JP2004251413A - 往復動軸用密封装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒体101とその内周に挿入された往復動軸102との間に、密封空間S1側を向いた主リップ12の内周端が往復動軸102の外周面と密接されたオイルシール1と、このオイルシール1の密封空間S1側に位置してロッドガイド2に形成された支持部2cに配置された弾性リング3及びバックアップリング4とを備える。弾性リング3は、その内周面3aが往復動軸102の外周面と摺動可能であることによって、振動減衰特性及び減圧特性を奏する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばモノチューブ式ショックアブソーバのピストンロッド等、往復動軸の軸周をシールする往復動軸用密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の懸架装置等に使用され、走行中の衝撃を吸収して振動を速やかに減衰するショックアブソーバには、モノチューブ式のものがある。図5は、モノチューブ式ショックアブソーバの概略構造を示す断面図で、すなわち、モノチューブ式ショックアブソーバ100は、シリンダ(チューブ)101と、その内周に軸方向(上下)移動可能に挿入されたピストンロッド102と、シリンダ101の内周面に対して密接摺動可能に配置されピストンロッド102の先端に結合されたピストン103と、このピストン103に対してピストンロッド102と反対側でシリンダ101の内周面と密接摺動可能に配置されたフリーピストン104と、シリンダ101の一端に設けられてピストンロッド102の軸周をシールする密封装置105とからなる。
【0003】
シリンダ101の内周における密封装置105とピストン103との間の油室S1、及びフリーピストン104とピストン103との間の油室S2にはオイルOが封入されており、シリンダ101における密封装置105と反対側の端部とフリーピストン104との間の気室S3には、フリーピストン104を介してオイルOを加圧する高圧ガスGが封入されている。ピストン103には、車両の走行中の衝撃によって、ピストンロッド102を介して軸方向の移動力が入力された時に、油室S1,S2間で、制限された流量のオイルOの流通を許容することにより、振動減衰力を発生するオリフィス103aが開設されている。
【0004】
複筒式のショックアブソーバのピストンロッド等に使用される往復動軸用密封装置としては、例えば下記の特許文献1の第4図に記載されているように、ロッドガイドの外側にオイルシールを配置するが、この場合、オイルシールに作用する油圧が0〜40kg/cm2程度であるのに対し、上述の図5のような構造を備えるモノチューブ式ショックアブソーバ100では、気室S3に封入されたガスGの圧力によって、油室S1が20〜100kg/cm2の高圧になるため、特許文献1のようなオイルシールでは対応できない。すなわち、オイルシールのリップ部に作用する油室S1の油圧が気室S3のガス圧によって高圧になるため、ピストンロッド102との面圧が大きくなり、その結果、耐圧性に問題を生じ、かつピストンロッド102との摺動による負荷が大きくなるといった問題があった。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−173797(第4図)
【0006】
また、上述のような点を考慮して、オイルシールの耐圧性を向上させるには、図6のような構造とすることが考えられる。すなわち、図6に示されるオイルシール110は、耐油性や耐摩耗性に優れたフッ素ゴム等からなる主リップ111の油室S1側の面を覆うように、ゴム112を配置して、ロッドガイド113に主リップ111と一体に焼き付けたものである。しかしながら、このような構造ではシール形状が限定されてしまい、ピストンロッド102に対する締め代や摺動部の形状等によって、要求される摩擦力による振動減衰特性に対応することが困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、密封空間の圧力による主リップへの負荷を軽減すると共に、摩擦力による振動減衰特性を適切に設定可能とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る往復動軸用密封装置は、筒体とその内周に挿入された往復動軸との間に、前記筒体の内周の密封空間側を向いた主リップの内周端が前記往復動軸の外周面と密接されたオイルシールと、このオイルシールの密封空間側に配置されたゴム状弾性材料からなる弾性リングとを備え、この弾性リングは、前記オイルシール側の面及び外周面が前記筒体の内周に設けた支持部に支持されると共に、内周面が前記往復動軸の外周面と摺動可能となっている。
【0009】
請求項2の発明に係る往復動軸用密封装置は、請求項1に記載の構成において、弾性リングのオイルシール側の面と支持部との間にバックアップリングが介在されたものである。
【0010】
請求項3の発明に係る往復動軸用密封装置は、請求項1に記載の構成において、弾性リングの内周面に溝又は梨地等の多数の凹凸を形成したものである。
