JPH11290967A - パンチプレス用タッピング装置 - Google Patents

パンチプレス用タッピング装置

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JPH11290967A
JPH11290967A JP10605198A JP10605198A JPH11290967A JP H11290967 A JPH11290967 A JP H11290967A JP 10605198 A JP10605198 A JP 10605198A JP 10605198 A JP10605198 A JP 10605198A JP H11290967 A JPH11290967 A JP H11290967A
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ram
tap
tapping
tool
mold
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JP10605198A
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Hideto Aizawa
秀人 相澤
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タップ駆動系の簡素化とタッピングの高速化
を図る。 【解決手段】 パンチ金型1を昇降させるラム5により
タップ工具6の昇降送りを行うようにすると共に、タッ
プ工具6に対して回転動力を与える回転動力付与手段8
を設ける。この回転動力付与手段8およびラム5の昇降
送りを制御する制御手段25を設ける。この制御手段2
5は、ラム5の昇降ストローク内でタップ刃15がワー
クWに対して加工を行う範囲において、回転を付与する
ように制御するものとする。回転動力付与手段8は、回
転金型の回転手段で兼用しても良い。カートリッジ式や
タレット式のパンチプレスに応用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カートリッジ式
のパンチプレスやタレット式のパンチプレス等に装備さ
れるパンチプレス用タッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】パンチプ
レスによる加工の応用範囲を広げるため、パンチプレス
にタッピング装置を取付けることがある。従来のタレッ
ト式のパンチプレスでは、図9に一例を示すように、プ
レスフレーム101の側面に多軸(または単軸)のタッ
ピング装置102を取付け、パンチ加工とタッピングと
の複合加工を行っている。
【0003】しかし、同図のタッピング装置102の配
置では、パンチ中心位置O1とタッピング位置O2とに
大きな(数百ミリの)オフセット量Lがあるため、タッ
ピング可能な範囲が制限される欠点を持つ。すなわち、
テーブル103上の板材ワークWは、ワークホルダ10
4で把持されて前後左右に送られるが、前記オフセット
量Lのため、ワークホルダ104の移動による横方向
(X軸方向)の送り可能な範囲が、タッピング位置O2
に十分に対応できない。
【0004】このような問題点を解決するため、タッピ
ング専用の駆動源を設けて、タレット内にタッピング装
置を搭載したものや、タレットにおける回転金型の設置
ステーションに減速機付きのタッピング装置を搭載した
ものが案出されている。しかし、これらのタッピング装
置は、回転動力のみしか与えられず、タッピングに必要
な送りはマスタスクリューを用い、回転を送り運動に変
換することで行っている。パンチホルダ内やダイホルダ
内にマスタスクリューを収容することは、機構の複雑化
を招き、またリードの異なるタップを使用する場合は、
タップだけでなく、マスタスクリューの交換も必要とな
る。また、マスタスクリューを用いた形式では、タップ
刃が上昇待機位置からワークに噛み込むまでの空転時も
加工時と同じ送り速度で送らなければならず、タップ加
工の時間が長くなる。
【0005】この発明の目的は、タップ駆動系の簡素化
と、タッピングの高速化が図れるパンチプレス用タッピ
ング装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のパンチプレス
用タッピング装置は、パンチ金型を昇降させるラムによ
りタップ工具の昇降送りが行われるパンチプレス用タッ
ピング装置であって、タップ工具に対して回転動力を与
える回転動力付与手段を設けたものである。このよう
