JP2004262464A - 充填方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の収納室を備える包装容器のそれぞれの収納室に、それぞれ所定量の内容物を充填する際、それぞれの内容物の充填量を個別に管理でき、充填ロスを低減させることができる充填方法を提供する。
【解決手段】以下の工程A、Bを含むことを特徴とする充填方法による。
(A)一の内容物3aを一の収納室2aに所定量充填した後、充填された一の内容物3aを含む前記包装容器1の全体重量を測定する工程。
(B)前記工程Aで測定された前記一の内容物3aを含む包装容器の全体重量を風袋とみなして、次の内容物3bが充填される際の内容物を含む前記包装容器1の重量を測定しつつ、次の収納室2bに前記次の内容物3bを所定量充填する工程。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の収納室を備える包装容器のそれぞれの収納室に、それぞれ所定量の内容物を充填する充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、包装容器に所定量の内容物を充填する方法としては、まず包装容器の重量を測定して風袋を求め、次いで、充填中の包装容器の重量を測定しながら内容物の充填を行い、内容物を含めた包装容器の全体重量と、予め測定した風袋との比較によって、内容物の充填量を算出し、算出された内容物の充填量に基づいて、充填ノズルの流量を制御することが一般的に実施されている。また、充填後、内容物が所定量充填されたかどうか検量するため、充填後に内容物を含めた包装容器の全体重量を再測定し、前記風袋との比較によって充填量を算出することも一般的な手法である(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−079104号公報
【特許文献2】
特開2001−055297号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図2に示すように、複数の収納室2を備える包装容器1のそれぞれの収納室2に、それぞれ所定量の内容物を充填する場合、従来の方法によれば、充填量の検量は、すべての内容物をそれぞれ目的の収納室2に充填した後に行われることになる。
この場合、検量される充填量は、すべての内容物の充填量の合計値となるため、いずれかの内容物の充填量に過不足があったとしても、どの内容物の充填量が不適切であるのかを知ることができない。従って、充填量を適切にするため充填装置を調整しようとしても、どの内容物の充填工程について調整すればよいか分からず、調整は困難であった。また、検量によって不良品を発見するのがすべての内容物を充填した後であるため、該不良品については、すべての内容物が充填不良と判定されることになり、充填ロスの量が多くなり、問題であった。
【0005】
従って、本発明の課題は、複数の収納室を備える包装容器のそれぞれの収納室に、それぞれ所定量の内容物を充填する際、それぞれの内容物の充填量を個別に管理でき、充填ロスを低減させることができる充填方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、複数の収納室を備える包装容器のそれぞれの収納室に、それぞれ所定量の内容物を充填する充填方法であって、以下の工程A、Bを含むことを特徴とする充填方法を提供する。
(A)一の内容物を一の収納室に所定量充填した後、充填された一の内容物を含む前記包装容器の全体重量を測定する工程。
(B)前記工程Aで測定された前記一の内容物を含む包装容器の全体重量を風袋とみなして、次の内容物が充填される際の内容物を含む前記包装容器の重量を測定しつつ、次の収納室に前記次の内容物を所定量充填する工程。
【0007】
前記工程Aにおいては、前記一の内容物を前記一の収納室に所定量充填するに際し、前記包装容器の重量を測定しつつ、前記一の収納室に前記一の内容物を所定量充填することが好ましい。
また、一の内容物の充填後、前記一の内容物を含む包装容器の全体重量を測定し、一の内容物の充填前に測定された包装容器の重量との差により、前記一の内容物の充填量を求めて検量することが好ましい。
【0008】
本発明の充填方法においては、前記工程Aと前記工程Bとの間に、前記包装容器を移送する工程を有することができる。
前記包装容器および/または内容物の重量を測定するに際し、ロードセルを用いることが好ましい。
