JP2009055667A - 電動ファン装置 - Google Patents

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Katsuyoshi Kawachi
勝義 河内
Shiro Nakamura
司朗 中村
Shigenori Ohira
滋規 大平
Kazunori Yamada
和則 山田
Hiromi Kawarai
広美 川原井
Shigeto Sano
成人 佐野
Futoshi Araki
太 新木
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Abstract

【課題】ロータの冷却効率の向上を図ることのできる電動ファン装置を提供すること。
【解決手段】ファンと一体に回転する回転軸に一体的に設けられたロータ3およびこのロータ3と同軸に設けられた固定子を備え、回転軸2に回転方向の駆動力を与えるモータ部と、ロータ3に、軸方向に貫通して形成された第1冷却用孔34と、第1冷却用孔34の軸方向の両端に設置され、第1冷却用孔34の一方の端部である第1端部から第1冷却用孔34に引き込む送風を生じさせる第1フィン711、および、第1冷却用孔34のもう一方の端部である第2端部から冷却用孔外部に引き出す送風を生じさせる第2フィン722と、を備えていることを特徴とする電動ファン装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆるIPM(Interior Permanent Magnetic)モータと称される永久磁石がロータに内蔵された形式のモータに適用するのに好適な電動ファン装置に関する。
従来、電動ファン装置として、永久磁石を回転子に内蔵したIPMモータと呼ばれるモータが、特許文献1などにより知られている。
さらに、この特許文献1には、ロータの冷却を行う技術が開示されている。すなわち、ロータに、冷却用孔が貫通され、この冷却用孔に、電動ファン装置の送風方向に冷却空気を送って、ファンによる送風を助長するとともに、モータの冷却を行うようにすることが記載されている。
さらに、この特許文献1には、ロータにおいて、電動ファンの送風上流側の端面に、十字状のフィンを設けて、冷却効果を促進させることが記載されている。
特開2003−18775号公報
しかしながら、近年、モータの大容量化に伴い、さらなる冷却効率の向上が望まれており、上述の従来技術では、十分な冷却性能を得ることが難しかった。
本発明は、上述の従来の問題点に着目して成されたもので、ロータの冷却効率の向上を図ることのできる電動ファン装置を提供することを目的とするものである。
上述の目的を達成するために本発明は、ファンと一体に回転する回転軸と、この回転軸に一体的に設けられたロータおよびこのロータと同軸に設けられた固定子を備え、前記回転軸に回転方向の駆動力を与えるモータ部と、前記ロータに、軸方向に貫通して形成された冷却用孔と、前記冷却用孔の前記軸方向の両端に設置され、前記ロータの回転に伴い前記冷却用孔の一方の端部である第1端部から前記冷却用孔に引き込む送風を生じさせる第1フィン、および、前記冷却用孔のもう一方の端部である第2端部から前記冷却用孔外部に引き出す送風を生じさせる第2フィンと、を備えていることを特徴とする電動ファン装置とした。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動ファン装置において、前記モータ部および前記回転軸を収容する収容室を有したハウジングと、前記収容室内に前記軸方向の送風である収容室送風を形成可能に前記ハウジングに形成された外気出入部と、を備え、前記第1端部および前記第1フィンが、前記ロータの前記収容室送風の上流側に配置されている一方、前記第2端部および前記第2フィンが、前記ロータの前記収容室送風の下流側に配置されていることを特徴とする電動ファン装置とした。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電動ファン装置において、前記ロータを軸方向に貫通して、永久磁石を挿入する磁石用孔が、前記ロータの円周方向に複数形成され、前記ロータの前記収容室送風の上流側の端面に、前記永久磁石が前記磁石用孔から脱落するのを防止する第1磁石止め部材が設けられているとともに、前記ロータの前記収容室送風の下流側の端面に、前記永久磁石が前記磁石用孔から脱落するのを防止する第2磁石止め部材が設けられ、前記第1磁石止め部材に前記第1フィンが設けられ、前記第2磁石止め部材に前記第2フィンが設けられていることを特徴とする電動ファン装置とした。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電動ファン装置において、前記第1磁石止め部材および第2磁石止め部材が、ぞれぞれ、全ての前記磁石用孔および前記冷却用孔の開口の少なくとも一部を覆う板材で形成され、各磁石止め部材において、前記冷却用孔に軸方向に重なる部分を切り起こして前記冷却用孔を前記収容室に連通させる開口が形成されているとともに、前記開口を形成するのに切り起こされた板片により前記第1フィンおよび第2フィンが形成されていることを特徴とする電動ファン装置とした。
