JPH10147215A - 車洗浄つや出し方法及びそれに使用するノート型拭き取りシート - Google Patents

車洗浄つや出し方法及びそれに使用するノート型拭き取りシート

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JPH10147215A
JPH10147215A JP30801396A JP30801396A JPH10147215A JP H10147215 A JPH10147215 A JP H10147215A JP 30801396 A JP30801396 A JP 30801396A JP 30801396 A JP30801396 A JP 30801396A JP H10147215 A JPH10147215 A JP H10147215A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡便な車洗浄つや出し作業で以て、充
分な車洗浄及び良好なつや出し効果を得ることのでき
る、車洗浄つや出し方法を提供すること。 【解決手段】 洗浄成分とつや出し成分と水とを含有し
てなる車洗浄つや出し剤を車の汚れ部位にスプレーした
後、該車洗浄つや出し剤を汚れと共に拭き取りシートで
拭き取る車洗浄つや出し方法であって、上記拭き取りシ
ートとして、表裏面使用可能な複数枚の吸水性布様シー
トがノート型に一体化されたノート型拭き取りシートを
使用し、該ノート型拭き取りシートの各吸水性布様シー
トを順次捲りながらその未使用シート面を順次拭き取り
面とすることを特徴とする車洗浄つや出し方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極めて簡便な車洗
浄つや出し作業で以て、充分な車洗浄及び良好なつや出
し効果を得ることのできる、車洗浄つや出し方法及びそ
れに使用するノート型拭き取りシートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
一般の家庭における車のボディの洗浄つや出し作業は、
通常、下記〜の作業手順で行われていた。そして、
このような洗浄つや出し作業は、全体で1時間から2時
間を要し、下記作業〜は、主として、清掃シートに
よる手拭き作業によるため、多大な労力を要した。ま
た、このような車洗浄つや出し作業により良好なつや出
し仕上げ結果を得るためには、下記の各作業〜にお
いて、それぞれ別の清掃シート(拭き取りシート)を1
枚又は複数枚用いる必要があった。更に、下記のような
車洗浄つや出し作業は、大量の水を必要とするため、自
ずと作業場所に制限を受けるものであった。
【0003】水洗いによる予備洗浄をしてボディの汚
れを落とす。この水洗いに際しては必要に応じ洗浄剤を
用いる。ボディの水気を拭き取る。ボディにワック
スを塗り、これを全体に伸展させる。ワックスを拭き
取る。仕上げ拭きをする。
【0004】そこで、上述したような車のボディの洗浄
つや出し作業については、その労力を軽減することに関
心が払われており、最近、水洗いによる予備洗浄作業を
不要にする車洗浄つや出し剤として、スプレータイプの
車洗浄つや出し剤が市販されている。市販の該車洗浄つ
や出し剤を用いる車洗浄つや出し方法は、該車洗浄つや
出し剤の説明書等に記載されているように、磨き用のタ
オル1枚及びつや出し仕上げ用タオル1枚を用意し、該
車洗浄つや出し剤を車の汚れ部位にスプレーした後、上
記タオルを用いて車洗浄及びつや出し作業を行う方法で
ある。
【0005】この様なスプレータイプの車洗浄つや出し
剤を用いた車洗浄つや出し方法によれば、水洗いによる
予備洗浄が不要であるため、それだけ労力が軽減され、
また大量の水を必要としないため作業場所が限定されな
い等の利点がある。
【0006】しかし、市販のスプレータイプの車洗浄つ
や出し剤は、一般家庭で行われている車のボディの洗浄
つや出し作業においては、下記のような種々の問題があ
ったため、該車洗浄つや出し剤では、簡便な作業で以て
充分な車洗浄及び良好なつや出し効果を得るのは困難で
あり、一般家庭における車洗浄つや出し作業を、該車洗
浄つや出し剤を用いて頻繁に(例えば、1週間に一度)
手軽に実施することは実質上不可能であった。
【0007】即ち、市販のスプレータイプの洗浄つや出
し剤を使用して車洗浄つや出し作業を実施する場合に
は、通常、汚れた車のボディに車洗浄つや出し剤(洗浄
液)をスプレーし、タオルで該洗浄液と共に汚れを拭き
取りながら洗浄つや出し作業を行っているが、この際、
該洗浄液を車のボディにスプレーしてから汚れと共に拭
き取るまでに時間がかかると、夏期等で車のボディの表
面温度が高い場合には、瞬時に洗浄液が乾燥してしま
い、汚れを拭き取りにくくなり、洗浄液を塗り広げ難く
なり、その結果、作業性が悪化するとともに、つや出し
