JP2011144308A - 難燃性ラミネート接着剤およびこれを用いたフラットケーブル用シールドテープ - Google Patents

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Abstract

【課題】 優れた難燃性および接着性を有する難燃性ラミネート接着剤を提供すること、およびこの難燃性ラミネート接着剤を用いたシールドテープ、詳しくは、ハロゲンフリーで、難燃性であり、かつインピーダンス調整により高速伝送化が達成可能なフラットケーブル、を形成することができるシールドテープを提供することを課題とする。
【解決手段】 リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂:100重量部と、水酸化アルミニウム:70〜130重量部と、を含むことを特徴とする、難燃性ラミネート接着剤である。また、絶縁性プラスチックフィルム、金属箔、および接着層で構成されるシールドテープにおいて、絶縁性プラスチックフィルムと金属箔との間を、上記難燃性ラミネート接着剤で接着した、フラットケーブル用シールドテープである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、難燃性ラミネート接着剤、およびこれを用いたフラットケーブル用シールドテープに関する。
近年、ディスプレイ、コンピューター、ゲーム機などの装置内の画像や音声を伝送するケーブルに、インピーダンス整合されたフラットケーブルが使用されている。このインピーダンス整合されたフラットケーブルは、高周波領域において使用されており、外部からの電磁波の影響を防ぐため、また、自身が発するノイズが外部機器に悪影響を及ぼさないように、シールドテープがフラットケーブルの外側に貼りつけられている。図1に示すように、通常のシールドテープは、基材であるポリエチレンテレフタレートフィルム1に、アルミニウムや銅の箔2を積層したものあるいはアルミニウムや銀などを蒸着し遮蔽層2を形成したものに、導電性で熱融着型接着剤である難燃化したポリエステル樹脂3を製膜あるいは絶縁性で熱融着型接着剤であるポリエステル樹脂3を、全面、斜線状、格子状、あるいは千鳥状に製膜しており、図2に示すように、通常のフラットケーブルは、このポリエチレンテレフタレートフィルム1に難燃化したポリエステル樹脂3を製膜したものを、1対用意し、難燃化したポリエステル樹脂3で平角導体4をラミネートしている。
現在、フラットケーブルの高速伝送化に伴うインピーダンス整合を取るために、絶縁層を厚くしたり、フラットケーブルとシールドテープとの間にインピーダンス調整テープを設けたりされている。基材であるポリエチレンテレフタレートフィルムは、測定周波数:1MHzにおける比誘電率が、3.1程度であり、熱融着型接着剤であるポリエステル樹脂も、ポリエチレンテレフタレートと同類のエステル系樹脂であることから、ポリエチレンテレフタレートと同等の比誘電率であると考えられる。
ケーブルのインピーダンスは、絶縁材料の比誘電率、厚さから計算することができる。また、フラットケーブルは、柔軟性、摺動性が求められるため、できるだけ薄く、やわらかい材料を選定する必要がある。薄くて柔軟なフラットケーブルを作製するためには、ポリオレフィン系やポリスチレン系などの、測定周波数:1MHzにおける比誘電率が2.1〜2.3程度の低誘電率の樹脂を、絶縁層として、また絶縁層とシールド層間に、インピーダンス調整テープとして使用する傾向がある。
また、インピーダンス調整テープとしては、ポリオレフィン系、ポリスチレン系またはポリエステル系樹脂に、空隙を持たせたフィルムを使用し、厚膜化せずに電気特性を向上させた材料も使用されている。しかし、ポリオレフィン系樹脂やポリスチレン系樹脂等は、比誘電率が低く、電気特性に優れる反面、燃えやすい材料であり、難燃化することが難しい材料である。これらの材料を難燃化する場合は、通常、臭素系難燃剤や、リン系難燃剤、酸化アンチモン等の無機系難燃剤を、樹脂に混ぜ込むことが、行われている。
ここで、フレキシブルフラットケーブルの難燃性規格としては、UL(underwriters laboratories)があり、フラットケーブルではUL1581のVW−1(垂直燃焼試験)に合格することが求められている。上述の難燃性を確保するために、臭素や塩素原子などを含有するハロゲン系難燃剤、リン酸エステルなどのリン系難燃剤を樹脂に混ぜ込むことで難燃性を持たせているものがある。
