JP2004257362A - モータファンシュラウドのフラップ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】フラップを容易かつ確実に取付けることができ、耐久性に優れたモータファンシュラウドのフラップ構造の提供。
【解決手段】フラップ2から車幅方向外側に突出した一対の回転軸P1,P2と、シュラウド壁部1aの両回転軸P1,P2に対応する位置に形成され、車両前後方向の少なくとも一方に突出して該回転軸P1,P2の周方向の一部を回転自在に支持する軸受け面3b,4bが備えられた軸受け部3,4と、を備え、軸受け部3,4の少なくとも一方は、対応する回転軸P1,P2を径方向に押込み装着容易かつ抜け方向に保持可能に構成されていることとした。
【選択図】 図1
【解決手段】フラップ2から車幅方向外側に突出した一対の回転軸P1,P2と、シュラウド壁部1aの両回転軸P1,P2に対応する位置に形成され、車両前後方向の少なくとも一方に突出して該回転軸P1,P2の周方向の一部を回転自在に支持する軸受け面3b,4bが備えられた軸受け部3,4と、を備え、軸受け部3,4の少なくとも一方は、対応する回転軸P1,P2を径方向に押込み装着容易かつ抜け方向に保持可能に構成されていることとした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモータファンシュラウドのフラップ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のモータファンシュラウドのファンの通風孔から外れた位置に開口部を形成して該開口部に車両前後方向に開閉自在なフラップを設け、車両走行中にはラジエータを通過する走行風がフラップを押圧してフラップが開放され、該走行風を車両後方側へ効率良く通風させる一方、停車時やアイドリング時には、フラップが閉じてファンによる強制風がラジエータの全域を通過するようにした技術が公知となっている(特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公昭62−33410号公報 (第1−3頁、第1図)
【特許文献2】
特開昭56−60818号公報 (第1−3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のモータファンシュラウドのフラップ構造にあっては、フラップがシュラウドシュラウド壁と一体的に形成された薄肉部を介して設けられているため、耐久性に乏しく、自動車の走行中に薄肉部が破断してフラップが外れてしまう虞があった。
【0005】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、フラップを容易かつ確実に取付けることができ、耐久性に優れたモータファンシュラウドのフラップ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、モータファンシュラウドのファンの通風孔から外れた位置のシュラウド壁部に開口部を形成し、該開口部の開閉が自在なフラップを設けたモータファンシュラウドのフラップ構造において、前記フラップから車幅方向外側に突出した一対の回転軸と、前記シュラウド壁部の両回転軸に対応する位置に形成され、車両前後方向の少なくとも一方に突出して該回転軸の周方向の一部を回転自在に支持する軸受け面が備えられた軸受け部と、を備え、前記軸受け部の少なくとも一方は、対応する回転軸を径方向に押込み装着容易でかつ抜け方向に保持可能に構成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明では、請求項1記載のモータファンシュラウドのフラップ構造において、軸受け部の少なくとも一方は、対応する回転軸を車両前方から押込み容易な弾性変形する爪部を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明では、請求項2記載のモータファンシュラウドのフラップ構造において、シュラウド壁部の両回転軸に対応する一方の位置に爪部を設けると共に、他方の位置に軸受け面から離間する方向に他方の回転軸が移動するのを防止する架橋部を設け、前記架橋部に、軸受け部の軸方向に対して斜め方向に挿入可能な傾斜部を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明では、請求項1〜3のうちいずれかに記載のモータファンシュラウドのフラップ構造において、フラップの回転軸を、フラップが自重で垂下して前記開口部を閉じるようにフラップの上下方向中央より上方にずらした位置に設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の作用及び効果】
