JP2004295075A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】ズームレンズの小型化、薄型化を図る。
【解決手段】物体側から像面側に向けて順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群I、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群II、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群IIIを備え、第2レンズ群及び第3レンズ群の移動により広角端から望遠端の変倍及び変倍に伴う像面変動を補正するズームレンズにおいて、第1レンズ群Iは、物体側から順に配列された負の屈折力を有する単一の第1レンズ1,光路を変えると共に負の屈折力を有するプリズム2からなり、第2レンズ群は単一の第2レンズ3からなり、第3レンズ群は単一の第3レンズ4からなる。これにより、レンズ系全長が短くなり、薄型で小型のズームレンズが達成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CCD、CMOS等の撮像素子を備えたデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等に適用されるズームレンズに関し、特に携帯電話機、携帯情報端末機(PDA)等に搭載される小型のデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等に好適なズームレンズに関する。
近年においては、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等に用いられる撮像素子の著しい技術進歩により、小型のCCD等が開発されており、それに伴って、使用される光学系としても小型化、軽量化が要望されている。
特に、携帯電話機、携帯情報端末機(PDA)等は、小型化、薄型化が強く要求されており、それ故にそれらに搭載される光学系としても小型で、薄型にする必要がある。
一方、従来の携帯電話機、携帯情報端末機等に搭載されている光学系としては、それらの筐体の奥行きが浅い(薄い)こともあって、光学系自体がそれ程大きくなく、小型化、薄型化に対応できる単焦点レンズが搭載されていた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、被写体光の進入方向において、最も被写体寄りの位置にプリズムを配置し、被写体光の進行方向を直角に変更する光学系が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平11−069214号公報 特開2002−290523号公報 特開平09−211287号公報
ところで、情報技術の発達(IT化)とそれに伴う市場要求等により、携帯電話機、携帯情報端末機等の小型化、薄型化を図りつつも、単に単焦点による撮影だけではなく、被写体に応じて広角(短焦点)〜望遠(長焦点)までの変倍撮影が可能な光学系(ズームレンズ)が要求されている。また、プリズムを用いた従来の光学系では、プリズムを通過した下流側でのレンズ群の数が多く、撮像素子に至るまでのレンズ系の全長が長くなっていた。
したがって、携帯電話機、携帯情報端末機(PDA)、携帯型パーソナルコンピュータ等の奥行きが浅く、しかも幅方向にも制約を受ける空間内に、容易に収容できるようなレンズ構成をなす小型で全長の短いズームレンズとして、好ましいものが無かった。
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、
レンズの構成枚数が少なく、小型化、薄型化、軽量化等が図れ、携帯電話機、携帯情報端末機等に搭載されるのに適した光学性能の高いズームレンズを提供することにある。
本発明のズームレンズは、物体側から像面側に向けて順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群とを備え、第2レンズ群及び第3レンズ群の移動により短焦点端から長焦点端の変倍及び変倍に伴う像面変動を補正するズームレンズであって、上記第1レンズ群は、物体側から順に配列された負の屈折力を有する単一の第1レンズと光路を変えると共に負の屈折力を有するプリズムとからなり、上記第2レンズ群は単一の第2レンズからなり、上記第3レンズ群は単一の第3レンズからなる、ことを特徴としている。
この構成によれば、第2レンズ群と第3レンズ群とが光軸方向において相対的に移動することで、短焦点端〜長焦点端の範囲での変倍動作及びこの変倍に伴う像面変動の補正が行われる。また、ズームレンズの奥行き寸法は、第1レンズ群(単一のレンズ及びプリズム)に物体光(被写体光)が進入する方向の寸法であり、撮影時及び非撮影時に拘わらず一定であるため薄型化が達成され、又、プリズムを通過した後の第2レンズ群及び第3レンズ群の構成もそれぞれ単一のレンズからなる簡単な構成であるため、レンズ系全長が短くなり、小型のズームレンズが達成される。
上記構成において、第1レンズは非球面を有する、構成を採用できる。