しかし、ハロゲン系難燃剤を使用したものは、燃焼時に有毒なガスが発生するために、近年、環境への対応から、臭素系難燃剤などのハロゲン材料を使用しないハロゲンフリー化が望まれている。リン酸エステルなどのリン系難燃剤を使用したものは、経時でブリードアウトする傾向があり、接着性が低下する問題がある。また、ハロゲン系難燃剤を使用せず、ハロゲンフリーで難燃性を達成しようとするときには、ハロゲン系難燃剤で難燃化するときより、多量の酸化アンチモンや金属水酸化物などの無機系難燃剤やメラミンシアヌレートなどの窒素系難燃剤を、樹脂に添加する必要があり、接着性の低下に加えて、樹脂の物性が低下し、ひいては誘電率が上昇し、また、絶縁性が低下するなどの電気特性が低下する、という問題がある。これらのことから、絶縁層、インピーダンス調整層には、誘電率が小さく、難燃剤等の混合物の少ない材料を使用することが、望ましい。
難燃性を確保するために、基材フィルム、金属層、接着層を順次積層した電磁波シールド材で、接着層に導電材成分と難燃剤成分を加えるものがあるが(特許文献1)、この場合には、所望の難燃性を確保するために、導電材成分と難燃剤成分とを多く入れる必要があり、これにより、熱接着性が低下し、また、配合によっては電気特性が低下する、という問題があった。また、難燃性を確保するために金属薄膜の外側に難燃剤含有層を設けるものがあるが(特許文献2)、熱接着時にバインダーである樹脂が流動し取り扱いが難しい、また、耐摩擦、傷つき性に問題があった。
特開2003−188574号公報 特開2002−313146号公報
本発明は、優れた難燃性および接着性を有する難燃性ラミネート接着剤を提供すること、およびこの難燃性ラミネート接着剤を用いたシールドテープ、詳しくは、ハロゲンフリーで、難燃性であり、かつインピーダンス調整により高速伝送化が達成可能なフラットケーブル、を形成することができるシールドテープを提供することを課題とする。
上記問題を解決するために、本発明者らは、特定のポリエステル樹脂に、特定量の水酸化アルミニウムを含有させた難燃性ラミネート接着剤が、優れた難燃性および接着性を有することを見出した。また、この難燃性ラミネート接着剤を用い、フラットケーブルの最外になる部分に絶縁性プラスチックフィルム、難燃性を確保するために絶縁性プラスチックフィルムと金属箔の間に難燃性ラミネート接着剤層、金属箔の順に構成し、金属箔の内側すなわちフラットケーブルと接着させる熱接着剤層には難燃剤を含有させなくとも、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂やポリエステル系樹脂等の絶縁テープおよび/またはインピーダンス調整テープの使用が可能で、難燃性、耐熱性の優れたフラットケーブル用シールドテープを提供する。
本発明は、以下に示す構成によって上記課題を解決した難燃性ラミネート接着剤、およびこれを用いたフラットケーブル用シールドテープに関する。
(1)リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂:100重量部と、水酸化アルミニウム:70〜130重量部と、を含むことを特徴とする、難燃性ラミネート接着剤。
(2)さらに、カーボンブラック:1〜20重量部を含む、上記(1)記載の難燃性ラミネート接着剤。
(3)さらに、メラミンシアヌレート:1〜30重量部を含む、上記(1)または(2)記載の難燃性ラミネート接着剤。
(4)リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂が、ヒドロキシル基および/またはカルボキシル基を有し、さらに、架橋剤としてイソシアネート化合物を含む、上記(1)〜(3)のいずれか記載の難燃性ラミネート接着剤。
(5)絶縁性プラスチックフィルム、金属箔、および接着層で構成されるシールドテープにおいて、絶縁性プラスチックフィルムと金属箔との間を、上記(1)〜(4)のいずれか記載の難燃性ラミネート接着剤で接着した、フラットケーブル用シールドテープ。
