出し剤C−3を得た。
実施例5 TSF 451−500 5部に酸化モンタナワックス
10部、カオリン粘土クレー10部、界面活性剤として
オレインM1.0部およびモルフォリン0.8部を加え
、これをミネラルスピリット25部に混合、さらにF 
 2  4.07jiJを加えて85℃まで加熱するこ
とによりワックス類を溶解され、温度85℃に保持した
ままホモミキサー攪拌下に80℃に加熱した水44.2
部を加え、油中水型(以下W2O型と記す)エマルジョ
ンの半固状のつや出し剤P−5を得た。
実施例6 F−24,0部の代りにl”−310,0部、水44.
2部の代りに38.2部を用いる以外は実施例5と同じ
方法で、W10エマルジョンの半固状つや出し剤P−6
を得た。
比較例4 F〜24.0部を使用せず、水44.2部の代りに48
.2部を用いる以外は実施例5と同じ方法で、W10型
エマルジョンの半固状つや出し剤C−4を得た。
実施例および比較例組成物のカーワックスとしての評価
は次の方法により行なった。のびやすさ、ふきとりやす
さ、光沢増加度についてはJISK  2236に規定
される方法に準じて行ない、試験結果を第2表のように
3段階に層別し評価した。
(以下余白) 第2表 また撥水性については上記光沢増加度を測定した試験片
を用い試験片表面にのせた水滴の転落角を測定すること
によって判定した。転落角が45゜以内のものを◎とし
、45°以上のものをOとした。
各組成物の評価結果を第3表に示す。
手  続  補  正  書 昭和60年 1月318 1、事件の表示 特願昭5959−28O86 3、発明の名称 つや出し剤組成物 3、補正をする者 事件との関係・特許出願人 東京都港区六本木6丁目2番31号 東芝シリコーン株式会社 代表者  −木 利 夫 4、 代  理  人     〒 101東京都千代
田区神田多町2丁目1番地 自  発 7、補正の内容 別紙の通り。
訂  正  明  細  書 1、発明の名称  つや出し剤組成物 2、特許請求の範囲 (1)   (A)ワックス    100重量部(B
)ポリメチルシルセスキオキサン10〜100重量部 から基本的に構成されることを特徴とするつや出し剤組
成物。
(2)   (B)のポリメチルシルセスキオキサンが
、メチルトリアルコキシシランまたはその部分加水分解
・縮合物をアンモニアまたはアミン類の水溶液中で加水
分解・縮合させて得られるものである特許請求の範囲第
1項記載のつや出し剤組成物。
<3)   (A>のワックス 100重母部に対し、
200重量部以下のポリオルガノシロキサンを含有する
特許請求の範囲第1項ないし第2項記載のつや出し剤組
成物。
3、発明の詳細な説明 [発明の技術分野] 本発明はつや出し剤組成物に関し、さらに詳しくは自動
車車体や家具などの表面、とくに塗装またはメッキされ
た金属またはプラスチック表面に適切な光沢を与え、か
つ作業性の改善されたつや出し剤組成物に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点] 自動車車体や家具などに用いられるワックスを主体とし
たつや出し剤には、つや出しの効果とともに、塗布作業
のしやすさや残ったつや出し剤のふき取りやすさなど、
つや出し処理の作業性が要求される。
この作業性改善のために、一般にはシリコーンオイルを
配合することが行われている。しかしながら、この方法
ではある程度の作業性向上の効果は得られるが、さらに
良好な作業性を得ようとする場合はシリコーンオイルを
多量に配合する必要があり、その場合はシリコーンオイ
ルが処理する表面に残存するため、表面に油膜により好
ましい光沢を与えないという問題がある。
このほかの方法としては、ワックス中にシリカ、けいそ
う土、アルミナケイ酸塩などの無機粉末;ポリエチレン
、ポリプロピレンなどの有機樹脂粉末を均一に分散させ
る方法がある。これにより、つや出し剤の研瀦性、作業
性を向上させる効果は現れるが、これも良好な作業性を
得るためには多量の粉末を配合する必要があり、その場
合は光沢を与えるべきワックスの有効成分が相対的に減
少するために光沢の保持性などに好ましくない影響を与
えている。
[発明の目的] 本発明者は、上記の欠点を解決すべく鋭意検討を重ねた
結果、ワックスにポリメチルシルセスキオキサンを配合
することにより、好ましい作業性とつや出し性を有する
組成物が得られることを見出した。
本発明は以上のような知見にもとづいてなされたもので
、好ましい作業性を有し、かつ本来のワックスの性能を
損わないつや出し剤組成物を提供することを目的とする
[発明の概要] すなわち本発明は (A>ワックス   100重量部 <8)ポリメチルシルセスキオキサン 10〜100重
量部 から基本的に構成されることを特徴とするつや出し剤組
成物で、ある。