この構成によれば、歪曲収差が補正されて、良好な光学特性が得られる。
上記構成において、第1レンズの非球面は曲率半径が小さい方の面に形成されている、構成を採用できる。
この構成によれば、歪曲収差をより良好に補正することができる。
上記構成において、第3レンズは両面に非球面を有する、構成を採用できる。
この構成によれば、球面収差を良好に補正できると共に、レンズ系の全長を短くすることができる。
上記構成において、第3レンズは樹脂材料により形成されている、構成を採用できる。
この構成によれば、非球面の加工が簡単に行え、コストを低減でき、軽量化できる。
上記構成において、第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2、第1レンズのアッベ数をν1とするとき、
(1)0.8<│f1/f2│<1.5、
(2)ν1>40、
を満足する、構成を採用できる。
この構成によれば、歪曲収差、非点収差、倍率色収差等の諸収差を良好に補正することができる。
上記構成において、第1レンズ群の焦点距離をf1、短焦点端におけるレンズ全系の焦点距離をfwとするとき、
(3)0.2<│fw/f1│<0.4、
を満足する、構成を採用できる。
この構成によれば、歪曲収差、非点収差等を良好に補正することができ、又、短焦点端での最外角入射光線が光軸に近づくため第1レンズを小径化でき、それ故にズームレンズを小型化できる。
上記のように、本発明のズームレンズによれば、小型化、薄型化、軽量化、低コスト化等が行え、携帯電話機、携帯情報端末機等に好適なズームレンズを得ることができる。特に、撮影時及び非撮影時においてレンズ系全長を22mm以下の寸法にでき、小型、薄型で、諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズを得ることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係るズームレンズの一実施形態を示すものである。このズームレンズにおいては、図1に示すように、光軸方向L1,L2に沿って物体側から像面側に向けて、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群(I)と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群(II)と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群(III)とが、順次に配列されている。
第1レンズ群(I)は、物体側から順に配置された、負の屈折力を有する単一の第1レンズ1と、光路を変えると共に負の屈折力を有するプリズム2とにより形成されている。第2レンズ群(II)は、正の屈折力を有する単一の第2レンズ3により形成されている。第3レンズ群(III)は、正の屈折力を有する単一の第3レンズ4により形成されている。そして、第1レンズ1、プリズム2、第3レンズ4は樹脂材料により形成され、第2レンズ3はガラス材料又は樹脂材料により形成される。このように、樹脂材料により形成されたものについては、軽量化、低コスト化が行える。
また、上記の配列構成において、第3レンズ群(III)の第3レンズ4の後方には、赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ等のガラスフィルタ5が配置され、その後方にCCD等の像面Pが配置されることになる。
さらに、第1レンズ群(I)において、プリズム2の直後には、開口絞り6が配置されている。第2レンズ群(II)において、第2レンズ3の直前と直後には、開口絞り7及び開口絞り8が配置されている。尚、開口絞り8は必ずしも必要ではない。第3レンズ群(III)において、第3レンズ4の直前には、開口絞り9が配置されている。
そして、開口絞り7,8は第2レンズ群(II)と一体的に移動し、開口絞り9は第3レンズ群(III)と一体的に移動するようになっている。
ここで、開口絞り6は、短焦点側での光軸周辺における倍率色収差等を良好に補正することができる。また、開口絞り7は、所望のFナンバーを適宜設定するためのものである。開口絞り8は、必要に応じて配置することで、コマ収差等を良好に補正することができる。さらに、開口絞り9は、長焦点側での諸収差を良好に補正することができる。
上記構成において、第2レンズ群(II)と第3レンズ群(III)とが光軸方向L2において相対的に移動して変倍動作を行っても、プリズム2とガラスフィルタ5(又は像面S)との間の距離は一定であり、しかも第2レンズ3と第3レンズ4との2枚のレンズ構成故に、光軸方向L2における配置スペースが制限される携帯電話機、携帯情報端末機等への搭載が容易になる。
ここで、第1レンズ群(I)の焦点距離はf1、第2レンズ群(II)の焦点距離はf2、短焦点端におけるレンズ全系の焦点距離はfw、長焦点端におけるレンズ全系の焦点距離はft、中間領域におけるレンズ全系の焦点距離はfmで表わされる。また、第1レンズ1、プリズム2、開口絞り6、開口絞り7、第2レンズ3、開口絞り8、開口絞り9、第3レンズ4、ガラスフィルタ5においては、図1に示すように、それぞれの面をSi(i=1〜14)、それぞれの面Siの曲率半径をRi(i=1〜14)、第1レンズ1、プリズム2、第2レンズ3、第3レンズ4、ガラスフィルタ5のd線に対する屈折率をNi及びアッベ数をνi(i=1〜5)で表す。さらに、第1レンズ1〜ガラスフィルタ5までのそれぞれの光軸方向L1,L2における間隔(厚さ、空気間隔)をDi(i=1〜13)、ガラスフィルタ5〜像面PまでのバックフォーカスをBFで表す。
