JP2006258430A - 複室容器の液体充填量計量方法とその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複室容器を間欠搬送し、複室容器の両室を交互に起立させて液体を両室に充填密封する方法において、前記複室容器の風袋質量を第1の計量器で秤量し、一方の室に所定の液体を充填密封した複室容器の質量を倒置姿勢で第2の計量器で秤量し、次いで、他方の室に所定の液体を充填密封した両室に液体が充填密封された複室容器の質量を倒置姿勢で第3の計量器で秤量し、第1の計量器の秤量値と第2の計量器の秤量値の差を一方の室の充填量として算出し、第2の計量器の秤量値と第3の計量器の秤量値の差を他方の室の充填量として算出する複室容器の液体充填量計量方法及びその装置。
【選択図】図3
Description
上記いずれの場合も算出した充填量と目標量とに差があると、適当な処置を施し、充填量の調整を行っている。
その際、従来の適度な抜き取りチェックでは、突発的な事由による充填量の異常をチェックすることは出来ない。特に、医薬品においては、充填量は極めて高い精度を保持することが要求されると共に、不良品を絶対に出さないことが要求されるため、従来の抜き取り秤量では、十分に対応できなくなってきており、抜き取り秤量に加え、秤量装置による全数検査が行われている。(特許文献2)
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、複室容器の上下各室の充填量のそれぞれを計量すると共に、充填機の充填能力を維持した状態で、生産の高速化及び生産量の増大を達成できるようにするものである。また、複室容器の充填装置として装置内での容器の保持ならびに充填後の充填口の封止工程の位置決めを正確に、更に秤量時に充填口が確実に封止された状態で秤量することにより、秤量の確実性はもとより、秤量に要する時間を短縮して、生産性の良い複室容器の液体充填量計量方法とその装置を提供することを目的としている。
また、図4は、本発明の載置板の起立状態の一例を示す正面説明図であり、図5は、本発明に係る秤量手段の計量動作状態と非計量状態の基台と昇降台の関係を示す説明図である。図6は、本発明における複室容器を載置する載置板、昇降台、基台の組合せ状態の一例を示す説明斜視図である。
前記基台11にはそれぞれ3箇所の穿孔部12,12,12が設けられている。該穿孔部12に摺動自在に貫押される漏斗脚部19と漏斗状部18をその裏面に配設された昇降台13が設けられ、該昇降台13に支持され、前記複室容器1の上室Aおよび下室Bに対応する2枚の板材により構成され互に隣接する端部を支点として交互に起立自在に設けられた載置板15A,15Bが設けられており、該昇降台13の漏斗脚部19は前記穿孔部12を貫押する部分を円柱状とし、全体を漏斗状に形成してある。これにより、昇降台13は漏斗状部18にて穿孔部12にその位置を保持乃至固定することが出来る。また、3箇所の漏斗脚部19を前記基台11の下方位置より、水平に押上げることにより、穿孔部12と円柱状の漏斗状部18と穿孔部12の保持乃至固定していた状態が漏斗脚部19と穿孔部12に空間が生じることになり、基台11と昇降台13に確実分離される。また、水平押上げを解除し、下降させることにより、再度、基台11と昇降台13は漏斗状部18が穿孔部12に固定され、昇降台13のその位置を保持乃至固定することが出来る構造としてある。(以下、基台に載置されている昇降台、載置板等を合わせてバケットという)
上記基台11あるいはバケットの回動軌道の始端位置の1ステーション101(図2参照)には、複室容器1の供給ステーション30が設けられ、空の複室容器1が供給コンベア34により、供給ステーション30に移送され、供給コンベア34から1ステーション101の水平のバケットに空の複室容器1を供給するようになされており、バケットは載置板15A,15Bに配設してある保持具16により、容器1の上下を保持し、載置板15A,15Bに保持させる。
空の複室容器1を保持したら、1ステーション101の基台11の下方に設置してある計量器20(第1の計量)の秤量台21が昇降台13の漏斗脚部19の下端を押上げるように計量器20をエアシリンダ22にて上昇させる。計量器20が上昇し、秤量台21でバケットを持ち上げ、基台11と切り離して計量を開始し、計量値が安定してその計量値を制御装置に取り込むと計量器20を上昇させていたシリンダ22が下降する。計量器20の秤量台21が下降し、バケットの押上が解除されるとバケットは再度基台11と保持乃至固定する。計量器20の秤量台21は、基台11の穿孔部12に貫押されているバケットの漏斗脚部19が、基台11の移動に干渉しない位置まで下降して1ステーションの動作が完了する。
設定量を充填後、充填ノズルの取出しが完了して3ステーション103の動作が完了する。
2ステーション102での開口を維持した状態で基台11とバケットと同時に充填口の開口用バキュームパットを移動させる。図示しない開口用のバキュームパットは、3ステーション103での充填動作中に無端回動コンベアNの回動とは異なり、単独で2ステーション102に戻る。これは、3ステーション103で充填ノズルを挿入時に既に充填口が開口されており、3ステーション103で充填に使用できる時間を長く出来る理由であり、充填口の開口と充填を同じステーションで行うと装置的は簡易とすることができる。
設定量を充填後、充填ノズルの取出しが完了して8ステーション108の動作が完了する。
