JP2006258430A - 複室容器の液体充填量計量方法とその装置 - Google Patents

複室容器の液体充填量計量方法とその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】中間で仕切られた2室を有する複室容器の各室に2種類の液体を個別に充填する複室容器の液体充填密封装置における液体充填量の充填量を液体毎の個別に全数を計量する生産性の良い複室容器の液体充填量計量方法とその装置を提供する。
【解決手段】複室容器を間欠搬送し、複室容器の両室を交互に起立させて液体を両室に充填密封する方法において、前記複室容器の風袋質量を第1の計量器で秤量し、一方の室に所定の液体を充填密封した複室容器の質量を倒置姿勢で第2の計量器で秤量し、次いで、他方の室に所定の液体を充填密封した両室に液体が充填密封された複室容器の質量を倒置姿勢で第3の計量器で秤量し、第1の計量器の秤量値と第2の計量器の秤量値の差を一方の室の充填量として算出し、第2の計量器の秤量値と第3の計量器の秤量値の差を他方の室の充填量として算出する複室容器の液体充填量計量方法及びその装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、中間で仕切られた2室を有する複室容器の各室に2種の液体を個別に充填する複室容器の液体充填密封装置における液体充填量計量方法およびその装置に関する。
医薬品などの充填工程においての充填量のチェックは、一般に液体を充填した容器を手動で抜き取り、オフラインに設置している天秤により皆掛けを計った後、内容物を取り出し、空容器を計り、差し引きをして充填量を算出している。あるいは充填した容器の重量を天秤あるいはウエイトチェッカーで計量し、空容器の重量を統計処理した重量として充填した容器の重量から差し引きをして充填量の算出を行っている。
上記いずれの場合も算出した充填量と目標量とに差があると、適当な処置を施し、充填量の調整を行っている。
液体充填装置においては、例えば、加圧タンクからヘッダー(分岐管)を経由して流量計で充填量を計量し、充填ノズルと流量計の間に設置されたバルブの開閉により求める充填量を容器に充填をしている。その際、流量の変化、タンクのレベルの変動により充填量が変化するため、適度な頻度で充填量のチェックならびに充填量の調整を行っている。しかしながら、充填工程においては、上述した経時的な変動以外に、何等かのトラブルによる突発的な事由により、充填量に異常な変動が発生することがある。
その際、従来の適度な抜き取りチェックでは、突発的な事由による充填量の異常をチェックすることは出来ない。特に、医薬品においては、充填量は極めて高い精度を保持することが要求されると共に、不良品を絶対に出さないことが要求されるため、従来の抜き取り秤量では、十分に対応できなくなってきており、抜き取り秤量に加え、秤量装置による全数検査が行われている。(特許文献2)
また、一方異なる2種の液体を1つのバッグ内に区分けして収納することができる複室容器と称される袋が近年医薬品等の充填用バッグとして多く使用されるようになっている。
この複室容器は、図1にその一例を平面図で示すように、軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向略中央位置が中仕切り部2(易剥離性シール)により仕切られて上室Aと下室Bとに区分され、各室A,Bには液体充填口3,4が未シールにより開口されたもので各室A,Bに異る液体を充填して充填口3,4を封止し、使用時には中仕切り部2を剥離して2液を混合させ、下室Bの下端中央位置に挿入して溶着されたポート5を通じ液を注出させるように構成されたものであり、その充填方法及び充填装置として、複室容器を倒置姿勢から両室を交互に起立させて充填密封する技法が特許文献1に記載されている。
特許第3437458号 特公平7−65923号
