JP2909580B2 - ケーブルおよびその接続方法 - Google Patents
ケーブルおよびその接続方法Info
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- JP2909580B2 JP2909580B2 JP7008534A JP853495A JP2909580B2 JP 2909580 B2 JP2909580 B2 JP 2909580B2 JP 7008534 A JP7008534 A JP 7008534A JP 853495 A JP853495 A JP 853495A JP 2909580 B2 JP2909580 B2 JP 2909580B2
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- insulating resin
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- coat layer
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導体が絶縁性樹脂で被
覆されたケーブル、特に複数の導体を有し、断面が偏平
状のフラットケーブル、およびフラットケーブルなどの
ケーブルの接続方法に関する。
覆されたケーブル、特に複数の導体を有し、断面が偏平
状のフラットケーブル、およびフラットケーブルなどの
ケーブルの接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電線の実装技術において、断面が
偏平状であり、複数の銅導体などの導体を両側から絶縁
性樹脂でサンドイッチ状に被覆したフラットケーブルは
配線作業を効率化するので広く活用されている。例え
ば、ビル内で各電気機器間を接続する配線が床に露出
しないように電線をカーペットの下に配置させるアンダ
ーカーペット電線、OA機器などの電子電気機器の内
部配線として使用される機器用電線、または自動車の
運転席の操作部と各種電気機器とを電気的に接続する電
線などに使用されている。
偏平状であり、複数の銅導体などの導体を両側から絶縁
性樹脂でサンドイッチ状に被覆したフラットケーブルは
配線作業を効率化するので広く活用されている。例え
ば、ビル内で各電気機器間を接続する配線が床に露出
しないように電線をカーペットの下に配置させるアンダ
ーカーペット電線、OA機器などの電子電気機器の内
部配線として使用される機器用電線、または自動車の
運転席の操作部と各種電気機器とを電気的に接続する電
線などに使用されている。
【0003】このようなフラットケーブルは、軽量で取
り付けが簡単であるので、特に自動車業界においては、
配線作業の効率化や軽量化を図るために、その適用が検
討されている。例えば、自動車のドア部分に使用する場
合、狭い場所への配線を容易にするため、該フラットケ
ーブルを使用場所に応じて曲線部または折り曲げ部を設
ける必要がある。さらに、使用機器の増加・高度化およ
び設計変更に伴うフラットケーブルの回路パターンの延
長・短縮に対応するために、回路パターンを増設する
か、あるいは増設機器と主回路パターンとを接続する枝
線を利用する必要がある。
り付けが簡単であるので、特に自動車業界においては、
配線作業の効率化や軽量化を図るために、その適用が検
討されている。例えば、自動車のドア部分に使用する場
合、狭い場所への配線を容易にするため、該フラットケ
ーブルを使用場所に応じて曲線部または折り曲げ部を設
ける必要がある。さらに、使用機器の増加・高度化およ
び設計変更に伴うフラットケーブルの回路パターンの延
長・短縮に対応するために、回路パターンを増設する
か、あるいは増設機器と主回路パターンとを接続する枝
線を利用する必要がある。
【0004】従来のフラットケーブル間の接続方法とし
ては、各フラットケーブルの端末部にコネクタを取り付
け、それらを相互に篏合する方法が広く用いられてい
る。端末部におけるコネクタの取り付けは、フラットケ
ーブルの端末部の導体とコネクタの端子とを溶接し、次
にこの溶接部分を電気絶縁性を有する合成樹脂で作製さ
れたハウジングに挿入するか、あるいは同樹脂を射出成
型してハウジングを設けることにより行われる。こうし
て、フラットケーブル端末部にコネクタ取り付け処理し
たものを相互に篏合するか、あるいは別途作製したター
ミナルホルダーに対してそれぞれのコネクタを篏合する
方法により、複数のフラットケーブル間を接続してい
る。
ては、各フラットケーブルの端末部にコネクタを取り付
け、それらを相互に篏合する方法が広く用いられてい
る。端末部におけるコネクタの取り付けは、フラットケ
ーブルの端末部の導体とコネクタの端子とを溶接し、次
にこの溶接部分を電気絶縁性を有する合成樹脂で作製さ
れたハウジングに挿入するか、あるいは同樹脂を射出成
型してハウジングを設けることにより行われる。こうし
て、フラットケーブル端末部にコネクタ取り付け処理し
たものを相互に篏合するか、あるいは別途作製したター
ミナルホルダーに対してそれぞれのコネクタを篏合する
方法により、複数のフラットケーブル間を接続してい
る。
【0005】このように、フラットケーブルの端末部に
おけるコネクタの取り付け工程は煩雑であり、使用部品
が多いためコストアップにつながる他、接続部自体がか
さばるため狭い場所への使用に対してスペース的な制限
がある。
おけるコネクタの取り付け工程は煩雑であり、使用部品
が多いためコストアップにつながる他、接続部自体がか
さばるため狭い場所への使用に対してスペース的な制限
がある。
【0006】また、上記従来のフラットケーブルは、前
記したアンダーカーペット電線、OA機器などの機器用
電線のような用途に使用される時には水、油、薬品類に
直接浸漬されたり、高温・高湿度雰囲気に長時間暴露さ
れたりすることがなく特に問題にならない。しかし、例
えば自動車のドア部分に使用する場合、即ち自動車運転
操作部と自動ドアロック機構または窓の自動開閉装置と
の接続に使用すると、雨天あるいは洗車時に窓の隙間か
らドア内部に水が進入して、ドア内部が高湿度雰囲気に
なる。さらに、この後に車体が直射日光で熱せられると
高温・高湿度雰囲気になる。
記したアンダーカーペット電線、OA機器などの機器用
電線のような用途に使用される時には水、油、薬品類に
直接浸漬されたり、高温・高湿度雰囲気に長時間暴露さ
れたりすることがなく特に問題にならない。しかし、例
えば自動車のドア部分に使用する場合、即ち自動車運転
操作部と自動ドアロック機構または窓の自動開閉装置と
の接続に使用すると、雨天あるいは洗車時に窓の隙間か
らドア内部に水が進入して、ドア内部が高湿度雰囲気に
なる。さらに、この後に車体が直射日光で熱せられると
高温・高湿度雰囲気になる。
【0007】従って、ドア内部に実装されるフラットケ