(6)絶縁性プラスチックフィルムが、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、およびポリイミドフィルムから群より選ばれた少なくとも1種である、上記(5)記載のフラットケーブル用シールドテープ。
(7)金属箔が、アルミニウム箔または銅箔である、上記(5)または(6)記載のフラットケーブル用シールドテープ。
(8)金属箔の厚さが、5〜30μmである、上記(5)〜(7)のいずれか記載のフラットケーブル用シールドテープ。
本発明(1)によれば、優れた難燃性および接着性を有するラミネート接着剤により、著しく難燃性に優れ、インピーダンス整合に適したフラットケーブル用シールドテープを容易に得ることができる。
本発明(5)によれば、著しく難燃性に優れ、インピーダンス整合されたフラットケーブルを容易に製造することができる。
通常のシールドテープの断面図の一例である。 通常のフラットケーブルの断面図の一例である。 実施例・比較例で用いたフラットケーブルの断面図である。 実施例・比較例で用いたシールドフラットケーブルの断面図である。
〔難燃性ラミネート接着剤〕
本発明の難燃性ラミネート接着剤は、リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂:100重量部と、水酸化アルミニウム:70〜130重量部と、を含むことを特徴とする。リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂単体でも難燃性があるが、当用途においては難燃剤を混合し、難燃性を向上させておく必要がある。
リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂は、リン原子を分子内に持つモノマーを縮合し、ポリマー化したものである。リン原子の含有率は、ポリエステル樹脂の重量を基準として、1〜5重量%のものが好ましい。このリン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂は、ヒドロキシル基および/またはカルボキシル基を有することが好ましい。また、リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂の数平均分子量は、10,000〜30,000、ガラス転移点は、−20〜70℃が好ましい。ここで、数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC)により、標準ポリスチレンによる検量線を用いた値とする。また、ガラス転移温度は、示差走査熱量測定装置(DSC)により測定する。なお、リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂は、単独でも2種以上を併用してもよい。
水酸化アルミニウムは、難燃性、接着性の観点から、平均粒径が0.1〜20μmであると好ましい。ここで、平均粒径は、マイクロトラック法で測定する。また、水酸化アルミニウムは、分散性、接着性、塗膜の柔軟性の観点から、高級脂肪酸類、シランカップリング剤、チタネートカップリング剤、アルミネートカップリング剤等の表面処理が施されていると好ましい。
水酸化アルミニウムは、リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂:100重量部に対して、70〜130重量部含み、90〜120重量部含むと、好ましい。なお、水酸化アルミニウムは、単独でも2種以上を併用してもよい。
難燃性ラミネート接着剤は、リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂:100重量部に対して、さらに、カーボンブラック:1〜20重量部を含むと好ましく、3〜15重量部含むと、より好ましい。カーボンブラックは、オイルファーネス法などの不完全燃焼法やサーマルブラック法などの熱分解法で製造されたものを使用できる。平均粒径が0.01〜1μmであると好ましく、比表面積が10〜200m/gであると好ましい。ここで、比表面積は、BET法で測定する。なお、カーボンブラックは、単独でも2種以上を併用してもよい。
