JP2004268247A - タッピング方法及びタッピング装置並びにパンチプレス - Google Patents

タッピング方法及びタッピング装置並びにパンチプレス Download PDF

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Abstract

【課題】 パンチプレスに備えた回転金型割出し装置を利用したタッピング方法及びそのタッピング装置並びにパンチプレスを提供する。
【解決手段】 パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置7に装着したタッピングツール37に備えたタップ47の先端部をワークに設けた下穴に係合する工程と、前記タップ47の先端部が前記下穴に係合した状態にあるときに前記タップ47を正回転すべく、前記回転金型割出し装置7の制御モータMを正回転する工程と、前記回転金型割出し装置7の制御モータMが所定回数回転したこと又は所定時間経過したことを検出したときに、前記制御モータMの正回転を停止し逆回転してワークの下穴から前記タップ47を離脱する工程とよりなるタッピング方法である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばタレットパンチプレス等のごときパンチプレスによって板状のワークに設けた下穴にタッピング加工を行うタッピング方法及びタッピング装置並びにパンチプレスに係り、さらに詳細には、パンチプレスに備えた回転金型割出し装置を利用してタッピング加工を行う方法及びタップが折損したか否かを検出することのできるタッピング装置並びにパンチプレスに関する。
従来、例えばタレットパンチプレス等のごときパンチプレスにおいては、板状のワークにバーリング加工や下穴加工を行なった後に、上記バーリング加工部や下穴にタッピング加工を行う技術が開示されている(例えば特許文献1,2)。
さらに、パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置にタッピング装置を装着してタッピング加工を行う構成も開発されている(例えば特許文献3,4)。
更に、従来のタッピング装置において、タップが折損したか否かを検出する構成として、タップと対向してワークを支持するタップダイに、ワークを貫通したタップによって作動される作動子を備え、この作動子が作動されたことをマイクロスイッチのごときセンサによって検出することにより、前記タップの折損を検出する構成が開発されている(例えば特許文献5参照)。
特開平8−71848号公報 特開平9−155638号公報 実用新案登録第2541404号公報 特開平7−185975号公報 特開平9−47917号公報
前記特許文献1に記載の発明においては、タップ,リーマ等の回転工具を備えた回転工具装置におけるヘッド部材を、パンチプレスに上下動自在に備えたラム(ストライカ)によって押圧下降するときの直線運動を回転運動に変換することによって前記回転工具を回転する構成である。
前記構成においては、直線運動を回転運動に変換するために構成が複雑になると共に、ラムの上下動ストローク長が短いので前記回転工具の回転数をより多くする必要がありタップの寿命が短かいという問題がある。
前記特許文献2に記載の発明においては、パンチプレスによる加工位置とタッピング装置によるタッピング加工位置とが大きく位置ずれしており、ワークの端部付近に下穴を加工してタッピング加工を行なうようなとき、ときとして、ワークの移動位置決めを行うワーク移動位置決め装置によるワークの把持位置を変更する必要があると共に、タッピング装置を駆動するモータ等が別個に必要である。
従って、加工能率向上を図る上において、また構成のより簡素化を図る上においてさらなる改善が望まれている。
特許文献3に記載の発明においては、パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置にタッピングツールを装着し、前記回転金型割出し装置を回転するモータを利用してタッピングツールを回転する構成であるから、前述した特許文献1,2に記載の発明による前述したごとき問題を解消し得るものの、マスタスクリューを備えてタップの送りを行う構成であり、かつ遊星歯車機構等を用いてタップの回転を増速する構成であるから、全体的構成が複雑になるという問題がある。
特許文献4に記載の発明においては、パンチプレスに備えた回転金型割出し装置にタッピングツールを装着し、回転金型割出し装置のモータを利用してタップの回転を行ってタッピング加工を行う構成であるが、ヘッド部分にラムとの係合部を備え、この係合部にラムを係合した状態においてタップの回転の増速を行う増速機構を備えた構成であるから、構成が複雑になるという問題がある。
更に、前記特許文献5においては、タップダイに備えた作動子の作動によってセンサとしてのマイクロスイッチをON,OFFすることにより、タップの折損を検出する構成であり、前記マイクロスイッチがON状態又はOFF状態に故障すると、タップの折損によるON状態又はOFF状態なのか、又はマイクロスイッチの故障によるON状態又はOFF状態なのかを判別することが難しいという問題がある。
また、特許文献5においては、タップダイに備えた作動子はタッピング加工時に生じた切粉を排出するときに邪魔な存在であるという問題がある。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、その第一の目的は、パンチプレスに備えた回転金型割出し装置を利用してのタッピング加工を簡単な構成でもって容易に行うことができるタッピング方法及びタッピング装置並びにパンチプレスを提供することにある。また、本発明の第二の目的は、タップの折損及び折損を検出するためのセンサの故障を検出することができるタッピング方法及びタッピング装置並びにパンチプレスを提供することにある。
更に、本発明の第三の目的は、タッピング加工時に生じた切粉の吸引排出を行うことができるタッピング方法及びタッピング装置並びにパンチプレスを提供することにある。
請求項1に係る発明は、パンチプレスにおいてタッピング加工を行う方法において、パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置に装着したタッピングツールに備えたタップの先端部をワークに設けた下穴に係合する(a)工程と、前記タップの先端部が前記下穴に係合した状態にあるときに前記タップを正回転すべく、前記回転金型割出し装置の制御モータを正回転する(b)工程と、前記回転金型割出し装置の制御モータが所定回数回転したことを検出したときに、前記制御モータの正回転を停止し逆回転してワークの下穴から前記タップを離脱する(c)工程と、よりなるタッピング方法である。