ーブルは、曲線部・折り曲げ部、さらに枝線を持った状
態で上記の苛酷な雰囲気に長時間暴露されることにな
り、特に、フラットケーブル本体と枝線との接続部の水
密性が不十分な場合、かかる雰囲気に長時間さらされる
と、電導体と電気絶縁層との隙間から湿気(水分)が侵
入して、電気絶縁性能が大幅に低下する不具合が生じ
る。
ーブルは、曲線部・折り曲げ部、さらに枝線を持った状
態で上記の苛酷な雰囲気に長時間暴露されることにな
り、特に、フラットケーブル本体と枝線との接続部の水
密性が不十分な場合、かかる雰囲気に長時間さらされる
と、電導体と電気絶縁層との隙間から湿気(水分)が侵
入して、電気絶縁性能が大幅に低下する不具合が生じ
る。
【0008】この問題について種々検討したところ、フ
ラットケーブル本体と枝線との接続部において、フラッ
トケーブル本体のポリエチレンテレフタレート(PE
T)などの樹脂からなる絶縁体および電導体を同時に良
く接着させ得ることができないことによることが判っ
た。
ラットケーブル本体と枝線との接続部において、フラッ
トケーブル本体のポリエチレンテレフタレート(PE
T)などの樹脂からなる絶縁体および電導体を同時に良
く接着させ得ることができないことによることが判っ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決して、接続部における水密性を確保し、さらに省ス
ペース化、省力化、コストダウンを図るべく、接続部に
おける例えばフラットケーブル本体のPET絶縁体およ
び電導体を同時に良く接着させるためになされたもので
あり、高温・高湿度雰囲気に暴露される場所に使用され
ても、長期間にわたり絶縁性能が保持され、優れたケー
ブル機能を発揮する耐水性のフラットケーブルなどのケ
ーブルの提供を目的とし、さらに、例えばフラットケー
ブル本体と枝線との接続などケーブル間の接続方法であ
って、耐水性を有する接続方法の提供をも目的としてい
る。
解決して、接続部における水密性を確保し、さらに省ス
ペース化、省力化、コストダウンを図るべく、接続部に
おける例えばフラットケーブル本体のPET絶縁体およ
び電導体を同時に良く接着させるためになされたもので
あり、高温・高湿度雰囲気に暴露される場所に使用され
ても、長期間にわたり絶縁性能が保持され、優れたケー
ブル機能を発揮する耐水性のフラットケーブルなどのケ
ーブルの提供を目的とし、さらに、例えばフラットケー
ブル本体と枝線との接続などケーブル間の接続方法であ
って、耐水性を有する接続方法の提供をも目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解消するため鋭意研究を重ねた結果、フラットケーブ
ルなどのケーブルの絶縁性樹脂の表面上にアンカーコー
ト層を形成することにより、ケーブルの絶縁性樹脂と接
続部を被覆するハウジングなどの絶縁性樹脂との密着性
が良好となり、接続部における水密性が確保されること
を見出し、本発明を完成するに至った。
を解消するため鋭意研究を重ねた結果、フラットケーブ
ルなどのケーブルの絶縁性樹脂の表面上にアンカーコー
ト層を形成することにより、ケーブルの絶縁性樹脂と接
続部を被覆するハウジングなどの絶縁性樹脂との密着性
が良好となり、接続部における水密性が確保されること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】即ち本発明は、絶縁性樹脂が導体を被覆す
るケーブルであって、該ケーブルの少なくとも一方の端
末部近傍の該絶縁性樹脂の表面上にアンカーコート層が
形成されたことを特徴とするケーブルである。
るケーブルであって、該ケーブルの少なくとも一方の端
末部近傍の該絶縁性樹脂の表面上にアンカーコート層が
形成されたことを特徴とするケーブルである。
【0012】また本発明は、絶縁性樹脂が1または2以
上の導体を被覆するケーブル同士を接続する方法であっ
て、該ケーブルの露出した導体を相互に接続し、該ケー
ブルの接続部近傍の該絶縁性樹脂の表面上にアンカーコ
ート層を形成した後、該ケーブルの接続部およびその近
傍を絶縁性樹脂で被覆することを特徴とするケーブルの
接続方法である。
上の導体を被覆するケーブル同士を接続する方法であっ
て、該ケーブルの露出した導体を相互に接続し、該ケー
ブルの接続部近傍の該絶縁性樹脂の表面上にアンカーコ
ート層を形成した後、該ケーブルの接続部およびその近
傍を絶縁性樹脂で被覆することを特徴とするケーブルの
接続方法である。
【0013】本発明におけるケーブルは、絶縁性樹脂が
1の導体を被覆するケーブル、または絶縁性樹脂が2以
上の導体を被覆するケーブルであり、さらに複数の導体
を有し、断面が偏平状のフラットケーブルであってもよ
い。本発明におけるケーブルの接続方法は、これらケー
ブルの露出した導体を相互に接続するものであり、具体
的には、絶縁性樹脂が1の導体を被覆する単一のケーブ
ル同士の接続方法、絶縁性樹脂が複数の導体を被覆する
単一のケーブル同士の接続方法、絶縁性樹脂が複数の導
体を被覆する単一のケーブルと、絶縁性樹脂が1または
2以上の導体を被覆する複数のケーブルとの接続方法に
関するものである。
1の導体を被覆するケーブル、または絶縁性樹脂が2以
上の導体を被覆するケーブルであり、さらに複数の導体
を有し、断面が偏平状のフラットケーブルであってもよ
い。本発明におけるケーブルの接続方法は、これらケー
ブルの露出した導体を相互に接続するものであり、具体
的には、絶縁性樹脂が1の導体を被覆する単一のケーブ
ル同士の接続方法、絶縁性樹脂が複数の導体を被覆する
単一のケーブル同士の接続方法、絶縁性樹脂が複数の導
体を被覆する単一のケーブルと、絶縁性樹脂が1または
2以上の導体を被覆する複数のケーブルとの接続方法に
関するものである。
【0014】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のケーブルの一例であるフラットケーブ
ル本体と枝線との接続状態を示す断面図である。図1に
おいては、耐水性のフラットケーブル本体1の導体2を
被覆する絶縁性樹脂3の端末部3aから露出した導体
(導体口出し部)2aと、耐水性のフラットケーブル枝
線4の導体5を被覆する絶縁性樹脂6の端末部6aから
露出した導体(導体口出し部)5aとが、スポット溶接
などにより接続され、溶接部(接続部)7が形成されて
いる。また、接続部7およびその近傍、即ち接続部7を
含む導体口出し部2a,5aおよび絶縁性樹脂3,6の
一部が、ホットメルト接着フィルムでサンドイッチ状に
挟み込み、加熱プレスするなどして形成された絶縁性樹
脂8で被覆されている。さらに、少なくとも絶縁性樹脂
8で被覆される、フラットケーブル1,4の絶縁性樹脂
3,6の表面上には、アンカーコート層9が形成されて
いる。
図1は、本発明のケーブルの一例であるフラットケーブ
ル本体と枝線との接続状態を示す断面図である。図1に