請求項1記載の発明にあっては、フラップから車幅方向に突出した一対の回転軸の周方向一部がシュラウド壁部に形成された軸受け部の軸受け面に回転自在に支持される。
【0011】
従って、走行風がフラップを押圧するとフラップが回転軸で回転してシュラウド壁部の開口部の開閉を行う。
【0012】
この際、フラップの回転軸は軸受け部によって保持されるため、フラップの開閉動作を安定化させることができ、耐久性に優れる。
【0013】
さらに、軸受け部の少なくとも一方は、対応する回転軸を径方向に押込み装着容易でかつ抜け方向に保持可能に構成されているため、回転軸を径方向に押込む作業でもってフラップをモータファンシュラウドに容易に固定できると共に、従来の発明のようにフラップが外れるのを防止できる。
【0014】
請求項2記載の発明にあっては、軸受け部の少なくとも一方は、対応する回転軸を車両前方から押込み容易な弾性変形する爪部を備えることとしたため、車両前方から回転軸を軸受け部の爪部に押込む作業でもってワンタッチで容易にフラップをモータファンシュラウドに固定することができる。
【0015】
また、従来の発明と比べて走行中にフラップが外れる虞がなく、耐久性に優れる。
【0016】
請求項3記載の発明にあっては、シュラウド壁部の両回転軸に対応する一方の位置に前記爪部を設けると共に、他方の位置に前記軸受け面から離間する方向に他方の回転軸が移動するのを防止する架橋部を設け、該架橋部に、前記軸受け部の軸方向に対して斜め方向に挿入可能な傾斜部を設けたため、車両前方からフラップの一方の回転軸を軸受け部の爪部に押込んで該回転軸を保持させ、他方の回転軸を対応する軸受け部の軸方向に対して傾斜部に斜め方向に挿入する作業でもって該回転軸を保持させることができ、より簡単にフラップをモータファンシュラウドに固定できる。
【0017】
請求項4記載の発明にあっては、フラップの回転軸を、フラップが自重で垂下して前記開口部を閉じるようにフラップの上下方向中央より上方にずらした位置に設けたため、複雑な機構を用いることなくフラップの開閉動作を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のモータファンシュラウドのフラップ構造の実施の形態を説明する。
【0019】
図1は本発明の実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造を車両後方側から見た全体斜視図、図2は同拡大図、図3は同正面図である。
【0020】
図4は本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造を車両前方側から見た斜視図、図5は同正面図である。
【0021】
図6は図3のS6−S6線による端面図、図7は図3のS7−S7線による端面図、図8は図3のS8−S8線による端面図、図9は図3のS9−S9線による端面図である。
【0022】
図10は図3のS10−S10線による端面図、図11は図3のS11−S11線による端面図、図12は図3のS12−S12線による端面図である。
【0023】
図13は本実施の形態のフラップをモータファンシュラウドに固定する際を説明する図、図14は本実施の形態のフラップをモータファンシュラウドに固定する際を説明する図、図15は本発明の実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造の作用及び効果を説明する図である。
【0024】
先ず、全体の構造を説明する。
【0025】
図1に示すように、本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造は、箱状のモータファンシュラウド1が全体を樹脂材にて一体的に形成され、シュラウド壁1aの左右両側には図外のラジエータに固定するためのフランジ部1b,1bが形成されている。
【0026】
また、前記シュラウド壁1aの一方側には車両後方側に突出した円筒壁1dが形成され、該円筒壁1d内にファン1eを配置するための通風孔1fが形成されている。
【0027】
一方、シュラウド壁1aの他方側には、それぞれフラップ2が設けられた開口部1cが3箇所ずつ形成されている。
【0028】
以下、フラップ2について詳述する。
【0029】
図2〜5に示すように、前記フラップ2は、本体2aと該本体2aからそれぞれ車幅方向外側に突出した円柱状の回転軸P1,P2を主要な構成としている。
【0030】
前記フラップの回転軸P1,P2は、フラップ2の上下方向中央より上方にずらした位置に設けられている。
【0031】
