JP3236302B2 - 相安定性液体布帛リフレッシュ組成物 - Google Patents

相安定性液体布帛リフレッシュ組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、布帛をリフレッシュおよび/またはクリー
ニングするための組成物に関する。
発明の背景 古典的定義によると、“ドライクリーニング”という
用語は、非水性溶媒を用いてテクスタイルをクリーニン
グするプロセスを表すために用いられてきた。ドライク
リーニングは古い技術であり、溶媒クリーニングは最初
に1860年代にイギリスで記録されている。典型的には、
ドライクリーニングプロセスは、水性洗濯浴で縮みやす
いか、あるいは水性洗濯プロセスに付すにはもったいな
いかまたはデリケートすぎると判断された、ウールのよ
うな衣類に用いられる。様々な炭化水素およびハロカー
ボン溶媒が浸漬ドライクリーニングプロセスで伝統的に
用いられており、このような溶媒を取扱いおよび回収す
る必要性は従来のドライクリーニングの実施を商業施設
に主に限定してきた。
クリーニング機能に加えて、ドライクリーニングは重
要な“リフレッシュ”効果も発揮する。例えば、ドライ
クリーニングは衣類から望ましくない臭気とヘアおよび
リントのような付着物を除去し、その後しわをとってそ
れら本来の形状を回復させるために通常折りたたまれる
かまたはプレスされる。もちろん、このようなリフレッ
シュ効果は水性洗濯プロセスによっても得られる。
1タイプの家庭ドライクリーニング系は、様々なクリ
ーニング剤を含有したキャリアシートとプラスチックバ
ッグからできている。クリーニングされる衣類はシート
と一緒にバッグに入れられ、その後慣用的な衣類乾燥機
でタンプリングされる。商業的態様では、何枚もの単使
用向けフラットシートと1枚の多使用向けプラスチック
バッグが、パッケージに用意されている。残念ながら、
このようなプロセスでは、ドライクリーニングされる布
帛のひどく汚れたまたは“しみのついた”箇所からしみ
を満足いくほど除けないことがある。
周知のように、汚れた衣類は、クリーニングまたは洗
濯前にいわゆる“しみ抜き”組成物を用いて、局所で
“プレスポッティング”(pre−spotting)(事前にし
み抜きすること)してもよい。ブトキシプロポキシプロ
パノール(BPP)がこのような使用にとり好ましいクリ
ーニング溶媒である。好ましいBPP溶媒および水を含ん
だ液体組成物は、約90゜F(約32℃)以上の温度で貯蔵
されたときに、相分離の点で不安定であることがわかっ
た。このような高温には組成物が貯蔵または輸送される
ときに遭遇し、許容されない製品が消費者に渡されるこ
とになる。
本発明によると、本明細書に開示されたように用いら
れるアルキルサルフェートおよび/またはアルキルエト
キシサルフェート界面活性剤は、このような液体組成物
を相安定化させるために用いうることが発見された。重
要なことに、本発明で安定化された組成物は、処理され
た布帛上に、目障りな固体残留物を残さないのである。
これらのおよび他の利点は、後の開示からわかるよう
に、本発明により得られる。
背景技術 ドライクリーニングプロセスは、29.05.91に公開され
たLeighらのEP429,172A1および8/24/93に発行されたSmi
thらのU.S.5,238,587に開示されている。ドライクリー
ニング組成物およびプロセスと、布帛のしわ処理に関す
る他の文献には、GB1,598,911;U.S.特許4,126,563、3,9
49,137、3,593,544、3,647,354、3,432,253および1,74
7,324;ドイツ出願2,021,561、2,460,239、0,208,989お
よび4,007,362がある。クリーニング/プレスポッティ
ング組成物および方法も、例えばU.S.特許5,102,573、
5,041,230、4,909,962、4,115,061、4,886,615、4,139,
475、4,849,257、5,112,358、4,659,496、4,806,254、
5,213,624、4,130,392および4,395,261に開示されてい
る。洗濯乾燥機で使用向けのシート担体は、カナダ1,00
5,204に開示されている。U.S.3,956,556および4,007,30
0は、衣類乾燥機で布帛コンディショニングするための
孔あきシートに関する。U.S.4,692,277は液体クリーナ
ーで1,2−オクタンジオールの使用を開示している。U.
S.特許3,591,510、3,737,387、3,764,544、3,882,038、
3,907,496、4,097,397、4,102,824、4,336,024、4,606,
842、4,758,641、4,797,310、4,802,997、4,943,392、
4,966,724、4,983,317、5,004,557、5,062,973、5,080,
822、5,173,200;、EP 0 213 500;EP 0 261 71
8;G.B.1,397,475;WO91/09104;WO91/13145;WO93/25654
と、Hunt,D.G.およびN.H.Morris,“PnB and DPnB Glyco
l Ethers",HAPPI,April 1989,pp.78−82も参照。
発明の要旨 本発明は: (a)典型的には組成物の約6重量%以内のブトキシプ
ロポキシプロパノールまたは他のアルコキシル化アルコ
キシプロパノール溶媒 (b)水 (c)場合により、ノニオン性界面活性剤、および (d)有効な相安定化量の、アルキルサルフェート、ア
ルキルエトキシサルフェートおよびそれらの混合物から
なる群より選択されるメンバーである界面活性剤 を含んでなる、相安定性液体布帛リフレッシュおよびク
リーニング組成物に関する。
本発明は、上記布帛を上記組成物と接触させることに
より、布帛から局所的および全体的双方のしみおよび汚
れを除去して、布帛をリフレッシュするための方法にも
関する。
本発明の局所しみ抜き(“プレスポッティング”とし
ても知られる)ステップは、しみ抜き器具、特に手持用
にデザインされた: (a)凸状フロント処理面と、その処理面と反対側に位
置したリア面(背面)とを有する、ベース材 (b)上記処理面から外側に伸びる1以上の処理材、お
よび (c)場合により、上記リア面に付されたハンドクリッ
プ からなる器具を含んだ処理手段を用いて行われることが
好ましい。
本発明で好ましい器具では、フロント処理面が実質的
に半球状であるか、または半球体の一部を形造ってい
る。
器具の一態様において、その面はスポンジ、パッドな
どのような吸収物質からなる処理材を有している。もう
1つの態様において、処理材は剛毛のような多数の突出
物からなる。器具の更にもう1つの態様において、処理
材はスポンジベースからなり、そこから外側に伸びた多
数の突出物を有している。
他のそれほど好ましくない態様において、処理手段は
上記のような器具の一部である必要はなく、布帛のしみ
のついた箇所に対して押しつける単純なパッド、シート
(例えば、使い捨てペーパータオル)、ふきとり布、ス
ポンジなどであってもよい。
本発明は、布帛のしみのついた箇所からしみを抜く方
法にも関し、 (a)本タイプの水性クリーニング組成物を上記のしみ
のついた箇所に適用し、 (b)ステップ(a)と同時にまたは連続させて、好ま
しくは前記のような凸状器具を用いて、布帛のしみのつ
いた箇所を処理手段と接触させ、および (c)特に器具に加えられた揺れまたは転がり運動を用
いて、圧迫力を器具に適用する、 ステップからなる。
図面が参照される。この態様では、プレスポッティン
グプロセスが、クリーニング組成物をしみ込ませて、ク
リーニング組成物用の収納系としてホールディングトレ
ーまたは他の適切な容器に置かれたキャリアシートを用
いて行われることが示されている。こうして、クリーニ
ング組成物をしみ込ませたまたは部分的にしみ込ませた
状況下で、装置により機械的撹拌が加えられるようにで
き、これは“小型”洗濯機に似ている。
しかしながら、本プロセスのプレスポッティングプロ
セスにおいて、クリーニング組成物は、キャリアシート