おいては、耐水性のフラットケーブル本体1の導体2を
被覆する絶縁性樹脂3の端末部3aから露出した導体
(導体口出し部)2aと、耐水性のフラットケーブル枝
線4の導体5を被覆する絶縁性樹脂6の端末部6aから
露出した導体(導体口出し部)5aとが、スポット溶接
などにより接続され、溶接部(接続部)7が形成されて
いる。また、接続部7およびその近傍、即ち接続部7を
含む導体口出し部2a,5aおよび絶縁性樹脂3,6の
一部が、ホットメルト接着フィルムでサンドイッチ状に
挟み込み、加熱プレスするなどして形成された絶縁性樹
脂8で被覆されている。さらに、少なくとも絶縁性樹脂
8で被覆される、フラットケーブル1,4の絶縁性樹脂
3,6の表面上には、アンカーコート層9が形成されて
いる。
【0015】導体2,5としては、自体公知のもの、た
とえば裸銅、スズメッキ銅または銀が使用され、これら
の箔状や平角状のもので自由な配線パターンが形成され
る。
とえば裸銅、スズメッキ銅または銀が使用され、これら
の箔状や平角状のもので自由な配線パターンが形成され
る。
【0016】導体2,5の層の厚さは特に制限されない
が、剛性、電流容量、配線パターンの放熱を目的とした
表面積確保などの観点から、通常0.065〜0.2m
m、好ましくは0.08〜0.15mmである。
が、剛性、電流容量、配線パターンの放熱を目的とした
表面積確保などの観点から、通常0.065〜0.2m
m、好ましくは0.08〜0.15mmである。
【0017】絶縁性樹脂3,6としては、ケーブル、特
にフラットケーブルに要求される耐熱性、引っ張り強
度、さらには耐水性を有するものを好適に使用できる。
このような絶縁性樹脂としては、ポリエステル、ポリイ
ミド、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン、ポリイミド、アラミド、ポリアリレート、PE
T、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニルスルフ
ィド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエーテルイミドなどが挙げられる。
にフラットケーブルに要求される耐熱性、引っ張り強
度、さらには耐水性を有するものを好適に使用できる。
このような絶縁性樹脂としては、ポリエステル、ポリイ
ミド、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン、ポリイミド、アラミド、ポリアリレート、PE
T、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニルスルフ
ィド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエーテルイミドなどが挙げられる。
【0018】絶縁性樹脂3,6の層の厚さは特に制限さ
れないが、耐久性、屈曲性および電気絶縁性の観点か
ら、通常0.012〜0.3mm、好ましくは0.02
5〜0.2mmである。
れないが、耐久性、屈曲性および電気絶縁性の観点か
ら、通常0.012〜0.3mm、好ましくは0.02
5〜0.2mmである。
【0019】接続部7およびその近傍を被覆する絶縁性
樹脂8としては、例えば高密度ポリエチレン(HDP
E)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度
ポリエチレン(L−LDPE)、超低密度ポリエチレン
などのポリエチレン、ポリプロピレン(PP)などの樹
脂を不飽和カルボン酸(アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、シトラ
コン酸など)または酸無水物(無水マレイン酸、無水イ
タコン酸、無水シトラコン酸など)などでグラフト変性
したグラフト変性体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(E
EA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMA
A)、エチレン−酢酸ビニルグリシジルメタクリル酸共
重合体(E−VA−GMA)などのエチレン系共重合
体、これらの共重合体をメトキシシラン、エトキシシラ
ン、ブトキシシランなどのアルコキシシラン、または上
記した不飽和カルボン酸もしくは酸無水物でグラフト変
性したグラフト変性体、アイオノマー(エチレン−アク
リル酸金属イオン共重合体、エチレン−メタクリル酸金
属イオン共重合体など)などを用いることができる。
樹脂8としては、例えば高密度ポリエチレン(HDP
E)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度
ポリエチレン(L−LDPE)、超低密度ポリエチレン
などのポリエチレン、ポリプロピレン(PP)などの樹
脂を不飽和カルボン酸(アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、シトラ
コン酸など)または酸無水物(無水マレイン酸、無水イ
タコン酸、無水シトラコン酸など)などでグラフト変性
したグラフト変性体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(E
EA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMA
A)、エチレン−酢酸ビニルグリシジルメタクリル酸共
重合体(E−VA−GMA)などのエチレン系共重合
体、これらの共重合体をメトキシシラン、エトキシシラ
ン、ブトキシシランなどのアルコキシシラン、または上
記した不飽和カルボン酸もしくは酸無水物でグラフト変
性したグラフト変性体、アイオノマー(エチレン−アク
リル酸金属イオン共重合体、エチレン−メタクリル酸金
属イオン共重合体など)などを用いることができる。
【0020】絶縁性樹脂3,6,8には、公知の無機充
填剤、酸化防止剤、銅害防止剤、紫外線吸収剤、難燃
剤、難燃助剤などの各種の添加剤を必要に応じて配合す
ることが可能である。
填剤、酸化防止剤、銅害防止剤、紫外線吸収剤、難燃
剤、難燃助剤などの各種の添加剤を必要に応じて配合す
ることが可能である。
【0021】耐水性のフラットケーブル本体1および枝
線4は、従来公知の方法で製造できる。一例を挙げる
と、粘着テープの上に箔状導体を載置し、これをハーフ
カットして不要な導体を除去し、任意の配線パターン
(導体2に相当)を形成する。この配線パターン表面
に、絶縁性樹脂層上に接着剤層を有する絶縁テープまた
はシート(絶縁性樹脂3,6に相当)の接着剤層を重
ね、これを加熱溶融して、絶縁テープまたはシートの接
着剤層の面に配線パターンを転写する。さらに、もう一
方の箔状導体の面に、上記と同じ構成の絶縁テープまた