図2、3に示すように、前記モータファンシュラウド1のシュラウド壁1aの回転軸P1に対応する位置には、該回転軸P1を許容する形状の開口部1gが切欠されており、該開口部1gの車両側後方側には、U字状断面形状を有して車両後方側から回転軸P1を回転自在に保持するアーチ部3aを有する軸受け部3が設けられている(図6〜8参照)。
【0032】
なお、前記軸受け部3のアーチ部3aには軸受け面3bが形成されている(図7参照)。
【0033】
また、図4、5に示すように、前記開口部1gの車両側前方側には、前記軸受け面から離間する方向に前記回転軸P1が移動するのを防止する架橋部5が設けられると共に、該架橋部5には車幅方向に対して車両後方側へ所定の角度θで傾斜した傾斜部5aが形成されている(図9参照)。
【0034】
一方、図2、3に示すように、前記シュラウド壁1aの回転軸P2に対応する位置には、該回転軸P2を許容する形状に開口部1hが切欠されており、該開口部1hの車両側後方側には、U字状断面形状を有して車両後方側から回転軸P2を回転自在に保持するアーチ部4aを有する軸受け部4が形成されている(図10参照)。
【0035】
なお、前記軸受け部4のアーチ部4aには軸受け面3bが形成されている(図10参照)。
【0036】
また、図11、12に示すように、該開口部1gの車両側前方側には、回転軸P2を車両前方から弾性変形して押込み容易な爪部6が設けられている。
【0037】
なお、8,9は後述するフラップ2を閉位置に抑止するためのストッパである。
【0038】
以下、図13、14を用いてフラップ2をモータファンシュラウドに取付ける際の動作を説明する。
【0039】
先ず、図13に示すように、車両前方側からフラップ2の回転軸P1の先端を軸受け部3の軸方向に対して斜め方向に挿入して傾斜部5aに摺動させながらアーチ部3aと架橋部5の間に保持させた状態とする。
【0040】
この際、前記架橋部5には傾斜部5aが車両後方側へ角度θだけ傾斜しているため、回転軸P1の先端を容易に挿入できるようになっている。
【0041】
続いて、図14に示すように、車両前方側から回転軸P2を軸受け部4に挿通させた状態で該回転軸P2を爪部6に押込むと、該爪部6が弾性変形して回転軸P2をアーチ部4aとの間に介入させ、該回転軸P2をアーチ部4aと爪部6との間に保持させた状態にして取付けを完了する。
【0042】
なお、爪部6は回転軸P2を軸受け部4に介入した後、樹脂の復元力で元の形状に戻るようになっている。
【0043】
次に、図15を用いて本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造の作用及び効果を説明する。
【0044】
図15(a)に示すように、本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造では自動車の停車時やアイドリング時には、フラップ2がストッパ部8,9に当接した状態で開口部1cを塞いだ状態にあり、ファン1eによる強制風が図外のラジエータの全域を通過するようになっている。
【0045】
そして、図15(b)に示すように、自動車の走行中には図外のラジエータを通過する走行風Sがフラップ2を押圧することになるためフラップ2が回転軸P1,P2を回転軸として図中右回りに回転し、結果、開口部1cが開放され、該走行風Sを車両後方側へ効率良く通風させる。
【0046】
また、この際、軸受け部3,4に設けられたアーチ部3a,4aの軸受け面3b,4bは回転軸P1,P2の周方向の一部を車両後方側から保持しており、前記走行風Sによる風圧を受け止めた状態でフラップ2を安定して回動させることができるようになっている。
【0047】
そして、フラップ2は自動車が低速になるにつれて自重によりストッパ8,9に当接した状態で元の位置に戻る。
【0048】
なお、前記ストッパ8,9はフラップ2の図中左方向の回転を抑止しており、エンジンの熱が図外のラジエータに通風されるのを防止する役割もある。
【0049】
従って、本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造にあっては、軸受け部3,4がフラップ2の回転軸P1,P2を車両後方側から回転自在に保持するため、走行風Sに対してフラップ2を安定して回動させることができる上、従来の発明のように、フラップ2が開閉動作の繰り返しによって外れたりすることがなく、耐久性に優れる。
【0050】
また、車両前方からフラップ2の回転軸P1を対応する軸受け部3の軸方向に対して架橋部5の傾斜部5aに斜め方向に挿入し、回転軸P2を対応する軸受け部4の爪部6に押込む作業でもって該回転軸P1,P2を軸受け部3,4に保持させることができ、フラップ2をモータファンシュラウド1に容易かつ確実に固定できる
【0051】
さらに、ストッパ8,9によって、フラップ2の背圧方向の回転を防止してエンジンの熱がラジエータ側に通風されるのを防止できるという効果を奏する。