成分がむらになり易く仕上がり性も悪化する。また、洗
浄液のスプレー後の拭き取り作業が迅速に行われない
と、洗浄つや出しに必要とされる洗浄液のスプレー量が
多くなり不経済である。
【0008】また、タオルによる汚れの拭き取り作業が
進むにつれ、土埃等の固体粒子等でタオルの汚れの程度
が高くなると、拭き取り作業中に、該汚れが拡散したり
該固体粒子により車のボディの塗装面が傷付けられる等
の危惧が生じるが、このような危惧を回避するために
は、磨き用タオルを替えたり、その拭き取り面を該タオ
ルを畳み直す等して頻繁に替えて、常に拭き取り面を清
浄な状態で作業を進める必要があった。更に、仕上げ拭
き作業においては別の仕上げ用タオルを用いる必要があ
り、その際、仕上げ用タオルに水分が含まれていると、
油性のつや出し成分を均一な皮膜に拭き延ばすことが困
難となってつやムラを生じやすいため、仕上げ拭きは乾
燥した仕上げ用タオルにより行う必要がある等の問題も
ある。更に、複数枚の磨き用タオルや仕上げ用タオルの
拭き取り面を、該タオルを畳み直す等して頻繁に替えな
がら車洗浄つや出し作業を行うことは、それだけ作業が
煩雑になるのみならず作業者の衣服等を汚し易くなる等
の問題も生じる。
【0009】従って、本発明の目的は、極めて簡便な車
洗浄つや出し作業で以て、充分な車洗浄及び良好なつや
出し効果を得ることができ、一般家庭において頻繁に手
軽に実施可能な車洗浄つや出し方法及びそれに使用する
ノート型拭き取りシートを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、種々検討
した結果、スプレータイプの車洗浄つや出し剤の使用に
際しては、スプレーした車洗浄つや出し剤を汚れと共に
拭き取る作業を主とする拭き作業を迅速に行い且つ該拭
き作業を極力清浄な拭き取り面で行うことが必要である
ことを知見した(第1の知見)。本発明者等は、上記第
1の知見に基づいて更に種々検討した結果、スプレータ
イプの車洗浄つや出し剤を用いる際の拭き取りシートと
して、特定構造のノート型拭き取りシートを使用するこ
とにより、即ち、車洗浄つや出し剤と特定構造のノート
型拭き取りシートとを組合わせて使用し且つ特定の手順
で作業を行うことにより、車洗浄つや出し剤の性能を容
易且つ充分に引き出すことができ、上記目的を達成し得
ることを知見した(第2の知見)。
【0011】本発明は、上記の第1及び第2の知見に基
づきなされたもので、洗浄成分とつや出し成分と水とを
含有してなる車洗浄つや出し剤を車の汚れ部位にスプレ
ーした後、該車洗浄つや出し剤を汚れと共に拭き取りシ
ートで拭き取る車洗浄つや出し方法であって、上記拭き
取りシートとして、表裏面使用可能な複数枚の吸水性布
様シートがノート型に一体化されたノート型拭き取りシ
ートを使用し、該ノート型拭き取りシートの各吸水性布
様シートを順次捲りながらその未使用シート面を順次拭
き取り面とすることを特徴とする車洗浄つや出し方法を
提供するものである。
【0012】また、本発明は、上記車洗浄つや出し方法
に用いられる好ましいノート型拭き取りシートとして、
多数の表面凹凸部及び多数の貫通孔部を有し且つ柔軟性
を有する、編布、織布、不織布又は紙からなり且つ坪量
が80〜300g/m2 である吸水性素材から形成され
た、縦18〜25cmで横14〜20cmの長方形状の
表裏面使用可能な吸水性布様シートが、4〜12枚ノー
ト型に綴られていることを特徴とする、本発明の上記車
洗浄つや出し方法に使用されるノート型拭き取りシート
を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車洗浄つや出し方
法及び該車洗浄つや出し方法に用いられる好ましいノー
ト型拭き取りシートそれぞれの好ましい実施形態につい
て説明する。
【0014】先ず、本実施形態の車洗浄つや出し方法に
用いられるスプレータイプの車洗浄つや出し剤について
説明する。
【0015】上記スプレータイプの車洗浄つや出し剤
は、洗浄成分、つや出し成分及び水を含有して構成され
ている。上記洗浄成分としては界面活性剤、溶剤が挙げ
られ、上記つや出し成分としてはシリコーン及びその誘
導体、及びワックス類が挙げられる。また、上記車洗浄
つや出し剤には、洗浄効果を向上させることが出来且つ
使用時における車のボディに対する傷付け防止効果を奏
する球状粒子を含有させるのが好ましく、更に必要に応
じ、高分子分散剤等が添加される。
【0016】上記洗浄成分は、主として洗浄機能を発揮
するもので、上記界面活性剤としては、通常の洗浄剤組
成物に用いられる種々の界面活性剤が挙げられるが、好
ましいものとしては、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸塩、脂肪酸塩、アルキルポリグリコシド、及び
ポリオキシエチレンアルキルエーテル等が挙げられる。