に、タッピング装置に回転動力と送り動力を別個に与え
ることで、タッピング装置の簡素化と高速化が図れる。
タッピング装置内にマスタスクリューを用いる必要がな
いため、構造を簡素化でき、リードの異なるタップ加工
のためにマスタスクリューを交換する必要もなくなる。
また、回転動力と送り動力を別個に与えることから、早
送りが可能となり、そのためタップ刃が上昇待機位置か
らワークに噛み込むまでの空転時間が短縮でき、タッピ
ングの高速化、高生産性を実現できる。送り動力は、パ
ンチ金型を昇降させるラムで与えるので、別個にタッピ
ングの送り専用の駆動源を必要とせず、構造が簡略化さ
れる。
【0007】この発明において、前記回転動力付与手段
の回転およびラムの昇降送りを制御する制御手段を設
け、この制御手段は、ラムの昇降ストローク内でタップ
刃がワークに対して加工を行う範囲において、前記タッ
プ刃に回転を付与するように制御するものとしても良
い。このように、タップ刃がワークに対して加工を行う
範囲において、前記タップ刃に回転を付与するように制
御することにより、早送りが可能となり、空転時間が減
って高速加工が実現できる。
【0008】前記制御手段は、タップ刃のリードに応じ
た最適な昇降送りとなるようにラムを制御するものとす
ることが好ましい。これにより、タップ刃が種々異なる
リードのものに交換されても、無理な負荷が作用せず、
加工が確実に行える。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図4と共に説明する。このパンチプレス用タッピング
装置は、パンチ金型1を昇降させるラム5によりタップ
工具6の昇降送りを行うようにし、かつタップ工具6に
対して回転動力を与える回転動力付与手段8を設けたも
のである。ラム5は、ラム昇降駆動手段9により昇降駆
動される。ラム昇降駆動手段9は、昇降送りの速度制御
が可能なものであり、油圧式のものであっても、またサ
ーボモータとこのサーホモータの回転をラム5の直線運
動に変換する手段であっても良い。
【0010】パンチ金型1およびダイ金型2は、上下の
金型保持具3,4に設置される。これら金型保持具3,
4は、複数の金型ステーションTを有しており、任意の
金型ステーションTがラム5の位置に一致するように、
金型割出手段10の駆動で、ラム5に対して相対的に移
動させられる。金型保持具3,4は、カートリッジまた
はタレット等からなり、タレットの場合は、金型割出手
段10はタレットを回転させる駆動手段で構成される。
金型保持具3,4がカートリッジである場合は、カート
リッジを直線的に移動させるカートリッジ移動手段、ま
たはラム5を平行移動させるラム位置移動手段、または
カートリッジ移動手段およびラム位置移動手段の両方
で、金型割出手段10が構成される。
【0011】タップ工具6は、上下の金型保持具3,4
のいずれかに設置される。この例では、タップ工具6
は、上側の金型保持具3の一個所または複数個所の金型
ステーションTに設置され、各タップ工具6と対応して
下側の金型保持具3にタップ工具受け具7が設置され
る。金型保持具3の各金型ステーションTは、上下に貫
通した金型設置孔で形成され、これら金型ステーション
Tのうち、一部のものは、金型設置孔内に内筒12が回
転自在に設置される。タップ工具6は、この内筒12内
に昇降のみ自在に設置され、内筒12を回転動力付与手
段8で回転させることにより、内筒12と共に回転させ
られる。内筒12は、回転金型の設置用に設けられたも
のであり、回転金型も内筒12に昇降のみ自在に設置さ
れる。回転金型は、パンチ中心回りの回転角度を種々変
えた状態でパンチ動作することにより、一つの金型で各
種の方向のパンチ加工を行えるようにした非円形の金型
のことである。回転金型については、その一例を後に図
8と共に説明する。
【0012】タップ工具6は、内筒12内に、スライダ
とスプリング(いずれも図示せず)によって適切な高さ
で支持され、かつキー18により内筒12に対して回り
止めされている。タップ工具6は、内筒12に昇降自在
に嵌合した工具ホルダ16と、この工具ホルダ16内に
昇降自在に嵌合したチャック付き昇降体17とを有し、
チャック付き昇降体17に各種のタップ刃15が交換自
在に装着される。チャック付き昇降体17は、上端の頭
部6aがラム5で押し付けられて下降動作するものであ
り、工具ホルダ16に対して復帰ばね19で上昇付勢さ
れ、上昇端がストッパで規制されている。工具ホルダ1
6の先端にはウレタンゴム等からなるストリッパ20が
回転自在に取付けられ、タッピング時のワーク傷を防止
