JP2004253766A - 電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ - Google Patents
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Abstract
【課題】金属箔面及びポリオレフィンシース材との接着性が良いノンハロゲン系のホットメルト剤を見出だし、これにノンハロゲン系接着剤を組み合わして、ノンハロゲン系電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープを提供する。
【解決手段】ポリオレフィン系シース材18,28で被覆する電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ5において、該テープ5が金属箔1上に接着剤層2を介してプラスチックフィルム層3とその上に塗布したホットメルト剤層4を有するものからなり、該接着剤2はノンハロゲン系で、前記ホットメルト剤4は結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂である電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ5を構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】ポリオレフィン系シース材18,28で被覆する電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ5において、該テープ5が金属箔1上に接着剤層2を介してプラスチックフィルム層3とその上に塗布したホットメルト剤層4を有するものからなり、該接着剤2はノンハロゲン系で、前記ホットメルト剤4は結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂である電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ5を構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や電気器具などの電線を電磁遮蔽するための金属箔ラミネートテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属箔上に接着剤でプラスチックフィルムを貼り合わし、そのプラスチックフィルム上にさらにホットメルト剤を塗布したテープにて複数の電線などを覆い、シース材加工の熱で接着・被覆した構造のケーブルは知られている。このような絶縁線心は、自動車ハ−ネス用や電気器具の配線に広く利用されるようになっている。ところが、このようなケーブルは、その電気的用途及び最近の地球環境に対する配慮から、PVCシース材からポリオレフィン系シース材が用いられるようになっている。それに従い使用される遮蔽テープも、ノンハロゲン系のものが必要となってきているが、特に接着性のよいノンハロゲン系のホットメルト剤が見当らない現状である。
【0003】
遮蔽層を有するテープとしては、ポリ塩化ビニル防食層を設けた遮水テープ及び銅箔に熱可塑性接着層を設けた遮水テープがある(特許文献1)。また、静電、電磁遮蔽必要領域と不要領域との双方にケーブル本体を配線し、静電、電磁遮蔽必要領域に静電、電磁遮蔽テープをまいたものも公知である(特許文献2)また、布帛の基材に電気メッキを施した電磁遮蔽用シールドテープもある(特許文献3)。更に、両面を接着層を兼用した絶縁層で絶縁された抵抗シートを有する電磁遮蔽テープもある(特許文献4)。そして、ベース樹脂に粘着付与剤を含有させ、軟化剤としてマイクロカプセル化した可塑剤を含有させたノンハロゲンテープもある(特許文献5)。
【0004】
(特許文献1)
特開平8−329741号公報
(特許文献2)
特開平9−7429号公報
(特許文献3)
特開平9−107193号公報
(特許文献4)
特開2000−59088号公報
(特許文献5)
特開2001−164215号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公知例は、いずれも、接着剤やホットメルト剤にノンハロゲン系を使用するというものではなかった。上記の事情に鑑み、金属箔面及びポリオレフィンシース材との接着性が良いノンハロゲン系のホットメルト剤を見出だし、これにノンハロゲン系接着剤を組み合わせて、ノンハロゲン系電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を達成するために、ポリオレフィン系シース材で被覆する電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープにおいて、該テープが金属箔上に接着剤層を介してプラスチックフィルム層とその上に塗布したホットメルト剤層を有するものからなり、該接着剤はノンハロゲン系で、前記ホットメルト剤は結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂である電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープを構成するものである。