また、上記溶剤としては、有機溶剤が好ましく、テカ
ン、ドテカン、テトラデカン、イソパラフィン等の炭化
水素系溶剤、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピ
レングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリ
コールジメチルエーテル等のエーテル系溶剤が挙げら
れ、炭化水素系溶剤が特に好ましい。
【0017】上記つや出し成分は、主としてつや出し機
能を発揮するもので、上記シリコーン及びその誘導体と
しては、ポリオルガノシロキサンオイルが挙げられ、ポ
リオルガノシロキサンのオルガノ基が炭素数1〜80の
アルキル基もしくはフェニル基から選ばれる1種以上の
基であるものが好ましい。また、後述する球状粒子の運
動性を高めるためには、該ポリオルガノシロキサンオイ
ルの25℃における粘度が2〜5000cps、特に5
0〜500cpsであることが更に好ましい。該ポリオ
ルガノシロキサンオイルの具体例としては、ジアルキル
シロキサン、アルキルフェニルシリコーン、アルキル変
性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、ヒドロキシ
変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、エポキシ
変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等が挙げられ
る。また、上記ワックス類としては、鉄などの金属材
料、非金属製の建材などの防食、防湿・防水用被覆用組
成物に使用されているものならばいずれのものでもよい
が、カルナウパワックス、綿ロウなどの植物性ワック
ス、ミツロウ、羊毛ロウ(ラノリン)などの動物性ワッ
クス、モンタンワックス、セレミンワックスなどの鉱物
性ワックス、固型パラフィン、マイクロクリスタリンワ
ックス、ポリエチレンワックスおよびこれらの酸化ワッ
クスなどの石油ワックス、合成ワックスなどが挙げられ
る。
【0018】削除
【0019】上記球状粒子は、上記車洗浄つや出し剤の
使用による車洗浄つや出し作業において、洗浄効果を向
上させる機能も有しているが、主として、車のボディ表
面における固体粒子汚れを、大量の水を用いることなく
該ボディ表面を傷付けずに洗浄除去する作用(傷付け防
止効果)を有するものである。このような球状粒子とし
ては、平均粒径0.01〜15μm、好ましくは0.1
〜10μm、更に好ましくは1〜5μmで且つ真比重が
0.5〜2.5、好ましくは0.5〜1.5のものが用
いられる。
【0020】上記球状粒子の平均粒径とは以下に示す方
法により測定したものである。 <平均粒子の測定方法>粒子を水、メタノール、1%C
1225O(CH2CH20)6H水溶液のいずれかの分散媒
中で超音波照射により完全に分散を行った上で、光拡散
型の粒径分布測定器(HORIBA LA−500等)
により粒径を測定する。得られた粒径より、体積基準の
平均粒径を算出し、本発明における平均粒径とする。た
だし、平均粒径をaとした時、測定された粒径の最大値
がa+a/2以上、もしくは最小値がa−a/2以下で
ある場合、測定した粒子の標準偏差δをもとに、a−δ
からa+δの範囲に粒径をもつ粒子のみで再度体積基準
の平均粒径を算出し、この算出値を平均粒径とする。
【0021】上記球状粒子の構成物質の好ましい例とし
ては、下記〜が挙げられ、特に下記が好ましい。 エチレン性不飽和モノマーを含むモノマー、あるいは
これらモノマーを重合して得られるポリマー。 シリコーン樹脂及びその誘導体樹脂。 ナイロン、ポリエステル、エポキシ、アミノアルキッ
ド、ウレタン、ポリアセタール又はポリカーボネートの
いずれか1種以上の樹脂。 メチルトリアルコキシシランまたはその部分加水分解
・縮合物をアンモニアまたはアミン類の水溶液中で加水
分解・縮合して得られるポリオルガノシルセスキオキサ
ン。 シリカ又は多孔質シリカ。 上記〜の誘導体。
【0022】また、上記高分子分散剤は,上記界面活性
剤と同様な効果を発揮するもので、必要に応じ、上記界
面活性剤と共にまたは該界面活性剤に代えて用いること
ができる。該高分子分散剤としては、炭素数1〜8のア
ルキルアクリレート及びメタクリレート、モノ及びジ−
アルキル(アルキル基の炭素数1〜5)イタコネートお
よびフマレート、マレイン酸無水物、ビニリデンクロラ
イド、スチレン、ジビニルベンゼン、塩化ビニル、酢酸
ビニル、ビニルアセタール、エチレン、プロピレン、ブ
テン、メチルペンテン、ブタジエン、ビニルトルエン、
アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、アクリルア
ミド、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル
酸、シトラコン酸、クロトン酸、ベータアクリロキシプ
ロピオン酸、ヒドロキシアルキル(アルキル基の炭素数
1〜6)アクリレート及びメタクリレート、ビニルピロ
リドンおよびその誘導体よりなる群から選ばれた少なく
とも1種のエチレン性不飽和モノマーを含むモノマーを
重合して得られたもの等が挙げられる。
【0023】更に、上記車洗浄つや出し剤には、必要に
応じ、香料、顔料、染料、殺菌剤、防黴剤、可溶化剤、
キレート剤、酸化防止剤、pH調整剤、漂白剤、減粘
剤、紫外線吸収剤等が添加される。
【0024】上記車洗浄つや出し剤は、スプレータイプ
として用いられるもので、そうするために、上述の各成
分を水中に含有して構成されており、水の含有量が9
9.8〜50重量%となるように調製するのが好まし
く、且つ該車洗浄つや出し剤を用いて前記目的を達成す
る上で、均一に攪拌した状態で20℃における粘度が2
〜500cpsとなるように上述の各成分を配合するの
が好ましい。
【0025】上記車洗浄つや出し剤の好ましい組成は、
上述の各成分がそれぞれの機能を効果的に発揮でき、前
記目的を達成し得るものであれば特に制限されないが、
好ましい一般的な組成(配合)としては、下記の組成
、好ましくは下記組成、更に好ましくは下記組成
が挙げられ、何れの組成も、水の含有量及び粘度は上述
の好ましい範囲とされる。また、pHを3〜12に調整
するのが車洗浄つや出し剤による車のボディの塗装面の
損傷性を抑制する上で好ましい。
【0026】
【0027】
【0028】上記車洗浄つや出し剤は、スプレー容器に
充填されて使用される。該スプレー容器は、車洗浄つや
出し剤を泡状、霧状、あるいは微小な液滴状に車のボデ
ィに噴射し得るものであれば、その形態には制限されな
いが、好ましいスプレー容器の例としては、トリガー式
スプレー容器、ポンプ式スプレー容器、エアゾール容器
等が挙げられ、経済性、環境適合性等を考慮するとトリ
ガー式スプレー容器が特に好ましい。上記スプレー容器
は、その容量についても特に制限されないが、片手で持
ったまま容易に作業を行なう上で大容量で重いものは好
ましくない。また、1回の車洗浄つや出し作業に要する
車洗浄つや出し剤の使用量は、通常、60〜150ml
であるから、スプレー容器の容量は、好ましくは100
〜2000mlであり、更に好ましくは300〜100
0mlである。
【0029】次に、本発明の車洗浄つや出し方法に使用
するノート型拭き取りシートの好ましい実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0030】図1は、本発明の車洗浄つや出し方法に用
いられる本発明のノート型拭き取りシートの一実施形態
を示す斜視図、図2は、図1のノート型拭き取りシート
の構造の詳細を示す図で、(a)は該ノート型拭き取り
シートを形成する吸水性布様シートを分離して示す斜視
図、(b)は(a)に示す複数枚の吸水性様シートを重
ね合わせてそれらの長手方向(図上横方向)の中央を一
体化した状態を示す斜視図、(c)は一体化された上記
シートを中央の固定部で2つ折りに折曲して図1の実施
形態とした状態を示す斜視図である。
【0031】本実施形態の好ましいノート型拭き取りシ
ート1は、図1に示すように、縦の長さLが18〜25
cmで横幅Wが14〜20cmの長方形状の表裏面使用
可能な吸水性布様シート11が、8枚ノート型に綴られ
たものである。上記吸水性布様シート11,11,・・
・は、それぞれ多数の表面凹凸部及び多数の貫通孔部を
有し且つ柔軟性を有する、編布、織布、不織布又は紙か
らなり且つ坪量が150〜300g/m2 である吸水性
素材から形成されている。
【0032】上記吸水性布様シートを形成する吸水性素
材について詳述すると、該吸水性素材は、多数の表面凹
凸部及び多数の貫通孔部を有し且つ柔軟性を有する、編
布、織布、不織布、紙又はその他の可撓性基体からな
る。上記編布としては、パイル編布、リブ編布等、上記
織布としては、タオル地、メリヤス地、平織り地等、上
記不織布としては、メッシュ地、シワ柄,凹凸柄を有す
る不織布等、上記紙としては、湿式製造紙、乾式製造
紙、及びシワ柄,凹凸柄等を有する紙が挙げられる。ま
た、該吸水性素材としては、木綿、パルプ、麻、レーヨ
ン、アセテート、テンセル、変性セルロースあるいはこ
れらとポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコ
ール等を混紡した繊維等が挙げられ、上記パルプの様な
親水性の繊維により形成されたものが好ましく、タオル
地に形成されたものが特に好ましい。
【0033】これらの吸水性素材は、多数の表面凹凸部
及び多数の貫通孔部を有し且つ柔軟性を有し且つ坪量が
150〜300g/m2 であるため、車のボディ上の汚