【0052】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
【0053】
例えば、フラップ及び回転軸の形状、厚み、方向、設置数については適宜設定できる。
【0054】
また、架橋部の傾斜部の角度θについては適宜設定できることはいうまでもない。
さらに、ストッパ8,9の幅は適宜設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造を車両後方側から見た全体斜視図である。
【図2】図1の拡大図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造を車両前方側から見た斜視図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図3のS6−S6線による端面図である。
【図7】図3のS7−S7線による端面図である。
【図8】図3のS8−S8線による端面図である。
【図9】図3のS9−S9線による端面図である。
【図10】図3のS10−S10線による端面図である。
【図11】図3のS11−S11線による端面図である。
【図12】図3のS12−S12線による端面図である。
【図13】本実施の形態のフラップをモータファンシュラウドに取付ける際を説明する図である。
【図14】本実施の形態のフラップをモータファンシュラウドに取付ける際を説明する図である。
【図15】本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造の作用及び効果を説明する図である。
【符号の説明】
S1 スリット
1 モータファンシュラウド
1a シュラウド壁
1b フランジ
1c 開口部
1d 円筒壁部
1e ファン
1f 通風孔
1g、1h 開口部
2 フラップ
2a 本体
3、4 軸受け部
3a、4a アーチ部
3b、4b 軸受け面
5 架橋部
5a 傾斜部
6 爪部
8、9 ストッパ
【発明の属する技術分野】
本発明はモータファンシュラウドのフラップ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のモータファンシュラウドのファンの通風孔から外れた位置に開口部を形成して該開口部に車両前後方向に開閉自在なフラップを設け、車両走行中にはラジエータを通過する走行風がフラップを押圧してフラップが開放され、該走行風を車両後方側へ効率良く通風させる一方、停車時やアイドリング時には、フラップが閉じてファンによる強制風がラジエータの全域を通過するようにした技術が公知となっている(特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公昭62−33410号公報 (第1−3頁、第1図)
【特許文献2】
特開昭56−60818号公報 (第1−3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のモータファンシュラウドのフラップ構造にあっては、フラップがシュラウドシュラウド壁と一体的に形成された薄肉部を介して設けられているため、耐久性に乏しく、自動車の走行中に薄肉部が破断してフラップが外れてしまう虞があった。
【0005】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、フラップを容易かつ確実に取付けることができ、耐久性に優れたモータファンシュラウドのフラップ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、モータファンシュラウドのファンの通風孔から外れた位置のシュラウド壁部に開口部を形成し、該開口部の開閉が自在なフラップを設けたモータファンシュラウドのフラップ構造において、前記フラップから車幅方向外側に突出した一対の回転軸と、前記シュラウド壁部の両回転軸に対応する位置に形成され、車両前後方向の少なくとも一方に突出して該回転軸の周方向の一部を回転自在に支持する軸受け面が備えられた軸受け部と、を備え、前記軸受け部の少なくとも一方は、対応する回転軸を径方向に押込み装着容易でかつ抜け方向に保持可能に構成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明では、請求項1記載のモータファンシュラウドのフラップ構造において、軸受け部の少なくとも一方は、対応する回転軸を車両前方から押込み容易な弾性変形する爪部を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明では、請求項2記載のモータファンシュラウドのフラップ構造において、シュラウド壁