はシートでサンドイッチ状に被覆し、所定の大きさに打
ち抜き、フラットケーブルが得られる。この際、箔状導
体と絶縁テープまたはシートとをローラを使用して連続
的に貼り合わせてもよいし、プレスなどで個別に貼り合
わせて製造してもよい。
線4は、従来公知の方法で製造できる。一例を挙げる
と、粘着テープの上に箔状導体を載置し、これをハーフ
カットして不要な導体を除去し、任意の配線パターン
(導体2に相当)を形成する。この配線パターン表面
に、絶縁性樹脂層上に接着剤層を有する絶縁テープまた
はシート(絶縁性樹脂3,6に相当)の接着剤層を重
ね、これを加熱溶融して、絶縁テープまたはシートの接
着剤層の面に配線パターンを転写する。さらに、もう一
方の箔状導体の面に、上記と同じ構成の絶縁テープまた
はシートでサンドイッチ状に被覆し、所定の大きさに打
ち抜き、フラットケーブルが得られる。この際、箔状導
体と絶縁テープまたはシートとをローラを使用して連続
的に貼り合わせてもよいし、プレスなどで個別に貼り合
わせて製造してもよい。
【0022】本発明においては、絶縁性樹脂3,6と絶
縁性樹脂8との間の接着性を良好なものとするために、
フラットケーブル1,4の絶縁性樹脂3,6の表面上に
は、アンカーコート層9が形成される。
縁性樹脂8との間の接着性を良好なものとするために、
フラットケーブル1,4の絶縁性樹脂3,6の表面上に
は、アンカーコート層9が形成される。
【0023】アンカーコート層9は、絶縁性樹脂3,6
の接続部7近傍の表面上にアンカーコート剤を塗布、加
熱乾燥するなどして形成される。アンカーコート剤とし
ては、本発明の目的を達成し得るものであれば、特に制
限なく使用できる。例えば、特に接着性、耐電圧特性が
要求される場合、アンカーコート層9は有機チタン化合
物を主成分とするアンカーコート剤を用いて形成するの
が好ましい。
の接続部7近傍の表面上にアンカーコート剤を塗布、加
熱乾燥するなどして形成される。アンカーコート剤とし
ては、本発明の目的を達成し得るものであれば、特に制
限なく使用できる。例えば、特に接着性、耐電圧特性が
要求される場合、アンカーコート層9は有機チタン化合
物を主成分とするアンカーコート剤を用いて形成するの
が好ましい。
【0024】有機チタン化合物としては、 一般式:Ti(OR1 )(OR2 )(OR3 )(O
R4 ) 〔但し、式中、R1 〜R4 はそれぞれ同一または異なっ
ていてもよく、それぞれ炭素数1〜27、好ましくは3
〜19のアルキル基またはアリル基である。〕で表され
るアルキルチタネートが挙げられる。具体的には、下記
に示す化合物が挙げられ、これらは単独でまたは併せて
用いられる。
R4 ) 〔但し、式中、R1 〜R4 はそれぞれ同一または異なっ
ていてもよく、それぞれ炭素数1〜27、好ましくは3
〜19のアルキル基またはアリル基である。〕で表され
るアルキルチタネートが挙げられる。具体的には、下記
に示す化合物が挙げられ、これらは単独でまたは併せて
用いられる。
【0025】 テトラ−i−プロピルチタネート/Ti(O−i−C3 H7 )4 〔TPT〕 テトラ−n−ブチルチタネート/Ti(O−n−C4 H9 )4 〔TBT〕 テトラ(2−エチルヘキシル)チタネート 〔TOT〕 /Ti〔OCH2 CH(C2 H5 )C4 H9 〕4 テトラステアリルチタネート/Ti(OC18H37)4 〔TST〕 ジ−i−プロポキシ・ビス(アセチルアセトナト)チタン 〔TAA〕 /Ti(O−i−C3 H7)2 ・〔OC(CH3)CHCOCH3 〕2
【0026】有機チタン化合物を主成分とするアンカー
コート剤を用いて形成されたアンカーコート層9は、有
機チタン化合物の分子内の−OR基が加水分解反応によ
り解離するため、酸化チタン(TiO2 )に近い構造の
無色透明で非常に薄い高分子酸化チタン膜となる。
コート剤を用いて形成されたアンカーコート層9は、有
機チタン化合物の分子内の−OR基が加水分解反応によ
り解離するため、酸化チタン(TiO2 )に近い構造の
無色透明で非常に薄い高分子酸化チタン膜となる。
【0027】有機チタン化合物を用いてアンカーコート
層9を形成する場合、層の厚さは通常0.0005〜3
0μm、好ましくは0.001〜10μm、より好まし
くは0.002〜5μmがよい。層の厚さが0.000
5μm未満であれば、アンカーコート層9中の欠陥など
から水分が侵入するおそれがあり、30μmを越える
と、有機チタン化合物を用いてアンカーコート層9を厚
く形成することが、粘度が小さいことから難しく、それ
ゆえに均一なアンカーコート層9が形成できずに、アン
カーコート層9中の欠陥などから水分が侵入するおそれ
がある。
層9を形成する場合、層の厚さは通常0.0005〜3
0μm、好ましくは0.001〜10μm、より好まし
くは0.002〜5μmがよい。層の厚さが0.000
5μm未満であれば、アンカーコート層9中の欠陥など
から水分が侵入するおそれがあり、30μmを越える
と、有機チタン化合物を用いてアンカーコート層9を厚
く形成することが、粘度が小さいことから難しく、それ
ゆえに均一なアンカーコート層9が形成できずに、アン
カーコート層9中の欠陥などから水分が侵入するおそれ
がある。
【0028】アンカーコート剤として有機チタン化合物
を用いると、その厚さが非常に薄いため変形しにくくな
り、また、フラットケーブル1,4の絶縁性樹脂3,6
と絶縁性樹脂8との接着性が良好となり、例えば、フラ
ットケーブルの絶縁性の外皮であるポリエステルフィル
ムとポリオレフィン系接着剤を有するホットメルト接着
フィルムの接着剤層との高い接着性を維持することがで
きる。
を用いると、その厚さが非常に薄いため変形しにくくな
り、また、フラットケーブル1,4の絶縁性樹脂3,6
と絶縁性樹脂8との接着性が良好となり、例えば、フラ
ットケーブルの絶縁性の外皮であるポリエステルフィル
ムとポリオレフィン系接着剤を有するホットメルト接着
フィルムの接着剤層との高い接着性を維持することがで
きる。
【0029】また、アンカーコート層9も優れた耐熱性
および耐水性を持つため、高温・高湿度雰囲気に長時間
暴露された状態でも、該ホットメルト接着フィルムの接
着剤層とアンカーコート層9との微小な浮きおよび剥が
れが生じることがない。その結果、接着性、耐電圧特
性、さらに耐熱性、耐水性が改善されたフラットケーブ
ルの枝線の接続構造が得られる。
および耐水性を持つため、高温・高湿度雰囲気に長時間
暴露された状態でも、該ホットメルト接着フィルムの接
着剤層とアンカーコート層9との微小な浮きおよび剥が
れが生じることがない。その結果、接着性、耐電圧特
性、さらに耐熱性、耐水性が改善されたフラットケーブ
ルの枝線の接続構造が得られる。
【0030】その他、特に耐熱性、耐水性が要求される
場合、アンカーコート層9はシラン変性ポリオレフィン