請求項2に係る発明は、パンチプレスにおいてタッピング加工を行う方法において、パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置に装着したタッピングツールに備えたタップの先端部をワークに設けた下穴に係合する(a)工程と、前記タップの先端部が前記下穴に係合した状態にあるときに前記タップを正回転すべく、前記回転金型割出し装置の制御モータを正回転する(b)工程と、前記回転金型割出し装置の制御モータが回転を開始して所定時間経過したことを検出したときに、前記制御モータの正回転を停止し逆回転してワークの下穴から前記タップを離脱する(c)工程と、よりなるタッピング方法である。
請求項3に係る発明は、パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置に上下動自在に装着自在のシャンク本体内に、下端部にタップを備えたタップホルダを上下動のみ自在に設けると共に上方向に付勢して設け、前記パンチプレスに上下動自在に備えたラムの下降動作を前記タップホルダに伝達するための下降動作伝達手段を前記シャンク本体の上部に設けた構成である。
請求項4に係る発明は、パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置に上下動自在に装着自在のシャンク本体内に、下端部にタップを備えたタップホルダを上下動のみ自在に設けると共に上方向に付勢して設け、前記パンチプレスに上下動自在に備えたラムの下降動作を前記タップホルダに伝達するための下降動作伝達手段に、前記ラムから供給される流体圧によって前記タップホルダを下方向へ押圧する押圧手段及び衝撃吸収手段を備えた構成である。
請求項5に係る発明は、請求項3又は4に記載のタッピングツールにおいて、前記シャンク本体の下端部に、ワーク押えを回転自在に備えた構成である。
請求項6に係る発明は、請求項3,4又は5に記載のタッピングツールにおいて、前記下降動作伝達手段及び前記タップホルダに、前記ラムから供給されるオイルを前記タップに導くためのオイル流路を備えた構成である。
請求項7に係る発明は、請求項3,4,5又は6に記載のタッピングツールにおいて、前記下降動作伝達手段に、前記タップホルダの上方向への付勢力に抗して当該タップホルダを下降すべく前記ラムの下降動作を伝達自在の弾性手段を備えた構成である。
請求項8に係る発明は、回転金型の回転割出しを行うための回転金型割出し装置を備えたパンチプレスにおいて、前記回転金型割出し装置を回転駆動する制御モータを、回転金型の回転割出し及び回転金型割出し装置に装着したタッピングツールによるタッピング加工に対応して制御自在のモータ制御手段を備えた構成である。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載のパンチプレスにおいて、前記モータ制御手段に、前記制御モータが正回転を開始して所定回数回転したこと又は所定時間経過したことを検出したときに前記制御モータの正回転を停止し逆回転に切換えるための回転方向切換え手段を備えた構成である。
請求項10に係る発明は、ワークに形成した下穴にタッピング加工を行うためのタップと対向してワークを支持するタップダイに、前記ワークを貫通した前記タップによって作動される作動子を備え、この作動子が作動されたことを検出するセンサを備えてなるタッピング装置において、前記センサの状態を監視するセンサ監視手段を備えた構成である。
請求項11に係る発明は、ワークに形成した下穴にタッピング加工を行うためのタップと対向してワークを支持するタップダイに、前記ワークを貫通したタップによって作動される作動子を備え、この作動子の作動時に当該作動子内の排出孔にエアーを噴出するエアー噴出孔を備えた構成である。
請求項12に係る発明は、請求項11に記載のタッピング装置において、前記エアー噴出孔は、前記排出孔の排出方向に指向してある構成である。
上述の請求項1乃至請求項12に記載の本発明によれば、パンチプレスに備えた回転金型割出し装置を利用してのタッピング加工を簡単な構成でもって容易に行うことができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
また、本発明によれば、タップの折損は勿論のこと、タップの折損を検出するためのセンサの故障をも検出することができると共に、タッピング加工時に生じた切粉の吸引排出を行うことができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
図1を参照するに、本実施の形態に係るパンチプレスは、例えばタレットパンチプレスにおける上部タレット,下部タレットに相当する上型ホルダ1,下型ホルダ3を備えていると共に上下動自在かつ上下位置を調節可能のラム(ストライカ)5を備えている。なお、この種のパンチプレスは公知であるから、パンチプレスの全体的構成の詳細についての説明は省略する。
前記上型ホルダ1には、板状のワークWに例えば長孔のごとく方向性を有する加工を行う上金型(図示省略)の方向性の割出しを行う回転金型割出し装置7が装着してある。この回転金型割出し装置7は、複数の軸受9を介して前記上型ホルダ1に回転自在に支持された円筒形状の回転筒11を備えており、この回転筒11の上部には環状のウオームホィール13が一体的に固定してある。
前記ウオームホィール13には、正逆回転自在の制御モータMによって回転されるウオームギア(図示省略)が噛合してある。また、ウオームホィール13には、前記上型ホルダ1の適宜位置に設けた例えばリミットスイッチ等のごとき原点センサ15を作動するためのドグ17が取付けてある。またウオームホィールとウオームギヤに替えて、タイシングプーリーとタイシングベルトで構成し、制御モータによりタイシングプーリーを回転しても良い。
従って、前記制御モータMによりウオームホィール13を回転し、前記ドグ17によって前記原点センサ15を作動したときには、前記回転筒11に装着した上金型が回転方向の原点位置に位置することとして検出できる。又は、アブソリュートエンコーダ付モータの使用により原点センサー等の部品なしに原点検位置の検出をすることも可能である。そして、前記原点位置からの上金型の回転位置は、前記制御モータMに備えたロータリーエンコーダ等のごとき回転センサ19によって制御モータMの回転を検出することにより検出することができるものである。
前記回転金型割出し装置7の上方位置には金型ホルダ21が上下動自在に配置されている。より詳細には、前記上型ホルダ1の上面の複数箇所に立設したガイドピン23にはスライダ25が上下動自在に支持されており、このスライダ25と前記上型ホルダ1の上面との間には前記スライダ25を常に上方向に付勢するリフタースプリング27が弾装してある。