また、難燃性ラミネート接着剤は、リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂:100重量部に対して、さらに、メラミンシアヌレート:1〜30重量部を含むと好ましく、メラミンシアヌレート:10〜20重量部を含むと、より好ましい。メラミンシアヌレートは、平均粒径が1〜30μmであると好ましい。なお、メラミンシアヌレートは、単独でも2種以上を併用してもよい。
難燃性ラミネート接着剤の架橋剤としては、イソシアネート系化合物、エポキシ系化合物、カルボジイミド系化合物、フェノール樹脂、アルキル化メラミン樹脂等で架橋できるが、イソシアネート系化合物を用いるのが望ましい。イソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネートもしくは4,4´―ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族系、またはヘキサメチレンジイソシアネートやイソホロンジイソシアネートもしくはキシリレンジイソシアネートなどの脂肪族系のモノマーを、トリマー、ビューレット、トリメチロールプロパンアダクト等に変性したものが、使用できる。また、メタノール、フェノール、アセト酢酸エチル、ε−カプロラクタム等で、イソシアネート基をブロックしたイソシアネート化合物を使用することもできる。なお、架橋剤は、単独でも2種以上を併用してもよい。
イソシアネート系化合物の添加量は、固形分比率でリン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂:100重量部に対して、0.1〜5重量部が好適であり、0.5〜3重量部が、より好適である。
なお、本発明の難燃性ラミネート接着剤は、本発明の目的を損なわない範囲で、さらに必要に応じて、消泡剤、分散剤、酸化防止剤、金属不活性化剤、顔料、架橋助剤、カップリング剤その他の添加物や、溶剤を配合することができる。溶剤としては、揮発性、溶解性の観点から、トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル等が好ましい。
〔難燃性ラミネート接着剤〕
本発明の難燃性ラミネート接着剤は、絶縁性プラスチックフィルム、金属箔、および接着層で構成されるシールドテープにおいて、絶縁性プラスチックフィルムと金属箔との間を、上記の難燃性ラミネート接着剤で接着することを特徴とする。この難燃性を向上させたフラットケーブル用シールドテープを、フラットケーブル外側に貼りつけることによって、低誘電率であるが、燃え易いポリオレフィン系、ポリスチレン系またはポリエステル系樹脂を含んでいても、フラットケーブル全体としての難燃性を向上させ、かつインピーダンス整合性に優れ、また電磁遮蔽性を実現することが可能となる。
より詳細には、フラットケーブルの最外になる部分に絶縁性プラスチックフィルム、難燃性を確保するための難燃性ラミネート接着剤層、金属箔、接着層の順に構成し、金属箔の内側すなわちインピーダンス調整テープあるいは絶縁テープと接着させるためのヒートシール可能な接着層には、難燃剤を含有しない樹脂を設けたフラットケーブル用シールドテープである。
フラットケーブルの最外層になる部分に設けられる絶縁性プラスチックフィルムに求められる要素としては、絶縁性、耐熱性、耐水性、耐薬品性、耐摩耗性、機械的強度に優れること、かつ低コストである。絶縁性プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリテトラメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルム、ポリイミドフィルム等が挙げられるが、絶縁性、難燃性、コストの面からポリエチレンテレフタレートフィルムが好適である。絶縁性プラスチックフィルムの厚さは、4〜25μmが好適であり、6〜15μmが、より好適である。絶縁性プラスチックフィルムの難燃性ラミネート接着剤を塗工する面は、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理などの表面処理を施すことが望ましい。
絶縁性プラスチックフィルムと金属箔との間を接着する難燃ラミネート接着剤については、上述のとおりである。難燃ラミネート接着剤で形成される難燃ラミネート接着層の厚さは、難燃性、柔軟性、コストの観点から、2〜30μmが好ましく、5〜15μmが、より好ましい。また、この難燃ラミネート接着層は、耐熱性、耐湿性、耐久性の面から架橋しておく方が良い。