【0007】
【発明の実施の態様】
以下、図面に基づいて本発明の金属箔ラミネートテープを詳細に説明する。図1は、本発明品の拡大断面図である。本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープは、図1に示すように、金属箔1上にノンハロゲン系の接着剤層2を介して基材のプラスチックフィルム層3を貼り付け、そのプラスチックフィルム層3上に金属箔及びポリオレフィンシース材と接着性の良い、結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂からなるホットメルト剤層4を塗布した構造のものである。
【0008】
本実施例では、金属箔1として、サン・アルミニウム工業株式会社製タフピッチ銅9μmの銅箔(圧延銅箔)を使用した。しかし金属箔は、銅箔のほかアルミニウム箔及び錫などのメッキ処理を行なった金属箔や、アルミニウム等の金属蒸着フィルム等を挙げることができる。またその厚みは、使用目的に応じて選択することができ例えば数μm〜数百μmとすることもできる。
【0009】
接着剤層2として、ノンハロゲン系の大日本インキ化学工業株式会社製のディックドライLX−660(ポリウレタン用芳香族系ポリエステル)とKW−75(芳香族系ポリイソシアネート)とを使用し、乾燥目付けが3μmになるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥(75℃×25秒)して金属箔1とラミネートした。ラミネート後、40℃に保たれたエージング室に、24時間以上保管してラミネートフィルムとした。
【0010】
しかし接着剤としては、ポリエステル系ポリウレタン樹脂の他、ポリエーテル系ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂系、アクリル樹脂系、SBS(スチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマ−)樹脂系、SIS(スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマ−)樹脂系、シアノアクリレート樹脂系などのノンハロゲン系等も挙げることができる。
【0011】
基材のプラスチックフィルム3としては、東レ株式会社製ポリエステルフィルム(PETフィルム)で、6μm厚のコロナ放電処理済みのものを使用した。しかし基材フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルム、ポリプレピレノキサイドフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム等も挙げることができる。またその厚みも、使用目的に応じて選択することができ、例えば、数μm〜数百μmとすることができる。
【0012】
ホットメルト剤層4としては、大日本インキ化学工業株式会社製の結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂であるディックシールA−814(αオレフィンポリプロピレン)を使用し、これをラミネートフィルムのプラスチックフィルム3の面上に塗布し、乾燥目付けが3μmになるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥(110℃×45秒)してシートを作り、その後シートを任意の幅にスリットして、本発明の金属箔ラミネートテープ5を製造した。
【0013】
ここで結晶性を有する接着性ポリマ−を使用したのは、結晶性ポリマ−は融点を越える温度では流動性が急に大きくなり、被着体に対する密着性が増加する。
しかし室温では、融点以下となるために流動性が小さくなり、タック性を押さえることができるからである。例えばこの結晶性ポリマ−の融点は、100℃位である。これに対してシース材加工時の熱は、150〜200℃程度で接着させるものである。
【0014】
このようなホットメルト剤としては、変性ポリプロピレン樹脂の他、東レ株式会社製のケミットR−99(可溶性結晶性ポリエステル樹脂)、東亜合成株式会社製アロンメルトPES−340S30(溶剤型結晶性ポリエステル樹脂)や東洋紡株式会社製バイロナールMD−1930、1985(水分散ポリエステル樹脂)等も挙げることができる。
【0015】
次の図2は、本発明の金属箔ラミネートテープを使用して、電線のコアを覆い、表面をシース材にて被覆加工したケーブルを示し、(イ)は丸形ケーブルの断面図を、(ロ)は平型ケーブルの断面図である。本発明の金属箔ラミネートテープは、コア上に縦添えまたは巻回される。なおコアとは、導体とその周りの絶縁体を含む別称である。(イ)の丸形ケーブル16の場合は、導体17と絶縁体18からなるコア19を、本発明の金属箔ラミネートテープ15a,15b,15c,15dで巻回した表面を、ポリオレフィン系シース材10で被覆した構造になっている。また(ロ)の平型ケーブル26の場合は、導体27a,27b,27cと絶縁体28a,28b,28cからなるコア−29a,29b,29cを本発明の金属箔ラミネートテープ25a,25b,25c,25dで巻回した表面を、ポリオレフィン系シース材20で被覆した構造になっている。