からよりもむしろ、慣用的手段により、例えばスプレ
ー、塗り付け、注ぎなどにより布帛に適用しうると理解
されている。この態様も下記一般的操作に従いトレーま
たは他の容器を用いて便宜上行える: 1.普通に折りたたまれたペーパータオル(例えばBOUNTY
ブランド)およびトレー(ペーパータオルがトレーに
入れられる)の上に布帛のしみのついた箇所を置く。
2.(布帛の周辺領域まで不必要にしみ込ませることな
く)汚れの上にクリーニング組成物をつける狭い注ぎ口
を備えたボトルから、局所のしみつき箇所にしみ込ませ
る上で十分なクリーニング組成物(約10滴;広いしみの
場合にはもっと多く用いてもよい)を適用する。
3.3〜5分間かけて溶液をしみに浸透させる(これは良
いクリーニング結果のための前処理または前水和ステッ
プである)。
4.追加のクリーニング組成物(約10滴;広いしみの場合
にはもっと多く用いてもよい)を適用する。
5.しみを完全に取るためにしみ抜き器具を用いる。少く
とも2分間にわたり、頑固なしみの場合にはもっと長
く、器具をしっかりと揺する。しみを器具でこすらな
い。
6.過剰のクリーニング組成物を除去するために、ペーパ
ータオルの間に衣類をはさんで吸い取らせる。これは残
留環を最少に抑える上でかなり役立つ。
7.布帛全体について、本明細書に開示された乾燥機内ク
リーニング/リフレッシュプロセスを行う。
この手法でプレスポッティングプロセスを行う場合の
主要な効果は、前水和ステップがクリーニングを容易に
させ(皿洗い洗剤入り温水にキャセロール皿を浸してか
ら、それを洗うようなものである)、布帛で環形成を最
少に抑制することである。
本発明は: (i)布帛の局所のしみつき箇所で上記開示によるしみ
抜きプロセスを行い、 (ii)好ましくは蒸気透過性の収納バッグ中に、水性布
帛リフレッシュ/クリーニング組成物を含有したキャリ
アと一緒に、ステップ(i)からの全体布帛を入れ、 (iii)例えば熱風衣類乾燥機のような、撹拌を行う装
置にバッグを入れて、加熱およびタンブリング下で乾燥
機を作動させ、および (iv)バッグから布帛を取り出す、 本発明によるプレスポッティング操作と全体ステップか
らなる、布帛表面の全面を処理するための全体的ドライ
クリーニング方法にも関する。
前記のように、本方法はドライクリーニングプロセス
のしみ抜きステップで特に有用であるが、独立したしみ
抜きプロセスで、または慣用的な洗濯プロセスに伴うし
み抜きプロセスとして用いてもよい。そのため、本発明
は: (i)布帛の局所のしみつき箇所面で上記開示によるし
み抜きプロセスを行い、 (ii)慣用的な水性洗濯プロセスで、ステップ(i)か
らの布帛全体を洗濯する、 本発明によるプレスポッティング操作と全体ステップか
らなる、布帛の全体的洗濯プロセスにも関する。
本発明は: (a)場合により、放出しうるようにキャリア担体に含
有された、水性布帛リフレッシュおよびクリーニング組
成物 (b)再使用しうる収納バッグ (c)場合により、本明細書に開示されるような布帛ク
リーニング器具 (d)場合により、再使用しうるホールディングトレ
ー、および (e)場合により、非水性クリーニング組成物 を含んでなる、ドライクリーニングキットにも関する。
本明細書のすべてのパーセンテージ、比率および割合
は、別記されないかぎり重量による。引用されたすべて
の文献は、関連箇所において、参考のため本明細書に組
み込まれる。
図面の簡単な説明 図面は、手の圧力を用いてしみ(2)をスポット処理
するために、凸状器具(1)を用いる、本方法の斜視図
である。この操作において、ホールディングトレー
(4)は処理される布帛(3)の下に置かれ、放出しう
るようにクリーニング組成物を含有したシート担体がト
レーに置かれる。次いで、処理される布帛はシート担体
上に置かれ、器具がしみのついた箇所で前後に揺すられ
る。クリーニング組成物の一部は、シート担体から、布
帛のしみのついた箇所の中におよびそれを通って放出さ
れる。器具の処理面上の処理材は、布帛からしみを遊離
させて抜く上で、クリーニング組成物と一緒になって、
徐々に、但し効果的に働く。
発明の具体的な説明 本発明の組成物の成分、プロセスおよび器具と、それ
らの用法は、以下で更に詳しく記載されている。このよ
うな開示は説明のためであって、本発明の制限のためで
はない。
本明細書で“相安定性”とは、所定の使用範囲(約50
〜95゜F;約10〜35℃)にわたり均一であるか、または
相分離を引き起こす温度(〜約40〜110゜F;〜約4〜43
℃)で貯蔵されても、所定使用範囲の温度に戻るとそれ
らの均一な状態に復帰する液体組成物を意味する。
本明細書で“有効量”とは、上記のような相安定性液
体組成物を供する上で十分なアルキルサルフェートおよ
び/またはアルキルエトキシサルフェート界面活性剤の
量を意味する。
本明細書で“水性”クリーニング組成物とは、主に水
と、BPPまたは他のクリーニング溶媒、前記界面活性剤
または界面活性剤混合物、任意の他の界面活性剤、特に
アミンオキシド、ヒドロトロープ、香料など、特に後で
開示されるものを含んだ組成物を意味する。
本明細書で“クリーニング”とは、布帛からの汚れお
よびしみの除去を意味する。本明細書で“リフレッシ
ュ”とは、主要な汚れおよびしみの除去以外の、布帛か
らの悪臭および/またはしわの除去、またはそれらの全
体的外観の改善を意味する。典型的な布帛リフレッシュ
組成物は、典型的なクリーニング組成物よりも、多くの
水(95〜99.9%、好ましくは95%より多くて約99%以
内)と少ないクリーニング成分とを含むことができる。
本明細書で“突起”とは、処理器具の表面から外側に
伸びるノブ、繊維、剛毛などの構造を意味する。器具の
このような要素が、機械的クリーニング作用を供するよ
うに、スポットクリーニング(“プレスポッティン
グ”)される布帛と接触するようになる。
“しみのついた箇所との接触”とは、処理手段または
器具に付随する突起、パッド、スポンジなどとしみのつ
いた箇所との衝突により生じる接触を意味する。この接
触は、布帛ダメージまたは“すりきれ”を最少に抑制す
るために、XおよびY方向の側面どうしのこすれ合い運
動というよりもむしろ、実質的に下方に、即ちしみの表
面に対して実質的に垂直なZ方向に向かう力となること
が、高度に望ましい。好ましくは、接触は器具の揺れま
たは転がり運動に伴い、それにより器具の曲線表面がZ
方向に力を付与する。
アルキルサルフェート、アルキルエトキシサルフェー
トおよび任意の界面活性剤−本発明で用いられるアルキ
ルサルフェート界面活性剤は、C8−C18一級(“AS";好
ましいC10−C14、ナトリウム塩)と分岐鎖およびランダ
ムC10−C20アルキルサルフェート、式CH3(CH2(CH
OSO3 -M+)CH3およびCH3(CH2(CHOSO3 -M+)CH2CH3
のC10−C18二級(2,3)アルキルサルフェート(xおよ
び(y+1)は少くとも約7、好ましくは少くとも約9
の整数であり、Mは水溶性カチオン、特にナトリウムで
ある)と、オレイルサルフェートのような不飽和サルフ
ェートである。本発明で用いられるアルキルエトキシサ
ルフェート(AES)界面活性剤は、式R(EO)xSO3Z(R
はC10−C16アルキル、EOは−CH2CH2−O−、xは1〜10
である)を有するとして慣例的に表され、それには平均
で例えば(EO)2.5、(EO)6.5などとして慣例的に報告
される混合物を含み、Zはナトリウム、好ましくはマグ
ネシウム(MgAES)のようなカチオンである。C12−C16
ジメチルアミンオキシド界面活性剤も用いてよい。好ま
しい混合物は、約1:1:1の重量比でMgAE1S/MgAE6.5S/C12
ジメチルアミンオキシドからなる。場合により本発明で
用いられる、相安定性を改善する他の界面活性剤には、
ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、例えばC12−C14N−メチ
ルグルカミドがある。相安定性に悪影響を与えない、エ
トキシル化C10−C16アルコールのようなノニオン性、例
えばNEODOL 23−6.5も、全体組成物中に含有させること
ができる。AS安定化組成物は、好ましくは本組成物の0.