金属箔は、材料としてアルミニウム箔および銅箔が使用でき、低コストの市販のアルミニウム箔および銅箔を使用することができる。金属箔の厚さは、柔軟性、コストの観点から5〜30μmが好ましい。
接着層は、フラットケーブルの絶縁層、およびインピーダンス調整テープの材料により選定される。接着層の樹脂としては、飽和共重合ポリエステル、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、酸変性ポリエチレン、酸変性ポリプロピレン、エチレンエチルアクリレート共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、エチレンメタクリル酸共重合体、アイオノマー、スチレン系エラストマー、アクリル系エラストマーなどの熱融着型接着剤、アクリル系、ゴム系などの感圧型接着剤が使用できる。熱融着接着層の厚さは、難燃性、コストの観点から0.1〜10μmが好ましく、0.5〜3μmが、より好ましい。接着層は、金属箔にグラビアロール等を用いてコーティングされ、その塗工形状はゼブラ状、格子状、千鳥状、全面等任意でよい。ここで、接着層には、難燃剤を含有させる必要がないので、接着層をゼブラ状、格子状等に塗工しても、十分な接着強度が得られる。
本発明のフラットケーブル用シールドテープの構造は、上記に限定されるものではなく、上記構成を含むものであればよい。当然に、上記構成を含む、例えば、絶縁性プラスチックフィルム−難燃性ラミネート接着剤−金属箔−難燃性ラミネート接着剤−絶縁性プラスチックフィルム−難燃性ラミネート接着剤−金属箔−接着層、絶縁性プラスチックフィルム−難燃性ラミネート接着剤−金属箔−難燃性ラミネート接着剤−金属箔−接着層、絶縁性プラスチックフィルム−難燃性ラミネート接着剤−金属箔−難燃性ラミネート接着剤−絶縁性プラスチックフィルム−接着層のようにすることにより、難燃性、シールド特性、耐熱性をより向上させることができる。
以下、実施例により、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例1〜18、比較例3〜7〕
リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂(東洋紡績製、商品名:バイロン637):3.5kgを、溶剤であるメチルエチルケトン:5.2kg、トルエン:1.3kgに溶解し、リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂の溶液:10kgを作製した。このリン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂の溶液に、表1〜6に示す重量比となるように、難燃剤である水酸化アルミニウム(昭和電工製、商品名:ハイジライトH−42S)、および場合によりカーボンブラック(東海カーボン製、商品名:シーストS)、および/またはメラミンシアヌレート(日産化学製、商品名:MC−6000)を加え、ボールミルで混合し、難燃性ラミネート接着剤を作製した。
次に、絶縁性フィルムとして、片面にコロナ放電処理を施した厚さ:12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム等を準備した。作製した難燃ラミネート接着剤に、表1の割合のイソシアネート化合物(DIC製、製品名:KX−75)を混合したものを、ポリエチレンテレフタレートフィルムのコロナ放電処理を施した面に、塗工乾燥し、厚さ:10μmの膜を形成させた。難燃ラミネート接着剤を塗工したポリエステルフィルムの難燃ラミネート接着剤面に、厚さ:10μmのアルミニウム箔等を重ね合わせた後、熱ロールに通しラミネートした。ポリエチレンテレフタレートフィルムとアルミニウム箔とを、難燃ラミネート接着剤でラミネートしたもののアルミニウム箔面に、飽和共重合ポリエステル樹脂(DIC製、商品名:ディックシールA−970)のトルエン、メチルエチルケトン溶液を、乾燥膜厚:3μmになるようにバーコーターで塗工、乾燥し、フラットケーブル用シールドテープを得た。表1〜6で、「AL」はアルミニウム箔、「CU」は銅箔、「PET」はポリエチレンテレフタレートフィルム、「PEN」はポリエチレンナフタレートフィルム、「PI」はポリイミドフィルムを示す。