系樹脂を主成分とするアンカーコート剤を用いて形成す
るのが好ましい。ここで使用するシラン変性ポリオレフ
ィン系樹脂に特別の限定はなく、従来公知のものを用い
ることができる。例えば、EEAまたはEVAとメトキ
シシラン、ブトキシシランなどのアルコキシシランとを
グラフト重合した共重合体などが挙げられる。
場合、アンカーコート層9はシラン変性ポリオレフィン
系樹脂を主成分とするアンカーコート剤を用いて形成す
るのが好ましい。ここで使用するシラン変性ポリオレフ
ィン系樹脂に特別の限定はなく、従来公知のものを用い
ることができる。例えば、EEAまたはEVAとメトキ
シシラン、ブトキシシランなどのアルコキシシランとを
グラフト重合した共重合体などが挙げられる。
【0031】シラン変性ポリオレフィン系樹脂は、例え
ば該ホットメルト接着フィルムのポリオレフィン系接着
剤層およびポリエステルフィルムの双方に対して高い親
和性を有し、かつ耐熱性および耐水性に優れている。
ば該ホットメルト接着フィルムのポリオレフィン系接着
剤層およびポリエステルフィルムの双方に対して高い親
和性を有し、かつ耐熱性および耐水性に優れている。
【0032】従って、例えばフラットケーブルの絶縁性
の外皮であるポリエステルフィルムとポリオレフィン系
接着剤を有するホットメルト接着フィルムの接着剤層と
の間に、シラン変性ポリオレフィン系樹脂のアンカーコ
ート層9が設けられたことにより、ポリエステルフィル
ムと接着剤層が充分に接着し、且つ優れた耐熱性、耐水
性を具備する接続構造が得られる。
の外皮であるポリエステルフィルムとポリオレフィン系
接着剤を有するホットメルト接着フィルムの接着剤層と
の間に、シラン変性ポリオレフィン系樹脂のアンカーコ
ート層9が設けられたことにより、ポリエステルフィル
ムと接着剤層が充分に接着し、且つ優れた耐熱性、耐水
性を具備する接続構造が得られる。
【0033】シラン変性ポリオレフィン樹脂を用いてア
ンカーコート層9を形成する場合、層の厚さは通常3〜
30μm、好ましくは5〜20μm、より好ましくは7
〜15μmがよい。層の厚さが3μm未満であれば、ア
ンカーコート層9中の欠陥などから水分が侵入するおそ
れがあり、30μmを越えると、アンカーコート層9と
例えばホットメルト接着フィルムの接着剤層および基材
プラスチックとの線膨張係数および/または曲げ弾性率
の影響が現れ、ケーブルの変形、熱などに対して欠陥を
生じ、水分が侵入するおそれがある。
ンカーコート層9を形成する場合、層の厚さは通常3〜
30μm、好ましくは5〜20μm、より好ましくは7
〜15μmがよい。層の厚さが3μm未満であれば、ア
ンカーコート層9中の欠陥などから水分が侵入するおそ
れがあり、30μmを越えると、アンカーコート層9と
例えばホットメルト接着フィルムの接着剤層および基材
プラスチックとの線膨張係数および/または曲げ弾性率
の影響が現れ、ケーブルの変形、熱などに対して欠陥を
生じ、水分が侵入するおそれがある。
【0034】次に、本発明のケーブルの接続方法につい
て説明する。図2は、本発明のケーブルの接続方法であ
る、フラットケーブルの接続過程を示す断面図である。
て説明する。図2は、本発明のケーブルの接続方法であ
る、フラットケーブルの接続過程を示す断面図である。
【0035】図2(A)に示すように、耐水性のフラッ
トケーブル本体1の絶縁性樹脂3の端末部3a近傍の表
面およびフラットケーブル枝線4の絶縁性樹脂6の端末
部6a近傍の表面の汚れを拭い去った後に、該端末部3
a,6a近傍の絶縁性樹脂3,6表面にアンカーコート
剤を塗布し、アンカーコート剤塗布面を加熱乾燥して、
アンカーコート層9を形成する。
トケーブル本体1の絶縁性樹脂3の端末部3a近傍の表
面およびフラットケーブル枝線4の絶縁性樹脂6の端末
部6a近傍の表面の汚れを拭い去った後に、該端末部3
a,6a近傍の絶縁性樹脂3,6表面にアンカーコート
剤を塗布し、アンカーコート剤塗布面を加熱乾燥して、
アンカーコート層9を形成する。
【0036】アンカーコート剤の塗布は、上記した原料
を用いて、公知の方法で行うことができる。例えば、ア
ンカーコート剤をトルエン、メチルエチルケトン(ME
K)、酢酸エチルなどの溶剤に3〜5重量%程度の濃度
となるように溶解し、得られた溶液をグラビアロールコ
ート法、リバースロールコート法などのロールコーティ
ング、スプレーコーティングなどの公知の方法によって
塗布する。
を用いて、公知の方法で行うことができる。例えば、ア
ンカーコート剤をトルエン、メチルエチルケトン(ME
K)、酢酸エチルなどの溶剤に3〜5重量%程度の濃度
となるように溶解し、得られた溶液をグラビアロールコ
ート法、リバースロールコート法などのロールコーティ
ング、スプレーコーティングなどの公知の方法によって
塗布する。
【0037】この際、加熱温度は80〜170℃、望ま
しくは110〜130℃とし、加熱時間は30秒〜5
分、望ましくは2〜3分とする。これらの条件よりも低
温または短時間であれば、アンカーコート層9の形成が
不十分となるおそれがあり、また高温または長時間であ
れば、フラットケーブル自体に熱的な悪影響が起こり得
る。
しくは110〜130℃とし、加熱時間は30秒〜5
分、望ましくは2〜3分とする。これらの条件よりも低
温または短時間であれば、アンカーコート層9の形成が
不十分となるおそれがあり、また高温または長時間であ
れば、フラットケーブル自体に熱的な悪影響が起こり得
る。
【0038】図2(B)に示すように、絶縁性樹脂3の
端末部3aから露出した導体(導体口出し部)2aと、
絶縁性樹脂6の端末部6aから露出した導体(導体口出
し部)5aとをスポット溶接などにより接続することに
より、接続部7が形成され、回路パターンが接合され
る。
端末部3aから露出した導体(導体口出し部)2aと、
絶縁性樹脂6の端末部6aから露出した導体(導体口出
し部)5aとをスポット溶接などにより接続することに
より、接続部7が形成され、回路パターンが接合され
る。
【0039】図2(C)に示すように、アンカーコート
処理および回路パターンの接合を終えた試料を、基材1
0上にポリオレフィン系接着剤層11が積層されたホッ
トメルト接着フィルム12でサンドイッチ状に挟み込
み、加熱プレスして接着する。
処理および回路パターンの接合を終えた試料を、基材1
0上にポリオレフィン系接着剤層11が積層されたホッ
トメルト接着フィルム12でサンドイッチ状に挟み込
み、加熱プレスして接着する。
【0040】加熱プレス温度は、通常120〜230
℃、好ましくは160〜190℃、より好ましくは17
0〜180℃がよい。プレス圧力は3〜20kg/cm
2 、好ましくは8〜15kg/cm2 、より好ましくは
10〜12kg/cm2 がよい。また、プレス時間は、
3〜20秒、好ましくは5〜15秒、より好ましくは8
〜10秒がよい。これらの条件より低温、短時間、低圧