部の両回転軸に対応する一方の位置に爪部を設けると共に、他方の位置に軸受け面から離間する方向に他方の回転軸が移動するのを防止する架橋部を設け、前記架橋部に、軸受け部の軸方向に対して斜め方向に挿入可能な傾斜部を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明では、請求項1〜3のうちいずれかに記載のモータファンシュラウドのフラップ構造において、フラップの回転軸を、フラップが自重で垂下して前記開口部を閉じるようにフラップの上下方向中央より上方にずらした位置に設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の作用及び効果】
請求項1記載の発明にあっては、フラップから車幅方向に突出した一対の回転軸の周方向一部がシュラウド壁部に形成された軸受け部の軸受け面に回転自在に支持される。
【0011】
従って、走行風がフラップを押圧するとフラップが回転軸で回転してシュラウド壁部の開口部の開閉を行う。
【0012】
この際、フラップの回転軸は軸受け部によって保持されるため、フラップの開閉動作を安定化させることができ、耐久性に優れる。
【0013】
さらに、軸受け部の少なくとも一方は、対応する回転軸を径方向に押込み装着容易でかつ抜け方向に保持可能に構成されているため、回転軸を径方向に押込む作業でもってフラップをモータファンシュラウドに容易に固定できると共に、従来の発明のようにフラップが外れるのを防止できる。
【0014】
請求項2記載の発明にあっては、軸受け部の少なくとも一方は、対応する回転軸を車両前方から押込み容易な弾性変形する爪部を備えることとしたため、車両前方から回転軸を軸受け部の爪部に押込む作業でもってワンタッチで容易にフラップをモータファンシュラウドに固定することができる。
【0015】
また、従来の発明と比べて走行中にフラップが外れる虞がなく、耐久性に優れる。
【0016】
請求項3記載の発明にあっては、シュラウド壁部の両回転軸に対応する一方の位置に前記爪部を設けると共に、他方の位置に前記軸受け面から離間する方向に他方の回転軸が移動するのを防止する架橋部を設け、該架橋部に、前記軸受け部の軸方向に対して斜め方向に挿入可能な傾斜部を設けたため、車両前方からフラップの一方の回転軸を軸受け部の爪部に押込んで該回転軸を保持させ、他方の回転軸を対応する軸受け部の軸方向に対して傾斜部に斜め方向に挿入する作業でもって該回転軸を保持させることができ、より簡単にフラップをモータファンシュラウドに固定できる。
【0017】
請求項4記載の発明にあっては、フラップの回転軸を、フラップが自重で垂下して前記開口部を閉じるようにフラップの上下方向中央より上方にずらした位置に設けたため、複雑な機構を用いることなくフラップの開閉動作を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のモータファンシュラウドのフラップ構造の実施の形態を説明する。
【0019】
図1は本発明の実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造を車両後方側から見た全体斜視図、図2は同拡大図、図3は同正面図である。
【0020】
図4は本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造を車両前方側から見た斜視図、図5は同正面図である。
【0021】
図6は図3のS6−S6線による端面図、図7は図3のS7−S7線による端面図、図8は図3のS8−S8線による端面図、図9は図3のS9−S9線による端面図である。
【0022】
図10は図3のS10−S10線による端面図、図11は図3のS11−S11線による端面図、図12は図3のS12−S12線による端面図である。
【0023】
図13は本実施の形態のフラップをモータファンシュラウドに固定する際を説明する図、図14は本実施の形態のフラップをモータファンシュラウドに固定する際を説明する図、図15は本発明の実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造の作用及び効果を説明する図である。
【0024】
先ず、全体の構造を説明する。
【0025】
図1に示すように、本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造は、箱状のモータファンシュラウド1が全体を樹脂材にて一体的に形成され、シュラウド壁1aの左右両側には図外のラジエータに固定するためのフランジ部1b,1bが形成されている。
【0026】
また、前記シュラウド壁1aの一方側には車両後方側に突出した円筒壁1dが形成され、該円筒壁1d内にファン1eを配置するための通風孔1fが形成されている。