【0011】
請求項4の発明に係る往復動軸用密封装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、支持部が、往復動軸を軸方向移動可能に支持するロッドガイドに形成されたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る往復動軸用密封装置の第一の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図で、この図1における参照符号101は、車両の懸架装置等に使用されるモノチューブ式ショックアブソーバのシリンダ、102はこのシリンダ101の内周に挿入されたピストンロッド、S1はオイルOが充填された油室である。シリンダ101は、請求項1に記載された筒体に相当し、ピストンロッド102は、請求項1に記載された往復動軸に相当し、油室S1は請求項1に記載された密封空間に相当する。
【0013】
シリンダ101の開口端部の内周とピストンロッド102との間には、オイルシール1と、その軸方向内側(油室S1側)に位置するロッドガイド2と、このロッドガイド2における油室S1側に保持された弾性リング3及びバックアップリング4が配置されている。
【0014】
オイルシール1は、円板状の金属製補強環11と、その内周部に設けられて油室S1側を向いた主リップ12及び外部空間側を向いたダストリップ13と、補強環11の外周部に設けられて油室S1側を向いたガスケット14と、主リップ12の外周に嵌着されたエキステンションスプリング(ガータスプリングともいう)15からなる。主リップ12、ダストリップ13及びガスケット14は、インサート成形によって、フッ素ゴム等のゴム状弾性材料で加硫成形されると共に補強環11に一体的に加硫接着されたものである。
【0015】
主リップ12は、その内周端がピストンロッド102の外周面に摺動可能に密接されることによって、シリンダ101内から外部へのオイルOの漏れを阻止し、ダストリップ13は、その内周端がピストンロッド102の外周面に摺動可能に密接されることによって、外部からの塵埃や泥水等の侵入を阻止する。また、ガスケット14は、シリンダ101の内周面及びロッドガイド2の外端面に密接されることによって、シリンダ101内から外部へのオイルOの漏れを阻止するものであり、補強環11の外周部は、シリンダ101の開口端部を内周側へ屈曲したカシメ部101aに当接し、抜け止めされている。
【0016】
ロッドガイド2は、金属材料等からなるものであって、内周フランジ部21と、外端部に形成された環状突部22を有し、環状突部22の先端がオイルシール1における補強環11の内側面に当接されることによって、この補強環11を介してシリンダ101のカシメ部101aで抜け止めされている。ロッドガイド2の内周フランジ部21の内周面には、PTFE等の耐摩耗性に優れた低摩擦係数の合成樹脂材料からなりピストンロッド102の外周面と摺動可能なガイドリング23が保持されている。そして、オイルシール1における主リップ12は、内周フランジ部21と環状突部22との間に形成された環状の内周凹部2a内に収容され、オイルシール1におけるガスケット14は、環状突部22の外周に形成された環状の外周凹部2b内に挿入された状態にある。
【0017】
図2は、弾性リング3及びバックアップリング4を分離してその軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。この図2にも示されるように、弾性リング3はゴム状弾性材料で加硫成形されたものであって、軸心を通る平面で切断した断面が略長方形を呈し、バックアップリング4はPTFE、PEEK、ETFE、ナイロン等の合成樹脂で成形されたものであって、内径及び外径が弾性リング3と略同等の扁平な環状を呈する。
【0018】
ロッドガイド2には、その内周フランジ部21の油室S1側に、請求項1に記載された支持部に相当する環状の支持凹部2cが形成されており、弾性リング3及びバックアップリング4は、この支持凹部2c内に収容されている。詳しくは、弾性リング3は支持凹部2c内における油室S1側に配置され、バックアップリング4は、弾性リング3とロッドガイド2の内周フランジ部21との間に介在している。また、弾性リング3の内周面3aは、ピストンロッド102の外周面と摺動可能に接触されており、弾性リング3及びバックアップリング4の外周面3b,4bは、支持凹部2cの内周面に密接嵌合状態に支持されており、弾性リング3のオイルシール1側の背面3cは、バックアップリング4を介して、支持凹部2cを構成する内周フランジ部21の内側面21aに支持されている。
【0019】
なお、ロッドガイド2の外周部は、シリンダ101に対して、図示されていない凹凸嵌合等の手段を有し、ピストンロッド102がシリンダ101への挿入方向(図1における下方)へ移動した時に、摩擦で引きずられることによる油室S1側への移動が阻止されている。
【0020】
