JP2004276735A - フロントサブフレーム構造 - Google Patents

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Yasushi Toshimitsu
康 利光
Yohei Miura
庸平 三浦
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/016Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs allowing controlled deformation during collision
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/60Subframe construction
    • B60G2206/604Subframe construction with two parallel beams connected by cross members

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】衝突時にフロントサブフレームが障害とならないばかりでなく衝撃吸収作用を備えてより衝撃吸収効果を高めることができるフロントサブフレーム構造を供する。
【解決手段】車体前後方向に延びる左右一対のそれぞれサスペンションが取り付けられるサイドメンバ2L,2Rと同左右のサイドメンバ2L,2R間に架設されるクロスメンバ3とからなり、同左右のサイドメンバ2L,2Rの前後が車体に固着支持されるフロントサブフレーム1であって、左右のサイドメンバ2L,2Rが内側に屈曲したくの字状を略左右対称に形成し、前記クロスメンバ3が左右のサイドメンバ2L,2Rの屈曲部2Lc,2Rcどうしを連結し、前記クロスメンバ3に脆弱部4が形成されているフロントサブフレーム構造。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サスペンションが取り付けられるフロントサブフレームの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
フロントサイドフレームとは別にフロントサブフレームを備えた車両が、正面衝突した場合に、フロントサイドフレームが衝突の衝撃で座屈変形することで衝撃を吸収するものであるが、フロントサブフレームが衝突の衝撃でそのまま後退すると車室に影響を与え障害となることがあるので、車体に前後を結合されたフロントサブフレームの後部の結合を衝突時に解除してフロントサブフレームの後部を脱落させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−171046号公報
【0004】
特許文献1では、フロントサブフレームはメインフレームに下側から当てがわれ、その前後をボルトによって締結されて支持されている。
そしてフロントサブフレームの後部が締結されるメインフレーム側のブラケットには後方に向けて開放したスリットが形成されていて、同スリットにボルトが貫通して結合される。
【0005】
したがって衝突の衝撃によりフロントサブフレームに車体後方への荷重が作用すると、フロントサブフレームの後部をメインフレームに支持するボルトがブラケットのスリットに沿って摺動してスリットから外れフロントサブフレームの後部とともに脱落する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
フロントサブフレームの高部をメインフレームから確実に分離して脱落させることができるが、フロントサブフレームに衝撃吸収効果は期待することができない。
【0007】
本発明は、斯かる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、衝突時にフロントサブフレームが障害とならないばかりでなく衝撃吸収作用を備えてより衝撃吸収効果を高めることができるフロントサブフレーム構造を供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するために、本請求項1記載の発明は、車体前後方向に延びる左右一対のそれぞれサスペンションが取り付けられるサイドメンバと同左右のサイドメンバ間に架設されるクロスメンバとからなり、同左右のサイドメンバの前後が車体に固着支持されるフロントサブフレームであって、前記左右のサイドメンバが内側に屈曲したくの字状を略左右対称に形成し、前記クロスメンバが前記左右のサイドメンバの屈曲部どうしを連結し、前記クロスメンバに脆弱部が形成されているフロントサブフレーム構造とした。
【0009】
正面衝突時の衝撃荷重が前方からフロントサブフレームに加わると、前後を車体に固着された左右のサイドメンバが前後方向に収縮する力を受けるため、くの字状をした左右のサイドメンバは応力が集中する屈曲部を内側にさらに屈曲させる。
【0010】
そのためサイドメンバの屈曲部どうしを連結するクロスメンバには左右両側から中央に向かって荷重が掛かり、脆弱部が圧壊して衝撃力を吸収しながら変形することができる。
したがって衝突時にフロントサブフレームが障害とならないばかりでなく衝撃吸収作用を有してより一層衝撃吸収効果を高めることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のフロントサブフレーム構造において、前記脆弱部は、前記クロスメンバが折れ曲がり易く同クロスメンバの下辺中央に形成された切欠きで構成されていることを特徴とする。
【0012】
クロスメンバの下辺中央に切欠きを形成する簡単な構造であり、衝突時にクロスメンバに左右両側から中央に向かって荷重が掛かると、中央の切欠き部で応力が集中して上方に屈曲変形して衝撃吸収作用を果すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図6に基づき説明する。