前記複数のスライダ25はリフタプレート29によって一体的に連結してあり、このリフタプレート29が前記回転筒11に対応した位置には円筒形状のホルダ筒31が装着してある。このホルダ筒31は、前記回転金型割出し装置7に装着する上金型を着脱可能に支持するもので、当該ホルダ筒31の下端部は前記回転筒11内に上側から上下動自在に嵌入してあり、この回転筒11の下端部には、上金型を支持する環状の内方突出部33が設けてある。
前述したごとき構成の回転金型割出し装置7に装着して使用するためのタッピングツール35(タッピング装置)は、前記回転筒11に上下動自在に嵌合する円筒形状のシャンク本体37を備えている。このシャンク本体37の外周面には、前記回転筒11の内周面の下部に備えたキー39と係合する上下方向のキー溝41が形成してある。
そして、前記シャンク本体37内には、シャンク本体37に備えたキー43によって回転を規制されたタップホルダ45が上下動のみ自在に設けられており、このタップホルダ45の下部にはタップ47が下方向へ突出して着脱交換可能に取付けてある。前記タップホルダ45の上部は、前記シャンク本体37に設けた大径孔37H内に突出してあり、この大径孔37Hの底部と前記タップホルダ45の上端部に設けたフランジ部45Fとの間には、タップホルダ45を常に上方向へ付勢するコイルスプリング等のごとき弾性部材49が弾装してある。
さらに前記タップホルダ45には、オイル流路として、前記タップ47を取付けたタップ取付孔に連通した上下方向の貫通孔45Hが設けられている。この貫通孔45Hに流入したオイルは、タップ47のシャンクを挿入する穴に形成した上下方向の微細溝(図示省略)を経てタップ47の先端部に至るものである。
前記シャンク本体37の下端部には、常態においては前記タップ47の先端部(下端部)よりも下側へ突出した筒状のワーク押え51が軸受を介して回転自在に装着してある。そして、前記シャンク本体37の上端部外周面には、前記ホルダ筒31の内方突出部33に上側から係止自在の係止リング53が軸受を介して相対的に回転自在に取付けてある。
さらに、前記シャンク本体37の上部には、前記ラム5の下降動作を前記タップホルダ45に伝達する下降動作伝達手段55が設けてある。より詳細には、前記シャンク本体37の上部には筒状のヘッドホルダ57が軸受を介して相対的に回転のみ自在に支持されており、このヘッドホルダ57に形成した上下方向の大径穴57H内には、常態においては下端面が前記タップホルダ45の上端面に当接した押圧ロッド59が上下動自在に設けられている。この押圧ロッド59には、前記タップホルダ45の貫通孔45Hと連通自在の上下方向の貫通孔59Hがオイル流路として形成してある。
前記ヘッドホルダ57の前記大径穴57H内において前記押圧ロッド59の上方には、軸心部にオイル流路としての上下方向の貫通孔61Hを備えたピストン61が上下動自在に嵌入してあり、このピストン61と前記押圧ロッド59との間には、前記ピストン61の下降動作を前記押圧ロッド59を介して前記タップホルダ45へ伝達自在の弾性手段の一例としてコイルスプリング,ゴム体などのごとき弾性部材63が弾装してある。この弾性部材63のばね定数は、前記タップホルダ45を上方向へ付勢した前記弾性部材49のばね定数より小さく設定してあり、上記弾性部材63は、タップ47の先端部をワークWの下穴に係合する際の衝撃を吸収する衝撃吸収手段を構成するものである。
前記ヘッドホルダ57の前記大径穴57Hの上部には前記ピストン61を押下げ自在のヘッド部材65が上下動自在に嵌合してある。このヘッド部材65は、前記ヘッドホルダ57に立設した複数のガイドピン67によって上方向への移動を規制されて上下動自在に支持されており、このヘッド部材65と前記ヘッドホルダ57との間に弾装したコイルスプリングなどのごとき板押え用の弾性部材69によって常に上方向へ付勢されている。そして、前記ヘッド部材65の軸心部には、前記ラム5に設けたオイルミスト噴出口5Hと接続可能かつ前記ピストン61に設けた小径の貫通孔61に接続可能の上下方向の大径の貫通孔65Hがオイルシスト流路として形成してある。
以上のごとき構成において、パンチプレスの全体的な動作は、通常のパンチプレスと同様にNC装置71の制御によって行われるものであり、前記回転金型割出し装置7の制御モータMは回転方向切換手段75を備えたモータ制御手段73によって制御されるものである。すなわち、制御モータMは、回転金型割出し装置7に通常の上金型が装着してあるときには、上記上金型の回転割出しを行うべく間欠的に回転制御されるものである。そして、前記回転金型割出し装置7にタッピングツール35が装着してあるときには、タッピングツール35に備えたタップ47の切削条件に適した高速回転でもって正回転が継続して行われ得るように前記制御モータMの回転が制御され、かつタッピング加工終了時には制御モータMを逆回転するように制御されるものである。
さて、以上のごとき構成において、回転金型割出し装置7に通常の上金型が装着してあって、この回転金型割出し装置7がラム5の下方位置へ相対的に割出し位置決めされた場合には、NC装置71の指令に基づいて、モータ制御手段73は、上金型を所望の角度に割出し位置決めすべく制御モータMの回転を間欠的に行うべく回転制御を行うものである。
前記回転金型割出し装置7にタッピングツール35が装着してあって、この回転金型割出し装置7がラム5の下方位置へ相対的に割出し位置決めされた後に、前記タッピングツール35に備えたタップ47によってワークWに予め形成した下穴にタッピング加工が行われるものである。
さて、図1に示すように、回転金型割出し装置7に備えたドグ17が原点センサ15を作動して回転筒11,ウオームホィール13等が回転方向の原点位置に位置し、パンチプレスに備えたラム5が下降してヘッド部材65に当接した(図1に示す状態)後、前記ラム5をさらに下降すると、タッピングツールとホルダ筒が下降される。
この際、リフタースプリング27は比較的弱いスプリングであるので、前記ホルダ筒31,タッピングツール35は、前記リフタースプリング27の付勢力に抗して下降される。
上述のごとくホルダ筒31及びタッピングツール35が下降すると、シャンク本体37の下端部に備えたワーク押え51がワークWの上面に当接する。さらにラム5を僅かに下降すると、前記弾性部材69の付勢力によって前記ワーク押え51は、ワークWを下型ホルダ3に備えたダイDに押圧固定することになる。
従って、タップ47によるタッピング加工時にワークWが移動するようなことがなく、タッピング加工を安定的に行うことができるものである。