力であれば、ホットメルト接着フィルム12とフラット
ケーブル1,4との接着不良が起こるおそれがあり、ま
た高温、長時間または高圧力であれば、ホットメルト接
着剤のはみ出し、成型後の外観不良の原因となるおそれ
がある。
℃、好ましくは160〜190℃、より好ましくは17
0〜180℃がよい。プレス圧力は3〜20kg/cm
2 、好ましくは8〜15kg/cm2 、より好ましくは
10〜12kg/cm2 がよい。また、プレス時間は、
3〜20秒、好ましくは5〜15秒、より好ましくは8
〜10秒がよい。これらの条件より低温、短時間、低圧
力であれば、ホットメルト接着フィルム12とフラット
ケーブル1,4との接着不良が起こるおそれがあり、ま
た高温、長時間または高圧力であれば、ホットメルト接
着剤のはみ出し、成型後の外観不良の原因となるおそれ
がある。
【0041】ここで用いられるホットメルト接着フィル
ム12は、PETなどの基材10上にポリオレフィン系
接着剤層11が積層されて形成される。基材10の厚さ
は、通常0.012〜0.35mm、好ましくは0.0
25〜0.1mmであり、ポリオレフィン系接着剤層1
1の厚さは、通常0.03〜0.2mm、好ましくは
0.04〜0.12mmである。
ム12は、PETなどの基材10上にポリオレフィン系
接着剤層11が積層されて形成される。基材10の厚さ
は、通常0.012〜0.35mm、好ましくは0.0
25〜0.1mmであり、ポリオレフィン系接着剤層1
1の厚さは、通常0.03〜0.2mm、好ましくは
0.04〜0.12mmである。
【0042】以上の工程を経ることにより、図1に示す
ように、フラットケーブル本体1と枝線4とが接続され
る。
ように、フラットケーブル本体1と枝線4とが接続され
る。
【0043】なお、ホットメルト接着フィルム12で挟
み込む場合には、接続部7を完全に被覆することは当然
だが、絶縁性樹脂3,6の表面上のアンカーコート層9
が形成された領域内でホットメルト接着フィルム12を
接着することが望ましい。その理由は、アンカーコート
層9が形成された領域をはみ出て、ホットメルト接着フ
ィルム12が絶縁性樹脂3,6の表面に直接接着した部
分があれば、その部分の接着不良により、ホットメルト
接着フィルム12と絶縁性樹脂3,6の表面との隙間か
ら湿気が侵入して、電気絶縁性能が大幅に低下するおそ
れがあるからである。
み込む場合には、接続部7を完全に被覆することは当然
だが、絶縁性樹脂3,6の表面上のアンカーコート層9
が形成された領域内でホットメルト接着フィルム12を
接着することが望ましい。その理由は、アンカーコート
層9が形成された領域をはみ出て、ホットメルト接着フ
ィルム12が絶縁性樹脂3,6の表面に直接接着した部
分があれば、その部分の接着不良により、ホットメルト
接着フィルム12と絶縁性樹脂3,6の表面との隙間か
ら湿気が侵入して、電気絶縁性能が大幅に低下するおそ
れがあるからである。
【0044】また、図2においては、アンカーコート処
理後に回路パターンの接合を行っているが、本発明のケ
ーブルの接続方法においては、回路パターンの接合後に
アンカーコート処理を行ってもよく、例えばメンテナン
ス時の部分的な補修(パッチワーク的)にも利用するこ
とができる。さらに、本発明のケーブルの接続方法にお
いては、予めアンカーコート層が絶縁性樹脂の表面に形
成された、本発明のケーブルを用いることもできる。
理後に回路パターンの接合を行っているが、本発明のケ
ーブルの接続方法においては、回路パターンの接合後に
アンカーコート処理を行ってもよく、例えばメンテナン
ス時の部分的な補修(パッチワーク的)にも利用するこ
とができる。さらに、本発明のケーブルの接続方法にお
いては、予めアンカーコート層が絶縁性樹脂の表面に形
成された、本発明のケーブルを用いることもできる。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきより具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0046】〔実施例1〕3.0mm幅の銅導体が5
条、導体間隔1mm、耳代片側4mmの直線状のフラッ
トケーブルを2本用いて、各フラットケーブルの端末導
体をスポット溶接した。導体の接続部からそれぞれ20
mmの長さの範囲で、フラットケーブル絶縁被覆のPE
T表面上に、アンカーコート剤として有機チタン化合物
TPTを用いてアンカーコート層の厚さが1μmとなる
ように塗布した。塗布後、170℃にて2分間加熱し
て、アンカーコート層を形成した。接続部における絶縁
用カバーテープとして、耐水性ポリオレフィン系接着剤
を有するホットメルト接着フィルムを用いて、加熱プレ
ス温度170℃、プレス圧力12kg/cm2 、プレス
時間10秒にて加熱プレスして接続部を被覆し、試験片
を作製した。
条、導体間隔1mm、耳代片側4mmの直線状のフラッ
トケーブルを2本用いて、各フラットケーブルの端末導
体をスポット溶接した。導体の接続部からそれぞれ20
mmの長さの範囲で、フラットケーブル絶縁被覆のPE
T表面上に、アンカーコート剤として有機チタン化合物
TPTを用いてアンカーコート層の厚さが1μmとなる
ように塗布した。塗布後、170℃にて2分間加熱し
て、アンカーコート層を形成した。接続部における絶縁
用カバーテープとして、耐水性ポリオレフィン系接着剤
を有するホットメルト接着フィルムを用いて、加熱プレ
ス温度170℃、プレス圧力12kg/cm2 、プレス
時間10秒にて加熱プレスして接続部を被覆し、試験片
を作製した。
【0047】〔実施例2〕アンカーコート剤として有機
チタン化合物TBTを用いた以外は、実施例1と同様に
して試験片を作製した。
チタン化合物TBTを用いた以外は、実施例1と同様に
して試験片を作製した。
【0048】〔実施例3〕アンカーコート剤として有機
チタン化合物TOTを用いた以外は、実施例1と同様に
して試験片を作製した。
チタン化合物TOTを用いた以外は、実施例1と同様に
して試験片を作製した。
【0049】〔実施例4〕アンカーコート剤として有機
チタン化合物TPTとTBTの併用物を用いた以外は、
実施例1と同様にして試験片を作製した。
チタン化合物TPTとTBTの併用物を用いた以外は、
実施例1と同様にして試験片を作製した。
【0050】〔実施例5〕アンカーコート剤として有機
チタン化合物TPT、TBT、TOTおよびTAAの併
用物を用いた以外は、実施例1と同様にして試験片を作
製した。
チタン化合物TPT、TBT、TOTおよびTAAの併
用物を用いた以外は、実施例1と同様にして試験片を作
製した。
【0051】〔実施例6〕アンカーコート剤としてシラ
ン変性ポリオレフィン樹脂を用い、アンカーコート層の
厚さを20μmにした以外は、実施例1と同様にして試
験片を作製した。
ン変性ポリオレフィン樹脂を用い、アンカーコート層の