【0016】
本発明の金属箔ラミネートテープは、種々のケーブルの電磁遮蔽及び遮水用テープとして用いることができる。その中でも、自動車ハ−ネス用ケーブルは、複数の絶縁線心を平行に配列した後に、金属箔ラミネートテープで覆って作成することができ、これへの使用は特に好ましい。
【0017】
ここで、自動車ハ−ネス用ケーブルの金属箔ラミネートテープについて、銅箔及び特殊シースとの接着性について、次の試験で確認した。接着力の試験は、銅とホットメルト剤層間については、100℃×2sec×3kgf/cm2の条件にした。また、ポリオレフィン系シース材の代替として60μm厚のポリプロピレンフィルムとの接着力は、120℃×2sec×3kgf/cm2の条件にした。それぞれをヒートシールし、試験片の15mm幅を採取し、引張速度100mm/分、剥離角度180゜、n=3について測定した。試験の結果は、表1に示した通りで、十分な接着力を有するものであり、支障のないものであった。
【0018】
【表1】
【0019】
また、ホットメルト剤をEVAとした比較例と対比してブロッキング性について試験した結果、上記実施例で製造された金属箔ラミネートテープは、ブロッキングの促進試験として、レコード巻き形態で60℃×7日の条件下においてもブロッキングを起こしておらず、自動車ハ−ネス用の金属箔ラミネートテープとして支障のないものであった。
【0020】
【表2】
【0021】
図3は、本発明品の他の実施例の拡大断面図である。本発明の他の電磁遮蔽用金属箔ラミネ−トテ−プは、図3に示すように、金属箔31上にノンハロゲン系の接着剤層32を介して基材のプラスチックフィルム層33を貼り付け、そのプラスチックフィルム層33上に接着剤層34を介して更にプラスチックフィルム層35を貼り付け、そのプラスチックフィルム層35に更に接着剤層36を介してから金属箔37を貼り付け、その上に発泡ポリエチレンコアと接着性の良い、結晶性を有するノンハロゲン系ポリオレフィン樹脂からなるホットメルト剤層38を塗布した構造をもつ電磁遮蔽用金属箔ラミネ−トテ−プ39である。
【0022】
本実施例では、金属箔31として、東洋アルミニウム株式会社製の1N30材10μmのアルミニウム箔を使用した。しかし金属箔は、アルミニウム箔のほか銅箔及び錫などのメッキ処理を行なった金属箔や、アルミニウム等の金属蒸着フィルム等を挙げることができる。またその厚みは、使用目的に応じて選択することができ、例えば数μm〜数百μmとすることもできる。
【0023】
接着剤層32及び36として、ノンハロゲン系の大日本インキ化学工業株式会社製のディックドライLX−732(ポリウレタン用芳香族系ポリエステル)とKRX−90(芳香族系ポリイソシアネ−ト)とを使用し、乾燥目付けが2〜3μmになるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥(80℃×10秒)して金属箔31及び37とラミネ−トした後、40℃に保たれたエ−ジング室に24時間以上保管した。
【0024】
またプラスチックフィルム33を介しての接着剤層34としては、ノンハロゲン系の大日本インキ化学工業株式会社製のディックドライLX−75(ポリウレタン用芳香族系ポリエステル)とKW−40(芳香族系ポリイソシアネ−ト)とを使用し、乾燥目付けが2〜3μmになるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥(70℃×10秒)してプラスチックフィルム35とラミネートした後、40℃に保たれたエ−ジング室に24時間以上保管してラミネートフィルムとした。
【0025】
接着剤としては、ポリエステル系ポリウレタン樹脂の他、ポリエーテル系ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂系、アクリル樹脂系、SBS(スチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマー)樹脂系、SIS(スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー)樹脂系、シアノアクリレート樹脂系などのノンハロゲン系等も挙げることができる。
【0026】
基材のプラスチックフィルム33及び35としては、帝人株式会社製強延伸ポリエステルフィルム(PETフィルム)で、12μm厚の両面コロナ放電処理済みのものを使用した。しかし基材フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンスルファイドフィルム、ポリアミドフィルム等も挙げることができる。
またその厚みも、使用目的に応じて選択することができ、例えば数μm〜数百μmとすることができる。
【0027】