れ(固体粒子)及び該ボディにスプレーされた車洗浄つ
や出し剤を取り込み易く且つ該吸水性素材に加重をかけ
ても取り込んだ汚れの戻りが発生し難く、車洗浄つや出
し作業時にボディの塗装面に傷を付け難い。上記吸水性
素材の坪量が150g/m2 未満であると、手に持った
時にボリューム感がなく使い難く、汚れを含む車洗浄つ
や出し剤を吸収した際に該車洗浄つや出し剤が裏抜けし
て裏面が使い難くなるため好ましくなく、また、300
g/m2 超であると、ノート型に成型した際に嵩張って
しまい使い難いため好ましくない。
【0034】本実施形態のノート型拭き取りシートの構
造について詳述すると、該ノート型拭き取りシート1
は、図2(a)に示すように、上記吸水性布様シート1
1がその幅方向に該シートの2倍の大きさの連設シート
Sを4枚積層し、図2(b)に示すように、該シートS
の長手方向(吸水性布様シート11の幅方向)の中央の
固定部12において該シートSを一体化し、一体化され
た該シートSを、図2(c)に示すように、該固定部1
2において2つ折りに折曲して形成されており、上記固
定部12は、糸による縫い合わせにより形成されてい
る。従って、本実施形態のノート型拭き取りシート1
は、それぞれ同一の長方形状をしている8枚の吸水性布
様シート11,11・・がノート型に綴られたものにな
っている。尚、図2における符号〜はノート型拭き
取りシートの各吸水性布様シート面を示している。
【0035】上記吸水性素材から形成された吸水性布様
シート11は、それぞれの一面で5〜50gの車洗浄つ
や出し剤を吸収する吸収能を有するのが好ましく、1個
のノート型拭き取りシート1により一台の車洗浄つや出
し作業を完了させることが可能なように、1個の該ノー
ト型拭き取りシート1が、30g〜300g、好ましく
は100g〜200gの車洗浄つや出し剤の吸収能を有
するように構成されている。ここで吸収能とは、上記シ
ート1に加重をかけても戻りが発生しない状態で吸収で
きる液量のことである。
【0036】次に、前記車洗浄つや出し剤及び図1に示
す実施形態のノート型拭き取りシート1を使用した本発
明の車洗浄つや出し方法の一実施形態について説明す
る。
【0037】本実施形態の車洗浄つや出し方法を実施す
るには、一方の手に、上記車洗浄つや出し剤の収容され
たスプレー容器(スプレータイプの車洗浄つや出し剤)
を持ち、他方の手に、図1に示される状態の上記ノート
型拭き取りシート1を持ち、車洗浄つや出し剤を汚れた
車のボディに直接スプレーし、該拭き取りシート1の吸
水性布様シート11の面及び面を順次用いて、スプ
レーされた車洗浄つや出し剤を軽く塗り延ばしながら、
該車洗浄つや出し剤を汚れと共に拭き取って行く。この
ようなスプレー作業と拭き取り作業とを連続して交互に
行い、該面及び面を使用した後、吸水性布様シート
11を1枚捲り、該面の裏面(以下、単に裏という)
及び面を露出させてそれらの面を順次同様に使用す
る。
【0038】以下同様にして、順次、吸水性布様シート
11を捲って新しい拭き取り面を露出させ且つ車洗浄つ
や出し剤をスプレーしながら、車洗浄つや出し剤を汚れ
と共に拭き取って行き、面〜面裏の10面を順次使
用することにより、仕上げ拭き作業を残して車洗浄つや
出し作業を終了する。この車洗浄つや出し作業により、
ボディの汚れ及び車洗浄つや出し剤は、上記吸水性布様
シート11の上記面〜面裏に吸収される。尚、上述
のようにして吸水性布様シート11を捲りながら上記ノ
ート型拭き取りシート1を使用する際の露出される各面
の使用順序は以下の通りである。()内は同時に露出さ
れる2つの面である。 (面→面)→(面裏→面)→(面裏→面)
→(面裏→面)→(面裏→面裏)。
【0039】上述の車洗浄つや出し作業により、車洗浄
つや出し剤及び汚れの拭き取りが完了した後、引き続
き、上記ノート型拭き取りシート1に残されている未使
用の乾燥した状態の吸水性布様シート11の6面(
面、面裏、面、面裏、面及び面裏)を下記の
使用順序で順次用いながら仕上げ拭き作業を行ない、車
洗浄つや出し作業を完了する。 (面→面裏)→(面→面裏)→(面→面
裏)。
【0040】尚、上述の車洗浄つや出し作業に際し、車
洗浄つや出し剤として、前記球状粒子の含有されたもの
を用いると、スプレーされた該車洗浄つや出し剤及び汚
れの拭き取り作業時等における該球状粒子の作用によ
り、一層効果的に車洗浄つや出し作業を行うことができ
る。
【0041】本実施形態のノート型拭き取りシート1を
用いた本実施形態の車洗浄つや出し方法によると、吸水
性布様シート11が多数の表面凹凸部及び多数の貫通孔
部を有し且つ柔軟性を有する吸水性素材から形成されて
いるので、汚れ及び車洗浄つや出し剤が吸水性布様シー
ト11の構造中に取り込まれ易く、車のボディに傷を付
けずに、効率良く車の洗浄つや出し効果を得ることがで
きる。特に、吸水性布様シート11が、特定の前記吸水
