JP2004283540A - 自力開口する薬包 - Google Patents
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Abstract
【課題】封を切ると共に樹脂フィルムの復元力により薬包が自力開口する。
【解決手段】略半分に折り曲げた長方形の樹脂フィルムの背と平行な縁を大略90°に外曲げするか、または90°の角に丸みをつけるかして背を造形し、縁を曲げた2つの背を伸ばして平面化し、残る4つの縁を表裏接着する。
【選択図】 図1
【解決手段】略半分に折り曲げた長方形の樹脂フィルムの背と平行な縁を大略90°に外曲げするか、または90°の角に丸みをつけるかして背を造形し、縁を曲げた2つの背を伸ばして平面化し、残る4つの縁を表裏接着する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬の服用者が封を切って薬をとり出すのに手間どらぬ自力開口薬包及びその製作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の薬包は、一方に口が開いている長方形の包みを平たく畳んだもので、薬局で薬包に薬を入れた後はこの口を熱接着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の薬包は、封を切っても口は平たく畳まれたまま開かず、指先をもじもじさせて開くに手間どった。特に医薬に頼る者に老人が多くを占め開口に手間どることは多かった。
【0004】
本発明は、封を切った薬包を開くに手間どることなく、封を切ると共に自力開口するようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の薬包においては長方形の合成樹脂フィルムを略2つ折りにして曲げ、曲げた背に平行なフィルム縁をそれぞれ外に略90°に折り、または角に丸みをつけて折り曲げ造形し、折って成る第2、第3の背を平たく伸ばし、3つの背に隣接する4つの縁を表裏接着したものである。
【0006】
上記3つの背による復元力を補って、フィルムを略2つ折りにして成る表裏2面もそれぞれ内側に湾曲造形して薬包を平たく畳んだ際の復元性をもたせると効果的である。
【0007】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1〜図3において、長方形の合成樹脂フィルムを略半分に折り曲げた際の背(1)と、背(1)と相対する2つのフィルム縁を大略90°に外曲げ造形した場合の背(10、11)を有し、この背(10、11)を伸ばして復元力をもつ平面(2、3、4、5)とし、残った4つの縁(6、7、8、9)を表裏接着する。次に開封のための裂き口(15)を入れる。
【0008】
図4において、大略90°に外曲げ造形した背(10、11)の代りに、丸みをもった背(13、14)を造形する。
【0009】
図5、図6において、背20または背23によってそれぞれ2分されたフィルム面を内側に湾曲造形(16、17)または(18、19)する。
【0010】
これ等の薬包は隣接する薬包と背、縁を連ねて多数の連続薬包となる。
【0011】
【発明の効果】
本発明は上述のとおり構成されているので次記の効果をもつ。
【0012】
長方形の樹脂フィルムを略2つ折りした背の復元力だけなら薬包を自力開口する力は全くない。2つ折りした際の背と平行な2つの縁を外曲げ造形して成る背を合わせて3つの復元力なら、薬包は十分に自力開口し1年以上に亘って開口効果は失われない。こうして体の弱った老人でも薬包の封を切ると共に自力開口して手間どることもなく、もじもじして口を開こうとする面倒さもなくなる。
【0013】
上記3つの背による復元力を補うため、フィルムを2つ折りして成る表裏2面をそれぞれ内側に湾曲造形すると、畳んだ薬包がさらに復元開口する。
【図面の簡単な説明】
【図1】開封した薬包の斜視図である。
【図2】2つの縁を大略90°曲げる実施例を示す斜視図である。
【図3】薬包を作り上げる直前の実施例を示す斜視図である。
【図4】90°外曲げに代る丸みをつけた背の斜視図である。
【図5】樹脂フィルム2つ折りの2面をそれぞれ内側に曲げた実施例斜視図である。
【図6】樹脂フィルム2つ折りの2面をそれぞれ内側に曲げた実施例斜視図である。
【符号の説明】
1、10、11、13、14、20、21、22、23、24、25 背
2、3,4、5 平面
6、7、8、9 縁
12 開口
16、17、18、19 湾曲面
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬の服用者が封を切って薬をとり出すのに手間どらぬ自力開口薬包及びその製作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の薬包は、一方に口が開いている長方形の包みを平たく畳んだもので、薬局で薬包に薬を入れた後はこの口を熱接着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の薬包は、封を切っても口は平たく畳まれたまま開かず、指先をもじもじさせて開くに手間どった。特に医薬に頼る者に老人が多くを占め開口に手間どることは多かった。
【0004】