ホットメルト剤層38としては、大日本インキ化学工業株式会社製の結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂であるディックシ−ルA−811Pを使用し、これをラミネートフィルムの金属箔37の面上に塗布し、乾燥目付けが0.3μmになるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥(80℃×30秒)してシートを作り、その後シートを任意の幅にスリットして、本発明の金属箔ラミネートテ−プ39を製造した。
【0028】
ここで比較例の金属箔ラミネートテープについて説明する。
図4は、比較例の電磁遮蔽用金属箔ラミネ−トテ−プ49の拡大断面図である。金属箔41上に接着剤層42を介してプラスチックフィルム層(25μm)43と貼り合わせ、その上に接着剤層44を介して金属箔47を貼り合わせたラミネートフィルムを製作し、その上にホットメルト剤層48を塗布した構造である。
【0029】
次の表3は、本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ9を、比較例の電磁遮蔽用金属箔ラミネ−トテ−プ49と対比した物理的性質である。
【0030】
【表3】
【0031】
本発明品の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープは、比較品の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープと比較して、明らかに引張強度及び伸びが優れており、これが本発明の効果を示す根拠となっている。
【0032】
次の表4は、本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ39を、比較例の電磁遮蔽用金属箔ラミネ−トテ−プ49と対比して、屈曲試験機にかけ、100回後にその亀裂の状態を調べたものである。
【0033】
【表4】
【0034】
屈曲試験の結果、比較品の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープは、亀裂があったが、本発明品の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープは、異常ないものとなっている。
【0035】
次の図5は、本発明の金属箔ラミネートテープを使用した同軸ケ−ブルの断面図である。本発明の金属箔ラミネートテープ309を使用して、導体100と絶縁体200からなる電線のコアを覆い、銅編組400を施し、その上にポリエチレンシ−ス材500を被覆加工した同軸ケ−ブル600である。本発明の金属箔ラミネートテープ309は、コア上に縦添えまたは巻回される。なおコアとは、導体100とその周りの絶縁体200を含む別称である。
【0036】
【発明の効果】
本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープは、ラミネ−ト中の金属箔によって、電磁性を完全に遮断することができる。
【0037】
本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープを使用した、ポリオレフィン系シース材被覆のケーブルは、接着剤層とホットメルト剤層が、何れもノンハロゲン系を使用しているので、燃焼時に有害ガスを発生することなく、環境に配慮したものとなっている。
【0038】
本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープを使用した自動車ハ−ネス用ケーブルは、金属箔及びポリオレフィンシース材と良好な接着力と、絶縁線心と支障のない剥離性を有する。
【0039】
本発明のホットメルト剤層は、金属箔層に転写しないため、テープとしてブロッキングしないだけでなく、金属箔層の導電性を低下させることなく、さらに中の絶縁線心と金属層が接着しないため、その端末処理時の作業性に優れた構造をもつケーブルとすることができる。
【0040】
本発明の電磁遮蔽テープは、屈曲性及び柔軟性に優れている。
【0041】
本発明の電磁遮蔽テープは、プラスチックフィルム層を2層にしたので、ラミネート中の金属によって、電磁性を完全に遮断することができる。
【0042】
本発明の電磁遮蔽テープを使用した同軸ケーブルは、架線中に自重又は風圧によって発生するリングカット(金属箔の疲労による亀裂)を防止でき、同軸ケーブルの減衰特性を改善できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属箔ラミネートテープの拡大断面図である。
【図2】本発明の金属箔ラミネートテープを使用して、電線のコアを覆い、表面をシース材にて被覆加工したケーブルを示し、(イ)は丸形ケーブルの断面図を、(ロ)は平型ケーブルの断面図である。
【図3】本発明の金属箔ラミネートテープの拡大断面図である。
【図4】比較例の金属箔ラミネートテープの拡大断面図である。
【図5】本発明の金属箔ラミネートテープを使用して、電線のコアを覆い銅編組を施し、その上にポリエチレンシースを被覆した同軸ケ−ブルの断面図である。
【符号の説明】
1 : 金属箔
2 : 接着剤層
3 : 基材のプラスチックフィルム
4 : ホットメルト剤層
5 : 金属箔ラミネートテープ
15a,b,c,d : 金属箔ラミネートテープ
25a,b,c,d : 金属箔ラミネートテープ