前述のごとく、ワーク押え51がワークWをダイDに押圧した状態となったときに、前記ラム5の下降を停止し、ラム5に備えた大径のオイルミスト噴出口5Hからオイルミストを噴出すると、ピストン61の小径の貫通孔61Hからオイルが流下されるものの、前記ヘッド部材65とピストン61との間の流体圧が次第に上昇し、ピストン61は次第に下降されることになる。従って、タップホルダ45を下方向へ押圧するための押圧手段としての前記ピストン61は、弾性部材63,押圧ロッド59を介して弾性部材49の付勢力に抗して前記タップホルダ45を下方向へ押圧することになる。よって、タップホルダ45の下端部に備えたタップ47の先端部(下端部)がワークWに予め形成された下穴に係合することになる。
上述のように、タップ47の先端部がワークWの下穴に係合した状態にあるときに、前記モータ制御手段73の制御の下に前記制御モータMを高速で正回転してタップ47を正回転することになる。
ところで、前記タップ47の先端部をワークWの下穴に係合する動作としては、前記ラム5のオイルミスト噴出口5Hからオイルミストを噴出する動作に替えて、次のごとき動作とすることも可能である。すなわち、前述のごとくワーク押え51がワークWを押圧固定した状態にあるときに、さらに前記ラム5を下降してヘッド部材65をさらに下降すると、ピストン61を介して弾性部材63がさらに圧縮される態様となり、この弾性部材63,押圧ロッド59によってタップホルダ45が弾性部材49の付勢力に抗して下降される。
そして、タップホルダ45に備えたタップ47の先端部がワークWに予め形成した下穴に係合すると、前記ラム5の下降が停止されると共にモータ制御手段73によって制御モータMの正回転が開始され、タップ47は切削条件に適した回転数で高速に正回転されることになる。
なお、タップ47の先端部がワークWの下穴に係合したか否かは、例えばラム5を下降するためのアクチュエータの負荷変動を検出すること、又はラム5の下降を開始して予め設定した設定時間が経過したことを検出すること等によって適宜に検知することができるものである。また、タップ47の先端部がワークWの下穴に係合したときには、前記弾性部材63が衝撃吸収手段として機能して衝撃を吸収することとなり、上記係合時にタップ47が折損することを防止できるものである。
前述のごとく、タップ47の先端部がワークWの下穴に係合した状態において制御モータMが高速で正回転されて、タップ47がタッピング加工に適した回転速度で正回転すると、タップ47はワークWの下穴に喰い込むこととなり、タップ47は下穴にタッピング加工を行ないつつ能動的に推進下降することになる。
この際、ラム5のオイルミスト噴出口5Hから噴出されたオイルミストは、ヘッド部材65,ピストン61,押圧ロッド59及びタップホルダ45にそれぞれ設けたオイル流路としての貫通孔を流下してタップ47に導かれて、タップ47の冷却が行なわれると共に、前記ヘッド部材65,ピストン61,押圧ロッド59及びタップホルダ45の滑動部に導かれて潤滑機能を奏するものである。従って、タップ47の長寿命化及び各滑動部の円滑動作化を図ることができるものである。
前述のごとくタップ47が正回転されてタッピング加工が開始されると、タップ47の1回転毎にドグ17によって原点センサ15が作動されるので、上記原点センサ15の作動信号をモータ制御手段73において計数し、かつ原点センサ15の作動信号の出力時から制御モータMの回転を回転センサ19により検出することにより、ワークWの下穴に対するタップ47の進入量を検知することができる。また、前記制御モータMの回転開始時からの制御モータMの回転数を前記回転センサ19により検出する構成であっても前記タップ47の回転数を検知することができるものである。
さらに、前記制御モータMの正回転を開始してから所定時間経過したことを検出することにより、前記タップ47の大凡の回転数を検出することができるものである。
従って、前記モータ制御手段73に備えた回転方向切換手段75において、制御モータMが正回転を開始してから所定回数回転したか否か、又は正回転を開始してから所定時間経過したか否かを検出(判別)し、この判別に基づいて前記制御モータMの正回転を停止して逆回転に回転方向を切り換えると、タップ47はワークWの下穴から後退し抜け出ることになる。
前述のごとくワークWの下穴からタップ47が抜け出た後に、前記ラム5を元の位置へ上昇復帰することにより、ホルダ筒31,シャンク本体37及びヘッド部材65等の各部材は初期の状態に復帰するものである。なお、ラム5のオイルミスト噴出口5Hからのオイルミストの噴出は、NC装置71の制御の下に、タップ47の正回転を停止したときに停止されるものである。
以上のごとき説明より理解されるように、本実施形態においては、パンチプレスにおける回転金型割出し装置を回転するための制御モータMを、モータ制御手段73によって通常の回転金型割出し時の制御とタッピング加工を行なうときの制御とに制御自在であるから、回転金型割出し装置を使用してのタッピング加工を容易に行ない得るものである。
そして、タッピング加工開始は、ワークWの下穴にタップ47の先端部が係合した状態においてタップ47を正回転することによって行なわれるものであるから、タップ47の正回転開始と同時的にワークWの下穴に対するタップ47の喰い込みが開始されることとなり、前記下穴に対するネジ山数の加工の管理すなわち下穴に対するタップ47の進入量の制御を容易に行い得るものである。
また、タッピングツール35が回転金型割出し装置7に対して着脱交換自在であることにより、回転金型割出し装置7に対して通常の上金型とタッピングツール35とを着脱交換することができ、回転金型割出し装置7の有効利用を図ることができるものである。
さらに、タッピング加工時に制御モータMの正回転を停止して逆回転に切換えるための回転方向切換手段75をモータ制御手段73に備えているので、ワークWの下穴に対するタッピング加工を適切に行うことができるものである。
次いで、図2を参照して、本願発明のタッピングツールの別の実施の形態について説明する。尚、図1に基づいて説明したタッピングツール35と同一の構造については、図1で付している符号をそのまま百番台にして図2において付してある。また同一の構造については説明が重複するため、これを省略し両者の相違点に基づく構造について説明する。
前記タッピングツール35は、前記ヘッドホルダ57と前記シャンク本体37とがベアリング87により相互に回動自在に連結されていた。一方、図2に示すタッピングツール(タッピング装置)100は、ヘッドホルダ157とシャンク本体137とは、ネジ部187により螺合されていて固定されている。従って、前記ヘッドホルダ157と前記シャンク本体137とは一体的に設けられ、一体的に回転する。