上記のように構成される複室容器には、各室にA液、B液を充填するに際しては、一方の室にその充填口から定量を充填、密封した後、他方の室に改めて他種の液を充填、密封する必要があり、その充填量はそれぞれに管理、更に保証をしなければならない。しかしながら、充填工程においては、前述のように液量の変化やタンクのレベル変動等の経時的な変動以外に、何等かのトラブルによる突発的な事由により、充填量に異常な変化が発生することがある。その際、適度な抜き取りチェックでは、突発的な事由による充填量の異常をチェックすることができない。そのために充填直後に全数秤量することが考えられる。特に、複室容器の場合、一方の室の充填量と他方の室の充填量の過不足の量が一致した場合には、総重量として合格品として処理されるために、両室の充填後の秤量は、適正に対処できない問題がある。
上記問題は、各室への充填の前後に全数をオフラインにより秤量することにより、解決できるものの、オフラインでの秤量では、充填速度と比較すると秤量速度が遅いため、全数秤量すると生産性が著しく低下し、採用することが困難であった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、複室容器の上下各室の充填量のそれぞれを計量すると共に、充填機の充填能力を維持した状態で、生産の高速化及び生産量の増大を達成できるようにするものである。また、複室容器の充填装置として装置内での容器の保持ならびに充填後の充填口の封止工程の位置決めを正確に、更に秤量時に充填口が確実に封止された状態で秤量することにより、秤量の確実性はもとより、秤量に要する時間を短縮して、生産性の良い複室容器の液体充填量計量方法とその装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の複室容器の液体充填量計量方法は、軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向中間部を中仕切り部により仕切って上室と下室との2室に区分し、各室に液体充填口を開口した複室容器を間欠搬送し、複室容器の両室を交互に起立させて液体を両室に充填密封する方法において、前記複室容器の風袋質量を第1の計量器で秤量し、一方の室に所定の液体を充填密封した複室容器の質量を倒置姿勢で第2の計量器で秤量し、次いで、他方の室に所定の液体を充填密封した両室に液体が充填密封された複室容器の質量を倒置姿勢で第3の計量器で秤量し、第1の計量器の秤量値と第2の計量器の秤量値の差を一方の室の充填量として算出し、第2の計量器の秤量値と第3の計量器の秤量値の差を他方の室の充填量として算出することを特徴とするものである。このような構成にすることで、それぞれの室の充填量が保証できる正確な製品を得ることができる。
また、この際、複室容器の第1乃至第3の計量器における秤量は、複室容器の搬送休止の位置の下方から計量器を上昇させ載置台を支承するようにすると良く、さらに、前記軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向中間部を中仕切り部により仕切られて上室と下室とに区分され各室に液体充填口が開口された複室容器の各室に充填する充填液は異なる種類の充填液を充填すると異なる種類ごとにその充填液を計量することができるので良い。
また、本発明の、複室容器の液体充填計量計量装置は、軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向中間部を中仕切り部により仕切られて上室と下室とに区分され各室に液体充填口が開口された複室容器を供給する供給手段と、充填済の複室容器を送出する送出手段とを備えた充填装置であって、無端回動するコンベアに一端を支持されて水平面内で移動可能とされた穿孔付の複数の基台と、この基台の上面にあって、前記基台の穿孔部に摺動自在に貫押される脚部をその裏面に配設された昇降台と、該昇降台上に支持され、前記複室容器の上室および下室に対応する2枚の板材により構成され互に隣接する端部を支点として交互に起立自在に設けられた載置板と、前記コンベアの回動経路の所定の位置で載置板を個々に起立させる起立手段と、前記コンベアの回動経路の上方所定位置で前記複室容器の各室が交互に起立したとき、その室に液体を充填する液体充填機と、液体充填後の充填口を封止する密封手段と、前記コンベアの回動経路の所定の位置で載置板を個々に倒置させる倒置手段と、前記コンベアの回動経路の前記基台の下方所定位置に配設された秤量台付の計量手段とを備えてなり、該計量手段の配設位置の下方には、前記秤量台が前記昇降台の脚部の下端を押上げ可能なように計量手段を上昇させる昇降手段とを具有することを特徴とする。このような構造にすることで、コンパクトな構造で複室容器のそれぞれの室の充填量をコンベアの影響を受けることなく、正しく計量できる。