16 : 丸形ケーブル
26 : 平型ケーブル
17 : 導体
27a,b,c : 導体
18 : 絶縁体
28a,b,c : 絶縁体
19 : コア
29a,b,c : コア
10 : シース材
20 : シース材
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や電気器具などの電線を電磁遮蔽するための金属箔ラミネートテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属箔上に接着剤でプラスチックフィルムを貼り合わし、そのプラスチックフィルム上にさらにホットメルト剤を塗布したテープにて複数の電線などを覆い、シース材加工の熱で接着・被覆した構造のケーブルは知られている。このような絶縁線心は、自動車ハ−ネス用や電気器具の配線に広く利用されるようになっている。ところが、このようなケーブルは、その電気的用途及び最近の地球環境に対する配慮から、PVCシース材からポリオレフィン系シース材が用いられるようになっている。それに従い使用される遮蔽テープも、ノンハロゲン系のものが必要となってきているが、特に接着性のよいノンハロゲン系のホットメルト剤が見当らない現状である。
【0003】
遮蔽層を有するテープとしては、ポリ塩化ビニル防食層を設けた遮水テープ及び銅箔に熱可塑性接着層を設けた遮水テープがある(特許文献1)。また、静電、電磁遮蔽必要領域と不要領域との双方にケーブル本体を配線し、静電、電磁遮蔽必要領域に静電、電磁遮蔽テープをまいたものも公知である(特許文献2)また、布帛の基材に電気メッキを施した電磁遮蔽用シールドテープもある(特許文献3)。更に、両面を接着層を兼用した絶縁層で絶縁された抵抗シートを有する電磁遮蔽テープもある(特許文献4)。そして、ベース樹脂に粘着付与剤を含有させ、軟化剤としてマイクロカプセル化した可塑剤を含有させたノンハロゲンテープもある(特許文献5)。
【0004】
(特許文献1)
特開平8−329741号公報
(特許文献2)
特開平9−7429号公報
(特許文献3)
特開平9−107193号公報
(特許文献4)
特開2000−59088号公報
(特許文献5)
特開2001−164215号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公知例は、いずれも、接着剤やホットメルト剤にノンハロゲン系を使用するというものではなかった。上記の事情に鑑み、金属箔面及びポリオレフィンシース材との接着性が良いノンハロゲン系のホットメルト剤を見出だし、これにノンハロゲン系接着剤を組み合わせて、ノンハロゲン系電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を達成するために、ポリオレフィン系シース材で被覆する電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープにおいて、該テープが金属箔上に接着剤層を介してプラスチックフィルム層とその上に塗布したホットメルト剤層を有するものからなり、該接着剤はノンハロゲン系で、前記ホットメルト剤は結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂である電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープを構成するものである。
【0007】
【発明の実施の態様】
以下、図面に基づいて本発明の金属箔ラミネートテープを詳細に説明する。図1は、本発明品の拡大断面図である。本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープは、図1に示すように、金属箔1上にノンハロゲン系の接着剤層2を介して基材のプラスチックフィルム層3を貼り付け、そのプラスチックフィルム層3上に金属箔及びポリオレフィンシース材と接着性の良い、結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂からなるホットメルト剤層4を塗布した構造のものである。
【0008】
本実施例では、金属箔1として、サン・アルミニウム工業株式会社製タフピッチ銅9μmの銅箔(圧延銅箔)を使用した。しかし金属箔は、銅箔のほかアルミニウム箔及び錫などのメッキ処理を行なった金属箔や、アルミニウム等の金属蒸着フィルム等を挙げることができる。またその厚みは、使用目的に応じて選択することができ例えば数μm〜数百μmとすることもできる。
【0009】
接着剤層2として、ノンハロゲン系の大日本インキ化学工業株式会社製のディックドライLX−660(ポリウレタン用芳香族系ポリエステル)とKW−75(芳香族系ポリイソシアネート)とを使用し、乾燥目付けが3μmになるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥(75℃×25秒)して金属箔1とラミネートした。ラミネート後、40℃に保たれたエージング室に、24時間以上保管してラミネートフィルムとした。
【0010】
