JP2004313071A - 揚げ物食品及びその製造方法並びに揚げ物食品用のソース及びその製造方法 - Google Patents

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和代 小原
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Abstract

【課題】芋を主材とした揚げ物食品とその製造方法並びに揚げ物食品用のソースとその製造方法を提供する。
【解決手段】輪切りにした芋を圧力鍋に入れ数分間加熱し、沸騰したら弱火にして数分間加熱し、その後数分間蒸す。一方、ミックス小麦粉、牛乳を混練し、卵、砂糖を加えてころもを作る。前記蒸した芋を前記ころもにからませパン粉をつけサラダ油で揚げて作成した揚げ物食品と、粉状とした黒砂糖を湯に入れ、これに粗目砂糖を加えて中火で煮込み、とろみが出てきたところで少量の塩を加えて火を消し、ゆっくり冷まして作成した揚げ物食品用のソース。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【特許文献1】
特開平8−84572号公報
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、さつま芋等の芋類を主材とした揚げ物食品及びその製造方法及びこれを食するためのソース及びその製造方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
さつま芋等の芋類は、ビタミンの含有量が多く、かつ整腸作用を有するヘルシーな食品であることはよく知られており、古来から一般家庭において良く食されてきた。
【0004】
そして、その食べ方としては、煮る、或いは蒸かす、更には天麩羅にする等が一般的である。しかし、これら従来の一般的な食べ方では、殆どさつま芋等の芋類自体の味だけしかしないため食味の点において物足りない感じがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者はこの点について鋭意実験研究した結果、さつま芋に適宜な処理を施し、その上で特殊なころもをからませ、これを揚げてカツにすると食味が大幅に向上することを知見した。また、カツは、従来一般的にその材料として例えば上記特許文献1に示す如き豚肉や、この他牛肉、鳥肉、更には玉ねぎ等の野菜も用いられるが、従来においてさつま芋をカツにした例はなく、また特殊なころもをからませて食味を向上させた揚げ物食品は存在しなかった。
【0006】
そこで本発明は、上記の如きさつま芋に適宜な処理を施し、その上で特殊なころもをからませ、これを揚げて得られる食味が一段と向上したさつま芋を主材としたカツからなる揚げ物食品及びその製造方法と、この食品にかけて食することにより、より一層おいしく食することができるようにした揚げ物食品用のソース及びその製造方法を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る揚げ物食品の製造方法は、芋を適宜の厚さで輪切りにし、この輪切りにした芋を圧力鍋に入れ強火で数分間加熱し、沸騰した後弱火にして数分間加熱し、その後火を消して数分間蒸す一方、この芋の量に対して所要の割合でミックス小麦粉と牛乳を混練した後卵、砂糖を加えてころもを作り、前記蒸した芋を前記ころもにからませた後パン粉をつけ、油で揚げたことを特徴とする。
【0008】
また、上記の揚げ物食品の製造方法において、芋に施す処理として、上記のように芋を蒸す代わりに天麩羅油等で揚げることにより製造することもできる。
【0009】
また、本発明に係る揚げ物食品は、適宜の厚さで輪切りにして蒸すことによりあるいは揚げることにより処理した芋と、ミックス小麦粉、牛乳、卵、砂糖からなるころもと、パン粉からなり、前記処理した芋の表面に前記ころもとパン粉をつけて揚げたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る揚げ物食品用のソースの製造方法は、黒砂糖をすって粉状とし、この粉状とした黒砂糖を湯に入れ、これに所要量の粗目砂糖を加えて所定の時間中火で煮込み、とろみが出てきたところで少量の塩を加えて火を消し、徐々に冷ましたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る揚げ物食品用ソースは、すって粉状とした黒砂糖と、所要量の粗目砂糖と、少量の塩からなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明では、さつま芋を材料として説明するが、これに限らず他の芋類を使用することもできる。
まず、さつま芋を主材とした揚げ物食品について説明すると、その材料と製造過程は次の通りである。
1.さつま芋を約1cmの厚さで輪切りにする。
2.輪切りにしたさつま芋を圧力鍋に入れ、強火で約4分間加熱し、沸騰したら弱火にして約3分間加熱する。その後火を消して約4分間蒸し続ける状態とする。これによりさつま芋の処理を完了する。
この処理は、次のさつま芋を揚げる過程で、さつま芋を短い時間で揚げるために行うものである。すなわち揚げる時間が長くなると、ころもが黒く変色し、見た目に商品価値が下がると共に、味も悪くなってくるためである。
したがって、この処理は、上述した例のほかに、輪切りにしたさつま芋を天麩羅油等で揚げて処理することもできる。この方法は蒸す方法に比べて処理時間が早くなるというメリットがある。
3.400gのさつま芋に対してミックス小麦粉220g、牛乳100ccを加え、容器内で充分に混練する。その後卵1個、砂糖40gを加えてころもを作る。また、このとき適当な香辛料を加えて好みの風味にすることもできる。例えばカレー粉を80g程度加えると、カレーの香りとカレー風味を備えた仕上がりとなる。
4.前記蒸したさつま芋あるいは揚げたさつま芋を、前記ころもにからませた後、パン粉をつける。
5.最後に160℃〜180℃の温度に設定したサラダ油できつね色になるまで揚げる。これにより全工程を完了する。
【0013】
このようにして製造したさつま芋を主材とした揚げ物食品は、表面が狐色であるため小さなトンカツのように見える。そして調味料等を使わずにこのままの状態で食べることができる。ころものパリパリとした感覚とさつま芋のサクサクとした歯ざわりがマッチして、甘味を備えたくせのない豊かな食感が得られる。この食感は製造後、少なくとも約半日間保たれる。
このさつま芋を主材としたカツは、上記以外の食べ方として好みの調味料を用いることはもちろん可能である。
【0014】
次にこのさつま芋を主材とした揚げ物食品を食するために創作された、揚げ物食品用のソースについて説明する。その材料と製造過程は、次のとおりである。
1.黒砂糖50gをすり鉢で粉状になるまですりこむ。
2.粉状になった黒砂糖を150ccの水又は湯に入れ、更に粗目砂糖10gを加えて約5分間中火で煮込む。
3.とろみが出てきたところで少量の塩を加えて火を消し、ボールによって冷たい水の中でゆっくりと冷ます。これにより全工程を完了する。
【0015】
このようにして製造した揚げ物食品用のソースを上記さつま芋を主材とした揚げ物食品にかけて食すると、上述した食感と相まって、黒砂糖のかもし出すコクのある独特な風味が食品に高級感を与えるのである。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係る揚げ物食品によれば、さつま芋等の芋類の本来の味に、特殊なころもによって甘味や上品な味わいあるいは香辛料の風味が加わり、従来の食べ方による場合に比して一段と食味が向上し美味となり、食欲も増すのである。
【0017】
また、本発明に係る揚げ物食品用のソースは、これを揚げたての揚げ物食品にかけて食することにより、黒砂糖の風味をも加味して味わうことができ、より一層おいしく食することができるという効果を奏するものである。