複数本のノズルを用いて複数個の包装容器に同時充填する場合、それぞれのノズルの充填開始時期または内容物の充填流量を変えることにより充填終了時期に時間差を設けることが好ましい。
前記包装容器に所定量の液状物を充填する充填弁として、流量調整手段を有する弁を用いることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の充填方法の一実施の形態を説明する概略図である。図2は、本実施の形態の充填方法が適用される包装容器の一例を示す概略斜視図である。図2に示すように、ここでは、包装容器1は、2つの収納室2(以下、符号を区別して第1の収納室2aおよび第2の収納室2bという)を備えるものが用いられる。包装容器1の形態としては、ここではプラスチックフィルムやラミネートフィルムなどの可撓性を有する材料からなる袋体(パウチ)としたが、カップや箱体など、他の形態でも良い。また、第1の収納室2aの容量と、第2の収納室2bの容量とは、等しくても、異なっていても良い。
【0010】
内容物としては特に限定されず、食品、飲料、工業化学品、医薬品、化粧品など種々の分野における内容物の包装に利用できる。2種以上の内容物を1つの包装容器に充填するものとして特に例示をすれば、開封後に内容物を混合して用いるようなものであり、例えば、2液型の接着剤、レジストインキ、マーキングインキ等のほか、食品分野における液卵の黄身と白身などや、医薬品分野において、液剤と粉体などは、従来から収納室を分けた包装が行われている。
【0011】
図1において、符号30は、充填装置である。この充填装置30は、第1の収納室2aに第1の内容物3aを充填する第1の充填手段10と、第2の収納室2bに第1の内容物3bを充填する第2の充填手段20とを備えている。
【0012】
第1の充填手段10は、第1の内容物3aを蓄えるタンク11と、第1の内容物3aを充填する充填ノズル12と、タンク11から充填ノズル12に供給される第1の内容物3aの流量を調整するバルブ13と、第1の内容物3aの充填前の包装容器1の重量を測定するロードセル14と、第1の内容物3aの充填中の包装容器1の重量を測定するロードセル15と、第1の内容物3aの充填後の包装容器1の重量を測定するロードセル16とを備えている。
また、第2の充填手段20は、第2の内容物3bを蓄えるタンク21と、第2の内容物3bを充填する充填ノズル22と、タンク21から充填ノズル22に供給される第2の内容物3bの流量を調整するバルブ23と、第2の内容物3bの充填前の包装容器1の重量を測定するロードセル24と、第2の内容物3bの充填中の包装容器1の重量を測定するロードセル25と、第2の内容物3bの充填後の包装容器1の重量を測定するロードセル26とを備えている。
【0013】
この充填装置30では、ロードセル14〜16、24〜26により検知された包装容器1の重量は、制御装置31に入力されるようになっている。制御装置31は、入力された重量のデータに基づいて、バルブ13、23を制御して、充填ノズル12、22に供給される内容物3a、3bの流量を制御する。また、制御装置31は、入力された重量のデータに基づいて、内容物3a、3bの充填量を算出して検量を行う。
【0014】
本実施の形態の充填方法では、まず、図1(a)に示すように、ロードセル14により、空の包装容器1の重量Tを測定する。この重量Tは制御装置31に入力され、第1の内容物3aの充填工程における風袋として用いられる。
次に、図1(b)に示すように、包装容器1を充填ノズル12の下に移送し、第1の内容物3aの充填を行う。この際、前記重量Tを風袋として、目標の充填量を算出し、ロードセル15によって測定される重量が目標の充填量に対応するときまで第1の内容物3aを充填する。
【0015】
第1の内容物3aの充填後、図1(c)に示すように、包装容器1をロードセル16に移送し、包装容器1と第1の内容物3aとを合わせた全体重量Wを測定する。この重量を制御装置31に入力し、これを前記重量Tと比較することにより、第1の内容物3aの充填量は、W−Tとして検量される。この検量値が規定範囲外であった場合には、ここで、不良品として判定し、当該包装容器1を充填装置30外へ排出する。
【0016】
次いで、まず、図1(d)に示すように、ロードセル24により、第1の内容物3aが充填された包装容器1の重量Tを測定する。この重量Tは制御装置31に入力され、第2の内容物3bの充填工程における風袋として用いられる。