本発明にお()る(A)のワックスは、従来鉄などの金
属材料、非金属製の建材などの防食、防湿・防水用被覆
用組成物に使用されているものならばいずれのものでも
よい。このようなワックスとしては、カルナウバワック
ス、綿ロウなどの植物性ワックス;ミツロウ、羊毛ロウ
(ラノリン)などの動物性ワックス:モンタンワックス
、セレシンワックスなどの鉱物性ワックス、固型パラフ
ィン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワ
ックスおよびこれらの酸化ワックスなどの石油ワックス
または合成ワックスなどが例示される。
これらのワックスはその特性により、1種のみでも、2
種以上を混合して用いてもよい。本発明においてはこれ
らのワックスのうちで凝固点が40〜90℃であるのが
好ましく、さらに50℃以下で固型状であることが好ま
しい。
本発明で用いられる(B)のポリメチルシルセスキオキ
サンは、本組成物に塗布時の伸びやすさやふきとりやす
さなどの良好な作業性を与え、良好な光沢を保持させる
ための必須の成分である。
本発明に用いられるポリメチルシルセスキオキサンとし
ては、メチルトリアルコキシシランまたはその加水分解
・縮合物をアンモニアまたはアミン類の水溶液中で加水
分解・縮合させて得られたものが、球状で自由流動性に
優れており好ましい。
ポリメチルシルセスキオキサンの粒径は0.1〜100
μn1好ましくは0.1〜20.czn+である。0.
1μ未満のものは製造しにくいという欠点があり、10
0μ■を超えると十分な作業性向上効果がなく、本発明
に必要な機能が得られなくなる。(B)の使用量は(A
)  100重量部に対して10〜100重量部である
。10重量未満では作業性向上効果が不十分であり、ま
た100重量部を越えるとつや出し効果が失われるとい
う問題がある。
本発明のつや出し剤組成物には、つや出し性、撥水性お
よび良好な作業を与える目的で、シリコーンオイルを併
用することが好ましい。このようなシリコーンオイルと
しては、ポリオルガノシロキサンが用いられる。ポリオ
ルガノシロキサンのオルガノ基としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル
基などのアルキル基、フェニル基のようなアリール基、
β−フェニルエチル基、β−フェニルプロピル基のよう
なアラルキル基が例示され、さらにクロロメチル基、3
,3.3−トリフルオロプロピル基などの置換炭化水素
基も例として挙げられる。これらのうち、合成しやすく
、かつつや出し、撥水性の点から、メチル基および/ま
たはフェニル基が好ましく、さらにすべてのオルガノ基
がメチル基であるものが一般的であるが、とくに制限さ
れるものではない。また、このポリオルガノシロキサン
の配合量は、(A)のワックス100重間部に対し、2
00重量部以下が好ましく、さらに10〜100重量部
が好ましい。200重量部を越えると、分離が生じ、表
面の光沢の点から好ましくない。
本発明のつや出し剤組成物を製造することは、従来より
行なわれているつや出し剤の製法に準じて行われる。す
なわち、固形ないしペースト状のつや出し剤は、<A)
の1種または2種以上のワックスに(B)のポリメチル
シルセスキオキサンを加えたものを溶剤で希釈し、さら
に好ましくはポリオルガノシロキサンを加え、これに必
要に応じて研磨剤、香料、色材その他の添加物を加えて
、加熱溶N後、徐々に室温まで冷却することによって得
られる。またエマルジョン型つや出し剤を得る場合も同
様に、(A)の1種または2種以上のワックスに(B)
のポリメチルシルセスキオキサン、さらに好ましくはポ
リオルガノシロキサンを加え、溶剤および研磨剤の添加
剤とともに、界面活性剤の存在下、水と乳化分散させる
ことによって得られ、望むところにより界面活性剤その
他の配合物を適宜選択することにより、水中油滴型ある
いは油中水滴型のどちらの形態においてもつや出し剤を
得ることが可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、塗布時ののびやすさ、ふきとりやすさ
が向上し、かつ被塗布物に優れた光沢を与えるつや出し
剤組成物を得ることができる。
[発明の実施例] 以下、本発明を実施例によって説明する。実施例におい
て、部はいずれも重量部を示す。
まず、ポリメチルシルセスキオキサンを次に示す方法に
より合成した。
参考例1 温度計、還流器および攪拌機のついた4ツロフラスコに
、第1表に示す量の水と28%の濃度のアンモニア水溶
液とを仕込み、このアンモニア水溶液中に、メチルトリ
メトキシシランを、攪拌しながら60〜120分かけて
徐々に滴下した。反応温度は10℃からスタートし、滴
下終了時には30℃に達した。次にマントルヒーターで
加熱して84℃で還流させ、この温度で約1時間攪拌を