しかし接着剤としては、ポリエステル系ポリウレタン樹脂の他、ポリエーテル系ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂系、アクリル樹脂系、SBS(スチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマ−)樹脂系、SIS(スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマ−)樹脂系、シアノアクリレート樹脂系などのノンハロゲン系等も挙げることができる。
【0011】
基材のプラスチックフィルム3としては、東レ株式会社製ポリエステルフィルム(PETフィルム)で、6μm厚のコロナ放電処理済みのものを使用した。しかし基材フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルム、ポリプレピレノキサイドフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム等も挙げることができる。またその厚みも、使用目的に応じて選択することができ、例えば、数μm〜数百μmとすることができる。
【0012】
ホットメルト剤層4としては、大日本インキ化学工業株式会社製の結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂であるディックシールA−814(αオレフィンポリプロピレン)を使用し、これをラミネートフィルムのプラスチックフィルム3の面上に塗布し、乾燥目付けが3μmになるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥(110℃×45秒)してシートを作り、その後シートを任意の幅にスリットして、本発明の金属箔ラミネートテープ5を製造した。
【0013】
ここで結晶性を有する接着性ポリマ−を使用したのは、結晶性ポリマ−は融点を越える温度では流動性が急に大きくなり、被着体に対する密着性が増加する。
しかし室温では、融点以下となるために流動性が小さくなり、タック性を押さえることができるからである。例えばこの結晶性ポリマ−の融点は、100℃位である。これに対してシース材加工時の熱は、150〜200℃程度で接着させるものである。
【0014】
このようなホットメルト剤としては、変性ポリプロピレン樹脂の他、東レ株式会社製のケミットR−99(可溶性結晶性ポリエステル樹脂)、東亜合成株式会社製アロンメルトPES−340S30(溶剤型結晶性ポリエステル樹脂)や東洋紡株式会社製バイロナールMD−1930、1985(水分散ポリエステル樹脂)等も挙げることができる。
【0015】
次の図2は、本発明の金属箔ラミネートテープを使用して、電線のコアを覆い、表面をシース材にて被覆加工したケーブルを示し、(イ)は丸形ケーブルの断面図を、(ロ)は平型ケーブルの断面図である。本発明の金属箔ラミネートテープは、コア上に縦添えまたは巻回される。なおコアとは、導体とその周りの絶縁体を含む別称である。(イ)の丸形ケーブル16の場合は、導体17と絶縁体18からなるコア19を、本発明の金属箔ラミネートテープ15a,15b,15c,15dで巻回した表面を、ポリオレフィン系シース材10で被覆した構造になっている。また(ロ)の平型ケーブル26の場合は、導体27a,27b,27cと絶縁体28a,28b,28cからなるコア−29a,29b,29cを本発明の金属箔ラミネートテープ25a,25b,25c,25dで巻回した表面を、ポリオレフィン系シース材20で被覆した構造になっている。
【0016】
本発明の金属箔ラミネートテープは、種々のケーブルの電磁遮蔽及び遮水用テープとして用いることができる。その中でも、自動車ハ−ネス用ケーブルは、複数の絶縁線心を平行に配列した後に、金属箔ラミネートテープで覆って作成することができ、これへの使用は特に好ましい。
【0017】
ここで、自動車ハ−ネス用ケーブルの金属箔ラミネートテープについて、銅箔及び特殊シースとの接着性について、次の試験で確認した。接着力の試験は、銅とホットメルト剤層間については、100℃×2sec×3kgf/cm2の条件にした。また、ポリオレフィン系シース材の代替として60μm厚のポリプロピレンフィルムとの接着力は、120℃×2sec×3kgf/cm2の条件にした。それぞれをヒートシールし、試験片の15mm幅を採取し、引張速度100mm/分、剥離角度180゜、n=3について測定した。試験の結果は、表1に示した通りで、十分な接着力を有するものであり、支障のないものであった。
【0018】
【表1】
【0019】
また、ホットメルト剤をEVAとした比較例と対比してブロッキング性について試験した結果、上記実施例で製造された金属箔ラミネートテープは、ブロッキングの促進試験として、レコード巻き形態で60℃×7日の条件下においてもブロッキングを起こしておらず、自動車ハ−ネス用の金属箔ラミネートテープとして支障のないものであった。
【0020】
【表2】
【0021】