本発明では、ロータの冷却用孔の第1端部から、冷却用孔に引き込む送風を生じさせる第1フィンと、冷却用孔の第2端部から、冷却用孔外部に引き出す送風を生じさせる第2フィンと、を設けたため、冷却用孔内に第1端部から第2端部に向かう送風が円滑に形成され、これらのフィンを設けないものや、いずれか一方のみに設けたものと比べて、ロータの冷却効率を向上させることができる。
請求項2に記載の発明では、ファンを回転させるのに伴い生じる圧力差により、ハウジングの収容室内では、外気流入部から入り外気排出部から出る収容室送風が、軸方向に形成される。
ロータでは、第1端部および第1フィンが収容室送風の上流に配置され、第2端部および第2フィンが収容室送風の下流に配置されているため、冷却用孔内では、収容室送風と略平行な向きに送風が形成される。
このように、両フィンにより冷却用孔内に生じる送風の向きが、収容室内に生じる収容室送風と一致するため、両者の向きが一致しないものと比べて、冷却用孔内の送風が円滑に成され、ロータの冷却効率をさらに向上させることが可能である。
請求項3に記載の発明では、第1フィンと第2フィンとを、それぞれ、ロータに形成された磁石用孔に挿通された永久磁石が磁石用孔から抜け出るのを防止する第1磁石止め部材および第2磁石止め部材に設けたため、両フィンを両磁石止め部材とは別個に設けるのと比較して、構成の簡略化を図ることが可能であり、組付作業工数の低減およびコスト低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明では、第1フィンと第2フィンとを、第1磁石止め部材および第2磁石止め部材において、各冷却用孔を収容室に連通させるべく開口を形成するのに切り起こされた板片で形成したため、両フィンを、両磁石止め部材とは別体の部材により形成するのと比較して、構成の簡略化が可能であり、組付作業工数の低減およびコスト低減をさらに図ることが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態の電動ファン装置は、ファン(1)と一体に回転する回転軸(2)と、この回転軸(2)に一体的に設けられたロータ(3)およびこのロータ(3)と同軸に設けられた固定子(4)を備え、前記回転軸(2)に回転方向の駆動力を与えるモータ部(P)と、前記ロータ(3)に、軸方向に貫通して形成された冷却用孔(34)と、前記冷却用孔(34)の前記軸方向の両端に設置され、前記冷却用孔(34)の一方の端部である第1端部から前記冷却用孔(34)に引き込む送風を生じさせる第1フィン(711)、および、前記冷却用孔(34)のもう一方の端部である第2端部から前記冷却用孔外部に引き出す送風を生じさせる第2フィン(722)と、を備えていることを特徴とする電動ファン装置である。
以下に、図1〜図4に基づいて、この発明の最良の実施の形態の実施例1の電動ファン装置Aについて説明する。
この実施例1の電動ファン装置Aは、図3に示すように、ファン1と、ファン1と一体に回転する回転軸2と、回転軸2の外周に固定されたロータ3と、ロータ3の外周に配置された固定子4と、ハウジング5と、駆動回路6とを備えている。この電動ファン装置Aは、図示を省略した自動車の前部に配置され、その車両後方(図において矢印RR方向)に配置された図示を省略したラジエータやコンデンサなどに送風を行って冷却する。
ファン1は、回転軸2の車両前方(矢印FR方向)の先端に取り付けられ、回転軸2に固定された内周筒部11と、この内周筒部11から周方向に一体に延びる羽部12と、この羽部12の外周に一体に形成された外周筒部13と、を備えている。
内周筒部11は、円筒状に形成されており、後述するハウジング5のフロントハウジング52の車両前方および外周を覆っている。
羽部12は、回転時(図1において矢印R方向への回転時)に図において車両後方(矢印RR方向)の送風を形成する。
ロータ3と固定子4とは、回転軸2に駆動力を与えるモータ部Pを形成する。
ロータ3は、回転軸2の外周に一体的に設けられ、内部に後述する複数の永久磁石31を備えている。一方、固定子4は、ロータ3の外周に設けられ、周状に複数の電磁石4aを備え、これら電磁石4aにあらかじめ設定された位相の交流通電を行うことで、ロータ3および回転軸2が回転される。
モータ部Pおよび回転軸2は、図4に示すように、ハウジング5の収容室51に収容されている。