性素材から形成されているので、車洗浄つや出し剤や汚
れが迅速かつ多量に吸収・収容され、且つ汚れの裏面へ
の浸出を回避でき、車のボディに傷を付けずに、効率良
く車の洗浄つや出しを行うことができる。
【0042】また、上記ノート型拭き取りシート1の上
記吸水性布様シート11は、縦の長さLが18〜25c
mで横幅Wが14〜20cmの大きさ、即ち、片手を自
然に開いた状態よりもやや大きい程度の大きさであり且
つその全体の重量が20〜150gとなるので、片手で
持ち易く、拭き取り及び仕上げ拭き作業を容易に行うこ
とができる。
【0043】この様に、本実施形態のノート型拭き取り
シート1を用いた本実施形態の車洗浄つや出し方法にお
いては、一方の手で車洗浄つや出し剤を車のボディにス
プレーし、他方の手で拭き作業を行いながら実施すれば
良く、その際、ノート型拭き取りシートの吸水性布様シ
ート11を順次捲るだけで、吸水性布様シート11の未
使用のシート面を簡便に露出できる。従って、本実施形
態のノート型拭き取りシート1を用いた本実施形態の車
洗浄つや出し方法によれば、1個のノート型拭き取りシ
ート1により、仕上げ拭き作業を含めて、車洗浄つや出
し作業を行うことができるので、極めて簡便且つ迅速な
車洗浄つや出し作業で以て、スプレータイプの車洗浄つ
や出し剤の性能を充分に引き出すことができ、充分な車
洗浄及び良好なつや出し効果を得ることができる。
【0044】本発明は、上記実施形態に制限されるもの
ではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲において、適
宜変更することができる。即ち、本発明の車洗浄つや出
し方法に用いられるスプレータイプの車洗浄つや出し剤
は、洗浄成分とつや出し成分と水とを含有してなるスプ
レータイプのもので、本発明のノート型拭き取りシート
と組合せて使用することにより本発明の目的を達成でき
るものであれば制限されない。
【0045】また、本発明の車洗浄つや出し方法に使用
される本発明のノート型拭き取りシートは、上記実施形
態のノート型拭き取りシートに制限されないが、車のボ
ディにスプレーされた車洗浄つや出し剤を汚れと共に良
好に吸収させて戻りを回避するためには、吸水性布様シ
ートの坪量は好ましくは80〜300g/m2 、更に好
ましくは150〜300g/m2 である。また、該吸水
性布様シートの大きさは、前述したように縦の長さLが
18〜25cmで横幅Wが14〜20cmであり、該吸
水性布様シートの枚数は、好ましくは4枚以上、更に好
ましくは6〜12枚である。このようなノート型拭き取
りシートにおける該吸水性布様シートの総面積(各該吸
水性布様シートの両面の合計面積)は、1台の車洗浄つ
や出し作業に必要な約8〜15m2 を確保できる。
【0046】本発明のノート型拭き取りシートは、表裏
面使用可能な複数枚の吸水性布様シートがノート型に一
体化されたものであればよく、例えば、吸水性布様シー
トの大きさのシートを複数枚重ねて長辺の一方を縫合ま
たは接着剤や熱融着による接着などの方法で留めたもの
とすることができる。
【0047】本発明のノート型拭き取りシートは、図3
に示すノート型拭き取りシート1’のように、吸水性布
様シート11のうちの一枚に、汚れた面を被覆する汚れ
カバー13’を延設したものとしたり、図4又は図5に
示すノート型拭き取りシート1’’のように、片面に面
状ファスナー14’’が設けられた汚れカバー13’’
を上記吸水性布様シート11に対して取り外し自在に固
着したものとすることもできる。この様なノート型拭き
取りシート1’,1’’においては、使用済みの面に直
接手を触れることなく、拭き取り及び仕上げ拭き作業を
行うことが可能である。また、上記汚れカバー13’’
は、その形状を手袋状にして手のひら側にマジックテー
プを設けて取り外し可能にしたものとすることもでき
る。
【0048】
【実施例】本発明の車洗浄つや出し方法実施例及び比較
例に基づいて具体的に説明する。
【0049】〔スプレータイプの車洗浄つや出し剤の調
整〕下記の組成物1(pH10.5)及び組成物2(p
H9.6)を調製し、それぞれ、市販の住居用洗剤のト
リガー方式スプレー容器〔かんたんマイペット(花王株
式会社製)に使用されている容量500mlのトリガー
式スプレー容器〕に収容し、スプレータイプの車洗浄つ
や出し剤〔1〕及び〔2〕とした。
【0050】 組成物1 成 分 (重量%) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na 2.0 〔ネオペレックスF−25(花王株式会社製)〕 ジメチルシロキサン 5.0 〔KF−96(信越化学工業株式会社製)〕 トリデカン 10.0 モノエタノールアミン(pH調整剤) 0.8 水 バランス ────────────────────────────── 100.0