弾性リング3は、ピストンロッド102の外周面との摺接によって所要の摩擦力を発生し、シリンダ101とピストンロッド102の軸方向相対運動(振動)を減衰させると共に、油室S1からロッドガイド2の内周凹部2a内へ導入されたオイルによってオイルシール1に作用する油圧を減圧するものである。一方、バックアップリング4は油室S1の圧力、あるいはピストンロッド102がシリンダ101からの抜き出し方向(図1における上方)へ移動した時に、摩擦で引きずられることによって、弾性リング3の内周部がロッドガイド2の内周フランジ部21の内周へはみ出すのを防止するものであり、使用条件によっては、必ずしも設ける必要はない。
【0021】
以上の構成において、車両の走行中の衝撃によって、シリンダ101とピストンロッド102の軸方向相対運動が入力されると、これに伴って、先に説明した図5に示されるピストン103がシリンダ101内を軸方向相対移動することによって、その両側の油室S1,S2間で、ピストン103のオリフィス103a内を、制限された流量でオイルOが流通することにより、振動が減衰される。
【0022】
弾性リング3、ガイドリング23及びオイルシール1の主リップ12とピストンロッド102との摺動面には、油室S1からのオイルOの一部が潤滑液膜として導入されている。そして、図5に示されるピストン103の移動に伴って油室S1の油圧が上昇すると、この油圧を受けて軸方向へ圧縮される弾性リング3が径方向へ伸長し、ピストンロッド102との面圧を増大するので、衝撃入力による大振幅の低周波振動に対して、ゴム状弾性材料からなる弾性リング3の粘弾性による有効な振動減衰力を発生する。
【0023】
また、路面の細かい凹凸やベルジャン路等での走行に起因する微小振幅の高周波振動が入力された場合は、図5に示されるピストン103のオリフィス103a内でのオイルOの流通による減衰が行われなくなるが、このような振動の入力による油圧の小刻みな変動に対応して弾性リング3が径方向へ反復変形されるので、このような高周波振動に対しても、弾性リング3の粘弾性による有効な振動減衰力を発生する。
【0024】
一方、シリンダ101内に封入されたオイルOの圧力(油圧)は、オイルシール1の主リップ12にピストンロッド102に対する緊迫力として作用する。そしてこの油圧は、図5に示される気室S3に封入された高圧ガスGで加圧されているので、ピストン103の移動に伴って、最大で100kg/cm2程度の高圧になることがあるが、この油圧は、弾性リング3とピストンロッド102との隙間において有効に減圧される。そして、油圧の上昇によって軸方向へ圧縮される弾性リング3は、径方向に対しては伸長して前記隙間を縮小し、減圧作用を高めるので、ピストンロッド102に対する主リップ12の緊迫力の増大が抑制される。
【0025】
上述のように、弾性リング3の粘弾性によって有効な振動減衰力を得ているので、オイルシール1の主リップ12にはピストンロッド102との摩擦による大きな減衰機能を与える必要はなく、また、弾性リング3の減圧作用によって、ピストンロッド102に対する主リップ12の摺動負荷が軽減されるので、主リップ12の摩耗を著しく低減できる。またこのため、オイルシール1としては、例えば複筒式ショックアブソーバの密封装置として使用されるものと同様の、安価な汎用オイルシールを使用することができる。
【0026】
なお、弾性リング3の内周面3aは、要求される振動減衰特性や、減圧特性に応じて、平滑な円筒面に形成されるか、あるいは微小凹凸(不図示)が形成される。そして、微小凹凸を形成する場合は、更にその形状(互いに平行な多数の軸方向溝、円周方向溝又は梨地等)や、凹凸の密度、深さ等によって、振動減衰特性や、減圧特性を任意に設定することができる。
【0027】
図3は、本発明に係る往復動軸用密封装置の第二の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。この形態において、上述した図1の形態と異なるところは、弾性リング3及びバックアップリング4を収容する環状の支持凹部2cが、ロッドガイド2に、その内周フランジ部21よりもオイルシール1側に形成されており、バックアップリング4の背面が、ロッドガイド2の内周凹部2aに嵌着された金属環5のフランジ部51に支持された点にある。金属環5は、ロッドガイド2の支持凹部2cと共に、請求項1に記載された支持部を構成するものである。
【0028】
すなわち、図3の形態においては、ロッドガイド2におけるガイドリング23が、弾性リング3及びバックアップリング4の油室S1側に位置しており、その他の部分は、図1と略同様である。このため、弾性リング3の振動減衰特性及び減圧特性によって、図1の形態と同様の作用・効果を奏することができる。
【0029】
図4は、本発明に係る往復動軸用密封装置の第三の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。この形態において、上述した図1の形態と異なるところは、バックアップリング4の背面4aが、油室S1と反対側へ向けて小径になる円錐面をなしており、支持凹部2cにおけるバックアップリング4の支持面、すなわちロッドガイド2における内周フランジ部21の内側面21a及びガイドリング23の内側端面が、バックアップリング4の背面4aと対応して、連続した円錐面をなしている。その他の部分は、図1と略同様である。