一方、ヘッド部材165、165a、165bは一体的に固定されて設けられていて、前記ヘッドホルダ157のシリンダ部に上下方向に摺動自在に嵌合されている。従って、前記ヘッド部材165、165a、165bも、前記ヘッドホルダ157と前記シャンク本体137と一緒に一体的に回転する。
更に、前記ヘッド部材165、165a、165bには、スラストベアリング179を介して非回転ヘッド181が設けられている。ここで、前記非回転ヘッド181は、前記スラストベアリング179により、前記ヘッド部材165、165a、165bに対して相対的に回転可能である。換言すると、前記ヘッドホルダ157、前記シャンク本体137、前記ヘッド部材165、165a、165bが回転している状態であっても、回転せずに静止している前記ストライカ5と一緒に回転せずに静止しているのである。
尚、前記非回転ヘッド181、前記ヘッド部材165bには、前述のタッピングツール35と同様に貫通孔165Hが形成されている。
次に、前記タッピングツール35が有している前記ピストン61には、前述の通り貫通孔61Hが形成されているが、本実施の形態の前記タッピングツール100が有しているピストン161には、貫通孔は形成されていない。この場合、前記貫通孔165Hを流れてきた圧縮されたオイルミストは、前記ピストン161を押し下げると共に、そのピストン161の周囲と前記ヘッドホルダ157の内壁との間隙を通過するのである。このため、前記オイルミストが前記間隙を通過しやすくするために、前記ピストン161の周囲には、前記タッピングツール35が有している前記ピストン61には設けられていたOリング(O形状のゴムパッキン)を設けていない。
上記構成により、図1に示す回転筒11及びホルダ筒31に挿入されたタッピングツール100は、前記ストライカ5により下降され、下端部がワークWに当接すると、前記回転筒11によりキー溝141aに挿入・嵌合されたキー39を介して前記シャンク本体137、前記ヘッドホルダ157、前記ヘッド部材165、165a、165bも一緒に一体的に回転する。しかしながら、前記非回転ヘッド181、ワーク押え151、及び係止リング153は回転せずに静止している。尚、前記タッピングツール100の上下方向の作用は、前記タッピングツール35と同様のため説明を省略する。
本実施の形態の前記タッピングツール100によると、オペレータが前記タッピングツール100を前記図1に示す回転筒11及びホルダ筒31に挿入する作業の際、前記ヘッドホルダ157を握って作業をしても、前記シャンク本体137が回転しないため、前記キー溝141aを前記キー39の位置に合わせて挿入することができるため、組み付け作業の効率化を図ることができる。
尚、上述の実施の形態に基づく図2中の符号163は、図1に示す実施の形態と同様にコイルスプリングであるが、これを筒状のパイプ部材に置き換えて組み付けても同様の効果を奏するのである。
次いで、図を参照して、本発明の実施形態に係るタッピング加工装置(タッピング装置)について説明する。
図3を参照するに、本発明の実施形態に係るタッピング加工装置は、ワークWに加工した下穴にタッピング加工を行なうためのタップ201を備えたタッピングユニット203と、前記タップ201と対向してワークWを支持するタップダイ205(タッピング装置)とを備えている。
前記タッピングユニット203は、前記タップ201を保持したタップホルダ207を上下動のみ自在に内装した円筒形状のシャンク本体209を備えており、このシャンク本体209の先端部(図3においての下端部)には、前記ワークWを前記タップダイ205に押圧自在の筒状のワーク押え211が回転自在に備えられている。
タッピングユニット203における前記シャンク本体209は、例えばタレットパンチプレスにおける上部タレット等のごとき上部ホルダ213に回転自在に備えた筒状の回転体215に上下動自在かつ回転体215と一体的に回転するように支持されている。上記回転体215を回転するために、当該回転体215の上部にはウォームホイールのごとき回転伝達手段217が設けてあり、この回転伝達手段217にはサーボモータよりなるタップ回転用モータ(図3には図示省略)によって回転されるウォーム(図示省略)が噛合してある。すなわち、前記回転体215は、タップ回転用モータによって正回転、逆回転されるものである。
前記回転体215に対して前記シャンク本体209及びタップ201を上下動するために、タップ移動用アクチュエータ(図3には図示省略)が設けられている。上記タップ移動用アクチュエータとしては、例えばパンチプレスにタッピングユニット203を装着して使用する場合には、パンチプレスにおけるラム(ストライカ)219を上下動するための例えば油圧シリンダ等が相当するものである。
上記構成により、タップ回転用モータによって回転体215を回転し、かつタップ移動用アクチュエータを作動して前記シャンク本体209を前記タップダイ205の方向(図3において下方向)へ移動すると、シャンク本体209に内装されたタップ201は回転体215、シャンク本体209と一体的に回転して同方向に移動するものである。
そして、シャンク本体209の先端部に備えたワーク押え211がワークWを前記タップダイ205に押圧して前記シャンク本体209の移動が停止すると、このシャンク本体209に対してタップ201が相対的に移動して、タップ201の先端部がワークWの下穴に喰い込み、前記下穴にタッピング加工を行うものである。なお、前記シャンク本体209に対してタップ201が相対的に移動する構成は、公知の構成であっても良いものであるから、その構成についての詳細な説明は省略する。
前述のごとく、ワークWの下穴にタッピング加工を行った後、タップ回転用モータを逆回転してタップ201を逆回転すると、タップ201はワークWの下穴から離脱するように移動し、かつシャンク本体209を元の位置に戻すことにより、初期の状態に復帰するものである。
前記タップダイ205は、例えばタレットパンチプレスにおける下部タレット等のごとき下部ホルダ221に、前記タッピングユニット203と対向して装着されている。このタップダイ205は、前記ワーク押え211に対向してワークWを支持するリング状のワーク支持部223を突出して備えた外筒体225を備えており、この外筒体225内には、前記ワークWを貫通した前記タップ201の先端部によって押圧作動される作動子227を移動自在に備えている。
より詳細には、前記作動子227は、前記外筒体225内に上下動自在に嵌入されたピストンのごときものであって、前記外筒体225に取付けた蓋部材229と当該作動子227との間に弾装したスプリング等のごとき弾性部材231よりなる付勢手段によって常に前記ワーク支持部223側へ付勢されている。