【0051】 組成物2 成 分 (重量%) ポリオキシエチレン(平均付加モル数=3) ドデシルエーテル硫酸Na 5.0 〔エマール20C(花王株式会社製)〕 ジメチルシロキサン 10.0 〔KF−96(信越化学工業株式会社製)〕 ポリメチルシルセスキオキサン 10.0 〔トスパール120(東芝シリコーン株式会社製)〕 ドデカン 10.0 塩酸またはモノエタノールアミン(pH調製剤) 適量 イオン変換水 バランス ────────────────────────────── 100.0
【0052】〔車洗浄つや出し方法〕パネラー10名そ
れぞれにより、下記実施例1、下記比較例1及び2それ
ぞれに従って、車のボディの洗浄つや出し作業を実施
し、作業に要した時間を測り、使用した拭き取りシート
の使用数を調べると共に、それぞれの作業容易性(作業
快適性を含む)及びボディ塗装面の仕上がり性を下記の
評価基準に従って評価した。それらの結果を〔表1〕に
示す。尚、パネラー5名(成人A,B,C,D,E)は
上記スプレータイプの車洗浄つや出し剤〔1〕を用い、
別のパネラー5名(成人F,G,H,I,J)は上記ス
プレータイプの車洗浄つや出し剤〔2〕を用いた。
【0053】<作業容易性の評価基準> 1 : 極めて容易である 2 : 容易である 3 : どちらとも言えない 4 : 大変である 5 : 極めて大変である
【0054】<ボディ塗装面の仕上がり性の評価基準> 1 : 塗装面全体にムラがなく均一に艶が出ている。 2 : 塗装面の一部に艶ムラが認められる。 3 : 塗装面の約半分に艶ムラが認められる。 4 : 塗装面の全体に艶ムラが認められる。 5 : 塗装面の全体に艶がない。
【0055】〔実施例1〕スプレータイプの車洗浄つや
出し剤を、1ヶ月間洗わずにおいた排気量1600cc
のセダン車(93年型カローラ)のボディに直接スプレ
ーし、下記のノート型拭き取りシートで軽く洗浄つや出
し剤を塗り延ばしながら汚れを拭き取っていった。この
際、使用面が汚れたら新しい面に替えていった。車のボ
ディ全体の汚れを拭き終わった後、未使用面で仕上げ拭
きを行ってつやを出した。 <ノート型拭き取りシート>大きさが22cm×34c
mで、坪量288g/m2 の木綿製タオル地を4枚重ね
合わせ、長辺の中央部を縫い合わせ、該中央部を折り畳
んで作成した、図1に示す構造のノート型拭き取りシー
ト(1枚の吸水性布様シートの大きさが22cm×17
cmの8枚綴り)。
【0056】〔比較例1〕バケツに市販の住居用洗剤
〔マイペット(花王株式会社製)〕50mlに水5lを
加えて調製した洗浄液をスポンジに含ませ、上記実施例
1と同様の車のボディを軽くこするようにして汚れを落
としながら、ホースで水をかけ汚れと洗浄液を洗い流し
ていき、車のボディ全体の汚れを落とし、続いて、乾い
たタオルで水気を拭き取った。次に市販の固型ワックス
〔インパクトマスターフィニッシュ(シュアラスター社
製)〕を小量づつきれいなスポンジにとってボディ全体
に薄く塗り延ばしいき、ワックスが乾いたら乾いたタオ
ルで拭き取り、更に仕上げ拭きをしてつやを出した。
【0057】〔比較例2〕上記実施例1で用いたものと
同じスプレータイプの車洗浄つや出し剤を、上記実施例
1と同様の車のボディに直接スプレーし、乾いたタオル
で軽く洗浄つや出し剤を塗り延ばしながら汚れを拭き取
っていった。この際、使用面が汚れたら新しい面に替え
ていった。車のボディ全体の汚れを拭き終わった後未使
用のタオルで仕上げ拭きを行いつやを出した。尚、拭き
取る際のタオルの折り畳み方は各パネラーに任せ、特に
指定しなかった。
【0058】尚、上記比較例1及び2において使用した
タオルは、前記実施例1のノート型拭き取りシートに用
いたタオル地と同じ生地で大きさが34cm×88cm
のもの(面積が前記実施例1で用いたノート型拭き取り
シートにおける吸水性布様シート8枚の総面積と等しい
もの)を使用した。
【0059】
【表1】
【0060】
【発明の効果】本発明の車洗浄つや出し方法によれば、
スプレータイプの車洗浄つや出し剤を用いることにより
極めて簡便な車洗浄つや出し作業で以て、充分な車洗浄
及び良好なつや出し効果を得ることができ、一般家庭に
おいて頻繁に手軽に車洗浄つや出し作業を実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車洗浄つや出し方法に用いられる本発
明のノート型拭き取りシートの一実施形態を示す斜視図
である。
【図2】図1のノート型拭き取りシートの構造の詳細を
示す図で、(a)は該ノート型拭き取りシートを形成す
る吸水性布様シートを分離して示す斜視図、(b)は
(a)に示す複数枚の吸水性様シートを重ね合わせてそ
れらの長手方向(図上横方向)の中央を一体化した状態
を示す斜視図、(c)は一体化された上記シートを中央