厚さを20μmにした以外は、実施例1と同様にして試
験片を作製した。
【0052】〔実施例7〕アンカーコート層の厚さを
0.0005μmとした以外は、実施例1と同様にして
試験片を作製した。
0.0005μmとした以外は、実施例1と同様にして
試験片を作製した。
【0053】〔実施例8〕アンカーコート層の厚さを
0.001μmとした以外は、実施例1と同様にして試
験片を作製した。
0.001μmとした以外は、実施例1と同様にして試
験片を作製した。
【0054】〔実施例9〕アンカーコート層の厚さを1
0μmとした以外は、実施例1と同様にして試験片を作
製した。
0μmとした以外は、実施例1と同様にして試験片を作
製した。
【0055】〔実施例10〕アンカーコート層の厚さを
30μmとした以外は、実施例1と同様にして試験片を
作製した。
30μmとした以外は、実施例1と同様にして試験片を
作製した。
【0056】〔実施例11〕アンカーコート層の厚さを
3μmとした以外は、実施例6と同様にして試験片を作
製した。
3μmとした以外は、実施例6と同様にして試験片を作
製した。
【0057】〔実施例12〕アンカーコート層の厚さを
5μmとした以外は、実施例6と同様にして試験片を作
製した。
5μmとした以外は、実施例6と同様にして試験片を作
製した。
【0058】〔実施例13〕アンカーコート層の厚さを
30μmとした以外は、実施例6と同様にして試験片を
作製した。
30μmとした以外は、実施例6と同様にして試験片を
作製した。
【0059】〔比較例1〕アンカーコート剤を使用しな
かった以外は、実施例1と同様にして試験片を作製し
た。
かった以外は、実施例1と同様にして試験片を作製し
た。
【0060】〔比較例2〕接続部の絶縁用カバーテープ
として、対PET接着性を有するポリエステル系接着剤
を有するホットメルト接着フィルムを用いた以外は、比
較例1と同様にして試験片を作製した。
として、対PET接着性を有するポリエステル系接着剤
を有するホットメルト接着フィルムを用いた以外は、比
較例1と同様にして試験片を作製した。
【0061】以上のようにして得られた各試験片につい
て、下記に示す耐水性、耐熱性試験を行い、それぞれ外
観、フラットケーブルのPET表面に対する接続部絶縁
用カバーテープの接着力、耐電圧試験を行った。
て、下記に示す耐水性、耐熱性試験を行い、それぞれ外
観、フラットケーブルのPET表面に対する接続部絶縁
用カバーテープの接着力、耐電圧試験を行った。
【0062】〔耐水試験〕上記試験片を、80℃の熱水
に投入し、168時間後に取り出し外観観察後、剥離試
験(テンシロン引張試験機オリエンテックUCT−50
0使用、180度剥離試験、剥離速度50mm/mi
n)および耐電圧試験(5%食塩中、直流電源使用、1
kV×1分間電圧印加)を行った。
に投入し、168時間後に取り出し外観観察後、剥離試
験(テンシロン引張試験機オリエンテックUCT−50
0使用、180度剥離試験、剥離速度50mm/mi
n)および耐電圧試験(5%食塩中、直流電源使用、1
kV×1分間電圧印加)を行った。
【0063】〔耐熱試験〕上記試験片を、135℃のギ
ヤーオーブン中に168時間入れて熱処理した後、上記
耐水試験と同様に、外観観察、剥離試験、耐電圧試験を
行った。
ヤーオーブン中に168時間入れて熱処理した後、上記
耐水試験と同様に、外観観察、剥離試験、耐電圧試験を
行った。
【0064】〔評価〕外観試験は、異常のないものに
「○」を付した。剥離試験は、接着力により評価した。
耐電圧試験は、絶縁破壊しないものは、合格品として
「○」を付し、不合格のものは「×」を付した。
「○」を付した。剥離試験は、接着力により評価した。
耐電圧試験は、絶縁破壊しないものは、合格品として
「○」を付し、不合格のものは「×」を付した。
【0065】さらに総合判定として、各試験項目のうち
少なくとも1の項目において不都合があれば「×」を付
し、全ての試験項目において不都合がなければ「○」を
付した。
少なくとも1の項目において不都合があれば「×」を付
し、全ての試験項目において不都合がなければ「○」を
付した。
【0066】〔結果〕以上の結果を表1〜3に示す。実
施例1〜13では初期接着力の差が見られたが、耐水、
耐熱試験後の接着力の変化も小さく、且つ、外観および
耐電圧特性も良好であった。
施例1〜13では初期接着力の差が見られたが、耐水、
耐熱試験後の接着力の変化も小さく、且つ、外観および
耐電圧特性も良好であった。
【0067】これに対して、比較例1では耐水試験後、
接続部の絶縁用カバーテープの剥がれが起こった。ま
た、比較例2では、絶縁用カバーテープに使用されてい
るポリエステル系接着剤はPETに対する接着力はある
が、接着剤の吸水、加水分解がおこり接着力が低下した
ものと推定される。
接続部の絶縁用カバーテープの剥がれが起こった。ま
た、比較例2では、絶縁用カバーテープに使用されてい
るポリエステル系接着剤はPETに対する接着力はある
が、接着剤の吸水、加水分解がおこり接着力が低下した
ものと推定される。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【表3】
【0071】
【発明の効果】本発明のケーブルは、導体を被覆する絶
縁性樹脂の表面上にアンカーコート層が形成されている
ので、このケーブルを複数用いて相互に接続し、接続部
をホットメルト接着フィルムなどを用いて、加熱プレス
して接続部を絶縁性樹脂で被覆することによって、高温
・高湿度雰囲気に長時間暴露された場合でも、導体と接
続部を被覆する絶縁性樹脂との隙間から湿気が侵入し
て、電気絶縁性能が低下するおそれがない。
縁性樹脂の表面上にアンカーコート層が形成されている
ので、このケーブルを複数用いて相互に接続し、接続部
をホットメルト接着フィルムなどを用いて、加熱プレス
して接続部を絶縁性樹脂で被覆することによって、高温
・高湿度雰囲気に長時間暴露された場合でも、導体と接
続部を被覆する絶縁性樹脂との隙間から湿気が侵入し
て、電気絶縁性能が低下するおそれがない。
【0072】また、本発明のケーブルの接続方法により
得られた接続構造は、耐水性、耐湿性、耐熱性が良好で
あるから、高温・高湿度雰囲気に長時間暴露された場合
でも、湿気の侵入を防止でき、電気絶縁性、耐電圧特性
が良好となる。
得られた接続構造は、耐水性、耐湿性、耐熱性が良好で
あるから、高温・高湿度雰囲気に長時間暴露された場合
でも、湿気の侵入を防止でき、電気絶縁性、耐電圧特性
が良好となる。
【0073】従って、本発明のケーブルおよびケーブル
の接続方法をフラットケーブルに適用することによっ
て、省スペース化、省力化、コストダウンを図ることが
できる。
の接続方法をフラットケーブルに適用することによっ
て、省スペース化、省力化、コストダウンを図ることが
できる。