1〜5重量%である。MgAESおよびアミンオキシドは、用
いられるとき、組成物の0.01〜2重量%である。任意の
界面活性剤も同様のレベルで用いてよい。
組成物−本器具およびプロセスでクリーニングおよび
リフレッシュ機能を発揮させるために用いられる化学組
成物は、それら所定の使用にとり安全で有効な成分を含
んでいる。本プロセスには水性すすぎステップを含まな
いため、組成物では、本明細書に開示された手法で用い
られたとき布帛上に望ましくない残留物を残さない成分
を用いている。従来の洗濯洗剤はコットンおよびコット
ン/ポリエステルブレンド布帛で良好なクリーニングを
行えるように典型的に処方されているが、本組成物はウ
ール、シルク、レーヨン、レーヨンアセテートなどのよ
うな布帛も安全かつ有効にクリーニングおよびリフレッ
シュするように処方されねばならない。
加えて、本組成物は、クリーニングされた布帛からの
染料落ちまたは遊離未定着色素のしみ部位からの移動を
最少に抑えられるように、特に選択および処方された成
分を含んでいる。この点において、浸漬ドライクリーニ
ングプロセスで典型的に用いられる溶媒は、あるタイプ
の布帛からあるタイプの染料の一部を落としてしまうこ
とがある、と認められている。しかしながら、染料は布
帛の表面全体で比較的均一に落ちることから、このよう
な落ちは浸漬プロセスで容認しうる。逆に、布帛表面の
特定部位であるタイプのクリーニング成分が高濃度にあ
ると、許容しえないほど局所的な染料落ちを起こしうる
ことがわかった。本発明の好ましい組成物は、この問題
を最少に抑えるかまたは避けられるように処方される。
本組成物の染料落ち属性は、写真または光度測定を用
いるか、あるいは簡単だが有効な視覚グレード化試験に
より、業界開示クリーナーと比較することができる。所
望であれば、数値スコア単位が、視覚グレード化を助け
て、データの統計処理を行えるように決められる。1つ
のこのような試験において、着色衣類(典型的には、ほ
とんどのウールまたはレーヨン布帛よりも染料落ちしや
すいシルク)は吸収性白色ペーパーハンドタオルを用い
てパッディングオン(padding−on)クリーナー/リフ
レッシャーにより処理される。ハンド圧力が加えられ
て、白色タオルに移った染料の量が視覚的に評価され
る。(1)“私はタオル上にわずかな染料をみたと私は
思う";(2)“私はタオル上に少しの染料をみたことを
私は知っている";(3)“私はタオル上に多くの染料を
みた";(4)“私はタオル上にかなり多くの染料をみた
ことを私は知っている”にわたる数値単位が、パネリス
トにより決められる。
前記の考慮事項に加えて、本発明で用いられる組成物
は、それらが容易に分配されて、それらがスポットクリ
ーニング器具を扱いにくくまたは使用困難にさせるほど
性質上粘着性でなうように処方されることが好ましい。
しかしながら、本発明を限定する意味ではなく、本明細
書に開示された好ましい組成物は、本発明による器具と
併用されたときに、有効で美的に快いスポットクリーニ
ングプロセスを行える。
前記の事項をよく考慮して、以下では本ドライクリー
ニング組成物に用いられる成分について説明しており、
その制限のためではない。
水性組成物 (a)溶媒−本組成物は、好ましくは約0.5〜約4重量
%のBPP溶媒を含む。
(b)水−本組成物は、約94、好ましくは約95.5〜約99
重量%の水を含む。
(c)安定化界面活性剤−好ましい本組成物は、約0.05
−約2重量%のアルキルサルフェートまたはMgAES界面
活性剤を含む。典型的には、BPP溶媒:界面活性剤の重
量比は約10:1〜約1:1の範囲である。好ましい組成物は
4%BPP/0.4%ASを含む。
(d)オプション−本クリーニング組成物は、香料、慣
用的な界面活性剤などを含めた様々な任意成分を少量で
含んでいてもよい。用いられるならば、このような任意
成分は、クリーニングされる布帛で残留物についてよく
考慮すると、典型的には組成物の約0.05〜約2重量%で
ある。
有機溶媒−本発明で好ましいクリーニング溶媒は、ほ
ぼ等量で異性体の混合物として商業規模量で市販されて
いる、ブトキシプロポキシプロパノール(BPP)であ
る。その異性体と、それらの混合物も、すべて本発明で
有用である。異性体構造は下記のとおりである: 本クリーニング組成物はBPP、水および溶解界面活性
剤のみでもかなりうまく機能するが、それらはそれらの
溶解性を更に高めるために他の成分を場合により含有し
てもよい。ナトリウムトルエンスルホネートおよびナト
リウムクメンスルホネートのようなヒドロトロープ、エ
タノールおよびイソプロパノールのような短鎖アルコー
ルなどが組成物中に存在できる。用いられるならば、こ
のような成分は典型的には本安定化組成物の約0.05〜約
5重量%である。
他のオプション−上記の水、好ましいBPP溶媒およびA
S界面活性剤溶媒に加えて、本クリーニング組成物は香
料、保存剤、増白剤、粘度コントロール用の塩、pH調整
剤または緩衝剤などのような様々な任意成分を含んでい
てもよい。以下は本発明で使用上クリーニング組成物に
とり好ましい範囲を示しているが、その限定のためでは
ない。
成分 %(wt)処方範囲 BPP 0.05〜5 AS 0.05〜2 香料 0.01〜1.5 水 残部 pHは約6〜約8の範囲である。
場合により本発明で用いられる他のクリーニング溶媒
または共溶媒には、カルビトール、メチルカルビトー
ル、ブチルカルビトール、プロピルカルビトールおよび
ヘキシルセロソルブのような商標名で販売される物質を
含めた様々なグリコールエーテル、特にメトキシプロポ
キシプロパノール(MPP)、エトキシプロポキシプロパ
ノール(EPP)、プロポキシプロポキシプロパノール(P
PP)と、MPP、EPPおよびBPPのすべての異性体および混
合物と、ブトキシプロパノール(BP)などとそれらの混
合物がある。用いられるならば、このような共溶媒は典
型的には本組成物の約0.5〜約2.5重量%である。
その布帛リフレッシュ面において、本組成物の使用
は、収納バッグに用いられる低分子量有機溶媒の存在
が、ドライクリーニング代用品として乾燥機内製品で衣
類から悪臭を除く能力を現実に妨げうる、という発見に
基づいている。本発明のこの面において、衣類は、本タ
イプの水性組成物約10〜約100gで湿潤されたキャリアシ
ート(好ましくは不織布)と一緒に、リーズナブルなガ
ス透過性または多孔性のキャリアバッグ中に入れられ
る。そのバッグが加熱された乾燥機内でタンブリングさ
れると、水蒸気がその中に充満し、その後この蒸気はバ
ッグから出て、熱で揮発化された悪臭成分もそれと共に
運ぶ去るようである。シート接触および凝縮蒸気による
衣類の湿潤も、臭気改善およびしわ取りを高めるらし
い。この接触は、乾燥機でタンブリング中に、またはバ
ッグへの収納前に湿潤シートでの布帛の直接的な接触湿