の固定部で2つ折りに折曲して図1の実施形態とした状
態を示す斜視図である。
【図3】本発明のノート型拭き取りシートの他の実施形
態を示す斜視図である。
【図4】本発明のノート型拭き取りシートの他の実施形
態を示す斜視図である。
【図5】本発明のノート型拭き取りシートの他の実施形
態を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 ノート型拭き取りシート 1’ ノート型拭き取りシート 1’’ ノート型拭き取りシート 11 吸水性布様シート 12 固定部 13’ 汚れカバー 13’’ 汚れカバー 14’’ 面状ファスナー
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、本発明は、上記車洗浄つや出し方法
に用いられる好ましいノート型拭き取りシートとして、
多数の表面凹凸部及び多数の貫通孔部を有し且つ柔軟性
を有する、編布、織布、不織布又は紙からなり且つ坪量
が80〜300g/m2 である吸水性素材から形成され
た、縦18〜25cmで横14〜20cmの長方形状の
表裏面使用可能な吸水性布様シートが、4〜12枚ノー
ト型に綴られていることを特徴とするノート型拭き取り
シートを提供するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】上記車洗浄つや出し剤の好ましい組成は、
上述の各成分がそれぞれの機能を効果的に発揮でき、前
記目的を達成し得るものであれば特に制限されないが、
好ましい一般的な組成(配合)としては、下記の組成
更に好ましくは下記組成挙げられ、何れの組成
も、水の含有量及び粘度は上述の好ましい範囲とされ
る。また、pHを3〜12に調整するのが車洗浄つや出
し剤による車のボディの塗装面の損傷性を抑制する上で
好ましい。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明は、上記の第1及び第2の知見に基
づきなされたもので、洗浄成分とつや出し成分と水とを
含有してなる、20゜Cにおける粘度が2〜500cp
sの車洗浄つや出し剤を車の汚れ部位にスプレーした
後、該車洗浄つや出し剤を汚れと共に拭き取りシートで
拭き取る車洗浄つや出し方法であって、上記拭き取りシ
ートとして、多数の表面凹凸部及び多数の貫通孔部を有
し且つ柔軟性を有する、編布、織布、不織布又は紙から
なり且つ坪量が150〜300g/m2 である吸水性素
材から形成された、表裏面使用可能な吸水性布様シート
、複数枚ノート型に一体化されたノート型拭き取りシ
ートを使用し、該ノート型拭き取りシートの各吸水性布
様シートを順次捲りながらその未使用シート面を順次拭
き取り面とすることを特徴とする車洗浄つや出し方法を
提供するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、本発明は、上記車洗浄つや出し方法
に用いられる好ましいノート型拭き取りシートとして、
上記吸水性布様シートが、縦18〜25cmで横14〜
20cmの長方形状、4〜12枚ノート型に綴られて
いることを特徴とするノート型拭き取りシートを提供す
るものである。
フロントページの続き (72)発明者 久保田 万将 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 登坂 正樹 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 横須賀 道夫 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄成分とつや出し成分と水とを含有し
    てなる車洗浄つや出し剤を車の汚れ部位にスプレーした
    後、該車洗浄つや出し剤を汚れと共に拭き取りシートで
    拭き取る車洗浄つや出し方法であって、上記拭き取りシ
    ートとして、表裏面使用可能な複数枚の吸水性布様シー
    トがノート型に一体化されたノート型拭き取りシートを
    使用し、該ノート型拭き取りシートの各吸水性布様シー
    トを順次捲りながらその未使用シート面を順次拭き取り
    面とすることを特徴とする車洗浄つや出し方法。
  2. 【請求項2】 多数の表面凹凸部及び多数の貫通孔部を
    有し且つ柔軟性を有する、編布、織布、不織布又は紙か
    らなり且つ坪量が80〜300g/m2 である吸水性素
    材から形成された、縦18〜25cmで横14〜20c
    mの長方形状の表裏面使用可能な吸水性布様シートが、
    4〜12枚ノート型に綴られていることを特徴とする請
    求項1記載の車洗浄つや出し方法に使用されるノート型
    拭き取りシート。
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