〔実施例19〕
金属箔を厚さ30μmのアルミニウム箔にしたこと以外は、実施例16と同様に試験体を作製した。
〔実施例20〕
金属箔を厚さ9μmの銅箔にしたこと以外は、実施例16と同様に試験体を作製した。
〔実施例21〕
絶縁性プラスチックフィルムを厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルムにしたこと以外は、実施例16と同様に試験体を作製した。
〔実施例22〕
絶縁性プラスチックフィルムを厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムにしたこと以外は、実施例16と同様に試験体を作製した。
〔実施例23〕
絶縁性プラスチックフィルムを厚さ12μmのポリエチレンナフタレートフィルムにしたこと以外は、実施例16と同様に試験体を作製した。
〔実施例24〕
絶縁性プラスチックフィルムを厚さ25μmのポリイミドフィルムにしたこと以外は、実施例16と同様に試験体を作製した。
〔実施例25〕
難燃性接着剤の厚さを20μmにしたこと以外は、実施例16と同様に試験体を作製した。
〔実施例26〕
難燃性接着剤の厚さを30μmにしたこと以外は、実施例16と同様に試験体を作製した。
〔比較例1〕
ラミネート接着剤として、リン系有機モノマーを共重合していないポリエステル樹脂(東洋インキ製造製、製品名:AD−502)とイソシアネート硬化剤(東洋インキ製造製、製品名:CAT−RT85)を使用して実施例1と同様に試験体を作製した。
〔比較例2〕
ラミネート接着剤として、リン系有機モノマーを共重合していないポリエステル樹脂(東洋インキ製造製、製品名:AD−502)とイソシアネート硬化剤(東洋インキ製造製、製品名:CAT−RT85)さらに難燃剤として水酸化アルミニウム(昭和電工製、商品名:ハイジライトH−42S)を混合したものを使用し実施例1と同様に試験体を作製した。
〔比較例8〕
水酸化アルミニウムを用いないこと以外は、実施例9と同様に試験体を作製した。
〔比較例9〕
水酸化アルミニウムを用いず、メラミンシアヌレートを100重量部にして、実施例11と同様に試験体を作製した。
このフラットケーブル用シールドテープの難燃性(酸素指数)、層間強度(プラスチックフィルム−金属箔間)、UL1581 VW−1に準ずる試験は、次のように測定した。
〔酸素指数の測定〕
難燃性を評価するため、酸素指数の測定を行った。接着剤を離型フィルムに塗工し、長さ:150mm、幅:15mm、厚さ:0.10mmに、製膜した。これを、酸素指数測定装置(スガ試験機株式会社製)を使用し、JIS K7201−2に基づき測定した。酸素指数27.0以上を合格とした。表1〜6に、結果を示す。
〔層間強度の測定〕
プラスチックフィルムと金属箔を難燃ラミネート接着剤でラミネートしたものを、幅15mmに裁断し、ロイド材料試験機を使用しT型剥離を行い、層間接着力を測定した。層間強度幅:15mm当り2.0N以上を合格とした。表1〜6に、結果を示す。
〔UL1581 VW−1に準ずる試験〕
図3に示すように、厚さ:12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムと、厚さ:30μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムとを、厚さ:2μmのポリエステル系ラミネート接着剤でラミネートしたフィルム同士を、ラミネートし、フラットケーブルとした。インピーダンス調整テープとして、空孔含有ポリエステルフィルム(厚さ:188μm)を用意し、これに熱融着型ポリエステル樹脂を厚さ:10μmに製膜した。図4に示すように、これを前述のフラットケーブルの両側に貼り合わせ、その外側に実施例1〜26、比較例1〜9のシールドテープを筒状に縦添えし、熱融着して、シールドフラットケーブルを作製した。作製したシールドフラットケーブルについて、VW−1に準ずる燃焼試験を行った。なお、ここで、「VW−1に準ずる燃焼試験」と記載するのは、VW−1燃焼試験での結果は、「合格」、「不合格」で示されるのに対し、本試験では、燃焼方法はVW−1燃焼試験と同じであるが、VW−1試験の合格判定に加えて、結果を定量的に評価したためである。表1〜6に、結果を示す。表1〜6に記載した燃焼時間は、5体のケーブルの総燃焼時間である。ここで、1体のケーブルにつき5回着火するので、合計25回の燃焼時間が、総燃焼時間となる。なお、VW−1試験で不合格になったものは、5回目着火するまでにシールドフラットケーブルが炎上しインジケーターフラッグが燃えた、または溶融物が滴下(いわゆるドリップ)して下に敷いた綿が炎上したため、総燃焼時間で表すことはできなかった。