潤により起こせる。こうして、ドライクリーンタイプの
繊細な衣類は、加熱乾燥機中バッグでの処理によりリフ
レッシュされて、再着用しるうようになる。タバコの煙
は、わずか約1時間で、香料の使用もなしに、痕跡また
は未検出レベルまで除去できる。体臭はほとんど除去で
き、わずかな揮発性残留物はキャリアシートに低香料レ
ベルを用いて容易にカバーされる。揮発性および不揮発
性のしみおよび悪臭はスカベンジャーとしてキャリア上
に濃縮されることがあり、後で廃棄される。
本発明で好ましいリフレッシュ組成物は下記のとおり
である。
成分 %(wt) 範囲(%wt) 水 99.0 95.1〜99.99 香料 0.5 0.05〜1.5 界面活性剤 0.5 0.05〜2.0 エタノールまたはイソプロパノール 0 4%まで任意 本明細書に開示されたような、特にエトキシル化ア
ルコール。布帛リフレッシュ組成物はアニオン性界面活
性剤も含有してよい。このようなアニオン性界面活性剤
は洗剤業界で周知である。TWEEN、SPAN、AEROSOL O
Tとしての市販界面活性剤と様々なスルホコハク酸エ
ステルが、本発明で特に有用である。
キャリア−本タイプのドライクリーニング操作で用い
られるとき、前記クリーニングおよび/またはリフレッ
シュ組成物はキャリアと併用することが便利であり、布
帛の表面がキャリアの表面と接触するようになると、組
成物がその機能を発揮する。キャリアは放出しうるよう
にその組成物を含有している。“放出しうるように含有
している”とは、組成物がしみ抜き、ドライクリーニン
グおよび/または布帛リフレッシュプロセスの一部とし
て汚れた布帛上にキャリアから有効に放出されることを
意味する。
キャリアは、パウダー、フレーク、シュレッド(shre
d)などのように、いかなる望ましい形態であってもよ
い。しかしながら、このように細分化されたキャリアが
プロセスの最後に布帛から分離されねばならないことは
明らかであろう。したがって、キャリアはプロセス中ず
っとその構造的一体性を実質上維持した一体型パッドま
たはシートの形態をとることが高度に好ましい。このよ
うなパッドまたはシートは、例えば、木材パルプ、コッ
トン、レーヨン、ポリエステル繊維およびそれらの混合
物のような物質を用いて、包帯、おむつおよび生理用品
などの不織シート、ペーパータオル、繊維バット、コア
を作製する周知の方法を用いることにより製造できる。
織布パッドも用いてよいが、コストを考えると、不織パ
ッドほど好ましくない。一体型キャリアパッドまたはシ
ートは、天然または合成スポンジ、フォームなどから製
造してもよい。
キャリアは、本プロセスの所定操作条件下で安全かつ
有効であるようにデザインされる。キャリアはそのプロ
セス中可燃性であってはならず、しかもそれらはクリー
ニングまたはリフレッシュ組成物またはクリーニングさ
れる布帛と有害に相互作用してはならない。一般的に、
不織ポリエステルベースパッドまたはシートが本発明で
キャリアとしての使用にかなり適している。
本発明で用いられるキャリアは、最も好ましくはノン
リンティング(non−linting)である。ここで“ノンリ
ンティング”とは、クリーニングされる布帛上で目にみ
える繊維または微小繊維の抜け落ちに抵抗するキャリア
を意味し、即ちその付着物は“リント”として俗に知ら
れている。キャリアは、1枚のダークブルーウール地に
それをこすりつけて、リント残留物についてその布地を
視覚検査することにより、そのノンリンティング性につ
いてその許容性を容易かつ適格に判断することができ
る。
本発明で用いられるノンリンティング性のシートまた
はパッドキャリアは、限定されないが、不織物質で通常
用いられる公知の結合技術、例えばポイント結合、プリ
ント結合、接着剤/樹脂飽和結合、接着剤/樹脂スプレ
ー結合、スティッチ結合およびバインダー繊維での結合
の用いて、1本糸の繊維からキャリアを製造することを
含めて、いくつかの手段により製造することができる。
別な態様において、キャリアは吸収コアを用いて製造で
き、そのコアはそれ自体リントを出す物質から作られ
る。コアは、クリーニングまたはリフレッシュ組成物は
通過させるが、コアからのリントは通過できないような
孔径を有した、多孔質ノンリンティング物質のシート内
に包まれる。このようなキャリアの例には、不織ポリエ
ステルスクリムに包まれたセルロースまたはポリエステ
ル繊維コアがある。
キャリアは、キャリアの表面とクリーニングされる布
帛の表面との有効な接触が行われる、十分な表面積をも
たらすサイズとすべきである。もちろん、キャリアのサ
イズはユーザーにとり扱いにくいほど大きくてはならな
い。典型的には、キャリアの寸法は少くとも約360cm2
好ましくは約360〜約3000cm2範囲の肉眼でみた表面積
(キャリアの両側)を有していれば十分であろう。例え
ば、長方形キャリアは約20〜約35cm(x方向)および約
18〜約45cm(y方向)の寸法を有している。2以上のそ
れより小さなキャリア単位も、より大きな表面積が望ま
れる(または必要とされる)ときに用いてよい。
キャリアは、意図した目的にとり有効であるように、
十分な量のクリーニングまたはリフレッシュ組成物を含
有するように意図されている。このような組成物につい
てキャリアのキャパシティ(capacity:収容能力)は、
意図した用法に応じて変わる。例えば、1回使用向けの
パッドまたはシートは、複数回使用向けのこのようなパ
ッドまたはシートほどのキャパシティを要しない。所定
タイプのキャリアだと、クリーニングまたはリフレッシ
ュ組成物のキャパシティは、シートまたはパッドの厚さ
または“キャリパー”(Z方向;乾燥ベース)により主
に変わる。説明目的だが、本発明で用いられる典型的な
1回使用ポリエステルシートは、約0.1〜約0.7mm範囲の
厚さと、約30〜約100g/m2範囲の坪量を有する。典型的
な複数回使用ポリエステルパッドは、約0.2〜約1.0mm範
囲の厚さと、約40〜約150g/m2範囲の坪量を有する。連
続気泡スポンジシートは、約0.1〜約1.0mmの厚さであ
る。もちろん、上記寸法は、望ましい量のクリーニング
またはリフレッシュ組成物がキャリアによる有効に供さ
れるかぎり変えてよい。
本発明で好ましいキャリアは、バインダーレス(また
は任意の少ないバインダー)ヒドロエンタングルド(hy
droentangled)吸収物質、特にセルロース、レーヨン、
ポリエステルおよび任意の二成分繊維のブレンドから処
方された物質からできている。このような物質は、HYDR
ASPUN 、特にGrade 10244として、Dexter,Non−Wovens
Division,The Dexter Corporationから市販されてい
る。このような物質の製法は本発明の一部を形成せず、
文献で既に開示されている。例えば、参考のため本明細
書に組み込まれる、1991年4月23日付ViazmenskyらのU.