【図1】フラットケーブル本体と枝線との接続状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】フラットケーブルの接続過程を示す断面図であ
る。
る。
1,4 フラットケーブル 2,5 導体 3,6 絶縁性樹脂 3a,6a 端末部 8 絶縁性樹脂 9 アンカーコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 清志 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱 電線工業株式会社内 (72)発明者 永井 正章 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱 電線工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−14621(JP,A) 特開 平2−133481(JP,A) 特開 昭52−62342(JP,A) 特開 昭58−142935(JP,A) 実開 平5−62961(JP,U) 特公 昭62−23437(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 7/00 - 7/28 H01R 9/07 H01R 43/00 C09J 5/00
Claims (9)
- 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレートからなる絶
縁性樹脂が導体を被覆するケーブルであって、該ケーブ
ルの少なくとも一方の端末部近傍の該絶縁性樹脂の表面
上に、主成分として有機チタン化合物またはシラン変性
ポリオレフィン系樹脂を含むアンカーコート剤を用いて
形成されたアンカーコート層が形成されたケーブル。 - 【請求項2】 複数の導体を有するフラットケーブルで
ある請求項1記載のケーブル。 - 【請求項3】 アンカーコート層の厚さが0.0005
〜30μmである請求項1または2記載のケーブル。 - 【請求項4】 ポリエチレンテレフタレートからなる絶
縁性樹脂が1または2以上の導体を被覆するケーブル同
士を接続する方法であって、該ケーブルの露出した導体
を相互に接続し、該ケーブルの接続部近傍の該絶縁性樹
脂の表面上に、主成分として有機チタン化合物またはシ
ラン変性ポリオレフィン系樹脂を含むアンカーコート剤
を用いて形成されたアンカーコート層を形成した後、該
ケーブルの接続部およびその近傍を絶縁性樹脂で被覆す
るケーブルの接続方法。 - 【請求項5】 絶縁性樹脂が複数の導体を被覆するケー
ブルと、絶縁性樹脂が1または2以上の導体を被覆する
複数のケーブルとを接続する請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 複数の導体を有するケーブルがフラット
ケーブルである請求項4または5記載の方法。 - 【請求項7】 アンカーコート層の厚さが0.0005
〜30μmである請求項4〜6のいずれか記載の方法。 - 【請求項8】 ケーブルの接続部およびその近傍を被覆
する絶縁性樹脂がポリオレフィン系樹脂である請求項4
〜7のいずれか記載の方法。 - 【請求項9】 ケーブルの接続部およびその近傍を絶縁
性樹脂で被覆する手段が、該絶縁性樹脂を含む接着剤層
を有するホットメルト接着フィルムにて挟み込み、加熱
プレスする請求項4〜8のいずれか記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7008534A JP2909580B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | ケーブルおよびその接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7008534A JP2909580B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | ケーブルおよびその接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08203342A JPH08203342A (ja) | 1996-08-09 |
JP2909580B2 true JP2909580B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=11695823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7008534A Expired - Lifetime JP2909580B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | ケーブルおよびその接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2909580B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3183736A4 (en) * | 2014-08-21 | 2018-03-21 | Materion Corporation | Wire for deep water transmission |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009130300A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 発光装置の製造方法 |
KR101954140B1 (ko) * | 2017-01-26 | 2019-03-13 | 영창실리콘 주식회사 | 히팅케이블의 전원연결부 보호방법 및 구조 |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP7008534A patent/JP2909580B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3183736A4 (en) * | 2014-08-21 | 2018-03-21 | Materion Corporation | Wire for deep water transmission |
US10049785B2 (en) | 2014-08-21 | 2018-08-14 | Materion Corporation | Wire for deep water transmission |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08203342A (ja) | 1996-08-09 |
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