Claims (5)

  1. 芋を適宜の厚さで輪切りにし、この輪切りにした芋を圧力鍋に入れ強火で数分間加熱し、沸騰した後弱火にして数分間加熱し、その後火を消して数分間蒸す一方、この芋の量に対して所要の割合でミックス小麦粉と牛乳を混練した後卵、砂糖を加えてころもを作り、前記蒸した芋を前記ころもにからませた後パン粉をつけ、油で揚げた揚げ物食品の製造方法。
  2. 芋を適宜の厚さで輪切りにし、この輪切りにした芋を揚げる一方、この芋の量に対して所要の割合でミックス小麦粉と牛乳を混練した後卵、砂糖を加えてころもを作り、前記揚げた芋を前記ころもにからませた後パン粉をつけ、油で揚げた揚げ物食品の製造方法。
  3. 適宜の厚さで輪切りにして蒸すことによりあるいは揚げることにより処理した芋と、ミックス小麦粉、牛乳、卵、砂糖からなるころもと、パン粉からなり、前記処理した芋の表面に前記ころもとパン粉をつけて揚げた揚げ物食品。
  4. 黒砂糖をすって粉状とし、この粉状とした黒砂糖を湯に入れ、これに所要量の粗目砂糖を加えて所定の時間中火で煮込み、とろみが出てきたところで少量の塩を加えて火を消し、徐々に冷ました揚げ物食品用のソースの製造方法。
  5. すって粉状とした黒砂糖と、所要量の粗目砂糖と、少量の塩からなる揚げ物食品用のソース。
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