S.特許第5,009,747号および1994年3月8日付Viazmensk
yらの第5,292,581号明細書参照。本発明で使用上好まし
い物質は、下記物理的性質を有している。
Grade 10244 目 標 選択範囲 坪量 g/m2 55 35−75 厚さ ミクロン 355 100−1500 密度 g/cc 0.155 0.1−0.25 乾燥引張 g/25mm MD 1700 400−2500 CD 650 100−500 湿潤引張 g/25mm MD 700 200−1250 CD 300 100−500 明度 % 80 60−90 吸収力 % 735 400−900(H2O) 乾燥ミューレン g/cm2 1050 700−1200 MD−機械方向;CD−横方向 U.S.5,009,747および5,292,281に開示されたように、
ヒドロエンタングリングプロセスでは、セルロース繊維
と好ましくは少くとも約5重量%の合成繊維からなる不
織物質を提供するが、それには改善された湿潤強度と湿
潤靭性を付与するために2%未満の湿潤強化剤を要す
る。
意外にも、このヒドロエンタングルドキャリアはクリ
ーニングおよび/またはリフレッシュ組成物にとって単
なる受動的吸収材ではなく、現実的にクリーニング性能
を最良にしている。理論に制限されることなく、このキ
ャリアは汚れた布帛に組成物をデリバリーする上でより
有効であると思われる。或いは、この特別なキャリア
は、繊維のその混和のおかげで、汚れた布帛との接触に
より汚れを除去する上でもっと良いかもしれない。どん
な理由であれ、改善されたドライクリーニング性能が獲
得される。
改善された性能に加えて、このヒドロエンタングルド
キャリア物質はその弾力性のおかげで予想外の追加効果
を発揮することがわかった。使用時、そのシートは実質
上オープン形状で機能するようにデザインされる。しか
しながら、シートは折りたたみ形状でパッケージ化され
て、消費者に販売される。慣用物質から作製されたキャ
リアシートは、望ましくないことに、使用時に折りたた
み形状に戻りやすいことがわかった。この望ましくない
属性はこのようなシートに孔あけすることにより克服で
きるが、これには追加加工ステップを要する。本キャリ
アシートを形成するために用いられるヒドロエンタング
ルド物質は使用中に再折りたたみされずらく、このため
このような孔あけを要しないことがわかった(もちろ
ん、孔あけも所望であれば用いてよい)。したがって、
本ヒドロエンタングルドキャリア物質のこの属性は、本
発明の手法による使用向けにそれらを最適なものにして
いる。
制御放出キャリア−本発明に使用できる他のキャリア
は、液体クリーニング組成物を吸収して、それらを制御
的に放出する、それらの能力により特徴付けられる。こ
のようなキャリアは単層または多層ラミネートである。
一態様において、このような制御放出キャリアは、参考
のため本明細書に組み込まれる、The Procter & Gambl
e Companyに譲渡された、“薄いフレキシブルな衛生ナ
プキン”と題されるT.W.Osborn IIIの1991年4月23日付
で発行されたU.S.特許第5,009,653号明細書に開示され
た吸収コア物質を有している。制御放出キャリアのもう
1つの特別な例は、ウェブ中に均一にまたは不均一にポ
リマーゲル化物質の粒子を分散させた(前記のような)
繊維のヒドロインタングルドウェブからなる。適切なゲ
ル化物質には、Osbornの第5および6欄で詳細に開示さ
れたものと、Brandt,GoldmanおよびInglinに1987年3月
31日付で発行されたU.S.4,654,039に開示されたものが
ある。本発明で有用な他のキャリアには、Grain Proces
sing Corporation,Muscatin,Iowaから市販されているWA
TER−LOCKL−535がある。Choli Company,Higashi,Os
aka Japanから商品名LANSEAL Fで市販されているアクリ
レート繊維物質、およびHrecules,Inc.,Wilmington,Del
awareから商品名AQUALON Cで市販されているカルボキシ
メチルセルロース繊維物質のような非粒状超吸収材も、
本発明に用いることができる。これらの繊維状超吸収材
も、ヒドロインタングルドタイプウェブで使用上都合よ
い。
もう1つの態様において、制御放出キャリアには、セ
ルロース繊維の吸収バットまたは多層のヒドロエンタン
グルド繊維、例えば前記HYDRASPUNシートがある。この
態様において、通常2〜5枚のHYDRASPUNシートが、密
着多層構造を形成するために場合によりスポット結合ま
たはスポット接着されて、吸収ゲル化物質の必要性なし
に本使用向けの吸収キャリアを形成するが、このような
ゲル化物質は所望であれば使用できる。他の有用な制御
放出キャリアには、天然または合成スポンジ、特に連続
気泡ポリウレタンスポンジおよび/またはフォームがあ
る。どのような制御放出キャリアが選択されても、本液
体クリーニング組成物を完全に吸収していながら、加圧
または加熱でそれらを放出しうるものにすべきである。
典型的には、本制御放出キャリアは濡れて感じるか、ま
たは好ましくは触るとやや湿った〜ほぼ乾燥した感じ
で、10〜30gのクリーニング組成物を担持させたときに
したたり落ちない。
カバーシート−任意の態様では、液体透過性カバーシ
ートがキャリア上に重ねられる。一態様において、カバ
ーシートはキャリアの表面にカバーシートをスプレー接
着させることにより、キャリアと接合される。カバーシ
ートは、弾力的でソフトな感触の物質であることが好ま
しい。更に、カバーシートは液体および/または蒸気透
過性であって、クリーニング組成物をその厚さを通して
移動させることができる。適切なカバーシートは、広範
囲の物質、例えばポリマー物質、成形熱可塑性フィル
ム、有孔プラスチックフィルム、多孔質フィルム、網状
フォーム、天然繊維(例えば、ウールまたはコットン繊
維)、織および不織合成繊維(例えば、ポリエステルま