図3は、本発明品の他の実施例の拡大断面図である。本発明の他の電磁遮蔽用金属箔ラミネ−トテ−プは、図3に示すように、金属箔31上にノンハロゲン系の接着剤層32を介して基材のプラスチックフィルム層33を貼り付け、そのプラスチックフィルム層33上に接着剤層34を介して更にプラスチックフィルム層35を貼り付け、そのプラスチックフィルム層35に更に接着剤層36を介してから金属箔37を貼り付け、その上に発泡ポリエチレンコアと接着性の良い、結晶性を有するノンハロゲン系ポリオレフィン樹脂からなるホットメルト剤層38を塗布した構造をもつ電磁遮蔽用金属箔ラミネ−トテ−プ39である。
【0022】
本実施例では、金属箔31として、東洋アルミニウム株式会社製の1N30材10μmのアルミニウム箔を使用した。しかし金属箔は、アルミニウム箔のほか銅箔及び錫などのメッキ処理を行なった金属箔や、アルミニウム等の金属蒸着フィルム等を挙げることができる。またその厚みは、使用目的に応じて選択することができ、例えば数μm〜数百μmとすることもできる。
【0023】
接着剤層32及び36として、ノンハロゲン系の大日本インキ化学工業株式会社製のディックドライLX−732(ポリウレタン用芳香族系ポリエステル)とKRX−90(芳香族系ポリイソシアネ−ト)とを使用し、乾燥目付けが2〜3μmになるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥(80℃×10秒)して金属箔31及び37とラミネ−トした後、40℃に保たれたエ−ジング室に24時間以上保管した。
【0024】
またプラスチックフィルム33を介しての接着剤層34としては、ノンハロゲン系の大日本インキ化学工業株式会社製のディックドライLX−75(ポリウレタン用芳香族系ポリエステル)とKW−40(芳香族系ポリイソシアネ−ト)とを使用し、乾燥目付けが2〜3μmになるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥(70℃×10秒)してプラスチックフィルム35とラミネートした後、40℃に保たれたエ−ジング室に24時間以上保管してラミネートフィルムとした。
【0025】
接着剤としては、ポリエステル系ポリウレタン樹脂の他、ポリエーテル系ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂系、アクリル樹脂系、SBS(スチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマー)樹脂系、SIS(スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー)樹脂系、シアノアクリレート樹脂系などのノンハロゲン系等も挙げることができる。
【0026】
基材のプラスチックフィルム33及び35としては、帝人株式会社製強延伸ポリエステルフィルム(PETフィルム)で、12μm厚の両面コロナ放電処理済みのものを使用した。しかし基材フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンスルファイドフィルム、ポリアミドフィルム等も挙げることができる。
またその厚みも、使用目的に応じて選択することができ、例えば数μm〜数百μmとすることができる。
【0027】
ホットメルト剤層38としては、大日本インキ化学工業株式会社製の結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂であるディックシ−ルA−811Pを使用し、これをラミネートフィルムの金属箔37の面上に塗布し、乾燥目付けが0.3μmになるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥(80℃×30秒)してシートを作り、その後シートを任意の幅にスリットして、本発明の金属箔ラミネートテ−プ39を製造した。
【0028】
ここで比較例の金属箔ラミネートテープについて説明する。
図4は、比較例の電磁遮蔽用金属箔ラミネ−トテ−プ49の拡大断面図である。金属箔41上に接着剤層42を介してプラスチックフィルム層(25μm)43と貼り合わせ、その上に接着剤層44を介して金属箔47を貼り合わせたラミネートフィルムを製作し、その上にホットメルト剤層48を塗布した構造である。
【0029】
次の表3は、本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ9を、比較例の電磁遮蔽用金属箔ラミネ−トテ−プ49と対比した物理的性質である。
【0030】
【表3】
【0031】
本発明品の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープは、比較品の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープと比較して、明らかに引張強度及び伸びが優れており、これが本発明の効果を示す根拠となっている。
【0032】
次の表4は、本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ39を、比較例の電磁遮蔽用金属箔ラミネ−トテ−プ49と対比して、屈曲試験機にかけ、100回後にその亀裂の状態を調べたものである。
【0033】
【表4】
【0034】