ハウジング5は、アルミなどの熱伝導性に優れた金属鋳造製のもので、ファン1側のフロントハウジング52とファン1から遠い側のリアハウジング53とを軸方向で向かい合わせて締結して、両者52,53の間に収容室51を形成している。
フロントハウジング52は、底壁52aと、底壁52aの外周に一体に連続する筒状の筒部52bと、この筒部52bの端部から外周に一体に連続して延びる外周フランジ52cと、により、縦方向断面が略ハット形状に形成されている。
底壁52aは、その中心部に、回転軸2を貫通させる貫通穴52dが形成され、この貫通穴52dの周囲に、収容室51と外部とを連通させる前側外気出入部52fが開口されている。そして、貫通穴52dを囲む筒状の支持フランジ52eの内周に、回転軸2の車両前方側の端部を支持するフロント側軸受54が設けられている。
リアハウジング53は、底壁53aと、この底壁53aの外周に一体に連続する筒状の筒部53bと、により、有底の円筒状に形成されている。
底壁53aは、その外径がフロントハウジング52の外周フランジ52cの外径に略一致する寸法の円盤状に形成されている。
筒部53bの周方向の3箇所には、外径方向に板厚を厚くした厚肉部53cが形成され、かつ、各厚肉部53cには、ネジ57を螺合可能なネジ穴53dが形成されている。
底壁53aの中央部には、フロント側軸受54と同軸に、収容室51側に円筒状に突出されて支持フランジ53eが形成され、この支持フランジ53eに、回転軸2の車両後方側の端部を支持するリア側軸受55が設置されている。
フロントハウジング52は、リアハウジング53にネジ57により締結されている。
すなわち、フロントハウジング52の外周フランジ52cは、厚肉部53cと車両前後方向(矢印FRが車両前方を示している)で重なる位置の3箇所で、底壁53aに当接され、この当接部分で、外周フランジ52cを貫通させたネジ57をネジ穴53dに螺合させて上記締結が成されている。
また、フロントハウジング52において、上記3箇所の厚肉部53cとの締結部分を除く周方向の3箇所では、底壁53aから車両前方に離して配置されるよう、外周フランジ52cおよび筒部52bの一部が切り欠かれた切欠部52gが形成され、フロントハウジング52の切欠部52gとリアハウジング53の底壁53aとの間に、収容室51と外部との空気の流通を許す後側外気出入部56が形成されている。
駆動回路6は、固定子4の電磁石4aに通電して励磁駆動させるもので、リアハウジング53の底壁53aに取り付けられている。
ロータ3には、図1に示すように、軸心位置に、回転軸2を挿通させる軸心孔32が軸方向に貫通して形成され、かつ、軸心孔32を中心として、放射状に複数の磁石用孔33が円周方向に間隔を空けて軸方向に貫通して形成され、さらに、円周方向で磁石用孔33と磁石用孔33との間のそれぞれに、断面円形の第1冷却用孔34が軸方向に貫通して形成されている。さらに、各磁石用孔33の内径方向に隣設して、第2冷却用孔35が軸方向に貫通して形成されている。
磁石用孔33は、略長方形の断面に形成されており、各磁石用孔33に長方形板状の永久磁石31が挿入されている。
また、ロータ3の軸方向で車両後方側(後述する収容室送風W1の風上側)の端面(第1端面)に第1磁石止め板71が装着され、一方、ロータ3の軸方向で車両前方側(後述する収容室送風W1の風下側)の端面(第2端面)に第2磁石止め板72が装着されている。
両磁石止め板71,72は、永久磁石31が磁石用孔33から脱落するのを防止するべく、各磁石用孔33の開口を覆うことのできる外径の円盤状板材で形成されている。
各磁石止め板71,72は、軸心位置に、回転軸2を挿通させる円形の回転軸用孔71a,72aが開口されており、この回転軸用孔71a,72aに回転軸2を挿通させてロータ3に装着されている。
また、各磁石止め板71,72において、ロータ3への装着状態で第2冷却用孔35と軸方向に重なる位置には、円形の第2送風用開口71c,72cが開口され、同様に、第1冷却用孔34と軸方向に重なる位置に、略長方形の第1送風用開口71b,72bが形成されている。そして、これらの第1送風用開口71b,72bを形成するために切り起こした金属製片により第1磁石止め板71に第1フィン711が形成され、一方、第2磁石止め板72に第2フィン722が形成されている。
第1フィン711は、ロータ3が矢印R方向に回転した際に、第1冷却用孔34に外気を引き込む作用を生じさせる向きに傾斜されている。一方、第2フィン722は、同じくロータ3が矢印R方向に回転した際に、第1冷却用孔34内の空気を外部に引き出す作用を生じさせる向きに傾斜されている。(図2参照)
次に、実施例の作用を説明する。
モータ部Pを駆動させてファン1を回転させた時には、羽部12により車両後方向きの送風が生じる。