次に、図1(e)に示すように、包装容器1を充填ノズル22の下に移送し、第2の内容物3bの充填を行う。この際、前記重量Tを風袋として、目標の充填量を算出し、ロードセル25によって測定される重量が目標の充填量に対応するときまで第2の内容物3bを充填する。
【0017】
第2の内容物3bの充填後、図1(f)に示すように、包装容器1をロードセル26に移送し、包装容器1と第1の内容物3aと第2の内容物3bとを合わせた全体重量Wを測定する。この重量を制御装置31に入力し、これを前記重量Tと比較することにより、第2の内容物3bの充填量は、W−Tとして検量される。この検量値が規定範囲外であった場合には、ここで、不良品として判定し、当該包装容器1を充填装置30外へ排出する。
【0018】
このように、第1の内容物3aを第1の収納室2aに所定量充填した後、充填された第1の内容物3aを含む包装容器1の全体重量Tを測定し、次に、第2の内容物3bが充填される際、この全体重量Tを風袋とみなして、第2の内容物3bを含む包装容器1の重量をロードセル25で測定しつつ、第2の内容物3bを第2の収納室2bに所定量充填することにより、第2の内容物3bの充填量を、第1の内容物3aの充填量に依存せずに制御することができる。従って、第2の内容物3bの充填量の精度が向上し、正確な充填が実現される。
【0019】
また、第1の内容物3aを第1の収納室2aに所定量充填するに際し、包装容器1の重量をロードセル15で測定しつつ、第1の内容物3aを第1の収納室2aに所定量充填することにより、第1の内容物3aの充填量を、正確に制御することができる。すなわち、第1および第2の内容物3a、3bの充填量を、いずれも正確に制御することができる。
【0020】
第1の内容物3aの充填後、第1の内容物3aを含む包装容器1の全体重量Wを測定し、第1の内容物3aの充填前に測定された包装容器1の重量Tとの差により、第1の内容物3aの充填量を求めて検量することにより、第2の内容物3bを充填する前に、第1の内容物3aの充填量を検量することができる。
この結果、第1の内容物3aの充填量が不正確であった場合には、第2の内容物3bを充填せずに済むので、充填ロスが低減される。また、第2の内容物3bを充填する前に、第1の内容物3aの充填量が規定範囲内となるように調整すれば、充填装置30に戻して、引き続き第2の充填手段20により第2の内容物3bの充填を行うこともでき、不良品を少なくすることができる。
【0021】
第2の内容物3bの充填後、第2の内容物3bを含む包装容器1の全体重量Wを測定し、第2の内容物3bの充填前に測定された包装容器1の重量Tとの差により、第2の内容物3bの充填量を求めて検量することにより、第1の内容物3aの充填量に依存せずに、第2の内容物3bの充填量を検量することができる。この結果、第2の内容物3bの充填量が不正確であった場合には、第1の内容物3aの充填量は規定範囲内と分かっているので、第2の内容物3bのみの充填量を調整することにより、規定どおりに充填することができ、不良品を少なくすることができる。
【0022】
図3は、本発明の充填方法の他の実施の形態を説明する概略図である。同図に示す充填装置40は、上述した第1実施の形態で説明した充填工程(b)、(e)において好適に使用することができる。
充填装置40は、液状物を貯蔵するタンク41と、包装容器に液状物を充填するノズル42と、タンク41からノズル42に液状物を供給する供給配管43と、液状物の充填量を計量する計量手段としてのロードセル44と、液状物を送液するポンプ45と、液状物の流量を調整する充填弁46とを備えている。
この充填装置40においては、一本の供給配管43から複数本の分岐配管43a、43bを分岐させ、各分岐配管43a、43bの先端にノズル42A、42Bが取り付けられている。分岐配管およびノズルの本数は、図3では2本としてあるが、もちろん、包装容器1の個数に合わせて3本以上とすることもできる。
【0023】
充填弁46は、それぞれの分岐配管43a、43bに設けられる。充填弁46としては、流量調整手段を有する弁を用いることが好ましい。
流量調整手段を有する弁としては、例えば2個の弁47、48を直列に接続したものを用いることができる。充填開始時には両弁47、48を開口する。充填が進行して目的重量に近づいた時には一方の弁48を閉じて他方の弁47を通過する液状物の流量を減少させる。さらに目的重量になった時に弁47を閉じて充填を終了する。