第1レンズ群(I)において、第1レンズ1は、物体側の面S1が凸面に形成されかつ像面側の面S2が凹面に形成されたメニスカス状のレンズである。また、プリズム2は、負の屈折力を有するように、物体側の面S3が凸面に形成されかつ像面側の面S4が凹面に形成されている。
そして、プリズム2により、被写体光の入射光軸L1は略直角な方向L2に変えられるため、第1レンズ群(I)すなわちズームレンズの入射光軸L1方向における奥行き寸法を小さくでき、薄型化が行える。
ここで、第1レンズ1においては、像面側に位置する曲率半径の小さい面S2が、非球面に形成されてもよい。これにより、諸収差、特に歪曲収差を良好に補正することができる。尚、この非球面が、周辺部に向かうに連れて負の屈折力が弱くなるように形成されれば、歪曲収差等をさらに容易に補正することができる。
第2レンズ群(II)において、第2レンズ3は、正の屈折力を有するように、物体側の面S6及び像面側の面S7が共に凸面に形成された両凸レンズである。ここで、物体側の面S6は、非球面に形成されてもよい。これにより、諸収差、特に球面収差を良好に補正することができる。
第3レンズ群(III)において、第3レンズ4は、正の屈折力を有するように、物体側の面S11及び像面側の面S12が共に凸面に形成された両凸レンズである。ここで、面S11及び面S12は共に非球面に形成されている。これにより、諸収差、特に球面収差、非点収差、コマ収差等の諸収差を良好に補正することができ、又、光軸方向L2における全長を短くできる。
ここで、第レンズ1、第2レンズ3、第3レンズ4に形成する非球面を表す式は、次式で規定される。
Z=Cy/[1+(1−εC1/2]+Dy+Ey+Fy+Gy10+Hy12
ただし、Z:非球面の頂点における接平面から,光軸L(L1,L2)からの高さがyの非球面上の点までの距離、y:光軸からの高さ、C:非球面の頂点における曲率(1/R)、ε:円錐定数、D,E,F,G,H:非球面係数である。
また、上記構成においては、第1レンズ群(I)の焦点距離f1及び第2レンズ群(II)の焦点距離f2が下記条件式(1)、第1レンズ1のアッベ数ν1が下記条件式(2)、短焦点端におけるレンズ全系の焦点距離fw及び第1レンズ群(I)の焦点距離f1が下記条件式(3)、
(1)0.8<│f1/f2│<1.5、
(2)ν1>40、
(3)0.2<│fw/f1│<0.4、
を満足するように構成されている。
条件式(1)は、第1レンズ群(I)と第2レンズ群(II)との適切な焦点距離の比を定めたものであり、│f1/f2│の値が、上限を超えると倍率色収差の補正が困難になり、下限を超えると歪曲収差及び非点収差の補正が困難になり、良好な光学特性が得られない。したがって、条件式(1)を満たすように形成することで、諸収差が補正されて良好な光学特性が得られると共に、小型化を達成することができる。
条件式(2)は、倍率色収差の補正に関するものであり、この条件式(2)を満たすように形成することで、倍率色収差を良好に補正することができる。
条件式(3)は、短焦点端におけるレンズ全系と第1レンズ群との適切な焦点距離の比を定めたものであり、│fw/f1│の値が、上限を超えると歪曲収差及び非点収差の補正が困難になり、下限を超えると短焦点端での最外角入射光線が光軸から離れるため、第1レンズ1の外径が大きくなり、小型化が図れない。したがって、条件式(3)を満たすように形成することで、歪曲収差、非点収差等の諸収差を良好に補正することができ、又、ズームレンズの小径化、小型化が達成される。
上記構成からなる実施形態の具体的な数値による実施例を、実施例1として以下に示す。実施例1における主な仕様諸元は表1に、種々の数値データ(設定値)は表2に、非球面に関する数値データは表3に、短焦点端,中間位置,長焦点端におけるレンズ全系の焦点距離f(短焦点端fw、中間位置fm、長焦点端ft)と軸上面間隔D5,D9,D12に関する数値データは表4にそれぞれ示される。
この実施例においては、第2レンズ3がガラス材料により形成され、物体側の面S7には非球面を設けず、開口絞り8を設けた構成となっている。また、条件式(1),(2),(3)の数値データは、│f1/f2│=1.275、ν1=56.4、│fw/f1│=0.33、となる。
また、短焦点端、中間位置、長焦点端における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディスト−ション)、倍率色収差に関する収差線図は、図2、図3、図4に示されるような結果となる。尚、図2ないし図4、並びに後述する図6ないし図8、図10ないし図12において、dはd線による収差、FはF線による収差、cはc線による収差をそれぞれ示し、又、SCは正弦条件の不満足量を示し、DSはサジタル平面での収差、DTはメリジオナル平面での収差を示す。