する。なお、チャック付き昇降体17には、ばねやラチ
ェット等からなる周知の送り誤差吸収手段(図示せず)
を設け、タップ刃15の破損を防止するようにしても良
い。
【0013】回転動力付与手段8はモータ等からなり、
減速手段21を介して内筒12に回転伝達する。減速手
段21は、内筒12に一体に設けられたウォームホイル
22と、これに噛み合うウォーム23とからなるが、こ
れに限らず、平歯車や、ベルト、ボール減速機など、各
種のものが使用できる。回転動力付与手段8は、金型保
持具3に設置される回転金型を回転させる駆動源で兼用
させてある。このように、タップ工具6の回転に回転金
型の回転駆動源を兼用させることにより、タップ工具6
の昇降送りにラム昇降駆動手段9を利用することと相ま
って、タッピング用動力として新たな駆動源を設ける必
要がなくなり、タレットまたはカートリッジ等からなる
金型保持具3の構造を簡素化できる。
【0014】なお、パンチ金型1およびタップ工具6
は、ラム5に頭部1a,6aを係合させて引き上げる強
制引き上げ形式のものとしても、またばね復元力で上昇
復帰する自然復帰形式のものとしても良い。
【0015】制御系を説明する。制御手段25は、タッ
プ回転制御部26およびタップ昇降制御部27を有し、
これらの制御部26,27により、回転動力付与手段8
およびラム昇降駆動手段9が各々制御される。制御手段
25は、パンチプレスの全体を制御するコンピュータ式
の数値制御装置およびプログラマブルコントローラから
なる制御装置の一部などで構成される。制御手段25の
タップ回転制御部26は、ラム5の昇降ストローク内の
うち、タップ刃15がワークWに対して加工を行う範囲
において、タップ工具6に回転を付与するように制御す
る。また、制御手段25のタップ昇降制御部27は、タ
ップ工具情報記憶手段28に設定されたタップ種類およ
びリードの情報に基づき、選択されたタップ工具6にお
けるタップ刃15のリードに応じた最適な昇降送りとな
るように、ラム昇降駆動手段9を制御する。制御手段2
5は、詳しくは図4の流れ図に示す処理を行う。
【0016】上記構成の動作を図4の流れ図および図2
と共に説明する。タッピングに際して、タップ工具6
は、ラム5と対応する加工位置へ位置決めされる(S
1)。この後、タップ工具6は、所定高さまで、すなわ
ちタップ刃15の先端がワークWに触れるまで、または
予め設定された高さまで、ラム5によって早送りされる
(S2)。
【0017】所定高さまで早送りされると、金型動力付
与手段8が動作を開始し、内筒12にキー18で連結さ
れたタップ6が回転する(S3)。この際、ラム軸の制
御手段であるタップ昇降制御部27は、タップ刃15の
リードに応じて送り速度を決定し、回転と同期して送り
を行う。このとき、チャック付き昇降体17に送り誤差
吸収手段を備えている場合は、リードよりも大きな送り
を与えたり、小さな送りを与えたり、あるいは加工の途
中で送り速度を変えても、支障なく加工が行える。な
お、タップ刃15の折損監視装置(図示せず)を設け、
タップ折損を検出した場合に、制御装置25は、即座に
タッピングを停止し、またはタップ工具6の逆転および
戻し送りを行うようにすることが好ましい。所定深さま
でタッピングが終了し、またはタップ工具6が設定され
た高さまで下降すると、タップ工具6の回転と送りは停
止する(S4)。停止は、回転と送りの両方が同時に停
止することが望ましいが、チャック付き昇降体17に送
り誤差吸収手段を備えている場合は、回転と送りの停止
タイミングをずらせた方が好ましい場合もある。
【0018】この後、タップ刃15の抜き取りを行う
(S5)。タップ刃15の抜き取りも、タップ工具6の
逆転と同期した送り(戻り)によって行われるが、チャ
ック付き昇降体17に送り誤差吸収手段を設けている場
合は、前記と同様に必ずしも同期させる必要はない。タ
ップ工具6をラム5による強制引き上げ形式のものとし
た場合は、タップ逆転と完全に同期したタップ戻しが可
能である。タップ工具6をスプリングの復元力のみによ
る自然復帰形式とした場合は、そのスプリング復元力を
用いてタップ刃15を引き抜くことになる。この場合
に、タップ抜き取り開始と同時にラム5を待機位置まで
引き上げてスプリングの力で徐々に引き抜かれるのを待
っても良いし、ラム5を回転と同期して引き上げ、スプ
リング復元力を制御しても良い。また、タップ工具6に
戻し専用の動力(空気圧など)を与えても良い。
【0019】タップ刃15がワークWから完全に引き抜
かれると、タップ工具6の逆転を停止し(必ずしも停止
させなくても良い)、タップ工具6を早戻しする(S