屈曲試験の結果、比較品の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープは、亀裂があったが、本発明品の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープは、異常ないものとなっている。
【0035】
次の図5は、本発明の金属箔ラミネートテープを使用した同軸ケ−ブルの断面図である。本発明の金属箔ラミネートテープ309を使用して、導体100と絶縁体200からなる電線のコアを覆い、銅編組400を施し、その上にポリエチレンシ−ス材500を被覆加工した同軸ケ−ブル600である。本発明の金属箔ラミネートテープ309は、コア上に縦添えまたは巻回される。なおコアとは、導体100とその周りの絶縁体200を含む別称である。
【0036】
【発明の効果】
本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープは、ラミネ−ト中の金属箔によって、電磁性を完全に遮断することができる。
【0037】
本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープを使用した、ポリオレフィン系シース材被覆のケーブルは、接着剤層とホットメルト剤層が、何れもノンハロゲン系を使用しているので、燃焼時に有害ガスを発生することなく、環境に配慮したものとなっている。
【0038】
本発明の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープを使用した自動車ハ−ネス用ケーブルは、金属箔及びポリオレフィンシース材と良好な接着力と、絶縁線心と支障のない剥離性を有する。
【0039】
本発明のホットメルト剤層は、金属箔層に転写しないため、テープとしてブロッキングしないだけでなく、金属箔層の導電性を低下させることなく、さらに中の絶縁線心と金属層が接着しないため、その端末処理時の作業性に優れた構造をもつケーブルとすることができる。
【0040】
本発明の電磁遮蔽テープは、屈曲性及び柔軟性に優れている。
【0041】
本発明の電磁遮蔽テープは、プラスチックフィルム層を2層にしたので、ラミネート中の金属によって、電磁性を完全に遮断することができる。
【0042】
本発明の電磁遮蔽テープを使用した同軸ケーブルは、架線中に自重又は風圧によって発生するリングカット(金属箔の疲労による亀裂)を防止でき、同軸ケーブルの減衰特性を改善できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属箔ラミネートテープの拡大断面図である。
【図2】本発明の金属箔ラミネートテープを使用して、電線のコアを覆い、表面をシース材にて被覆加工したケーブルを示し、(イ)は丸形ケーブルの断面図を、(ロ)は平型ケーブルの断面図である。
【図3】本発明の金属箔ラミネートテープの拡大断面図である。
【図4】比較例の金属箔ラミネートテープの拡大断面図である。
【図5】本発明の金属箔ラミネートテープを使用して、電線のコアを覆い銅編組を施し、その上にポリエチレンシースを被覆した同軸ケ−ブルの断面図である。
【符号の説明】
1 : 金属箔
2 : 接着剤層
3 : 基材のプラスチックフィルム
4 : ホットメルト剤層
5 : 金属箔ラミネートテープ
15a,b,c,d : 金属箔ラミネートテープ
25a,b,c,d : 金属箔ラミネートテープ
16 : 丸形ケーブル
26 : 平型ケーブル
17 : 導体
27a,b,c : 導体
18 : 絶縁体
28a,b,c : 絶縁体
19 : コア
29a,b,c : コア
10 : シース材
20 : シース材
Claims (5)
- ポリオレフィン系シース材で被覆する電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープにおいて、該テープが金属箔上に接着剤層を介してプラスチックフィルム層とその上に塗布したホットメルト剤層を有するものからなり、該接着剤はノンハロゲン系で、前記ホットメルト剤は結晶性を有するノンハロゲン系オレフィン樹脂であることを特徴とする電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ。
- 前記プラスチックフィルム層は、2層からなる請求項1記載の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ。
- 前記接着剤は、芳香族系ポリエステル及び/又は芳香族系ポリイソシアネートからなる請求項1記載の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ。
- 前記ホットメルト剤は、αオレフィンポリプロピレンからなる請求項1記載の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ。
- 前記ホットメルト剤は、変性ポリプロピレン樹脂、可溶性結晶性ポリエステル樹脂、溶剤型結晶性ポリエステル樹脂、又は水分散ポリエステル樹脂からなる請求項1記載の電磁遮蔽用金属箔ラミネートテープ。
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