前記作動子227におけるワーク支持部223側の端面には、前記ワーク支持部223の中央部に形成された貫通孔233に嵌入自在の突出部235が備えられており、前記ワーク支持部223側の端面と反対側の端面には、前記蓋部材229を摺動自在に貫通した円筒部237が備えられている。そして、前記突出部235の複数箇所には、タッピング加工時に生じた切粉等を排出する排出孔239と前記突出部235の端面側とを連通した穴、溝等のごとき連通路241が形成してある。
さらに、前記作動子227の周面には、ワークWを貫通したタップ201によって押圧下降されたときに、前記外筒体225に形成したエアー口245と連通する周溝243が形成してあり、この周溝243には前記弾性部材231を配置した空間46に連通した連通孔247(エアー噴出孔247)が連通してある。そして、上記空間46は、前記蓋部材229に設けた孔229Hを介して外部に連通してある。
前記エアー口245は圧力源249に接続してあり、このエアー口245と圧力源249とを接続した接続路251には、前記周溝243とエアー口245とが接続したか否かを検出するためのセンサの一例としての圧力センサ253が設けられている。なお、前記外筒体225のエアー口245と前記接続路251とを接続する構成としては、前記外筒体225の外周面に前記接続路251に対応して外周溝を設けることが望ましいものである。
前述のごときタッピング加工装置を制御するための制御装置255には、図4に示すように、前記圧力センサ253が接続してあると共に、前記タップ201を回転するためのタップ回転用モータ257及び前記タッピングユニット203を上下に移動するためのタップ移動用アクチュエータ259(タッピングユニットをパンチプレスのラムを利用して上下動する構成の場合には、ラムを上下動するためのアクチュエータが相当する)が接続してある。
そして、前記制御装置255には、前記圧力センサ253からの入力信号に基づいて前記タップ201の折損を判別するタップ折損判別手段261及び前記圧力センサ253の状態を監視するセンサ状態監視手段263を備えている。
以上のごとき構成において、前記制御装置255の制御の下にタップ回転用モータ257を正回転してタップ201を正回転すると共にタップ移動用アクチュエータ259を作動してタッピングユニット203をタップホルダ207方向へ移動を開始(タッピング加工を開始)すると(ステップS201)、センサ状態監視手段263が前記圧力センサ253の状態を監視する(ステップS202)。
タッピング加工開始の初期状態においては、弾性部材231の作用によって作動子227は押し上げられた状態にあり、作動子227の周溝243と外筒体225に設けたエアー口245は非接続状態にあり、接続路251内の圧力は高圧を維持した状態にあって圧力センサ253はONの状態にある。従って、初期状態において、圧力センサ253がOFFの場合には、圧力センサ253の故障として検出することができるものである(ステップS203)。
さらには、圧力センサ253を監視することにより、例えばエアー供給系の故障として検出することができる。又タップダイ205における作動子227が正常な位置に復帰しているか否か等の故障を検出することができるものである。従って、ステップ3において圧力センサ253の状態の監視により、圧力センサ253,エアー供給系又はタップダイ205の不都合状態を知ることができ、加工時に未然にトラブル発生を防止することができるものである。
前述のごとく、タップ201を正回転し下降してタッピング加工を開始すると、前述したようにワーク押え211がワークWをワーク支持部223に押圧固定した後に、ワークWの下穴にタッピング加工を行われる。そして、前記折損判別手段261においては、タッピング加工を開始してから予め設定した所定時間内に圧力センサ253の状態変化(検出値の変化)があったか否かを判別し(ステップS204)、前記所定時間内に圧力センサ253の検出値に変化がない場合にはタップ201が折損したものとしてタップ201の折損を検出し(ステップS205)、非常停止を行うものである(ステップS206)。
すなわち、タップ201が折損している場合には、ワークWの下穴に対するタップ201の喰い込みは行われず、ワークWを貫通して作動子227を押圧するようなことがないので、作動子227の周溝243と外筒体225のエアー口245とが接続するようなことがなく、接続路251内の圧力は高圧を維持し、圧力スイッチ253(圧力センサ253)はON状態を保持することになるものである。なお、タップ201と作動子227との接触部の異常摩耗等によって作動子227が正常に作動しない場合にも同様に検出できるものである。
タップ201が折損していない場合には、ワークWの下穴にタップ201が喰い込み、ワークWを貫通して作動子227の突出部235に当接し、弾性部材231の付勢力に抗して作動子227を押下げることになる。上述のように作動子227が押し下げられて、作動子227の周溝243と外筒体225のエアー口245が連通すると、接続路251内のエアーが周溝243内へ流れ込むこととなり、接続路251の圧力が低下するので、圧力センサ253はOFF状態に変化する。
従って、所定時間内に圧力センサ253の状態が変化したことを検出したとき(ステップS207)、正常であると判別し、運転が継続される(ステップS208)。そして、タップ201の下降によってワークWの下穴のタッピング加工が行われると、タップ201の回転が停止される(ステップS209)。
その後、タップ回転用モータ257を逆回転してタップ201を逆回転する(ステップS210)。タップ201の逆回転を開始した状態において、圧力センサ253がOFF状態であるか否かの判別が行われ(ステップS211)、NOである場合には圧力センサの故障として検出される(ステップS212)。また、作動子227が元の位置に復帰しない動作不良の場合にも、同様に検出できるものである。
タップ201の逆回転を開始してから所定時間内に圧力センサ253の状態変化があったか否かと判別して(ステップS213)、変化がない場合にはタップ201の折損として検出し(ステップS214)、非常停止を行う(ステップ15)。すなわち、ワークWからタップ201を抜くときに折損を生じた場合には、タップ201の先端部は作動子227の突出部235に当接した状態にあって、弾性部材231によって作動子227が上昇されることを阻害し、作動子227の周溝243と外筒体225のエアー口245とを接続した状態に保持するので、圧力センサ253はOFFの状態を保持することとなり、タップ201の折損を検出することができるものである。また、作動子227が元の位置に復帰しない動作不良の場合にも、同様に検出できるものである。