その際、上記装置における、前記計量手段には、前記複室容器風袋計量の第1計量器と一方の室に充填密封した複室容器計量の第2計量器と他方の室に充填密封した複室容器計量の第3計量器を備えると共に、前記送出手段には、第1の計量器の計量値と第2の計量器の計量値から一方の室の質量及び、第2の計量器の計量値と第3の計量器の計量値から他方の室の質量を算出した充填量が、それぞれの所定の管理幅から外れている時にその送出経路から充填済複室容器を排除する不良品排除装置を併設してあることにより不良品を系外に即刻排除することができるので良い。更に、その装置において、前記昇降台の脚部は、前記穿孔部を貫押する部分を円柱状とし、全体を漏斗状に形成してある構成としている。これにより、秤量計量の前後において基台に昇降台を安定して支承できるのでよい。
上述したように、本方法あるいは本装置では、複室容器の液体充填計量の生産ライン上において、空容器の秤量ならびに一方側の充填後と他方側の充填後に計量器を配置し、複室容器は、基台と共に装置内を搬送し、計量位置では計量器を上昇させ計量器の秤量台で基台と昇降台を切り離して空の複室容器、充填後の複室容器の計量を行うことが出来る。しかも、充填密封時には基台に接合した昇降台に支持された載置板で複室容器の中仕切り部から充填する室を略垂直に起立させ、その充填開口部の位置を正確に維持した状態で充填密封を行うことができる。これら本願方法、あるいは本願装置によれば、充填密封の能率を低下させることなく、全数計量を行うことが出来る。
本発明によれば、供給された空の複室容器の質量を計量し、複室容器の中仕切り部を支点位置として一方側を他方側に対し交互に起立させてその各室の充填口から液体をそれぞれ充填して封止し、一方側の充填量を計量算出し、更に他方の充填量を計量算出ができるようにしたので、例えば一方の充填量が過量でかつ他方の充填量が軽量で、総重量は規格値内の場合であっても充填量を不良と判断し、即刻搬送経路から不良品として排除することができる。従って、充填量の秤量により突発的な原因により生じる充填量の異常をその時点で確実に検出して不良品を確実に排除することができるという画期的な効果を有する。
また、充填量の計量は、充填口を封止して倒置姿勢で行なうことにより、封止済の状態での充填量異常として排除できる効果を有する。これらは複雑な機構を用いる必要がなく、そのため装置が平面的で簡素に構成することができる。充填工程、密封工程においても高精度の動作を行なう充填計量装置を少ない設備費のコンパクトな装置、設備で行うことができると言う種々の利点を有するものである。
以下、本発明を図面に示す一実施形態を参照して説明する。
図1は、本発明が対象とする複室容器の一例を示す平面図であり、図2は、本発明の一実施形態を示す液体充填密封ならびに液体充填量計量装置のライン構成図であり、基台が本装置内を間欠搬送される間に、充填工程、密封工程、計量工程を始めとする各工程の動作を行なうものである。更に図3は、本発明の秤量手段の基台と昇降台の関係を示す説明図である。
また、図4は、本発明の載置板の起立状態の一例を示す正面説明図であり、図5は、本発明に係る秤量手段の計量動作状態と非計量状態の基台と昇降台の関係を示す説明図である。図6は、本発明における複室容器を載置する載置板、昇降台、基台の組合せ状態の一例を示す説明斜視図である。