このとき、ハウジング5では、羽部12の直後の後側外気出入部56の付近が、フロントハウジング52の底壁52aの前面付近よりも相対的に高圧となり、収容室51では、後側外気出入部56から外気が引き込まれ、前側外気出入部52fから外気が排出される軸方向の収容室送風W1が形成される。
この収容室送風W1により、ロータ3や固定子4や駆動回路6で発生した熱が、外気と熱交換されて冷却される。
なお、前側外気出入部52fから収容室51の外部に出た送風は、フロントハウジング52の外周と、内周筒部11の内周との間を通って車両後方へ流れるハウジング外部送風W2が形成される。
上述のように、収容室51では、ロータ3の軸方向である車両前方向きの収容室送風W1が形成されるため、ロータ3では、軸方向に貫通された第1冷却用孔34ならびに第2冷却用孔35を通る送風が形成される。
さらに、第1冷却用孔34では、ロータ3の回転に伴い、第1フィン711により、第1冷却用孔34への外気の引込作用が生じ、一方、第2フィン722により、第1冷却用孔34から外部への吹出作用が生じる。
したがって、各第1冷却用孔34では、両フィン711,722により収容室送風W1に沿う方向の送風が促進される。
以上のように、実施例1の電動ファン装置Aでは、ロータ3に、第1冷却用孔34に引き込む送風を生じさせる第1フィン711と、第1冷却用孔34から引き出す送風を生じさせる第2フィン722とを設けたため、フィンを設けないものや、フィンが第1冷却用孔34の両端の一方のみに設けられたものと比較して、第1冷却用孔34を流れる送風がより強く促進され、ロータ3の冷却効率を向上させることができる。
しかも、本実施例1の電動ファン装置Aでは、ファン1を回転させるのに伴い生じる圧力差により、ハウジング5の収容室51内では、後側外気出入部56から入り前側外気出入部52fから出る、軸方向である車両前方向きの収容室送風W1が形成される。
ロータ3では、車両後方の端面および第1フィン711が収容室送風W1の上流に配置され、車両前方の端面および第2フィン722が収容室送風W1の下流に配置されているため、第1冷却用孔34および第2冷却用孔35では、両フィン711,722により促進される送風の方向と収容室送風W1の方向とが一致している。
このように、両フィン711,722により促進される送風の方向と収容室送風W1の方向とが一致しているため、両者の向きが一致しないものと比べて、第1冷却用孔34内の送風が円滑に成され、ロータ3の冷却効率をさらに向上させることが可能である。
しかも、実施例1の電動ファン装置Aでは、全ての第1冷却用孔34に両フィン711,722を設けたため、第1冷却用孔34の一部のみに両フィン711,722を設けたものと比較して、いっそう冷却効率の向上を図ることができる。また、実施例1では、全ての磁石用孔33と磁石用孔33との間に、第1冷却用孔34を配置しているため、一部の磁石用孔33の間に第1冷却用孔34を配置したものと比較して、冷却効率の向上を図ることができる。加えて、実施例1では、各磁石用孔33の内径側に第2冷却用孔35を形成したため、第2冷却用孔35を設けないものと比較して、冷却効率の向上を図ることができる。
加えて、本実施例1の電動ファン装置Aでは、第1フィン711と第2フィン722とを、それぞれ、ロータ3に形成された磁石用孔33に挿通された永久磁石31が磁石用孔33から抜け出るのを防止する第1磁石止め板71および第2磁石止め板72に形成したため、両フィンを両磁石止め板71,72と別個に設けるのと比較して、構成の簡略化を図ることが可能であり、組付作業工数の低減およびコスト低減を図ることができる。
さらに、実施例1の電動ファン装置Aでは、第1フィン711と第2フィン722とを、第1磁石止め板71および第2磁石止め板72において第1冷却用孔34を外部に連通させるべく開口を形成するのに切り起こされた板片で形成したため、両フィン711,722を、両磁石止め板71,72とは別体の部材により形成するのと比較して、構成の簡略化が可能であり、組付作業工数の低減およびコスト低減をさらに図ることが可能である。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態および実施例1を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態および実施例1に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、電動ファン装置として、自動車のラジエータなどの冷却用に用いたものを示したが、本発明の電動ファン装置の適用範囲は、自動車に限定されるものではなく、電車などの他の車両や、車両以外の産業機器などに用いることも可能である。