【0030】
以上の構成によれば、油室S1の油圧が上昇すると、この油圧を受けて軸方向へ圧縮される弾性リング3が径方向へ伸長して、ピストンロッド102との隙間を減少(面圧を増大)するのに加え、前記油圧は、弾性リング3を介してバックアップリング4に作用し、その円錐面状の背面4aが、同じく円錐面状を呈する内周フランジ部21の内側面21a及びガイドリング23の内側端面に押し付けられることによって縮径変形を受けるので、このバックアップリング4の内周面とピストンロッド102の外周面との隙間も減少する。このため、オイルシール1の主リップ12への油圧に対する減圧作用及びピストンロッド102との摩擦による減衰機能を一層向上することができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明に係る往復動軸用密封装置によれば、オイルシールの密封空間側に配置されたゴム状弾性材料からなる弾性リングが、オイルシールの主リップに作用する密封対象流体の圧力を軽減する減圧機能を発揮するため、オイルシールの摺動負荷を軽減してその寿命を長久化することができ、しかもオイルシール自体を、耐圧性向上のための複雑な構造とする必要がないので、安価な汎用のオイルシールを用いることができる。また、往復動軸と摺動する際の弾性リングの粘弾性によって振動減衰機能を発揮するため、要求される振動減衰特性を、弾性リングの形状等によって容易に設定可能であり、振動減衰をオイルシールと往復動軸との摺動に依存する場合に比較して、優れた振動減衰を得ることができる。
【0032】
請求項2の発明に係る往復動軸用密封装置によれば、バックアップリングによって、密封空間の圧力又は往復動軸との摺動負荷による支持部内周からの弾性リングのはみ出しを防止することができる。
【0033】
請求項3の発明に係る往復動軸用密封装置によれば、弾性リングの内周面に形成する溝又は梨地等の凹凸の大きさや形状によって、振動減衰特性や減圧特性を任意に設定することができる。
【0034】
請求項4の発明に係る往復動軸用密封装置によれば、弾性リングを支持する支持部が、往復動軸を軸方向移動可能に支持するロッドガイドに形成されたため、別部材として支持部を設ける必要がなく、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る往復動軸用密封装置の第一の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。
【図2】図1における弾性リング及びバックアップリングを分離してその軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図3】本発明に係る往復動軸用密封装置の第二の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。
【図4】本発明に係る往復動軸用密封装置の第三の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。
【図5】モノチューブ式ショックアブソーバの概略構造を示す断面図である。
【図6】従来の往復動軸用密封装置の第一の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。
【符号の説明】
1 オイルシール
11 補強環
12 主リップ
13 ダストリップ
2 ロッドガイド
2c 支持凹部(支持部)
3 弾性リング
3a 内周面
4 バックアップリング
5 金属環(支持部)
101 シリンダ(筒体)
102 ピストンロッド(往復動軸)
S1 油室(密封空間)
Claims (4)
- 筒体(101)とその内周に挿入された往復動軸(102)との間に、前記筒体(101)の内周の密封空間(S1)側を向いた主リップ(12)の内周端が前記往復動軸(102)の外周面と密接されたオイルシール(1)と、このオイルシール(1)の密封空間(S1)側に配置されたゴム状弾性材料からなる弾性リング(3)とを備え、この弾性リング(3)は、前記オイルシール(1)側の面及び外周面が前記筒体(101)の内周に設けた支持部(2c)に支持されると共に、内周面(3a)が前記往復動軸(102)の外周面と摺動可能であることを特徴とする往復動軸用密封装置。
- 弾性リング(3)のオイルシール(1)側の支持面にバックアップリング(4)が配置されたことを特徴とする請求項1に記載の往復動軸用密封装置。
- 弾性リング(3)の内周面(3a)に溝又は梨地等の多数の凹凸を形成したことを特徴とする請求項1に記載の往復動軸用密封装置。
- 支持部(2c)が、往復動軸(102)を軸方向移動可能に支持するロッドガイド(2)に形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の往復動軸用密封装置。
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