図2と図5において、本発明の複室容器の液体充填計量装置Mは、軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向中間部を中仕切り部2により仕切られて上室Aと下室Bとに区分され各室に液体充填口3、4が開口された複室容器1を供給する供給手段30と、充填済の複室容器1を送出する送出手段31とを備えた液体充填計量装置Mであって、無端回動するコンベアNに一端を支持されて水平面内で移動可能とされた穿孔付の複数の基台11、11、・・と、この基台11,11、・・の上面にあって、前記基台11,11、・・の穿孔部12に摺動自在に貫押される漏斗脚部19と漏斗状部18をその裏面に配設された昇降台13と、該昇降台13上に支持され、前記複室容器1の上室Aおよび下室Bに対応する2枚の板材により構成され互に隣接する端部を支点として交互に起立自在に設けられた載置板15A、15Bと、前記コンベアNの回動経路の所定の位置で載置板15A,15Bを個々に起立させる図示しない起立手段と、前記コンベアNの回動経路の上方所定位置で前記複室容器1の各室が交互に起立したとき、その室に液体を充填する図示しない液体充填機と、液体充填後の充填口を封止する図示しない密封手段と、前記コンベアの回動経路の所定の位置で載置板15A,15Bを個々に倒置させる図示しない倒置手段と、前記コンベアNの回動経路の前記基台11の下方所定位置に配設された秤量台21付の計量手段とを備えてなり、該計量手段の配設位置の下方には、前記秤量台21が前記昇降台13の漏斗脚部19の下端を押上げ可能となように計量手段を上昇させるエアシリンダ22を用いた昇降手段を配設してある。
この液体充填計量装置Mは、無端回動するコンベアNの外側部に平面視矩形を有する複数の基台11,11、・・が水平方向に突出するようその一端を固着して配列されている。
前記基台11にはそれぞれ3箇所の穿孔部12,12,12が設けられている。該穿孔部12に摺動自在に貫押される漏斗脚部19と漏斗状部18をその裏面に配設された昇降台13が設けられ、該昇降台13に支持され、前記複室容器1の上室Aおよび下室Bに対応する2枚の板材により構成され互に隣接する端部を支点として交互に起立自在に設けられた載置板15A,15Bが設けられており、該昇降台13の漏斗脚部19は前記穿孔部12を貫押する部分を円柱状とし、全体を漏斗状に形成してある。これにより、昇降台13は漏斗状部18にて穿孔部12にその位置を保持乃至固定することが出来る。また、3箇所の漏斗脚部19を前記基台11の下方位置より、水平に押上げることにより、穿孔部12と円柱状の漏斗状部18と穿孔部12の保持乃至固定していた状態が漏斗脚部19と穿孔部12に空間が生じることになり、基台11と昇降台13に確実分離される。また、水平押上げを解除し、下降させることにより、再度、基台11と昇降台13は漏斗状部18が穿孔部12に固定され、昇降台13のその位置を保持乃至固定することが出来る構造としてある。(以下、基台に載置されている昇降台、載置板等を合わせてバケットという)
次に、基台11の一端が固着してある無端回動するコンベアNの各ステーション101〜112における装置の作用について順次説明をする。
上記基台11あるいはバケットの回動軌道の始端位置の1ステーション101(図2参照)には、複室容器1の供給ステーション30が設けられ、空の複室容器1が供給コンベア34により、供給ステーション30に移送され、供給コンベア34から1ステーション101の水平のバケットに空の複室容器1を供給するようになされており、バケットは載置板15A,15Bに配設してある保持具16により、容器1の上下を保持し、載置板15A,15Bに保持させる。
空の複室容器1を保持したら、1ステーション101の基台11の下方に設置してある計量器20(第1の計量)の秤量台21が昇降台13の漏斗脚部19の下端を押上げるように計量器20をエアシリンダ22にて上昇させる。計量器20が上昇し、秤量台21でバケットを持ち上げ、基台11と切り離して計量を開始し、計量値が安定してその計量値を制御装置に取り込むと計量器20を上昇させていたシリンダ22が下降する。計量器20の秤量台21が下降し、バケットの押上が解除されるとバケットは再度基台11と保持乃至固定する。計量器20の秤量台21は、基台11の穿孔部12に貫押されているバケットの漏斗脚部19が、基台11の移動に干渉しない位置まで下降して1ステーションの動作が完了する。