このような弁を用いることにより、計量ばらつきを低減させ、計量の正確性を向上させることができる。特に、液状物の粘稠性が高く、中に気泡が絡みやすい場合、充填する液状物の粘度、粒度、チクソ性、気泡絡み等の性状の差に関係なく安定した連続充填作業性を確保することができる。
また、1つの弁により開口量を2段、多段、もしくは連続的に調整可能な構造の物でも同じ効果を得ることができる。
【0024】
複数の包装容器1A、1Bに充填する場合には、包装容器1Aおよび包装容器1Bの充填終了時期に、一定の時間差を設けることが好ましい。これにより、同一の供給配管43から内容物を供給する場合においても、複数の充填弁46、46を同時に閉じることにより発生する液状物の液量変化や流れの不安定化が抑制され、ロードセル44の計量不良や、ノズル42A、42Bからの液だれを抑制することができる。充填終了時期の時間差は、充填効率に鑑みて2秒以内とすることが好ましい。
【0025】
充填終了時期の時間差を設けるためには、例えば、分岐配管43a側の充填弁46を開いて包装容器1Aの充填を開始した直後に分岐配管43b側の充填弁46を開いて包装容器1Bの充填を開始し、包装容器1A、1Bの充填開始時期に時間差を設けるようにしてもよい。また、例えば、分岐配管43a、43bに流量差を設けることにしても達成できる。
【0026】
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、包装容器として、3個以上(例えばn個とし、n≧3)の収納室を有する容器を用いて、各収納室に、順次、所定量の第1〜第nの内容物を充填する場合にも本発明を適用することができる。この場合、例えば、第iの内容物(ただし、2≦i≦n)を充填する際には、第jの内容物(ただし、j=i−1とする。jは、1≦j≦n−1を満足する)を所定量充填した後、第1〜第jの内容物を含む包装容器の全体重量Tiを測定し、この重量Tiを風袋として、第iの内容物を充填する。これにより、第1〜第jの内容物の充填量に依存せずに、第iの内容物の充填量を正確に測定して制御することができる。
また、第iの内容物の充填後、第1〜第iの内容物を含む包装容器の全体重量Wiを測定し、重量Tiとの差(Wi−Ti)を算出する。これにより、第1〜第jの内容物の充填量に依存せずに、第iの内容物の充填量を測定して検量することができる。
【0027】
上記実施の形態では、各充填手段は3個一組のロードセルを備えており、1つの内容物の充填に要する風袋測定工程、充填工程、検量工程のそれぞれについて異なるロードセルを用い、各工程間で包装容器を移送するようにしたが、本発明は特にこれに限定されるものではない。すなわち、風袋測定工程と充填工程、充填工程と検量工程、あるいは、風袋測定工程と充填工程と検量工程のように、連続する2以上の工程で包装容器の移送を行わず、同一のロードセルを使用して計量を行うようにすることもできる。もちろん、上記の連続する2以上の工程は、一の内容物の充填に要する少なくとも1つの工程と、次の内容物の充填に要する少なくとも1つの工程とにまたがって設定することもできる。また、複数の内容物の充填に要する各工程の計量を、1個のロードセルで行うこともでき、ひいては、全ての内容物の充填に要する各工程の計量を、包装容器を移送することなく、1個のロードセル上で行うこともできる。
【0028】
上記実施の形態では、第1の内容物を充填するときの充填量の制御にもロードセルを用いたが、ピストンシリンダなどを用いて容量により充填量を制御しても良い。また、ロードセルの代わりに、電子上皿天秤など他の秤量装置を用いても良い。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の充填方法は、以下の工程A、Bを含むことを特徴とする。
(A)一の内容物を一の収納室に所定量充填した後、充填された一の内容物を含む前記包装容器の全体重量を測定する工程。
(B)前記工程Aで測定された前記一の内容物を含む包装容器の全体重量を風袋とみなして、次の内容物が充填される際の内容物を含む前記包装容器の重量を測定しつつ、次の収納室に前記次の内容物を所定量充填する工程。
これにより、すでに一の収納室に一の内容物が充填されている包装容器の次の収納室に、次の内容物を充填するに際し、上記風袋に基づいて充填量を制御することができる。従って、次の内容物の充填量を正確に制御することができる。
【0030】
前記工程Aにおいて、前記一の内容物を前記一の収納室に所定量充填するに際し、前記包装容器の重量を測定しつつ、前記一の収納室に前記一の内容物を所定量充填するようにすれば、一の内容物の充填量を容易に制御することができ、一の内容物も精度良く充填することができる。