7ステーション107での開口を維持した状態で基台11とバケットと同時に充填口の開口用バキュームパットを移動させる。図示しない開口用のバキュームパットは、8ステーション108での充填動作中に無端回動コンベアNの回動とは異なり、単独で7ステーション107に戻る。これは、8ステーション108で充填ノズルを挿入時に既に充填口が開口されており、8ステーション108で充填に使用できる時間を長く出来る理由であり、充填口の開口と充填を同じステーションで行うと装置的は簡易とすることができる。
以上、4ステーション104ならびに12ステーション112を除く全てのステーションでの動作が完了し、充填計量装置Mの回動軌道に設けられた基台11ならびにバケットはそれぞれが次のステーションまで回動する。以後同動作を繰り返す。
なお、本実施例の本装置においてエアシリンダは、電動昇降装置に置き換えができることは言うまでもない。
A 上室
B 下室
2 中仕切り部
3,4 液体充填口
5 ポート
6 吊持用孔
7 保持用孔
11 基台
12 穿孔部
13 昇降台
14 支持部
15A、15B 載置板
16 保持具(保持用ピン)
18 漏斗状部
19 漏斗脚部
20 計量器(計量手段)
21 秤量台
22 エアシリンダ(昇降手段)
30 供給ステーション(供給手段)
31 送出ステーション(送出手段)
32 排除テーブル(不良品排除装置)
33 送出コンベア
34 供給コンベア
40 ラック
41 ラック駆動装置
50 洗浄装置
101 1ステーション
102 2ステーション
103 3ステーション
104 4ステーション
105 5ステーション
106 6ステーション
107 7ステーション
108 8ステーション
109 9ステーション
110 10ステーション
111 11ステーション
112 12ステーション
M 液体充填計量装置
N 無端回動コンベア
Claims (6)
- 軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向中間部を中仕切り部により仕切って上室と下室との2室に区分し、各室に液体充填口を開口した複室容器を間欠搬送し、複室容器の両室を交互に起立させて液体を両室に充填密封する方法において、前記複室容器の風袋質量を第1の計量器で秤量し、一方の室に所定の液体を充填密封した複室容器の質量を倒置姿勢で第2の計量器で秤量し、次いで、他方の室に所定の液体を充填密封した両室に液体が充填密封された複室容器の質量を倒置姿勢で第3の計量器で秤量し、第1の計量器の秤量値と第2の計量器の秤量値の差を一方の室の充填量として算出し、第2の計量器の秤量値と第3の計量器の秤量値の差を他方の室の充填量として算出することを特徴とする複室容器の液体充填量計量方法。
- 複室容器の第1乃至第3の計量器における秤量は、複室容器の搬送休止の位置の下方から計量器を上昇させ昇降台を支承する請求項1記載の複室容器の液体充填量計量方法。
- 前記軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向中間部を中仕切り部により仕切られて上室と下室とに区分され各室に液体充填口が開口された複室容器の各室に充填する充填液は異なる種類の充填液を充填するものである請求項1又は請求項2記載の複室容器の液体充填量計量方法
- 軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向中間部を中仕切り部により仕切られて上室と下室とに区分され各室に液体充填口が開口された複室容器を供給する供給手段と、充填済の複室容器を送出する送出手段とを備えた充填装置であって、無端回動するコンベアに一端を支持されて水平面内で移動可能とされた穿孔付の複数の基台と、この基台の上面にあって、前記基台の穿孔部に摺動自在に貫押される脚部をその裏面に配設された昇降台と、該昇降台上に支持され、前記複室容器の上室および下室に対応する2枚の板材により構成され互に隣接する端部を支点として交互に起立自在に設けられた載置板と、前記コンベアの回動経路の所定の位置で載置板を個々に起立させる起立手段と、前記コンベアの回動経路の上方所定位置で前記複室容器の各室が交互に起立したとき、その室に液体を充填する液体充填機と、液体充填後の充填口を封止する密封手段と、前記コンベアの回動経路の所定の位置で載置板を個々に倒置させる倒置手段と、前記コンベアの回動経路の前記基台の下方所定位置に配設された秤量台付の計量手段とを備えてなり、該計量手段の配設位置の下方には、前記秤量台が前記昇降台の脚部の下端を押上げ可能なように計量手段を上昇させる昇降手段を配設してあることを特徴とする複室容器の液体充填量計量装置。
- 前記計量手段には、前記複室容器風袋計量用の第1計量器と一方の室に充填密封した複室容器計量用の第2計量器と他方の室に充填密封した複室容器計量用の第3計量器を備えると共に、前記送出手段には、第1の計量器の計量値と第2の計量器の計量値から一方の室の質量及び、第2の計量器の計量値と第3の計量器の計量値から他方の室の質量を算出した充填量が、それぞれの所定の管理幅から外れている時にその送出経路から充填済複室容器を排除する不良品排除装置を併設してある請求項4記載の複室容器の液体充填量計量装置。
- 前記昇降台の脚部は、前記穿孔部を貫押する部分を円柱状とし、全体を漏斗状に形成してある請求項4記載の複室容器の液体充填量計量装置。
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