【0027】
一方、シュラウド壁1aの他方側には、それぞれフラップ2が設けられた開口部1cが3箇所ずつ形成されている。
【0028】
以下、フラップ2について詳述する。
【0029】
図2〜5に示すように、前記フラップ2は、本体2aと該本体2aからそれぞれ車幅方向外側に突出した円柱状の回転軸P1,P2を主要な構成としている。
【0030】
前記フラップの回転軸P1,P2は、フラップ2の上下方向中央より上方にずらした位置に設けられている。
【0031】
図2、3に示すように、前記モータファンシュラウド1のシュラウド壁1aの回転軸P1に対応する位置には、該回転軸P1を許容する形状の開口部1gが切欠されており、該開口部1gの車両側後方側には、U字状断面形状を有して車両後方側から回転軸P1を回転自在に保持するアーチ部3aを有する軸受け部3が設けられている(図6〜8参照)。
【0032】
なお、前記軸受け部3のアーチ部3aには軸受け面3bが形成されている(図7参照)。
【0033】
また、図4、5に示すように、前記開口部1gの車両側前方側には、前記軸受け面から離間する方向に前記回転軸P1が移動するのを防止する架橋部5が設けられると共に、該架橋部5には車幅方向に対して車両後方側へ所定の角度θで傾斜した傾斜部5aが形成されている(図9参照)。
【0034】
一方、図2、3に示すように、前記シュラウド壁1aの回転軸P2に対応する位置には、該回転軸P2を許容する形状に開口部1hが切欠されており、該開口部1hの車両側後方側には、U字状断面形状を有して車両後方側から回転軸P2を回転自在に保持するアーチ部4aを有する軸受け部4が形成されている(図10参照)。
【0035】
なお、前記軸受け部4のアーチ部4aには軸受け面3bが形成されている(図10参照)。
【0036】
また、図11、12に示すように、該開口部1gの車両側前方側には、回転軸P2を車両前方から弾性変形して押込み容易な爪部6が設けられている。
【0037】
なお、8,9は後述するフラップ2を閉位置に抑止するためのストッパである。
【0038】
以下、図13、14を用いてフラップ2をモータファンシュラウドに取付ける際の動作を説明する。
【0039】
先ず、図13に示すように、車両前方側からフラップ2の回転軸P1の先端を軸受け部3の軸方向に対して斜め方向に挿入して傾斜部5aに摺動させながらアーチ部3aと架橋部5の間に保持させた状態とする。
【0040】
この際、前記架橋部5には傾斜部5aが車両後方側へ角度θだけ傾斜しているため、回転軸P1の先端を容易に挿入できるようになっている。
【0041】
続いて、図14に示すように、車両前方側から回転軸P2を軸受け部4に挿通させた状態で該回転軸P2を爪部6に押込むと、該爪部6が弾性変形して回転軸P2をアーチ部4aとの間に介入させ、該回転軸P2をアーチ部4aと爪部6との間に保持させた状態にして取付けを完了する。
【0042】
なお、爪部6は回転軸P2を軸受け部4に介入した後、樹脂の復元力で元の形状に戻るようになっている。
【0043】
次に、図15を用いて本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造の作用及び効果を説明する。
【0044】
図15(a)に示すように、本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造では自動車の停車時やアイドリング時には、フラップ2がストッパ部8,9に当接した状態で開口部1cを塞いだ状態にあり、ファン1eによる強制風が図外のラジエータの全域を通過するようになっている。
【0045】
そして、図15(b)に示すように、自動車の走行中には図外のラジエータを通過する走行風Sがフラップ2を押圧することになるためフラップ2が回転軸P1,P2を回転軸として図中右回りに回転し、結果、開口部1cが開放され、該走行風Sを車両後方側へ効率良く通風させる。
【0046】
また、この際、軸受け部3,4に設けられたアーチ部3a,4aの軸受け面3b,4bは回転軸P1,P2の周方向の一部を車両後方側から保持しており、前記走行風Sによる風圧を受け止めた状態でフラップ2を安定して回動させることができるようになっている。
【0047】
そして、フラップ2は自動車が低速になるにつれて自重によりストッパ8,9に当接した状態で元の位置に戻る。
【0048】
なお、前記ストッパ8,9はフラップ2の図中左方向の回転を抑止しており、エンジンの熱が図外のラジエータに通風されるのを防止する役割もある。
【0049】