【0031】
一の内容物の充填後、前記一の内容物を含む包装容器の全体重量を測定し、一の内容物の充填前に測定された包装容器の重量との差により、前記一の内容物の充填量を求めて検量するようにすれば、前記次の内容物の充填を行う前に、前記一の内容物の充填量を検量することができる。これにより、もし一の内容物の充填量が不良であれば、次の内容物の充填を行う前に不良品を判別することができ、充填ロスを低減することができる。
【0032】
前記工程Aと前記工程Bとの間に、前記包装容器を移送するようにすれば、一の内容物の充填と、次の内容物の充填とを異なる充填手段で行うことができ、1個の包装容器に複数の内容物を充填する作業を速く行うことができる。
前記包装容器および/または内容物の重量を測定するに際し、ロードセルを用いれば、一般的な装置で、正確な重量測定を行うことができ、容易に実施できるようになる。
【0033】
同一配管から分岐された複数のノズルを用いて複数の包装容器に充填する場合、包装容器および包装容器の充填終了時期に時間差を設けることにより、液状物の液量変化が抑制され、計量不良を抑制することができる。
前記包装容器に所定量の液状物を充填する充填弁として、流量調整手段を有する弁を用いた場合、充填する液状物の中に気泡が絡んでいる場合でも計量ばらつきを低減させることができ、充填する液状物の粘度、粒度、チクソ性、気泡絡み等の性状の差に関係なく安定した連続充填作業性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充填方法の一実施の形態を説明する概略図である。
【図2】複数の収納室を備える包装容器の一例を示す概略図である。
【図3】本発明の充填方法の他の実施の形態を説明する概略図である。
【符号の説明】
1、1A、1B…包装容器、2…収納室、2a…第1の収納室、2b…第2の収納室、3a…第1の内容物、3b…第2の内容物、10…第1の充填手段、14〜16…計量手段(ロードセル)、20…第2の充填手段、24〜26…計量手段(ロードセル)、30…充填装置、42A、42B…ノズル、43…供給配管、44…計量手段(ロードセル)、46…充填弁。

Claims (7)

  1. 複数の収納室を備える包装容器のそれぞれの収納室に、それぞれ所定量の内容物を充填する充填方法であって、
    以下の工程A、Bを含むことを特徴とする充填方法。
    (A)一の内容物を一の収納室に所定量充填した後、充填された一の内容物を含む前記包装容器の全体重量を測定する工程。
    (B)前記工程Aで測定された前記一の内容物を含む包装容器の全体重量を風袋とみなして、次の内容物が充填される際の内容物を含む前記包装容器の重量を測定しつつ、次の収納室に前記次の内容物を所定量充填する工程。
  2. 前記工程Aにおいて、前記一の内容物を前記一の収納室に所定量充填するに際し、前記包装容器の重量を測定しつつ、前記一の収納室に前記一の内容物を所定量充填することを特徴とする請求項1に記載の充填方法。
  3. 一の内容物の充填後、前記一の内容物を含む包装容器の全体重量を測定し、一の内容物の充填前に測定された包装容器の重量との差により、前記一の内容物の充填量を求めて検量することを特徴とする請求項1または2に記載の充填方法。
  4. 前記工程Aと前記工程Bとの間に、前記包装容器を移送する工程を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の充填方法。
  5. 前記包装容器および/または内容物の重量を測定するに際し、ロードセルを用いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の充填方法。
  6. 1本の供給配管から分岐された複数本のノズルを用いて複数個の包装容器に同時充填する充填方法において、それぞれのノズルの充填開始時期または内容物の充填流量を変えることにより充填終了時期に時間差を設けることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の充填方法。
  7. 前記包装容器に所定量の液状物を充填する充填弁として、流量調整手段を有する弁を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の充填方法。
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