たはポリプロピレン繊維)または天然および合成繊維の
組合せから製造されるが、有孔成形フィルムが好まし
い。有孔成形フィルムは液体クリーニングおよび/また
はリフレッシュ組成物(または蒸気)に対して透過性で
あるが、非吸収性であるため、カバーシートには好まし
い。このように、布帛と接触している成形フィルムの表
面は比較的乾燥したままであるため、水のしみつきおよ
び染料移動を減少させる。適切な成形フィルムは、1975
年12月30日付でThompsonに発行された“テーパーのある
キャピラリーを有する吸収構造”と題されるU.S.特許第
3,929,135号;1982年4月13日付でMullaneおよびSmithに
発行された“しみ抵抗性カバーシートを有する使い捨て
吸収体”と題されるU.S.特許第4,324,246号;1982年8月
3日付でRadelおよびThompsonに発行された“繊維様性
質を示す弾性プラスチックウェブ”と題されるU.S.特許
第4,342,314号;1984年7月31日付でAhr,Louis,Mullane
およびOuelleteに発行された“無光沢可視表面および布
様テクスタイル印象を示す、肉眼でみて伸長された三次
元プラスチックウェブ”と題されるU.S.特許第4,463,04
5号明細書に記載されており、それらすべてが参考のた
め本明細書に組み込まれる。
本発明の好ましい態様において、カバーシートの外お
よび/または内表面は親水性である。カバーシートの表
面は、カバーシートの表面全体に実質上均一かつ完全に
分布された界面活性剤での処理により、親水性にでき
る。これは当業者に周知の慣例技術により行える。例え
ば、界面活性剤はスプレー、パッディング(padding)
またはトランスファーロールの使用により、カバーシー
トに適用される。更に、界面活性剤は成形フィルムカバ
ーシートのポリマー物質中に配合してもよい。このよう
な方法は上記U.S.5,009,653に開示されている。
しみ抜き器具−場合により、但し好ましくは、本発明
でのプレスポッティング操作に用いられる器具は、低お
よび高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン−
6、ナイロン−6,6、アクリル、アセタール、ポリスチ
レン、ポリビニルクロリドなどのようなポリマーを用い
て射出成型により製造できる。高密度ポリエチレンおよ
びポリプロピレンはこの範囲内にあり、本発明で使用上
好ましい。
本器具の処理材は、コットン、レーヨン、再生セルロ
ースなどと、前記のようなHYDRASPUN布帛のように、
天然または合成剛毛、天然または合成スポンジ、吸収パ
ッドからできている。様々な有用な物質は、慣用的ブラ
シおよび歯ブラシ(U.S.特許第4,637,660号参照)と様
々なクリーニング用品に関するクリーニング業界で、す
べて周知である。スポンジ、パッドなどは典型的には約
1mm〜約1.25mmの厚さを有しており、器具の凸状フロン
ト処理面に接着させることができる。好ましくは、スポ
ンジ、パッド、植毛パッドなどは、典型的には、実質的
に処理面全体と同面積である。
突起は先端をつぶしたまたは丸めた剛毛の形態をと
り、処理面全体にまたはクラスターとして均一に形成さ
れる。突起は円形、卵形または細長い単繊維ループの形
態をとっても、またはカットループであってもよい。突
起は、撚糸束、押出しナッブ(extruded nub)、成形指
様付随物、動物毛、網状フォーム、材の面に成形された
ひだ(rugosity)などでもよい。単繊維から作製された
突起は、真直ぐでも、撚じっても、またはよってもよ
い。
一態様において、処理材は複数の要素を含んでいる。
特に、処理材には、例えば天然または合成スポンジ、吸
収セルロースシートまたはパッドなどの吸収ベース物質
がある。このベース物質と接触して、そこから外側に伸
びているのは、前記のような多数の突出物である。この
態様の具体例は、スポンジベース層から突出する単繊維
から作製された多数のループ状突起を有する処理材であ
る。この態様において、吸収ベース層はクリーニング組
成物を突起に供給するリザーバーとして作用する。
様々な任意の態様において、本器具の凸面に存在する
処理材は、外側に伸びた多数の繊維状要素を有する繊維
層用のスポンジ様弾性裏材を設けた多層複合材からでき
ている。このような複合材はのりまたは他の慣用手段を
用いて処理材に永続的または半永続的に接着され、典型
的には処理材の面と実質的に同面積である。このような
複合材は、例えば、約0.5〜20mm厚のスポンジ、フォー
ムまたは他の吸収ベースパッド物質と、長さ約0.05〜約
20mmの繊維を有する慣用的なペインターズパッドのよう
な繊維の層とを用いて、慣用物質から作製できる。
突起は、Z方向に伸びる多数のストランドまたはルー
プを有したベッドまたはマットとして、典型的に形成さ
れる。便利でありふたれ供給源には、パイルカーペット
タイプ物質、ペイントパッドタイプ物質などがある。こ
のような態様において、処理材はcm2当たり数千の突起
を有している。好ましいループ状突起では、典型的には
10〜500、好ましくは約60〜150ループ/cm2である。供給
源、スタイルおよび突起数の選択は製造業者の裁量の問
題であり、前記説明は本発明の制限のためではない。
突起は、好ましくは、少くとも約0.2mmの距離で処理
材の面から外側に伸びているべきである。それらの長さ
に上限はないが、突起が約1.25cm以上伸びていると、機
能的理由が本質的になくなる。
突起は、クリーニング組成物の存在下で安定な、プラ
スチック、ゴムまたはいずれか他の便利な弾性物質から
作製することができる。繊維状突出物は天然または合成
繊維から作製できる。繊維径は、典型的には0.1ミル
(0.0025mm)〜20ミル(0.5mm)の範囲である。これも
選択の問題であり、制限するつもりはない。
一態様において、突起は処理材から外側に伸びた多数
の剛性卵形ループ状繊維の形態をとる。このようなルー
プ状繊維は、例えば、裏材の面から外側に少くとも約0.