Figure 2004295075
Figure 2004295075
Figure 2004295075
Figure 2004295075
以上の実施例1においては、レンズ系全長(第1レンズ1の前面S1〜像面P)が21.48mm(一定)、バックフォーカス(空気換算)が3.62mm(短焦点)〜2.99mm(中間)〜2.51mm(長焦点)、Fナンバーが2.90(短焦点)〜3.68(中間)〜4.21(長焦点)、画角(2ω)が68.4°(短焦点)〜45.0°(中間)〜35.1°(長焦点)となり、薄型で、全長が短い、諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズが得られる。
図5は、本発明に係るズームレンズの他の実施形態を示す基本構成図である。このズームレンズにおいては、第2レンズ3も樹脂材料により形成され、物体側の面S7に非球面が設けられ、開口絞り8が廃止され、第1レンズ1〜第3レンズ4の仕様が変更された以外は、前述の実施形態と同様の構成をなす。
尚、第1レンズ1、プリズム2、開口絞り6、開口絞り7、第2レンズ3、開口絞り9、第3レンズ4、ガラスフィルタ5においては、図5に示すように、それぞれの面をSi(i=1〜13)、それぞれの面Siの曲率半径をRi(i=1〜13)で表す。
上記構成からなる実施形態の具体的な数値による実施例を、実施例2として以下に示す。実施例2における主な仕様諸元は表5に、種々の数値データ(設定値)は表6に、非球面に関する数値データは表7に、短焦点端,中間位置,長焦点端におけるそれぞれのレンズ全系の焦点距離f(短焦点端fw、中間位置fm、長焦点端ft)と軸上面間隔D5,D8,D11に関する数値データは表8にそれぞれ示される。この実施例において、条件式(1),(2),(3)の数値データは、│f1/f2│=1.206、ν1=56.4、│fw/f1│=0.37、となる。また、短焦点端、中間位置、長焦点端における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディスト−ション)、倍率色収差に関する収差線図は、図6、図7、図8に示されるような結果となる。
Figure 2004295075
Figure 2004295075
Figure 2004295075
Figure 2004295075
以上の実施例2においては、レンズ系全長(第1レンズ1の前面S1〜像面P)が21.67mm(一定)、バックフォーカス(空気換算)が3.92mm(短焦点)〜3.59mm(中間)〜3.65mm(長焦点)、Fナンバーが2.87(短焦点)〜3.57(中間)〜3.98(長焦点)、画角(2ω)が68.4°(短焦点)〜45.1°(中間)〜35.4°(長焦点)となり、小型、薄型で諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズが得られる。
図9は、本発明に係るズームレンズのさらに他の実施形態を示す基本構成図である。このズームレンズにおいては、第2レンズ3として、物体側の面S7の曲率半径R7と像面側の面S8の曲率半径R8とが同一の両凸レンズが採用され、開口絞り7の位置が変更され、第1レンズ1、第3レンズ4及びプリズム2の仕様が変更された以外は、図1に示す実施形態と同様の構成をなす。
上記構成からなる実施形態の具体的な数値による実施例を、実施例3として以下に示す。実施例3における主な仕様諸元は表9に、種々の数値データ(設定値)は表10に、非球面に関する数値データは表11に、短焦点端,中間位置,長焦点端におけるそれぞれのレンズ全系の焦点距離f(短焦点端fw、中間位置fm、長焦点端ft)と軸上面間隔D5,D9,D12に関する数値データは表12にそれぞれ示される。この実施例において、条件式(1),(2),(3)の数値データは、│f1/f2│=1.249、ν1=56.4、│fw/f1│=0.312、となる。また、短焦点端、中間位置、長焦点端における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディスト−ション)、倍率色収差に関する収差線図は、図10、図11、図12に示されるような結果となる。
Figure 2004295075
Figure 2004295075
Figure 2004295075
Figure 2004295075
以上の実施例3においては、レンズ系全長(第1レンズ1の前面S1〜像面P)が21.096mm(一定)、バックフォーカス(空気換算)が3.38mm(短焦点)〜2.79mm(中間)〜2.59mm(長焦点)、Fナンバーが2.87(短焦点)〜3.59(中間)〜4.18(長焦点)、画角(2ω)が65.5°(短焦点)〜43.5°(中間)〜32.5°(長焦点)となり、小型、薄型で諸収差が良好に補正された光学性能の高いズームレンズが得られる。
以上述べたように、本発明のズームレンズは、撮像素子を備えたデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の変倍レンズ光学系として適用されるのは勿論のこと、特に携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯情報端末機(PDA)等に搭載されるデジタルカメラの変倍レンズ光学系として好適に利用される。