2ステーション102は、図示しない起立手段により、一方の室を略垂直に起立をさせるために、一方の室に対応する載置板を起こします(バケットを起こすともいいます)。起こされた載置板15Aは昇降台13の支持部14にて保持する。(図4参照)その後、起立された一方の室の充填口3を図示しないバキュームパットにて開口する。開口が完了して2ステーション102の動作が完了する。
3ステーション103は、2ステーション102で開口された充填口3に図示しない充填ノズルを挿入し、充填を行なう。充填は一方の室に充填する液体を図示しないタンクより送液し、流量計、配管、バルブ、充填ノズルで構成される。流量計で計量しながら設定量に達する間、バルブを開放して充填する。
設定量を充填後、充填ノズルの取出しが完了して3ステーション103の動作が完了する。
2ステーション102での開口を維持した状態で基台11とバケットと同時に充填口の開口用バキュームパットを移動させる。図示しない開口用のバキュームパットは、3ステーション103での充填動作中に無端回動コンベアNの回動とは異なり、単独で2ステーション102に戻る。これは、3ステーション103で充填ノズルを挿入時に既に充填口が開口されており、3ステーション103で充填に使用できる時間を長く出来る理由であり、充填口の開口と充填を同じステーションで行うと装置的は簡易とすることができる。
4ステーション104は空ステーションであり、動作はしない。
5ステーション105は、密封のステーションで、3ステーション103で充填した充填口3を図示しない1組のヒートバーで挟んで熱溶着し、密封する。密封に際し、充填容器室内に残存するヘッドスペースをコントロールするため、容器内の液面を図示しないセンサーで検知しながら容器の胴部を押圧し、液面が設定の位置に到達した際に前記ヒートバーで挟んで熱溶着を行なう。密封が終了し、ヒートバーが開放の位置に戻り、5ステーション105の動作が完了する。
6ステーション106は、2ステーション102で起こしたバケットを図示しない倒置手段により倒置させ、複室容器1を水平にする。6ステーション106の基台11の下方に設置してある計量器20(第2の計量)の秤量台21がバケットの漏斗脚部19の下端を押上げるように計量器20をエアシリンダ22にて上昇させる。計量器20が上昇し、秤量台21でバケットを持ち上げ、基台11と切り離して計量を開始し、計量値が安定してその計量値を制御装置に取り込むと計量器20を上昇させていたシリンダ22が下降して第2の計量が終了する。計量器20の秤量台21が下降し、バケットの押上が解除されるとバケットは再度基台11と保持乃至固定する。その後、他方の室を略垂直に起立をさせるために、図示しない起立手段にて他方の室に対応する載置板15Bを起こします。起こされた載置板15Bは昇降台13の支持部14にて2ステーション102同様に保持します。計量器20の秤量台21は、基台11の穿孔部12に貫押されているバケットの漏斗脚部19並びに、該起立手段が、基台11の移動に干渉しない位置まで下降して動作が完了する。
7ステーション107は、起立された他方の室の充填口4を図示しないバキュームパットにて開口します。開口が完了して7ステーションの動作が完了する。
8ステーション108は、7ステーション107で開口された充填口4に図示しない充填ノズルを挿入し、充填を行なう。充填は他方の室に充填する液体を図示しないタンクより送液し、流量計、配管、バルブ、充填ノズルで構成される。流量計で計量しながら設定量に達する間、バルブを開放して充填する。
設定量を充填後、充填ノズルの取出しが完了して8ステーション108の動作が完了する。
7ステーション107での開口を維持した状態で基台11とバケットと同時に充填口の開口用バキュームパットを移動させる。図示しない開口用のバキュームパットは、8ステーション108での充填動作中に無端回動コンベアNの回動とは異なり、単独で7ステーション107に戻る。これは、8ステーション108で充填ノズルを挿入時に既に充填口が開口されており、8ステーション108で充填に使用できる時間を長く出来る理由であり、充填口の開口と充填を同じステーションで行うと装置的は簡易とすることができる。