03インチ(0.76mm)、典型的には約2.0mm〜約1.5mm伸び
た、ポリプロピレンの7ミル(0.18mm)単繊維ループか
らなる。ループの径は、それらの最も幅のある箇所で、
約1.3mmである。上記ループ状突起にとり便利な物質
は、APLIX Inc.,Number 200,Unshaved Loop,Part No.QM
32M000−QYから市販されている。この物質は、その表面
から伸びる約420ループ/平方インチ(65ループ/cm2
を有した、ナイロン裏材からなる。
本器具が、製造業者の希望に従い、様々なプラスチッ
ク、ガラス、木材などの物質から、様々な全体形状、装
飾などで作製できることは、明らかであろう。もちろ
ん、器具は、好ましくは、クリーニング組成物に用いら
れる様々な成分により影響されない物質から作製され
る。器具のサイズは全く任意である。むしろ大きな器具
(例えば、200〜1000cm2凸状処理面)が市販クリーニン
グ施設では取付けおよび使用に適するだろうと思われ
る。家庭用の場合、器具は手把持向けであり、その寸法
や通常やや小さい;典型的には、家庭向け凸状処理面の
表面積は約10〜約200cm2の範囲である。例示された凸状
処理面は主に球体の一部であるが、器具の凸面はデスク
スタイルインク吸取具のようであってもよい。換言する
と、器具のフロント処理面はその作業面にわたって外側
に湾曲しているが、その側面はフラットである。
処理材の表面積は製造業者の希望に従い調整できる
が、家庭用手持器具にとっては、表面積が約25〜約70cm
2の範囲である処理面を有することが便利である。
収納バッグ−熱風洗濯乾燥機または類似した装置に布
帛を入れるために用いられる好ましい耐熱性フレキシブ
ルバッグの作製には、衣類乾燥機の過熱にときどき起因
する内部自己シールおよび外表面変形に対して必要な温
度抵抗性を示すように、耐熱性フィルムを用いることが
好ましい。加えて、バッグは本発明のクリーニングまた
はリフレッシュ組成物で用いられる化学剤に抵抗性であ
る。バッグ物質の適正な選択により、バッグ溶融、バッ
グの溶融孔およびバッグ壁間のシールのような許容され
ない結果は避けられる。好ましい態様において、バッグ
のクロージャー手段も耐熱性物質から作製される。一態
様では、バッグは水蒸気とクリーニングおよび/または
リフレッシュ組成物からの蒸気に対して実質的に不透過
性である。好ましい態様(後で開示される)において、
バッグはこのような蒸気を放出するようにデザインされ
る。
収納バッグの寸法は、意図した最終用途に応じて、変
えることができる。例えば、1または2枚のシルクブラ
ウスを入れるために十分なバッグが形成される。一方、
メンズスーツを取扱う上で適したバッグも形成してよ
い。典型的には、本バッグは約10,000〜約25,000cm3
内部容量を有する。このサイズ範囲のバッグであれば、
リーズナブルな量の布帛(例えば1〜5kg)を収納する
上で十分であり、乾燥機ベントを塞ぐほど大きくない。
本バッグはフレキシブルであることが好ましいが、何
回もの使用に耐えるほど十分に耐久性であることも好ま
しい。典型的には、このようなバッグは0.025〜0.075mm
(1〜3ミル)厚さポリマーシートから作製される。そ
のバッグではある程度の剛性が望ましいが、やや厚いシ
ートも用いてよい。
好ましい態様では、1〜3ミルナイロンフィルムが26
インチ(66cm)〜30インチ(76cm)バッグにシールされ
る。シールは、好ましくは標準インパルスヒート装置を
用いて行われる。代わりに態様において、ナイロンのシ
ートは単に半分に折られて、その2端に沿ってシールさ
れる。更にもう1つの態様において、バッグはエアブロ
ー操作により作製される。
熱安定性“ナイロン単独”バッグに加えて、本収納バ
ッグは、ポリプロピレンのような熱的にそれほど適切で
ない内部コアのまわりに、同時押出しナイロンおよび/
またはポリエステルまたはナイロンおよび/またはポリ
エステル外および/または内層のシートを用いて作製し
てもよい。代わりの態様において、バッグはナイロンま
たはポリエチレンテレフタレートのような耐熱性物質か
らなる不織外側“シェル”と、蒸気バリアを形成するポ
リマーの内部シートとを用いて作製される。不織外側シ
ェルはバッグを溶融から防御して、ユーザーに改善され
た触感を与える。どのような作製法であっても、目的は
少くとも温度約400〜500゜F(204〜260℃)以内の熱応
力条件下でバッグ一体性を守ることである。過熱が心配
でない環境下では、バッグはポリエステル、ポリプロピ
レンまたはいずれか便利なポリマー物質から作製するこ
とができる。
好ましいバッグは、本プロセスの乾燥機段階で水蒸気
を排出するようにデザインされる。これを行うために、
ポリマーシートストックから作製されたバッグの壁に
は、スリット、孔(好ましい)などを形成して、排気が
生じる手段を設けることができる。これは単純だが有効
であり、いずれか便利な装置を用いてバッグの壁に孔を
あけることにより行われる。典型的態様では、6〜15対
の0.2〜0.6mm孔が、約25,000cm3の全容量を有する実質
的に長方形のバッグの壁に均一にもうけられる。これは
本プロセスにとり十分な排気である。もう1つの態様で
は、一連の長いスリットがバッグの壁に形成される。更
にもう1つの態様において、バッグの口は使用中に一部
だけ閉じられるようにデザインされる。
別の態様において、排気は、シート形ポリマーよりも
むしろ、織布または不織布から作製された収納バッグを
用いて行われる。この場合には、バッグの壁にはじめか
ら存在する孔および隙間を通して、バッグから蒸気を直
接透過させる。そのため、慣用的な織込みプロセスまた
は繊維状不織物を作るプロセスを用いてナイロン、ポリ
エステル、コットン、レーヨンなどの繊維から作製され
たバッグも本発明で用いられる。
更にもう1つの態様において、バッグは、本プロセス
中に蒸気を放出させるように孔が場合によりあけられた
多孔質ペーパーから作製できる。
全体プロセス−本発明の組成物およびプロセスは、前
記のような慣用的水性洗濯プロセスでのしみ抜きステッ
プのような、布帛からのしみ抜きが望まれる状況下で用
いられるが、後で更に詳しく記載されているように、そ
れらは家庭ドライクリーニングおよび/または布帛リフ
レッシュプロセスで特に有用である。
図1に示されているように、クリーニング組成物の一
部がボトルから布帛のしみのついた箇所につけられる。
布帛には、好ましくは1〜5厚のBOUNTY ブランドペー
パータオルをしく。クリーニング器具の突起は、典型的
には手の加圧を用いて、例えばしみの上で器具を揺らす
かまたは転がすことにより、しみとよく接触させられ
る。器具で側面どうしのこすれ合いは、好ましいことに
回避されて、生じうる繊維ダメージを最少に抑えられ
る。接触は、軽いしみでは1〜10秒間、ひどいまたはも
っと頑固なしみでは1〜5分間またはそれ以上にわたり
維持される。しみが記載されたように遊離された後、遊
離したしみと過剰のクリーニング組成物は、場合により
タオルまたはティッシュをそっとあてることにより除去
される。
全体プロセスの第二ステップは、好ましくは熱の存在
下で、タンブリング装置で便宜上行われる。ある好都合
な態様において、キャリア/水性クリーニングおよび/
またはリフレッシュ組成物と、予めしみをつけたクリー
ニングおよびリフレッシュされる布帛を入れたナイロン
容器バッグがシールされ、40〜150℃の温度で自動熱風
衣類乾燥機のドラムに入れられる。ドラムは回転され
て、タンブリング作用をバッグに付与し、そのタンブリ
ングと同時にその内容物を撹拌させる。この撹拌によ
り、布帛は組成物含有キャリアと接触するようになる。
タンブリングおよび加熱は少くとも約10分間、典型的に
は約20〜約60分間にわたり行われる。このステップは、
ユーザーのニーズに従い、布帛の汚れの程度およびタイ
プ、汚れの物質、布帛の性質、布帛量、加えられる熱の
量などのようなファクターに応じて、それより長いまた
は短い時間にわたり行ってもよい。
下記例は本発明を更に詳しく説明しており、その制限
のためではない。
例I 液体クリーニング/プレスポッティング組成物を、下
記成分を混和することにより処方する。
成分 %(wt) BPP 4.0 C12−C14AS,Na塩 0.25 水およびその他 残部 0.00001〜1重量%のレベルでKATHON のような保存
剤を含有している処理される布帛を平らにおき、組成物
0.5〜4mlをしみに直接適用して、クリーニング器具を用
いて処理する。
このステップに使用できる他の有用な組成物は下記の