本実施の形態に係るフロントサブフレーム1を図1に示す。
【0014】
フロントサブフレーム1は、車体前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ2L,2Rと同左右のサイドメンバ2L,2R間に架設されるクロスメンバ3とからなる。
【0015】
左右のサイドメンバ2L,2Rは、筒状をなし前端部から略平行に後方へ延びる前半部2Lf,2Rfとその後端の屈曲部2Lc,2Rcを介して左右外側に延びた後半部2Lr,2Rrとからなり、互いに内側に屈曲したくの字状を略左右対称に形成している。
【0016】
前記クロスメンバ3は、左右のサイドメンバ2L,2Rの屈曲部2Lc,2Rc間を連結している。
該クロスメンバ3は、略平板状の上板3aとチャンネル状の下板3bが前後のフランジ部を溶接して重ね合わされた構造をしており、図3および図4に図示するように下板3bの左右中央位置に切欠き4が形成されている。
【0017】
クロスメンバ3の左右端部が左右のサイドメンバ2L,2Rに沿ってさらに前方へ延出してブラケット5,6が形成されていて、左右ブラケット5、6間には薄板の補助メンバ7が架設されている。
【0018】
左右のサイドメンバ2L,2Rの前半部2Lf,2Rfにおける前後端に外側に向けて支持ブラケット10L,11L、10R、11Rが突設されている。
図1に2点鎖線で示すように右側前後の支持ブラケット10R、11RにA型のサスペンションアーム21の前後の足部がゴムブッシュジョイント12,13を介して連結される。
【0019】
A型のサスペンションアーム21の頭部にはボールジョイント22を介してナックル23に連結され、同ナックル23にスプリングの介装されたストラット24がその下端部を固着して、ストラット式サスペンション20が構成される。
【0020】
同様に左側前後の支持ブラケット10L,11Lにもサスペンションアームが連結されてストラット式サスペンションが構成される。
【0021】
フロントサブフレーム1の左右のサブメンバ2L,2Rの前後部には取付ボス8L,9L、8R、9Rが形成されていて、左側サブメンバ2Lについて図3に示すように左側フロントサイドフレーム30の下方へ延出した前後の支持ブラケット31,32に取付ボス8L,9Lがボルト33,34により螺着されて支持される。
【0022】
本フロントサブフレーム1は、以上のようにフロントサイドフレーム30に前後をボルトで固着されて支持され、ストラット式サスペンション20が取り付けられる。
そして前後をフロントサイドフレーム30に固着して支持されるフロントサブフレーム1は、クロスメンバ3の下板3bの左右中央部に切欠き4を有して脆弱部を備えている。
【0023】
かかるフロントサブフレーム1を備えた車両が正面衝突した場合、フロントサイドフレーム30は衝突の衝撃で座屈変形して衝撃を吸収しようとするので、フロントサブフレーム1のサイドメンバ2L,2Rには前後方向に収縮する力を受ける。
【0024】
そのため、くの字状をした左右のサイドメンバ2L,2Rは応力が集中する屈曲部2Lc,2Rcを内側にさらに屈曲させる。
【0025】
したがって図6に示すようにサイドメンバ2L,2Rの屈曲部2Lc,2Rcどうしを連結するクロスメンバ3には左右両側から中央に向かって荷重が掛かり、脆弱部である切欠き4において屈曲して衝撃力を吸収しながら変形することができる。
なお補助メンバ7は、元々薄板であるので、簡単に屈曲して障害にならない。
【0026】
すなわち衝突時にフロントサブフレーム1が衝撃吸収の障害とならないばかりでなく衝撃吸収作用を有してより一層衝撃吸収効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントサブフレームと一方のサスペンションを示す斜視図である。
【図2】フロントサブフレームの平面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿って切断した断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿って切断した断面図である。
【図5】フロントサブフレームとフロントサイドフレームの側面図である。
【図6】衝突の衝撃により変形したフロントサブフレームの斜視図である。
【符号の説明】
1…フロントサブフレーム、2L,2R…サイドメンバ、3…クロスメンバ、4…切欠き、5,6…ブラケット、7…補助メンバ、8L,9L、8R、9R…取付ボス、10L,11L、10R、11R…支持ブラケット、12,13…ゴムブッシュジョイント、
20…ストラット式サスペンション、21…サスペンションアーム、22…ボールジョイント、23…ナックル、24…ストラット、
30…フロントサイドフレーム、31,32…支持ブラケット、33,34…ボルト。

Claims (2)

  1. 車体前後方向に延びる左右一対のそれぞれサスペンションが取り付けられるサイドメンバと同左右のサイドメンバ間に架設されるクロスメンバとからなり、同左右のサイドメンバの前後が車体に固着支持されるフロントサブフレームであって、
    前記左右のサイドメンバが内側に屈曲したくの字状を略左右対称に形成し、
    前記クロスメンバが前記左右のサイドメンバの屈曲部どうしを連結し、
    前記クロスメンバに脆弱部が形成されていることを特徴とするフロントサブフレーム構造。
  2. 前記脆弱部は、前記クロスメンバが折れ曲がり易く同クロスメンバの下辺中央に形成された切欠きで構成されていることを特徴とする請求項1記載のフロントサブフレーム構造。
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