6)。タップ刃15がワークWから完全に引き抜かれた
ことは、ラム5が所定高さまで上がったことや、タップ
工具6が所定回転数逆転したことや、あるいは適宜設け
たセンサで認識することにより判断できる。タップ工具
6が所定の待機高さ(例えば、ワークWやこのタップ工
具6を移動してもタップ工具6がワークWやプレス機本
体と干渉しない高さ)まで復帰すると、タッピングの1
サイクルが終了する(S7)。この後、別のワーク位置
で再びタッピングを行う場合は、図4のステップS1に
戻って前記の動作を繰り返す(S8)。この場合に、使
用金型ステーションTを変えて異なる径のタップ工具6
を用いてタッピングを行っても良い。また、タッピング
の終了後、使用金型ステーションTを変えて、パンチ加
工や成形加工を行っても良く、また加工を終了しても良
い。
【0020】なお、上記実施形態では、上側の金型保持
具3にタップ工具6を設置した場合につき説明したが、
タップ工具は下側の金型保持具3に設置しても良い。そ
の場合、回転するダイホルダ(またはダイと似た形状の
タップホルダ)に取付けられたタップに対して、上方か
らラム5でワークWを押し付ける送り方式となる。
【0021】図5ないし図8は、このパンチプレス用タ
ッピング装置を装備したカートリッジ式のパンチプレス
の一例を示す。このパンチプレス機は、加工手段である
プレス機本体32と、金型マガジン33と、カートリッ
ジ交換手段34とで構成される。プレス機本体32に
は、金型保持具である上下一対のカートリッジ37,3
8が、カートリッジ移動手段39の駆動で進退可能に設
置され、パンチおよびダイとなる上下の金型1,2は、
各々複数ずつ上側のカートリッジ37および下側のカー
トリッジ38に設置される。前記パンチ金型1およびダ
イ金型2のうちの一部のものが、回転金型1A,2Aと
され、またカートリッジ37,38の一部に、金型に代
えて、図1の実施形態におけるタップ工具6およびタッ
プ工具受け具7が設置される。金型マガジン33は、上
下一対のカートリッジ37,38を格納するカートリッ
ジ格納部33aを複数個並べたものであり、プレス機本
体32のテーブル40に沿って設けられている。カート
リッジ交換手段34は、プレス機本体32と金型マガジ
ン33の各カートリッジ格納部33aとの間でカートリ
ッジ37,38の自動交換を行う手段であり、金型マガ
ジン33に沿って設けられたレール41と、このレール
41上を走行する台車42とを備える。
【0022】プレス機本体32は、フレーム43にカー
トリッジ移動手段39およびラム昇降駆動手段9を設置
したものであり、テーブル40上で板材のワークWを移
動させるワーク移動手段35を備える。ワーク移動手段
41は、ワークWを一方向(横方向X)に移動させるも
のであり、テーブル40上のワークWの一端を把持する
複数のワークホルダ35が、前記一方向Xに進退するキ
ャリッジ35aに設けられている。カートリッジ移動手
段39は、図1の実施形態における金型割出手段10と
なるものであり、上下のカートリッジドライブ部材4
4,45と、これらを進退させるボールねじおよびサー
ボモータ等からなる進退駆動手段46,47とで構成さ
れる。カートリッジドライブ部材44,45は、カート
リッジ37,38を案内するレール48,49上に進退
自在に設置され、連結手段50でカートリッジ37,3
8と連結される。ラム昇降駆動手段9は、図1と共に説
明したものであるが、この例では、サーボモータおよび
ボールねじ等からなるラム位置移動手段51により、前
後方向Y、つまりカートリッジ37,38の移動方向と
平行に進退可能としてある。これにより、ワークWの加
工位置の位置決めは、左右方向Xについては、ワーク移
動手段35によるワークWの移動で、また前後方向Yに
ついてはラム昇降駆動手段9の移動により行われる。な
お、ラム昇降駆動手段9を位置固定とし、ワーク移動手
段35でワークWを2軸X,Y方向に移動させるように
しても良い。
【0023】図7および図8に示すカートリッジ37で
は、回転金型1Aは、タップ工具6と並べて設置してあ
る。回転金型1Aは、タップ工具6と同様に、金型ステ
ーションTの前記内筒12内に、昇降のみ自在に設置し
たものであり、内筒12に昇降自在に嵌合する金型ホル
ダ52と、この金型ホルダ52内に昇降自在に保持され
た剪断刃体53とを有する。剪断刃体53は、上端の頭
部がラム5で押し付けられて下降動作するものであり、
工具ホルダ52に対して復帰ばね54で上昇付勢され、
上昇端がストッパで規制されている。工具ホルダ52の