とおりである:成分 %(wt) (範囲;wt) BPP 4.0 0.1〜4.0% C12−C14AS 0.4 0.1〜0.5% ノニオン性界面活性剤(任意) 0.1 0〜0.5% 水(蒸留または脱イオン) 残部 95〜99.8%目標pH=7.0 本組成物中で任意のノニオン性界面活性剤は、好まし
くはC12−C14N−メチルグルカミドまたはエトキシル化C
12−C16アルコール(EO1−10)である。
次いで、予めしみのついた布帛を、例IIIのクリーニ
ング/リフレッシュ組成物を含有したシートと一緒に、
フレキシブルなバッグ(最も好ましくは、1〜3ミルナ
イロンフィルムから作製)に入れる。バッグを閉じ、Ve
lcro タイプファスナーを用いてシールする。ナイロン
ジッパーおよびZip−Lok タイプファスナーのような他
のファスナーも用いてよい。典型的態様では、バッグは
約25,000cm3の容量を有し、約2kg以内の乾燥布帛を収納
できる。布帛およびクリーニングシートがバッグに入れ
られると、閉じてシールする前に、空気はバッグから押
し出しておかないことが好ましい。これはバッグをふく
らませて、布帛およびクリーニングシートが一緒に自在
にタンプリングしうる上で十分な空間を供することにな
る。次いでバッグを閉じて、シールし、慣用的熱風衣類
乾燥機に入れる。乾燥機を始動させ、バッグを約40〜約
150℃範囲の温度で乾燥機中で20〜30分間にわたりタン
ブリングさせる。この際に、シートは布帛とよく接触す
る。機械サイクルが終了すると、バッグとその内容物を
乾燥機から取出し、用済みのクリーニングシートを捨て
る。ナイロンバッグは再使用のために取っておく。布帛
はクリーニングおよびリフレッシュされている。組成物
中に存在する水は、布帛のしわを最少に抑制するように
働く。優れた全体クリーニングおよびリフレッシュは、
約3〜約50gの好ましい本組成物がクリーニングされる
布帛kg当たりで用いられたときに得られる。
例II 好ましい態様では、熱風衣類乾燥機で蒸気を制御的に
放出させ、しわを最少にして最大に悪臭除去するよう
に、一連の孔またはベントを形成した、例Iの収納バッ
グを用意する。典型的には、6対の2mm径排気孔を25,00
0cm3ナイロンバッグにあけて、本発明に使用する。排気
の量は、例えば、水性組成物の1×(23g)使用の場合
で6対の2mm孔から、3×組成物使用の場合で15対の6mm
孔まで、様々である。
例III 布帛リフレッシュ製品を下記のように製造する。
成分 %(wt) 水 99.3 乳化剤(TWEEN 20) 0.3 香料 0.4 ICI Surfactants市販のポリオキシエチレン(20)ソ
ルビタンモノラウレート 23gの布帛リフレッシュ製品を不織布の25×45cmシー
トに適用する。単純だが有効な態様では、キャリアをポ
ーチに入れて、リフレッシュ製品をしみ込ませる。担体
のキャピラリー作用と、場合により巧妙な取扱いおよび
/またはポーチを横たえることにより、シート全体に製
品を運べる。好ましくは、シートは液体リフレッシュ製
品で“たれおちる”ほど濡れていないタイプ、サイズお
よび吸収度である。
多数回使用向けプレスポッティング組成物を下記のよ
うに製造する。
成分 %(wt) BPP 4.0 AS 0.25 水 残部 ステップ1.クリーニングおよびリフレッシュされる布帛
を選択する。布帛の局所的にしみのついた箇所を、(し
みのサイズに応じて)約0.5〜5ミルのプレスポッティ
ング組成物を直接適用して、本器具を用いて布帛中にそ
っとしみ込ませることにより処理する。処理されたしみ
にドライペーパータオルである。別の態様では、プレス
ポッティング組成物を放出しうるようにキャリアシート
に吸収させて、しみに適用する。
ステップ2.プレスポッティングステップ後、布帛を(前
記のような)有孔ナイロンバッグに、またはそれほど好
ましくはないが、BPP/AS/水組成物または好ましくはこ
の例IIIのリフレッシュ製品を放出しうるように含有し
たシートと一緒に蒸気不透過性バッグに入れる。バッグ
の口をシールし、バッグとその内容物を慣用的熱風衣類
乾燥機のドラムに入れる。乾燥機を約140〜170゜F(60
〜70℃)範囲の空気温度で20〜60分間にわたり標準方式
で作動させる。乾燥機のタンブリング作用が止むと、ク
リーニングおよびリフレッシュされた布帛をバッグから
取り出す。使用済みシートは捨てる。
例IV 目にみえるしみはないが、悪臭(例えばタバコの煙、
体臭、食品臭など)を有する衣類を下記のように処理す
る。例IIIのステップ1を省略する。衣類を、シートお
よび蒸気透過性ナイロンバッグを用いて熱風衣類乾燥機
で、例IIIのステップ2に開示された手法により処理す
る。こうすると、悪臭は衣類から除かれている。
前記はAS界面活性剤を用いた本タイプの組成物につい
て説明している。改善されたクリーニング性能はMgAES
および、相安定性の減少が少しあるかもしれないが、ア
ミンオキシド界面活性剤を用いて得られる。そのため、
約2〜3%BPPの水性組成物はMgAES界面活性剤を用いて
安定化させることができる。しかしながら、4%以上の
BPPを含有した組成物では、業者はAS界面活性剤を含有
させたがる。界面活性剤の量およびブレンドは、業者に
より望まれる温度依存的相安定性の程度に依存すること
になる。以下では、本発明で有用な、MgAESおよび混合M
gAES/AS組成物と、場合によりアミンオキシド界面活性
剤について示している。
上記組成物は全体布帛クリーニング/リフレッシュプ
ロセスで本明細書に開示されたように用いられる。優れ
た性能は比較的高価な1,2−オクタンジオールのような
他の成分に頼らないでも得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル、ピーター、シクロシ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナ チ、ボビィ、レイン、7299 (56)参考文献 特開 昭63−146998(JP,A) 特開 昭64−38499(JP,A) 特開 平3−41200(JP,A) 特開 平2−147700(JP,A) 特開 平2−147695(JP,A) 特表 平11−502885(JP,A) 特表 平11−502888(JP,A) 特表 平11−502886(JP,A) 特表 平11−502887(JP,A) 欧州特許出願公開334463(EP,A 1) 米国特許5238587(US,A) 米国特許4124542(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 17/08 C11D 1/16 C11D 3/20 C11D 3/43 D06L 1/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ブトキシプロポキシプロパノールま
    たは他のアルコキシル化アルコキシプロパノール溶媒 (b)水 (c)場合により、少量のノニオン性界面活性剤、およ
    び (d)有効な相安定化量の、アルキルサルフェート界面
    活性剤、アルキルエトキシサルフェート界面活性剤およ
    びそれらの混合物からなる群より選択されるメンバー を含んでなる、相安定性液体布帛リフレッシュおよびク
    リーニング組成物。
  2. 【請求項2】4重量%以内のブトキシプロポキシプロパ
    ノールと、2重量%以内のアルキルサルフェート界面活
    性剤を含んでいる、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】4重量%のブトキシプロポキシプロパノー
    ルと、0.4重量%以内のアルキルサルフェートを含んで
    いる、請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】2重量%以内のマグネシウムアルキルエト
    キシサルフェート界面活性剤またはその混合物を含んで
    いる、請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】アミンオキシド界面活性剤を更に含んでい
    る、請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】布帛を請求項1に記載された組成物と接触
    させることにより、布帛をクリーニングまたはリフレッ
    シュするための方法。
  7. 【請求項7】クリーニング器具を用いて行われる、請求
    項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】熱風衣類乾燥機で行われる、請求項6に記
    載の方法。
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