〔硬化後の難燃性ラミネート接着剤の絶縁性測定〕
硬化後の実施例13、18の難燃性ラミネート接着剤の絶縁性を、JIS K6911に基づき、測定した。その結果、実施例13、18ともに、表面抵抗率は、1016Ω台の前半、体積抵抗は、1014Ω台であり、絶縁性であることが確認された。
表1からわかるように、実施例1〜26のすべてで、酸素指数、層間強度、VW−1燃焼試験において、良好な結果であった。特に、インピーダンス調整テープとして、低誘電率の空孔含有ポリエステルフィルムを用いても、VW−1燃焼試験において良好な結果を得ることができたことは、顕著な効果である。また、リン含有ポリエステル樹脂に、水酸化アルミニウム、カーボンブラック、メラミンシアヌレートを添加した実施例16、17では、VW−1の総燃焼時間が、それぞれ、38、41秒と大変短く非常に良好であった。これに対して、リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂を使用しない比較例1、2、また、水酸化アルミニウムの含有量が少ない比較例3、4では、VW−1試験の結果が不合格であり、水酸化アルミニウムの含有量が多過ぎる比較例5、6では、層間強度が低かった。水酸化アルミニウムの代わりに、カーボンブラック、メラミンシアヌレートを添加した比較例7〜9でも層間強度が低かった。
このように、本発明の難燃性優れたラミネート接着剤は、優れた難燃性および接着性を有し、この難燃性ラミネート接着剤を用いて、著しく難燃性に優れ、かつインピーダンス整合に適したフラットケーブル用シールドテープが得られる。
1 ポリエチレンテレフタレートフィルム
2 金属箔または遮蔽層
3 ポリエステル樹脂
4 平角導体
10 ポリエチレンテレフタレートフィルム
20 ポリエステル系ラミネート接着剤
30 直鎖状低密度ポリエチレンフィルム
40 フラットケーブル
50 インピーダンス調整テープ
60 熱融着型ポリエステル樹脂
70 シールドテープ
71 飽和共重合ポリエステル樹脂
72 金属箔
73 難燃性ラミネート接着剤
74 絶縁性プラスチックフィルム

Claims (8)

  1. リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂:100重量部と、水酸化アルミニウム:70〜130重量部と、を含むことを特徴とする、難燃性ラミネート接着剤。
  2. さらに、カーボンブラック:1〜20重量部を含む、請求項1記載の難燃性ラミネート接着剤。
  3. さらに、メラミンシアヌレート:1〜30重量部を含む、請求項1または2記載の難燃性ラミネート接着剤。
  4. リン系有機モノマーを共重合したポリエステル樹脂が、ヒドロキシル基および/またはカルボキシル基を有し、さらに、架橋剤としてイソシアネート化合物を含む、請求項1〜3のいずれか1項記載の難燃性ラミネート接着剤。
  5. 絶縁性プラスチックフィルム、金属箔、および接着層で構成されるシールドテープにおいて、絶縁性プラスチックフィルムと金属箔との間を、請求項1〜4のいずれか1項記載の難燃性ラミネート接着剤で接着することを特徴とする、フラットケーブル用シールドテープ。
  6. 絶縁性プラスチックフィルムが、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、およびポリイミドフィルムから群より選ばれた少なくとも1種である、請求項5記載のフラットケーブル用シールドテープ。
  7. 金属箔が、アルミニウム箔または銅箔である、請求項5または6記載のフラットケーブル用シールドテープ。
  8. 金属箔の厚さが、5〜30μmである、請求項5〜7のいずれか1項記載のフラットケーブル用シールドテープ。
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