先端にはウレタンゴム等からなるストリッパ55が取付
けられている。ダイ側の回転金型2Aは、パンチ側の回
転金型1Aと同様にウォーム付きの内筒を介して下側の
カートリッジ37に設置され、パンチ側の回転金型1A
に対する回転動力付与手段8と同様な回転動力付与手段
で回転させられるが、昇降は不能とされる。
【0024】回転金型1Aおよびタップ工具6には、共
通の伝達軸56を介して回転動力付与手段8から回転が
伝達される。回転動力付与手段8は、その駆動源となる
モータ8aがカートリッジドライブ部材45に設置さ
れ、軸継手57を介してカートリッジ37上の伝達軸5
6に回転伝達する。軸継手57は、互いに噛み合う一対
の継手部材57a,57bからなる。伝達軸56に、回
転金型1Aおよびタップ工具6の減速手段21を構成す
るウォーム23が設けられている。
【0025】このように、回転金型1Aとタップ工具6
とを兼用の回転動力付与手段8で回転させることが実現
でき、カートリッジ37,38の構成が簡素化できる。
【0026】
【発明の効果】この発明のパンチプレス用タッピング装
置は、パンチ金型を昇降させるラムによりタップ工具の
昇降送りを行い、タップ工具に対する回転動力は別の回
転動力付与手段で与えるようにしたため、タップ駆動系
が簡素化され、かつタッピングの高速化が図れる。前記
回転動力付与手段の回転およびラムの昇降送りを制御す
る制御手段を設け、ラムの昇降ストローク内でタップ刃
がワークに対して加工を行う範囲において、タップ工具
に回転を付与するように制御ものとした場合は、早送り
が可能で、空転時間が短縮でき、前記のタッピングの高
速化が実現できる。前記制御手段が、タップ刃のリード
に応じた最適な昇降送りとなるようにラムを制御するも
のである場合は、タップ刃が種々異なるリードのものに
交換されても、無理な負荷が作用せず、確実なタップ加
工が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるパンチプレス用
タッピング装置のタップ工具の断面図と制御系の概念構
成のブロック図とを示す説明図である。
【図2】タップ工具の各動作状態の断面図である。
【図3】タップ工具とこれに回転伝達する減速手段を示
す平面図である。
【図4】制御手段のタッピング動作の流れ図である。
【図5】同タッピング装置を装備したカートリッジ式パ
ンチプレスの平面図である。
【図6】同パンチプレスの主要な駆動系を模式的に示す
側面図である。
【図7】カートリッジおよびカートリッジドライブ部材
の平面図である。
【図8】回転金型およびタップ工具をカートリッジに設
置した状態を示す断面図である。
【図9】従来例の平面図である。
【符号の説明】
1…パンチ金型 1A…回転金型 2…ダイ金型 2A…回転金型 3,4…金型保持体 5…ラム 6…タップ工具 8…回転動力付与手段 9…ラム昇降駆動手段 10…金型割出手段 12…内筒 15…タップ刃 16…工具ホルダ 17…チャック付き昇降体 21…減速手段 25…制御手段 32…プレス機本体 33…金型マガジン 34…カートリッジ交換手段 35…ワーク移動手段 37,38…カートリッジ 39…カートリッジ移動手段 51…ラム位置移動手段 W…ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチ金型を昇降させるラムによりタッ
    プ工具の昇降送りが行われるパンチプレス用タッピング
    装置であって、タップ工具に対して回転動力を与える回
    転動力付与手段を設けたパンチプレス用タッピング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回転動力付与手段の回転およびラム
    の昇降送りを制御する制御手段を設け、この制御手段
    は、ラムの昇降ストローク内でタップ刃がワークに対し
    て加工を行う範囲において、前記タップ工具に回転を付
    与するように制御する請求項1記載のパンチプレス用タ
    ッピング装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、タップ刃のリードに応
    じた最適な昇降送りとなるようにラムを制御する請求項
    2記載のパンチプレス用タッピング装置。
JP10605198A 1998-04-16 1998-04-16 パンチプレス用タッピング装置 Pending JPH11290967A (ja)

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