本発明は、封を切った薬包を開くに手間どることなく、封を切ると共に自力開口するようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の薬包においては長方形の合成樹脂フィルムを略2つ折りにして曲げ、曲げた背に平行なフィルム縁をそれぞれ外に略90°に折り、または角に丸みをつけて折り曲げ造形し、折って成る第2、第3の背を平たく伸ばし、3つの背に隣接する4つの縁を表裏接着したものである。
【0006】
上記3つの背による復元力を補って、フィルムを略2つ折りにして成る表裏2面もそれぞれ内側に湾曲造形して薬包を平たく畳んだ際の復元性をもたせると効果的である。
【0007】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1〜図3において、長方形の合成樹脂フィルムを略半分に折り曲げた際の背(1)と、背(1)と相対する2つのフィルム縁を大略90°に外曲げ造形した場合の背(10、11)を有し、この背(10、11)を伸ばして復元力をもつ平面(2、3、4、5)とし、残った4つの縁(6、7、8、9)を表裏接着する。次に開封のための裂き口(15)を入れる。
【0008】
図4において、大略90°に外曲げ造形した背(10、11)の代りに、丸みをもった背(13、14)を造形する。
【0009】
図5、図6において、背20または背23によってそれぞれ2分されたフィルム面を内側に湾曲造形(16、17)または(18、19)する。
【0010】
これ等の薬包は隣接する薬包と背、縁を連ねて多数の連続薬包となる。
【0011】
【発明の効果】
本発明は上述のとおり構成されているので次記の効果をもつ。
【0012】
長方形の樹脂フィルムを略2つ折りした背の復元力だけなら薬包を自力開口する力は全くない。2つ折りした際の背と平行な2つの縁を外曲げ造形して成る背を合わせて3つの復元力なら、薬包は十分に自力開口し1年以上に亘って開口効果は失われない。こうして体の弱った老人でも薬包の封を切ると共に自力開口して手間どることもなく、もじもじして口を開こうとする面倒さもなくなる。
【0013】
上記3つの背による復元力を補うため、フィルムを2つ折りして成る表裏2面をそれぞれ内側に湾曲造形すると、畳んだ薬包がさらに復元開口する。
【図面の簡単な説明】
【図1】開封した薬包の斜視図である。
【図2】2つの縁を大略90°曲げる実施例を示す斜視図である。
【図3】薬包を作り上げる直前の実施例を示す斜視図である。
【図4】90°外曲げに代る丸みをつけた背の斜視図である。
【図5】樹脂フィルム2つ折りの2面をそれぞれ内側に曲げた実施例斜視図である。
【図6】樹脂フィルム2つ折りの2面をそれぞれ内側に曲げた実施例斜視図である。
【符号の説明】
1、10、11、13、14、20、21、22、23、24、25 背
2、3,4、5 平面
6、7、8、9 縁
12 開口
16、17、18、19 湾曲面
Claims (3)
- 長方形の合成樹脂フィルムをほぼ半分に折り曲げた際の復元力をもつ背(1)と、背(1)に平行なフィルム縁を大略90°に外曲げ造形した際の背(10、11)を有し、この背(10、11)を伸ばして復元力をもつ平面(2、3、4、5)とし、残った4つの縁(6、7、8、9)を表裏接着した服薬まえ開封と共に自力開口(12)する薬包。
- 大略90°に外曲げ造形した背(10、11)の代りに、丸みをもった背(13、14)を造形して成る請求項1記載の自力開口する薬包。
- フィルムの背(20)から背(21、22)に及ぶ表裏2面、または背(23)から背(24、25)に及ぶ表裏2面を、それぞれ内側に湾曲造形(16、17)または(18、19)して成る請求項1、2記載の自力開口する薬包。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003124556A JP2004283540A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 自力開口する薬包 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003124556A JP2004283540A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 自力開口する薬包 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004283540A true JP2004283540A (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=33296722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003124556A Pending JP2004283540A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 自力開口する薬包 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004283540A (ja) |
-
2003
- 2003-03-24 JP JP2003124556A patent/JP2004283540A/ja active Pending
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