従って、本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造にあっては、軸受け部3,4がフラップ2の回転軸P1,P2を車両後方側から回転自在に保持するため、走行風Sに対してフラップ2を安定して回動させることができる上、従来の発明のように、フラップ2が開閉動作の繰り返しによって外れたりすることがなく、耐久性に優れる。
【0050】
また、車両前方からフラップ2の回転軸P1を対応する軸受け部3の軸方向に対して架橋部5の傾斜部5aに斜め方向に挿入し、回転軸P2を対応する軸受け部4の爪部6に押込む作業でもって該回転軸P1,P2を軸受け部3,4に保持させることができ、フラップ2をモータファンシュラウド1に容易かつ確実に固定できる
【0051】
さらに、ストッパ8,9によって、フラップ2の背圧方向の回転を防止してエンジンの熱がラジエータ側に通風されるのを防止できるという効果を奏する。
【0052】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
【0053】
例えば、フラップ及び回転軸の形状、厚み、方向、設置数については適宜設定できる。
【0054】
また、架橋部の傾斜部の角度θについては適宜設定できることはいうまでもない。
さらに、ストッパ8,9の幅は適宜設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造を車両後方側から見た全体斜視図である。
【図2】図1の拡大図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造を車両前方側から見た斜視図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図3のS6−S6線による端面図である。
【図7】図3のS7−S7線による端面図である。
【図8】図3のS8−S8線による端面図である。
【図9】図3のS9−S9線による端面図である。
【図10】図3のS10−S10線による端面図である。
【図11】図3のS11−S11線による端面図である。
【図12】図3のS12−S12線による端面図である。
【図13】本実施の形態のフラップをモータファンシュラウドに取付ける際を説明する図である。
【図14】本実施の形態のフラップをモータファンシュラウドに取付ける際を説明する図である。
【図15】本実施の形態のモータファンシュラウドのフラップ構造の作用及び効果を説明する図である。
【符号の説明】
S1 スリット
1 モータファンシュラウド
1a シュラウド壁
1b フランジ
1c 開口部
1d 円筒壁部
1e ファン
1f 通風孔
1g、1h 開口部
2 フラップ
2a 本体
3、4 軸受け部
3a、4a アーチ部
3b、4b 軸受け面
5 架橋部
5a 傾斜部
6 爪部
8、9 ストッパ
Claims (4)
- モータファンシュラウドのファンの通風孔から外れた位置のシュラウド壁部に開口部を形成し、該開口部の開閉が自在なフラップを設けたモータファンシュラウドのフラップ構造において、
前記フラップから車幅方向外側に突出した一対の回転軸と、
前記シュラウド壁部の両回転軸に対応する位置に形成され、車両前後方向の少なくとも一方に突出して該回転軸の周方向の一部を回転自在に支持する軸受け面が備えられた軸受け部と、
を備え、
前記軸受け部の少なくとも一方は、対応する回転軸を径方向に押込み装着容易でかつ抜け方向に保持可能に構成されていることを特徴とするモータファンシュラウドのフラップ構造。 - 請求項1記載のモータファンシュラウドのフラップ構造において、
前記軸受け部の少なくとも一方は、対応する回転軸を車両前方から押込み容易な弾性変形する爪部を備えることを特徴とするモータファンシュラウドのフラップ構造。 - 請求項2記載のモータファンシュラウドのフラップ構造において、
前記シュラウド壁部の両回転軸に対応する一方の位置に爪部を設けると共に、他方の位置に軸受け面から離間する方向に他方の回転軸が移動するのを防止する架橋部を設け、
前記架橋部に、軸受け部の軸方向に対して斜め方向に挿入可能な傾斜部を設けたことを特徴とするモータファンシュラウドのフラップ構造。 - 請求項1〜3のうちいずれかに記載のモータファンシュラウドのフラップ構造において、
前記フラップの回転軸を、フラップが自重で垂下して前記開口部を閉じるようにフラップの上下方向中央より上方にずらした位置に設けたことを特徴とするモータファンシュラウドのフラップ構造
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2003
- 2003-02-27 JP JP2003051669A patent/JP2004257362A/ja active Pending
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