タップ201が折損していない場合には、タップ201が上昇すると弾性部材231の作用によって作動子227が上昇され、作動子227の周溝243と外筒体225のエアー口245との連通が遮断され、連通路(接続路)251内の圧力が上昇し、圧力センサ253はON状態に変化するものである。
従って、圧力センサ253がONになったことを検出したときには(ステップS216)、正常なものとして運転を継続し(ステップS217)、その後にタップ201の逆回転を停止する(ステップS218)ことにより、初期状態に復帰するものである。
既に理解されるように、センサ状態監視手段263によって圧力センサ253がON状態からOFF状態又はOFF状態からON状態に変化する際に、圧力センサ253の状態を監視しているので、センサが故障した場合にはセンサの故障として検出することができるものである。
ところで、前記構成においては、作動子227に設けた連通孔247を、弾性部材231を内装した空間部に連通した構成について説明したが、上記連通孔247を、図3に想像線で示すように、円筒部237の排出孔239の下方向へ指向して連通した構成とすることが望ましい。
上述のように、連通孔247を排出孔239の下方向へ指向して傾斜した状態に設けることにより、タップ201の先端部によって作動子227が押圧されることにより下降して周溝243とエアー口245とが連通したとき、排出孔239の下方向へ指向して連通孔247からエアーが噴出されることになる。従って、排出孔239の上部には負圧が生じ、突出部235に設けた連通路241から外気を吸引することとなる。よって、タップ201によるタッピング加工時に生じた切粉は前記連通路241から吸引され、排出孔239を経て排出されることとなる。
既に理解されるように、円筒部237の排出孔239は切粉等を排出する作用をなすものであり、前記連通孔247は排出孔239の下方向へ指向してエアーを噴出するエアー噴出孔をなすものであり、このエアー噴出孔から排出孔239内へ噴出するエアーによって連通路241から外気を吸引する作用を生じ、タッピング加工時に生じる切粉の排出を効果的に行うことができるものである。
次いで、図7乃至図10を参照して、本願発明のタップダイの別の実施の形態について説明する。尚、図3に基づいて説明したタップダイ5と同一の構造については、図3で付している符号をそのまま三百番台にして図7乃至図10において付してある。また同一の構造については説明が重複するため、これを省略し両者の相違点に基づく構造について説明する。
前記タップダイ5においては、前記作動子27が下降した際、前記外筒体25の前記ワーク支持部23の下面(裏面)と前記作動子27の上面との間に空間ができる。しかしながら、この空間に圧縮されたエアーが流入することがないため、タッピング加工により発生した切粉(スクラップ)がその空間に入り込み、前記作動子27が完全に上昇復帰できないことが発生してしまう。このため、本実施の形態では、当該空間に圧縮されたエアーが流入できる構成にすることを目的とする。以下図を参照して、当該改良発明の構成について説明をする。
図7乃至図10に示すように、本実施の形態のタップダイ300の外筒体325の内周の上方部には、環状の溝343が形成されている。そして、その外筒体325には水平方向にエアー口345が貫通して形成されていて、前記溝343と前記エアー口345との流路を連結する縦に延伸した縦溝371が形成されている。
前記外筒体325の内部には、前記タップダイ5と同様に、上下方向に摺動自在の作動子327が設けられている。従って、前記タップ1が下降して前記作動子327が下方に押し下げられると、前記外筒体325の内壁部(図3に示す前記ワーク支持部23の下面(裏面)に相当する壁面)と前記作動子327の上面との間に空間ができる。そして、前記エアー口345、前記縦溝371、前記溝343を経由したエアーが、その空間に流入する。
一方、前記作動子327には、図10に示すように、棒状のドッグ381が嵌合されている。前記ドッグ381は、前記作動子327の筒状の壁に亘るように嵌合されている。従って、前記ドッグ381の両側の空間、つまり、前記ドッグ381と前記作動子327の筒状の壁が位置する以外の空間は、上下方向にエアーが通過することができる。尚、前記ドッグ381の中央部には上方に突出したタップ受け部381aが形成されている。
上記構成において、前記タップ1が下降して前記タップ受け部381aに当接すると前記作動子327が下方に押し下げられると、前記外筒体325の内壁部(図3に示す前記ワーク支持部23の下面(裏面)に相当する壁面)と前記作動子327の上面との間に空間ができる。そして、前記エアー口345、前記縦溝371、前記溝343を経由したエアーが、その空間に流入する。前記エアーが当該空間に流入することにより、下方に下降した位置にある前記作動子327と前記ドッグ381の上面に堆積された前記切粉(スクラップ)が吹き飛ばされ、当該前記作動子327と前記ドッグ381の上面がクリーンになる。このため、タップ下降が終了して前記タップ1が上昇すると、前記作動子327の上面が前記外筒体325の内壁部に密着して、元の位置に上昇復帰することができる。
尚、本実施の形態の前記外筒体325は、図7及び図8に示すように下方に筒体が延伸している。そして、当該下方に延伸した筒体の適宜位置には、エアーが流入するための貫通孔375が複数形成されている。それらの貫通孔375は、内方に進むに従って下方に傾斜するように形成されている。それら複数の貫通孔375は周溝377により連通されている。
前記下部ホルダ221(図3)に形成されたエアーが流路379から圧縮されたエアーが前記周溝377を経由して、前記複数の貫通孔375の全てにエアーが流入して、更に当該エアーが前記外筒体325の下部空間387に流入する。
上記下部空間387にエアーが流入して、当該エアーが下方に噴出されるため、前記外筒体325の上部空間385(排出孔)の周辺が真空に近い負圧の状態になる。この負圧の状態により、上述の前記作動子327と前記ドッグ381の上面に堆積され、かつ、吹き飛ばされた前記切粉(スクラップ)が下方に吸引され、当該切粉(スクラップ)の除去作用を促進するのである。
本願発明は、上述の実施の態様に限定されるものではなく、上述の発明の技術的思想の範囲で、改変・改良・変更がなされるものである。