また、実施例1では、第1フィン711および第2フィン722を、第1磁石止め板71および第2磁石止め板72の切り起し片で形成した例を示したが、これに限定されず、各磁石止め板71,72とは別体の部材を用いて形成してもよい。この場合、永久磁石31の抜け止め用の部材としては、実施例1で示した板状の部材に限らず、網状のものや棒状のものや爪状のものなど、要は、磁石用孔33の開口の一部を塞いで、永久磁石31の抜け止めを行うものであればよい。
また、実施例1では、第1フィン711および第2フィン722を第1冷却用孔34に設けた例を示したが、第2冷却用孔35に設けてもよいし、あるいは、両冷却用孔34,35に設けてもよい。あるいは、第1冷却用孔34と第2冷却用孔35との両方あるいは一方の、一部のみに選択的に設けてもよい。
また、実施例1では、固定子4の内側にロータ3を設けたものを示したが、これとは逆に、固定子の外側にロータを設けてもよい。
本発明の最良の実施の形態の実施例1の電動ファン装置Aのロータ3部分の構造を示す分解斜視図である。 実施例1の電動ファン装置Aの要部を示す拡大断面図である。 実施例1の電動ファン装置Aの縦断面図である。 実施例1の電動ファン装置Aの要部を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 ファン
2 回転軸
3 ロータ
4 固定子
5 ハウジング
31 永久磁石
33 磁石用孔
34 第1冷却用孔
51 収容室
52f 前側外気出入部
56 後側外気出入部
71 第1磁石止め板(第1磁石止め部材)
71b 第1送風用開口
72 第2磁石止め板(第1磁石止め部材)
72b 第1送風用開口
711 第1フィン
722 第2フィン
A 電動ファン装置
P モータ部
W1 収容室送風

Claims (4)

  1. ファンと一体に回転する回転軸と、
    この回転軸に一体的に設けられたロータおよびこのロータと同軸に設けられた固定子を備え、前記回転軸に回転方向の駆動力を与えるモータ部と、
    前記ロータに、軸方向に貫通して形成された冷却用孔と、
    前記冷却用孔の前記軸方向の両端に設置され、前記ロータの回転に伴い前記冷却用孔の一方の端部である第1端部から前記冷却用孔に引き込む送風を生じさせる第1フィン、および、前記冷却用孔のもう一方の端部である第2端部から前記冷却用孔外部に引き出す送風を生じさせる第2フィンと、
    を備えていることを特徴とする電動ファン装置。
  2. 前記モータ部および前記回転軸を収容する収容室を有したハウジングと、
    前記収容室内に前記軸方向の送風である収容室送風を形成可能に前記ハウジングに形成された外気出入部と、
    を備え、
    前記第1端部および前記第1フィンが、前記ロータの前記収容室送風の上流側に配置されている一方、前記第2端部および前記第2フィンが、前記ロータの前記収容室送風の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動ファン装置。
  3. 前記ロータを軸方向に貫通して、永久磁石を挿入する磁石用孔が、前記ロータの円周方向に複数形成され、
    前記ロータの前記収容室送風の上流側の端面に、前記永久磁石が前記磁石用孔から脱落するのを防止する第1磁石止め部材が設けられているとともに、前記ロータの前記収容室送風の下流側の端面に、前記永久磁石が前記磁石用孔から脱落するのを防止する第2磁石止め部材が設けられ、
    前記第1磁石止め部材に前記第1フィンが設けられ、前記第2磁石止め部材に前記第2フィンが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電動ファン装置。
  4. 前記第1磁石止め部材および第2磁石止め部材が、ぞれぞれ、全ての前記磁石用孔および前記冷却用孔の開口の少なくとも一部を覆う板材で形成され、
    各磁石止め部材において、前記冷却用孔に軸方向に重なる部分を切り起こして前記冷却用孔を前記収容室に連通させる開口が形成されているとともに、前記開口を形成するのに切り起こされた板片により前記第1フィンおよび第2フィンが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電動ファン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014176147A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石式回転電機
JP2020537478A (ja) * 2017-10-11 2020-12-17 エルジー イノテック カンパニー リミテッド モータ

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