続けた。冷却後フラスコ内に析出した生成物を補集し、
水洗いして乾燥後、粉砕工程を経て、第1表に示す自由
流動性に優れた粉末状のポリメチルシルセスキオキサン
(F−1〜F−3)が得られた。
(以下余白) 第1表 実施例1 参考例で得られたポリメチルシルセスキオキサンF−1
6部に、カルナバワックス4.0部、酸化モンタンワッ
クス(ヘキストワックスE、ヘキスト社製商品名) 1
0.0部、パラフィンワックス(融点68〜70°C)
12部およびポリジメチルシロキサン<TSF 451
− 500、東芝シリコーン■製商品名)8.0部を加
え、さらにミネラルスピリット62部を加えた。
この混合物を90℃に加熱してワックス類を溶解させ、
その状態でポリメチルシルセスキオキサンを系に均一に
分散させ、均一な液状にした後に徐々に冷却し、固型ペ
ースト状のつや出し組成物P−1を得た。
比較例1 比較例としてF−1を用いず、かつミネラルスピリット
を62部の代りに68部を用いたほかは実施例1と同じ
方法で、固型ペースト状の比較組成物C−1を得た。
実施例2 F−16部の代りにF−212,0部1.かつミネラル
スピリットを62部の代りに56部用いた以外は実施例
1と同じ方法で、固型ペースト状態の組成物P−2を得
た。
比較例2 F−16部の代りにけいそう土6部を用いる以外は実施
例1と同じ方法で、固型ペースト状の比較組成物C−2
を得た。
実施例3 TSF 451−500 5部に酸化モンタンワックス
(ヘキストワックスS、ヘキスト社製商品名)10部、
界面活性剤としてオレイン酸1.0部およびモルフォリ
ン0.8部を加え、これをミネラルスピリット25部に
混合し、ざらにF−3g、o部を加えて85℃まで加熱
することによりワックス類を溶解させ、温度85℃に保
持したままホモミキサー攪拌下に80℃に加熱した水 
50.2部を加え、水中油型(lX下0/W型と記す)
エマルジョンの溶液型つや出し剤P−3を得た。
実施例4 F−3g、o部の代りにF−12部、水50.2部の代
りに56.2部を用いる以外は実施例3と同じ方法でO
/W型エマルジョンのつや出し剤P−4を得た。
比較例3 F−38,0を使用ぜず、水50.2部の代りに58.
2部を用いる以外は実施例3と同じ方法で、O/W型エ
マルジョンのつや出し剤C−3を得た。
実施例5 TSF 451−500 5部に酸化モンタナワックス
10部、カオリン粘土クレー10部、界面活性剤として
オレイン酸1.0ffllおよびモルフォリン0.8部
を加え、これをミネラルスピリット25部に混合、ざら
にF−24,0部を加えて85℃まで加熱することによ
りワックス類を溶解され、温度85℃に保持したままホ
モミキサー攪拌下に80℃に加熱した水44.2部を加
え、O/W型エマルジョンの半固状のつや出し剤P−5
を得た。
実施例6 F−24,0部の代りにF−310,0部、水44.2
部の代りに38.2部を用いる以外は実施例5と同じ方
法で、O/Wエマルジョンの半固状つや出し剤P−6を
得た。
比較例4 F−24,0部を使用せず、水44.2部の代りに48
.2部を用いる以外は実施例5と同じ方法で、○/W型
エマルジョンの半固状つや出し剤C−4を得た。
実施例および比較例組成物のカーワックスとしての評価
は次の方法により行なった。のびやすさ、ふきとりやす
さ、光沢増加度についてはJISK  223Gに規定
される方法に準じで行ない、試験結果を第2表のように
3段階に層別し評価した。
(以下余白) 第2表 また撥水性については上記光沢増加度を測定した試験片
を用い試験片表面にのせた水滴の転落角を測定すること
によって判定した。転落角が45゜以内のものを◎とし
、45°以上のものをOとした。
各組成物の評価結果を第3表に示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ワックス100重量部 (B)ポリメチルシルセスキオキサン10〜100重量
    部 から基本的に構成されることを特徴とするつや出し剤組
    成物。
  2. (2)(B)のポリメチルシルセルキオキサンが、メチ
    ルトリアルコキシシランまたはその部分加水分解・縮合
    物をアンモニアまたはアミン類の水溶液中で加水分解・
    縮合させて得られるものである特許請求の範囲第1項記
    載のつや出し剤組成物。
  3. (3)(A)のワックス100重量部に対し、200重
    量部以下のポリオルガノシロキサンを含有する特許請求
    の範囲第1項ないし第2項記載のつや出し剤組成物。
JP28086384A 1984-12-29 1984-12-29 つや出し剤組成物 Granted JPS61159474A (ja)

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