本発明の実施の形態に係るパンチプレス及びタッピングツールの断面作用説明図である。 本発明の実施の形態に係るタッピングツールを一部改良した構造の断面図である。 本発明の実施の形態に係るタッピング加工装置を概略的、概念的に示した説明図である。 タッピング加工装置の制御装置における主要部分の構成を示す構成ブロック図である。 タップ折損を検出する動作を示すフローチャートである。 タップ折損を検出する動作を示すフローチャートである。 タップ折損を検出するタッピング加工装置の断面図である。 タップ折損を検出するタッピング加工装置の断面図である。 タップ折損を検出するタッピング加工装置の平面図である。 図8におけるX−X断面矢視図である。
符号の説明
1 上型ホルダ
3 下型ホルダ
5 ラム(ストライカ)
5H オイルミスト噴出口
7 回転金型割出し装置
11 回転筒
15 原点センサ
17 ドグ
19 回転センサ
21 金型ホルダ
31 ホルダ筒
35 タッピング装置(タッピングツール)
37,137 シャンク本体
45 タップホルダ
45H,59H,61H,65H 貫通孔
47,147 タップ
49,149 弾性部材
51,151 ワーク押え
55 下降動作伝達手段
57 ヘッドホルダ
59,159 押圧ロッド
61,161 ピストン
63,163 弾性部材
65,165 ヘッド部材
71 NC装置
73 モータ制御手段
75 回転方向切換手段
100 タッピング装置(タッピングツール)
201 タップ
203 タッピングユニット
205 タップダイ
209 シャンク本体
211 ワーク押え
223 ワーク支持部
225,325 外筒体
227,327 作動子
231,331 弾性部材
235 突出部
237 円筒部
239 排出孔
241 連通路
243,343 周溝
245 エアー口
247 連通孔(エアー噴出孔)
253 圧力センサ
255 制御装置
261 タップ折損判別手段
263 センサ状態監視手段
381 ドッグ
385 排出孔(上部空間)
M 制御モータ

Claims (12)

  1. パンチプレスにおいてタッピング加工を行う方法において、次の各工程よりなることを特徴とするタッピング方法
    (a)パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置に装着したタッピングツールに備えたタップの先端部をワークに設けた下穴に係合する工程、
    (b)前記タップの先端部が前記下穴に係合した状態にあるときに前記タップを正回転すべく、前記回転金型割出し装置の制御モータを正回転する工程、
    (c)前記回転金型割出し装置の制御モータが所定回数回転したことを検出したときに、前記制御モータの正回転を停止し逆回転してワークの下穴から前記タップを離脱する工程。
  2. パンチプレスにおいてタッピング加工を行う方法において、次の各工程よりなることを特徴とするタッピング方法
    (a)パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置に装着したタッピングツールに備えたタップの先端部をワークに設けた下穴に係合する工程、
    (b)前記タップの先端部が前記下穴に係合した状態にあるときに前記タップを正回転すべく、前記回転金型割出し装置の制御モータを正回転する工程、
    (c)前記回転金型割出し装置の制御モータが回転を開始して所定時間経過したことを検出したときに、前記制御モータの正回転を停止し逆回転してワークの下穴から前記タップを離脱する工程。
  3. パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置に上下動自在に装着自在のシャンク本体内に、下端部にタップを備えたタップホルダを上下動のみ自在に設けると共に上方向に付勢して設け、前記パンチプレスに上下動自在に備えたラムの下降動作を前記タップホルダに伝達するための下降動作伝達手段を前記シャンク本体の上部に設けたことを特徴とするタッピング装置。
  4. パンチプレスに回転自在に備えた回転金型割出し装置に上下動自在に装着自在のシャンク本体内に、下端部にタップを備えたタップホルダを上下動のみ自在に設けると共に上方向に付勢して設け、前記パンチプレスに上下動自在に備えたラムの下降動作を前記タップホルダに伝達するための下降動作伝達手段に、前記ラムから供給される流体圧によって前記タップホルダを下方向へ押圧する押圧手段及び衝撃吸収手段を備えたことを特徴とするタッピング装置。
  5. 請求項3又は4に記載のタッピングツールにおいて、前記シャンク本体の下端部に、ワーク押えを回転自在に備えたことを特徴とするタッピング装置。
  6. 請求項3,4又は5に記載のタッピングツールにおいて、前記下降動作伝達手段及び前記タップホルダに、前記ラムから供給されるオイルを前記タップに導くためのオイル流路を備えたことを特徴とするタッピング装置。
  7. 請求項3,4,5又は6に記載のタッピングツールにおいて、前記下降動作伝達手段に、前記タップホルダの上方向への付勢力に抗して当該タップホルダを下降すべく前記ラムの下降動作を伝達自在の弾性手段を備えたことを特徴とするタッピング装置。
  8. 回転金型の回転割出しを行うための回転金型割出し装置を備えたパンチプレスにおいて、前記回転金型割出し装置を回転駆動する制御モータを、回転金型の回転割出し及び回転金型割出し装置に装着したタッピングツールによるタッピング加工に対応して制御自在のモータ制御手段を備えたことを特徴とするパンチプレス。
  9. 請求項8に記載のパンチプレスにおいて、前記モータ制御手段に、前記制御モータが正回転を開始して所定回数回転したこと又は所定時間経過したことを検出したときに前記制御モータの正回転を停止し逆回転に切換えるための回転方向切換え手段を備えたことを特徴とするパンチプレス。
  10. ワークに形成した下穴にタッピング加工を行うためのタップと対向してワークを支持するタップダイに、前記ワークを貫通した前記タップによって作動される作動子を備え、この作動子が作動されたことを検出するセンサを備えてなるタッピング加工装置において、前記センサの状態を監視するセンサ監視手段を備えたことを特徴とするタッピング装置。
  11. ワークに形成した下穴にタッピング加工を行うためのタップと対向してワークを支持するタップダイに、前記ワークを貫通したタップによって作動される作動子を備え、この作動子の作動時に当該作動子内の排出孔にエアーを噴出するエアー噴出孔を備えたことを特徴とするタッピング装置。
  12. 請求項11に記載のタップダイにおいて、前記エアー噴出孔は、前記排出孔の排出方向に指向してあることを特徴とするタッピング装置。


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