本発明に係るズームレンズの一実施形態を示す構成図である。 実施例1に係るズームレンズにおいて、短焦点端での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の各収差図を示す。 実施例1に係るズームレンズにおいて、中間位置での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の各収差図を示す。 実施例1に係るズームレンズにおいて、長焦点端での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の各収差図を示す。 本発明に係るズームレンズの他の実施形態を示す構成図である。 実施例2に係るズームレンズにおいて、短焦点端での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の各収差図を示す。 実施例2に係るズームレンズにおいて、中間位置での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の各収差図を示す。 実施例2に係るズームレンズにおいて、長焦点端での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の各収差図を示す。 本発明に係るズームレンズのさらに他の実施形態を示す構成図である。 実施例3に係るズームレンズにおいて、短焦点端での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の各収差図を示す。 実施例3に係るズームレンズにおいて、中間位置での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の各収差図を示す。 実施例3に係るズームレンズにおいて、長焦点端での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の各収差図を示す。
符号の説明
I 第1レンズ群
II 第2レンズ群
III 第3レンズ群
1 第1レンズ(第1レンズ群)
2 プリズム(第1レンズ群)
3 第2レンズ(第2レンズ群)
4 第3レンズ(第3レンズ群)
5 ガラスフィルタ
6,7,8,9 開口絞り
D1〜D13 光軸上の面間隔
P 撮像面
R1〜R14 曲率半径
S1〜S14 面
BF バックフォーカス

Claims (7)

  1. 物体側から像面側に向けて順に、
    全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群とを備え、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群の移動により短焦点端から長焦点端の変倍及び変倍に伴う像面変動を補正するズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に配列された、負の屈折力を有する単一の第1レンズと、光路を変えると共に負の屈折力を有するプリズムと、からなり、
    前記第2レンズ群は、単一の第2レンズからなり、
    前記第3レンズ群は、単一の第3レンズからなる、
    ことを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズは、非球面を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズの非球面は、曲率半径が小さい方の面に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載のズームレンズ。
  4. 前記第3レンズは、両面に非球面を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のズームレンズ。
  5. 前記第3レンズは、樹脂材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のズームレンズ。
  6. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第1レンズのアッベ数をν1とするとき、
    (1)0.8<│f1/f2│<1.5、
    (2)ν1>40、
    を満足する、
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載のズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、短焦点端におけるレンズ全系の焦点距離をfwとするとき、
    (3)0.2<│fw/f1│<0.4、
    を満足する、
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載のズームレンズ。

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