9ステーション109は、密封のステーションで、8ステーション108で充填した充填口4を図示しない1組のヒートバーで挟んで熱溶着し、密封する。密封に際し、充填容器室内に残存するヘッドスペースをコントロールするため、容器内の液面を図示しないセンサーで検知しながら容器の胴部を押圧し、液面が設定の位置に到達した際に前記ヒートバーで挟んで熱溶着を行なう。密封が終了し、ヒートバーが開放の位置に戻り、9ステーション109の動作が完了する。
10ステーション110は、9ステーション109で熱溶着した充填口4を図示しない1組の冷却バーで挟んで冷却し、熱溶着したシール部の熱を取り、シール部を安定させる。その後、6ステーション106で起こしたバケットを図示しない倒置手段により倒置させ、複室容器1を水平にする。10ステーション110の基台11の下方に設置してある計量器20(第3の計量)の秤量台21がバケットの漏斗脚部19の下端を押上げるように計量器20をエアシリンダ22にて上昇させる。計量器20が上昇し、秤量台21でバケットを持ち上げ、基台11と切り離して計量を開始し、計量値が安定してその計量値を制御装置に取り込むと計量器20を上昇させていたシリンダ22が下降して第3の計量が終了する。計量器20の秤量台21が下降し、バケットの押上が解除されるとバケットは再度基台11と保持乃至固定する。計量器20の秤量台21は、基台11の穿孔部12に貫押されているバケットの漏斗脚部19が、基台11の移動に干渉しない位置まで下降して10ステーション110の動作が完了する。
11ステーション111には、充填済の複室容器1を送出する送出ステーション31が設けられ、送出ステーション31により充填ならびに計量の終了した複室容器1を充填計量装置Mから送出します。送出ステーションにより1ステーションで保持させた保持具16から複室容器1を取り外し、バケットから充填済の複室容器1を送出コンベア33に取出す。送出ステーション31は送出コンベア33に移載する際に、充填済の複室容器1を一度排除テーブル32に載置します。排除テーブル32では、第1の計量値と第2計量値から一方の室の充填量を算出し、第2の計量値と第3の計量値から他方の室の充填量を算出し、それぞれの算出した充填量が所定の管理幅から外れている時に管理幅から外れている充填済複室容器1に対応する排除テーブル32が動作し、送出コンベア33へ送出せずに系外に排除する。
12ステーション112は、基台11あるいはバケットの回動軌道の終端位置であり、、本充填計量装置Mの洗浄ステーションとしてあり、生産運転には直接関与しない。
以上、4ステーション104ならびに12ステーション112を除く全てのステーションでの動作が完了し、充填計量装置Mの回動軌道に設けられた基台11ならびにバケットはそれぞれが次のステーションまで回動する。以後同動作を繰り返す。
各ステーションの動作は、各ステーション毎に制御され、全てのステーションの動作が完了した際に無回動するコンベアNをラック駆動装置41で駆動を行なうようにプログラムを行えばよく、供給手段、送出手段を始めとするそれらの制御は、一般的な電気制御を行なえばよい。また、各室の充填量の算出は、それぞれの計量器の計量データを受け取り、そして算出する算出手段は公知の技術を用いればよい。
なお、本実施例の本装置においてエアシリンダは、電動昇降装置に置き換えができることは言うまでもない。
本発明が対象とする複室容器の一例を示す平面図。 本発明の一実施形態を示すライン構成図。 本発明の秤量手段の基台と昇降台の関係を示す説明図。 本発明の載置板の起立状態の一例を示す正面説明図。 本発明に係る秤量手段の計量動作状態と非計量状態の基台と昇降台の関係を示す説明図である。 本発明における複室容器を載置する載置板、昇降台、基台の組合せ状態の一例を示す説明斜視図。
符号の説明
1 複室容器
A 上室
B 下室
2 中仕切り部
3,4 液体充填口
5 ポート
6 吊持用孔
7 保持用孔
11 基台
12 穿孔部
13 昇降台
14 支持部
15A、15B 載置板
16 保持具(保持用ピン)
18 漏斗状部
19 漏斗脚部
20 計量器(計量手段)
21 秤量台
22 エアシリンダ(昇降手段)
30 供給ステーション(供給手段)
31 送出ステーション(送出手段)
32 排除テーブル(不良品排除装置)
33 送出コンベア
34 供給コンベア
40 ラック
41 ラック駆動装置
50 洗浄装置
101 1ステーション
102 2ステーション
103 3ステーション
104 4ステーション
105 5ステーション
106 6ステーション
107 7ステーション
108 8ステーション
109 9ステーション
110 10ステーション
111 11ステーション
112 12ステーション
M 液体充填計量装置
N 無端回動コンベア

Claims (6)

  1. 軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向中間部を中仕切り部により仕切って上室と下室との2室に区分し、各室に液体充填口を開口した複室容器を間欠搬送し、複室容器の両室を交互に起立させて液体を両室に充填密封する方法において、前記複室容器の風袋質量を第1の計量器で秤量し、一方の室に所定の液体を充填密封した複室容器の質量を倒置姿勢で第2の計量器で秤量し、次いで、他方の室に所定の液体を充填密封した両室に液体が充填密封された複室容器の質量を倒置姿勢で第3の計量器で秤量し、第1の計量器の秤量値と第2の計量器の秤量値の差を一方の室の充填量として算出し、第2の計量器の秤量値と第3の計量器の秤量値の差を他方の室の充填量として算出することを特徴とする複室容器の液体充填量計量方法。
  2. 複室容器の第1乃至第3の計量器における秤量は、複室容器の搬送休止の位置の下方から計量器を上昇させ昇降台を支承する請求項1記載の複室容器の液体充填量計量方法。
  3. 前記軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向中間部を中仕切り部により仕切られて上室と下室とに区分され各室に液体充填口が開口された複室容器の各室に充填する充填液は異なる種類の充填液を充填するものである請求項1又は請求項2記載の複室容器の液体充填量計量方法
  4. 軟質合成樹脂により縦長袋状に形成され長手方向中間部を中仕切り部により仕切られて上室と下室とに区分され各室に液体充填口が開口された複室容器を供給する供給手段と、充填済の複室容器を送出する送出手段とを備えた充填装置であって、無端回動するコンベアに一端を支持されて水平面内で移動可能とされた穿孔付の複数の基台と、この基台の上面にあって、前記基台の穿孔部に摺動自在に貫押される脚部をその裏面に配設された昇降台と、該昇降台上に支持され、前記複室容器の上室および下室に対応する2枚の板材により構成され互に隣接する端部を支点として交互に起立自在に設けられた載置板と、前記コンベアの回動経路の所定の位置で載置板を個々に起立させる起立手段と、前記コンベアの回動経路の上方所定位置で前記複室容器の各室が交互に起立したとき、その室に液体を充填する液体充填機と、液体充填後の充填口を封止する密封手段と、前記コンベアの回動経路の所定の位置で載置板を個々に倒置させる倒置手段と、前記コンベアの回動経路の前記基台の下方所定位置に配設された秤量台付の計量手段とを備えてなり、該計量手段の配設位置の下方には、前記秤量台が前記昇降台の脚部の下端を押上げ可能なように計量手段を上昇させる昇降手段を配設してあることを特徴とする複室容器の液体充填量計量装置。
  5. 前記計量手段には、前記複室容器風袋計量用の第1計量器と一方の室に充填密封した複室容器計量用の第2計量器と他方の室に充填密封した複室容器計量用の第3計量器を備えると共に、前記送出手段には、第1の計量器の計量値と第2の計量器の計量値から一方の室の質量及び、第2の計量器の計量値と第3の計量器の計量値から他方の室の質量を算出した充填量が、それぞれの所定の管理幅から外れている時にその送出経路から充填済複室容器を排除する不良品排除装置を併設してある請求項4記載の複室容器の液体充填量計量装置。
  6. 前記昇降台の脚部は、前記穿孔部を貫押する部分を円柱状とし、全体を漏斗状に形成してある請求項4記載の複室容器の液体充填量計量装置。
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